JP2010165109A - 医用画像診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像転送を効率良く行う。
【解決手段】転送キュー制御部1gは、スキャン・再構成制御部1bから転送要求された画像データを画像データベース1fから読み出し、その画像データに付随する情報のうちの読影予定日時を参照する。転送キュー制御部1gは、読影予定日時の早い順に、スキャン・再構成制御部1bから供給された転送要求をキューイングして転送キュー1hを作成する。転送キュー制御部1gは、転送キュー1hにキューイングされた転送要求に基づいて、画像データベース1fから対応する画像データを読み出し、画像転送部1iに供給する。
【選択図】図2

Description

本発明は、医用画像診断装置に関し、特に、画像の転送キューを制御する医用画像診断装置に関する。
近年、X線診断装置、CT(computed tomography:コンピュータ断層撮影)装置、および超音波診断装置などの医用画像診断装置の技術が進歩している。これら医用画像診断装置で生成される画像数は膨大であり、生成された全ての画像が画像保管装置で長期保管されるとは限らない。一方、読影ワークステーションには、生成された膨大な数の画像を提示する必要がある。
特許文献1には、緊急扱いか否かの情報と検査終了時刻から画像データの配送順序を決定し、読影を必要とする複数の患者のリストを読影すべき順番に並ぶように自動的に作成する技術が提案されている。この技術によって、膨大な数の画像が生成されても、読影を効率良く行うことが可能となる。
特開平7−175874号公報
一般に医用画像診断装置の画像転送には、FIFO(First In First Out)の転送キューが使用されており、画像生成順にキューイングされている。すなわち、生成された画像は、画像生成順に外部に転送されている。
従って、特許文献1の技術でも、生成された画像は、画像生成順に読影ワークステーションへ転送されており、画像転送の効率化は考慮されていなかった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、読影日時に基づいて画像の転送キューを制御することで、効率良く画像を転送することが可能となる医用画像診断装置を提供することである。
請求項1記載の本発明の特徴は、医用画像診断装置において、読影予定日時を含む検査予約情報に基づいてスキャンされ生成された画像を保存する保存手段と、画像に付随する情報を取得し、その情報に含まれる読影予定日時に基づいて、画像の転送キューを制御する転送キュー制御手段と、転送キュー制御手段による転送キューの制御の下、保存手段から画像を読み出して転送する転送手段とを備える。
本発明によれば、読影日時に基づいて画像の転送キューを制御することで、効率良く画像転送することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る医用画像転送システムの構成例を示す図である。 第1の実施の形態における医用画像診断装置の機能構成例を示すブロック図である。 検査予約情報の例を示す図である。 画像データベースに記憶される情報の例を示す図である。 転送キューに形成される情報の例を示す図である。 第1の実施の形態における転送制御処理を説明するフローチャートである。 第1の実施の形態における他の転送制御処理を説明するフローチャートである。 第2の実施の形態における医用画像診断装置の機能構成例を示すブロック図である。 第2の実施の形態において転送キューに形成される情報の例を示す図である。 第2の実施の形態における転送制御処理を説明するフローチャートである。 第3の実施の形態において転送キューに形成される情報の例を示す図である。 第3の実施の形態における転送制御処理を説明するフローチャートである。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る医用画像転送システムの構成例を示す図である。この医用画像転送システムにおいては、医用画像診断装置1、および読影ワークステーション2−1乃至2−3がネットワーク3を介して互いに接続されている。
医用画像診断装置1は、例えば、CT装置であり、プログラムとこのプログラム処理に必要となるデータを記憶する主記憶装置(例えばHDD(Hard Disc Drive))、プログラムやデータに基づいて演算処理を行なうCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、各種操作を入力するための入力部、CPUの処理結果を表示する表示部、ネットワーク3と接続する通信部などから構成されている。
医用画像診断装置1は、撮影された生データから画像を再構成して保存する。医用画像診断装置1は、操作者によって登録された検査予約情報に含まれる読影予定日時に基づいて、その日時の早い順に保存された画像を読み出し、ネットワーク3を介して読影ワークステーション2−1乃至2−3に転送する。
読影ワークステーション2−1乃至2−3は、例えば、診療科毎に設けられており、ネットワーク3を介して転送されてきた画像データを取得して記憶する。読影ワークステーション2−1乃至2−3は、読影医によって所定の画像表示が指示されると、画像表示が指示された画像を読み出してモニタ(不図示)に表示させる。
ネットワーク3は、公衆回線網、ローカルエリアネットワーク、またはインターネットなどのネットワーク、デジタル衛星放送といった、有線または無線のいずれのものでもよい。
なお、読影ワークステーション2−1乃至2−3の数は任意であり、図1に示されるように3つに限られるものではない。以下において、読影ワークステーション2−1乃至2−3を個々に区別する必要が無い場合、単に、読影ワークステーション2と称する。
図2は、医用画像診断装置1の機能構成例を示すブロック図である。図2に示す機能部のうちの少なくとも一部は、医用画像診断装置1のCPUにより画像転送アプリケーションが実行されることによって実現される。図2に示すように、医用画像診断装置1は、検査予約部1a、スキャン・再構成制御部1b、スキャン部1c、生データ保存部1d、再構成部1e、画像データベース1f、転送キュー制御部1g、転送キュー1h、および画像転送部1iとから構成される。
検査予約部1aは、操作者によって入力された検査予約情報を、スキャン・再構成制御部1bに供給する。検査予約情報には、例えば、図3に示すように、検査UID(Unique ID)、検査予定日時、検査手技、診療科、主治医、および読影予定日時などの項目が含まれる。この検査予約情報は、例えば、DICOM(Digital Imaging and COmmunications in Medicine)規格に従うものとされ、検査毎またはシリーズ毎に管理される。なお、図3に示す検査予約情報の例では、検査を一意に特定する識別情報である検査UID毎(すなわち検査毎)に管理される。
スキャン・再構成制御部1bは、検査予約部1aから供給された検査予約情報に含まれる検査手技の情報を読み出してスキャン部1cに供給し、スキャン動作を制御する。またスキャン・再構成制御部1bは、検査予約部1aから供給された検査予約情報を再構成部1eに供給し、画像の再構成処理を制御する。さらにスキャン・再構成制御部1bは、再構成された画像の転送要求を転送キュー制御部1gに供給する。
スキャン部1cは、スキャン・再構成制御部1bの制御の下、検査手技の情報に応じて被検体の撮影(スキャン)を行い、得られた生データを生データ保存部1dに保存する。
再構成部1eは、スキャン・再構成制御部1bの制御の下、生データ保存部1dに保存されている生データを読み出し、検査予約情報に基づいて画像を再構成する。再構成された画像は、その画像に付随する情報とともに画像データベース1fに記憶される。
図4は、画像データベース1fに記憶される情報の例を示す図である。図4に示すように、画像データベース1fには、検査予約情報に含まれる検査UID、検査予定日時、検査手技、診療科、主治医、および読影予定日時の他、シリーズ情報や画像に関する情報が、画像データに付随する情報として、画像データとともに記憶される。この画像データベース1fは、画像を保存する保存手段としての役割を果たす。
転送キュー制御部1gは、スキャン・再構成制御部1bから転送要求された画像データを画像データベース1fから読み出し、その画像データに付随する情報のうちの読影予定日時を参照する。転送キュー制御部1gは、読影予定日時の早い順に、スキャン・再構成制御部1bから供給された転送要求をキューイングして転送キュー1hを作成する。この転送キュー制御部1gは、読影予定日時に基づいて、画像の転送キューを制御する転送キュー制御手段としての役割を果たす。
図5は、転送キュー1hに形成される情報の例を示す図である。図5に示すように、転送キュー1hには、検査UID、シリーズUID、転送先、および読影予定日時の項目が形成される。
図5の例の場合、転送キュー1hの先頭領域には、「検査UIDa、シリーズUIDa、転送先a、2008/12/25 12:00」の転送要求がキューイング(保管)され、転送キュー1hの第2番目の領域には、「検査UIDb、シリーズUIDb、転送先b、2008/12/25 12:30」の転送要求がキューイングされ、転送キュー1hの第3番目の領域には、「検査UIDc、シリーズUIDc、転送先c、2008/12/25 13:00」の転送要求がキューイングされている。
転送キュー制御部1gは、転送キュー1hにキューイングされた転送要求に基づいて、画像データベース1fから対応する画像データを読み出し、転送要求とともに画像転送部1iに供給する。
画像転送部1iは、転送キュー制御部1gから供給された画像データを、ネットワーク3を介して、転送要求に含まれる転送先に指定された読影ワークステーション2に転送する転送手段としての役割を果たす。
次に、図6のフローチャートを参照して、第1の実施の形態における転送キュー制御部1gが実行する転送制御処理について説明する。
ステップS1において、転送キュー制御部1gは、スキャン・再構成制御部1bにより転送要求された画像データを画像データベース1fから読み出し、その画像データに付随する情報のうちの読影予定日時を取得する。
ステップS2において、転送キュー制御部1gは、転送キュー1hの先頭の転送ジョブ(転送要求)の存在をチェックする。例えば、図5に示した転送キュー1hでは、先頭の領域に「検査UIDa」に対応する転送ジョブが存在することが確認される。
ステップS3において、転送キュー制御部1gは、ステップS2の処理の結果、転送キュー1hに転送ジョブがあるか否かを判定し、転送キュー1hに転送ジョブがあると判定した場合、ステップS4に進む。
ステップS4において、転送キュー制御部1gは、ステップS3の処理で存在があると判定された転送ジョブから読影予定日時を取得する。例えば、図5に示した転送キュー1hの先頭の転送ジョブからは、「2008/12/25 12:00」が取得される。
ステップS5において、転送キュー制御部1gは、転送要求された画像データの読影予定日時(ステップS1の処理で得た読影予定日時)が、転送ジョブの読影予定日時(ステップS4の処理で得た読影予定日時)より早いか否かを判定し、転送要求された画像の読影予定日時が転送ジョブの読影予定日時より早いと判定した場合、ステップS6に進む。
ステップS6において、転送キュー制御部1gは、転送キュー1hで、いま注目している転送ジョブ(すなわち、図5の例の場合、「検査UIDa」に対応する転送ジョブ)の前に、スキャン・再構成制御部1bから供給された転送要求を挿入する。
ステップS5において、転送要求された画像の読影予定日時が転送ジョブの読影予定日時より遅いと判定された場合、ステップS7に進み、転送キュー制御部1gは、転送キュー1hにある次の転送ジョブの存在をチェックする。例えば、図5に示した転送キュー1hでは、第2番目の領域がチェックされ、「検査UIDb」に対応する転送ジョブが存在することが確認される。
そして転送キュー制御部1gは、ステップS7の処理の後、ステップS3に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。この処理を繰り返し実行することで、読影予定日時の早い順に転送要求が転送キュー1hにキューイングされる。
ステップS3において、転送キュー1hに転送ジョブがないと判定された場合、ステップS8に進み、転送キュー制御部1gは、転送キュー1hの最後に、スキャン・再構成制御部1bから供給された転送要求を挿入する。この場合は、転送キュー1hにキューイングされているどの転送ジョブの読影予定日時よりも、転送要求された画像データの読影予定日時が遅いため、転送キュー1hの最後にキューイングされることになる。
以上のように、転送キュー1hにキューイングされている転送ジョブの読影予定日時と、転送要求された画像データの読影予定日時を比較し、読影予定日時の早い順に転送要求が転送キュー1hにキューイングされるように優先度を変更することで、読影ワークステーション2に対して効率良く画像転送を行うことが可能となる。これにより、読影ワークステーション2では、効率的に読影を行うことが可能となる。
なお、再構成される画像は、必ずしも検査順に画像データベース1fに保存される訳ではない。例えば、スキャン部1cが、スキャンのスライス厚を厚くして(スライス間隔を広くして)撮影を行い、得られた全体枚数の少ない生データを生データ保存部1dに保存し、その後、スライス厚を薄くして(スライス間隔を狭くして)撮影を行い、得られた全体枚数の多い生データを生データ保存部1dに保存する。再構成部1eは、まず、生データ保存部1dに保存されている全体枚数の少ない生データを読み出して簡易画像を再構成し、その後、全体枚数の多い生データを読み出して詳細画像を再構成する。これにより、読影ワークステーション2では、簡易画像と詳細画像の双方を使用して読影が行われる。
このように、読影ワークステーション2で簡易画像と詳細画像の双方が使用される場合における、転送キュー制御部1gが実行する転送制御処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。ただし、詳細画像の転送制御処理は、図6のフローチャートを用いて上述したようにして行われるものとし、ここでの処理は、スキャン・再構成制御部1bから簡易画像の転送要求が供給された場合に行われるものである。
ステップS11において、転送キュー制御部1gは、スキャン・再構成制御部1bにより転送要求された画像データを画像データベース1fから読み出し、その画像データに付随する情報のうちの検査UIDを取得する。
ステップS12において、転送キュー制御部1gは、転送キュー1hの先頭の転送ジョブの存在をチェックする。例えば、図5に示した転送キュー1hでは、先頭の領域に「検査UIDa」に対応する転送ジョブが存在することが確認される。
ステップS13において、転送キュー制御部1gは、ステップS12の処理の結果、転送キュー1hに転送ジョブがあるか否かを判定し、転送キュー1hに転送ジョブがあると判定した場合、ステップS14に進む。
ステップS14において、転送キュー制御部1gは、ステップS13の処理で存在があると判定された転送ジョブから検査UIDを取得する。例えば、図5に示した転送キュー1hの先頭の転送ジョブからは、「検査UIDa」が取得される。
ステップS15において、転送キュー制御部1gは、転送要求された画像データの検査UID(ステップS11の処理で得た検査UID)が、転送ジョブの検査UID(ステップS14の処理で得た検査UID)と同じであるか否かを判定し、転送要求された画像の検査UIDが転送ジョブの検査UIDと同じであると判定した場合、ステップS16に進む。
ステップS16において、転送キュー制御部1gは、転送キュー1hで、いま注目している転送ジョブ(すなわち、図5の例の場合、「検査UIDa」に対応する転送ジョブ)の後に、スキャン・再構成制御部1bから供給された転送要求を挿入する。
ステップS15において、転送要求された画像の検査UIDが転送ジョブの検査UIDと違うと判定された場合、ステップS17に進み、転送キュー制御部1gは、転送キュー1hにある次の転送ジョブの存在をチェックする。例えば、図5に示した転送キュー1hでは、第2番目の領域がチェックされ、「検査UIDb」に対応する転送ジョブが存在することが確認される。
そして転送キュー制御部1gは、ステップS17の処理の後、ステップS13に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。この処理を繰り返し実行することで、詳細画像に続いて簡易画像の転送要求が転送キュー1hにキューイングされる。
ステップS13において、転送キュー1hに転送ジョブがないと判定された場合、ステップS18に進み、転送キュー制御部1gは、転送キュー1hの最後に、スキャン・再構成制御部1bから供給された転送要求を挿入する。この場合は、転送キュー1hにキューイングされている転送ジョブには、転送要求された簡易画像と同じ検査UIDを持つ詳細画像がないため、転送キュー1hの最後にキューイングされることになる。
以上のように、転送キュー1hにキューイングされている転送ジョブの検査UIDと、転送要求された簡易画像データの検査UIDを比較し、同じ検査UIDの場合には、詳細画像データに続いて簡易画像データの転送要求が転送キュー1hにキューイングされるように優先度を変更することで、読影ワークステーション2に対して関連のある画像群を効率良く転送することが可能となる。これにより、読影ワークステーション2では、スムーズに関連のある画像群を選択することができ、読影開始までの時間を短縮することが可能となる。
なお、スライス厚を薄くした詳細画像とスライス厚を厚くした簡易画像を関連付けて転送制御するだけでなく、例えば、CT画像とPET(Positron Emission Tomography)画像を関連付けて転送制御することも可能である。
(第2の実施の形態)
次に、本発明における第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態において、上述の第1の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付してあり、同一の構成要素の説明は重複するので省略する。
第2の実施の形態では、画像転送前に一時読影が行われ、一時読影の結果に応じて緊急度が決定され、その緊急度に応じて転送制御を行う点に特徴を有する。
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る医用画像診断装置1の機能構成例を示す図である。第1の実施の形態における医用画像診断装置1と異なるのは、新たに一時読影制御部1jが設けられていることである。
一時読影制御部1jは、読影医によって、画像データベース1fに保存されている画像データが一時読影され、その読影医により入力された一時読影結果に基づいて画像データの緊急度(画像転送の緊急性)を決定するか、あるいは、コンピュータ診断支援(CAD:Computer-Aided Diagnosis)による病変部位の自動検出結果や定量的な解析結果に基づいて画像データの緊急度を決定する一時読影制御手段としての機能を果たす。緊急度は、例えば、1乃至5といった数段階で定義され、数値が大きいほど緊急度が高いものとされる。一時読影制御部1jは、一時読影された画像の転送要求を決定した緊急度とともに、転送キュー制御部1gに供給する。
転送キュー制御部1gは、一時読影制御部1jから転送要求された画像データの緊急度を参照する。転送キュー制御部1gは、緊急度の高い順に、一時読影制御部1jから供給された転送要求をキューイングして転送キュー1hを作成する。
図9は、第2の実施の形態において転送キュー1hに形成される情報の例を示す図である。図9に示すように、転送キュー1hには、検査UID、シリーズUID、転送先、読影予定日時、および緊急度の項目が形成される。
図9の例の場合、転送キュー1hの先頭領域には、「検査UIDa、シリーズUIDa、転送先a、2008/12/25 12:00、緊急度5」の転送要求がキューイングされ、転送キュー1hの第2番目の領域には、「検査UIDb、シリーズUIDb、転送先b、2008/12/25 12:30、緊急度4」の転送要求がキューイングされ、転送キュー1hの第3番目の領域には、「検査UIDc、シリーズUIDc、転送先c、2008/12/25 13:00、緊急度3」の転送要求がキューイングされている。
次に、図10のフローチャートを参照して、第2の実施の形態における転送キュー制御部1gが実行する転送制御処理について説明する。
ステップS21において、転送キュー制御部1gは、一時読影制御部1jから供給された転送要求から画像データの緊急度を取得する。ステップS22において、転送キュー制御部1gは、転送キュー1hの先頭の転送ジョブの存在をチェックする。例えば、図9に示した転送キュー1hでは、先頭の領域に「検査UIDa」に対応する転送ジョブが存在することが確認される。
ステップS23において、転送キュー制御部1gは、ステップS22の処理の結果、転送キュー1hに転送ジョブがあるか否かを判定し、転送キュー1hに転送ジョブがあると判定した場合、ステップS24に進む。
ステップS24において、転送キュー制御部1gは、ステップS23の処理で存在があると判定された転送ジョブから緊急度を取得する。例えば、図9に示した転送キュー1hの先頭の転送ジョブからは、「緊急度5」が取得される。
ステップS25において、転送キュー制御部1gは、転送要求された画像データの緊急度(ステップS21の処理で得た緊急度)が、転送ジョブの緊急度(ステップS24の処理で得た緊急度)より高いか否かを判定し、転送要求された画像の緊急度が転送ジョブの緊急度より高いと判定した場合、ステップS26に進む。
ステップS26において、転送キュー制御部1gは、転送キュー1hで、いま注目している転送ジョブ(すなわち、図9の例の場合、「検査UIDa」に対応する転送ジョブ)の前に、一時読影制御部1jから供給された転送要求を挿入する。
ステップS25において、転送要求された画像の緊急度が転送ジョブの緊急度より低いと判定された場合、ステップS27に進み、転送キュー制御部1gは、転送キュー1hにある次の転送ジョブの存在をチェックする。例えば、図9に示した転送キュー1hでは、第2番目の領域がチェックされ、「検査UIDb」に対応する転送ジョブが存在することが確認される。
そして転送キュー制御部1gは、ステップS27の処理の後、ステップS23に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。この処理を繰り返し実行することで、緊急度の高い順に転送要求が転送キュー1hにキューイングされる。
ステップS23において、転送キュー1hに転送ジョブがないと判定された場合、ステップS28に進み、転送キュー制御部1gは、転送キュー1hの最後に、一時読影制御部1jから供給された転送要求を挿入する。この場合は、転送キュー1hにキューイングされているどの転送ジョブの緊急度よりも、転送要求された画像データの緊急度が低いため、転送キュー1hの最後にキューイングされることになる。
以上のように、転送キュー1hにキューイングされている転送ジョブの緊急度と、一時読影後に転送要求された画像データの緊急度を比較し、緊急度の高い順に転送要求が転送キュー1hにキューイングされるように優先度を変更することで、読影ワークステーション2に対して緊急度の高い画像をより早く転送することが可能となる。これにより、読影ワークステーション2では、緊急度の高い画像をより早く読影することができ、緊急性の高い患者に対する治療開始までの時間を短縮することが可能となる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明における第3の実施の形態について説明する。なお、第3の実施の形態において、上述の第1および第2の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付してあり、同一の構成要素の説明は重複するので省略する。
第3の実施の形態では、読影ワークステーション2に画像が転送されていないと判断された場合に、その画像の転送制御を優先的に行う点に特徴を有する。
図11は、本発明の第3の実施の形態に係る医用画像診断装置1の機能構成例を示す図である。第1の実施の形態における医用画像診断装置1と異なるのは、新たに画像取得要求受信部1kが設けられていることである。また、読影ワークステーション2は、検査予約情報(図3)に基づいて作成された検査予約リスト(検査の進捗状況を管理するための表)を管理しており、医用画像診断装置1から転送される画像データに関する情報(検査予定日時や読影日時など)を把握している。従って、読影ワークステーション2では、検査予約リストに基づいて、医用画像診断装置1から画像転送される予定日時を管理するが、その予定日時に画像が転送されてこない場合には、ネットワーク3を介して医用画像診断装置1に対して画像取得要求を送信する。
画像取得要求受信部1kは、読影ワークステーション2からネットワーク3を介して送信されてきた画像取得要求を受信する画像取得要求受信手段としての機能を果たす。画像取得要求受信部1kは、受信した画像取得要求を転送キュー制御部1gに供給する。画像取得要求には、画像取得要求の送信元である読影ワークステーション2の識別情報が含まれる。
転送キュー制御部1gは、画像取得要求受信部1kから供給された画像取得要求に含まれる画像取得要求の送信元である読影ワークステーション2の識別情報を取得する。転送キュー制御部1gは、取得した識別情報と一致する転送ジョブが転送キュー1hにあるか否かをチェックし、画像取得要求の送信元である読影ワークステーション2の識別情報と一致する転送ジョブが転送キュー1hにあると判断した場合、その転送ジョブが早く実行されるように優先度を変更する。
次に、図12のフローチャートを参照して、第3の実施の形態における転送キュー制御部1gが実行する転送制御処理について説明する。
ステップS31において、転送キュー制御部1gは、画像取得要求受信部1kから供給された画像取得要求に含まれる画像取得要求の送信元である読影ワークステーション2の識別情報を取得する。
ステップS32において、転送キュー制御部1gは、転送キュー1hの先頭の転送ジョブの存在をチェックする。例えば、図5に示した転送キュー1hでは、先頭の領域に「検査UIDa」に対応する転送ジョブが存在することが確認される。
ステップS33において、転送キュー制御部1gは、ステップS32の処理の結果、転送キュー1hに転送ジョブがあるか否かを判定し、転送キュー1hに転送ジョブがあると判定した場合、ステップS34に進む。
ステップS34において、転送キュー制御部1gは、ステップS33の処理で存在があると判定された転送ジョブから転送先の識別情報を取得する。例えば、図5に示した転送キュー1hの先頭の転送ジョブからは、「転送先a」が取得される。
ステップS35において、転送キュー制御部1gは、画像取得要求の送信元である読影ワークステーション2の識別情報(ステップS31の処理で得た識別情報)が、転送ジョブの転送先の識別情報(ステップS34の処理で得た転送先の識別情報)と同じであるか否かを判定し、画像取得要求の送信元である読影ワークステーション2の識別情報が転送ジョブの転送先の識別情報と同じであると判定した場合、ステップS36に進む。
ステップS36において、転送キュー制御部1gは、転送キュー1hで、いま注目している転送ジョブを転送キュー1hの先頭に移動する。例えば、画像取得要求の送信元である読影ワークステーション2の識別情報が「転送先c」であった場合、図5に示した転送キュー1hにおいて、「検査UIDc」に対応する転送ジョブが先頭に移動される。
ステップS35において、画像取得要求の送信元である読影ワークステーション2の識別情報が、転送ジョブの転送先の識別情報と異なると判定された場合、ステップS37に進み、転送キュー制御部1gは、転送キュー1hにある次の転送ジョブの存在をチェックする。例えば、図5に示した転送キュー1hでは、第2番目の領域がチェックされ、「検査UIDb」に対応する転送ジョブが存在することが確認される。
そして転送キュー制御部1gは、ステップS37の処理の後、ステップS33に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。この処理を繰り返し実行することで、画像取得要求のあった転送要求が優先して転送キュー1hにキューイングされる。
ステップS33において、転送キュー1hに転送ジョブがないと判定された場合、この転送キュー制御処理は終了される。この場合は、転送キュー1hにキューイングされている転送ジョブには、画像取得要求された送信元の識別情報と同じ転送先の識別情報を持つ画像データがないため(まだ画像データが画像データベース1fに保存されていないため)、転送要求の入れ替えは行われない。
以上のように、転送キュー1hにキューイングされている転送ジョブの転送先の識別情報と、画像取得要求された送信元の識別情報を比較し、同じ識別情報の場合には、画像取得要求の送信元の画像データの転送要求が優先して転送キュー1hにキューイングされるように変更することで、読影ワークステーション2に対して転送要求された画像をいち早く転送することが可能となる。これにより、読影ワークステーション2では、所望の画像を取得して効率的に読影を行うことが可能となる。
以上の第1乃至第3の実施の形態においては、スキャン部1cによってスキャンされ、再構成部1eによって再構成された画像データが画像データベース1fに保存されるものとして説明したが、画像データベース1fは、必ずしも医用画像診断装置1の内部にある必要はなく、画像保存のみを行う専用サーバであってもよい。
この発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化したり、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせたりすることにより種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせても良い。
1 医用画像診断装置
1f 画像データベース
1g 転送キュー制御部
1h 転送キュー
1i 画像転送部
1j 一時読影制御部
1k 画像取得要求受信部
2−1乃至2−3 読影ワークステーション

Claims (4)

  1. 読影予定日時を含む検査予約情報に基づいてスキャンされ生成された画像を保存する保存手段と、
    前記画像に付随する情報を取得し、その情報に含まれる前記読影予定日時に基づいて、前記画像の転送キューを制御する転送キュー制御手段と、
    前記転送キュー制御手段による転送キューの制御の下、前記保存手段から前記画像を読み出して転送する転送手段と
    を備えることを特徴とする医用画像診断装置。
  2. 前記転送キュー制御手段は、検査を一意に特定する識別情報に基づいて、関連する画像群の転送キューの優先度を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の医用画像診断装置。
  3. 前記画像の転送の緊急度を決定する一時読影制御手段をさらに備え、
    前記転送キュー制御手段は、前記一時読影制御手段により決定された前記緊急度に基づいて、前記画像の転送キューの優先度を変更する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の医用画像診断装置。
  4. 前記画像の転送先からの画像取得要求を受信する画像取得要求受信手段をさらに備え、
    前記転送キュー制御手段は、前記画像取得要求受信手段により受信された前記画像取得要求に基づいて、前記画像の転送キューの優先度を変更する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の医用画像診断装置。
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