JP5562397B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロ波を放射する高周波発振部を備えた高周波加熱装置に関する。
従来技術として、「筐体外郭を構成するボディと、ボディ内部に配置された加熱室と、加熱室を構成する壁面に複数設けたアンテナから放射する給電部と、前記加熱室を構成する少なくとも2つの壁面に給電部を複数設け、複数設けた給電部を除く構成部品をマイクロ波モジュールという部品群と定義して、ボディと加熱室の空隙の小空間にマイクロ波モジュールを収納する」という加熱処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−272268号公報
例えば電子レンジやオーブンレンジなどの加熱調理器では、上記特許文献1に示されるような固体発振素子を用いたマイクロ波発振モジュールやマグネトロンを用いてマイクロ波を発生させ、金属製の加熱室内に設置された被加熱物である食品を誘電加熱する。このような加熱調理器は、食品や容器を直接火にかけることなく加熱できるため、安全で利便性が高い。
しかしながら、マイクロ波による誘電加熱の特性として、導電率が高い金属材料などについてはマイクロ波が反射されてしまうため加熱ができないという点がある。このため、例えば被加熱物を金属製の鍋に入れて、上記特許文献1に記載のような電子レンジ(加熱処理装置)で加熱することは、本質的に難しい。
したがって、例えば被加熱物を鍋で煮込みたいというときに電子レンジを使用する場合には、耐熱性のある陶器やシリコン樹脂製の容器等に被加熱物を入れ、この容器ごと加熱調理器の加熱室に入れてマイクロ波加熱しなければならない。
また、加熱調理器でのマイクロ波加熱の後に被加熱物をゆっくり煮込みたいという場合には、ガス火や誘導加熱調理器で加熱するために被加熱物を金属鍋に入れ替える作業が必要になり、入れ替え作業の手間が増えるとともに洗い物も増えるという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、金属製の容器に収容された被加熱物を、マイクロ波を用いて加熱する高周波加熱装置を提供するものである。
本発明に係る高周波加熱装置は、上面を開口した金属容器と、前記金属容器の前記開口を閉塞する蓋体と、前記蓋体に設けられ、固体発振素子を有し前記金属容器内にマイクロ波を放射する高周波発振部と、前記金属容器の底面と側面のいずれか又は両方を加熱する第二加熱手段と、前記固体発振素子及び前記第二加熱手段の加熱出力を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記第二加熱手段での加熱を停止させるとともに、前記第二加熱手段の加熱出力の下限値よりも低い加熱出力が得られるように前記固体発振素子を駆動制御する制御モードを有するものである。
本発明に係る高周波加熱装置は、金属製の容器の内部に直接マイクロ波を放射するので金属容器内の被加熱物を誘電加熱することができる。また、金属容器ごと被加熱物を運ぶことができるので、例えば被加熱物が液状物(カレー、シチュー)や米飯であっても、加熱調理の前後に高周波加熱装置から被加熱物を容易に運び出すことができる。
また、本発明に係る高周波加熱装置の金属容器は、例えばガス火加熱や誘導加熱など高周波発振部以外の加熱手段によって加熱することができるので、例えば使用者が被加熱物を攪拌しながら煮込むような加熱調理を、マイクロ波による加熱と前後して同じ金属容器を用いて行うことができる。また、金属容器は水洗い可能であるので、ユーザーは金属容器のメンテナンスが容易であり、利便性が高い。
また、本発明に係る高周波加熱装置の高周波発振部は、マイクロ波の発生手段として固体発振素子を備えたので、マグネトロンをマイクロ波発生手段として用いた高周波加熱装置よりも軽量化及び小型化することができる。また、固体発振素子は、マグネトロンが苦手とする低出力加熱も行うことができるので、本発明に係る高周波加熱装置は例えば弱火で長時間煮込む煮込み料理等にも用いることができる。
本発明の実施の形態1に係る高周波加熱装置の要部断面図である。 本発明の実施の形態1に係る高周波加熱装置の制御ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る高周波加熱装置の被加熱物を収納した状態を示す要部断面図である。 本発明の実施の形態2に係る高周波加熱装置の要部断面図である。 本発明の実施の形態3に係る高周波加熱装置の要部断面図である。
以下、本発明に係る高周波加熱装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、各図において、同一の構成には同一の符号を示す。また、以下に示す図面の形態によって本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る高周波加熱装置の要部断面図である。
実施の形態1に係る高周波加熱装置100は、上面を開口した本体1と、本体1の上面開口を覆う蓋体2と、本体1内に着脱自在に収容される金属容器3とを備える。
本体1は、内部に収容空間を有し略円柱状の形状を有している。本体1の上面は開口し、本体1の底面は底板によって閉塞されている。蓋体2は、蓋ヒンジ15を支軸として本体1の上部に取り付けられ、本体1の上面開口を開閉自在に覆う。
蓋ヒンジ15の近傍には、蓋体2の開閉状態を検知する蓋開閉検知装置16が設けられている。蓋開閉検知装置16の簡易な構成例としては、例えば、蓋体2が開状態にあるときと閉状態にあるときとで異なる信号を出力するマイクロスイッチが挙げられる。そのほか、蓋開閉検知装置16として近接センサーを用いることもできる。例示したもののほか、蓋体2の開閉状態を検知できるものであれば任意の具体的構成を採用することができる。
本体1には、制御基板や電源基板などを内蔵する基板ボックス17が設けられている。基板ボックス17は、万が一内部でトラッキングなどが発生しても外部に延焼しないように金属で構成されている。図1では、本体1の側面に基板ボックス17が取り付けられた例を示しているが、基板ボックス17の設置場所は図示のものに限定されない。
本体1内の底部には、金属容器3及び金属容器3内に収容される被加熱物の重量を計測する重量検知手段11が設けられている。重量検知手段11は、計測した重量に応じた信号を出力する。本実施の形態1の重量検知手段11は、バネ等の弾性部材によって上方に付勢され、金属容器3が本体1内に収容されたときに金属容器3の底面に接触する重量センサーで構成されている。
蓋体2には、蓋体2内を貫通する蒸気排出路12が形成されている。蒸気排出路12の入口は蓋体2の内面2aに形成され、蒸気排出路12の出口は蓋体2の外面2bに形成されており、金属容器3内から発生した蒸気は、蒸気排出路12を通って高周波加熱装置100の外部へと排出される。蒸気排出路12の出口となる開口部には、蒸気逃がし弁14が取り付けられている。蒸気逃がし弁14は、蒸気排出路12を経由して外部に排出される蒸気の量を増減させる弁である。蒸気逃がし弁14は、ユーザーによる手動操作を受けて動作するものであるか、後述する制御装置20によって自動制御されて動作するものであるかを問わない。蒸気逃がし弁14は高周波加熱装置100内の蒸気や圧力の調整弁の役割を果たし、高周波加熱装置100を用いて例えば蒸し調理や圧力調理を行うことができるのでユーザーの利便性を高めることができる。
蓋体2の上面には、操作表示パネル4が設けられている。操作表示パネル4は、加熱条件等の設定操作を受け付け、設定操作に応じた信号を出力する操作入力部4aと、高周波加熱装置100の動作状態や操作入力部4aの設定内容を表示する報知部4bとを備える。操作入力部4aは、例えば、ボタン、スイッチ、タッチパネル等の任意の入力装置で構成される。報知部4bは、例えば、液晶画面、発光ダイオード、ランプ等の任意の表示装置で構成される。なお、高周波加熱装置100の動作状態や操作入力部4aの設定内容を視覚的にユーザーに報知する報知部4bに代えて、あるいはこれに加えて、音声報知を行うスピーカーやブザーを設けてもよい。
本実施の形態1の高周波加熱装置100は、被加熱物を加熱するための加熱手段として、高周波発振モジュール5と加熱コイル9という2種類の加熱手段を備えている。
被加熱物を加熱する第一加熱手段である高周波発振モジュール5は、電子レンジやオーブンレンジなどで使用される周波数約2.45GHzのマイクロ波を金属容器3内に放射するものであり、本発明の高周波発振部に相当する。高周波発振モジュール5から発振されるマイクロ波は、金属容器3内に収容された被加熱物を誘電加熱する。高周波発振モジュール5は、マイクロ波を発振する固体発振素子と、固体発振素子が発振したマイクロ波を増幅させる増幅器とを、基板上等に一体化したモジュールである。増幅器は、例えば、Si(シリコン)やGaN(窒化ガリウム)をトランジスタに用いたものを採用することができる。
高周波発振モジュール5には、マイクロ波を外部へ放射する放射部5aが設けられている。固体発振素子から出力され、増幅器によって増幅されたマイクロ波は、放射部5aを経由して金属容器3内に放射される。なお、高周波発振モジュール5内に、方向性結合器や位相変換器等を搭載してもよい。高周波発振モジュール5及び放射部5aは、蓋体2の内部に設けられている。
蓋体2の内面2aの放射部5aに対向する位置に設けられた開口部には、高周波透過部材6が設けられている。高周波透過部材6は、放射部5aから放射されるマイクロ波が透過することができる材料で構成されており、例えば、厚さ4mm程度のセラミック板にて構成することができる。温度条件やコストを勘案し、高周波透過部材6の厚みを増減させてもよいし、また、マイクロ波が透過することのできる樹脂にて高周波透過部材6を構成してもよい。
加熱コイル9は、金属容器3を加熱する第二加熱手段である。加熱コイル9は、リッツ線がコイルベース10の外側に環状に巻かれて構成されたものであり、コイルベース10の外側に固定されている。本実施の形態1の加熱コイル9は、金属容器3の底面及び底面から側面にかけての角部分に対向した位置に設けられている。コイルベース10は、金属容器3の外形に概ね沿う形状を有しており、コイルベース10の内側に金属容器3が収容される。加熱コイル9に高周波電力が供給されると、コイルベース10内に収容された金属容器3が誘導加熱され、この金属容器3を介して金属容器3内の被加熱物が加熱される。なお、本実施の形態1では、加熱コイル9は金属容器3の主に底面に対向する位置に設けられているが、金属容器3の側面に対向する位置に加熱コイル9を設けて金属容器3の側面を加熱するようにしてもよい。また、本実施の形態1では、第二加熱手段として加熱コイル9を設ける例を示すが、加熱コイル9に代えて、あるいは加熱コイル9に加えて、例えばシーズヒーター等の電気ヒーターを設けてもよい。
金属容器3は、食材等の被加熱物を内部に収容する容器である。金属容器3は、高周波発振モジュール5と加熱コイル9のいずれの加熱手段を用いた場合でも、内部に収容される被加熱物を加熱することができるように構成されている。より具体的には、金属容器3は、加熱コイル9から発生する高周波磁界により渦電流が誘起され、その電気抵抗によりジュール熱が生じて発熱しうる導電性の金属で構成される。本実施の形態1の金属容器3は、上面を開口し、底面が底板によって閉塞された略円筒形状を有している。
金属容器3の上面開口の縁には、フランジ3aが設けられている。蓋体2の内面2a(下面)側には、導電性を有する弾性材料で構成され、蓋体2が閉じられた状態においてフランジ3aに密着する導電性パッキン8が設けられている。導電性パッキン8は、蓋体2とフランジ3aとの間を水密状態に保つ機能を有するとともに、導電性材料で構成されているため蓋体2とフランジ3aの間からのマイクロ波の漏洩を抑制する機能を有する。
蓋体2が閉じられた状態において金属容器3内は、金属容器3の内壁面、アルミなどの金属で構成された蓋体2の内面2a、及び導電性パッキン8により、電気的に略密閉された状態となる。このため、高周波発振モジュール5から発振されたマイクロ波は、高周波加熱装置100の外部に対して漏洩はないかあっても非常に軽微なレベルまで軽減されており、安全性が高い。また、本実施の形態1の金属容器3の内部は略円筒形であり、この金属容器3の壁面で反射されるマイクロ波は、金属容器3に収容される被加熱物の中心を温めやすい定在波がたちやすく、被加熱物の中心まで加熱する効果を得ることができる。
また蒸気排出路12の入口である蓋体2の内面2aに設けられた開口部には、導電性メッシュ13が取り付けられている。導電性メッシュ13は、通気性を有し、かつマイクロ波を反射及び減衰させる機能を発揮する。導電性メッシュ13の網目は小さければ小さいほど、マイクロ波の漏洩抑制に対して効果を発揮する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る高周波加熱装置の制御ブロック図である。
外部電源から電源装置21に供給された電力は、メイン基板19を介して制御装置20に供給される。制御装置20は、操作表示パネル4、高周波発振モジュール5、及び加熱コイル9に電力を供給する。
制御装置20は、自身に内蔵されている図示しないタイマーカウンター、操作表示パネル4に設けられた操作入力部4aから得られる信号、重量検知手段11から得られる信号、及び温度検知手段18から得られる信号に基づいて、高周波発振モジュール5に供給する電力、加熱コイル9に供給する電力、及び操作表示パネル4の報知部4bの報知動作を制御する。
本実施の形態1では、加熱コイル9は、200W〜1400Wの加熱出力(消費電力)の範囲内で駆動制御される。また、高周波発振モジュール5は、200W未満の加熱出力(消費電力)の範囲内で駆動制御される。なお、本実施の形態1では、高周波発振モジュール5の加熱出力が加熱コイル9の加熱出力の下限値よりも小さい例を示すが、高周波発振モジュール5の加熱出力の範囲の少なくとも一部が加熱コイル9の加熱出力の下限値よりも小さければよく、両者の加熱出力の範囲の一部が重複していてもよい。
温度検知手段18は、金属容器3の温度及び金属容器3内の被加熱物の温度のいずれか又は両方を検知する。例えば、蒸気排出路12内に温度検知手段18としてのサーミスタを設け、このサーミスタによって金属容器3内の被加熱物の温度(金属容器3の内部温度)を検知することができる。また、図1に示した重量検知手段11に、金属容器3の底面に接触するサーミスタを設け、このサーミスタによって金属容器3の温度を検知してもよい。サーミスタのほか、金属容器3又は金属容器3内の被加熱物から放射される赤外線に基づいて金属容器3又は被加熱物の温度を検知する非接触式の温度センサーを、温度検知手段18として設けてもよい。
また、図2の例では、蓋開閉検知装置16は、制御装置20と高周波発振モジュール5及び加熱コイル9との間に介在するスイッチを備える。蓋開閉検知装置16が蓋体2の開状態を検知しているときには蓋開閉検知装置16のスイッチはOFF(開放)となっており、加熱手段である高周波発振モジュール5及び加熱コイル9への電源供給が停止される。特に高周波発振モジュール5から放射されるマイクロ波は、出力が強い場合には人体への影響が懸念されるため、蓋体2が開放された状態ではマイクロ波を放射しないようにすることで安全性を高めることができる。なお、蓋開閉検知装置16が蓋体2の開放状態を検知しているときに高周波発振モジュール5への電源供給を停止するための具体的な回路構成は、図2に例示したものに限定されず、同等の機能を発揮できる任意の構成を作用できる。例えば、蓋開閉検知装置16が蓋体2の開放状態を検知したときの信号が制御装置20に送られ、制御装置20がその信号に基づいて高周波発振モジュール5及び加熱コイル9への電源供給を停止させてもよい。
以上のように構成された高周波加熱装置100について、動作及び作用を説明する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る高周波加熱装置の被加熱物を収納した状態を示す要部断面図である。図3では、金属容器3内の被加熱物を符号30で示すとともに、高周波発振モジュール5から発振されるマイクロ波を符号40にて概念的に示している。また、図3では、被加熱物30への熱伝達の様子を矢印で概念的に示している。
操作表示パネル4の操作入力部4aに対してユーザーから加熱条件及び加熱開始指示が入力されると、制御装置20は、入力された加熱条件で高周波発振モジュール5及び加熱コイル9の加熱出力を制御する。操作入力部4aには、例えば「強火」、「中火」、「弱火(とろ火)」等の火力を設定する入力部、例えば「カレー」、「シチュー」、「炊飯」等の自動調理メニューを設定する入力部、加熱時間を設定する入力部等が設けられており、ユーザーが操作入力部4aに任意の操作入力を行うと、入力した内容が報知部4bに表示される。制御装置20は、操作入力部4aにて火力が設定された場合には、設定火力で加熱するように高周波発振モジュール5及び加熱コイル9を駆動制御する。また、制御装置20は、操作入力部4aにて自動調理メニューが設定された場合には、調理メニュー毎に予め記憶された加熱シーケンスプログラムにしたがって、高周波発振モジュール5及び加熱コイル9を駆動制御する。
例えば、被加熱物30を強火で煮込む場合、又は被加熱物30を素早く沸騰させる場合には、制御装置20は、加熱コイル9に投入可能な最大電力(例えば1400W)を投入する。このようにすると、加熱コイル9に電流が流れることで金属容器3が誘導加熱され、金属容器3からの熱伝達により被加熱物30が高火力で加熱される。
中火でムラなく被加熱物30を加熱したい場合には、制御装置20は、加熱コイル9に投入する電力を600W程度に絞るとともに、高周波発振モジュール5に例えば200W程度を同時に投入する。このようにすると、加熱コイル9に電流が流れることで金属容器3が誘導加熱され、金属容器3からの熱伝達により被加熱物30が下部から加熱される。また、高周波発振モジュール5から発振されたマイクロ波は、高周波透過部材6を透過し、図3に符号40で示すように金属容器3内に放射され、金属容器3内の被加熱物30に吸収され、これによって被加熱物30が上部から加熱される。このように、加熱コイル9及び高周波発振モジュール5を駆動することで、被加熱物30は上部と下部の両方から加熱され、上下方向における被加熱物30の加熱ムラを抑制することができる。
弱火(とろ火)で被加熱物30を煮込みたい場合には、制御装置20は、加熱コイル9に投入する電力を200Wに絞ってコトコトと煮続ける。
弱火(とろ火)で被加熱物30を煮込みたい場合であって、被加熱物30に流動性がなく金属容器3の底部近傍における焦げなどのおそれがある場合には、制御装置20は、加熱コイル9への電力投入を行わず、高周波発振モジュール5の出力を50W〜100W程度に絞って被加熱物30を誘電加熱する。このようにすることで、焦げ付かせることなく、被加熱物30を加熱することができる。一般に、大出力が可能なヒーターや加熱コイル9による加熱を行う場合、その火力を50W〜100W程度の低火力に制御するのは困難であり、低火力での加熱が必要な場合には、制御装置20はON−OFF制御を用いて単位時間当たりの出力を抑制する。しかし、本実施の形態1では、高周波発振モジュール5の出力を50W〜100W程度として連続した加熱を行うことができるので、ゆるやかに被加熱物30を煮ることができ、仕上がり状態を向上させることができる。
制御装置20は、重量検知手段11から出力される金属容器3及び被加熱物30の重量に基づいてこれらの重量変動を検知し、その重量変動に基づいて火力を低下させあるいは加熱を停止させることができる。例えば、制御装置20は、加熱初期の重量に対する低下量が所定の値を超えた場合には、被加熱物30の水分がある程度蒸発したと判定し、設定された火力よりも火力を低下させる、あるいは加熱を停止させる。このようにすることで、金属容器3内の被加熱物30の焦げ付きを抑制することができる。
また、制御装置20は、温度検知手段18から出力される金属容器3又は被加熱物30の温度に基づいてこれらの温度変動を検知し、その温度変動に基づいて火力を低下させるあるいは加熱を停止させることができる。例えば、制御装置20は、単位時間当たりの金属容器3の温度上昇量が所定の値を超えた場合には、金属容器3内の被加熱物30の多くが蒸発して金属容器3が過度に加熱される可能性があると判定し、設定された火力よりも火力を低下させる、あるいは加熱を停止させる。このようにすることで、金属容器3内の被加熱物30の焦げ付きを抑制し、金属容器3の過度な加熱を抑制することができる。
以上のように本実施の形態1では、金属容器3の内部にマイクロ波を放射し、金属容器3内に収容される被加熱物を加熱する。被加熱物を金属容器3ごと運ぶことができるので、ユーザーは、液状物(例えばカレー、シチューなど)や米飯などの被加熱物を、本体1から容易に運び出すことができる。また、金属容器3は直火加熱や誘導加熱を行うことができるので、ユーザーは高周波加熱装置100で加熱した後の金属容器3を、ガス調理器や誘導加熱調理器を用いて別途加熱することができる。したがって、ユーザーが金属容器3内の被加熱物を攪拌しながら長時間煮込むといったことも可能となる。また、金属容器3は水洗い可能であるため、ユーザーは一般的な鍋等と同様に金属容器3を扱うことができ、利便性が高い。
また、本実施の形態1の高周波加熱装置100は、固体発振素子を含む高周波発振モジュール5を備えた。固体発振素子は、従来の電子レンジなどで用いられるマグネトロンよりも軽量かつ小型であるので、高周波発振モジュール5を蓋体2に設置してもユーザーが蓋体2を開閉する際の操作負担になりにくい。また、固体発振素子が軽量かつ小型であることから、高周波加熱装置100自体も軽量化かつ小型化することができる。また、固体発振素子は、マグネトロンが苦手とする低出力加熱にも対応可能であるので、弱火(とろ火)で加熱する煮込み調理を含め多様な加熱調理が行える高周波加熱装置100を得ることができる。
また、本実施の形態1の高周波加熱装置100は、第二加熱手段としての加熱コイル9を備え、加熱コイル9を用いて金属容器3を加熱するようにした。このため、高周波加熱装置100の蓋体2に設けられた高周波発振モジュール5からのマイクロ波によって被加熱物30を加熱するのみならず、金属容器3を介して被加熱物を加熱することができる。
一般に鍋又は釜として使用される金属容器3は、加熱コイル9に電流が流れることで誘導加熱される。本実施の形態1では、金属容器3の底面及び底面近傍の側面に対向した位置に加熱コイル9が配置されているため、金属容器3内の被加熱物30は、金属容器3の主に底面からの熱伝導により加熱される。ここで、被加熱物30が十分な流動性を有する食材であれば、対流によって被加熱物30の全体が均一に加熱されることが期待できる。しかし、被加熱物30が、調理工程終盤において特に流動性が小さくなったカレーやシチュー、あるいは米飯など、半流動的あるいはほとんど流動性を有さないものである場合には、被加熱物30の中心や上面は、底面に比べて加熱コイル9による加熱が行われにくい状態となる。鍋の大きさや被加熱物の流動性などによっては被加熱物の底面表層ばかりが加熱され、内部の温度が上がりにくくなって温度ムラが生じたり、また、底面の局部に焦げを発生させたりするという課題があった。
しかしながら、本実施の形態1の高周波加熱装置100によれば、高周波発振モジュール5から発振されるマイクロ波によって被加熱物30を上面から誘電加熱することができる。被加熱物30の上面からマイクロ波が吸収され、被加熱物30の上面が加熱されやすいという加熱傾向を得ることができる。したがって、加熱コイル9による加熱と高周波発振モジュール5からのマイクロ波による加熱とを組み合わせることにより、被加熱物の温度ムラや焦げ付きを軽減できる。
また、水分を選択的に加熱するマイクロ波の特性から、流動性が比較的高い部分(すなわち水分が多い部分)は加熱されやすくなり、結果として相対的に加熱不足であって水分の蒸発が進んでいない部分がより強く加熱される傾向を得ることが可能となる。したがって、被加熱物30の全体が均一に加熱されやすくなるとともに、局所的な加熱不足状態を緩和することができる。また、金属容器3の壁面や蓋体2の内側に付いた結露水は、マイクロ波が水分を選択的に加熱する作用によって効果的に加熱されて蒸発しやすくなるので、結露水によって調理の仕上がりが損なわれる可能性を低減させることができる。
実施の形態2.
本実施の形態2では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図4は、本発明の実施の形態2に係る高周波加熱装置の要部断面図である。図4(a)は高周波加熱装置100の全体の要部断面図を示し、図4(b)はチョーク構造23の近傍の拡大図を示している。
前述の実施の形態1では、金属容器3のフランジ3aと蓋体2の内面2aとの間を密閉する導電性パッキン8を設ける例を示したが、本実施の形態2では導電性パッキン8を設けず、蓋体2を閉めたときに金属容器3のフランジ3aに対向する部分にチョーク構造23を設け、このチョーク構造23によって電波シールド構造を構成する。
チョーク構造23は、金属容器3のフランジ3aの上面に対向する位置に配置され、蓋体2の内面2aの周縁部に一体的に取り付けられた金属片24を折り曲げて構成されている。フランジ3aと蓋体2の内面2aとの間にチョーク構造23を設けることで、チョーク構造23の内部の袋小路からの反射波により、金属容器3のフランジ3aの開始部分(基端部分)でのインピーダンスを無限大にすることができ、マイクロ波の漏洩を電気的に防ぐことができる。具体的には、チョーク構造23の袋小路の奥側の端点23aから、金属容器3の内部のフランジ3aの開始部分(基端部分)までの電気的経路41の電気長をλ/4(λは、マイクロ波の波長)とすることで、高周波加熱装置100の外部へのマイクロ波の漏洩を効果的に抑制することができる。
また、本実施の形態2のチョーク構造23は、導電性パッキン8と比べて劣化しにくく、マイクロ波の漏洩抑制効果が低下するのを抑制することができる。なお、本実施の形態2においても、導電性を有するか否かにかかわらず、蓋体2の内面2aと金属容器3のフランジ3aとの間を水密状態に保つパッキンを設けてもよい。
実施の形態3.
本実施の形態3では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図5は、本発明の実施の形態3に係る高周波加熱装置の要部断面図である。
本実施の形態3の高周波加熱装置100は、金属容器3の内部に小型容器25を設けたものである。小型容器25は、例えばシリコン樹脂等で構成され、上面を開口した容器である。小型容器25の一部には、通気可能な複数の小孔を有するメッシュ26が形成されている。
小型容器25は、高周波加熱装置100のアタッチメント(付属品)として設けられており、金属容器3に対して着脱可能に載置される。小型容器25の縁は、金属容器3のフランジ3aの上に載置可能に構成されている。小型容器25がフランジ3aの上に載置された状態において、金属容器3の内部は、小型容器25の上と下との2つに区分される。
このような構成の高周波加熱装置100を用いて加熱調理を行う際には、ユーザーは、金属容器3の内部及び小型容器25の両方に被加熱物を収容することができる。この場合、制御装置20が加熱コイル9を駆動することで、金属容器3の内部の被加熱物は金属容器3を介して加熱される。また、制御装置20が高周波発振モジュール5を駆動することで、小型容器25の被加熱物及び金属容器3内の被加熱物は、マイクロ波により誘電加熱される。
加熱調理の一例として、金属容器3の底部には加熱コイル9により加熱される液体(例えば、中華スープ)を入れ、小型容器25の上には固形物(例えば、シュウマイ)を入れて行われる調理が挙げられる。この場合、金属容器3内の液体は加熱コイル9によって加熱され、小型容器25内の固形物は、液体から発生する蒸気によって蒸し調理されるとともに、高周波発振モジュール5から発振されるマイクロ波によって誘電加熱される。このように、本実施の形態3の高周波加熱装置100によれば、2品を同時に加熱調理することも可能である。
また、金属容器3の底部には被加熱物を入れず、小型容器25の上にのみ被加熱物を載置して加熱することも可能である。この場合、制御装置20は高周波発振モジュール5を動作させ、高周波発振モジュール5からのマイクロ波により小型容器25上の被加熱物を加熱する。このようにすると、一般的な電子レンジと同様に高周波加熱装置100を用いることができる。
なお、上記実施の形態1、2、3は、互いに組み合わせて用いることができる。また、本発明の高周波加熱装置は、上記実施の形態1〜3で示した電気鍋のほか、金属製の容器を加熱する電気ヒーターや加熱コイルなどの加熱手段を有する加熱調理器であれば、例えばホットプレート、オーブンレンジ、炊飯器、及びポットに適用することもできる。また、本発明の高周波加熱装置は、家庭用の加熱調理器のほか、業務用の加熱調理器に適用することもできる。
1 本体、2 蓋体、2a 内面、2b 外面、3 金属容器、3a フランジ、4 操作表示パネル、4a 操作入力部、4b 報知部、5 高周波発振モジュール、5a 放射部、6 高周波透過部材、8 導電性パッキン、9 加熱コイル、10 コイルベース、11 重量検知手段、12 蒸気排出路、13 導電性メッシュ、14 蒸気逃がし弁、15 蓋ヒンジ、16 蓋開閉検知装置、17 基板ボックス、18 温度検知手段、19 メイン基板、20 制御装置、21 電源装置、23 チョーク構造、23a 端点、24 金属片、25 小型容器、26 メッシュ、30 被加熱物、40 マイクロ波(模式図)、41 電気的経路、100 高周波加熱装置。

Claims (9)

  1. 上面を開口した金属容器と、
    前記金属容器の前記開口を閉塞する蓋体と、
    前記蓋体に設けられ、固体発振素子を有し前記金属容器内にマイクロ波を放射する高周波発振部と
    前記金属容器の底面と側面のいずれか又は両方を加熱する第二加熱手段と、
    前記固体発振素子及び前記第二加熱手段の加熱出力を制御する制御装置とを備え
    前記制御装置は、前記第二加熱手段での加熱を停止させるとともに、前記第二加熱手段の加熱出力の下限値よりも低い加熱出力が得られるように前記固体発振素子を駆動制御する制御モードを有する
    ことを特徴とする高周波加熱装置。
  2. 前記第二加熱手段は、前記金属容器を誘導加熱する加熱コイルである
    ことを特徴とする請求項記載の高周波加熱装置。
  3. 導電性材料で構成され、前記金属容器と前記蓋体との接触部分を閉塞する導電性パッキンを備えた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項に記載の高周波加熱装置。
  4. 前記蓋体が閉められた状態において前記金属容器の上縁と前記蓋体とが対向する位置に、チョーク構造を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の高周波加熱装置。
  5. 前記蓋体の開閉状態を検知する蓋開閉検知装置を備え、
    前記蓋開閉検知装置が前記蓋体の開放を検知すると、前記固体発振素子への電源供給が停止される
    ことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の高周波加熱装置。
  6. 前記蓋体に設けられ、前記金属容器の内部と外部とを連通させる蒸気排出路と、
    前記蒸気排出路を開閉する蒸気逃がし弁とを備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の高周波加熱装置。
  7. 前記蒸気排出路に導電性材料で構成された導電性メッシュを備えた
    ことを特徴とする請求項記載の高周波加熱装置。
  8. 前記金属容器よりも小型であって前記金属容器内に着脱自在に設置される小型容器を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の高周波加熱装置。
  9. 前記小型容器はシリコン樹脂で構成されている
    ことを特徴とする請求項記載の高周波加熱装置。
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