JP4987518B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は、省エネルギー化を実現する炊飯器に関し、より詳しくはマイクロ波を利用して省エネルギー化を実現する炊飯器に関する。
一般に、鍋を加熱することで鍋内の被調理物を加熱する熱源(例えば電気ヒータ、IHヒータなど)とは異なり、マイクロ波が被調理物の水分に作用して被調理物を加熱できる性質を有することが広く知られている。このため、当該性質を利用して加熱効率を向上し、省エネルギー化を実現する炊飯器が数多く提案されている。
例えば、特許文献1(特開平11−56626号公報)には、洗米後にある程度吸水した米粒にマイクロ波を照射して、自己発熱による芯からの昇温により膨潤を促進し、米粒が吸水しやすい状態になるようにすることで、炊飯時間の短縮を可能にして、省エネルギー化を実現する炊飯器が開示されている。
また、特許文献2(特開平8−173313号公報)には、蓋本体の下面に鍋に向かって突出する突部を設け、当該突部によりマイクロ波を拡散することで、加熱ムラを抑えて加熱効率を向上し、省エネルギー化を実現する炊飯器が開示されている。
特開平11−56626号公報 特開平8−173313号公報
近年、電化製品に対する省エネルギー化の要望は増々高まっており、炊飯器においても更なる省エネルギー化が望まれている。
従って、本発明の目的は、マイクロ波を利用して更なる省エネルギー化を実現することができる炊飯器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、炊飯器本体に設けられた鍋収納部に収納される鍋と、
上記鍋を加熱する鍋加熱装置と、
上記鍋の温度を検知する鍋温度検知部と、
上記鍋の上部開口部を開閉可能な蓋本体と、
上記鍋加熱装置の加熱動作を制御する加熱制御部と、
マイクロ波を上記鍋内に発振可能であるとともに、当該マイクロ波の周波数を可変可能な固体マイクロ波発振装置と、
上記鍋温度検知部の検知温度に基づいて上記加熱制御部を制御して、上記鍋に入れられる米と水とを炊飯する炊飯工程を行う制御部とを備え、
上記制御部は、さらに、炊飯工程の経過に応じた上記固体マイクロ波発振装置と被調理物との距離の変化に対応して、上記固体マイクロ波発振装置を制御して、上記炊飯工程中において、第1周波数のマイクロ波を上記鍋内に発振し、上記炊飯工程の経過に応じて上記マイクロ波の周波数を、上記第1周波数より周波数が高い第2周波数に切り換えて、当該第2周波数のマイクロ波を上記鍋内に発振して上記米と水とを加熱する、炊飯器を提供する。
本発明の第2態様によれば、上記炊飯工程は、浸水工程と、炊き上げ工程と、沸騰維持工程と、蒸らし工程とを備え、
上記制御部は、上記固体マイクロ波発振装置を制御して、上記浸水工程において上記第1周波数のマイクロ波を上記鍋内に発振し、上記蒸らし工程において上記第2周波数のマイクロ波を上記鍋内に発振して上記米と水とを加熱する、第1態様に記載の炊飯器を提供する。
本発明の第3態様によれば、上記制御部は、上記浸水工程において上記鍋内に発振するマイクロ波の周波数が、上記第1周波数よりもやや高い周波数とやや低い周波数との少なくとも2段階で交互に切り換わるように上記固体マイクロ波発振装置を制御する、第2態様に記載の炊飯器を提供する。
本発明の第4態様によれば、上記制御部は、上記蒸らし工程において上記鍋内に発振するマイクロ波の周波数が、上記第2周波数よりもやや高い周波数とやや低い周波数との少なくとも2段階で交互に切り換わるように上記固体マイクロ波発振装置を制御する、第2又は3態様に記載の炊飯器を提供する。
本発明の第5態様によれば、炊飯器本体に設けられた鍋収納部に収納される鍋と、
上記鍋を加熱する鍋加熱装置と、
上記鍋の温度を検知する鍋温度検知部と、
上記鍋の上部開口部を開閉可能な蓋本体と、
上記鍋加熱装置の加熱動作を制御する加熱制御部と、
マイクロ波を上記鍋内に発振可能であり、且つ当該マイクロ波が上記鍋内で反射された反射波を受信可能であるとともに、当該マイクロ波の周波数を可変可能な固体マイクロ波発振装置と、
上記鍋温度検知部の検知温度に基づいて上記加熱制御部を制御して、浸水工程と、炊き上げ工程と、沸騰維持工程と、蒸らし工程とを備えて上記鍋に入れられる米と水とを炊飯する炊飯工程を行う制御部と、
を備え、
上記制御部は、
上記炊き上げ工程を開始する前において、上記マイクロ波の周波数を第1合数判定用周波数から第2合数判定用周波数まで段階的に又は連続的に変化させながら、当該マイクロ波が上記鍋内に発振されるように上記固体マイクロ波発振装置を制御する発振周波数制御部と、
上記発振周波数制御部で制御された上記マイクロ波が上記鍋内で反射されて、上記固体マイクロ波発振装置に受信された反射波の反射波量を、上記発振されたマイクロ波の周波数に関連付けて記憶する記憶部と、
上記記憶部から上記反射波量が最も小さい上記マイクロ波の周波数を抽出し、マイクロ波の周波数と炊飯合数との関係情報に基づいて、上記抽出したマイクロ波の周波数を用いて上記鍋内の炊飯合数を判定する合数判定部と、
を備えて、上記合数判定部が判定した上記炊飯合数に基づいて上記加熱制御部を制御する、炊飯器を提供する。
本発明の第6態様によれば、炊飯器本体に設けられた鍋収納部に収納される鍋と、
上記鍋を加熱する鍋加熱装置と、
上記鍋の温度を検知する鍋温度検知部と、
上記鍋の上部開口部を開閉可能な蓋本体と、
上記鍋加熱装置の加熱動作を制御する加熱制御部と、
上記蓋本体の開閉を検知する蓋開閉検知部と、
マイクロ波を上記鍋内に発振可能であり、且つ当該マイクロ波が上記鍋内で反射された反射波を受信可能であるとともに、当該マイクロ波の周波数を可変可能な固体マイクロ波発振装置と、
上記鍋温度検知部の検知温度に基づいて上記加熱制御部を制御して、上記鍋に入れられる米と水とを炊飯する炊飯工程と、炊飯されたご飯を保温する保温工程とを行う制御部と、
を備え、
上記制御部は、
上記保温工程において上記蓋開閉検知部が上記蓋本体の開閉を検知したとき、上記マイクロ波の周波数を第1ご飯量判定用周波数から第2ご飯量判定用周波数まで段階的に又は連続的に変化させながら、当該マイクロ波が上記鍋内に発振されるように上記固体マイクロ波発振装置を制御する発振周波数制御部と、
上記発振周波数制御部で制御された上記マイクロ波が上記鍋内で反射されて、上記固体マイクロ波発振装置に受信された反射波の反射波量を、上記発振されたマイクロ波の周波数に関連付けて記憶する記憶部と、
上記記憶部から上記反射波量が最も小さい上記マイクロ波の周波数を抽出し、マイクロ波の周波数とご飯量との関係情報に基づいて、上記抽出したマイクロ波の周波数を用いて上記鍋内のご飯量を判定するご飯量判定部と、
を備えて、上記合数判定部が判定した上記ご飯量に基づいて上記加熱制御部を制御する、炊飯器を提供する。
本発明の第7態様によれば、上記制御部は、上記ご飯量判定部が判定した上記鍋内のご飯量が予め決められた量以下であるとき、上記加熱制御部の制御を停止して上記保温工程を終了する、第6態様に記載の炊飯器を提供する。
本発明の第8態様によれば、さらに、上記蓋本体が上記鍋の上記開口部を閉じた状態であるときに、上記固体マイクロ波発振装置より上記鍋内に発振されたマイクロ波が炊飯器外部に漏れることを防止するように設けられたマイクロ波遮蔽部材を備える、第1〜7態様のいずれか1つに記載の炊飯器を提供する。
米は水とともに鍋内に入れられて、浸水工程、炊き上げ工程、沸騰維持工程、蒸らし工程の主として4つの工程からなる炊飯工程が行われることで、炊飯されてご飯になることは知られている。この炊飯工程において、浸水工程から蒸らし工程まで行われるに従って、米は水を吸水して膨張するので鍋内に占める体積の割合が大きくなる。
一方、被調理物に吸収されるマイクロ波の量(すなわち米と水との加熱に寄与するマイクロ波の量)が最も高くなるときのマイクロ波の周波数は、マイクロ波の発振地点から被調理物までの距離が近い程、高くなるという性質がある。このため、マイクロ波の周波数を一定の値に固定すると、米の体積の割合が増加するために被調理物に吸収されるマイクロ波の量が少なくなる期間が生じる。
そこで、本発明の第1態様の炊飯器によれば、マイクロ波の周波数を可変可能な固体マイクロ波発振装置を備え、炊飯工程の経過に応じて、米が水を吸収して、鍋内の空間容積が変化し、マイクロ波発振装置と被調理物との距離が変化するという炊飯特有の現象に対応して、鍋内に発振するマイクロ波の周波数を第1周波数から、第1周波数より周波数が高い第2周波数に切り換えるように構成している。これにより、米と水との加熱に寄与するマイクロ波の量を多くすること、すなわち効率的な加熱を行うことができ、マイクロ波を利用して更なる省エネルギー化を実現する炊飯器を提供することができる。
また、炊飯合数(炊飯する米の量)を多くするほど加熱量を多くする必要があるため、一般に、炊き上げ工程に要する時間によって炊飯合数を判定することが知られている。しかしながら、この場合、炊き上げ工程より前(例えば浸水工程)においては、炊飯合数を知ることができないため、炊飯合数に応じた最適な加熱を行うことができない。
一方、最もマイクロ波が被調理物に吸収されるときにおいては、被調理物に反射された反射波の反射波量は最小となる。また、上記したように、被調理物に吸収されるマイクロ波の量が最も高くなるときのマイクロ波の周波数は、マイクロ波の発振地点から被調理物までの距離が近い程、高くなるという性質がある。このため、最も反射波量が小さいときのマイクロ波の周波数を検知することで、発振地点から被調理物までの距離を知ることが可能となる。これにより、当該距離から鍋内の被調理物が無い空間の体積を求めて、鍋の容積から当該体積を差分することで、炊飯合数を判定することが可能となる。また同様にして保温工程中のご飯量も判定することが可能となる。
そこで、本発明の第5態様の炊飯器によれば、炊き上げ工程の開始前において、マイクロ波の周波数を第1合数判定用周波数から第2合数判定用周波数まで段階的に又は連続的に変化させながらマイクロ波を上記鍋内に発振し、それらの反射波のうち反射波量が最も小さいときのマイクロ波の周波数に基づいて、炊飯合数を判定するように構成している。これにより、炊き上げ工程の開始前に炊飯合数を判定することができ、当該判定した炊飯合数に基づいて加熱制御部を制御することで、炊き上げ工程の開始前においても炊飯合数に応じた最適な加熱を行うことができる。したがって、マイクロ波を利用して更なる省エネルギー化を実現する炊飯器を提供することができる。
また、本発明の第6態様の炊飯器によれば、マイクロ波の周波数を第1ご飯量判定用周波数から第2ご飯量判定用周波数まで段階的に又は連続的に変化させながらマイクロ波を上記鍋内に発振し、それらの反射波のうち反射波量が最も小さいときのマイクロ波の周波数に基づいて、ご飯量を判定するように構成している。また、保温工程中に鍋内のご飯量が変化するのは、使用者が蓋本体を開けてご飯をよそうときと考えられるため、ご飯量の判定は、蓋開閉検知部が蓋本体の開閉を検知したとき、すなわち蓋本体が開けられたのちに閉じられたときに行うように構成している。これにより、使用者がご飯をよそって蓋本体を閉める度に、鍋内に残されたご飯量を判定することができる。したがって、当該判定したご飯量に基づいて加熱制御部を制御することで、鍋内に残されたご飯量に応じた最適な保温加熱を行うことができる。したがって、マイクロ波を利用して更なる省エネルギー化を実現する炊飯器を提供することができる。
本発明の記述を続ける前に、添付図面において同じ部品については同じ参照符号を付している。
以下、本発明の最良の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
《第1実施形態》
本発明の第1実施形態にかかる炊飯器の構成について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態にかかる炊飯器の構成を示す断面図である。図2は、本発明の第1実施形態にかかる炊飯器において、制御に関連する各部及び装置の物理的構成を示すブロック図である。図3は、本発明の第1実施形態にかかる炊飯器において、制御に関連する各部及び装置の構成を機能別にブロック化して示した機能ブロック図である。
図1において、本第1実施形態の炊飯器は、鍋収納部1aを有する略有底筒状の炊飯器本体1と、鍋収納部1aに収納され、被調理物23(米21及び水22)を入れられる金属製の鍋2と、鍋2の外面に鍋収納部1aを介して対向するように配置されて鍋2を加熱する鍋加熱装置3と、鍋2の底面中央部に外接し、鍋2の温度を検知する鍋温度検知部4と、鍋2の上部開口部を開閉可能に設けられた蓋本体5とを備えている。
さらに、本第1実施形態の炊飯器は、蓋本体5内に配置され、マイクロ波を鍋2内に発振可能であるともに当該マイクロ波の周波数を可変可能な固体マイクロ波発振装置6と、炊飯器本体1内に配置された制御基板7とを備えている。制御基板7には、鍋加熱装置3の加熱動作を制御する加熱制御部71(図2参照)、及び鍋温度検知部4の検知温度に基づいて加熱制御部71を制御して炊飯工程を行うとともに、固体マイクロ波発振装置6のマイクロ波発振動作を制御するマイクロコンピュータ72の電気回路が実装されている。
鍋加熱装置3は、図1に示すように、鍋収納部1aの外面に沿ってそれぞれ巻回された、底内コイル31と、底外コイル32と、側部コイル33とを備えている。底内コイル31は、鍋収納部1aを介して鍋2の底部の中央部周囲に対向するように配置されている。底外コイル32は、鍋収納部1aを介して鍋2の底部のコーナー部に対向するように配置されている。側部コイル33は、鍋収納部1aを介して鍋2の外周側部と対向するように配置されている。底内コイル31、底外コイル32、及び側部コイル33のそれぞれは、鍋2を加熱できるように、例えばIHコイルで構成されている。
鍋温度検知部4は、鍋収納部1aの底部の中央部分に設けられた開口を通じて、鍋2の底部に当接可能に設けられている。鍋温度検知部4は、例えば温度センサで構成されている。
蓋本体5は、内部が中空である合成樹脂製の外蓋51と、外蓋51の内側(鍋2の開口部を覆う側)に着脱可能に取り付けられて、鍋2の開口部を密閉可能な略円盤状の内蓋52とを備えている。外蓋51の後端部(図1の右側)にはヒンジ軸53が設けられている。ヒンジ軸53は、炊飯器本体1の上部後端部に設けられた軸受け部(図示せず)に回動可能に取り付けられている。蓋本体5は、ヒンジ軸53を中心に回動することにより、鍋2の開口部を開閉することができる。
外蓋51には外蓋51の厚み方向に貫通する筒状部51aが設けられ、当該筒状部51aの内側(鍋2側)を塞ぐように有底筒状の内側蒸気筒54が挿脱可能に嵌め込まれている。外蓋51の内部には、筒状部51aの上端部を通って鍋2の開口部の全体を覆うように電波シール9が設けられている。電波シール9は、マイクロ波を透過しない材料(例えば金属)で構成されている。電波シール9の鍋2のフランジ部の近傍に位置する部分9aは、図1に示すように蓋本体5が閉じられた状態のときに、鍋2のフランジ部に広い面積で対向するように形成されている。本第1実施形態においては、この電波シール9と金属製の鍋2とで、マイクロ波遮蔽部材の一例を構成し、固体マイクロ波発振装置6より発振されるマイクロ波が炊飯器外部に漏れることを防止している。
筒状部51aの上方には、電波シール9を挟んで、外側蒸気筒55が挿脱可能に嵌め込まれている。外側蒸気筒55と電波シール9と内側蒸気筒54とにはそれぞれ、鍋2内の余分な蒸気を炊飯器の外側に排出できるように、蒸気逃がし孔55a,9b,54aが設けられている。電波シール9の蒸気逃がし孔9bは、固体マイクロ波発振装置6より発振されるマイクロ波が炊飯器外部に漏れないように、孔の大きさが小さく形成されるとともに、多数設けられている。言い換えると、電波シール9における蒸気が通過する部分は、いわゆるパンチングプレート状に形成されている。
外蓋51の内蓋取付側面には、蒸気筒用パッキン56と、内蓋温度検知部41とが、内蓋52に接触可能に設けられている。
蒸気筒用パッキン56は、内側蒸気筒54を囲むようにゴム等の弾性体で環状に形成されている。また、内蓋52には蒸気逃がし孔54a,9b,55aと連通するように蒸気逃がし孔52aが設けられており、蒸気筒用パッキン56は、鍋2内から内蓋52の蒸気逃がし孔52aを通じて排出される水蒸気等が内側蒸気筒54の蒸気逃がし穴54a側に向かうように作用する。
内蓋温度検知部41は、例えば温度センサで構成され、内蓋52に接触して内蓋52の温度を検知する。なお、本第1実施形態においては、内蓋52の温度を検知することで、被調理物23の温度を検知することに代えている。すなわち、内蓋52の温度を被調理物23の温度としている。
内蓋52は、マイクロ波が透過できる材料、例えば樹脂、ガラスなどで形成されている。内蓋52の外周部には、蓋本体5が閉じられた状態のときに鍋2に密接する蒸気シール57が取り付けられている。蒸気シール57は、ゴム等の弾性体で環状に形成されている。
固体マイクロ波発振装置6は、電圧制御されることにより、任意の周波数のマイクロ波を発振可能な装置である(例えば、特開2006−128075号公報参照)。本実施形態においては、鍋加熱装置3を鍋2の底部及び外周側部に設け、鍋2の上部には設けていないため、鍋2の上部に位置する米21及び水22への加熱が不足する。このため、本第1実施形態において、固体マイクロ波発振装置6は、特に鍋2の上部に位置する米21及び水22にマイクロ波を発振して加熱するように設けられている。より具体的には、固体マイクロ波発振装置6は、マイクロ波を発振駆動するマイクロ波発振駆動部61と、マイクロ波発振駆動部61より発振されたマイクロ波を供給する給電部62と、給電部62より供給されたマイクロ波を、内蓋52の一部を通過させて鍋2内に送信(出力)するマイクロ波送信部63とを備えている。
マイクロ波発振駆動部61と給電部62とは、外蓋51の内部に配置され、マイクロ波送信部63は、内蓋52と対向するように外蓋51の内蓋取付側面に取り付けられている。給電部62は、例えば同軸ケーブルで構成されている。また、マイクロ波送信部63は、例えば1つのアンテナで構成されている。
マイクロコンピュータ72は、炊飯器の各動作の制御を行うCPU72aと、炊飯器の各動作プログラム等を記憶するROM72bと、炊飯器が動作中における各情報を一時記憶するRAM72cと、各動作タイミングの基準信号を出力するCLOCK72dとを備えている。このマイクロコンピュータ72を機能によりブロック化したものが図3中に示されている。マイクロコンピュータ72は、炊飯器全体の各種制御を行う制御部100として機能する。
図3に示すように、制御部100は、炊飯工程に関する各種動作を制御する炊飯動作制御部101と、固体マイクロ波発振装置6のマイクロ波の周波数の切換及び発振駆動動作を制御する発振周波数制御部102と、炊飯工程における時間をカウントする計時部103と、炊飯工程中における各情報を一時記憶する一時記憶部104と、炊飯シーケンス情報を予め記憶している記憶部105とを備えている。ここで、炊飯シーケンス情報とは、浸水工程、炊き上げ工程、沸騰維持工程、蒸らし工程の主として4つの工程からなる炊飯工程を行うにあたって、各工程において通電時間、加熱温度、加熱時間、加熱出力等が予め決められている炊飯の手順をいう。なお、一時記憶部104は記憶部105内に設けられてもよい。
また、炊飯器本体1の前上部の外側には操作パネル81が設けられ、その内側には操作基板82が設けられている。操作パネル81には、使用者により炊飯情報(例えば、白米、玄米などの米種情報、予備浸水情報等)が入力される操作部81a(図2参照)と、各種情報を表示・報知する表示・報知部81b(図2参照)とが設けられている。操作基板82には、操作部81a及び表示・報知部81bの電気回路が実装されている。
炊飯動作制御部101は、鍋温度検知部4及び内蓋温度検知部41の検知温度、計時部104の計時時間、一時記憶部104及び記憶部105に記憶された情報に基づいて、加熱制御部71と発振周波数制御部102とを制御する。また、炊飯動作制御部101は、炊飯器及び炊飯工程に関する情報を適宜、表示・報知部81bに表示・報知する。
以上のように本発明の第1実施形態にかかる炊飯器は構成されている。
次に、図4及び図5を用いて、マイクロ波の周波数と、被調理物23(米21又は水22)に反射されたマイクロ波の反射波量との関係について説明する。図4は、浸水工程と蒸らし工程とにおいて、被調理物23が鍋2内に占める体積が変化することを模式的に示す断面図である。図5は、浸水工程と蒸らし工程とにおいて、マイクロ波の周波数と、被調理物23(米21又は水22)に反射されたマイクロ波の反射波量との関係を示すグラフである。
図4に示されるように、被調理物23は、浸水工程から蒸らし工程まで行われるに従って米21が水22を吸水して膨張するので、鍋2内に占める体積の割合が徐々に大きくなる。このため、被調理物23が無い空間24の体積は小さくなり、当該空間24の高さ(図4の上下方向)は低くなる。すなわち、本第1実施形態においては、図1に示すようにマイクロ波送信部63を鍋2の開口部の上方に配置しているので、マイクロ波送信部63と被調理物23との距離は、浸水工程から蒸らし工程まで行われるに従い小さくなる。
一方、図5には、浸水工程において、マイクロ波の周波数がf1(例えば2400MHz)のとき、被調理物23に反射されるマイクロ波の反射波量が約5%であることが示されている。言い換えれば、浸水工程ではマイクロ波の周波数がf1のとき、被調理物23にマイクロ波が約95%吸収されることが示されている。すなわち、浸水工程ではマイクロ波の周波数がf1のとき、最もマイクロ波が被調理物23に吸収されるので、最も効率的な加熱を行うことができる。
また、図5には、蒸らし工程において、マイクロ波の周波数がf1より高いf2(例えば2450MHz)のとき、被調理物23に反射されるマイクロ波の反射波量が20%であることが示されている。言い換えれば、蒸らし工程ではマイクロ波の周波数がf2のとき、被調理物23にマイクロ波が80%吸収されることが示されている。すなわち、蒸らし工程ではマイクロ波の周波数がf2のとき、最もマイクロ波が被調理物23に吸収されるので、最も効率的な加熱を行うことができる。
上記の関係から、被調理物23に吸収されるマイクロ波の量(すなわち米21と水22との加熱に寄与するマイクロ波の量)が最も高くなるときのマイクロ波の周波数は、浸水工程よりも蒸らし工程、すなわちマイクロ波の発振地点から被調理物23までの距離が近くなる程、高くなる性質があることがわかる。
本発明の第1実施形態にかかる炊飯器は、マイクロ波の上記性質を利用して炊飯工程の経過に応じてマイクロ波の周波数をより高い周波数に切り換えるように固体マイクロ波発振装置6を制御するようにしている。
次に、図1、図3、図6A、図6B、及び図7を参照しつつ、本発明の第1実施形態にかかる炊飯器の炊飯動作制御部101の制御動作を説明する。図6Aは、炊飯工程中の鍋温度検知部4の検知温度Taと経過時間tとの関係を示すグラフである。図6Bは、炊飯工程中の内蓋温度検知部41の検知温度Tbと経過時間tとの関係を示すグラフである。図6A及び図6Bにおいて、Aは浸水工程を示し、Bは炊き上げ工程を示し、Cは沸騰維持工程を示し、Dは蒸らし工程を示している。図7は、本発明の第1実施形態にかかる炊飯器の炊飯動作制御部101の制御動作を示すフローチャートである。
なお、ここでは、浸水工程Aにおいて、マイクロ波の周波数fがf=f1(例えば2400MHz、第1周波数の一例)のとき、被調理物23にマイクロ波が吸収される量が最大であるものとする。また、炊き上げ工程B及び蒸らし工程Cにおいて、マイクロ波の周波数fがf=f2(例えば2420MHz)のとき、被調理物23にマイクロ波が吸収される量が最大であるものとする。また、蒸らし工程Dにおいて、マイクロ波の周波数fがf=f3(例えば2450MHz、第2周波数の一例)のとき、被調理物23にマイクロ波が吸収される量が最大であるものとする。また、マイクロ波発振装置6は、各工程A〜Dの経過に応じて、マイクロ波の周波数fをf1〜f3に切り換えて発振するように制御されるものとする。なお、周波数f1〜f3は、f1<f2<f3の関係が成り立つように設定する。
まず、ステップS1では、使用者が操作部81aを操作して炊飯に必要な炊飯情報(例えば、白米、玄米などの米種情報、予備浸水情報等)を入力したか否かを検知する。炊飯情報が入力されたことを検知すると、ステップS2に移行する。
ステップS2では、使用者が操作部81aを操作して炊飯工程開始の指示を入力したか否かを検知する。炊飯工程開始の指示が入力されたことを検知すると、ステップS3に移行する。
ステップS3では、操作部81aに入力された炊飯情報に対応する炊飯シーケンス情報を記憶部105から抽出する。
ステップS4では、発振周波数制御部102を制御して、マイクロ波発振駆動部61(図3参照)のマイクロ波の周波数fをf=f1に切り換える。
ステップS5では、発振周波数制御部102を制御してマイクロ波発振駆動部61より周波数f1のマイクロ波を発振させ、当該マイクロ波を給電部62を通じてマイクロ波送信部63から鍋2内に送信(出力)させるとともに、加熱制御部71を制御して鍋加熱装置3を駆動する。これにより、周波数f1のマイクロ波により被調理物23が加熱されるとともに鍋加熱装置3により鍋2が加熱されて、被調理物23の浸水加熱が開始される。すなわち、浸水工程Aが開始される。浸水工程Aは、米21に水22が吸水されるのを促進させる加熱を行う工程である。浸水工程Aは、米21の糊化温度よりも低温の水22に米21を浸し、予め米21に吸水させておくことで、以降の工程において、米21の中心部まで糊化させるための工程である。また、浸水工程Aは、米21に含まれるアミラーゼにより、澱粉を分解し、グルコースを生成させる工程でもある。この浸水工程Aにより、ご飯の旨味が生み出される。
ステップS6では、計時部103に、抽出した炊飯シーケンス情報に応じた浸水時間t1(例えば20分)のカウントを開始させる。
ステップS7では、鍋温度検知部4の検知温度Taが、抽出した炊飯シーケンス情報に応じた第1検知温度Ta1(例えば55℃)に到達したか否かを検知する。鍋温度検知部4の検知温度Taが第1検知温度Ta1に到達したことを検知すると、ステップS8に移行する。
ステップS8では、周波数f1のマイクロ波の鍋2内への発振を止めることなく、加熱制御部71を制御して鍋温度検知部4の検知温度Taが第1検知温度Ta1を維持するように鍋加熱装置3を間欠駆動する。
ステップS9では、計時部103の計時時間が浸水時間t1を経過したか否かを検知する。計時部103の計時時間が浸水時間t1を経過したことを検知したとき、ステップS10に移行する。これにより、浸水工程Aが終了する。
ステップS10では、発振周波数制御部102を制御して、マイクロ波発振駆動部61(図3参照)のマイクロ波の周波数fをf1からf2に切り換える。
ステップS11では、発振周波数制御部102を制御してマイクロ波発振駆動部61より周波数f2のマイクロ波を発振させ、当該マイクロ波を給電部62を通じてマイクロ波送信部63から鍋2内に送信させるとともに、加熱制御部71を制御して鍋温度検知部4の検知温度Taが第1検知温度Ta1より大きくなるように鍋加熱装置3を駆動する。これにより、周波数f2のマイクロ波により被調理物23が加熱されるとともに、鍋加熱装置3により鍋2が加熱されて、被調理物23の炊き上げ加熱が開始される。すなわち、炊き上げ工程Bが開始される。炊き上げ工程Bは、水22を沸騰させる加熱を行う工程である。
ステップS12では、鍋温度検知部4の検知温度Taが、抽出した炊飯シーケンス情報に応じた第2検知温度Ta2(例えば水の沸点:100℃近傍)に到達したか否かを検知する。鍋温度検知部4の検知温度Taが第2検知温度Ta2に到達したことを検知すると、ステップS13に移行する。これにより、炊き上げ工程Bが終了する。
なお、上記ステップS12は、上記に代えて、内蓋温度検知部41の検知温度Tbが、抽出した炊飯シーケンス情報に応じた予め決められた温度Tb2(図6B参照)に到達したか否かを検知するようにしてもよい。この場合、内蓋温度検知部41の検知温度Tbが予め決められた温度Tb2に到達したことを検知すると、ステップS13に移行するようにする。
ステップS13では、周波数f2のマイクロ波の鍋2内への発振を止めることなく、鍋温度検知部4の検知温度Taが第2検知温度Ta2を維持するような加熱出力となるように鍋加熱装置3を間欠駆動する。これにより、周波数f2のマイクロ波により被調理物23が加熱されるとともに、鍋加熱装置3により鍋2が間欠加熱されて、被調理物23の沸騰維持加熱が開始される。すなわち、沸騰維持工程Cが開始される。沸騰維持工程Cは、沸騰状態を維持して、水22を米21に吸水させたり蒸発させたりして無くす加熱を行い、米澱粉を糊化させる工程である。米21の糊化度は、炊飯工程終了後には100%近くにすることを目標とするが、この沸騰維持工程Cでは50%〜60%程度まで引き上げるようにする。ステップS13により沸騰維持加熱される鍋2は、鍋2内の水21が蒸発して鍋2内に水21が無くなると、温度が急上昇する。
ステップS14では、鍋温度検知部4の検知温度Taが、抽出した炊飯シーケンス情報に応じた第3検知温度Ta3(例えば水の沸点以上)に到達したか否かを検知する。鍋温度検知部4の検知温度Taが第3検知温度Ta3に到達したことを検知すると、ステップS14に移行する。これにより、沸騰維持工程Cが終了する。
ステップS15では、発振周波数制御部102を制御して、マイクロ波発振駆動部61のマイクロ波の周波数fをf2からf3に切り換える。
ステップS16では、発振周波数制御部102を制御してマイクロ波発振駆動部61より周波数f3のマイクロ波を発振させ、当該マイクロ波を給電部62を通じてマイクロ波送信部63から鍋2内に送信させるとともに、加熱制御部71を制御して鍋温度検知部4の検知温度Taが第3検知温度Ta3を維持するように鍋加熱装置3を駆動する。これにより、周波数f3のマイクロ波により被調理物23が加熱されるとともに、鍋加熱装置3により鍋2が間欠加熱されて、被調理物23の蒸らし加熱が開始される。すなわち、蒸らし工程Dが開始される。蒸らし工程Dは、炊き上がったご飯を蒸らして鍋2内を均一に仕上げる加熱を行う工程である。この蒸らし工程Dにより、米21の糊化度が100%近くまで引き上げられる。
ステップS17では、計時部103に、抽出した炊飯シーケンス情報に応じた蒸らし時間t2(例えば15分)のカウントを開始させる。
ステップS18では、計時部103の計時時間が蒸らし時間t2を経過したか否かを検知する。計時部103の計時時間が蒸らし時間t2を経過したことを検知したとき、ステップS19に移行する。これにより、蒸らし工程Dが終了する。
ステップS19では、発振周波数制御部102を制御して固体マイクロ波発振装置6のマイクロ波発振動作を停止するとともに、加熱制御部71を制御して鍋加熱装置3の駆動を停止する。これにより、炊飯工程が終了する。
上記炊飯工程が実行されることにより、内蓋温度検知部41の検知温度Tb、すなわち炊飯される米21の温度は、図6Bに示すように推移する。
以上のように、本第1実施形態にかかる炊飯器の炊飯動作制御部101は制御動作する。
本発明の第1実施形態にかかる炊飯器によれば、マイクロ波の周波数を可変可能な固体マイクロ波発振装置6を備え、炊飯工程の経過に応じて、鍋2内に発振するマイクロ波の周波数をf1からf2、f2からf3と段階的に高くするように切り換えている。これにより、被調理物23の加熱に寄与するマイクロ波の量を多くすること、すなわち効率的な加熱を行うことができる。したがって、更なる省エネルギー化を実現することができる。また、加熱時間を短縮することもできる。
なお、本発明は上記第1実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、本第1実施形態では、マイクロ波の周波数を予め設定したが、使用者により操作部81aに入力される炊飯情報に応じて、最適な周波数に設定するようにしてもよい。例えば米種毎に各工程における最適な周波数が違う場合(例えば浸水工程において白米では2400MHzが最適であり、玄米では2410MHzが最適である場合)には、操作部81aに入力される米種の情報に応じて、マイクロ波の周波数を設定するようにしてもよい。
また、本第1実施形態では、マイクロ波の周波数を浸水工程Aと、炊き上げ工程B及び沸騰維持工程Cと、蒸らし工程Dとで異ならせるようにしたが、本発明はこれに限定されない。炊飯工程中に少なくとも一度、マイクロ波の周波数を切り換えるように構成されていればよい。例えば、浸水工程Aと炊き上げ工程Bとでは、周波数f1(例えば2400MHz)のマイクロ波を鍋2内に発振し、沸騰維持工程Cと蒸らし工程Dとでは、周波数f3(例えば2450MHz)のマイクロ波を鍋2内に発振するようにしてもよい。また、いずれかの工程が行われている間(例えば炊き上げ工程Bが行われている間)に、マイクロ波の周波数が切り換えられてもよい。
なお、浸水工程Aと蒸らし工程Dとでは、鍋2内の空間24の体積が大きく相違するので、少なくとも浸水工程Aにおいて鍋2内に発振するマイクロ波の周波数と、蒸らし工程Dにおいて鍋2内に発振するマイクロ波の周波数とは、異ならせることが好ましい。
また、本第1実施形態では、マイクロ波の周波数を一定の値(例えば2400MHz)に設定するものと説明したが、本発明はこれに限定されない。上記においては、被調理物23に吸収されるマイクロ波の量が最大となる周波数が一定であるものと想定したが、当該周波数が正確には分からない場合も有り得る。例えば、同じ白米であっても、精米状態、収穫からの経過時間、保存状態等の違いにより、上記周波数に違いが生じる場合が有り得る。このような場合には、被調理物23に吸収されるマイクロ波の量が少なくなり、加熱効率が低減する恐れがある。このため、マイクロ波の周波数を、例えば図8に示すように設定することが好ましい。
すなわち、浸水工程Aでは、周波数f1を基準として周波数f1よりもよりやや高い周波数とよりやや低い周波数とに交互に切り替わるように(波打つように)マイクロ波の周波数を設定することが好ましい。ここで、「やや高い周波数」と「やや低い周波数」とは、被調理物23のマイクロ波の吸収量が最大となる周波数が含まれると予想される範囲内に設定する。さらに好ましくは、「やや高い周波数」は上記範囲の上限値に設定し、「やや低い周波数」は上記範囲の下限値に設定する。これにより、浸水工程Aにおいて、被調理物23に吸収されるマイクロ波の量が最大となる周波数が正確には分からなくても、上記やや高い周波数と上記やや低い周波数との少なくとも2つの周波数で交互に切り換えることにより、確実に被調理物23にマイクロ波を吸収させることができる。
同様に、蒸らし工程Dにおいても、図8に示すように周波数f3を基準として周波数f3よりもよりやや高い周波数とよりやや低い周波数とに交互に切り替わるように(波打つように)マイクロ波の周波数を設定することが好ましい。
また、炊き上げ工程B及び沸騰維持工程Cでは、図8に示すように周波数f1から周波数f3まで連続的に、又は図示していないが段階的にマイクロ波の周波数が高くなるように設定することが好ましい。炊き上げ工程B及び沸騰維持工程Cにおいては、米21が吸水して膨張し徐々に体積を増していくため、鍋2内の空間24の体積は小さくなっていく。上記のように連続的又は段階的にマイクロ波の周波数を高くすることで、この体積変化を考慮した最適な加熱が可能になる。すなわち、加熱効率を向上させて、さらなる省エネルギー化を実現することができる。また、加熱時間を短縮することもできる。
また、本第1実施形態において、図1では、固体マイクロ波発振装置6が1つの装置により任意の周波数のマイクロ波を発振できるもののように示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、1つの周波数のマイクロ波を発振することができるマグネトロンを複数個用いて、それぞれのマグネトロンの周波数を異ならせることで、固体マイクロ波発振装置6を構成してもよい。
また、本第1実施形態では、マイクロ波送信部63が1つのアンテナにより構成されているものとしたが、複数のアンテナで構成されて複数の箇所から鍋2内にマイクロ波を送信するように設けられてもよい。
また、本第1実施形態では、内蓋温度検知部41を設けたが設けなくても構わない。
なお、マイクロ波は炊飯器外部に漏れると他の機器等に影響を与える恐れがあるため、蓋本体5が開けられたときにはマイクロ波が発振されないように、固体マイクロ波発振装置6を制御することが好ましい。
《第2実施形態》
本発明の第2実施形態にかかる炊飯器の構成について、図9を用いて説明する。図9は、本発明の第2実施形態にかかる炊飯器において、制御に関連する各部及び装置の構成を機能別にブロック化して示した機能ブロック図である。
上記したように、被調理物23に吸収されるマイクロ波の量が最も高くなるときのマイクロ波の周波数は、マイクロ波の発振地点から被調理物23までの距離が近い程、高くなるという性質がある。また、最もマイクロ波が被調理物23に吸収されるときにおいては、被調理物23に反射された反射波の反射波量は最小となる。このため、最も反射波量が小さいときのマイクロ波の周波数を検知することで、発振地点から被調理物23までの距離を知ることが可能となる。これにより、当該距離から鍋2内の被調理物23が無い空間24の体積を求めて、鍋2の容積から当該体積を差分することで、炊飯合数を判定することが可能となる。
本第2実施形態にかかる炊飯器は、マイクロ波の上記性質を利用して、浸水工程Aの開始前において鍋2内の炊飯合数を判定するように構成及び制御するようにしたものである。
より具体的には、本第2実施形態にかかる炊飯器は、制御部100が記憶部105に代えて記憶部105aを備えるとともにさらに合数判定部106を備え、固定マイクロ波発振装置6がマイクロ波送信部63に代えてマイクロ波送受信部64を備える点で第1実施形態の炊飯器と異なる。それ以外の点については第1実施形態の炊飯器と同様であるので、重複する説明は省略し、主に相違点について以下に説明する。
図9において、記憶部105aは、炊飯シーケンス情報と、周波数・炊飯合数関係情報とを予め記憶している。周波数・炊飯合数関係情報とは、炊飯合数(炊飯量)と、当該炊飯合数に対してマイクロ波が最も被調理物23に吸収されるときの周波数(すなわち最も加熱効率の良い周波数)との関係を示す情報である。
マイクロ波送受信部64は、給電部62より供給されたマイクロ波を、内蓋52の一部を通過させて鍋2内に送信するとともに、鍋2内の被調理物23に反射されたマイクロ波の反射波を受信する。なお、マイクロ波送受信部64は、マイクロ波の送信及び反射波の受信の両方の機能を有する1つのアンテナにより構成されても、マイクロ波の送信機能のみを有する送信用アンテナと、反射波の受信機能のみを有する受信用アンテナとの2つ又はそれ以上のアンテナにより構成されてもよい。また、送信用アンテナと受信用アンテナとは、鍋2の上方であれば、別々の位置に配置されてもよい。
合数判定部106は、マイクロ波送受信部64が受信した反射波のデータのうち、最も反射波量が小さいときの、マイクロ波送受信部64が送信したマイクロ波の周波数fminを抽出する。さらに、合数判定部106は、記憶部105aに記憶された周波数・炊飯合数関係情報に基づいて、上記抽出したマイクロ波の周波数fminを用いて、鍋2内の炊飯合数を判定する。
以上のように本発明の第2実施形態にかかる炊飯器は構成されている。
次に、図9及び図10を参照しつつ、本発明の第2実施形態にかかる炊飯器の炊飯動作制御部101の制御動作を説明する。図10は、本発明の第2実施形態にかかる炊飯器の炊飯動作制御部101の制御動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS1では、使用者が操作部81aを操作して炊飯に必要な炊飯情報(例えば、白米、玄米などの米種情報、予備浸水情報等)を入力したか否かを検知する。炊飯情報が入力されたことを検知すると、ステップS2に移行する。
ステップS2では、使用者が操作部81aを操作して炊飯工程開始の指示を入力したか否かを検知する。炊飯工程開始の指示が入力されたことを検知すると、ステップS21に移行する。
ステップS21では、発振周波数制御部102を制御して、マイクロ波発振駆動部61のマイクロ波の周波数fをf=fd(第1合数判定用周波数の一例である合数判定用下限周波数、例えば2400MHz)に切り換える。
ステップS22では、発振周波数制御部102を制御して、マイクロ波発振駆動部61より周波数fdのマイクロ波を発振させ、当該マイクロ波を給電部62を通じてマイクロ波送受信部64から鍋2内に送信させる。
ステップS23では、鍋2内に送信したマイクロ波が被調理物23に反射されて、マイクロ波送受信部64が受信した反射波の反射波量ΔWを検知する。
ステップS24では、鍋2内に送信したマイクロ波の周波数fと、当該マイクロ波の反射波の反射波量ΔWとを関連付けて一時記憶部104に記憶させる。
ステップS25では、発振周波数制御部102を制御して、マイクロ波発振駆動部61のマイクロ波の周波数fをf=f+Δf(例えばΔf=10MHz)に切り換える。
ステップS26では、切換後のマイクロ波の周波数fが、f>fu(第2合数判定用周波数の一例である合数判定用上限周波数、例えば2500MHz)であるか否かを検知する。切換後のマイクロ波の周波数fがf>fuでないとき、上記ステップS22に戻り、上記ステップS22〜S25の動作を繰り返す。切換後のマイクロ波の周波数fがf>fuであるとき、ステップS27に移行する。
ステップS27では、合数判定部106を制御して、一時記憶部104に記憶させたマイクロ波の周波数fと反射波の反射波量ΔWとの関係データのうち、上記反射波の反射波量ΔWが最も小さいときのマイクロ波の周波数fminを抽出させる。
ステップS28では、合数判定部106を制御して、記憶部105aに予め記憶された周波数・炊飯合数関係情報に基づいて、上記抽出させたマイクロ波の周波数fminを用いて鍋2内の炊飯合数を判定させる。
ステップS29では、合数判定部106が判定した炊飯合数と操作部81aに入力された炊飯情報とに対応する炊飯シーケンス情報を記憶部105aから抽出する。
抽出後は、上記ステップS4に移行し、炊飯工程を行う。
本発明の第2実施形態の炊飯器によれば、浸水工程Aの開始前において、マイクロ波の周波数fを合数判定用下限周波数fdから合数判定用上限周波数fuまで段階的に(例えば+10MHzずつ)上昇させながらマイクロ波を鍋2内に送信し、それらの反射波のうち反射波量が最も小さいときのマイクロ波の周波数に基づいて、炊飯合数を判定するように構成している。これにより、浸水工程Aの開始前に炊飯合数を判定することができ、当該判定した炊飯合数に基づいて加熱制御部71を制御することで、浸水工程Aにおいても炊飯合数に応じた最適な加熱を行うことができる。したがって、マイクロ波を利用して更なる省エネルギー化を実現することができる。また、加熱時間を短縮することもできる。
また、上記第1実施形態において炊飯工程で被調理物23の加熱に用いるマイクロ波の消費電力が約200ワット(W)程度であるのに対して、本第2実施形態において鍋2内の合数判定用に用いるマイクロ波の消費電力は約10ワット(W)程度と非常に少なくてすむ。
なお、本第2実施形態では、マイクロ波の周波数fを合数判定用下限周波数fdから合数判定用上限周波数fuまで段階的に(例えば+10MHzずつ)上昇させるようにしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、合数判定用下限周波数fdから合数判定用上限周波数fuまで連続的に上昇させてもよい。また、合数判定用上限周波数fuから合数判定用下限周波数fdまで段階的又は連続的に下降させるようにしてもよい。また、合数判定用下限周波数fdと合数判定用上限周波数fuとは、鍋2の高さ又は容積に応じて、鍋2内の炊飯合数が判定できると予想される範囲内で適宜設定すればよい。
また、合数判定部106が判定した炊飯合数を、表示・報知部81bに表示してもよい。これにより、使用者は、鍋2内に入れた被調理物23の量が炊飯器に正しく認識されているか否かを、炊飯工程の開始前に知ることができる。
また、本第2実施形態では、浸水工程Aの開始前に炊飯合数を判定するようにしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、炊き上げ工程Bの開始前に炊飯合数を判定するようにしてもよい。炊き上げ工程Bの開始前に炊飯合数を判定し、当該炊飯合数に基づいて加熱制御部71の鍋加熱動作を制御するようにすれば、炊き上げ工程の所要時間にて炊飯合数を判定する従来の炊飯器よりも更なる省エネルギー化を実現することができる。
《第3実施形態》
本発明の第3実施形態にかかる炊飯器の構成について、図11及び図12を用いて説明する。図11は、本発明の第3実施形態にかかる炊飯器の構成を示す断面図である。図12は、本発明の第3実施形態にかかる炊飯器において、制御に関連する各部及び装置の構成を機能別にブロック化して示した機能ブロック図である。
本第3実施形態にかかる炊飯器は、炊飯工程終了後、炊飯したご飯を予め決められた温度に保温(鍋加熱装置3を間欠駆動することにより保温加熱)する保温工程を行う保温機能付きの炊飯器である。保温工程中においては、使用者が蓋本体5を開けてご飯をよそうことにより、鍋2内のご飯量が減ることが考えられる。鍋2内のご飯量が減った場合、保温加熱する鍋加熱装置3の加熱出力は、ご飯量が減る前よりも小さくすることができる。また逆に、ご飯量が減る前よりも保温加熱する鍋加熱装置3の加熱出力を小さくしなかった場合には、省エネルギー化できないこととともに、ご飯が加熱され過ぎて硬くなり、食味が悪くなる恐れがある。
一方、保温工程中において鍋2内のご飯量が減るのは、蓋本体5が開閉された(開けたのちに閉じられた)ときと考えられる。
本第3実施形態にかかる炊飯器は、本第2実施形態と同様にマイクロ波の上記性質を利用して、保温工程中において蓋本体5が開閉されたときに、鍋2内に残されたご飯量を判定するように構成及び制御するようにしたものである。
より具体的には、本第3実施形態にかかる炊飯器は、さらに蓋開閉検知部58を備え、制御部100が炊飯動作制御部101と記憶部105に代えて炊飯・保温動作制御部111と記憶部105bとを備えるとともに、さらにご飯量判定部107を備え、マイクロ波送信部63に代えて上記マイクロ波送受信部64を備える点で第1実施形態の炊飯器と異なる。それ以外の点については第1実施形態の炊飯器と同様であるので、重複する説明は省略し、主に相違点について以下に説明する。
図11において、蓋開閉検知部58は、例えば、内側蒸気筒54の内側に配置された球形状マグネット58aとリードスイッチ58bとで構成されている。内側蒸気筒54の底壁(内蓋52側の壁)はヒンジ軸53から離れるに従い下方に傾斜する傾斜面を有しており、球形状マグネット58aは当該傾斜面上を転がって動けるように配置されている。リードスイッチ58bは、内側蒸気筒54のヒンジ軸53に近い側の壁に取り付けられている。球形状マグネット58aは、蓋本体5が閉められた時にはヒンジ軸53から離れる側(図11に示す位置)に位置し、蓋本体5が開けられた時には上記傾斜面を転がり、ヒンジ軸53に近い側に移動してリードスイッチ58bに当接する。リードスイッチ58bは、球形状マグネット58aが当接したときON状態になり、球形状マグネット58aが当接しないときOFF状態になる。このリードスイッチ58bのON、OFFの状態を検知することにより、蓋本体5の開閉状態を検知することができる。
図12において、記憶部105bは、炊飯シーケンス情報と、周波数・ご飯量関係情報とを予め記憶している。周波数・炊飯合数関係情報とは、ご飯量と、当該ご飯量に対してマイクロ波が最も被調理物23に吸収されるときの周波数(すなわち最も加熱効率の良い周波数)との関係を示す情報である。
ご飯量判定部107は、マイクロ波送受信部64が受信した反射波のデータのうち、最も反射波量が小さいときの、マイクロ波送受信部64が送信したマイクロ波の周波数fminを抽出する。また、ご飯量判定部107は、記憶部105bに記憶された周波数・ご飯量関係情報に基づいて、上記抽出したマイクロ波の周波数fminを用いて、鍋2内のご飯量を判定する。さらに、ご飯量判定部107は、判定した鍋2内のご飯量が予め決められた量以上であるか否かを検知する。
炊飯・保温動作制御部111は、炊飯工程及び保温工程に関する各種動作を制御する。炊飯・保温動作制御部111は、蓋開閉検知部58、鍋温度検知部4及び内蓋温度検知部41の検知温度、計時部104の計時時間、一時記憶部104及び記憶部105bに記憶された情報に基づいて、加熱制御部71と発振周波数制御部102とを制御する。また、炊飯・保温動作制御部111は、炊飯器に関する情報を適宜、表示・報知部81bに表示・報知する。
以上のように本発明の第3実施形態にかかる炊飯器は構成されている。
次に、図12及び図13を参照しつつ、本発明の第3実施形態にかかる炊飯器の炊飯・保温動作制御部111の制御動作を説明する。図13は、本発明の第3実施形態にかかる炊飯器の炊飯・保温動作制御部111の制御動作を示すフローチャートである。
なお、ここでは、炊飯工程が終了し、保温工程中であるものとして説明する。
まず、ステップS31では、蓋開閉検知部58により、蓋本体5が開閉されたか否かを検知する。蓋本体5の開閉を検知すると、ステップS32に移行する。
ステップS32では、発振周波数制御部102を制御して、マイクロ波発振駆動部61のマイクロ波の周波数fをf=fd(第1ご飯量判定用周波数の一例であるご飯量判定用下限周波数、例えば2400MHz)に切り換える。
ステップS33では、発振周波数制御部102を制御して、マイクロ波発振駆動部61より周波数fdのマイクロ波を発振させ、当該マイクロ波を給電部62を通じてマイクロ波送受信部64から鍋2内に送信させる。
ステップS34では、鍋2内に送信したマイクロ波が被調理物23に反射されて、マイクロ波送受信部64が受信した反射波の反射波量ΔWを検知する。
ステップS35では、鍋2内に送信したマイクロ波の周波数fと、当該マイクロ波の反射波の反射波量ΔWとを関連付けて一時記憶部104に記憶させる。
ステップS36では、発振周波数制御部102を制御して、マイクロ波発振駆動部61のマイクロ波の周波数fをf=f+Δf(例えばΔf=10MHz)に切り換える。
ステップS37では、切換後のマイクロ波の周波数fが、f>fu(第2ご飯量判定用周波数の一例であるご飯量判定用下限周波数、例えば2500MHz)であるか否かを検知する。切換後のマイクロ波の周波数fがf>fuでないとき、上記ステップS33に戻り、上記ステップS33〜S36の動作を繰り返す。切換後のマイクロ波の周波数fがf>fuであるとき、ステップS38に移行する。
ステップS38では、ご飯量判定部107を制御して、一時記憶部104に記憶させたマイクロ波の周波数fと反射波の反射波量ΔWとの関係データのうち、上記反射波の反射波量ΔWが最も小さいときのマイクロ波の周波数fminを抽出させる。
ステップS39では、ご飯量判定部107を制御して、記憶部105bに予め記憶された周波数・ご飯量関係情報に基づいて、上記抽出させたマイクロ波の周波数fminを用いて鍋2内のご飯量を判定させる。
ステップS40では、ご飯量判定部107が判定した鍋2内のご飯量が予め決められた量以上であるか否かを検知する。上記ご飯量が予め決められた量以上であるとき、ステップS41に移行し、上記ご飯量が予め決められた量より少ないとき、ステップS43に移行する。なお、上記予め決められた量は、保温する必要が無い程の少ない量、例えば鍋2にご飯がこびり付いた程度の量)に設定することが好ましい。
ステップS41では、発振周波数制御部102を制御して、マイクロ波発振駆動部61のマイクロ波の周波数fをf=fminに切り換える。
ステップS42では、発振周波数制御部102を制御してマイクロ波発振駆動部61より周波数fminのマイクロ波を発振させ、当該マイクロ波を給電部62を通じてマイクロ波送受信部64から鍋2内に送信させるとともに、加熱制御部71を制御して鍋加熱装置3を間欠駆動して、鍋2内のご飯への保温加熱を再開する。これにより、保温工程が継続される。ステップS42の後は、ステップS31に移行する。
ステップS43では、発振周波数制御部102を制御して固体マイクロ波発振装置6のマイクロ波発振動作を停止するとともに、加熱制御部71を制御して鍋加熱装置3の間欠駆動を停止して、鍋2内のご飯への保温加熱を停止する。これにより、保温工程が終了する。
本発明の第3実施形態の炊飯器によれば、保温工程において、マイクロ波の周波数fをご飯量判定用下限周波数fdからご飯量判定用上限周波数fuまで段階的に(例えば+10MHzずつ)上昇させながらマイクロ波を鍋2内に送信し、それらの反射波のうち反射波量が最も小さいときのマイクロ波の周波数fminに基づいて、ご飯量を判定するように構成している。また、保温工程中に鍋2内のご飯量が変化するのは、使用者が蓋本体5を開けてご飯をよそうときと考えられるため、ご飯量の判定は、蓋開閉検知部58が蓋本体5の開閉を検知したときに行うように構成している。これにより、使用者がご飯をよそって蓋本体5を閉める度に、鍋2内に残されたご飯量を判定することができ、当該判定したご飯量に基づいて加熱制御部71を制御することで、鍋2内に残されたご飯量に応じた最適な保温加熱を行うことができる。したがって、マイクロ波を利用して更なる省エネルギー化を実現することができる。
また、本発明の第3実施形態の炊飯器によれば、保温中の鍋2内のご飯量が予め決められた量以下であるとき、自動的に保温加熱を停止して保温工程を終了するようにしている。これにより、鍋2内にほとんどご飯が残されていないときに、使用者が保温加熱を停止することを忘れても自動的に保温加熱を停止することができ、鍋2が空焚きされるのを防止することができる。またこれにより、無駄な加熱を無くして省エネルギー化を実現することができる。
なお、本第3実施形態では、マイクロ波の周波数fをご飯量判定用下限周波数fdからご飯量判定用上限周波数fuまで段階的に(例えば+10MHzずつ)上昇させるようにしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、ご飯量判定用下限周波数fdからご飯量判定用上限周波数fuまで連続的に上昇させてもよい。また、ご飯量判定用上限周波数fuからご飯量判定用下限周波数fdまで段階的又は連続的に下降させるようにしてもよい。また、ご飯量判定用下限周波数fdとご飯量判定用上限周波数fuとは、鍋2の高さ又は容積に応じて、鍋2内のご飯量が判定できると予想される範囲内で適宜設定すればよい。
また、保温工程において鍋2内に残されたご飯は、使用者のよそい方により、高さの不均一性が大きくなることが有り得る。このような場合には、例えば、固体マイクロ波発振装置6により鍋2内のご飯の表面全体の高さを測定し、その平均高さによりご飯量を判定するようにしてもよい。
また、ご飯量判定部106が判定したご飯量を、表示・報知部81bに表示してもよい。これにより、使用者は、鍋2内のご飯量を、蓋本体5を開けなくても知ることができる。また、使用者は、鍋2内のご飯量が炊飯器に正しく認識されているか否かを知ることができる。
また、本第3実施形態では、保温機能付きの炊飯器について説明したが、上記ご飯量の判定方法は、ご飯を保温する保温機能のみを有する保温器に利用してもよい。
《第4実施形態》
本発明の第4実施形態にかかる炊飯器の構成について、図14を用いて説明する。図14は、本発明の第4実施形態にかかる炊飯器の構成を示す断面図である。
本第4実施形態にかかる炊飯器は、鍋2に代えて土鍋2Aを備え、当該土鍋2Aがマイクロ波透過材料で形成されることを利用して、土鍋2Aの外側からマイクロ波を送信して土鍋2A内の被調理物23を加熱できるように、底外コイル32と側部コイル33とに代えて第2固体マイクロ波発振装置6aを配置し、それらに関連して炊飯器本体1等の構成を変形した点で第1実施形態にかかる炊飯器と異なる。それ以外の点については第1実施形態の炊飯器と同様であるので、重複する説明は省略し、主に相違点について以下に説明する。
図14において、第2固体マイクロ波発振装置6aは、固体マイクロ波発振装置6と同様に、電圧制御されることにより、任意の周波数のマイクロ波を発振可能な装置である。第2固体マイクロ波発振装置6aは、マイクロ波を発振駆動するマイクロ波発振駆動部61aと、マイクロ波発振駆動部61aより発振されたマイクロ波を供給する給電部62aと、給電部62aより供給されたマイクロ波を、土鍋2Aの一部を通過させて土鍋2A内に送信するマイクロ波送信部63aとを備えている。この第2固体マイクロ波発振装置6aは、鍋収納部1a以外の部分がマイクロ波を透過しない材料(例えば金属)で構成された炊飯器本体1A内に配置されている。本第4実施形態においては、外蓋51内に配置された電波シール9と、炊飯器本体1Aとでマイクロ波遮蔽部材の一例を構成し、マイクロ波が炊飯器外部に漏れることを防止している。
また、炊飯器本体1A内に配置された操作基板82と制御基板7のそれぞれは、マイクロ波により加熱されないように、マイクロ波を透過しない材料(例えば金属)で構成された電波シール91,92により覆われている。
本第4実施形態において、炊飯動作制御部101(図3参照)は、底外コイル32と側部コイル33とを駆動することに代えて、底外コイル32と側部コイル33とを駆動するタイミングで、第2固体マイクロ波発振装置6aを駆動する。これにより、第2固体マイクロ波発振装置6aよりマイクロ波を発振し、土鍋2A内の被調理物23を加熱する。なお、第2固体マイクロ波発振装置6aより発振させるマイクロ波の周波数は、固体マイクロ波発振装置6aが発振するマイクロ波の周波数と同様に設定すればよい。これにより、被調理物23の加熱に寄与するマイクロ波の量を多くすること、すなわち効率的な加熱を行うことができる。
また、土鍋2Aの底部には、鍋加熱装置3の底内コイル31と鍋収納部1aを介して対向するように環状の金属板2aが固定されている。鍋加熱装置3の底内コイル31を駆動して金属板2aを加熱することにより、土鍋2Aの底部から被調理物23を加熱できるようになっている。
本発明の第4実施形態の炊飯器によれば、被調理物23を、底外コイル32と側部コイル33とにより加熱することに代えて、第2固体マイクロ波発振装置6aよりマイクロ波を発振することにより加熱するように構成している。上述したように炊飯工程の経過に応じてマイクロ波の周波数を変えることにより被調理物23のマイクロ波の吸収量を多くすることができるので、例えばIHコイルで構成される底外コイル32と側部コイル33とを用いる場合に比べて、加熱効率を高めることが可能となる。したがって、更なる省エネルギー化を実現することが可能となる。また、加熱時間を短縮することも可能となる。
なお、本第4実施形態において、図14では、第2固定マイクロ波発振装置6aを1つ設けるように図示したが、本発明はこれに限定されず、複数設けられてもよい。また、マイクロ波送信部63aを構成するアンテナを複数設けて、複数の箇所から土鍋2A内にマイクロ波を発振して被調理物23を加熱するようにしてもよい。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明にかかる炊飯器は、マイクロ波を利用して更なる省エネルギー化を実現できるので、省エネルギー化が求められる炊飯器等として有用である。
本発明の第1実施形態にかかる炊飯器の構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる炊飯器において、制御に関連する各部及び装置の物理的構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態にかかる炊飯器において、制御に関連する各部及び装置の機能ブロック図である。 浸水工程と蒸らし工程での鍋内の被調理物の体積変化を示す断面図である。 浸水工程と蒸らし工程でのマイクロ波の周波数と反射波量との関係を示す図である。 炊飯工程中における鍋温度検知部の検知温度と経過時間との関係を示す図である。 炊飯工程中における内蓋温度検知部の検知温度と経過時間との関係を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる炊飯器の炊飯動作制御部の制御動作を示すフローチャートである。 マイクロ波の周波数の他の設定例を示すグラフである。 本発明の第2実施形態にかかる炊飯器において、制御に関連する各部及び装置の機能ブロック図である。 本発明の第2実施形態にかかる炊飯器の炊飯動作制御部の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態にかかる炊飯器の構成を示す断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる炊飯器において、制御に関連する各部及び装置の機能ブロック図である。 本発明の第3実施形態にかかる炊飯器の炊飯・保温動作制御部の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態にかかる炊飯器の構成を示す断面図である。
符号の説明
1,1A 炊飯器本体
2 鍋
3 鍋加熱装置
4 鍋温度検知部
5 蓋本体
6 固体マイクロ波発振装置
6a 第2固体マイクロ波発振装置
7 制御基板
9,91,92 電波シール
21 米
22 水
23 被調理物
41 内蓋温度検知部
51 外蓋
52 内蓋
53 ヒンジ軸
54 内側蒸気筒
55 外側蒸気筒
56 蒸気筒用パッキン
57 蒸気シール
58 蓋開閉検知部
58a 球形状マグネット
58b リードスイッチ
61,61a マイクロ波発振駆動部
62,62a 給電部
63,63a マイクロ波送信部
64 マイクロ波送受信部
81 操作パネル
81a 操作部
81b 表示・報知部
82 操作基板
100 制御部
101 炊飯動作制御部
102 発振周波数制御部
103 計時部
104 一時記憶部
105,105a,105b 記憶部
111 炊飯・保温動作制御部

Claims (8)

  1. 炊飯器本体に設けられた鍋収納部に収納される鍋と、
    上記鍋を加熱する鍋加熱装置と、
    上記鍋の温度を検知する鍋温度検知部と、
    上記鍋の上部開口部を開閉可能な蓋本体と、
    上記鍋加熱装置の加熱動作を制御する加熱制御部と、
    マイクロ波を上記鍋内に発振可能であるとともに、当該マイクロ波の周波数を可変可能な固体マイクロ波発振装置と、
    上記鍋温度検知部の検知温度に基づいて上記加熱制御部を制御して、上記鍋に入れられる米と水とを炊飯する炊飯工程を行う制御部とを備え、
    上記制御部は、さらに、炊飯工程の経過に応じた上記固体マイクロ波発振装置と被調理物との距離の変化に対応して、上記固体マイクロ波発振装置を制御して、上記炊飯工程中において、第1周波数のマイクロ波を上記鍋内に発振し、上記炊飯工程の経過に応じて上記マイクロ波の周波数を、上記第1周波数より周波数が高い第2周波数に切り換えて、当該第2周波数のマイクロ波を上記鍋内に発振して上記米と水とを加熱する、炊飯器。
  2. 上記炊飯工程は、浸水工程と、炊き上げ工程と、沸騰維持工程と、蒸らし工程とを備え、
    上記制御部は、上記固体マイクロ波発振装置を制御して、上記浸水工程において上記第1周波数のマイクロ波を上記鍋内に発振し、上記蒸らし工程において上記第2周波数のマイクロ波を上記鍋内に発振して上記米と水とを加熱する、請求項1に記載の炊飯器。
  3. 上記制御部は、上記浸水工程において上記鍋内に発振するマイクロ波の周波数が、上記第1周波数よりもやや高い周波数とやや低い周波数との少なくとも2段階で交互に切り換わるように上記固体マイクロ波発振装置を制御する、請求項2に記載の炊飯器。
  4. 上記制御部は、上記蒸らし工程において上記鍋内に発振するマイクロ波の周波数が、上記第2周波数よりもやや高い周波数とやや低い周波数との少なくとも2段階で交互に切り換わるように上記固体マイクロ波発振装置を制御する、請求項2又は3に記載の炊飯器。
  5. 炊飯器本体に設けられた鍋収納部に収納される鍋と、
    上記鍋を加熱する鍋加熱装置と、
    上記鍋の温度を検知する鍋温度検知部と、
    上記鍋の上部開口部を開閉可能な蓋本体と、
    上記鍋加熱装置の加熱動作を制御する加熱制御部と、
    マイクロ波を上記鍋内に発振可能であり、且つ当該マイクロ波が上記鍋内で反射された反射波を受信可能であるとともに、当該マイクロ波の周波数を可変可能な固体マイクロ波発振装置と、
    上記鍋温度検知部の検知温度に基づいて上記加熱制御部を制御して、浸水工程と、炊き上げ工程と、沸騰維持工程と、蒸らし工程とを備えて上記鍋に入れられる米と水とを炊飯する炊飯工程を行う制御部と、
    を備え、
    上記制御部は、
    上記炊き上げ工程を開始する前において、上記マイクロ波の周波数を第1合数判定用周波数から第2合数判定用周波数まで段階的に又は連続的に変化させながら、当該マイクロ波が上記鍋内に発振されるように上記固体マイクロ波発振装置を制御する発振周波数制御部と、
    上記発振周波数制御部で制御された上記マイクロ波が上記鍋内で反射されて、上記固体マイクロ波発振装置に受信された反射波の反射波量を、上記発振されたマイクロ波の周波数に関連付けて記憶する記憶部と、
    上記記憶部から上記反射波量が最も小さい上記マイクロ波の周波数を抽出し、マイクロ波の周波数と炊飯合数との関係情報に基づいて、上記抽出したマイクロ波の周波数を用いて上記鍋内の炊飯合数を判定する合数判定部と、
    を備えて、上記合数判定部が判定した上記炊飯合数に基づいて上記加熱制御部を制御する、炊飯器。
  6. 炊飯器本体に設けられた鍋収納部に収納される鍋と、
    上記鍋を加熱する鍋加熱装置と、
    上記鍋の温度を検知する鍋温度検知部と、
    上記鍋の上部開口部を開閉可能な蓋本体と、
    上記鍋加熱装置の加熱動作を制御する加熱制御部と、
    上記蓋本体の開閉を検知する蓋開閉検知部と、
    マイクロ波を上記鍋内に発振可能であり、且つ当該マイクロ波が上記鍋内で反射された反射波を受信可能であるとともに、当該マイクロ波の周波数を可変可能な固体マイクロ波発振装置と、
    上記鍋温度検知部の検知温度に基づいて上記加熱制御部を制御して、上記鍋に入れられる米と水とを炊飯する炊飯工程と、炊飯されたご飯を保温する保温工程とを行う制御部と、
    を備え、
    上記制御部は、
    上記保温工程において上記蓋開閉検知部が上記蓋本体の開閉を検知したとき、上記マイクロ波の周波数を第1ご飯量判定用周波数から第2ご飯量判定用周波数まで段階的に又は連続的に変化させながら、当該マイクロ波が上記鍋内に発振されるように上記固体マイクロ波発振装置を制御する発振周波数制御部と、
    上記発振周波数制御部で制御された上記マイクロ波が上記鍋内で反射されて、上記固体マイクロ波発振装置に受信された反射波の反射波量を、上記発振されたマイクロ波の周波数に関連付けて記憶する記憶部と、
    上記記憶部から上記反射波量が最も小さい上記マイクロ波の周波数を抽出し、マイクロ波の周波数とご飯量との関係情報に基づいて、上記抽出したマイクロ波の周波数を用いて上記鍋内のご飯量を判定するご飯量判定部と、
    を備えて、上記合数判定部が判定した上記ご飯量に基づいて上記加熱制御部を制御する、炊飯器。
  7. 上記制御部は、上記ご飯量判定部が判定した上記鍋内のご飯量が予め決められた量以下であるとき、上記加熱制御部の制御を停止して上記保温工程を終了する、請求項6に記載の炊飯器。
  8. さらに、上記蓋本体が上記鍋の上記開口部を閉じた状態であるときに、上記固体マイクロ波発振装置より上記鍋内に発振されたマイクロ波が炊飯器外部に漏れることを防止するように設けられたマイクロ波遮蔽部材を備える、請求項1〜7のいずれか1つに記載の炊飯器。
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