JP5561857B2 - 粉状化粧料容器 - Google Patents

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Description

本発明は、白粉、ルーズパウダーファンデーションなどの粉状化粧料を収容する粉状化粧料容器であって、収容した粉状化粧料が不用意に飛散することのない粉状化粧料容器に関するものである。
白粉、ルーズパウダーファンデーションなどの粉状化粧料収納する容器は、仕切り部を介して必要量をパウダーパフに移し取り塗布する容器などが知られている。従来、仕切り部は網状フィルター部材や複数の粉取り出し穴を設けた中栓などが知られている。
しかし、近年、仕切り部を伸縮させて切れ込みの開閉を可能にし、必要に応じて粉状化粧料を仕切り部上に移動可能にする手段が特許文献1に提案されている。この特許文献1は、仕切り部に化粧料収容室に達する複数の切れ込みを設けたものである。仕切り部は軟弾性材料で形成され、軟弾性材料が伸長されることで切れ込みが拡開され粉状化粧料を仕切り部上に取り出し可能にする。
この特許文献1で示される軟弾性材料で形成された仕切り部は、上部から押し下げ、伸ばされる事によって切れ込みを拡開させるもので、仕切り部に押圧力のない状態では、軟弾性材料の弾性復元力によって切れ込みは閉じて粉状化粧料の漏出を防止する。しかし、携帯時などに容器に加わる振動などで化粧料収容室内の粉状化粧料は攪拌され、空気を充分に含み、見かけの体積を増加する。そのため、仕切り部の押し下げ操作によってポンプ効果が生じ、粉状化粧料は空気と共に仕切り部上に噴出、飛散して周囲を汚してしまうことがあった。
この問題点は、仕切り部の押し下げ操作によって化粧料収容室内の内圧が上昇し、この内圧上昇分の圧力が小さい切れ込みに集中することによって内部の粉状化粧料を含んだ空気が勢いよく噴出してしまうのが原因となっていた。そこで、仕切り部の切れ込み以外に化粧料収容室より外部に通じる通気孔を設け、化粧料収容室内の内圧上昇を防ぐ構成が特許文献2に提案されている。
この特許文献2は、化粧料収容室の下面若しくは側面に、容器下部に通じる通気孔を設け、化粧料収容室内の圧力を逃がす構造になっていた。しかし、前述したように噴出する空気には粉状化粧料が混じっており、このまま外部に空気を排気してしまうと粉状化粧料によって周囲を汚してしまう問題は解消されない。そこで、化粧料収容室より外部に排気される通気孔にスポンジ状のフィルター部材を配置し、このフィルター部材によって粉状化粧料を外部に噴出するのを防いでいた。
実用新案登録公報第2598957号 特開2009−189638号公報
その結果、容器にフィルター部材が1パーツ増加し、コストアップの要因となっていた。また、このフィルター部材は粉状化粧料によって徐々に目詰まりし、そのフィルター効果は徐々に減少し、最終的には通気孔を完全にふさいでしまって、通気孔及びフィルター部材の効果をゼロにしてしまった。したがって、この特許文献2の解決手段は、粉状化粧料の不用意な噴出の防止という根本的な目的を解消しているとは言えなかった。
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、半永久的に粉状化粧料の不用意な噴出を防止すると共に、粉状化粧料をパウダーパフで取り出す際に飛散しない粉状化粧料容器を提供しようとするものである。
白粉、パウダーファンデーションなどの粉状化粧料を収容する有底筒状の化粧料収容室と、この化粧料収容室の開口側を覆い、軟弾性材料より成形されたシート部に切れ込みを成形し、粉状化粧料を取り出せるようにした仕切り部材と、パウダーパフを有する粉状化粧料容器において、この容器には前記化粧料収容室側面の吸入孔から始まり、容器底面の排気孔で終わる化粧料収容室より外部に通じた通気路を設け、この通気路には、急激に方向が変わる屈曲点、及び急激に断面積が広くなる拡大点を設ける。
次に本発明の粉状化粧料容器の効果について説明する。
粉状化粧料をパウダーパフに付着させるため、パウダーパフで仕切り部材のシート部を押し下げると、シート部が伸張しシート部に設けられた切れ込みが開く。同時に、化粧料収容室の体積が減少するため、化粧料収容室の内圧が上昇する。この上昇した圧力は、切れ込み及び通気路より排気される。その結果、切れ込みより排気される粉状化粧料が混じった空気の圧力は緩和され、空気の噴出による不用意な粉状化粧料の飛散を防止できる。
この通気路より排気される空気は、化粧料収容室内の吸気孔より、粉状化粧料が混じった状態で吸気され、吸入孔―外側溝―周回溝―縦溝―空間を通って底蓋の排気孔より排気されるのであるが、吸入孔と外側溝の間、外側溝と周回溝の間、周回溝と縦溝の間、縦溝と空間の間、および空間の周回リブに屈曲点があり、この屈曲点によって排気中の空気と粉状化粧料が分離される。また、外側溝と縦溝は筒状の中心を基準として、5度〜355度、好適には45度〜135度の範囲でずれた位置に設けられることによって、それらをつなぐ周回溝の長さを適宜設計することができ、その長さにより空気と粉状化粧量の分離を更に促すことを可能とする。
しかも、縦溝と空間は、他の吸入孔、外側溝、周回溝に比べて断面積が2倍以上と、急激に大きくなっているため、ベンチュリ効果によって、排気の流速が急激に低下する。その結果、排気より分離した粉状化粧料は縦溝および空間内に溜まり、空気だけになった排気が排気孔より排気される。
したがって、本発明の粉状化粧料容器は、フィルター部材を使用することなく空気と粉状化粧料を分離でき、パーツ減少によるコストダウンが期待できる。また、フィルター部材を使用していないため、フィルター部材の目詰まりによる排気効率の低下、フィルター能力の低下などがなく、半永久的に空気と粉状化粧料の分離能力を維持できる。
本発明実施例粉状化粧料容器の説明用断面図である。 本発明実施例粉状化粧料容器のリフィル容器本体の分解斜視図である。 本発明実施例粉状化粧料容器の図2におけるY部分断面図である。 本発明実施例粉状化粧料容器の図2におけるZ部分断面図である。 本発明実施例粉状化粧料容器のリフィル容器本体の使用状態の断面図である。 本発明実施例粉状化粧料容器のリフィル容器本体の空気の流れ説明図その1である。 本発明実施例粉状化粧料容器のリフィル容器本体の空気の流れ説明図その2である。 本発明実施例粉状化粧料容器のリフィル容器本体の空気の流れ説明図その3である。 本発明他の実施形態における粉状化粧料容器のリフィル容器本体の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態として第1の実施例を図によって説明する。
図1は、本発明実施例1の粉状化粧料容器の正面断面図である。本発明実施例1の粉状化粧料容器は、外容器Bと、この外容器B内に着脱可能に収納され、粉状化粧料2を収容したリフィル容器Aよりなっている。まず、粉状化粧料2を収容するリフィル容器Aについて説明する。リフィル容器Aは、図2のようにリフィル本体1と仕切り部材5と底蓋9と止めリング23とよりなっている。
リフィル本体1は、内部に粉状化粧料2を収容できるよう上部を開口する有底状の化粧料収容室3を有している。この化粧料収容室3の底部には、粉状化粧料2が充填される充填口4を穿設している。化粧料収容室3の上部には、後述する仕切り部材5が嵌合する上部嵌合部6になっている。この上部嵌合部6の下方には、外径が拡大したベランダ部7を設け、このベランダ部7の下方には外径が縮小した係合部8を設けている。さらにこの係合部8の下方には、後述する底蓋9が嵌合する下部嵌合部10を垂下している。また、リフィル本体1下面、化粧料収容室3下面と下部嵌合部10の間には、空間11を構成している。
化粧料収容室3の上端面(上部嵌合部6の上端面)には、複数の凹部12を刻設している。さらに上部嵌合部6の外側面には、凹部12に連続した外側溝14を刻設している。ベランダ部7の上面最外周には、外周に沿って当接リブ15を突設している。その結果、この当接リブ15よりも内周に周回溝16を構成している。
また、ベランダ部7の側面には、縦溝17を刻設している。この縦溝17は、凹部12及び外側溝14と連続しない位置、本実施例では外側溝14と縦溝17は筒状の中心を基準として90度ずれた位置に設けられている。この縦溝17の底面と上部嵌合部6の外側面とほぼ一致している。また、凹溝17の下部は、リフィル本体1下面の空間11に連続している。
次に、リフィル本体1の上部嵌合部6に嵌合する仕切り部材5について説明する。仕切り部材5は、シリコンゴムなどの伸縮可能な材料より成形し、リフィル本体1の化粧料収容室3の上面を覆う肉厚の薄いシート部18と、前記上部嵌合部6を外側から覆い嵌合する嵌合側壁19よりなっている。
シート部18は、図3に示したように、リフィル本体1に嵌合した際、前記上部嵌合部6の凹部12を外部より遮断し、化粧料収容室3内に開口する吸入孔13としている。また嵌合側壁19の内面は、上部嵌合部6の外側溝14を外部より遮断し、吸入孔13―外側溝14―周回溝16と連続した通気路を構成している。さらに、嵌合側壁19の下面は、前記ベランダ部7の当接リブ15に当接し、周回溝16を外部より遮断し、吸入孔13―外側溝14―周回溝16―縦溝17―空間11と連続した通気路38を構成している。
シート部18は、伸縮により開閉する切れ込み20を形成している。この切れ込み20は、シート部18の中央部21に向く線、すなわちシート部18の伸長方向に交差して形成される。そのため、図5に示したように、切れ込み20はパウダーパフ22の押し下げで開口され、化粧料収容室3内の粉状化粧料2をシート部18上方に移動可能にし、パウダーパフ22に粉状化粧料2を移し取れるようにする。しかし、パウダーパフ22の押圧力がない状態では、シート部18の切れ込み20は復元し閉穴する。つまり、シート部18の下方、化粧料収容室3とシート部18上方との通路がなくなり、携帯時の振動などによる粉状化粧料2の不用意な漏れ出しを防止する。
仕切り部材5の嵌合側壁19の外径は、前記リフィル本体1のベランダ部7外径よりも若干小径になっている。さらにリフィル本体1上方より止めリング23が嵌合している。この止めリング23は、前記仕切り部材5の嵌合側壁19及びリフィル本体1のベランダ部7を覆い、係合部8に係合している。また、止めリング23の上面には、挟持部24が設けられ、仕切り部材5のシート部18をリフィル本体1の上部嵌合部6上端との間に挟持し、仕切り部材5を脱落不能にしている。
また、リフィル本体1下方より底蓋9が嵌合している。この底蓋9は、リフィル本体1の下部嵌合部10に嵌合し、脱落不能に係合している。この底蓋9の上面中央部分には、リフィル本体1の充填口4に気密に嵌合し、充填口4を閉鎖して、密閉した化粧料収容室3にする閉鎖部25を設けている。また、底蓋9の外側壁全周には、後述する外容器B内にリフィル容器Aを係合保持する係合溝28を刻設している。
この底蓋9により図4に示したように、リフィル本体1の空間11の下方を閉鎖し、前記縦溝17と空間11を連続した通気路38としている。前記閉鎖部25の周囲、前記空間11に相当する部位上面には、周回リブ26を突設している。この周回リブ26よりも中心方向には、排気孔27を穿設している。この排気孔27は、小径の孔であり、周回リブ26の内側に1点だけ設けられている。その結果、空間11の空気は、1点の排気孔27に集中して排気されるのであるが、その前に、周回リブ26によって空気の流れが強制的に曲げられた後排気されるようになっている。そして、化粧料収容室3より吸入孔13―外側溝14―周回溝16―縦溝17―空間11−排気孔27と、外部へつながる独立した通気路38を構成している。
さらに、前記止めリング23の上面には、バージンフィルム39を剥離可能に貼着している。このバージンフィルム39には、止めリング23の開口部に嵌合し、前記仕切り部材5のシート部18が衝撃などによって外方向に膨らまないよう押さえる押さえ部40になっている。その結果、未使用状態では粉状化粧料2が外部に飛散しないようになっており、初めての使用する前にバージンフィルム39を剥離して使用可能とする。
次に、このリフィル容器Aを収容する外容器Bについて説明する。外容器Bは、蓋体29とケース本体30よりなり、お互いの端部が蝶番31により開閉自在に連結している。この蝶番31の反対側には、蓋体29を閉じた状態で保持し、かつ任意でその保持を解除できるフック機構32を設けている。
ケース本体30の上面には、リフィル容器Aが収納される収納凹所33が刻設されている。この収納凹所33の内側壁には、リフィル容器B側壁の係合溝28に係合してリフィル容器Bを収納凹所33内に保持する保持部34を設けている。また、収納凹所33底面には、外部に貫通し外部よりリフィル容器Bを押し上げ、取り外せる押し上げ穴35を穿設している。
蓋体29内面には空間を設け、リフィル容器Aを収容したケース本体30上面との間にパウダーパフ22を収納できるパフ収納室36を形成している。このパフ収納室36の天井面には、鏡37を貼着している。
次に、上記構成の動作を説明する。前述のように、粉状化粧料2をパウダーパフ22に付着させるため、パウダーパフ22で仕切り部材5のシート部18を押し下げると、シート部18が伸張しシート部18に設けられた切れ込み20が開く。同時に、化粧料収容室3の体積が減少するため、化粧料収容室3の内圧が上昇する。この上昇した圧力は、切れ込み20が開くと同時に排気される。この排気には、化粧料収容室3内の粉状化粧料2が混じっており、粉状化粧料2をシート部18上に移動させると同時にパウダーパフ22に付着させる。(図5参照)
同時に、この排気は化粧料収容室3内の通気路38より外部へ排気される。この粉状化粧料2の混じった排気は、吸入孔13―外側溝14―周回溝16(図6参照)―縦溝17―空間11を通って(図7参照)底蓋9の排気孔27より排気される(図8参照)。この時、吸入孔13と外側溝14の間(X1)、外側溝14と周回溝16の間(X2)、周回溝16と縦溝17の間(X3)、縦溝17と空間11の間(X4)、および周回リブ26と排気孔27の間(X6)に進行方向が90度程度急激に曲がる屈曲点Xがあり、さらに空間11の周回リブ26(X5)により直線的な流れを妨げる屈曲点Xがあり、これらの屈曲点Xによって排気中の空気と粉状化粧料2が分離される。
しかも、縦溝17と空間11は、他の吸入孔13、外側溝14、周回溝16に比べて断面積が急激に大きくなっている(拡大点E)。この拡大点Eは、断面積が実施例では約0.1平方mmから約30平方mmに拡大しており、拡大率は約300倍になっている。その結果、ベンチュリ効果によって、排気の流速が急激に低下し、排気より分離した粉状化粧料2が縦溝17および空間11内に溜まり、空気だけになった排気が排気孔27より排気される。
以下、本発明の実施の形態として第2の実施例を図によって説明する。
本発明実施例2の粉状化粧料容器は、本発明実施例1における吸入孔13−外側溝14−周回溝16−縦溝17−空間11−排気孔27という連続した通気路38のうち、外側溝14〜空間11までの通気路につき異なる構成をとる(図9)。
化粧用収容室3側面の吸入孔13から始まり、凹部12に連続した外側溝14とつながる、化粧用収容室3側面の下部まで延伸する縦溝44を設けている。縦溝44の下部において横へ延伸する横溝45が設置され、更に横溝45とつながり上部へ延伸する縦溝41を設置している。縦溝41の上部において横へ延伸する横溝42が設置され、更に横溝42とつながり下部へ延伸する縦溝43を設置し、縦溝43の下部は、リフィル本体1下面の空間11に連続している。
粉状化粧料2の混じった排気は、吸入孔13―外側溝14―縦溝44―横溝45―縦溝41―横溝42―縦溝43―空間11を通って底蓋9の排気孔27より排気される。この時、吸入孔13と外側溝14の間(X11)、縦溝44と横溝45の間(X12)、横溝45と縦溝41の間(X13)、縦溝41と横溝42の間(X14)、横溝42と縦溝43の間(X15)、縦溝43と空間11の間(X16)、および周回リブ26と排気孔27の間(X6)に進行方向が90度程度急激に曲がる屈曲点Xがあり、さらに空間11の周回リブ26(X5)により直線的な流れを妨げる屈曲点Xがあり、これらの屈曲点Xによって排気中の空気と粉状化粧料2が分離される。
しかも、縦溝43と空間11は、他の吸入孔13、外側溝14、縦溝44、横溝45、縦溝41、横溝42、縦溝43の各々の間に比べて断面積が急激に大きくなっている(拡大点E)。この拡大点Eは、断面積が実施例では約0.1平方mmから約30平方mmに拡大しており、拡大率は約300倍になっている。その結果、ベンチュリ効果によって、排気の流速が急激に低下し、排気より分離した粉状化粧料2が空間11内に溜まり、空気だけになった排気が排気孔27より排気される。
なお、本発明について図面に示した特定の実施の形態を説明したが、図面に示した実施の形態により本発明を限定するものではない。実施例2における、縦溝の上下への往復は複数回繰り返してもよく、屈曲点Xは8〜16個有することができる。また例えば、図面では交換可能なリフィル容器の形態を示したが、外容器にリフィル容器を固定した交換不能な容器としても良い。また、図面では蓋体を蝶番によりケース本体に蝶着した形態を説明したが、リフィル容器自体に直接蓋体が嵌合する形態の容器としてもよい。更に、リフィル容器を押し上げる押し上げ穴は、ピンを差し込むピン穴でも、コインを差し込むコイン穴でも、指で直接押し上げる穴でも良い。また、外容器のフック機構は、一般的に知られている蓋体を閉じた状態で保持し、かつ任意でその保持を解除できるフック機構であれば利用可能である。また、筒状である化粧料収容室および外容器は真円に限らず、楕円であっても多角形であってもよい。
2・・・・粉状化粧料
3・・・・化粧料収容室
5・・・・仕切り部材
13・・・吸入孔
14・・・外側溝
17・・・縦溝
18・・・シート部
20・・・切れ込み
22・・・パウダーパフ
26・・・周回リブ
27・・・排気孔
38・・・通気路
E・・・・拡大点
X・・・・屈曲点

Claims (6)

  1. 粉状化粧料(2)を収容する有底筒状の化粧料収容室(3)と、該化粧料収容室(3)の開口側を覆い、軟弾性材料より成形されたシート部(18)に切れ込み(20)を成形し、粉状化粧料(2)を取り出せるようにした仕切り部材(5)と、パウダーパフ(22)を有する粉状化粧料容器において、
    該容器には前記化粧料収容室(3)側面の吸入孔(13)から始まり、容器底面排気孔(27)で終わる化粧料収容室(3)より外部に通じた通気路(38)を設け、該通気路(38)には、急激に方向が変わる屈曲点(X)、及び急激に断面積が広くなる拡大点(E)を設けたことを特徴とする粉状化粧料容器。
  2. 前記通気路(38)の屈曲点(X)は、通気路(38)の方向を45度から135度の範囲で転換させて成形する屈曲点(X1〜X4,X6およびX11〜X16)、または通気路(38)の途中に直線的な流れを妨げる周回リブ(26)を設けることにより成形する屈曲点(X5)であることを特徴とする請求項1記載の粉状化粧料容器。
  3. 前記通気路(38)の方向を45度から135度の範囲で転換させて成形する屈曲点(X1〜X4,X6およびX11〜X16)を、少なくとも4ヶ所設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の粉状化粧料容器。
  4. 前記通気路(38)が容器の中心軸と平行な、容器上部に設けた外側溝(14)及び該外側溝(14)下方に設けた縦溝(17)より構成される部位を含み、当該外側溝(14)と縦溝(17)とが化粧料収容室の筒状の中心を基準として5度〜355度の範囲でずれた位置に設けられたことを特徴とする、請求項1〜3いずれかの項に記載の粉状化粧料容器。
  5. 前記通気路(38)の途中に直線的な流れを妨げる周回リブ(26)を設けることにより成形する屈曲点(X5)を、少なくとも1ヶ所設けたことを特徴とする請求項1〜4いずれかの項に記載の粉状化粧料容器。
  6. 前記通気路(38)の断面積は、0.05平方mmから300平方mmであり、急激に断面積が広くなる拡大点(E)の断面積の拡大率が、2倍以上であることを特徴とする請求項1〜5いずれかの項に記載の粉状化粧料容器。
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