JP2014033920A - 粉状化粧料容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】白粉、ルーズパウダーなどの粉状化粧料を収容する粉状化粧料容器に関し、収容した粉状化粧料が不用意に飛散することのない携帯に適した容器を提供する。
【解決手段】粉状化粧料2を収容する皿状の化粧料収容室3と、化粧料収容室3の開口側を覆い、軟弾性材料より成形されたシート部11aに伸長すると開く切れ込み13を成形し、粉状化粧料2を取り出せるようにした仕切り部材5aと、仕切り部材5aを脱落不能に保持する止めリング23とを有し、パウダーパフ22を収納した粉状化粧料容器に於いて、止めリング23のシート部外周を押さえる外周押さえ16が化粧料収納室3の上端内径よりも内方向に突出し、シート部11aの外周押さえ16に覆われた位置に、エア抜き穴若しくはエア抜きスリット15aを成形する。
【選択図】図1
【解決手段】粉状化粧料2を収容する皿状の化粧料収容室3と、化粧料収容室3の開口側を覆い、軟弾性材料より成形されたシート部11aに伸長すると開く切れ込み13を成形し、粉状化粧料2を取り出せるようにした仕切り部材5aと、仕切り部材5aを脱落不能に保持する止めリング23とを有し、パウダーパフ22を収納した粉状化粧料容器に於いて、止めリング23のシート部外周を押さえる外周押さえ16が化粧料収納室3の上端内径よりも内方向に突出し、シート部11aの外周押さえ16に覆われた位置に、エア抜き穴若しくはエア抜きスリット15aを成形する。
【選択図】図1
Description
本発明は、白粉、ルーズパウダーファンデーションなどの粉状化粧料を収容する粉状化粧料容器であって、収容した粉状化粧料が不用意に飛散することのない粉状化粧料容器に関するものである。
白粉、ルーズパウダーファンデーションなどの粉状化粧料収納する容器は、仕切り部を介して必要量をパウダーパフに移し取り塗布する容器などが知られている。従来、仕切り部は網状フィルター部材や複数の粉取り出し穴を設けた中栓などが知られている。
この特許文献1で示される軟弾性材料で形成された仕切り部は、上部から押し下げ、伸ばされる事によって切れ込みを拡開させるもので、仕切り部に押圧力のない状態では、軟弾性材料の弾性復元力によって切れ込みは閉じて粉状化粧料の漏出を防止する。しかし、携帯時などに容器に加わる振動などで化粧料収容室内の粉状化粧料は攪拌され、空気を充分に含み、見かけの体積を増加する。そのため、仕切り部の押し下げ操作によってポンプ効果が生じ、粉状化粧料は空気と共に仕切り部上に噴出、飛散して周囲を汚してしまうことがあった。
この問題点は、仕切り部の押し下げ操作によって化粧料収容室内の内圧が上昇し、この内圧上昇分の圧力が小さい切れ込みに集中することによって内部の粉状化粧料を含んだ空気が勢いよく噴出してしまうのが原因となっていた。そこで、仕切り部の切れ込み以外に化粧料収容室より外部に通じる通気孔を設け、化粧料収容室内の内圧上昇を防ぐ構成が特許文献2及び特許文献3に提案されている。
この特許文献2は、化粧料収容室の下面若しくは側面に、容器下部に通じる通気孔を設け、この通気孔にスポンジ状のフィルター部材を配置し、このフィルター部材によって空気のみを排気していた。また、特許文献3には、化粧料収容室の側面から容器下面に通じる複雑に屈曲した迷路状で、且つ断面積が急激に変わった排気孔を設け、この通気孔内の空気の流速をコントロールして空気と粉状化粧料を分離し、フィルター部材を必要とせずに空気のみを排気していた。
しかし、化粧料収容室内の内圧上昇が抑えられたとしても、スリットが上方に向けて開孔している限り、スリットから上方に向けて粉状化粧料が噴出してしまい、根本的な問題の解消には至っていなかった。
粉状化粧料2を収容する皿状の化粧料収容室3と、該化粧料収容室3の開口側を覆い、軟弾性材料より成形されたシート部11に伸長すると開く切れ込み13を成形し、粉状化粧料2を取り出せるようにした仕切り部材5と、該仕切り部材5を脱落不能に保持する止めリング23とを有し、パウダーパフ22を収納した粉状化粧料容器に於いて、前記止めリング23のシート部11外周を押さえる外周押さえ16が前記化粧料収納室3の上端内径よりも内方向に突出し、前記シート部11の外周押さえ16に覆われた位置に、エア抜き穴15b若しくはエア抜きスリット15aを成形する。
また、エア抜きスリット15aを設ける場合、外周押さえ16に相対したシート部11を肉薄部24に成形して、エア抜きスリット15aを開き易くしても良い。
本発明の粉状化粧料容器は、無負荷の状態(使用しない状態)では、仕切り部材5のシート部11に設けられたエア抜きスリット15aまたはエア抜き穴15bは、外周押さえ16に接触し閉鎖している。同時に、シート部11に設けられたエア抜きスリット15aと切れ込み13が閉じており、化粧料収容室3内の粉状化粧料2がシート部11より上方に移動しない。
ここで、粉状化粧料2をパウダーパフ22に付着させるため、パウダーパフ22で仕切り部材5のシート部11を押し下げると、シート部11aと止めリング23の外周押さえ16の間に隙間が生じ、エア抜き穴15bを開放して、化粧料収容室3内の空気を排出する。また、エア抜きスリット15aは、一番伸長量の多いシート部11の最外周に設けているため最初に開く。この切れ込み13が開く作用は、シート部11に肉薄部24を設けた場合、より確実となる。この排気された空気は、外周押さえ16によって中心方向に向かいパウダーパフ22に吹き付けられ、他所を汚す事がない。
従って、本発明の粉状化粧料容器は、既に開口したエア抜き穴15b若しくは一番伸長量の多いシート部11の最外周に設けたエア抜きスリット15aを配置してこの部分が優先的に開口して粉状化粧料2が噴出するようにし、この部分の上方に止めリング23の外周押さえ16を配置して粉状化粧料2の噴出方向を中心方向に変えて、パウダーパフ22に吹き付けるようにしたため、他所を汚す事がまったくない。
以下、本発明の実施の形態として実施例を図によって説明する。
図1は、本発明実施例1の粉状化粧料容器の断面図である。本発明実施例1の粉状化粧料容器は、外容器B1と、この外容器B1内に着脱可能に収納され、粉状化粧料2を収容したリフィル容器Aより成っている。
リフィル容器Aは、本体1、仕切り部材5a、底蓋9、止めリング23、バージンフィルム20及び押さえ部材21とより成っている。
本体1は、内面に粉状化粧料2を収容できるよう上部を開口する皿状の化粧料収容室3を設けている。この化粧料収容室3の底部は、球R形状に成形しており、底部中央に粉状化粧料2を充填するための充填口4を穿設している。また、本体1の上部外壁は、後述する仕切り部材5aが嵌合する上部嵌合部6になっている。この上部嵌合部6の下方は外径が拡大した上部係合部10を設け、この上部係合部10の下方には更に外径が拡大したベランダ部7を設けている。このベランダ部7の下方には、外径が縮小した下部係合部8を設けている。
次に、本体1の上部嵌合部6に嵌合する仕切り部材5aについて説明する。仕切り部材5aは、シリコンゴムなどの伸縮性を有した材料より成形している。この仕切り部材5aは、本体1の化粧料収容室3の上部開口部分を覆う肉厚の薄いシート部11aと上部嵌合部6に外側から嵌合する嵌合側壁12より成っている。
更に、本体1の上部には止めリング23が嵌合し、下端が本体1のベランダ部7に当接した状態で上部係合部10に脱落不能に係合している。この止めリング23の上部は前記仕切り部材5aの上面を押さえる外周押さえ16となっており、本体1と止めリング23の間に仕切り部材5aを脱落不能に挟持している。この外周押さえ16は、本体1の上部開口縁部よりも内方向に突出し、中央に取り出し穴17を構成している。
本体1と止めリング23に挟持された仕切り部材5aのシート部11aは、取り出し穴17より外部に露出した部分に、無数の切れ込み13を設けている。この切れ込み13は、取り出し穴17の中心線に交差して(シート部11aの伸長方向に交差して)設けている。その結果、無負荷の状態では切れ込み13が閉じており、化粧料収容室3内の粉状化粧料2の飛散を防いでいる。ここで、パウダーパフ22によってシート部11aを押圧して伸長させると、初めて切れ込み13が開き、化粧料収容室3内の粉状化粧料2を取り出し、パウダーパフ22に付着させることができるようになっている。
更にこのシート部11aの取り出し穴17の縁部付近(最もシート部11aが伸長し切れ込み13にストレスがかかる部分)は、シート部11aの肉厚が増加した肉厚部14となっており、取り出し穴17周縁付近のシート部11a及び切れ込み13を補強、保護している。また、止めリング23の外周押さえ16に相対するシート部11aの部位には、エア抜き穴15bを穿設している。
その結果、シート部11aが無負荷の状態(使用しない状態)では、図2に示したように、シート部11aと止めリング23の外周押さえ16は接触しており、エア抜き穴15bを閉鎖し、化粧料収容室3内の粉状化粧料2の飛散を防いでいる。ここで、パウダーパフ22によってシート部11aを押圧すると、図3のように、シート部11aと止めリング23の外周押さえ16の間に隙間が生じ、エア抜き穴15bを開放して、化粧料収容室3内の空気を排出する。これは、切れ込み13が開くよりも先に行われる。この排気された空気は、矢印Fに示したように、外周押さえ16によって中心方向に向かい、パウダーパフ22に吹き付けられ、他所を汚す事がない。
また、本体1下方より底蓋9が嵌合している。この底蓋9の上端は前記本体1のベランダ部7に当接しており、内側面が本体1の下部係合部8に脱落不能に係合している。この底蓋9の上面中央部分には、前記本体1の充填口4に密に嵌合し充填口4を閉鎖する閉鎖部18を設けている。この閉鎖部18の上面は、前記本体1の化粧料収容室3内面の球R形状と連続した化粧料収容室3の底面25となっている。また、底蓋9の外側壁全周には、係合溝19を刻設している。
更に、前記止めリング23の上面には、バージンフィルム20を剥離可能に貼着している。このバージンフィルム20と前記仕切り部材5aのシート部11aの間の、前記止めリング23の取り出し穴17内に、押さえ部材21を内装し、シート部11aが衝撃などで外方向に膨らまないように押さえている。その結果、流通時など、バージンフィルム20の貼着状態では、粉状化粧料2がシート部11aよりも上方に移動しないようになっている。このバージンフィルム20は、初めて使用するとき押さえ部材21と一緒に剥離し、取り出し穴17を露出させて使用可能にする。
以上がリフィル容器Aである。次に、このリフィル容器Aに粉状化粧料2を充填する場合について図7により説明する。リフィル容器Aは、先ず本体1、仕切り部材5a、止めリング23、バージンフィルム20、及び押さえ部材21を組み付けた状態で、逆さまにして粉状化粧料2を充填口4より充填する。充填後、本体1の下部に底蓋9を嵌合して充填口4を閉鎖する。
次に、このリフィル容器Aを着脱可能に保持する外容器B1について説明する。外容器B1は、ジャー容器の形態をしており、容器本体31に蓋体30が着脱自在に嵌合している。以下、その構成を説明する。
容器本体31は、外枠36内に中枠32を止着して成っている。中枠32の上部は、外枠36より上方に突出し、蓋体30が着脱自在に嵌合する嵌合部38になっている。この中枠32の中央部分は窪んでおり、前記リフィル容器Aを収納するリフィル収納部34になっている。このリフィル収納部34の上方は、パウダーパフ22を載置するパフ収納室33になっている。また、リフィル収納部34の内側壁には、弾性を有した弾性舌片39を設け、この弾性舌片39の側壁に保持部35を突設している。この保持部35は、前記リフィル容器Aの底蓋9の係合溝19に係合してリフィル容器Aをリフィル収納部34内に収納保持している。また、リフィル収納部34の底面には、外部に貫通した押上孔37を穿設し、この押上孔37よりリフィル容器Aを押し上げることによって、外容器B1の保持部35とリフィル容器Aの係合溝19の係合を解除でき、任意でリフィル容器Aの取り外しが可能になっている。
図4は、本発明実施例2の粉状化粧料容器の正面断面図である。本発明実施例2の粉状化粧料容器は、外容器B2と、この外容器B2内に着脱可能に収納され、粉状化粧料2を収容したリフィル容器Aより成っている。以下、説明する。
リフィル容器Aは、本体1、仕切り部材5b、底蓋9、止めリング23、バージンフィルム20及び押さえ部材21とより成っている。
本体1は、内面に粉状化粧料2を収容できるよう上部を開口する皿状の化粧料収容室3を設けている。この化粧料収容室3の底部は、球R形状に成形しており、底部中央に粉状化粧料2を充填するための充填口4を穿設している。また、本体1の上部外壁は、後述する仕切り部材5bが嵌合する上部嵌合部6になっている。この上部嵌合部6の下方は外径が拡大した上部係合部10を設け、この上部係合部10の下方には更に外径が拡大したベランダ部7を設けている。このベランダ部7の下方には、外径が縮小した下部係合部8を設けている。
次に、本体1の上部嵌合部6に嵌合する仕切り部材5bについて説明する。仕切り部材5bは、シリコンゴムなどの伸縮性を有した材料より成形している。この仕切り部材5bは、本体1の化粧料収容室3の上部開口部分を覆う肉厚の薄いシート部11bと上部嵌合部6に外側から嵌合する嵌合側壁12より成っている。
更に、本体1の上部には止めリング23が嵌合し、下端が本体1のベランダ部7に当接した状態で上部係合部10に脱落不能に係合している。この止めリング23の上部は前記仕切り部材5bの上面を押さえる外周押さえ16となっており、本体1と止めリング23の間に仕切り部材5bを脱落不能に挟持している。この外周押さえ16は、本体1の上部開口縁部よりも内方向に突出し、中央に取り出し穴17を構成している。
本体1と止めリング23に挟持された仕切り部材5bのシート部11bは、取り出し穴17より外部に露出した部分に、無数の切れ込み13を設けている。この切れ込み13は、取り出し穴17の中心線に交差して(シート部13の伸長方向に交差して)設けている。その結果、無負荷の状態では切れ込み13が閉じており、化粧料収容室3内の粉状化粧料2の飛散を防いでいる。ここで、パウダーパフ22によってシート部11bを押圧して伸長させると、初めて切れ込み13が開き、化粧料収容室3内の粉状化粧料2を取り出し、パウダーパフ22に付着させることができるようになっている。
更にこのシート部11bの取り出し穴17の縁部付近(最もシート部11bが伸長し切れ込み13にストレスがかかる部分)は、シート部11bの肉厚が増加した肉厚部14となっており、取り出し穴17周縁付近のシート部11b及び切れ込み13を補強、保護している。更に、止めリング23の外周押さえ16に相当するシート部11bの部位(シート部11bの肉厚部14の外周部位)は、再度肉厚が薄くなり、肉薄部24となっている。この肉薄部24には、エア抜きスリット15aを穿設している。このエア抜きスリット15aの数は、切れ込み13の数よりも少なく、長さも短く設け、耐久性を向上させている。
その結果、シート部11bが無負荷の状態(使用していない状態)では、図5に示したように、シート部11bと止めリング23の外周押さえ16は接触しており、エア抜きスリット15aを閉鎖し、化粧料収容室3内の粉状化粧料2の飛散を防いでいる。ここで、パウダーパフ22によってシート部11bを押圧すると、図6のように、シート部11bと止めリング23の外周押さえ16の間に隙間が生じると同時にエア抜きスリット15aを開放して、化粧料収容室3内の空気を排出する。これは、エア抜きスリット15aがシート部11bの押圧による影響を最も受ける最外周に設け、しかも伸長し易い肉薄部24に設けているため、切れ込み13が開くよりも先に開くことにより行われる。この排気された空気は、矢印Gに示したように外周押さえ16によって中心方向に向かい、パウダーパフ22に吹き付けられ、他所を汚す事がない。
また、本体1下方より底蓋9が嵌合している。この底蓋9の上端は前記本体1のベランダ部7に当接しており、内側面が本体1の下部係合部8に脱落不能に係合している。この底蓋9の上面中央部分には、前記本体1の充填口4に密に嵌合し充填口4を閉鎖する閉鎖部18を設けている。この閉鎖部18の上面は、前記本体1の化粧料収容室3内面の球R形状と連続した化粧料収容室3の底面25となっている。また、底蓋9の外側壁全周には、係合溝19を刻設している。
更に、前記止めリング23の上面には、バージンフィルム20を剥離可能に貼着している。このバージンフィルム20と前記仕切り部材5aのシート部11aの間の、前記止めリング23の取り出し穴17内に、押さえ部材21を内装し、シート部11aが衝撃などで外方向に膨らまないように押さえている。その結果、流通時など、バージンフィルム20の貼着状態では、粉状化粧料2がシート部11aよりも上方に移動しないようになっている。このバージンフィルム20は、初めて使用するとき押さえ部材21と一緒に剥離し、取り出し穴17を露出させて使用可能にする。
次に、このリフィル容器Aを着脱可能に保持する外容器B2について説明する。外容器B2は、コンパクトケースの形態をしており、容器本体51と蓋体50が蝶番60により開閉自在に蝶着している。以下、その構成を説明する。
容器本体51は、外枠56内に中枠52を止着して成っている。中枠52の中央部分は窪んでおり、前記リフィル容器Aを収納するリフィル収納部54になっている。また中枠52の上方は、パウダーパフ22を載置するパフ収納室53になっている。また、リフィル収納部54の内側壁には、弾性を有した弾性舌片59を設け、この弾性舌片59の側壁に保持部55を突設している。この保持部55は、前記リフィル容器Aの底蓋9の係合溝19に係合してリフィル容器Aをリフィル収納部54内に収納保持している。また、リフィル収納部54の底面には、外部に貫通した押上孔57を穿設し、この押上孔57よりしフィル容器Aを押し上げることによって、外容器B2の保持部35とリフィル容器Aの係合溝19の係合を解除でき、任意でリフィル容器Aの取り外しが可能になっている。
また、蓋体50の下面には、鏡58を貼着している。更に容器本体51及び蓋体50の蝶番60の反対側には、フック62及び押しボタン63などから成る開蓋機構61を設けている。この開蓋機構61は、蓋体50を閉じた状態で保持し、かつ任意でその保持を解除できる機構である。
尚、本発明について図面に示した特定の実施の形態を説明したが、図面に示した実施の形態により本発明を限定するものではない。外容器の実施例として外容器B1において、蓋体30が容器本体31に嵌合する構成を説明したが、ネジ嵌合など、公知の嵌合手段を利用可能である。また、図面ではリフィル容器Aと外容器が取り外し可能な交換可能な容器形態を説明したが、リフィル容器と外容器を取り外し不能に固定したり、一体に成形したりして交換不能な容器としても良い。更に、外容器B1,B2に設けられたリフィル容器Aを押し上げる押上孔37,57は、ピンを差し込み押し上げるピン穴でも、コインにより押し上げるコイン穴でも、指で押し上げる穴でも良い。また、外容器B2の開蓋機構61は、蓋体50を閉じた状態で保持し、かつ任意でその保持を解除できる公知の機構を利用可能である。また、リフィル容器A及び外容器B1、B2の形状は、図面に記載された形状以外の形状であっても良い。更に、本発明実施例では、バージンフィルム20と押さえ部材21によって流通時の粉状化粧料2の飛散を防いでいるが、バキューム成形などにより、バージンフィルム20と押さえ部材21を一体に成形したり、バージンフィルム20を仕切り部材5のシート部11と止めリング23の外周押さえ16の間に抜き取り可能に挟み込んだりしても良い。
2 粉状化粧料
3 化粧料収容室
5,5a,5b 仕切り部材
11,11a,11b シート部
13 切れ込み
15a エア抜きスリット
15b エア抜き穴
16 外周押さえ
22 パウダーパフ
23 止めリング
24 肉薄部
3 化粧料収容室
5,5a,5b 仕切り部材
11,11a,11b シート部
13 切れ込み
15a エア抜きスリット
15b エア抜き穴
16 外周押さえ
22 パウダーパフ
23 止めリング
24 肉薄部
Claims (3)
- 粉状化粧料(2)を収容する皿状の化粧料収容室(3)と、該化粧料収容室(3)の開口側を覆い、軟弾性材料より成形されたシート部(11a)に伸長すると開く切れ込み(13)を成形し、粉状化粧料(2)を取り出せるようにした仕切り部材(5a)と、該仕切り部材(5a)を脱落不能に保持する止めリング(23)とを有し、パウダーパフ(22)を収納した粉状化粧料容器に於いて、
前記止めリング(23)のシート部(11a)外周を押さえる外周押さえ(16)が前記化粧料収納室(3)の上端内径よりも内方向に突出し、前記シート部(11a)の外周押さえ(16)に覆われた位置に、エア抜き穴(15b)を穿設した事を特徴とする粉状化粧料容器。 - 粉状化粧料(2)を収容する有底筒状の化粧料収容室(3)と、該化粧料収容室(3)の開口側を覆い、軟弾性材料より成形されたシート部(11b)に伸長すると開く切れ込み(13)を成形し、粉状化粧料(2)を取り出せるようにした仕切り部材(5b)と、該仕切り部材(5b)を脱落不能に保持する止めリング(23)とを有し、パウダーパフ(22)を収納した粉状化粧料容器に於いて、
前記止めリング(23)のシート部(11b)外周を押さえる外周押さえ(16)が前記化粧料収納室(3)の上端内径よりも内方向に突出し、前記シート部(11b)の外周押さえ(16)に覆われた位置に、伸長すると開くエア抜きスリット(15a)を成形した事を特徴とする粉状化粧料容器。 - 前記外周押さえ(16)に覆われたシート部(11b)に、優先的に伸長する肉薄部(24)を成形し、該肉薄部(24)にエア抜きスリット(15a)を成形した事を特徴とする請求項2記載の粉状化粧料容器。
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- 2012-08-10 JP JP2012178252A patent/JP2014033920A/ja active Pending
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