JP6474705B2 - 注出キャップ及び注出キャップ付き容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器本体に収容された内容物を注出する注出キャップ、及びこの注出キャップを容器本体に装着した注出キャップ付き容器に関するものである。
容器本体に装着して内容物を注出する注出キャップにおいては、容器本体の口部を取り囲む筒状のベースの内側に、口部の開口を覆う隔壁と、当該隔壁に設けられた貫通孔を開閉する逆止弁とを組み込んだものが知られている(例えば特許文献1参照)。このような注出キャップによれば、容器本体内への外気導入を阻止できることから、内容物と空気との接触を抑制して内容物の鮮度を保つことができる。
特開2011−31921号公報
ところでこのような注出キャップは、容器本体の口部に対してねじ付けられており、ねじが緩む向きに回動させると容器本体から取り外すことができるため、内容物の再充填が行われるおそれがある。この場合、予定されていない内容物が充填されたり、繰り返し使用されたりすると、注出する際に内容物が飛び散ったり、保存性能が低下したりする等の不具合が生じる懸念がある。
また、このような注出キャップにおいて、口部の開口を覆う隔壁には、気密性(シール性)を確保するために、口部の内周面に当接するシール筒部が設けられており、口部の内径よりも僅かに外径を大きく形成したシール筒部を口部に圧入するようにして気密性を高めている。このような注出キャップを備えた容器において、殺菌等を目的として、内容物を所定温度(例えば85℃以上)まで加熱した状態で容器本体に充填する熱充填(ホットフィル)により内容物を充填する場合、比較的耐熱性の低い容器本体の口部が、シール筒部によって径方向外側に向けて押圧され変形し、内径が拡大してしまうことがあり、その結果、口部と注出キャップの間の気密性が低下してしまう虞があった。
それゆえ、本発明は、容器本体に取付けた後は回動させても取り外せないようにして内容物の再充填ができないようにするとともに、内容物が熱充填される場合でも気密性が低下し難い、新たな注出キャップ及び注出キャップ付き容器を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するためになされものであり、本発明の注出キャップは、容器本体の口部を取り囲み、前記口部に螺合する周壁、該周壁の径方向内側に連なる環状壁、及び該環状壁から下方に延びるシール筒部を有するアタッチメントと、
前記周壁を取り囲み、該周壁に対して抜け止め保持される筒壁を有し、該筒壁に連結する頂壁に、前記容器本体に収容される内容物の取出口が形成されたベースと、
該ベースの内側に配置され、前記口部の開口を覆うとともに貫通孔が形成された隔壁と、
該隔壁及び該頂壁の間に配置されて前記貫通孔を開閉する逆止弁と、を備え、
前記アタッチメントは、前記口部の内周面に当接する前記シール筒部と、前記口部の外周面に当接する前記周壁によって前記口部を径方向に挟み込むことを特徴とする。
また、本発明の注出キャップにあっては、前記アタッチメントは、前記周壁の上部に、該周壁の他の部分よりも内径が小さい小径部を有し、該小径部の内周面が前記口部の外周面に当接することが好ましい。
また、本発明の注出キャップにあっては、前記小径部の内周面が、上方に向けて縮径する傾斜面となっていることが好ましい。
また、本発明の注出キャップにあっては、前記アタッチメントは、前記筒壁の内周面に設けた係合凸部と係合することにより前記アタッチメントに対して該ベースを抜け止め保持可能な、前記周壁の外周面に設けた突起部を有することが好ましい。
また、本発明の注出キャップにあっては、前記隔壁は、前記ベースと前記アタッチメントの間に配置される中栓の一部を構成することが好ましい。
また、本発明の注出キャップにあっては、前記隔壁は、前記アタッチメントの前記環状壁から上方に延びる上筒部の径方向内側に配置される環状部を備えることが好ましい。
また、本発明の注出キャップ付き容器は、上記のいずれかの注出キャップを前記容器本体に装着した注出キャップ付き容器であって、該容器本体が、外気導入孔を有する外層体と、該外層体の内側に設けられ収容した内容物の注出に伴って該外気導入孔から該外層体との間に空気を取り込んで減容変形する内層体とからなることを特徴とする。
本発明によれば、容器本体に取付けた後は回動させても取り外せないようにして内容物の再充填ができないようにするとともに、内容物が熱充填される場合でも気密性が低下し難い、新たな注出キャップ及び注出キャップ付き容器を提供することができる。
本発明に従う注出キャップの一実施形態を容器本体に装着した状態で示す側面視の断面図である。 本発明に従う注出キャップの他の実施形態を容器本体に装着した状態で示す側面視の断面図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に説明する。図1において、符号1は、本発明に従う注出キャップの一実施形態を示す。本実施形態の注出キャップ1は、アタッチメント2と、ベース3と、中栓4と、移動弁体5と、逆止弁6と、蓋体7とを備え、例えば図1に示す容器本体8に装着することができる。なお、例えば、容器本体8の外層体9を低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、アタッチメント2及びベース3をポリプロピレン樹脂(PP)とすることができるが、各部材の材料は特に限定されない。
本実施形態の容器本体8は、外層体9と内層体10によって構成された二重容器である。外層体9は、容器本体8の口部8aを構成する円筒状部9aに、図示を省略する胴部及び底部を順に連結したものであり、復元自在な可撓性を有している。円筒状部9aの外周面には、アタッチメント2の雌ねじ部2eに螺合する雄ねじ部9bを設けている。なお本実施形態では、アタッチメント2を時計回りに回動させると、雌ねじ部2eが雄ねじ部9bに締め付けられるようにしている。また、円筒状部9aには、孔(外気導入孔)9cを設けていて、更に、外気導入孔9cを設けた外周面には、上下方向に雄ねじ部9bを切り欠く縦溝9dを設けている。
内層体10は、減容変形可能な薄肉の袋状に形成されていて、その内側に内容物を充填可能とする充填空間Sを備えている。
アタッチメント2は、容器本体8の口部8aを取り囲む円筒状の周壁2aと、周壁2aの上部から径方向内側に連なる環状壁2bと、環状壁2bの内縁から下方に延びる筒状のシール筒部2cと、を備えている。環状壁2bの上部には、筒状の上筒部2dが設けられている。周壁2aの内周面には、雄ねじ部9bに係合する雌ねじ部2eが設けられている。周壁2aの外周面には、後述する係合凸部3cにアンダーカット係合してベース3を抜け止め保持する突起部2fが設けられている。なお、本実施形態では、周壁2aの上部に小径部2gを設け、その内周面を上方に向けて徐々に縮径する傾斜面2hとし、小径部2gを、シール筒部2cよりも厚肉に形成している。周壁2aには、空気を通過させるための孔(連通口)2iが形成されている。周壁2aの内周面には、雌ねじ部2eの下方で、外層体9の外面に当接するシール突起2jが設けられている。
ベース3は、アタッチメント2に対して、周壁2aの中心軸線Cを中心として回動可能に抜け止め保持される。ベース3は、円筒状をなし、周壁2aを取り囲む筒壁3aと、筒壁の上部を覆う頂壁3bとを備えている。筒壁3aの内周面には、係合凸部3cが設けられている。なお、係合凸部3c及び突起部2fは、相互に係合して、アタッチメント2に対してベース3を抜け止め保持するものであれば、環状の突起としてもよいし、周方向に間隔をあけて設けられた複数の突起としてもよい。
頂壁3bの中央部には、上下方向に貫通する孔(内容物の取出口)3dが設けられ、この取出口3dを取り囲んで注出筒3eが設けられている。注出筒3eの頂部は径方向外側に拡径していてリップを形成している。また頂壁3bの外周部には、孔(通気口)3fが設けられている。また頂壁3bの下面には、下方に向かって突出する環状の内リブ3gと外リブ3hを設けている。
中栓4は、アタッチメント2とベース3との間に配置される。中栓4は、口部8aの開口を覆う隔壁4aを備え、隔壁4aの中央部には、貫通孔4bが形成されている。また貫通孔4bの径方向外側には、上下を貫通させた筒状壁4cを設けていて、筒状壁4cの下部には、下方に向かって縮径する傾斜部4dを設けている。更に、筒状壁4cの径方向外側には、上方に向けて開放させた円環状になる凹部4eを設けている。凹部4eの径方向外側には、上方に向けて立ち上がる環状壁4fを備えていて、環状壁4fの上部には、部分的に環状壁4fを切り欠く溝部4gを設けている。また、環状壁4fの径方向外側には、隔壁4aを貫く孔(連通口)4hを設けている。隔壁4aの下面には、上筒部2dの内周面に当接する環状部4iを設けている。
なお、本実施形態では、アタッチメント2と中栓4を別部材として形成しているが、これに限定されるものではなく、アタッチメント2と中栓4を1つの部材として形成してもよい。すなわち、アタッチメント2のシール筒部2cの内側に、隔壁4aを一体に連結させる構成としてもよい。
筒状壁4cの内側には、筒状壁4cの軸線方向に移動可能な移動弁体5を配置している。本実施形態の移動弁体5は球状体であるが、筒状壁4cの内周面形状に適合するものであれば種々の形状のものが適用可能である。本実施形態では球状体の他、円柱体や楕円体であってもよい。
頂壁3bと隔壁4aとの間には、貫通孔4bを開閉する逆止弁6を設けている。逆止弁6は、円環状になる基部6aを有し、基部6aの内側に設けた単数或いは複数の弾性片6bを介して円板状の弁体6cを一体に設けている。本実施形態の逆止弁6は、3つの弾性片6bによって弁体6cを保持する、所謂3点弁の形態をなすものである。なお3点弁の他、1点弁、2点弁等の形態も取り得る。
ベース3に対して中栓4、移動弁体5、逆止弁6を組み込んだ際、逆止弁6は、基部6aの下部を凹部4eに嵌め込むとともに、基部6aの上部を内リブ3gと外リブ3hの間に嵌合させることで位置決めされる。またこの状態において、取出口3dと通気口3fとは、基部6aによって遮断されている。そして貫通孔4bは、これを覆う弁体6cが隔壁4aに着座することで閉鎖される一方、筒状壁4cは、弾性片6bと弁体6cとの間に形成される隙間によって、その一部が開放した状態になっている。なお、ベース3に対する中栓4、移動弁体5、逆止弁6の組み込みは、例えば、先に中栓4に対して移動弁体5、逆止弁6を組み付けておき、これをベース3の下方から挿入することができるが、これに限定されない。
ベース3の上方には、蓋体7を設けている。蓋体7は、板状の上壁7aと、上壁7aに一体に連結するとともに筒壁3aに連なる外周壁7bとを備えている。また外周壁7bには、筒壁3aに一体に連結するヒンジ7cを設けている。ヒンジ7cに対向する位置には、径方向外側に突出する指掛け部7dを設けている。また上壁7aの下面には、注出筒3eに入り込む円筒状(円柱状でもよい)のシール部7eを設けている。またシール部7eの径方向外側には、頂壁3bに向けて延在するストッパー7fを設けている。ストッパー7fは、上壁7aの上面に過剰な押圧力が付与された場合に頂壁3bに当接することによって上壁7aの変形を防止する機能を有する。
注出キャップ1を容器本体8に装着する際には、先ず、口部8aに対してアタッチメント2を時計回りに回動させて螺着する。次いで、予め中栓4、移動弁体5、逆止弁6を組み込むとともに蓋体7を閉じた状態のベース3を、容器本体8に取付けたアタッチメント2に打栓して取付ける。このようにして、注出キャップ1を容器本体8に装着することができる。
充填空間Sに収容された内容物を注出するにあたっては、蓋体7を開き、正立姿勢の容器本体8を傾倒姿勢に変位させて外層体9の胴部を押圧する。これによって充填空間Sが加圧され、隔壁4aに着座していた弁体6cが隔壁4aから離反し、充填空間S内の内容物は、貫通孔4b、弁体6cと隔壁4aとの隙間、弾性片6bと弁体6cとの隙間を通り、取出口3dを経て注出筒3eから注出される。なお、容器本体8を傾倒姿勢に変位させた際に移動弁体5は注出筒3e側に移動する。
所定量の内容物を注出した後は、外層体9への押圧を解除して容器本体8を元の正立姿勢に戻す。これによって充填空間S内の圧力が下がり、弁体6cが貫通孔4bを閉鎖するので、充填空間S内への外気導入が有効に防止できる。また、外層体9は、それ自身の復元力により元の形状に戻ろうとするため、外層体9と内層体10との相互間は負圧状態となり、これによって、通気口3fから溝部4g、連通口4h、連通口2i、縦溝9dを経て、外気導入孔9cより外層体9と内層体10との間に空気が取り込まれ、内層体10を減容させたまま外層体9が復元する。なお、縦溝9dは必須の構成ではなく、縦溝9dを設けていない場合には雌ねじ部2eと雄ねじ部9bとの隙間を介して空気を取り込むことができる。また、容器本体8を傾倒姿勢から元の正立姿勢に戻す際に、移動弁体5は傾斜部4d側に移動し、これに伴って注出筒3e内の内容物を、弾性片6bと弁体6cとの隙間を通して筒状壁4c側に引き込むことができる(サックバック)。これにより、注出筒3eからの液だれを防止することができる。
以上のような構成の本実施形態の注出キャップ1にあっては、注出キャップ1を容器本体8から取り外そうとしてベース3を反時計回り(螺脱方向)に回動させると、ベース3はアタッチメント2に対して空転することになるため、雌ねじ部2eと雄ねじ部9bとが緩むことはない。このように、容器本体8から注出キャップ1を取り外すことができないため、内容物の再充填を防止することができる。なお、本実施形態の注出キャップ1にあっては、シール筒部2cと口部8aとの嵌合、及び外層体9の外面とシール突起2jとの嵌合等により、アタッチメント2が口部8aに対して回動する際の抵抗が大きい構成であるため、アタッチメント2が螺脱方向に回転し難い構成となっている。
また、本実施形態の注出キャップ1にあっては、容器本体8の口部8aを、シール筒部2cと傾斜面2hで径方向の内外から挟み込むことにより、口部8aの変形を抑制している。これにより、口部8aの変形による気密性の低下を抑制することができる。特に、内容物が熱充填される場合には口部が拡径し易かったところ、本実施形態の注出キャップ1によれば、口部8aの変形を抑制することができるので、気密性の低下を抑制することができる。
なお、本実施形態の注出キャップ1では、周壁2aの上部に小径部2gを設け、その内周面2hを口部8aの上部に当接させているため、より効果的に、口部8aの上端部の径方向外側への変形を抑制することができる。また、小径部2gの内周面を、上方に向けて徐々に縮径する傾斜面2hとしたことにより、アタッチメント2を装着する際に、口部8aの上端部をシール筒部2cと周壁2aの間に挿入し易くなる。また、本実施形態では、口部8aに当接する小径部2gを、シール筒部2cよりも厚肉に形成して剛性を高め、口部8aの拡径の抑制効果を高めている。
また、本実施形態の注出キャップ1にあっては、アタッチメント2及びベース3をポリプロピレン樹脂(PP)等の比較的、耐熱性の高い材料で形成することが好ましく、これによれば、熱充填により熱が加えられた場合でも、気密性を確保することが可能となる。
次に、前述した実施形態の変形例について、図2を参照しながら説明する。なお、上述した実施形態と基本的な機能が同一である部分は、図中、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の注出キャップ20は、アタッチメント2とベース3の間の嵌合構造が、先の実施形態と異なる。本実施形態のベース3の筒壁3aの内周面には、先の実施形態の係合凸部3cに代えて、複数の爪部21が周方向に間隔をあけて一体に設けられている。爪部21はそれぞれ、薄肉部22を介して筒壁3aの内周面下部に連結され、薄肉部22を基点に折り返すことができる。爪部21は、成形された時点においては、図2に2点鎖線で示すように斜め下方に向いており、成形直後に上方に折り曲げられるか、あるいは、アタッチメント2にベース3を装着する際に上方に折り曲げられる。これにより、図2に示すように爪部21の先端が突起部2fの下面に係合して、ベース3を抜け止め保持することができる。ベース3は、図2に示すように、爪部21を折り曲げた状態でアタッチメント2に組み付けることができる。
本発明に従う注出キャップ及び容器は、本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に従う範囲で種々の変更が可能である。例えば、外層体9に設けた外気導入孔9cは、円筒状部9a(口部8a)に設ける場合に限られず、胴部や底部に逆止弁とともに設けてもよい。
1 注出キャップ
2 アタッチメント
2a 周壁
2b 環状壁
2c シール筒部
2d 上筒部
2e 雌ねじ部
2f 突起部
2g 小径部
2h 傾斜面
2i 孔(連通口)
2j シール突起
3 ベース
3a 筒壁
3b 頂壁
3c 係合凸部
3d 孔(内容物の取出口)
3e 注出筒
3f 孔(通気口)
3g 内リブ
3h 外リブ
4 中栓
4a 隔壁
4b 貫通孔
4c 筒状壁
4d 傾斜部
4e 凹部
4f 環状壁
4g 溝部
4h 孔(連通口)
4i 環状部
5 移動弁体
6 逆止弁
6a 基部
6b 弾性片
6c 弁体
7 蓋体
7a 上壁
7b 外周壁
7c ヒンジ
7d 指掛け部
7e シール部
7f ストッパー
8 容器本体
8a 口部
9 外層体
9a 円筒状部
9b 雄ねじ部
9c 孔(外気導入孔)
9d 縦溝
10 内層体
20 注出キャップ
21 爪部
22 薄肉部
C 中心軸線
S 充填空間

Claims (7)

  1. 容器本体の口部を取り囲み、前記口部に螺合する周壁、該周壁の径方向内側に連なる環状壁、及び該環状壁から下方に延びるシール筒部を有するアタッチメントと、
    前記周壁を取り囲み、該周壁に対して抜け止め保持される筒壁を有し、該筒壁に連結する頂壁に、前記容器本体に収容される内容物の取出口が形成されたベースと、
    該ベースの内側に配置され、前記口部の開口を覆うとともに貫通孔が形成された隔壁と、
    該隔壁及び該頂壁の間に配置されて前記貫通孔を開閉する逆止弁と、を備え、
    前記アタッチメントは、前記口部の内周面に当接する前記シール筒部と、前記口部の外周面に当接する前記周壁によって前記口部を径方向に挟み込むことを特徴とする、注出キャップ。
  2. 前記アタッチメントは、前記周壁の上部に、該周壁の他の部分よりも内径が小さい小径部を有し、該小径部の内周面が前記口部の外周面に当接する、請求項1に記載の注出キャップ。
  3. 前記小径部の内周面が、上方に向けて縮径する傾斜面となっている、請求項2に記載の注出キャップ。
  4. 前記アタッチメントは、前記筒壁の内周面に設けた係合凸部と係合することにより前記アタッチメントに対して該ベースを抜け止め保持可能な、前記周壁の外周面に設けた突起部を有する、請求項1〜3の何れか一項に記載の注出キャップ。
  5. 前記隔壁は、前記ベースと前記アタッチメントの間に配置される中栓の一部を構成する、請求項1〜4の何れか一項に記載の注出キャップ。
  6. 前記隔壁は、前記アタッチメントの前記環状壁から上方に延びる上筒部の径方向内側に配置される環状部を備える、請求項1〜5の何れか一項に記載の注出キャップ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の注出キャップを前記容器本体に装着した注出キャップ付き容器であって、該容器本体が、外気導入孔を有する外層体と、該外層体の内側に設けられ収容した内容物の注出に伴って該外気導入孔から該外層体との間に空気を取り込んで減容変形する内層体とからなる、注出キャップ付き容器。
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