JP5561317B2 - ブラインド装置 - Google Patents

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本発明は、建物の窓に配されて室内を目隠しすると共に遮光するブラインド装置に関する。
建物の窓に上下方向に複数の羽根(スラット)を配列して羽根の昇降及び傾動でもって室内を目隠しすると共に遮光するブラインド装置は知られており、斯かるブラインド装置には、羽根の昇降のための昇降装置と、羽根の傾動のための傾動機構(チルト機構)とが設けられる。そして、室内側に設置されるブラインド装置では、窓を完全開放する場合、通常、相互に重ね合わされて束ねられた複数の羽根は天井側に配される。
特開2004−156289号公報
ところで、ブラインド装置では、窓の完全開放では窓からの視界を妨げないで必要な場合には十分な採光を得ることができるように相互に重ね合わされて束ねられた複数の羽根は窓の上部を大きく覆うことなしに天井側に配されるのが好ましいのであるが、羽根の昇降装置と羽根の傾動機構との占有空間のために、天井を高くしない限りこれら束ねられた複数の羽根により窓の上部が大きく覆われる虞がある。
またブラインド装置では、一般に、複数の羽根は紐状体を有したリンク機構により相互に連結されるが、斯かる紐状体は、窓の完全開放で複数の羽根が束ねられると複数の羽根の間から外部に垂れ下がって室内の美観を損ねることになる上に、斯かる外部への垂れ下がりが部分的に生じると羽根の左右の高さに不揃いを生じてこれまた美観を損ねることになる。
加えて、窓際に設置されるブラインド装置では、埃等で早期に汚染される虞があるので頻繁な清掃を行うことが好ましいのであるが、通常、複数の羽根がリンク機構の紐状体で相互に連結されているために組立、分解性に劣る結果、清掃には多大な時間を必要とし大掛かりな作業を伴う虞がある。
更に、ブラインド装置では、リンク機構により相互に連結され複数の羽根は遮光又は目隠しの際には窓際に垂れ下げられる結果、外部の風又は室内のエアーフローシステムの風により揺られる虞があり、斯かる羽根の揺れは、リンク機構の寿命を縮める上に、場合により周囲のものを損壊に至らしめることになる。
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、束ねられた複数の羽根を可能な限り天井側に配置できて窓からの視界を妨げないで十分な採光を得ることができるブラインド装置を提供することにある。
本発明の他の目的とするところは、紐状体の羽根の間からの外部への垂れ下がりをなくし得て美観に優れたブラインド装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的とするところは、組立、分解性に優れて製造コストを低減できる上に、清掃が容易なブラインド装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的とするところは、窓際に垂れ下がった複数の羽根を風などで揺れないように保持できて思わぬ事故などを生じさせない上に、製品寿命を向上できるブラインド装置を提供することにある。
本発明のブラインド装置は、互いに並置された複数の羽根と、この複数の羽根を相互に連結するリンク機構と、複数の羽根のうちの最下位の羽根から上昇させると共に当該最下位の羽根から下降させる昇降機構と、羽根の昇降と同期して複数の羽根を傾動させる傾動機構とを具備しており、ここで、リンク機構は、複数の羽根の前縁部に連結された前縁リンク部材と、複数の羽根の後縁部に連結された後縁リンク部材とを具備しており、傾動機構は、前縁リンク部材の上端部に前縁部で連結されていると共に後縁リンク部材の上端部に後縁部で連結されている揺動自在部材と、一端部で揺動自在部材の前縁部と後縁部との間の中間部に固着された回転自在アーム部材と、この回転自在アーム部材を回転させる回転手段とを具備している。
本発明のブラインド装置によれば、回転自在アーム部材を介して揺動自在部材を回転手段に連結しているために回転手段を揺動自在部材の側方に配置することができ、而して、揺動自在部材の下方に位置する束ねられた複数の羽根を可能な限り天井側に配置できて窓からの視界を妨げないで十分な採光を得ることができる。
本発明のブラインド装置では、回転手段は、一端部で回転自在アーム部材の他端部に回転自在に連結されていると共に回転自在である連結アーム部材と、この連結アーム部材の他端部に回転自在に連結された回転体と、この回転体を回転させる回転機構と、回転体の一定以上の回転を阻止する阻止機構とを具備していてもよく、斯かるブラインド装置では、回転手段はまた、一端部では連結アーム部材に他端部では回転体に連結された連結ピン部材を具備しており、回転機構は、回転動力を発生すると共に発生した回転動力でもって回転する回転軸を有している回転動力源と、この回転動力源の回転軸の回転を回転体に伝達する伝達機構とを具備しており、阻止機構は、連結ピン部材が通る円弧状の案内孔を有した固定板を有しており、伝達機構は、案内孔の端部における連結ピン部材の固定板への接触で回転体の回転負荷が上昇する場合に、回転動力源の回転軸を回転体に対して空転させる空転機構を具備していてもよい。
本発明のブラインド装置では、回転手段は、一端部で回転自在アーム部材の他端部に可動に連結されていると共に直動自在である直動自在部材と、入力される回転に基づいて直動自在部材を直動させる回転−直動変換機構と、この直動自在部材の一定以上の直動を阻止する阻止機構とを具備していてもよく、斯かるブラインド装置ではまた、直動自在部材は、その直動方向に延びる案内孔を具備しており、阻止機構は、直動自在部材の案内孔を通る固定ピン部材を有しており、回転手段は、回転動力を発生すると共に発生した回転動力でもって回転する回転軸を有している回転動力源と、この回転動力源の回転軸の回転を回転−直動変換機構に伝達する伝達機構とを具備しており、伝達機構は、案内孔の端部における直動自在部材の固定ピン部材への接触で回転−直動変換機構の直動負荷が上昇する場合に、回転動力源の回転軸を回転−直動変換機構に対して空転させる空転機構を具備していてもよく、回転−直動変換機構は、伝達機構から入力される回転により回転される歯車と、この歯車の回転に対して減速して回転されると共に直動自在部材に噛み合った歯車とを具備していてもよい。
本発明において、空転機構は、好ましい一例では回転動力源の回転軸を回転−直動変換機構に対して空転させるべく滑り機構を具備している。
以上の回転−直動変換機構を具備した本発明のブラインド装置によれば、羽根の昇降を低速で行わせることができ、羽根による窓の途中開放、羽根の傾動角を精確に設定できる。また阻止機構を具備した本発明のブラインド装置によれば、回転動力源の誤動作でも複数の羽根を正規の位置に配置でき、窓の完全開放と完全閉鎖とを確実に得ることができる。
本発明のブラインド装置では、前縁リンク部材及び後縁リンク部材の夫々は、平坦な可撓性の帯状体と、一定の間隔をもって帯状体に固着されていると共に帯状体でもって互いに連結されている軸部材とを具備しており、軸部材は、略矩形状の軸部材本体と、この軸部材本体の一端部の各側面に一体的に設けられた軸支持部と、この各軸支持部の側面に一体的に設けられた軸部とを具備しており、羽根は、当該羽根をリンク機構に支持させるべく、軸部材の軸部を回転自在に受容する受容孔を有しており、帯状体は、軸部材本体の内部及び軸支持部間を通って伸長していると共に軸部材本体に固着されており、上下方向に関して隣接する二つの羽根において下側の羽根に対して上側の羽根が上下方向に関して重ね合わされる場合に、上側の羽根に係る軸部材の軸支持部の下端面が接触する下側の羽根に係る軸部材の軸支持部の上面は、上側の羽根に係る軸部材本体が上側の羽根の中央部に向かって倒れるように、下側の羽根の横縁部の中央部に向かうにしたがって徐々に高くなるように傾斜していてもよく、この場合、羽根は、羽根が互いに上下方向に関して重ね合わされた場合に、軸部材本体を収容する凹所をその上側の外面に有していると好ましく、また、軸部材の軸支持部の下端面は円弧面を有していてもよく、斯かるブラインド装置によれば、下側の羽根に対して上側の羽根が上下方向に関して重ね合わされる場合に、帯状体を上下方向に関して重ね合わされた二つの羽根の間に配置できるように軸支持部の回転方向を特定できる結果、帯状体の羽根の間からの外部への垂れ下がりをなくし得て美観に優れたものとなる。
本発明のブラインド装置では更に、羽根は受容孔に連通する切欠きを有しており、軸部材の軸部は切欠きを介して受容孔に対して挿抜自在となっているとよく、斯かるブラインド装置によれば、羽根をリンク機構から簡単に取り外すことができる上に、取り外した後に再び羽根をリンク機構に装着できる結果、組立、分解性に優れて製造コストを低減できる上に、清掃を容易に行い得る。
本発明のブラインド装置の好ましい例では、羽根は、長尺の羽根本体と、この羽根本体の横縁部を支持する支持部材と、羽根本体の横縁部に支持部材を連結する連結機構とを具備しており、支持部材は、羽根本体の横縁部と重合する板部と、この板部に一体的に設けられていると共に羽根本体の横縁部の前縁部を掴む前縁掴み部と、板部に一体的に設けられていると共に羽根本体の横縁部の後縁部を掴む後縁掴み部とを有しており、連結機構は、羽根本体及び支持部材のうちの一方に一体的に設けられた凹所と、この凹所に嵌合すると共に羽根本体及び支持部材のうちの他方に設けられている突起とを具備しており、この例のブラインド装置によれば、長尺の羽根本体と支持部材とを容易に組立、分解でき、而してこれによっても組立、分解性に優れて製造コストを低減できる上に、清掃を容易に行い得る。
また本発明のブラインド装置では、昇降機構は、最下端の羽根に接触して当該羽根を受容する受け台と、一端部で受け台に連結されていると共に各羽根の横縁部を貫通している昇降用の紐状体と、傾動機構の傾動動作と同期して紐状体を走行させる走行手段とを具備しており、走行手段は、昇降用の紐状体を巻き込むプーリと、このプーリを回転させる回転動力を発生すると共に発生した回転動力でもって回転する回転軸を有している回転動力源とを具備しており、回転動力源は、回転手段と共用であって、その回転軸の回転によりプーリの回転に加えて回転自在アーム部材の回転を生じさせるようになっていてもよく、この場合、昇降機構は、受け台とプーリとの間に転向用プーリを更に具備していてもよく、昇降用の紐状体は、転向用プーリを介して鉛直に垂れ下がっていてもよい。受け台としては、羽根とは別個に設けられたものでもよいが、最下端の羽根を受け台としてもよく、この場合、受け台としての最下端の羽根は、これよりも上方の羽根のうちの最下端の羽根に接触して当該羽根を受容することになる。
本発明のブラインド装置の好ましい例では、羽根は、その横縁部に昇降用の紐状体を貫通させる貫通孔を有しており、貫通孔は、昇降用の紐状体の断面形状に相当する形状を有すると共に羽根の内周面で規定された中央孔と、この中央孔に連通する拡大孔とを具備しており、拡大孔は、中央孔を規定する羽根の内周面の一縁から羽根の後縁部に向かって延びている羽根の一方の傾斜面で規定されており、中央孔を規定する羽根の内周面の他縁は、羽根の下側の外面で終端しており、この場合、昇降用の紐状体は、平坦な可撓性の帯状体からなり、中央孔は、帯状体の矩形の断面形状に相当する矩形の形状を有しており、羽根の傾斜面は、平坦面であって羽根の後縁部に向かって延びて羽根の上側の外面で終端しているとよく、また貫通孔を規定する羽根の内周面と傾斜面とは、傾動機構により羽根が最大に傾動された場合でも、貫通孔において昇降用の紐状体が曲折されようとしないで真っ直ぐに延びるように配置されているとよく、斯かるブラインド装置によれば、羽根の傾動において昇降用の紐状体は羽根の傾動に影響されることなく真っ直ぐに延びることができる上に、羽根は昇降用の紐状体に妨げられることなしに傾動される上に、昇降用の紐状体の走行を羽根に妨げられることなしに行い得る。
本発明のブラインド装置は、羽根の水平面内での揺動を防止するように羽根を保持する保持手段を更に具備していてもよく、この場合、保持手段は、羽根の横縁部を貫通していると共に両端が夫々固定されて鉛直方向に延びる保持用の紐状体を具備していてもよく、羽根は、その横縁部に保持用の紐状体が貫通する保持用の貫通孔を具備していてもよく、保持用の貫通孔は、羽根の後縁部に向かって延びて羽根の上側の外面で終端している羽根の一方の傾斜面と、羽根の前縁部に向かって延びて羽根の下側の外面で終端している羽根の他方の傾斜面とで規定されていてもよく、保持用の貫通孔は、羽根の一方の傾斜面に連接していると共に羽根の下側の外面で終端している一方の平坦面と、羽根の他方の傾斜面に連接していると共に羽根の上側の外面で終端している他方の平坦面とで更に規定されていてもよく、一方の平坦面と他方の平坦面とは、互いに平行であって保持用の紐状体の幅と実質的に同一の間隔をもって配されていてもよく、保持用の貫通孔を規定する羽根の一方及び他方の傾斜面は、傾動機構により羽根が最大に傾動された場合でも、保持用の貫通孔において保持用の紐状体が曲折されようとしないで真っ直ぐに延びるように配置されているとよく、これらの場合、羽根は、長尺の羽根本体と、この羽根本体の横縁部を支持する支持部材とを具備していてもよく、保持用の貫通孔は、支持部材の前縁部と後縁部との間の中央部に設けられてもよいが、これに代えて、羽根は、長尺の羽根本体と、この羽根本体の横縁部を支持する支持部材と、この支持部材の前縁部と後縁部との間の中央部に嵌着されている紐状体保持具とを具備していてもよく、保持用の貫通孔は、紐状体保持具に設けられていてもよく、いずれにしても、保持用の紐状体は好ましい例では鋼製のワイヤからなるが、その他のロープ等からなっていてもよく、斯かる保持手段を具備したブラインド装置によれば、窓際に垂れ下がった複数の羽根を風などで揺れないように保持できて思わぬ事故などを生じさせない上に、製品寿命を向上できる上に、上記のような保持用の貫通孔を有したブラインド装置によれば、羽根の傾動において保持用の紐状体は羽根の傾動に影響されることなく真っ直ぐに延びることができる上に、羽根は保持用の紐状体に妨げられることなしに傾動、昇降されることになる。
本発明によれば、束ねられた複数の羽根を可能な限り天井側に配置できて窓からの視界を妨げないで十分な採光を得ることができ、紐状体の羽根の間からの外部への垂れ下がりをなくし得て美観に優れ、組立、分解性に優れて製造コストを低減できる上に、清掃が容易であり、しかも、窓際に垂れ下がった複数の羽根を風などで揺れないように保持できて思わぬ事故などを生じさせない上に、製品寿命を向上できるブラインド装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態の好ましい例の側面説明図である。 図2は、図1に示す例の一部拡大側面説明図である。 図3は、図1に示す例の一部拡大平面断面説明図である。 図4は、図1に示す例の一部拡大正面断面説明図である。 図5は、図1に示す例の一部分解斜視説明図である。 図6は、図1に示す例の一部分解斜視説明図である。 図7は、図1に示す例の一部の詳細説明図である。 図8は、図1に示す例の一部の詳細説明図である。 図9は、図1に示す例の一部の詳細説明図である。 図10は、図1に示す例の動作説明図である。 図11は、図1に示す例の動作説明図である。 図12は、図1に示す例の動作説明図である。 図13は、本発明の実施の形態の好ましい他の例の一部側面説明図である。 図14は、図13に示す例の一部拡大平面断面説明図である。 図15は、図13に示す例の動作説明図である。 図16は、本発明の実施の形態の好ましい更に他の例の一部詳細説明図である。 図17は、図16に示す例の動作説明図である。
次に本発明及びその実施の形態を、図に示す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
図1から図9において、本例のブラインド装置1は、建物の窓2の遮光及び目隠しをするように配されており、互いに並置された複数の羽根3と、複数の羽根3を相互に連結するリンク機構4と、複数の羽根3のうちの最下位の羽根3からA方向に上昇させると共に当該最下位の羽根3からB方向に下降させる昇降機構5と、羽根3のA及びB方向の昇降と同期して複数の羽根3をR1方向に傾動させる傾動機構6と、羽根3の水平面内での揺動を防止するように羽根3を保持する保持手段7とを具備している。
窓2は、特に図1に示すように、窓サッシ8に取り付けられたガラス9を有しており、窓サッシ8は建躯体の窓枠10に取り付けられている。
羽根3の夫々は、特に図5及び図6に示すように、長尺であって湾曲したアルミ板製の羽根本体21と、羽根本体21の一方の横縁部22を支持する支持部材23と、支持部材23の前縁部24と後縁部25との間の中央部26に嵌着されている紐状体保持具27と、羽根本体21の横縁部22に支持部材23を連結する連結機構28とを具備している。
羽根本体21は、広幅部29と、広幅部29よりも狭幅の横縁部22とを一体的に具備している。
合成樹脂から一体形成されていると共に羽根3の横縁部としての支持部材23は、特に図5及び図6に示すように、羽根本体21の横縁部22と重合する板部31と、板部31に一体的に設けられていると共に羽根本体21の横縁部22の前縁部32を掴む前縁掴み部33と、板部31に一体的に設けられていると共に羽根本体21の横縁部22の後縁部34を掴む後縁掴み部35と、前縁部24及び後縁部25に設けられていると共にリンク機構4の軸部材36が配される矩形の一対の切欠き37と、羽根3をリンク機構4に支持させるべく、前縁部24及び後縁部25に設けられていると共に軸部材36の軸部38を回転自在に受容する一対の受容孔39と、各受容孔39に連通する切欠き40と、上側の外面(表面)41に配されていると共に羽根3が互いに上下方向に関して重ね合わされた場合(図2に示す下方の羽根3の状態の場合)に軸部材36の軸部材本体42を収容する凹所43と、羽根3の昇降用の紐状体としての平坦な可撓性の帯状体44を貫通させる貫通孔45と、紐状体保持具27が回転自在に嵌着される孔46と、支持部材23からの紐状体保持具27の取り外しを行わせるための貫通孔47とを有している。
貫通孔45は、特に図8に示すように、昇降用の紐状体である帯状体44の断面形状に相当する形状を有すると共に羽根3の支持部材23の内周面51で規定された中央孔52と、中央孔52に連通する拡大孔53とを具備しており、拡大孔53は、中央孔52を規定する支持部材23の内周面51の一縁から羽根3の支持部材23の後縁部25に向かって延びている支持部材23の一方の傾斜面54と、内周面51の一縁から羽根3の支持部材23の前縁部24に向かって延びている支持部材23の他方の傾斜面55とで規定されており、中央孔52を規定する内周面51の他縁は、羽根3の下側の外面(裏面)である支持部材23の下側の外面56で終端しており、傾斜面54は、平坦面であって後縁部25に向かって延びて羽根3の上側の外面である外面41で終端しており、傾斜面55は、平坦面であって前縁部24に向かって延びて外面41で終端しており、貫通孔45を規定する内周面51と傾斜面54とは、図12に示すように傾動機構6により羽根3が最大に傾動された場合でも、帯状体44が曲折されようとしないで真っ直ぐに延びるように配置されている。
凹所43の底面を規定する支持部材23の上面57は、支持部材23の中央部26に向かうにしたがって徐々に高くなるように傾斜しており、上下方向に関して隣接する二つの羽根3において下側の羽根3に対して上側の羽根3が上下方向に関して重ね合わされる場合に、斯かる上面57に軸部材36の軸部材本体42が接触するようになっている。
支持部材23と共に羽根3の横縁部を構成する紐状体保持具27は、特に図5及び図6に示すように、保持用の貫通孔61を有する円柱部62と、円柱部62に一体的に形成されていると共に抜け止め用の爪部63を外周面に有した二股部64とを具備しており、二股部64においてスナップフット式に回転自在に孔46に嵌着されており、貫通孔61に保持用の紐状体である鋼製のワイヤ65が貫通している紐状体保持具27は、傾動機構6により羽根3が最大に傾動された場合でも、ワイヤ65が曲折されようとしないで真っ直ぐな状態を維持できるように支持部材23に対して回転自在となっていると共に貫通孔47を介して二股部64を縮径することにより孔46から取り外すことができるようになっている。
連結機構28は、特に図7に示すように、羽根本体21及び支持部材23のうちの一方である羽根本体21の横縁部22に一体的に設けられた凹所としての貫通孔67と、貫通孔67に嵌合すると共に羽根本体21及び支持部材23のうちの他方である支持部材23の下側の外面56に一体的に設けられている突起68とを具備している。突起68は、横縁部22の前縁掴み部33及び後縁掴み部35への挿入の際にスナップフィット式に貫通孔67に嵌合されるようになっており、こうして羽根本体21は、連結機構28を介して支持部材23に対して着脱自在となっている。
リンク機構4は、各羽根3の支持部材23の前縁部24に連結された前縁リンク部材71と、各羽根3の支持部材23の後縁部25に連結された後縁リンク部材72とを具備している。
前縁リンク部材71及び後縁リンク部材72の夫々は、合成繊維製の平坦な可撓性の帯状体73と、一定の間隔をもって帯状体73に固着されていると共に帯状体73でもって互いに連結されている合成樹脂製の軸部材36とを具備している。
帯状体73は、軸部材本体42の内部及び軸支持部75間を通って伸長していると共に軸部材本体42に固着されている。
各軸部材36は、特に図9に示すように、略矩形状の軸部材本体42と、軸部材本体42の一端部の各側面に一体的に設けられた軸支持部75と、各軸支持部75の各側面に一体的に設けられた軸部38とを具備しており、上下方向に関して隣接する二つの羽根3において下側の羽根3に対して上側の羽根3が上下方向に関して重ね合わされる場合に、上側の羽根3に係る軸部材36の軸支持部75の円弧面を有した下端面76が接触する下側の羽根3に係る軸部材36の軸支持部75の上面77は、当該下側の羽根3に係る支持部材23の上面57に当該下側の羽根3に係る軸部材36の軸部材本体42が接触して斜めに配される結果、上側の羽根3に係る軸部材本体42が上側の羽根3の支持部材23の中央部26に向かって倒れるように、換言すれば軸部38を中心としてR2方向に回転されるように、下側の羽根3の横縁部である支持部材23の中央部26に向かうにしたがって徐々に高くなるように傾斜しており、軸部38は、切欠き40を介して受容孔39にスナップフット式に嵌着されていると共に受容孔39に対して挿抜自在となっており、これによりリンク機構4に対して羽根3の夫々は着脱自在となっている。
昇降機構5は、最下端の羽根3に接触して当該羽根3を受容すると共に当該羽根3と平行であって当該羽根3と同様に横方向に延びた長尺の中空の受け台81と、取り付け部材82に軸部材83を介して回転自在に装着された転向用プーリ84と、一端部80で受け台81の下面に連結されていると共に各羽根3の横縁部の貫通孔45を貫通している昇降用の紐状体としての帯状体44と、傾動機構6の傾動動作と同期してA方向及びB方向に帯状体44を走行させる走行手段85とを具備している。
走行手段85は、帯状体44を巻き込むプーリ86と、プーリ86を回転させる回転動力を発生すると共に発生した回転動力でもって回転する回転軸87を有している回転動力源88とを具備している。
他端側でプーリ86に巻き付けられた帯状体44は、受け台81とプーリ86との間に配された転向用プーリ84を介して鉛直に垂れ下がっており、プーリ86は、回転軸87の回転と共に回転するように回転軸87に固着されている。
回転動力源88は、他に設けられた操作スイッチ機構により作動、作動停止されると共に受け台81の最上昇位置及び最下降位置を検出する検出器からの検出結果により作動停止される電動モータ91と、電動モータ91の出力回転軸の回転を回転軸87に伝達する減速歯車機構92とを具備しており、電動モータ91及び減速歯車機構92は、窓枠10の上横枠93に取り付けられていると共に取り付け部材82を支持したハウジング94内に装着されており、回転動力源88は、傾動機構6の回転手段95と共用であって、その回転軸87の回転によりプーリ86の回転に加えて回転自在アーム部材96のr方向の回転を生じさせて傾動機構6の傾動動作を生じさせるようになっている。
昇降機構5は、電動モータ91の作動による回転軸87の回転でプーリ86を回転させて、帯状体44をプーリ86に巻き込んでA方向に走行させ、帯状体44をプーリ86から繰り出してB方向に走行させ、而して、受け台81を上昇させて最下位の羽根3からA方向に上昇させて最後に図1に示すように全部の羽根3を重ね合わせて束ねる一方、受け台81を下降させて最下位の羽根3からB方向に下降させて図11に示すように傾動された羽根3を窓2全体に亘って配設する。
傾動機構6は、特に図2、図3及び図4に示すように、前縁リンク部材71の帯状体73の上端部101に前縁部102でピン部材103を介して連結されていると共に後縁リンク部材72の帯状体73の上端部104に後縁部105でピン部材106を介して連結されている揺動自在部材107と、取り付け部材82にr方向に回転自在に支持された軸部材108と、一端部109で軸部材108を介して揺動自在部材107の前縁部102と後縁部105との間の中間部110に固着された回転自在アーム部材96と、回転自在アーム部材96をr方向に回転させる回転手段95とを具備している。
回転手段95は、一端部121で軸部材122を介して回転自在アーム部材96の他端部123に回転自在に連結されていると共に回転自在である連結アーム部材124と、一端部125で連結アーム部材124の他端部126に回転自在に連結された連結ピン部材127と、連結ピン部材127の他端部128が回転自在に連結されていると共に連結ピン部材127を介して連結アーム部材124の他端部126に回転自在に連結された環状の回転体129と、回転体129を回転させる回転機構130と、回転体129の一定以上の回転を阻止する阻止機構131とを具備している。
回転体129は、プーリ86と同心であってプーリ86の環状凹所134に回転自在に配されており、回転軸87が嵌合するプーリ86の中心軸部111に滑り接触して中心軸部111に対して回転自在に装着された環状部112と、環状部112に一体的に形成されていると共に円弧状の切欠き113を有した半円筒部114とを具備しており、回転機構130は、回転動力を発生すると共に発生した回転動力でもって回転する回転軸87を有している回転動力源88と、回転動力源88の回転軸87の回転を回転体129に伝達する伝達機構135とを具備している。
回転動力源88は、昇降機構5の走行手段85と共用であって、電動モータ91と、電動モータ91の出力回転軸の回転を回転軸87に伝達する減速歯車機構92とを具備しており、その回転軸87の回転により伝達機構135を介して回転体129を回転させるようになっている。
阻止機構131は、連結ピン部材127が通る円弧状の案内孔136を有していると共にハウジング94の側板137に支柱138を介して取り付けられた固定板139を有しており、連結ピン部材127の案内孔136の各端部140及び141(図10参照)での固定板139への接触により回転体129のそれ以上の回転を阻止して禁止するようになっている。
伝達機構135は、特に図4に示すように、一端部115が切欠き113の一端を規定する半円筒部114の一方の端面116側に配されていると共に他端部117が切欠き113の他端を規定する半円筒部114の他方の端面118側に配されており、しかも、プーリ86の中心軸部111に摩擦接触して巻き付けられているコイルばね119からなる空転機構142を具備しており、空転機構142は、帯状体44を繰り出す方向のプーリ86の回転が生じると、プーリ86の中心軸部111に摩擦接触して巻き付けられているコイルばね119の同方向の回転でコイルばね119の一端部115を半円筒部114の端面116に接触させてコイルばね119の中心軸部111への締め付けと共に同じく半円筒部114を同方向に回転させると共に、帯状体44を巻き込む方向のプーリ86の回転が生じると、プーリ86の中心軸部111に摩擦接触して巻き付けられているコイルばね119の同方向の回転でコイルばね119の他端部117を半円筒部114の端面118に接触させてコイルばね119の中心軸部111への締め付けと共に同じく半円筒部114を同方向に回転させて回転軸87の回転を回転体129に伝達する一方、案内孔136の端部140及び141における連結ピン部材127の固定板139への接触で回転体129の回転負荷が上昇する場合に、摩擦接触しているプーリ86の中心軸部111とコイルばね119との間に滑りを生じさせてコイルばね119を介して回転体129に対してプーリ86を滑らせて空転させ、これにより回転軸87を回転体129に対して空転させる滑り機構を具備している。
傾動機構6は、例えば図1に示すように羽根3の全てが重ね合わされて上方に束ねられた状態で電動モータ91を作動させて回転軸87を回転させ、回転軸87の回転でプーリ86を回転させてプーリ86に摩擦接触するコイルばね119を介して回転体129を回転させ、回転体129の回転で連結ピン部材127を介して連結アーム部材124を図10に示すように回転させ、連結アーム部材124の回転で回転自在アーム部材96を介して揺動自在部材107をr方向に揺動させ、これにより後縁リンク部材72を前縁リンク部材71に対して持ち上げ上昇させる一方、前縁リンク部材71を後縁リンク部材72に対して下降させて、帯状体44のプーリ86からの同期的な繰り出しによる帯状体44のB方向の走行に基づく受け台81の下降と共に次々に重ね合わせが解除される上方の羽根3にR1方向の傾動を生じさせ、案内孔136の端部141における連結ピン部材127の固定板139への接触まで図11に示すように羽根3にR1方向の傾動を生じさせた後、回転軸87の回転体129に対する空転で揺動自在部材107の揺動を停止するようになっており、揺動自在部材107の揺動の停止後も、電動モータ91の作動で帯状体44のプーリ86からの繰り出しが継続される結果、傾動機構6により前縁リンク部材71に対して後縁リンク部材72が持ち上げられているリンク機構4でもって次々に重ね合わせが解除される下方の羽根3に傾動が生じ、図11に示すように重ね合わせが解除された全ての羽根3が傾動されて窓2全体に配される。
傾動機構6はまた、図11に示すように全ての羽根3が傾動された状態で電動モータ91を前記と逆に作動させると、図10に示すように連結アーム部材124の逆の回転を介する揺動自在部材107の逆の揺動で前縁リンク部材71を後縁リンク部材72に対して持ち上げる一方、後縁リンク部材72を前縁リンク部材71に対して下降させて、羽根3にR1方向と逆の傾動を生じさせ、帯状体44のプーリ86への巻き込みによる帯状体44のA方向の走行に基づく受け台81の上昇と共に次々に重ね合わされる下方の羽根3よりも上方の羽根3に逆の傾動を生じさせて、案内孔136の端部140における連結ピン部材127の固定板139への接触で図2に示すように羽根3の傾動を解除させた後、回転軸87の回転体129に対する空転で揺動自在部材107の揺動を停止するようになっており、揺動自在部材107の揺動の停止後も、電動モータ91の作動で帯状体44のプーリ86への巻き込みが継続される結果、図1に示すように全てが重ね合わされて上方に束ねられた状態で羽根3が窓2の上方に配される。
保持手段7は、羽根3の横縁部である紐状体保持具27の貫通孔61及び受け台81の横縁部を相対的に移動自在に貫通していると共に一端が固定具145を介して取り付け部材82に固定され、他端が固定具146を介して建物の床147に固定されて鉛直方向に延びる保持用の紐状体としてのワイヤ65を具備している。
ブラインド装置1では、電動モータ91及び減速歯車機構92を除いて支持部材23、紐状体保持具27、連結機構28、リンク機構4、昇降機構5、傾動機構6及び保持手段7等と同様のものが羽根本体21の他方の横縁部148側にも設けられており、回転軸87は、羽根本体21の他方の横縁部148側の昇降機構及び傾動機構に回転動力を供給すべく羽根本体21の他方の横縁部148側まで伸びており、而して、羽根本体21の他方の横縁部148側の昇降機構及び傾動機構は、羽根本体21の一方の横縁部22側の昇降機構5及び傾動機構6と同期して作動するようになっている。
以上のブラインド装置1では、回転自在アーム部材96を介して揺動自在部材107を回転手段95に連結しているために回転手段95を揺動自在部材107の側方に配置することができ、而して、揺動自在部材107の下方に位置する束ねられた複数の羽根3を可能な限り天井側に配置できて窓2からの視界を妨げないで十分な採光を得ることができ、上下方向に関して隣接する二つの羽根3において下側の羽根3に対して上側の羽根3が上下方向に関して重ね合わされる場合に、上側の羽根3に係る軸支持部75の下端面76が接触する下側の羽根3に係る軸支持部75の上面77が下側の羽根3の横縁部の中央部に向かうにしたがって徐々に高くなるように傾斜するために、帯状体73を上下方向に関して重ね合わされた二つの羽根3の間に配置できるように軸支持部75の回転方向をR2方向に特定できる結果、羽根3の間からの帯状体73の外部への垂れ下がりをなくし得て美観に優れたものにでき、軸部材36の軸部38が切欠き40を介して受容孔39に挿抜自在となっているために、羽根3をリンク機構4から簡単に取り外すことができる上に、取り外した後に再び羽根3をリンク機構4に装着できる結果、組立、分解性に優れて製造コストを低減できる上に、清掃を容易に行い得、しかも、羽根本体21と支持部材23とが連結機構28を介して着脱自在となっているために、長尺の羽根本体21と支持部材23とを容易に組立、分解でき、而してこれによっても組立、分解性に優れて製造コストを低減できる上に、清掃を容易に行い得る。
また以上のブラインド装置1では、貫通孔45を規定する羽根3の内周面51と傾斜面54とが傾動機構6により羽根3が最大に傾動された場合でも、帯状体44が曲折されようとしないで真っ直ぐに延びるように配置されているために、羽根3の傾動において帯状体44を羽根3の傾動に影響されることなく真っ直ぐに延びた状態に維持することができる上に、帯状体44に妨げられることなしに羽根3を傾動、昇降させることができ、また保持手段7を具備しているために、窓際に垂れ下がった複数の羽根3を風などで揺れないように保持できて思わぬ事故などを生じさせない上に、製品寿命を向上できる上に、孔46に回転自在に嵌着された紐状体保持具27の貫通孔61にワイヤ65を通しているために、羽根3の傾動においてワイヤ65を羽根3の傾動に影響されることなく真っ直ぐに延びた状態に維持することができる上に、ワイヤ65に妨げられることなしに羽根3を傾動、昇降させることができる。
加えて、ブラインド装置1では、阻止機構131を具備しているために、回転動力源88の誤動作でも複数の羽根3を正規の位置に配置でき、窓2の完全開放と完全閉鎖とを確実に得ることができる。
以上のブラインド装置1では、傾動機構6の回転手段95においては、連結アーム部材124を介して回転自在アーム部材96を回転させるようにしたが、これに代えて、図13及び図14に示すように、直動自在部材151を介して回転自在アーム部材96を回転させるようにしてもよい。即ち、斯かる場合には回転手段95は、一端部152で長孔153及び軸部材122を介して回転自在アーム部材96の他端部123に可動に連結されていると共にC及びD方向に直動自在である直動自在部材151と、入力される回転に基づいて直動自在部材151を直動させる回転−直動変換機構154と、直動自在部材151の一定以上のC及びD方向の直動を阻止する阻止機構155と、回転動力を発生すると共に発生した回転動力でもって回転する回転軸87を有している回転動力源88(図1参照)と、回転動力源88の回転軸87の回転を回転−直動変換機構154に伝達する伝達機構135とを具備している。
直動自在部材151は、直動方向に延びる二つの案内孔161を有した長尺部162と、長尺部162に一体形成されていると共に軸部材122が配された長孔153を一端部152に有したアーム部163とを具備しており、各案内孔161に配された固定ピン部材165に案内されてC及びD方向に直動自在となっている。
回転−直動変換機構154は、伝達機構135から入力される回転により回転されると共にプーリ86の環状凹所134に回転自在に配された環状の回転体170と、回転体170に固着された環状の歯車171と、歯車171に噛み合っていると共に軸部材172を介して固定板173に回転自在に支持された歯車174と、歯車171の回転に対して減速して回転されると共に直動自在部材151のラック歯175に噛み合った歯車176とを具備している。
回転体170及び回転体170に固着された歯車171は、回転軸87と同心に配されており、回転体170は、回転体129と同様であって、プーリ86と同心であってプーリ86の環状凹所134に回転自在に配されており、回転軸87が嵌合するプーリ86の中心軸部111に滑り接触して中心軸部111に対して回転自在に装着された環状部112と、環状部112に一体的に形成されていると共に円弧状の切欠き113を有した半円筒部114とを具備しており(図4参照)、回転体170に固着された歯車171は、プーリ86の中心軸部111に対して回転自在であり、軸部材172は、ハウジング94の側板137に支柱138を介して取り付けられた固定板173に回転自在に支持されており、歯車174と同心に配された歯車176は、歯車174と共に軸部材172に固着されている。
阻止機構155は、固定板173と、直動自在部材151の案内孔161の夫々を通ると共に固定板173に固着された二つの固定ピン部材165とを有しており、案内孔161の各端部180及び181(図15参照)での直動自在部材151の各固定ピン部材165への接触により直動自在部材151のそれ以上のC及びD方向の直動を阻止して禁止するようになっている。
伝達機構135は、案内孔161の端部180及び181における直動自在部材151の固定ピン部材165への接触で直動自在部材151のC及びD方向の直動負荷が上昇する場合に、回転動力源88の回転軸87を回転−直動変換機構154の回転体170に対して空転させるコイルばね119からなる空転機構142を具備しており、空転機構142は、帯状体44を繰り出す方向のプーリ86の回転が生じると、プーリ86の中心軸部111に摩擦接触して巻き付けられているコイルばね119の同方向の回転でコイルばね119の他端部117を半円筒部114の端面118に接触させて同じく半円筒部114を同方向に回転させると共に、帯状体44を巻き込む方向のプーリ86の回転が生じると、プーリ86の中心軸部111に摩擦接触して巻き付けられているコイルばね119の同方向の回転でコイルばね119の一端部115を半円筒部114の端面116に接触させて同じく半円筒部114を同方向に回転させて回転軸87の回転を回転体129に伝達する一方、案内孔161の端部180及び181における直動自在部材151の固定ピン部材165への接触で直動自在部材151のC及びD方向の直動負荷が上昇する場合に、摩擦接触しているプーリ86の中心軸部111とコイルばね119との間に滑りを生じさせてコイルばね119を介して回転体170に対してプーリ86を滑らせて空転させ、これにより回転軸87を回転体170に対して空転させる滑り機構を有している(図4参照)。
図13及び図14に示すブラインド装置1では、昇降機構5は、受け台81、転向用プーリ84、帯状体44及び走行手段85に加えて、取り付け部材82に軸部材185を介して回転自在に装着された転向用プーリ186を更に具備しており、帯状体44は、転向用プーリ186を介して前記とは逆方向にプーリ86に巻き込まれるようになっている。
図13及び図14に示すブラインド装置1において、傾動機構6は、例えば図1に示すように羽根3の全てが重ね合わされて上方に束ねられた状態で電動モータ91を作動させて回転軸87を回転させ、回転軸87の回転でプーリ86を回転させてプーリ86に摩擦接触するコイルばね119を介して回転体170を回転させ、回転体170の回転で歯車171、174及び176を介して直動自在部材151をD方向に移動させ、直動自在部材151のD方向の移動で回転自在アーム部材96を介して揺動自在部材107をr方向に揺動させ、これにより図15に示すように後縁リンク部材72を前縁リンク部材71に対して持ち上げる一方、前縁リンク部材71を後縁リンク部材72に対して下降させて、帯状体44のプーリ86からの同期的な繰り出しによる帯状体44のB方向の走行に基づく受け台81の下降と共に次々に重ね合わせが解除される上方の羽根3にR1方向の傾動を生じさせた後、案内孔161の端部181における直動自在部材151の固定ピン部材165への接触で回転軸87の回転体170に対する空転を生じさせて揺動自在部材107の揺動を停止するようになっており、揺動自在部材107の揺動の停止後も、電動モータ91の作動で帯状体44のプーリ86からの繰り出しが継続される結果、傾動機構6により前縁リンク部材71に対して後縁リンク部材72が持ち上げられているリンク機構4でもって次々に重ね合わせが解除される下方の羽根3に傾動が生じ、図15に示すように重ね合わせが解除された全ての羽根3が傾動されて窓2全体に配される一方、図15に示すように全ての羽根3が傾動された状態で電動モータ91を前記と逆に作動させると、直動自在部材151のC方向の移動を介する揺動自在部材107の逆の揺動で前縁リンク部材71を後縁リンク部材72に対して持ち上げる一方、後縁リンク部材72を前縁リンク部材71に対して下降させて、帯状体44のプーリ86への巻き込みによる帯状体44のA方向の走行に基づく受け台81の上昇と共に次々に重ね合わされる下方の羽根3よりも上方の羽根3に逆の傾動を生じさせて、案内孔161の端部180における直動自在部材151の固定ピン部材165への接触で回転軸87の回転体170に対する空転を生じさせて直動自在部材151の直動を停止させるようになっており、揺動自在部材107の揺動の停止後も、電動モータ91の作動で帯状体44のプーリ86への巻き込みが継続される結果、図1に示すように全てが重ね合わされて上方に束ねられた状態で羽根3が窓2の上方に配される。
図13及び図14に示すブラインド装置1でも上述の効果を奏し得る上に、回転−直動変換機構154おいて歯車176が歯車171の回転に対して減速して回転されるようになっているために、羽根3の昇降を低速で行わせることができ、羽根3による窓2の途中開放、羽根3の傾動角を精確に設定できる。
ところで、上記のブラインド装置1の保持手段7では、ワイヤ65を紐状体保持具27の貫通孔61に通したが、斯かる紐状体保持具27を用いないで、支持部材23の前縁部24と後縁部25との間の中央部26に設けられている貫通孔47を保持用の貫通孔として用いてもよい。この場合、保持用としての貫通孔47は、図16に示すように、羽根3の後縁部である支持部材23の後縁部25に向かって延びて羽根3の上側の外面である支持部材23の上側の外面41で終端している羽根3の一方の傾斜面である支持部材23の一方の傾斜面191と、羽根3の前縁部である支持部材23の前縁部24に向かって延びて羽根3の下側の外面である支持部材23の下側の外面56で終端している羽根3の他方の傾斜面である支持部材23の他方の傾斜面192と、傾斜面191に連接していると共に外面56で終端している羽根3の一方の平坦面である支持部材23の一方の平坦面193と、傾斜面192に連接していると共に外面41で終端している羽根3の他方の平坦面である支持部材23の他方の平坦面194とで規定されており、一方の平坦面193と他方の平坦面194とは、互いに平行であってワイヤ65に対する支持部材23のA及びB方向の移動の容易性を維持できる上にワイヤ65による支持部材23の保持性を維持できる程度にワイヤ65の幅又は径と実質的に同一の間隔d又は径をもって配されており、斯かる貫通孔47を規定する傾斜面191及び192並びに平坦面193及び194は、傾動機構6により羽根3が最大に傾動された場合でも、図17に示すようにワイヤ65が曲折されようとしないで真っ直ぐに延びるように配置されている。
1 ブラインド装置
2 窓
3 羽根
4 リンク機構
昇降機構
6 傾動機構
7 保持手段
71 前縁リンク部材
72 後縁リンク部材
73 帯状体
95 回転手段
96 回転自在アーム部材
107 揺動自在部材

Claims (2)

  1. 互いに並置された複数の羽根と、この複数の羽根を相互に連結するリンク機構と、複数の羽根を昇降させる昇降機構と、羽根の昇降と同期して複数の羽根を傾動させる傾動機構とを具備しており、リンク機構は、複数の羽根の前縁部に連結された前縁リンク部材と、複数の羽根の後縁部に連結された後縁リンク部材とを具備しており、傾動機構は、前縁リンク部材の上端部に前縁部で連結されていると共に後縁リンク部材の上端部に後縁部で連結されている揺動自在部材と、この揺動自在部材の前縁部と後縁部との間の中間部に固着された回転自在アーム部材と、この回転自在アーム部材を回転させる回転手段とを具備しており、回転手段は、回転自在アーム部材に回転自在に連結されている連結アーム部材と、この連結アーム部材に回転自在に連結された回転体と、この回転体を回転させる回転機構とを具備しているブラインド装置。
  2. 互いに並置された複数の羽根と、この複数の羽根を相互に連結するリンク機構と、複数の羽根を昇降させる昇降機構と、羽根の昇降と同期して複数の羽根を傾動させる傾動機構とを具備しており、リンク機構は、複数の羽根の前縁部に連結された前縁リンク部材と、複数の羽根の後縁部に連結された後縁リンク部材とを具備しており、傾動機構は、前縁リンク部材の上端部に前縁部で連結されていると共に後縁リンク部材の上端部に後縁部で連結されている揺動自在部材と、この揺動自在部材の前縁部と後縁部との間の中間部に固着された回転自在アーム部材と、この回転自在アーム部材を回転させる回転手段とを具備しており、回転手段は、回転自在アーム部材に可動に連結されていると共に直動自在である直動自在部材と、入力される回転に基づいて直動自在部材を直動させる回転−直動変換機構とを具備しているブラインド装置。
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