JP5560767B2 - 自動取引装置及び自動取引システム - Google Patents

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Description

本発明は、自動取引装置、及び自動取引システムに関し、特に出金取引の取消及び金額訂正に関するものである。
従来、自動取引装置、及び自動取引システムでは、顧客が入力した金額分の紙幣及び硬貨を顧客に提供する技術が知られている。出金取引において、顧客が入力した暗証番号と出金金額とが適正で、且つ顧客が確認ボタンを押下したならば、出金取引は確定する。出金取引が確定した後、紙幣又は硬貨が装置内を移動し顧客が受取可能な位置まで搬送される。
特許文献1には、紙幣受取ボタン押下によりシャッタが開く自動取引装置が記載されている。
特開2008−059357号公報
しかしながら、従来の自動取引装置、及び自動取引システムでは、出金取引確定後の金額訂正や取引取消は不可能であり、顧客が出金金額を誤入力し、紙幣搬送中に誤りに気づいた場合は金額訂正できず、同様に紙幣搬送中に出金取引自体が誤りであることに気づいた場合も取引取消ができない課題があった。
本発明の自動取引装置は、顧客の指示を検知する顧客入力部と、口座の出金取引の対象の貨幣を貯蔵している貨幣貯蔵部と、前記出金取引の訂正や取消の対象の貨幣を収容する貨幣収容部と、開閉を制御できるシャッタを備えた貨幣受取部と、前記貨幣貯蔵部の貨幣を前記貨幣受取部に搬送すると共に、前記貨幣受取部に搬送された貨幣を前記貨幣収容部に収容する貨幣搬送部と、を有し、前記顧客入力部が第1の金額による前記出金取引の指示を検知したのち、且つ前記シャッタが閉じられているときに、前記顧客入力部が第2の金額への前記出金取引の金額訂正指示を検知したならば、前記貨幣搬送部は、前記シャッタを開く前に、前記貨幣受取部に搬送された搬送済貨幣の金額を前記第2の金額に訂正することを特徴とする。
本発明の自動取引システムは、通信回線を介して自動取引装置をホストコンピュータに接続し、顧客の操作に従って取引を行い、前記自動取引装置は、顧客の指示を検知する顧客入力部と、口座の出金取引の対象の貨幣を貯蔵している貨幣貯蔵部と、前記出金取引の訂正や取消の対象の貨幣を収容する貨幣収容部と、開閉を制御できるシャッタを備えた貨幣受取部と、前記貨幣貯蔵部の貨幣を前記貨幣受取部に搬送すると共に、前記貨幣受取部に搬送された貨幣を前記貨幣収容部に収容する貨幣搬送部と、前記ホストコンピュータに対し、前記通信回線を介して口座取引情報を送受信する第1の通信部とを有し、前記ホストコンピュータは、前記自動取引装置に対し、前記通信回線を介して前記口座取引情報を送受信する第2の通信部と、前記口座取引情報を処理する処理部とを有し、前記顧客入力部が第1の金額の出金に係る前記出金取引を受け付け、前記自動取引装置が前記第1の金額の出金に係る前記口座取引情報を前記ホストコンピュータに送信したのち、且つ前記シャッタを開く前に前記顧客入力部が前記出金取引を第2の金額に訂正する指示を受け付けたならば、前記自動取引装置は、前記ホストコンピュータに対して出金金額を訂正すると共に、前記シャッタを開く前に、搬送済貨幣の金額を前記第2の金額に訂正することを特徴とする。
本発明の自動取引装置、及び自動取引システムによれば、顧客が出金取引の金額を誤操作したとき、出金動作が始まった後であっても、その出金取引の金額訂正が可能となる。よって、顧客は、誤って出金された紙幣の処理や、不足している紙幣を再び出金する必要がなく、安全かつ操作が容易となる。
図1は、本発明の実施例1における自動取引システムを示す概略の構成図である。 図2は、図1のホストコンピュータを示す概略の構成図である。 図3は、図1の表示部の画面遷移を示す図である。 図4は、実施例1における取引成立時の図1の表示部の画面遷移を示す図である。 図5は、本発明の実施例1における自動取引システムの取引成立時のワークフローを示す図である。 図6は、実施例1における取消ボタン押下時の図1の表示部の画面遷移を示す図である。 図7は、本発明の実施例1における自動取引システムの取消ボタン押下時のワークフローを示す図である。 図8は、本発明の実施例1における制御部の動作を示すフローチャートである。 図9は、本発明の実施例1におけるホストコンピュータの動作を示すフローチャートである。 図10は、本発明の実施例2における自動取引システムのワークフローを示す図である。 図11は、本発明の実施例2における制御部の動作を示すフローチャートである。 図12は、本発明の実施例2におけるホストコンピュータの動作を示すフローチャートである。 図13は、実施例3における図1の表示部の画面遷移を示す図である。 図14は、本発明の実施例3における自動取引システムのワークフローを示す図である。 図15は、本発明の実施例3における制御部の動作を示すフローチャートである。 図16は、本発明の実施例3におけるホストコンピュータの動作を示すフローチャートである。 図17は、本発明の実施例4における自動取引システムのワークフローを示す図である。 図18は、本発明の実施例4における制御部の動作を示すフローチャートである。 図19は、実施例5における図1の表示部の画面遷移を示す図である。 図20は、本発明の実施例5における自動取引システムのワークフローを示す図である。 図21は、本発明の実施例5における制御部の動作を示すフローチャートである。 図22は、本発明の実施例6における制御部の動作を示すフローチャートである。 図23は、本発明の実施例6の紙幣受取部への金額訂正処理を示すフローチャートである。 図24は、本発明の実施例7における制御部の動作を示すフローチャートである。 図25は、本発明の実施例7の紙幣受取部への金額訂正処理を示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1における自動取引システムを示す概略の構成図である。
自動取引システム1は、複数の自動取引装置10(=10−1,10−2,・・・,10−N)と、通信回線100と、ホストコンピュータ30とを有している。複数の自動取引装置10は、それぞれ通信回線100を介してホストコンピュータ30と接続されている。自動取引装置10は、銀行、郵便局、信用金庫等の金融機関に配設され、貨幣、紙幣等の現金の入出金や計数、レシート、預金通帳、振込記録等の印刷媒体やキャッシュカード等のカードの受入れ、読取り、書込み、排出等の作業を自動的に実施する装置全般を指す。
通信回線100は、複数の自動取引装置10とホストコンピュータ30とを相互に通信可能に接続している。この通信回線100は、有線/無線の専用回線/公衆回線を介して直接に、又はインターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等のネットワークを経由して間接的に、複数の自動取引装置10とホストコンピュータ30とを接続するものであってもよい。
各自動取引装置10は、この自動取引装置10の全体を制御する制御部11と、この制御部11が種々のデータを記憶する記憶部12と、通信回線100を介してホストコンピュータ30と情報を送受信する第1の通信部としての通信部13と、顧客に案内画面を表示する表示部20と、この表示部20の表示内容に従って顧客が暗証番号や金額等を入力する顧客入力部21と、紙幣を搬送/収容する紙幣搬送部22と、顧客が受け取る紙幣を一時的に格納する貨幣受取部としての紙幣受取部23と、入出金取引に用いられる紙幣が格納されている入出金紙幣用カセット24と、取引取消や金額訂正に伴い収容された紙幣を格納するリジェクト紙幣用カセット25と、金融機関が発行したコードや顧客の口座番号,氏名等の顧客情報が記憶されたキャッシュカードを搬送して読み取るカード搬送/リード部26とを備えている。
表示部20は、液晶ディスプレイやブラウン管モニタ等で顧客に案内画面を表示する。顧客入力部21は、この表示部20の表面に設けられた透明なタッチスクリーン等で顧客の入力を検知するものである。
紙幣搬送部22は、口座取引に伴って入出金紙幣用カセット24から紙幣受取部23へ紙幣を搬送すると共に、紙幣受取部23へ搬送された紙幣をリジェクト紙幣用カセット25に収容する。紙幣搬送部22は、取引に用いる貨幣を搬送する貨幣搬送部である。入出金紙幣用カセット24は、取引に用いる貨幣を貯蔵する貨幣貯蔵部である。リジェクト紙幣用カセット25は、取引の取り消し等に伴う貨幣を収容する貨幣収容部である。
この紙幣受取部23は、顧客が受け取る紙幣を一時的に格納する機能を有し、制御部11によって開閉が制御されるシャッタが設けられている。以降、ワークフロー図やフローチャートでは、リジェクト紙幣用カセット25を「リジェクト庫」と記載する。
図2は、図1のホストコンピュータを示す概略の構成図である。
ホストコンピュータ30は、このホストコンピュータ30全体を制御する処理部としての演算部31と、この演算部31が種々のデータを記憶する記憶部32と、この演算部31が日時を参照する時計部33と、通信回線100を介して外部の複数の自動取引装置10(=10−1,10−2,・・・,10−N)と通信する第2の通信部としての通信部34と、操作者に画面を表示する表示部35と、操作者がこのホストコンピュータ30に入力指示する入力部36と、を備えている。記憶部32は、口座に関するデータベースである口座DB37を備えている。
(実施例1の動作)
図3(a),(b)は、図1の表示部の画面遷移を示す図である。
図3(a)は、顧客がキャッシュカードをカード搬送/リード部26に挿入したのち、表示部20に最初に表示される初期画面である。この初期画面は、お預け入れボタンと、お引き出しボタン41と、お振り替えボタンと、お振り込みボタンと、通帳記入ボタンと、残高照会ボタンと、「定期・積立取引」ボタンと、カード暗証変更ボタンとを備えている。表示部20の表面にはタッチスクリーン等の顧客入力部21が配設されており、ユーザは、これらボタンに対応した部位のタッチスクリーンを指で触ることにより、自動取引装置10に対してボタン押下の指示を与えることができる。
図3(b)は、図3(a)の初期画面にてお引き出しボタン41を押下したときに遷移する画面であり、「お引き出し/暗証番号を入力してください。」のメッセージと共に、テンキー43と、暗証番号欄42とが表示されている。テンキー43の数字キーが押下されると共に、暗証番号欄42に「○」丸が表示されて数字が入力されたことを示す。また、テンキー43上の訂正ボタン押下と共に暗証番号欄42の「○」丸が1つ消えて、入力された数字が取り消されたことを示す。暗証番号欄42に「○」丸が4つ並び、4桁の暗証番号が正しく入力されると金額入力画面に遷移する。
図4(a)〜(d)は、実施例1における取引成立時の図1の表示部の画面遷移を示す図である。
図4(a)の金額入力画面は、「お引き出し/金額を入力してください。」のメッセージと共に、テンキー43と、確認ボタン45と、金額欄44とが表示されている。テンキー43の数字キーが押下されると共に、金額欄44の最下位桁に数字が追加表示され、テンキー43上の訂正ボタン押下と共に金額欄44の最下位桁の数字が消去される。確認ボタン45の押下によって次の出金処理中画面に遷移する。
図4(b)の出金処理中画面は、「お引き出し/ただいま出金処理をしております。」のメッセージと共に、取消ボタン46と、金額欄44とが表示されている。金額欄44には第1の金額としての出金処理金額が表示されている。紙幣受取部23へ指定された出金金額が搬送されたならば、キャッシュカード受取画面に遷移する。
図4(c)のキャッシュカード受取画面は、「お引き出し/キャッシュカードをお受け取りください。」のメッセージと共に、キャッシュカードが排出されているイラストが表示されている。ユーザが排出されたキャッシュカードを受け取ったならば、紙幣受取画面に遷移する。
図4(d)の紙幣受取画面は、「お引き出し/紙幣をお受け取りください。」のメッセージと共に、紙幣受取部23のシャッタが開いたイラストが表示されている。ユーザが紙幣受取部23の中の紙幣を全て受け取ったならば、出金取引は終了する。
図5は、本発明の実施例1における自動取引システムの取引成立時のワークフローを示す図である。
図3(a)に示す初期画面において、顧客がお引き出しボタン41を押下したら出金処理が開始する。自動取引装置10の制御部11は、ワークフローW1において、顧客が入力した暗証番号を受け付け、ワークフローW2において、顧客が入力した出金金額を受け付け、ワークフローW3において、顧客による確認ボタン45の押下を受け付けたならば、ワークフローW4において、通信回線100を介してホストコンピュータ30に、口座取引情報として暗証番号と出金金額とを通知する。
ホストコンピュータ30は、ワークフローW4において、暗証番号と出金金額を受信したならば、口座DB37を参照して暗証番号を確認すると共に、出金金額は取引可能であるか否かを確認する。ワークフローW5において、自動取引装置10に取引確定通知を送信する。
自動取引装置10の制御部11は、ワークフローW5において、ホストコンピュータ30から取引確定通知を受信したならば、ワークフローW10において、紙幣搬送部22へ出金金額分の紙幣の搬送を指示し、ワークフローW11において、表示部20に図4(b)に示す出金処理中画面において取消ボタン46を表示する。ワークフローW12において、制御部11は、紙幣搬送部22から搬送完了を受信したならば、ワークフローW13において、カード搬送リード部へキャッシュカードの排出を指示して、表示部20に図4(c)に示すキャッシュカード受取画面を表示する。
制御部11は、ワークフローW14において、顧客がキャッシュカードを受け取ったことを検知すると、ワークフローW15において、紙幣受取部23へシャッタを開くよう指示して、表示部20に図4(d)に示す紙幣受取画面を表示する。
制御部11は、ワークフローW16において、紙幣受取部23から紙幣が検出されなくなり、紙幣が受け取られたと判断したならば、ワークフローW17において通信回線100を介してホストコンピュータ30に取引終了を通知する。
図6(a)〜(d)は、実施例1における取消ボタン押下時の図1の表示部の画面遷移を示す図であり、図4(a)〜(d)に示す実施例1における取引成立時の画面遷移の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図6(a)の金額入力画面は、図4(a)に示す画面と同一であり、図6(b)の出金処理中画面は、図4(b)に示す画面と同一であり、図6(d)のキャッシュカード受取画面は、図4(c)に示す画面と同一であるが、図6(c)に示すガイダンス画面は図4(a)〜(d)に示す画面とは異なる。
図6(c)のガイダンス画面は、「お引き出し/お客様の取消ボタンの操作により、お引き出しを中止しました。」のメッセージが表示されている。
図7は、本発明の実施例1における自動取引システムの取消ボタン押下時のワークフローを示す図である。
処理が開始したのち、ワークフローW1〜W11までの処理は、図5に示す取引成立時のワークフローと同一である。
制御部11は、ワークフローW20において、取消ボタン46が押下されたことを検知したならば、ワークフローW21において、ホストコンピュータ30へ口座取引取消情報を通知し、ワークフローW22において、表示部20に図6(c)で示すガイダンス画面によって「お客様の取消ボタンの操作により、お引き出しを中止いたしました。」を表示し、ワークフローW23において、カード搬送リード部へ排出を指示して、表示部20に図6(d)で示すキャッシュカード受取画面を表示する。
制御部11は、ワークフローW24において、カード搬送リード部から排出したキャッシュカードが受け取られたことを検知すると、ワークフローW25において、紙幣搬送部22からの搬送完了を待つ。
搬送完了を受信したならば、制御部11は、ワークフローW26において、搬送済の紙幣をリジェクト庫へ収容するように指示し、ワークフローW27において、紙幣搬送部22からの搬送完了を待ち、図7の処理を終了する。
図8は、本発明の実施例1における制御部の動作を示すフローチャートである。
図3(a)に示す初期画面において、顧客がお引き出しボタン41を押下したら出金処理が開始する。自動取引装置10の制御部11は、ステップS1において、図3(b)に示す暗証番号入力画面を表示しステップS2において、暗証番号の入力を待つ。暗証番号が入力されたならば、ステップS3において、図4(a)に示す金額入力画面を表示し、ステップS4において、金額の受け付けを待つ。金額を受け付けたならば、ステップS5において、通信回線100を介してホストコンピュータ30へ暗証番号と金額を通知する。
制御部11は、ステップS6において、ホストコンピュータ30から取引確定通知を受信したか否かを判断し、条件が成立したらステップS7の処理を行う。ステップS8において、取引不能通知を受信したか否かを判断し、条件が成立したらステップS9において、表示部20に取引不能を通知し、図8の処理を終了する。
制御部11は、ステップS7において、紙幣搬送部22へ出金金額を搬送するよう指示し、ステップS10において、表示部20へ図6(b)で示される出金処理中画面と共に取消ボタン46を表示する。
制御部11は、ステップS11において、取消ボタン46が押下されたか否かを判断し、条件が成立したらステップS12の処理を行う。ステップS19において、紙幣搬送部22から完了受信したか否かを判断し、条件が成立したらステップS20の処理を行う。
制御部11は、ステップS12において、ホストコンピュータ30へ取引取消通知を送信し、ステップS13において、表示部20に、図6(c)で示すガイダンス画面によって「お客様の取消ボタンの操作により、お引き出しを中止いたしました。」を表示する。ステップS14において、カード搬送/リード部26へキャッシュカードを排出するよう指示し、ステップS15において、カード搬送/リード部26によってキャッシュカードがユーザに受け取られたことを検知したならば、ステップS16において、紙幣搬送部22から完了受信するまで待つ。
制御部11は、ステップS17において、紙幣搬送部22に対して、紙幣受取部23に搬送された紙幣をリジェクト紙幣用カセット25へ収容するよう指示し、ステップS18において、収容が完了するまで待ち、図8の処理を終了する。
制御部11は、ステップS20において、カード搬送/リード部26へキャッシュカードを排出するよう指示すると共に、図4(c)で示すキャッシュカード受取画面を表示する。ステップS21において、カード搬送/リード部26によってキャッシュカードがユーザに受け取られたことを検知したならば、ステップS22において、紙幣受取部23へシャッタを開けるように指示すると共に、図4(d)で示す紙幣受取画面を表示する。ステップS23において、紙幣が受け取られるまで待ち、ステップS24において、ホストコンピュータ30へ取引終了通知を送信して、図8の処理を終了する。
図9は、本発明の実施例1におけるホストコンピュータの動作を示すフローチャートである。
図9の処理が開始すると、ホストコンピュータ30は、ステップS60において、自動取引装置10から口座番号と金額を受信したか否かを判断し、受信していたならばステップS70において、口座DB37から暗証番号と金額を確認する。ステップS71において、この口座で引き出せる金額であったか否かを判断する。条件が成立したならば、ステップS72において、この口座に出金処理して口座DB37に記録し、ステップS73において、この自動取引装置10に対して取引確定通知を送信する。しかし、ステップS71において条件が成立しなかったならば、ステップS74において、この自動取引装置10に取引不能通知を送信したのち、ステップS60の処理に戻る。
ステップS61において、自動取引装置10から該当取引取消通知を受信したか否かを判断し、受信していたならばステップS80において、口座DB37から前記出金金額に係る出金処理を取り消し、ステップS60の処理に戻る。
ステップS62において、自動取引装置10から該当取引終了を受信したか否かを判断し、受信していたならばステップS90において、口座DB37に、この口座の直前の出金取引とともに取引成立を記録し、ステップS60の処理に戻る。
(実施例1の効果)
本実施例1の自動取引装置10、及び自動取引システム1によれば、次の(A),(B)のような効果がある。
(A) 出金金額入力が完了して取引が確定し、出金動作が始まった後であっても、顧客は、この出金取引を取消すことが可能となる。よって、顧客は誤って出金された紙幣の処理を行う必要がなく、安全かつ操作が容易となる。
(B) 顧客1人あたりの取引時間を短縮できる。
(実施例2の構成)
本発明の実施例2における自動取引装置10と自動取引システム1の概略の構成は、図1及び図2に示される実施例1の自動取引装置10と自動取引システム1の概略の構成と同様である。
(実施例2の動作)
図10は、本発明の実施例2における自動取引システムのワークフローを示す図であり、実施例1を示す図7中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
ワークフローW1〜W11,W20,W22〜W25の処理は、図7に示されている実施例1のワークフローと同一である。
ワークフローW20において、制御部11は、実施例1と同様に取消ボタン46が押下されたことを検知したならば、ワークフローW21Aにおいて、実施例1とは異なり、ホストコンピュータ30へ出金金額と同額の入金金額の入金取引を通知し、ワークフローW21Bにおいて、取引確定通知の受信を待つ。その後、ワークフローW22〜W25における処理は、実施例1の処理と同様である。
ワークフローW26Aにおいて、制御部11は、実施例1とは異なり、紙幣受取部23に搬送された紙幣を入出金紙幣用カセット24へ搬送するように指示し、ワークフローW27Aにおいて、紙幣搬送部22から完了を受信するまで待ち、図10の処理を終了する。
図11は、本発明の実施例2における制御部の動作を示すフローチャートであり、実施例1を示す図8中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
ステップS1〜S11,S13〜S16,S19〜S24の処理は、図8に示されている実施例1のフローチャートと同一である。
ステップS11の処理が終了したのち、ステップS12Aにおいて、制御部11は、ホストコンピュータ30へ出金金額と同額の入金金額の入金取引を通知し、ステップS12Bにおいて、取引確定通知の受信を待つ。以降ステップS13〜S16における処理は、実施例1の処理と同様である。
ステップS17Aにおいて、制御部11は、実施例1とは異なり、紙幣受取部23に搬送された紙幣を入出金紙幣用カセット24へ搬送するように指示し、ステップS18Aおいて、紙幣搬送部22から搬送完了を受信するまで待ち、図11の処理を終了する。
図12は、本発明の実施例2におけるホストコンピュータの動作を示すフローチャートであり、実施例1を示す図9中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
ステップS60,ステップS62、及びステップS60の条件が成立したときのステップS70〜S74の処理は、実施例1と同様である。
ステップS63において、ホストコンピュータ30は、自動取引装置10から入金取引通知を受信したならば、ステップS85において、指定された口座への入金処理を行って口座DB37に記録し、ステップS86において、この自動取引装置10に対して取引確定通知を送信し、ステップS60の処理に戻る。
ステップS62において、自動取引装置10から該当取引終了を受信したか否かを判断し、受信していたならばステップS90Aにおいて、口座DB37にこの口座に係る入出金取引処理ともに取引成立を記録し、ステップS60の処理に戻る。
(実施例2の効果)
本実施例2の自動取引装置10、及び自動取引システム1によれば、実施例1の効果に加えて、次の(C),(D)のような効果がある。
(C) 自動取引装置10のみに実施例2の取引取消処理を実装することにより、ホストコンピュータ30には何ら取引取消処理を実装せずとも、顧客は誤って出金された紙幣を自動で入金できる。
(D) 誤って出金された紙幣は、入金処理を行ったのと同様に入出金紙幣用カセット24に搬送されるので、別の出金取引に再利用できる。
(実施例3の構成)
本発明の実施例3における自動取引装置10と自動取引システム1の概略の構成は、図1及び図2に示される実施例1の自動取引装置10と自動取引システム1の概略の構成と同様である。
(実施例3の動作)
図13(a)〜(f)は、実施例3における図1の表示部の画面遷移を示す図であり、図6(a)〜(d)に示す実施例1における取引成立時の画面遷移の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図13(a)の金額入力画面は、図6(a)に示す画面と同一であるが、図13(b)の出金処理中画面は、図6(b)に示す画面とは異なり、取消ボタン46の代わりに「金額を訂正」ボタン47が表示されている。この「金額を訂正」ボタン47を押下すると訂正金額入力画面に遷移する。
図13(c)の訂正金額入力画面は、「お引き出し/訂正した金額を入力してください。」のメッセージと、テンキー43と、金額欄44と、確認ボタン45とが表示され、メッセージの他は図13(a)の金額入力画面と同様である。金額欄44には、第2の金額としての出金処理金額が表示されている。この確認ボタン45を押下すると、訂正金額出金処理中画面に遷移する。
図13(d)の訂正金額出金処理中画面は、「お引き出し/ただいま訂正した金額で、再度の出金処理を行っています。」のメッセージと、金額欄44とが表示されている。図13(e)のキャッシュカード受取画面は、図4(c)に示す画面と同様であり、図13(f)の紙幣受取画面は、図4(d)に示す画面と同様である。
図14は、本発明の実施例3における自動取引システムのワークフローを示す図であり、図5に示す実施例1におけるワークフローの要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
ワークフローW1〜W5,W13〜W17の処理は、図5に示されている実施例1のワークフローと同一であるが、ワークフローW30〜W44における処理は実施例1とは異なる。
制御部11は、ワークフローW5において、取引確定通知を受信したのち、ワークフローW30において、紙幣搬送部22へ出金金額分の紙幣の搬送を指示し、ワークフローW31において、表示部20へ図13(b)で示す出金処理中画面と共に「金額を訂正」ボタン47を表示する。
制御部11は、ワークフローW32において、「金額を訂正」ボタン47の押下を検知したならば、ワークフローW33において、紙幣搬送部22から搬送完了を受信するまで待ち、ワークフローW34において、図13(c)で示す訂正金額入力画面を表示する。
制御部11は、ワークフローW35において、訂正金額入力画面によって訂正金額を受け付け、ワークフローW36において、確認ボタン45の押下を受け付けたならば、ホストコンピュータ30に対して金額訂正通知を送信する。
ホストコンピュータ30は、ワークフローW37において、金額訂正通知を受信したならば、ワークフローW38において、前記出金取引に係る出金金額を取り消し、ワークフローW39において、出金金額の訂正と確認を行い、ワークフローW40において、取引再確定通知を自動取引装置10に送信する。
自動取引装置10の制御部11は、ワークフローW40において、ホストコンピュータ30から取引再確定通知を受信したならば、ワークフローW41において、紙幣受取部23に搬送された紙幣をリジェクト紙幣用カセット25に収容するよう指示し、ワークフローW42において、紙幣搬送部22から収容完了を受信するまで待つ。
制御部11は、ワークフローW43において、紙幣搬送部22へ訂正金額分の紙幣の搬送を指示し、ワークフローW44において、紙幣搬送部22から搬送完了を受信するまで待つ。以降のワークフローW13〜W17の処理は、図5に示す実施例1の処理と同様である。
図15は、本発明の実施例3における制御部の動作を示すフローチャートであり、図8に示す実施例1におけるフローチャートの要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
ステップS1〜S9、ステップS20〜S24における処理は、実施例1と同様であるが、ステップS30〜S41における処理は、実施例1とは異なる。
自動取引装置10の制御部11は、ステップS7において、紙幣搬送部22に出金指示したのち、ステップS30において、表示部20へ図13(b)で示す出金処理中画面と共に「金額を訂正」ボタン47を表示する。
制御部11は、ステップS31において、「金額を訂正」ボタン47が押下されたか判断し、条件が成立したらステップS32の処理を行い、ステップS41において紙幣搬送部22から完了受信したか否かを判断し、条件が成立したらステップS20の処理を行う。
制御部11は、ステップS32において、紙幣搬送部22から搬送完了を受信するまで待ち、ステップS33において、図13(c)で示す訂正金額入力画面を表示し、ステップS34において訂正金額を受け付けるまで待つ。
制御部11は、ステップS35において、ホストコンピュータ30へ金額訂正を通知し、ステップS36において、ホストコンピュータ30から取引再確定通知を受信するまで待つ。ステップS37において、紙幣搬送部22へ紙幣をリジェクト紙幣用カセット25へ収容するよう指示し、ステップS38において収容が完了するまで待つ。ステップS39において、紙幣搬送部22へ訂正金額に相当する紙幣を搬送するよう指示し、ステップS40において搬送が完了するまで待ち、その後、ステップS20〜S24の処理を行い、図15の処理を終了する。
図16は、本発明の実施例3におけるホストコンピュータの動作を示すフローチャートであり、実施例1を示す図9中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
ステップS60の処理と,ステップS62の処理と、及びステップS60の条件が成立したときのステップS70〜S74の処理と、ステップS62の条件が成立したときのステップS90の処理とは、実施例1と同様である。
ステップS64において、ホストコンピュータ30は、自動取引装置10から該当取引の金額訂正通知を受信したならば、ステップS100において、口座DB37から出金金額を取り消して、ステップS101において、口座DB37から訂正金額を確認し、ステップS102において、この口座で引き出せる金額か否かを判断する。ステップS102の条件が成立したならば、ステップS103において、この口座に対し訂正金額で出金処理を行って口座DB37に記録し、ステップS104において、自動取引装置10に対して取引再確定通知を送信し、ステップS60の処理に戻る。
ステップS102の条件が成立しなかったならば、ステップS105において、自動取引装置10に対して取引不能通知を送信し、ステップS60の処理に戻る。
(実施例3の効果)
本実施例3の自動取引装置10、及び自動取引システム1によれば、次の(E)のような効果がある。
(E) 顧客が出金取引の金額を誤操作したとき、出金動作が始まった後であっても、その出金取引の金額訂正が可能となる。よって、顧客は、誤って出金された紙幣の処理や、不足している紙幣を再び出金する処理を行う必要がなく、安全かつ操作が容易となる。
(実施例4の構成)
本発明の実施例4における自動取引装置10と自動取引システム1の概略の構成は、図1及び図2に示される実施例1の自動取引装置10と自動取引システム1の概略の構成と同様である。
(実施例4の動作)
図17は、本発明の実施例4における自動取引システムのワークフローを示す図であり、実施例3を示す図14中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
ワークフローW1〜W5,W30〜W36,W43,W44,及びW13〜W17の処理は、図14に示されている実施例3のワークフローと同一である。
制御部11は、ワークフローW36の後は実施例3とは異なり、ワークフローW50において、出金金額と訂正金額との差額を計算し、ワークフローW51において、この差額に応じて入金処理又は出金処理をホストコンピュータ30へ通知する。
ホストコンピュータ30は、ワークフローW52において、暗証番号と入金処理又は出金処理の金額を確認し、ワークフローW53において、自動取引装置10に取引確定通知を送信する。
自動取引装置10の制御部11は、ワークフローW54において、取引確定通知を受信したならば、紙幣搬送部22に対し、紙幣受取部23に搬送された紙幣を全て入出金用カセットに搬送して戻すように指示する。ワークフローW55において、紙幣搬送部22から搬送完了を受信したならば、以降は実施例3と同様に、ワークフローW43,W44,W13〜W17の処理を行い、図17の処理を終了する。
図18は、本発明の実施例4における制御部の動作を示すフローチャートであり、実施例3を示す図15中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
ステップS1〜S9,S30〜S34,S39〜S41、及びS20〜S24の処理は、図15に示されている実施例3のフローチャートと同一である。
ステップS50において、制御部11は、実施例3とは異なり、出金金額と訂正金額との差額を計算し、ステップS51において、この差額に応じて入金処理又は出金処理をホストコンピュータ30へ通知する。
自動取引装置10の制御部11は、ステップS52において、ホストコンピュータ30から取引確定通知を受信するまで待ち、ステップS53において、実施例1とは異なり、紙幣受取部23に搬送された紙幣を入出金紙幣用カセット24へ搬送して戻すよう指示し、ステップS54において、紙幣搬送部22から搬送完了を受信するまで待ち、以降はステップS21〜S24の処理を行ったのち、図18の処理を終了する。
(実施例4の効果)
本実施例4の自動取引装置10、及び自動取引システム1によれば、実施例3の効果に加えて、次の(F)のような効果がある。
(F) 自動取引装置10のみに実施例4の金額訂正処理を実装することにより、ホストコンピュータ30には何ら金額訂正処理を実装せずとも、顧客は誤って出金された紙幣を自動で入金できる。
(実施例5の構成)
本発明の実施例5における自動取引装置10と自動取引システム1の概略の構成は、図1及び図2に示される実施例1の自動取引装置10と自動取引システム1の概略の構成と同様である。
(実施例5の動作)
図19(a)〜(f)は、実施例5における図1の表示部の画面遷移を示す図であり、図13(a)〜(f)に示す実施例3における取引成立時の画面遷移の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図19(a),(c)〜(f)の金額入力画面は、図13(a),(c)〜(f)に示す画面と同一であるが、図19(b)の出金処理中画面は、図13(b)に示す画面とは異なり、新たに「この金額で出金」ボタン48が追加表示されている。
図20は、本発明の実施例5における自動取引システムのワークフローを示す図であり、図14に示す実施例3におけるワークフローの要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
ワークフローW1〜W5,W30,W34〜W44,W13〜W17の処理は、図14に示されている実施例3のワークフローと同一であるが、ワークフローW60〜W62における処理は実施例1とは異なる。
制御部11は、ワークフローW60において、紙幣搬送部22から搬送完了を受信するまで待ち、ワークフローW61において、表示部20に図19(b)で示す出金処理中画面と共に「金額を訂正」ボタン47と、「この金額で出金」ボタン48を表示し、ワークフローW62において、「金額を訂正」ボタン47の押下を検知したならば、ワークフローW34以降の処理を行い、図20の処理を終了する。
図21は、本発明の実施例5における制御部の動作を示すフローチャートであり、図15に示す実施例3におけるフローチャートの要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
ステップS1〜S9,S31〜S39,及びS20〜S24の処理は、図15に示されている実施例3のフローチャートと同一である。
制御部11は、ステップS55において、紙幣搬送部22から搬送完了を受信するまで待ち、ステップS56において、表示部20に「金額を訂正」ボタン47と、「この金額で出金」ボタン48を表示する。その後、ステップS31において、実施例3と同様に「金額を訂正」ボタン47の押下を検知したならば、ステップS32以降の処理を行うと共に、ステップS57において、実施例3とは異なり、「この金額で出金」ボタン48の押下を検知したならば、ステップS20以降の処理を行い、図21の処理を終了する。
(実施例5の効果)
本実施例5の自動取引装置10、及び自動取引システム1によれば、実施例3の効果に加えて、次の(G)のような効果がある。
(G) 顧客が出金取引の金額を誤操作したとき、紙幣受取部23のシャッタが開くよう指示する前であれば、その出金取引の金額訂正が可能となる。よって、顧客は誤って出金された紙幣の処理や、不足している紙幣を再び出金する必要がなく、安全かつ操作が容易となる。
(実施例6の構成)
本発明の実施例6における自動取引装置10と自動取引システム1の概略の構成は、図1及び図2に示される実施例1の自動取引装置10と自動取引システム1の概略の構成と同様である。
(実施例6の動作)
図22は、本発明の実施例6における制御部の動作を示すフローチャートであり、図21に示す実施例5におけるフローチャートの要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
ステップS1〜S9,S55〜S57,S31〜S35,及びS20〜S24の処理は、図15に示されている実施例3のフローチャートと同一である。
ステップS35の処理の後、ステップS110において、実施例5とは異なる紙幣受取部23に搬送された紙幣の金額訂正処理を行い、ステップS20以降の処理を行って図22の処理を終了する。
図23は、本発明の実施例6の紙幣受取部への金額訂正処理を示すフローチャートである。
処理が開始すると、紙幣受取部23は、ステップS111において出金金額と訂正金額との差額を算出する。ステップS112において、訂正金額が出金金額よりも多いか否かを判定する。ステップS112の条件が成立したならば、紙幣搬送部22へ差額分の追加出金を指示する。ステップS112の条件が成立しなかったならば、ステップS115において、紙幣搬送部22へ、紙幣をリジェクト紙幣用カセット25へ収容するよう指示し、ステップS116において、紙幣搬送部22から収容完了を受信するまで待ち、ステップS117において紙幣搬送部22へ訂正金額を出金するよう指示し、ステップS114の処理を行う。
ステップS114において、制御部11は、紙幣搬送部22から搬送完了を受信するまで待ち、図23の処理を終了する。
(実施例6の効果)
本実施例6の自動取引装置10、及び自動取引システム1によれば、実施例5の効果に加え、更に次の(H)のような効果がある。
(H) 顧客が出金取引の金額を誤操作したとき、出金金額よりも訂正金額が多い場合には差額だけを搬送するので、更に迅速に出金取引の金額訂正が可能となる。
(実施例7の構成)
本発明の実施例7における自動取引装置10と自動取引システム1の概略の構成は、図1及び図2に示される実施例1の自動取引装置10と自動取引システム1の概略の構成と同様である。
(実施例7の動作)
図24は、本発明の実施例7における制御部の動作を示すフローチャートであり、図22に示す実施例6におけるフローチャートの要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
ステップS110Aの処理は、実施例6のステップS110の処理とは異なるが、それ以外の処理は図22に示す実施例6の処理と同様である。
図25は、本発明の実施例7の紙幣受取部への金額訂正処理を示すフローチャートであり、図23に示す実施例6におけるフローチャートの要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
ステップS111〜S114の処理は、図23に示されている実施例6のフローチャートと同一である。
ステップS115Aにおいて、制御部11は、紙幣搬送部22へ、差額分の紙幣だけをリジェクト紙幣用カセット25に搬送するよう指示し、ステップS116Aにおいて、実施例1と同様に、紙幣搬送部22から収容完了を受信するまで待つ。その後、実施例6と同様にステップS114の処理を行い、図25の動作を終了する。
(実施例7の効果)
本実施例7の自動取引装置10、及び自動取引システム1によれば、実施例6の効果に加え、更に次の(I)のような効果がある。
(I) 顧客が出金取引の金額を誤操作したとき、出金金額よりも訂正金額が少ない場合であっても、その差額だけを収容するので、更に迅速に出金取引の金額訂正が可能となる。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a),(b)のようなものがある。
(a) 実施例1〜7は紙幣の出金取引であったが、紙幣と硬貨とを含む貨幣全般の出金においても同様の効果が得られる。
(b) 実施例1〜7はキャッシュカードを用いた出金取引であったが、預金通帳、振込記録等の印刷媒体や、デビットカード、クレジットカード等のカードを用いた出金取引においても同様の効果が得られる。
1 自動取引システム
10 自動取引装置
11 制御部
20 表示部
21 顧客入力部
22 紙幣搬送部
23 紙幣受取部
24 入出金紙幣用カセット
25 リジェクト紙幣用カセット
26 カード搬送/リード部
30 ホストコンピュータ
37 口座DB
45 確認ボタン
46 取消ボタン
47 「金額を訂正」ボタン
48 「この金額で出金」ボタン
100 通信回線

Claims (10)

  1. 顧客の指示を検知する顧客入力部と、
    口座の出金取引の対象の貨幣を貯蔵している貨幣貯蔵部と、
    前記出金取引の訂正や取消の対象の貨幣を収容する貨幣収容部と、
    開閉を制御できるシャッタを備えた貨幣受取部と、
    前記貨幣貯蔵部の貨幣を前記貨幣受取部に搬送すると共に、前記貨幣受取部に搬送された貨幣を前記貨幣収容部に収容する貨幣搬送部と、
    を有し、
    前記顧客入力部が第1の金額による前記出金取引の指示を検知したのち、且つ前記シャッタが閉じられているときに、前記顧客入力部が第2の金額への前記出金取引の金額訂正指示を検知したならば、
    前記貨幣搬送部は、前記シャッタを開く前に、前記貨幣受取部に搬送された搬送済貨幣の金額を前記第2の金額に訂正することを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記貨幣搬送部は、前記貨幣受取部の前記シャッタを開く前に、前記搬送済貨幣を前記貨幣収容部に収容し、前記貨幣貯蔵部から前記第2の金額に相当する貨幣を前記貨幣受取部に搬送することによって、前記第2の金額に訂正することを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  3. 前記貨幣搬送部は、前記第1の金額が前記第2の金額よりも小さいならば、前記貨幣受取部の前記シャッタを開く前に、前記貨幣貯蔵部から、前記第2の金額と前記第1の金額との差に相当する金額の貨幣を、前記貨幣受取部に搬送することによって、前記第2の金額に訂正することを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  4. 前記貨幣搬送部は、前記第1の金額が前記第2の金額よりも大きいならば、前記貨幣受取部の前記シャッタを開く前に、前記貨幣受取部から、前記第2の金額と前記第1の金額との差に相当する金額の貨幣を、前記貨幣収容部に収容することによって、前記第2の金額に訂正することを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  5. 通信回線を介して自動取引装置をホストコンピュータに接続し、顧客の操作に従って取引を行う自動取引システムにおいて、
    前記自動取引装置は、
    顧客の指示を検知する顧客入力部と、
    口座の出金取引の対象の貨幣を貯蔵している貨幣貯蔵部と、
    前記出金取引の訂正や取消の対象の貨幣を収容する貨幣収容部と、
    開閉を制御できるシャッタを備えた貨幣受取部と、
    前記貨幣貯蔵部の貨幣を前記貨幣受取部に搬送すると共に、前記貨幣受取部に搬送された貨幣を前記貨幣収容部に収容する貨幣搬送部と、
    前記ホストコンピュータに対し、前記通信回線を介して口座取引情報を送受信する第1の通信部と、を有し、
    前記ホストコンピュータは、
    前記自動取引装置に対し、前記通信回線を介して前記口座取引情報を送受信する第2の通信部と、
    前記口座取引情報を処理する処理部と、を有し、
    前記顧客入力部が第1の金額の出金に係る前記出金取引を受け付け、前記自動取引装置が前記第1の金額の出金に係る前記口座取引情報を前記ホストコンピュータに送信したのち、且つ前記シャッタを開く前に前記顧客入力部が前記出金取引を第2の金額に訂正する指示を受け付けたならば、
    前記自動取引装置は、前記ホストコンピュータに対して出金金額を訂正すると共に、前記シャッタを開く前に、搬送済貨幣の金額を前記第2の金額に訂正することを特徴とする自動取引システム。
  6. 前記自動取引装置は、前記口座取引情報を取消す口座取引取消情報を前記ホストコンピュータに送信したのち、前記第2の金額の出金に係る前記口座取引情報を前記ホストコンピュータに送信することにより、前記ホストコンピュータに対して前記出金金額を訂正することを特徴とする請求項5記載の自動取引システム。
  7. 前記自動取引装置は、前記第1の金額よりも前記第2の金額が大きいとき、前記第2の金額と前記第1の金額との差額の出金に係る前記口座取引情報を前記ホストコンピュータに送信することにより、前記ホストコンピュータに対して前記出金金額を訂正することを特徴とする請求項5記載の自動取引システム。
  8. 前記自動取引装置は、前記第1の金額よりも前記第2の金額が小きいとき、前記第2の金額と前記第1の金額との差額の入金に係る前記口座取引情報を前記ホストコンピュータに送信することにより、前記ホストコンピュータに対して前記出金金額を訂正することを特徴とする請求項5記載の自動取引システム。
  9. 前記自動取引装置は、前記第1の金額が前記第2の金額よりも小さいならば、前記貨幣貯蔵部から前記第2の金額と前記第1の金額との差に相当する金額の貨幣を前記貨幣受取部に搬送することによって、前記搬送済貨幣の金額を前記第2の金額に訂正することを特徴とする請求項5記載の自動取引システム。
  10. 前記自動取引装置は、前記第1の金額が前記第2の金額よりも大きいならば、前記貨幣受取部から前記第2の金額と前記第1の金額との差に相当する金額の貨幣を前記貨幣収容部に収容することによって、前記搬送済貨幣の金額を前記第2の金額に訂正することを特徴とする請求項5記載の自動取引システム。
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