JP5082600B2 - 現金自動取引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、金融機関等で使用される現金自動取引装置に関するものである。
現金自動取引装置においては、銀行カードや通帳などの顧客媒体を挿入し、所定の取引処理を行い、取引処理中または処理完了時において、該顧客媒体を返却している。
しかしながら、例えばカード挿入後に装置異常などで処理が中断してしまうと、カードが装置内に取り込まれたままとなってしまい、顧客は窓口に出向いて行員に処理してもらうなど面倒な場合があった。
そこで、カードをトレー上に保持し、停電や装置異常時には該トレーを挿入部側へ戻すように付勢する付勢手段により、装置異常で搬送手段が起動できない場合でもトレーを挿入口側に強制的に移動してカードを顧客に返却するという技術が有効である。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平05−266232号公報
しかしながら上述した従来の技術では、例えば、現金自動取引装置での取引中に地震が発生し、装置異常になった場合、地震の影響で強制返却機構がうまく働かずカードが装置内部に保留したままになってしまい、結果として顧客は窓口に出向いて行員に処理してもらうなど面倒な場合があった。
本発明は、これらの問題を解決することを課題としている。
そのため、本発明は、顧客との間で取引を行う現金自動取引装置において、地震予知情報を受信すると取引処理を中止または中断し、取引処理を中断した際挿入されたカードの記憶部に取引処理の中断があったことを示す中断フラグを記録する中断フラグ記録手段と、取引処理を中断した際上位装置へ取引中断までの顧客入力情報を提供する顧客情報提供手段と、前記カードの記憶部に前記中断フラグが記録されているか否かを読み取る中断フラグ読み取り手段と、前記中断フラグが記録されていた場合に上位装置から取引中断までの顧客入力情報を取得する顧客入力情報取得手段とを備え、取引中断後の新たな取引において、前記中断フラグが記録されている場合には前記顧客入力情報に基づいて前回中断した取引の入力画面から取引再開できるように該前回中断した取引の入力画面を表示し、前記前回中断した取引の入力画面に取引を再開するか否かを選択する選択ボタンを表示したことを特徴とする。
本発明によれば、顧客が現金自動取引装置の取引中に、現金自動取引装置地震予知情報を受信したときに装置内に保留中のキャッシュカードを返却することで、装置が地震により故障してキャッシュカードを装置内部に閉じ込めてしまう問題を回避することができる。また前回中断した取引の続きから操作を行えるので、操作時間を短縮することができる。従って、振込取引など顧客が入力する項目が多い取引においては極めて有効である。
以下、実施例を挙げ、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
まず、第1の実施例の構成について説明する。
ここでは、情報処理装置として現金自動取引装置を例に取り上げて説明することとする。以下に、図面を参照して本発明による現金自動取引装置の実施例について説明する。
図1は現金自動取引装置を示す制御ブロック図であり、図2はその現金自動取引装置の外観を示す斜視図である。
図1において、1は現金自動取引装置であり、銀行等の金融機関や郵便局、コンビニエンスストア等(金融機関等という。)の営業店等の店舗に設置され、顧客との間で現金の取引を自動で行う。
2はカード処理部であり、金融機関が発行したコードや顧客の口座番号,氏名等の顧客情報が記憶された顧客識別カード(以後、キャッシュカードとする)や振込先機関のコード等の振込情報が記録されている振込専用カード(以後、振込カードとする)から記憶されている前記情報を読み出す機能を有する。
このカード処理部2の前面側に接続されたカード挿入返却口により、キャッシュカードや振込カードの挿入や返却が行なわれる。尚、前記キャッシュカード及び振込カードには顧客の氏名、口座番号等の情報を格納する磁気ストライプを備える。更に、前記情報を格納する部材としては、前記磁気ストライプに代えて、カードに埋め込まれたICであってもよい。
3はレシート処理部であり、取引内容を印字して明細票を発行する。前記明細票は、入金、出金、通帳記帳、残高照会、振込、振替、送金、定期性預金設定等の顧客が行った金融取引に関する情報が印刷される紙片であり、口座番号、金融取引の種類、取引金額等が印刷される。尚、前記明細票は、顧客が希望したときだけに発行されるようにしてもよい。
4は通帳処理部であり、預金通帳等の通帳に記帳する機能を有する。ここで、前記通帳は、金融機関が顧客に対して発行した預金通帳等の冊子状の通帳であり、入金、出金、振込、振替、送金、定期性預金設定等の金融取引の記録が印刷されるものである。尚、前記通帳の表紙又は裏表紙には、顧客の氏名、口座番号等の情報を格納する磁気ストライプを備える。更に、前記情報を格納する部材としては、前記磁気ストライプに代えて、通帳に埋め込まれたICであってもよい。
前記通帳処理部4は、通帳が挿入される通帳挿入返却口を備え、該通帳挿入返却口内には、通帳を搬送する図示されない搬送装置、通帳に前記金融取引の記録を印刷する印字ヘッド、及び、通帳の磁気ストライプやICに格納された情報の読み取り、上書き、消去等を行うための磁気ヘッドやIC接点等が配設される。
5は紙幣入出金部であり、顧客により入金される紙幣を真偽鑑別,計数し、図示しない一時貯留部に貯留し、一時貯留部から繰出して搬送して図示しない金種別保管金庫に収納し、又は顧客に支払われる紙幣を金種別保管金庫より繰り出すものである。
紙幣入出金部5は紙幣入出金口を備え、顧客が投入した紙幣を受付けるための紙幣入金口および顧客に紙幣を引渡すための紙幣出金口として機能する。
6は硬貨入出金部であり、顧客により入金される硬貨を真偽鑑別,計数し、搬送して図示しない金種別保管金庫に収納し、又は顧客に支払われる硬貨を金種別保管金庫より繰り出すものである。
7は表示入力部であり、現金自動取引装置1の前面に設けられ、LCD等の表示画面を有する表示部72とタッチパネルからなる入力部71との組合せで構成されており、表示部72の画面に取引選択画面や顧客の希望等を問合せる画面、顧客の処置を促す画面や処置選択ボタン等を表示する一方、入力部71により顧客からの入力を受付ける。
8は音声案内用のスピーカで、このスピーカ8の出力音声も制御部9で制御され、表示部の画面誘導に加え、さらに音声により補助誘導する。
9は現金自動取引装置1の主制御部であり、前述した各ユニットや後述するメモリ部11、インタフェース部12、地震通報受信部13と通信し各部を制御する。
10は電源部であり、外部から供給された交流電源を直流電源および各部毎に必要な電圧に変換、現金自動取引装置1の各部に電源を供給する。
11はメモリ部であり、主制御部9が実行するプログラムや主制御部9による処理結果等が格納される。
12はインタフェース部であり、ホストシステム101等の上位装置と専用回線や電話回線等の通信回線で接続されている。ホストシステム101の原簿データ記憶部102には、顧客の住所,氏名やその暗証番号、口座残高及び口座番号情報などを始めとし各種の情報が記憶されている。
201は地震予知センタであり、地震観測地点でP波(Primary波:最初の波)を検知すると、目的地へのP波およびS波(Secondary波:2番目の波)がそれぞれ何秒後に到達するか等の情報(以下「地震予知情報」という)を必要な箇所へ通報するようになっている。ここではその通報は電波発信により行われるものとする。このような地震予知情報を発信するシステムは「地震警報システム」等と称されている。地震警報システムについては公知のため、ここでは詳細な説明を省略する。
13は現金自動取引装置に内蔵された地震通報受信部であり、地震予知センタ201から電波により提供された地震予知情報を受信するものであり、受信後該情報は主制御部9に通知される。尚、地震通報受信部13は、現金自動取引装置の運用中において常時受信可能状態となっている。
次に現金自動取引装置1の動作についてフローチャートを用いて説明する。
図3は第1の実施例における現金自動取引装置1の支払取引動作についてのフローチャートであり、図中のSで示すステップにしたがって説明する。
以下に説明する動作は、主制御部に構成された図示しないメモリ等の記憶手段に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しないCPU等の制御手段により制御される。
S11:取引選択画面を表示し、顧客が取引科目を選択するのを待つ。
S12:顧客が取引科目選択(ここでは「支払」を選択したとする)すると、キャッシュカードの挿入を促し、キャッシュカードが挿入されるのを待つ。
S13:キャッシュカードが挿入されるとキャッシュカードを装置内に搬送し、次に顧客に暗証番号の入力を促す。
S14:暗証番号の入力がされると、次に顧客に支払金額の入力を促す。
S15:支払金額が入力されると、ホストシステム101と交信を行い、キャッシュカードの磁気ストライプ等から読み取った顧客の口座番号や、先に入力された暗証番号、支払金額等の情報を通知する。ホストシステム101では、暗証番号照合や残高比較等から支払可能と判断し、その旨が現金自動取引装置1へ通知される。ホストシステム101では原簿データが更新される。
S16:紙幣を計数する。尚、紙幣の計数はS15のホストコンピュータとの交信中に平行して行うようにしてもよい。
S17:キャッシュカードの返却および明細票の印字発行を行う。
S18:キャッシュカードおよび明細票の受け取りを促す。
S19:キャッシュカードおよび明細票の受け取りが完了すると、紙幣を放出する。
S20:紙幣の受け取りを促し、受け取りが完了すると紙幣出入口シャッタを閉め、取引は終了となる。
S21:S18やS20において媒体受け取りがされずタイムアウトになった場合は、媒体を装置内部に収納する。
S22:媒体収納後、ホストシステム101へ原簿データの更新取消を指示(取引不成立処理)を行い取引を終了する。
尚、この支払取引動作は地震予知情報を受信しなかった場合の動作フローであり、現金自動取引装置における従来の支払取引動作と同じである。
次に、本発明である地震予知情報を受信した場合における動作について説明する。図4は第1の実施例における現金自動取引装置1の地震発生時の動作についてのフローチャートであり、図中のSで示すステップにしたがって説明する。
S101:地震通報受信部13は、地震予知情報を受信したか否かを監視する。
S102:地震通報受信部13が地震予知情報を受信すると、主制御部9へ通知し、主制御部9は顧客が取引中か否かを判断する。
S103:顧客が取引中でなければ、主制御部9は現金自動取引装置の取引運用プログラムの動作を中断し、シャットダウン処理をして装置の電源を切る(以下「電源断処理」という)。
S104:顧客が取引中であれば、表示入力部7は例えば図5に示すような画面を表示し、顧客に「数秒後に地震が来るので取引を中断する」旨と「挿入してある媒体を返却する」旨を通知する。
S105:主制御部9は装置内部にある顧客の媒体が何であるか判断し(本取引では支払取引なので少なくともキャッシュカードが挿入されている)、カード処理部2へキャッシュカードを排出するよう指示する。カード処理部2はキャッシュカードを排出する。
S106:媒体の受け取りを促し、受け取りを待つ。受け取り後はS103の電源断処理を行う。
S107:キャッシュカード排出後、一定時間(たとえば5秒間)経過しても受け取りされない場合、受け取りタイムアウトとして、装置内部に収納する。収納後はS103の電源断処理を行う。
このように第1の実施例によれば、地震予知情報を受信したときに装置内で保留中のキャッシュカードを返却することで、機器が地震により故障してキャッシュカードを装置内部に閉じ込めてしまう問題を回避することができる。
次に第2の実施例について説明する。尚、第1の実施例と同様の部分は同一の符号を付してその説明を省略する。
図6は第2の実施例におけるブロック図である。第1の実施例との違いは現金自動取引装置1に地震通報受信部13を備えていない点、監視センタ301を備え、監視センタ301に地震通報受信部302を備えている点である。監視センタ301は、現金自動取引装置の運用状況や保守情報を監視している。
次に現金自動取引装置1の動作についてフローチャートを用いて説明する。
図7は第2の実施例における現金自動取引装置1の取引動作についてフローチャートであり、図中のSで示すステップにしたがって説明する。
尚、地震予知情報監視センタ301からの地震予知情報の通知を受信しなかった場合の支払取引における動作フローは図3と同一のため省略する。
S201:主制御部9は、監視センタ301から地震予知情報を受信したか否かを監視する。
以降、S202〜S207の動作は図4におけるS102〜S107と同一のため省略する。
このように第2の実施例によれば、地震予知情報監視センタ301からの地震予知情報の通報を受けたときに装置内で保留中のキャッシュカードを返却することで、機器が地震により故障してキャッシュカードを装置内部に閉じ込めてしまう問題を回避することができる。
また、現金自動取引装置ごとに地震情報受信部を備える必要がなくなり、通常の現金取引装置をそのまま利用でき費用面で優位に実現可能である。
尚、第2の実施例においては、地震通報受信部を監視センタに設けたが、ホストシステムに設けるようにしてもよい。
次に第3の実施例について説明する。尚、第1の実施例と同様の部分は同一の符号を付してその説明を省略する。
第3の実施例におけるブロック図は図1に示す通りであり、第1の実施例のブロック図と同一である。
次に現金自動取引装置1の動作についてフローチャートを用いて説明する。
図8は第3の実施例における現金自動取引装置1の取引動作についてフローチャートであり、図中のSで示すステップにしたがって説明する。
尚、監視センタ301からの地震予知情報の通知を受信しなかった場合の支払取引における動作フローは図3と同一のため省略する。
S301:地震通報受信部13は、地震予知情報を受信したか否かを監視する。
S302:地震通報受信部13が地震予知情報を受信すると、主制御部9へ通知し、主制御部9は顧客が取引中か否かを判断する。
S303:顧客が取引中でなければ、主制御部9は電源断処理を行う。
S304:顧客が取引中であれば、表示入力部7は例えば図5に示すような画面を表示し、顧客に「数秒後に地震が来るので取引を中断する」旨と「挿入してある媒体を返却する」旨を通知する。
S305:ホストシステムとの交信を行い、本取引によって既に原簿データが更新済か否かの通知を受ける。
S306:ホストシステムの原簿データが更新済であれば、その更新を取り消す指示を通知する。ホストシステムではこの更新取消指示により原簿データを更新前(本取引前)の状態へ戻す。
S307:ホストシステムの原簿データの更新を取り消し元の状態にした後、現金計数を中止し、現金出入口に集積中の現金や搬送中の現金は全て装置内部へ収納する。S305において、原簿データがまだ更新されていなければ、そのまま現金計数を中止し、現金出入口に集積中の現金や搬送中の現金は全て装置内部へ収納する。
以降、S308〜S310の動作は図4におけるS105〜S107と同一のため省略する。
このように第3の実施例によれば、監視センタ301からの地震予知情報の通報を受けたときに装置内で保留中のキャッシュカードを返却することで、機器が地震により故障してキャッシュカードを装置内部に閉じ込めてしまう問題を回避することができる。
また、原簿データ更新後に地震予知情報を受信した場合、顧客が現金を受け取れなかった場合に招く恐れのある顧客と銀行間での現金トラブルを防止できる。
すなわち、例えば残高100万円の顧客が10万円の支払取引を進行させ、ホストシステムの原簿データにおける該顧客の残高が90万円に更新された後であって該顧客がまだ現金を受け取っていない状態において地震予知情報を受信した場合であっても、原簿データにおける残高を100万円に戻し、現金計数を中止し、現金出入口に集積中の現金や搬送中の現金は全て装置内部へ収納するので、顧客とのトラブルの発生を回避できる。
次に第4の実施例について説明する。尚、第1の実施例と同様の部分は同一の符号を付してその説明を省略する。
図9は第4の実施例におけるブロック図である。第1の実施例との違いはホストシステム101に入力情報データ記憶部103を備えている点である。
次に現金自動取引装置1の動作についてフローチャートを用いて説明する。
図10は第4の実施例における現金自動取引装置1の取引動作についてフローチャートであり、図中のSで示すステップにしたがって説明する。
尚、地震予知情報監視センタ301からの地震予知情報の通知を受信しなかった場合の支払取引における動作フローは図3と同一のため省略する。
S401:地震通報受信部13は、地震予知情報を受信したか否かを監視する。
S402:地震通報受信部13が地震予知情報を受信すると、主制御部9へ通知し、主制御部9は顧客が取引中か否かを判断する。
S403:顧客が取引中でなければ、主制御部9は現金自動取引装置の取引運用プログラムの動作を中断し、シャットダウン処理をして装置の電源を切る(以下「電源断処理」という)。
S404:顧客が取引中であれば、顧客が取引操作をどの段階まで進めていたか(すなわち入力済データ情報)をホストシステム101へ通知する。ホストシステム101は、入力情報データ記憶部103に、その入力済データ情報を記憶させる。
S405:表示入力部7は例えば図5に示すような画面を表示し、顧客に「数秒後に地震が来るので取引を中断する」旨と「挿入してある媒体を返却する」旨を通知する。
S406:挿入されているキャッシュカードの磁気ストライプ部またはICチップに、地震予知情報を受信したことによる取引中断したことを示すフラグ(以下「中断フラグ」という)を記録する。
以降、S407〜S409の動作は図4におけるS105〜S107と同一のため省略する。
次に上述した動作により中断フラグが記録されたキャッシュカードを利用して、後日取引を行った場合のフローチャートを説明する。
図11、図12は第4の実施例における現金自動取引装置1の地震予知情報受信による取引中断があった後の取引動作についてフローチャートであり、図中のSで示すステップにしたがって説明する。
S501:取引選択画面を表示し、顧客が取引科目を選択するのを待つ。
S502:顧客が取引科目選択(ここでは「支払」を選択したとする)すると、キャッシュカードの挿入を促し、キャッシュカードが挿入されるのを待つ。
S503:キャッシュカードが挿入されるとキャッシュカードを装置内に搬送し、キャッシュカードの磁気ストライプ(またはICチップ)に中断フラグが記録されているかを判断する。中断フラグが記録されていなければ、前回取引で地震予知情報受信による取引中断はなかったものと判断し、S504に移行し顧客に暗証番号の入力を促す。
S504〜S513の動作は、図3におけるS13〜S22と同一のため省略する。
次にS503において、中断フラグが記録されていた場合の動作についてのフローチャートを説明する。
S601:顧客に暗証番号の入力を促す。
S602:暗証番号の入力がされると、前回中断された取引が何の取引であったかをホストシステムへ照会する。
S603:照会した結果、前回中断された取引と今回の取引が同じ取引(例えば前回が「支払」で今回も「支払」の場合など)であるか否かを判断する。
S604:前回中断された取引と今回の取引が同じ取引であれば、前回の取引で中断したところまでの入力情報を画面表示する。例えば、前回支払取引を行い支払金額入力したところで中断した場合、金額入力が済んだ状態が表示されることになる。
S605:図13に示すような前回中断された取引の続きの状態が表示され、ここで前回中断された取引を継続して行うか、前回の続きではなく新たな取引として初めから新規に入力操作して取引を行うかを選択させる。新規に入力操作して取引を行う場合には「継続しない」ボタンを押下する。
S606:前回中断された取引を継続して行う場合はそのまま続きの操作入力を行う。例えば図13のような場合には「確認」ボタンをと押下する。
S607:取引が完了すると、キャッシュカードの中断フラグを削除し、キャッシュカードを返却する。
S608:S603でホストシステムへ照会した結果、前回中断された取引と今回の取引が異なる場合や、S605において「継続しない」ボタンが押下された場合には、通常の取引を行う。
このように第4の実施例によれば、地震予知情報を受信したときに装置内で保留中のキャッシュカードを返却することで、機器が地震により故障してキャッシュカードを装置内部に閉じ込めてしまう問題を回避することができる。
また、前回中断した取引の続きから操作を行えるので、操作時間を短縮することができる。従って、振込取引など顧客が入力する項目が多い取引においては極めて有効である。
尚、本発明は前述した各実施例の形態に限定されるものではなく、種々変形させることが可能である。
(1)各実施例においては、支払取引時におけるキャッシュカードの装置内部保留を回避する場合を例にあげたが、入金取引時における現金の装置内部保留や、通帳記帳取引時における通帳の装置内部保留を回避する場合なども同様に適用可能である。
(2)各実施例においては、地震予知画面に「数秒後に地震が到達しますので、・・・」の旨の表示を行うようにしたが、実際にその現金自動取引装置に到達する時間を算出し、具体的な数値で(例えば「15秒後に地震が到達しますので、・・・」のように)表示してもよい。例えば、監視センタに地震通報受信部を設けた場合、監視センタから現金自動取引装置までの距離に応じて到達するまでの時間を算出するようにする。現金自動取引装置までの距離は、個々の現金自動取引装置ごとに設定しておいてもよいし、支店や地域ごとに設定しておいてもよい。
(3)各実施例を任意に組み合わせることも可能である。
第1の実施例における制御ブロック図 第1の実施例における現金自動取引装置の斜視図 第1の実施例における支払取引を示すフローチャート 第1の実施例における地震発生時のフローチャート 第1の実施例における地震予知画面 第2の実施例における制御ブロック図 第2の実施例における地震発生時のフローチャート 第3の実施例における地震発生時のフローチャート 第4の実施例における制御ブロック図 第4の実施例における地震発生時のフローチャート 第4の実施例における地震予知による中断後の支払取引を示すフローチャート 第4の実施例における地震予知による中断後の支払取引を示すフローチャート 第4の実施例における中断した取引の続きの表示
符号の説明
1 自動取引装置
13、302 地震通報受信部
101 ホストシステム
102 原簿データ記憶部
103 入力情報データ記憶部
201 地震予知センタ

Claims (1)

  1. 顧客との間で取引を行う現金自動取引装置において、
    地震予知情報を受信すると取引処理を中断し、
    取引処理を中断した際挿入されたカードの記憶部に取引処理の中断があったことを示す中断フラグを記録する中断フラグ記録手段と、
    取引処理を中断した際上位装置へ取引中断までの顧客入力情報を提供する顧客情報提供手段と、
    前記カードの記憶部に前記中断フラグが記録されているか否かを読み取る中断フラグ読み取り手段と、
    前記中断フラグが記録されていた場合に上位装置から取引中断までの顧客入力情報を取得する顧客入力情報取得手段とを備え、
    取引中断後の新たな取引において、前記中断フラグが記録されている場合には前記顧客入力情報に基づいて前回中断した取引の入力画面から取引再開できるように該前回中断した取引の入力画面を表示し、
    前記前回中断した取引の入力画面に取引を再開するか否かを選択する選択ボタンを表示したことを特徴とする現金自動取引装置。
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