JP5560737B2 - 電源システム、電子装置及び電源システムの制御方法 - Google Patents

電源システム、電子装置及び電源システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電源システム、電子装置及び電源システムの制御方法に関する。
近年、高度情報化社会の進展により、情報を取り扱う情報処理装置としてのコンピュータ等、電子装置の消費電力が増大していた。このため、電子装置に複数の電源装置を搭載して電力を供給する構成が用いられてきた。例えば、消費電力が6000Wの電子装置に、電源容量1500Wの電源装置を4台搭載して電力を供給する電源システムに関する技術が知られている。
また、電子装置の動作状態に応じて負荷が変動するため、負荷の変動に合わせて動作させる電源装置の数を変更する技術が知られている。
特開平9−56064号公報 特開2009−201244号公報 特開平10−201090号公報 特開2003−348819号公報
従来の電子装置の電源装置には、電子装置の稼動状態とスタンバイ状態に対応するため、高効率の主電源と、主電源と比較すると低効率のスタンバイ電源とを内蔵し、主電源からの出力とスタンバイ電源からの出力の複数の出力を有する電源装置が用いられてきた。電子装置にはシステム管理を行う管理プロセッサが設けられ、管理プロセッサは電子装置がスタンバイ状態のときに装置内部のCPU(Central Processing Unit)やメモリ、電源装置や冷却ファンなどの構成チェックを行う。そして、管理プロセッサは、電子装置が稼動状態に移行するときには電源ユニットやFANの投入制御を行ない、電子装置がスタンバイ状態に移行するときは、電源装置やFANの遮断制御を行なう。
主電源とスタンバイ電源を内蔵した複数出力の電源装置では、主電源は電流が大きいことから電源内部発熱を抑えるよう高効率化が図られていたが、スタンバイ電源は、電流が小さいため電源内部発熱も小さく冷却も容易であるので、主電源と比較すると低効率であった。
しかしながら、近年では電子装置の省電力化の方向として、電子装置の動作負荷率が小さい低負荷のアイドル状態から動作負荷率が大きい高負荷状態に渡って、電源の高効率化を求められるようになっている。このため、主電源と比較すると低効率なスタンバイ電源の存在が、電源装置の高効率化を妨げる障壁となっていた。
また、スタンバイ電源を持つ複数出力の電源装置は、主電源だけの単一出力の電源と比べて電源回路が2回路以上となり電源回路が複雑化するため、単一出力の電源よりも電力あたりの体積が大きいという問題があった。さらに、電源装置に主電源とスタンバイ電源とを設けると、スタンバイ電源用の回路分、製造コストが上昇する。
電源装置の損失は、電源回路の特性として大きく2種類ある。1つめは、電流が流れることによる損失、すなわち導通損I2Rである。2つめは、電源制御回路やスイッチング駆動回路など電流に依存なく常時存在する損失、すなわち駆動損Pdである。
導通損I2Rは電流の二乗に比例して増えるため、電源装置は一般的に定格電力の負荷率75%付近において、最も効率が高かった。例えば、ある電源装置では、負荷率80%において効率90%となる。
電源装置は、効率が高い負荷率で使用されることが好ましい。しかし、実際の装置の運用では、n台の電源装置の電源供給能力を要求する電子装置に対し、さらに1台多く電源装置を用意するn+1冗長構成や、電源供給系統を二重化する二系統受電構成、または今後の増強を考慮し電源を数台余分に搭載するなどにより、複数台の電源装置を装置に搭載することが一般的である。このため、複数の電源装置、例えば4台の電源装置を有する電子装置の場合は、電源装置1台あたりの負荷率が小さくなり、電源装置は低い負荷率で使用され効率が低下するという問題があった。例えば、各電源装置が負荷率20%で使用されることとなり、効率が25%となる場合がある。また、電子装置の動作状態によって、負荷率が低くなった場合にも同様に、効率が低下する場合がある。
近年の装置はメモリやCPU、各種ユニットの種類や搭載数が増え、また初期動作条件の設定が必要なLSIが使用される場合がある。電子装置が稼動状態になる前のスタンバイ状態において、初期動作条件を設定したりエラーチェックする管理用のプロセッサがスタンバイ状態で動作するため、スタンバイ電流は増加の傾向にある。
しかし、低い効率のスタンバイ電源を大電流化することは発熱の増大につながるというデメリットがある。また、高効率で大電流のスタンバイ電源を搭載するには、複雑な制御回路が必要であり、電源装置のサイズの大型化や高コスト化につながるというデメリットがあった。
加えて、スタンバイ電圧が低い電源装置、例えばスタンバイ電源が3.3Vや5Vの電源装置では、電圧低下が発生した場合に、システムダウンを防止する対応が困難であるという問題があった。すなわち、本来の電圧が3.3Vと低いため、他ボードで短絡が起きて電圧降下が発生したとき、3.3V動作デバイスが動作継続できなくなる場合があった。また、電圧降下防止のためヒューズ-抵抗-ダイオード-コンデンサ回路をボードの常駐電源ラインの入力側に置く構成では、ダイオードによる電圧降下で、電源の出力電圧3.3Vは最低2.5Vまで降下する場合がある。
また、複数の電源装置毎にAC(Alternate Current:交流)ケーブルを接続する場合、装置のユニット側で必要なスタンバイ電流が大きいと、各電源装置に電源を供給するAC電源装置1台分の供給能力を超えたときには、過電流により電圧が低下する場合があった。
このように、電子装置に複数出力の電源装置を複数搭載する構成では、効率の低下が発生するなどの問題があった。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、電源の効率を向上した電源システム、電子装置及び電源システムの制御方法を提供することを目的とする。
本願の開示する電源システム、電子装置及び電源システムの制御方法は、互いの出力端子が並列接続される複数の電源装置が複数の負荷部に第1の電圧を入力し、管理制御部が各負荷部の構成を示す構成情報に基づいて待機信号を複数の電源装置のいずれかに出力する。複数の電源装置は、待機信号に基づいて第1の出力電圧の出力を停止させる。
また、本願の開示する電源システム、電子装置及び電源システムの制御方法は、電源システムが有する電源装置の電源部から第1の出力電圧を負荷部に出力する。負荷部が有する分岐部は、第1の出力電圧を入力して、第2の出力電圧を管理制御部からの指示に応じて負荷部が有する動作部に出力し、入力電圧が入力されている限り第3の出力電圧を出力する。
本願の開示する電源システム、電子装置及び電源システムの制御方法によれば、電源の効率を向上した電源システム、電子装置及び電源システムの制御方法を提供することができるという効果を奏する。
図1は、本実施例にかかるコンピュータ装置の構成図である。 図2は、本実施例に対する比較構成における電源供給についての説明図である。 図3は、本実施例に開示の構成における電源供給についての説明図である。 図4は、本実施例にかかる電源装置の構成図である。 図5は、負荷ユニット30の構成図である。 図6は、コンピュータ装置1の処理動作のフローチャートである。 図7は、コンピュータ装置1の起動(S101)について説明するフローチャートである。 図8は、起動時のスタンバイにおける電源装置の管理を説明するフローチャートである。 図9は、電源装置制御の判定の説明図である。 図10は、起動時のスタンバイにおける負荷ユニットの管理を説明するフローチャートである。 図11は、負荷の構成と電流の整合性の判定についての説明図である。 図12は、コンピュータ装置1の稼動状態(S103)について説明するフローチャートである。 図13は、電源装置の数を決定する制御の説明図である。 図14は、コンピュータ装置1の停止前のスタンバイ動作(S104)について説明するフローチャートである。 図15は、コンピュータ装置1の停止動作(S105)を説明するフローチャートである。 図16は、負荷ユニットの構成変更処理を説明するフローチャートである。 図17は、負荷ユニット抜去処理(S801)のフローチャートである。 図18は、負荷ユニット追加処理(S802)のフローチャートである。 図19は、電源装置の構成変更処理を説明するフローチャートである。 図20は、電源装置抜去処理(S1101)のフローチャートである。 図21は、電源装置追加処理(S1102)のフローチャートである。 図22は、本実施例にかかる電源システムを利用したサーバの構成例である。
以下に、本願の開示する電源システム、電子装置及び電源システムの制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施例にかかる情報処理装置としてのコンピュータ装置の構成図である。図1に示したコンピュータ装置1は、例えばサーバとして機能する電子装置であり、複数の電源装置10_1〜10_4、複数の負荷ユニット20_1〜20_4、管理ユニット30を有する。
電源装置10_1〜10_4は、稼動状態で出力端子から単一の出力電圧を第1の出力電圧として出力する単一出力電源装置である。電源装置10_1〜10_4の各々は、待機時停止制御回路11及び並列/冗長回路12を有する。
待機時停止制御回路11は、待機信号が入力した場合に、出力端子からの第1の出力電圧の出力を停止させる停止制御部である。待機時停止制御回路11によって電源装置10_1〜10_4が出力を停止した状態では、出力を停止した電源装置10_1〜10_4は待機電力が低下し、定常状態と比較して実質的に電力を消費していないと見なすことができる。
並列/冗長回路12は、電源装置10_1〜10_4のそれぞれに設けられ、互いにシリアル接続される。並列/冗長回路12は、互いに電流バランス信号を送る。電流バランス信号は、電源装置10_1〜10_4の出力電流を揃えるために使用する信号である。一例として、電源装置10_1〜10_4のいずれかをマスター電源装置、他の電源装置をスレーブ電源装置とし、マスター電源装置が自装置の出力電流値を電流バランス信号としてスレーブ電源装置に出力する。スレーブ電源装置は、電流バランス信号の入力を受け、自装置の出力電流の値を電流バランス信号に追従させる。
負荷ユニット20_1〜20_4は、電源装置の出力電圧を受けて動作するユニットであり、システムボード、入出力(IO)ボード、クロスバー(XB)ボードなどである。
負荷ユニット20_1〜20_4のうち、少なくとも1つの負荷ユニットはメイン負荷21、スタンバイ負荷22及び分岐スタンバイ供給回路23を有する。メイン負荷21は、負荷ユニットが稼動中である場合に電力を消費し、スタンバイ状態では電力を消費しない負荷である。一方、スタンバイ負荷22は、負荷ユニットが稼動中である場合にもスタンバイ状態である場合にも電力を消費する負荷である。また、スタンバイ負荷22は、電力を消費する負荷ユニットのハードウェア資源の構成を示す構成情報を各ハードウェア資源から取得して出力する。すなわち、スタンバイ負荷22は、構成情報取得部として動作する。
分岐スタンバイ供給回路23は、電源装置10_1〜10_4が出力した出力電圧を入力して、メイン負荷21に第2の出力電圧であるメイン出力電圧を分圧することにより出力し、スタンバイ負荷22に第3の出力電圧であるスタンバイ出力電圧を出力する分岐部である。
管理ユニット30は、電源装置10_1〜10_4と、複数の負荷ユニット20_1〜20_4との起動と停止を制御するユニットである。管理ユニット30は、其々の電源装置10_1〜10_4から、出力電圧の情報を含む電源装置情報を受ける。また、管理ユニット30は、其々の負荷ユニットから、電流の情報を含む負荷ユニット情報と、構成情報信号とを受ける。
管理ユニット30は、構成情報管理回路31、高効率化制御回路32および冗長設定レジスタ33を有する。構成情報管理回路31は、負荷ユニット20_1〜20_4から構成情報信号が入力し、コンピュータ装置1全体での負荷状態を求める回路である。構成情報信号は、各負荷ユニットが自ユニットに搭載されたハードウェア及び該ハードウェアの動作状態を通知する信号である。また、冗長設定レジスタ33は、電源装置を冗長運転するか否かを示す冗長運転設定情報を保持するレジスタ、すなわち冗長運転設定情報保持部である。冗長運転設定情報は、利用者が任意の入力方法によってセットすればよい。
高効率化制御回路32は、構成情報管理回路31が求めた装置全体の負荷状態、冗長設定情報、電源装置情報、負荷ユニット情報に応じて、其々の電源装置と其々の負荷ユニットとの起動及び停止を制御する。高効率化制御回路32の出力信号は、其々の電源装置を停止させる待機信号と、其々の負荷ユニットを起動させる負荷ユニットメイン出力投入指示信号を含む。
図1に示したコンピュータシステムでは、構成情報管理回路31、高効率化制御回路32および冗長設定レジスタ33を有する管理ユニット30が管理制御部として動作する。また電源装置10_1〜10_4、管理ユニット30、および分岐スタンバイ回路23が電源システムとして動作する。そして、メイン負荷21とスタンバイ負荷22とが負荷部として動作する。
図2および図3を参照し、コンピュータ装置1にかかる電源供給について説明する。図2は、本実施例に対する比較構成における電源供給についての説明図である。図3は、本実施例の構成における電源供給についての説明図である。
図2に示した比較構成は、それぞれ複数のシステムボード(System Board)50、入出力ボード(IO Board)60、クロスバボード(XB Board)71、記録媒体であるディスク(Disk)72を有する。また、比較構成は、冷却ファン(FAN)73は冗長化されており、管理ユニット75を二重化して2つ有する。
システムボード50は、それぞれがCPU51とDIMM(Dual Inline Memory Module)52とを有する。また、入出力ボード60は、それぞれがLSI(Large Scale Integrated circuit)61とPCI(Peripheral Component Interconnect)バス62とを有する。
図2に示した比較構成は、Phase#1とPhase#2とからの2系統受電を行なう。電源装置40_1〜40_n+1は、Phase#1の交流(AC:Alternate Current)を直流(DC:Direct Current)に変換して出力する。同様に、電源装置40_n+2〜40_2n+2は、Phase#2の交流を直流に変換して出力する。
電源装置40_1〜40_2n+2は、それぞれ48Vと8Vの2つの電圧を出力する。48Vの電圧は、システムボード50、入出力ボード60、クロスバボード71、ディスク72、冷却ファン73、管理ユニット75などの負荷が動作状態である場合に使用するメイン出力電圧として供給される。この48Vの電圧は、システムボード50、入出力ボード60、クロスバボード71、ディスク72等に内蔵されるDC−DCコンバータにより、LSIの動作電圧である3.3V等の直流電圧に変換される。一方、8Vの電圧は、各負荷がスタンバイ状態である場合に使用するスタンバイ出力電圧として各部に供給される。
図2の比較構成では、各電源装置40_1〜40_2n+2は、メイン出力電圧とスタンバイ出力電圧を個別に出力する。
一方、図3に開示した本実施例の構成は、比較構成と同様に複数のシステムボード50、入出力ボード60、クロスバボード71、記録媒体であるディスク72を有する。また、比較構成は、冷却ファン73は冗長化されており、管理ユニット75を二重化して2つ有する。
システムボード50は、それぞれがCPU51とDIMM52を有する。また、入出力ボード60は、それぞれがLSI61とPCIバス62を有する。
図3に示した本実施例の構成は、Phase#1とPhase#2からの2系統受電を行なう。電源装置10_1〜10_n+1は、Phase#1の交流を直流に変換して出力する。同様に、電源装置10_n+2〜10_2n+2は、Phase#2の交流を直流に変換して出力する。
そして、電源装置10_1〜10_2n+2は、それぞれ12Vの単一の電圧を出力する。したがって、システムボード50、入出力ボード60、クロスバボード71、ディスク72、冷却ファン73、管理ユニット75などの負荷には、単一の12Vの電圧が入力する。負荷のうち、メイン出力電圧をスタンバイ出力電圧とは別個に必要とする負荷は、12Vの電圧を分岐して一方の電圧を分圧させてメイン出力電圧とスタンバイ出力電圧を得る。
このように、本実施例の構成では、各電源装置10_1〜10_2n+2は単一の電圧を出力するので、比較構成の電源装置40_1〜40_2n+2に比して電源装置の構造を単純化し、電源装置のサイズを小さくし、コストを下げることができる。
また、本実施例の構成では、メイン出力電圧とスタンバイ出力電圧とを必要とする負荷については、電源装置からの単一の出力を途中で分岐して、一方の電圧を分圧してメイン出力電圧とスタンバイ出力電圧を得るので、スタンバイ時の効率を向上することができる。
図4は、本実施例にかかる電源装置の構成図である。図4に示したように電源装置10は、待機時制御回路11、制御部13、補助電源回路14、冷却ファン15、力率改善回路16a、1次FET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)16b、トランス16c、2次FET16d、コイル16eを有する。
AC電源から供給された交流電圧Vinは、力率改善回路16a、1次FET16b、トランス16c、2次FET16d、コイル16eを経由することで直流の出力電圧Voutとして出力される。
また、AC電源から供給された交流のVinは、補助電源回路14によって直流電圧に変換され、制御部13および冷却ファン15の駆動に用いられる。制御部13は、出力電圧Voutの電圧を取得し、待機時制御回路11に通知する。また、制御部13は、電源装置10の出力の電圧と電流をそれぞれ増幅して合成し、インバーターである1次FET16bと整流回路である2次FET16dを制御するPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)されたパルスが作成される。
また制御部13は、他の電源装置から電流バランス信号を取得して、電圧の増幅に用いる。加えて、制御部13は、力率改善回路16aを制御する。具体的には、制御部13は、自電源装置がマスター電源装置である場合には、自電源装置の出力電流値を電流バランス信号として他の電源装置に出力する。また、自電源装置がスレーブ電源装置である場合には、ISHAREが自電源装置の出力電流値と電流バランス信号の値とを比較し、Differential AMPの増幅率を制御することで電流バランス信号の値に自電源装置の出力電流値を追従させる。また、制御部13内部のOCP/OVP/THPは、過剰な出力による加熱などを防止し、自電源装置を保護する。
制御部13は、補助電源回路14から12Vおよび5Vの電源の供給を受ける。また、冷却ファン15も補助電源回路14からの12Vの電源供給を受けて電源装置10を冷却する。補助電源回路14は、制御部13及び冷却ファン15に電源を投入するかあるいは遮断するかを切り替える投入遮断回路を有する。投入遮断回路は、待機時制御回路11によって制御される。
待機時制御回路11は、図1に示した管理ユニット30から待機信号が入力した場合にフォトカプラによって待機信号を検知し、投入遮断回路を制御して補助電源回路14による制御部13への電源供給を遮断して電源装置10を待機状態とする。なお、ここでは、フォトカプラを電気的に絶縁されたスイッチ素子として使用した構成を例示して説明したが、フォトカプラに替えて任意のスイッチを使用することができる。
制御部13及び冷却ファン15は、電源装置10が待機状態である間は動作を停止し、電力を消費しない。待機時制御回路11は、並列接続された他の電源装置のうち、いずれか一つでも動作していれば、動作中の電源装置から電力供給を受けて動作を継続することができる。
また、待機時制御回路11は、出力電圧Voutの値を検知し、電源装置情報として管理ユニット30に出力する。管理ユニット30は、この電源装置情報によって、電源装置10が搭載されている否か、また搭載されていれば電源装置が稼動中か待機中か、などを知ることができる。
図5は、負荷ユニット20の構成図である。負荷ユニット20は、メイン負荷21、スタンバイ負荷22および分岐スタンバイ回路23を有する。メイン負荷21は、例えばCPUやメモリなど、負荷ユニット20が稼動中に動作して電力を消費するハードウェアである。なお、CPUやメモリの個数は任意の数を負荷ユニット20に搭載することができる。スタンバイ負荷22は、I2Cデバイスなど、負荷ユニット20が稼動中であるか否かに関わらず動作して電力を消費するハードウェアである。また、スタンバイ負荷22は、構成情報回路を含む。構成情報回路は、メイン負荷21とスタンバイ負荷22が有するハードウェアの構成情報を取得し、負荷ユニット構成情報信号として管理ユニット30に出力する。
分岐スタンバイ回路23は、電源装置から入力する電圧を電流センス抵抗24aに通した後、メイン出力とスタンバイ出力とに分岐する。メイン出力とスタンバイ出力はそれぞれ12Vである。メイン負荷21やスタンバイ負荷22は、必要に応じてレギュレータを有し、入力する12Vの電圧を所定の電圧に変換して使用する。
メイン出力側の経路には、スイッチ素子24bを設ける。スイッチ素子24bとしては、例えばFETを用いればよい。スイッチ素子24bのオン/オフを制御回路25が切り替えることで、メイン出力をメイン負荷21に供給するか否か、すなわち負荷ユニット20を稼動状態とするかスタンバイ状態とするかを切り替えることができる。制御回路25は、投入回路と電流検出回路を有する。投入回路は、管理ユニット30から負荷ユニットメイン出力投入指示信号を受けた場合にスイッチ素子24bをオン状態とする。また、電流検出回路は、電流センス抵抗24aの両端の電圧を取得し、電流値を求めて負荷ユニット情報として管理ユニット30に出力する。
一方、スタンバイ出力側の経路には、抵抗26a、ヒューズ26b、ダイオード26cを設け、スタンバイ出力としてスタンバイ負荷22に出力する。スタンバイ出力は、負荷ユニット20に電源装置から電源が供給されていれば、負荷ユニット20が稼動状態であってもスタンバイ状態であってもスタンバイ負荷22に供給される。
図6は、コンピュータ装置1の処理動作のフローチャートである。コンピュータ装置1は、起動処理を行ない(S101)、スタンバイ処理を行なって(S102)、稼動状態となる(S103)。そして、利用者から停止の指示があると、コンピュータ装置1は、稼動状態からスタンバイ状態を経て(S104)、停止する(S105)。
図7は、コンピュータ装置1の起動処理(S101)を説明するフローチャートである。コンピュータ装置1に入力電圧としてAC電圧が印加されると(S201)、n+1台の全ての電源装置10、すなわち電源装置10_1〜10_20_n+1がAC電圧を受電する(S202)。AC電圧を受電した各電源装置10は、それぞれ単一の出力電圧を出力し(S203)、管理ユニット30と複数の負荷ユニット20へ電力を供給する(S204)。S204の処理の後、コンピュータ装置1は起動処理を終了し、スタンバイ処理に移行する。
複数の電源装置10は、其々の出力が並列接続されている。接続台数分の電源装置から出力される電流をコンピュータ装置1の各部に供給することで、管理ユニット30と複数の負荷ユニット20の最大動作時の消費電力を供給可能である。更に、最大動作時の消費電力を供給できる数の電源装置に電源装置を1台追加することによって、複数の電源装置は冗長運転で動作することができる。
管理ユニット30は、電源装置10から電源を供給されると起動し、コンピュータ装置のスタンバイ処理(S102)を行なう。ステップS102では、管理ユニット30は、電源装置10と負荷ユニット20の動作を管理する。
図8は、起動時のスタンバイ処理における電源装置の管理を説明するフローチャートである。図8の管理は管理ユニット30により行なわれる。管理ユニット30は、複数の電源装置10から電源装置情報として出力電圧を示す信号を受け取る(S301)。加えて、管理ユニット30は、冗長運転情報を冗長設定レジスタ33から読み出し(S302)、電源装置制御の判定を行なう(S303)。
ステップS303の電源装置制御の判定では、管理ユニット30は正常に稼動している電源装置の数と、電力供給に使用する電源装置の数とを比較する。図9は、電源装置制御の判定の説明図である。管理ユニット30は、電源装置10から取得した電源装置情報によって、各電源装置が電圧を正常出力しているかを確認する。この電源装置情報によって、管理ユニット30は、電源装置の搭載台数が何台であるかも確認することができる。
また、管理ユニット30は、冗長運転情報によってスタンバイで使用する電源装置の数を決定する。図9に示した例では、冗長運転情報によって冗長運転を指定されていれば使用する電源装置数は2台であり、非冗長運転を指定されていれば使用する電源装置数は1台である。なお、図9では、電源装置1台で全ての負荷にスタンバイ電圧を供給可能である場合を例示しているが、例えば非冗長運転時に2台以上の電源装置を用いる構成であってもよい。
図9に示した例では、管理ユニット30は、非冗長運転時には1台以上、冗長運転時には2台以上の電源装置が正常に稼動していれば、充分な数以上の電源装置が正常に稼動していると判定する。
図8に戻り、ステップS303の判定の結果、電力供給に充分な数以上の電源装置が正常に稼動していない場合(S304,No)、すなわち、正常に稼動中の電源装置の数が不足していれば、管理ユニット30は、コンピュータ装置1のスタンバイ状態を保持する(S307)。このスタンバイ状態の保持は、電源装置の交換が実施されるまでの間(S308,No)、継続する。そして、電源装置が交換された場合(S308,Yes)、管理ユニット30は、電源装置の構成変更処理(S309)を行なって、ステップS301に戻る。電源装置の構成変更処理の詳細については後述する。
ステップS303の判定の結果、電力供給に充分な数以上の電源装置が正常に稼動中であれば(S304,Yes)、管理ユニット30は、過剰な電源を停止し(S305)、稼動している電源装置から電源を出力し(S306)、電源装置のスタンバイ処理を終了する。具体的には、管理ユニット30は、電源装置を非冗長運転する設定ならば、正常に動作している電源装置10を1台だけ残して他の電源装置10を全て停止させる。また、冗長運転する設定であれば、管理ユニット30は、正常に動作している電源装置10を2台だけ残して他の電源装置10を全て停止させる。電源装置の停止に際し、管理ユニット30から停止させる電源装置10に対して待機信号を出力する。
電源装置10は、管理ユニット30から待機信号を受け取ると、電力供給を停止するとともに、電源装置10内部の待機時停止制御回路11によって、電源装置内部の補助電源回路14等の内部電源を停止させる。内部電源が停止することで、電源装置内部の制御部13等への電源供給が無くなり、定常状態と比較して実質的に電力を消費しない状態となる。
図10は、起動時のスタンバイにおける負荷ユニットの管理を説明するフローチャートである。負荷ユニット20_1〜20_nなどの複数の負荷ユニット20は、電源装置10から電源を供給される(S401)と、分岐スタンバイ供給回路23によって、電源装置の出力電圧を負荷ユニット20内部でメイン出力とスタンバイ出力とに分岐する。
メイン出力は、負荷ユニット20内部のCPUやメモリ、各種IO等へ電力を供給する出力であるが、初期状態では、分岐スタンバイ供給回路23によってメイン出力は停止しており、負荷ユニット20内部のメイン出力の消費電力は0Wである。メイン出力は、後述するコンピュータ装置が稼動状態において分岐スタンバイ供給回路23によって出力され、CPUやメモリ、各種IOへ電力が供給される。
スタンバイ出力は、負荷ユニット20の構成情報回路や、常時給電を必要としている各種デバイスへ電力を供給するための出力である。スタンバイ出力は、初期状態も稼動状態も、常時出力している。なお、スタンバイ出力が供給されるスタンバイ負荷の消費電力は小さく、負荷ユニットの全体の消費電力の例えば数%である。
スタンバイ出力を供給された構成情報回路は、CPUやメモリ、各種IO等が負荷ユニットに何台搭載されているか、負荷ユニットが正常か故障しているか、等の負荷ユニット内部の各種状態を監視し、監視した結果を負荷ユニット20の構成情報として出力する。状態監視と構成情報出力は、定期的に行なうことが好ましい。また、負荷ユニット20は、管理ユニット30に対して負荷ユニット情報(電流)信号を出力する(S402)。
管理ユニット30は、複数の負荷ユニット20から構成情報と電流信号を受け取り、各負荷ユニットは電流を正常入力しているか、また、負荷ユニットに搭載された要素の台数が何台か、を確認し、負荷ユニットの構成と電源装置の電流供給能力との整合性を判定する(S403)。
図11は、負荷ユニットの構成と電源装置の電流供給能力の整合性の判定についての説明図である。負荷ユニットからの構成情報には、当該負荷ユニットの状態と、負荷ユニットに搭載されたCPU、MEM、IOなどの各要素の数が示されている。図11に示した例では、第1の負荷ユニット1は状態がスタンバイであり、CPUが2個、MEMが16枚、IOが4個搭載されている。同様に、第2の負荷ユニット2は状態がスタンバイであり、CPUが1個、MEMが8枚、IOが4個搭載されている。
図11に示した例では、負荷ユニットからの電流信号が示す電流値は、第1の負荷ユニットが1A、第2の負荷ユニットが1Aである。
管理ユニット30には、例えば装置の製造時点で負荷ユニットの構成と消費電流の期待値との対応が保持されている。図11に示した例では、負荷ユニット20がスタンバイ状態である場合の電流期待値は1Aである。また、負荷ユニット20が稼動状態であれば、CPU1個当たり10A、MEM1枚当たり0.5A、IO1個当たり1Aが電流期待値である。
図10に戻り、ステップS403の判定の結果、負荷ユニットの構成と電源装置の電流供給能力とが整合していなければ(S404,No)、管理ユニット30は、電流供給能力が不足する負荷ユニット20へのメイン出力を停止する(S406)。ここで、負荷ユニットの構成と電源装置の電流供給能力とが「整合する」とは、負荷ユニットの構成に対して、電源装置の電流供給能力が足りている場合をいう。メイン出力の停止は、該当の負荷ユニット20の交換が実施されるまでの間(S407,No)、継続する。そして、負荷ユニット20が交換された場合(S407,Yes)、管理ユニット30は、電源ユニットの構成変更処理(S408)を行なって、ステップS401に戻る。負荷ユニットの構成変更処理の詳細については後述する。
一方、ステップS404の判定の結果、負荷ユニットの構成と電流とが整合していれば(S404,Yes)、管理ユニット30は、正常な負荷ユニット数、すなわち稼動可能負荷ユニット数を決定し(S405)、負荷ユニットのスタンバイ処理を終了して、稼動状態に移行する。
図12はコンピュータ装置1の稼動状態(S103)での処理を説明するフローチャートである。稼動状態となったコンピュータ装置1は、利用者から稼動の指示を受け付けると(S501)、管理ユニット30が電源出力状態、稼動可能な負荷ユニット数、稼動の指示に基づいて動作させる電源装置の数を決定する(S502)。
図13は、電源装置の数を決定する制御の説明図である。n個の負荷ユニットのそれぞれについて、スタンバイか稼動かの稼動指示が入力される。図13の例では、電源として使用可能である電源装置の台数は冗長運転で2〜n+1台、非冗長運転で1〜n台である。負荷ユニット数が3で、全ての負荷ユニットに対してスタンバイを指示された場合、冗長運転では電源装置は冗長運転の最小値である2台が動作し、非冗長運転では電源装置は非冗長運転の最小値である1台が動作する(例1)。また、負荷ユニット数が3で、2台が稼動、1台がスタンバイを指示された場合、冗長運転では電源装置は稼動中の負荷ユニット数に冗長分の1を加えた3台が動作し、非冗長運転では電源装置は稼動中の負荷ユニット数と同数の2台動作する(例2)。
図12に戻り、ステップS502の結果、動作させる電源装置を増やす場合(S503,Yes)、管理ユニット30は、正常動作している電源装置10の数が電源装置を増やすのに足りているかを判定する(S504)。電源装置10の数が足りていない場合(S504,No)、管理ユニット30は、コンピュータ装置1のその時点の稼動状態を維持しつつ(S509)、電源装置の交換を待つ(S510)。そして、電源装置が交換された場合(S510,Yes)、管理ユニット30は、電源装置の構成変更処理を行なって(S511)、ステップS501に戻る。
一方、電源装置の数が足りている場合(S504,Yes)、管理ユニット30は、増やすのに必要な数の電源装置を起動する(S505)。ステップS505の後、もしくは動作させる電源装置の数を増やさない場合(S503,No)、管理ユニット30は、動作している電源装置から電源出力を行って(S506)、該当の負荷ユニット20のメイン出力を投入指示して負荷ユニットを稼動させる(S507)。ここで、電源装置10は、冗長運転の場合は2〜n+1台、非冗長運転の場合1〜n台が動作する。そして、稼動される負荷ユニット20の数は、冗長運転では動作中の電源装置10の数より1少なく、非冗長運転では動作中の電源装置10の数と同数である。
ステップS507の後、利用者から停止指示を受ければ(S508,Yes)、管理ユニット30は、稼動状態を終了し、停止前のスタンバイ処理に移行する。一方、利用者から停止指示を受けていなければ(S508,No)、管理ユニット30は、再びステップS501に戻って稼動状態を継続する。
図14はコンピュータ装置1の停止前のスタンバイ動作(S104)について説明するフローチャートである。停止前のスタンバイ状態となったコンピュータ装置1は、管理ユニット30が全ての負荷ユニット20のメイン出力を遮断し、全負荷ユニット20を停止させる(S601)。
全ての負荷ユニット20が停止した後、管理ユニット20は、余剰の電源装置を停止させ(S602)、余剰以外の電源装置から電源出力を行なって(S603)、スタンバイ処理を終了し、停止処理に移行する。このとき、冗長運転では2台、非冗長運転では1台の電源装置が動作した状態となる。
図15は、コンピュータ装置1の停止動作(S105)を説明するフローチャートである。停止動作に移行したコンピュータ装置1は、コンピュータ装置1へのAC電源の供給を停止する(S701)。このため、n+1台の全ての電源装置10が受電を停止し(S702)、全ての電源装置10が電圧出力を停止する(S703)。そして、管理ユニット30および負荷ユニット20への電源供給が停止し(S704)、コンピュータ装置1は動作を終了する。
図16は、負荷ユニットの構成変更処理を説明するフローチャートである。負荷ユニットの構成変更処理では、管理ユニット30は、負荷ユニット抜去処理(S801)を実行した後、負荷ユニット追加処理(S802)を行なって処理を終了する。この負荷ユニット抜去処理(S801)と負荷ユニット追加処理(S802)の詳細についてそれぞれ説明する。
図17は、負荷ユニット抜去処理(S801)のフローチャートである。負荷ユニット抜去処理を開始した管理ユニット30は、抜去する負荷ユニットのメイン出力を停止し(S901)、動作させる電源装置の数を決定する(S902)。ステップS902で決定される電源装置の数は、冗長運転であれば2〜n+1台のいずれか、非冗長運転では1〜n台のいずれかである。
例えば、負荷ユニットが3つあり、稼動していた1つめの負荷ユニットを抜去し、2つめの稼動中の負荷ユニットと3つめのスタンバイ状態の負荷ユニットを維持する場合、電源装置の数は、冗長運転であれば3台から2台に減少し、非冗長運転であれば2台から1台に減少することとなる(例1)。また、抜去対象の負荷ユニットがスタンバイ状態であったならば、他の負荷ユニットの状態は変わらないため、電源装置の数は減少しないこととなる。
ステップS902の結果、動作させる電源装置の数が減少する場合(S903,Yes)、管理ユニット30は、余剰の電源装置を停止させる(S904)。ステップS904の後、もしくは、動作させる電源装置の数を減少しない場合(S903,No)、管理ユニット30は、動作中の各電源装置10から電圧を出力させる(S905)。この状態で、抜去対象の負荷ユニットを取り外すことで活性抜去を行なう(S906)。
図18は、負荷ユニット追加処理(S802)のフローチャートである。負荷ユニット追加処理では、まず、追加の負荷ユニット20をコンピュータ装置1に接続する(S1001)。管理ユニッ30トは、各負荷ユニットから構成情報を取得して、動作させる電源装置の数を決定する(S1002)。ステップS1002で決定する電源装置の数は、冗長運転であれば2〜n+1台のいずれか、非冗長運転では1〜n台のいずれかである。
例えば、負荷ユニットが3つあり、抜去していた1つめの負荷ユニットを追加して稼動させ、2つめの稼動中の負荷ユニットと3つめのスタンバイ状態の負荷ユニットを維持する場合、電源装置の数は、冗長運転であれば2台から3台に増加し、非冗長運転であれば1台から2台に増加することとなる(例1)。また、追加した負荷ユニットをスタンバイ状態とする場合には電源装置の数は増加しないこととなる。
ステップS1002の結果、動作させる電源装置の数が増加する場合(S1003,Yes)、管理ユニット30は、負荷ユニットの構成に対する電流供給を満たすに充分な数以上の電源装置10が正常に動作中であるかを判定する(S1004)。電源装置10の数が足りていない場合(S1004,No)、管理ユニット30は、コンピュータ装置1のその時点の稼動状態を保持しつつ(S1007)、電源装置の交換を待つ。そして、電源装置が交換された場合(S1008,Yes)、管理ユニット30は、電源装置の構成変更処理を行なって(S1009)、ステップS1001に戻る。
一方、電源装置の数が足りている場合(S1004,Yes)、もしくは電源装置の数を増やさない場合(S1003,No)、管理ユニット30は、必要な数の電源装置を動作させて、電源出力を行なう(S1005)。そして、管理ユニット30は、追加された負荷ユニット20へのメイン出力の投入を指示して追加負荷ユニットを稼動させ(S1006)、負荷ユニットの活性挿入を終了する。ここで、電源装置10は、冗長運転の場合は2〜n+1台、非冗長運転の場合1〜n台が動作する。
以上の処理によって負荷ユニット20を活性抜去、活性挿入し、コンピュータ装置1を稼動させつつ負荷ユニットの構成を変更することができる。例えば、負荷ユニット20が短絡の発生により故障した場合、管理ユニット30は、短絡した負荷ユニットの分岐スタンバイ供給回路23からのメイン出力を停止させ、短絡の発生により故障した負荷ユニットを縮退させ、コンピュータ装置から切り離す。このため、電力供給の低下を防止し、他の正常な負荷ユニットの継続運転を可能となる。更に、管理ユニット30は、負荷ユニット20の構成が変更したことを受けて、構成変更後の必要電力に応じて電源装置を停止させる。既に現状の電源装置台数で必要電力を供給できる場合は、先の状態を維持し電源装置の起動台数を変更しない。なお、分岐スタンバイ供給回路23は、負荷ユニット20が短絡故障した際の過電流を検出して自分自身でメイン出力を停止する過電流保護機能を持ってもよい。この場合、管理ユニット30からの停止指示により、短絡の発生により故障した負荷ユニット20が再起動しないよう保護することとなる。
図19は、電源装置の構成変更処理を説明するフローチャートである。電源装置の構成変更処理では、管理ユニット30は、電源装置抜去処理(S1101)を実行した後、電源装置追加処理(S1102)を行なって処理を終了する。電源装置抜去処理(S1101)と電源装置追加処理(S1102)の詳細についてそれぞれ説明する。
図20は、電源装置抜去処理(S1101)のフローチャートである。電源装置抜去処理を開始した管理ユニット30は、抜去する電源装置の出力を停止し(S1201)、動作させる電源装置の数を決定する(S1202)。ステップS902で決定される電源装置の数は、冗長運転であれば2〜n+1台のいずれか、非冗長運転では1〜n台のいずれかである。
例えば、電源装置が3つあり、電圧を出力していた1つめの電源装置を抜去し、2つめの出力中の電源装置と3つめの停止中の電源装置の状態を維持する場合、動作する電源装置の数は、2台から1台に減少することとなる(例)。また、抜去対象の電源装置が停止中であったならば、動作する電源装置の数は、減少しないこととなる。
ステップS1202の結果、新たな電源装置を動作させる場合、すなわち動作中の電源装置を抜去し、抜去対象の電源装置の代わりに停止中であった他の電源装置を動作させる場合(S1203,Yes)、管理ユニット30は、必要な数の電源装置を動作させる(S1204)。
ステップS1204の後、もしくは動作している電源装置の数が減少せずに電源装置を新たに動作させる必要がない場合(S1203,No)、管理ユニット30は、各電源装置10から電圧を出力させ(S1205)、負荷ユニットに電源を供給する。この状態で、抜去対象の電源装置10を取り外すことで活性抜去を行なう(S1206)。
図21は、電源装置追加処理(S1102)のフローチャートである。電源装置追加処理では、まず、追加の電源装置10をコンピュータ装置1に接続する(S1301)。追加された電源装置10は、AC電源を受けて起動し、電圧を出力するとともに、電源装置情報を管理ユニット30に出力する。同じく、既に接続され、動作中の電源装置も電圧を出力するとともに、電源装置情報を管理ユニット30に出力する(S1302)。
管理ユニット30は、各電源装置10から電源装置情報を取得して、各電源装置情報に示された電圧値が正常であるか否かを判定する(S1304)。正常でない電圧値を示す電転装置情報が有る場合(S1304,No)、管理ユニット30は、コンピュータ装置1のその時点の稼動状態を保持しつつ(S1309)、電圧が正常ではない電源装置10の交換を待つ。そして、電圧が正常ではない電源装置が交換された場合(S1310,Yes)、管理ユニット30は、電源装置の構成変更処理を行なって(S1311)、ステップS1302に戻る。
一方、電源装置情報に示された電圧値が全て正常である場合(S1304,Yes)、電源出力数が決定し(S1305)、管理ユニット30は、動作中の電源装置の数が必要な電源装置の数よりも多いかを判定する(S1306)。動作中の電源装置の数が必要な電源装置の数よりも多い場合(S1307,Yes)、管理ユニット30は、過剰な電源を停止する(S1307)。ステップS1307の後、もしくは動作中の電源装置が必要な数を超えていない場合(S1306,No)、管理ユニット30は、各電源装置10に電源出力を行なわせて(S1308)、電源装置の活性挿入を終了する。
以上の処理によって電源装置10を活性抜去、活性挿入し、コンピュータ装置1を稼動させつつ電源装置10の構成を変更することができる。
図22は、本実施例にかかる電源システムを利用したサーバの構成例である。図22に示すように、サーバは、バックプレーン100に複数のクロスバボードとしてXB101、XB102などを有し、クロスバボードそれぞれにシステムボードとしてSB110〜SB113と入出力システムボード(IOSB)とを有する。なお、クロスバボード、システムボード、入出力システムボードの数はあくまで例示であり、これに限定されるものではない。
バックプレーン100は、複数のコネクタ等を相互接続するバスを形成する回路基板である。XB101、XB102は、システムボードと入出力システムボードとの間でやり取りされるデータの経路を動的に選択するスイッチである。
また、XB101、XB102それぞれに接続されるSB110、SB111、SB112、SB113は、電子機器を構成する電子回路基板であり同様の構成を有するので、ここではSB110についてのみ説明する。SB110は、システムコントローラ(System Controller:SC)110aと、4台のCPUと、メモリアクセスコントローラ(Memory Access Controller:MAC)と、DIMMとを有する。
SC110aは、SB110に搭載されるCPU110b〜110eとMAC110f、MAC110gとの間におけるデータ転送などの処理を制御し、SB100全体を制御する。CPU110b〜110eそれぞれは、SC110aを介して他の電子機器と接続されるプロセッサである。MAC110fは、DIMM110hとSC110aとの間に接続され、DIMM110hへのアクセスを制御する。MAC110gは、DIMM110iとSC110aとの間に接続され、DIMM110iへのアクセスを制御する。DIMM110hは、SC110aを介して他の電子機器と接続され、メモリを装着してメモリ増設などを行うメモリモジュールである。DIMM110iは、SC110aを介して他の電子機器と接続され、メモリを装着してメモリ増設などを行うメモリモジュールである。
IOSB150は、XB101を介してSB110〜SB113それぞれと接続されるとともに、SCSI(Small Computer System Interface)、FC(Fibre Channel)、イーサネット(登録商標)などを介して入出力デバイスと接続される。IOSB150は、入出力デバイスとXB101との間におけるデータ転送などの処理を制御する。なお、SB110に搭載されるCPU、MAC、DIMMなどの電子機器はあくまで例示であり、電子機器の種類又は電子機器の数が図示したものに限定されるものではない。
図22に示した構成のSB110、バックプレーン110、XB101、IOSB150が、開示の電源システムにおける負荷ユニットとして動作する。すなわち、単一の電圧が電源電圧として負荷ユニットそれぞれの内部に供給され、メイン電圧とスタンバイ電圧に分岐して使用する。このように図22に示したサーバに開示の電源システムを適用することで、サーバの動作状態に合わせて効率的な電源供給を行なうことができる。
以上説明してきたように、本実施例にかかる電源システム、電子装置及び電源システムの制御方法では、単一の電圧を出力する複数の電源装置を並列接続して使用し、出力された単一の電圧をメイン電圧とスタンバイ電圧に分岐して使用する。このように、電源装置がスタンバイ用の出力を行なう構成を持たないため、スタンバイ負荷電流が小さいときも大きいときも、メイン負荷電流が大きいときも小さいときも、消費電力を高効率化し、省電力化を実現することができる。
例えば、メイン電源での損失を少なくし、効率90%となるように構成すると、スタンバイ電源の電圧では損失が増加し、効率50%程度になる場合があった。このように複数の電圧を出力する構成では、その一方で損失が増大するので、スタンバイ電源を設けず、メイン電源を使用することで効率を向上することができる。すなわち効率の良い領域である高い負荷率で電源装置を出力できるため、高効率化が可能である。
また、スタンバイ電源回路が不要となるから電源筐体の小型化、あるいは同サイズで電力容量アップが可能となる。
また、複数の電源装置、例えば4台の電源装置を有した電子装置であっても、電源装置1台で十分に供給可能ならば、他の3台を停止させることができる。例えば、負荷率20%で電源装置4台から出力した場合には効率25%となる場合でも、1台の電源装置が負荷率80%で出力を行なうことで、効率90%に上げることができる、などのように、動作台数の制御による効率の制御が可能となる。このため、従来は4台を動作させ、4台分の損失が発生していた場合にも、1台の運転で1台分の損失に抑えることができる。
また、従来では、電子装置の稼動率が低いときは電源装置が低い負荷率で使用され、効率が悪かったが、開示の構成では、電流に依存なく常時存在する損失=駆動損Pdであるスタンバイ電源回路を削除できるため、高効率化が可能である。加えて、スタンバイ電源回路自体の削除によるコストダウンを実現できる。
さらに、電子装置の処理性能向上などに伴ってスタンバイ電流が増えてきていることに対して、開示の構成では、大電流の主電源をスタンバイに分岐して使うため、十分に供給できる。これにより、スタンバイ電流確保のため搭載していた余分な電源装置の搭載が不要となり、装置容積やコストを減らすことができる。
また、開示の構成はスタンバイ電圧がメイン電源電圧と同じ(例えば12V)となるため、システムダウン防止の為の電圧低下対応が出来る。すなわち、ボード短絡故障が発生したとき、ヒューズ溶断まで12VLを引き込むが、6V程度まで電圧ディップしても他の正常ボードは継続動作できる。従来の3.3VLでは数100mVドロップに抑え込む公正が求められるため、実現が困難であった。
また、開示の構成では、複数の電源装置にACケーブルを1台づつ接続し、装置のユニット側で必要なスタンバイ電流が多い場合であっても、各電源装置に電源を供給するAC電源装置1台分の供給能力を超えて過電流で電圧が低下することによるアラーム発生を回避することができる。
1 コンピュータ装置
10,10_1〜10_2n+2,10,40_1〜40_2n+2 電源装置
11 待機時停止制御回路
12 並列冗長回路
13 制御部
14 補助電源回路
15,73 冷却ファン
16a 力率改善回路
16b 1次FET
16c トランス
16d 2次FET
16e コイル
20,20_1〜20_n 負荷ユニット
21 メイン負荷
22 スタンバイ負荷
23 分岐スタンバイ回路
24a 電流センス抵抗
24b スイッチ素子
25 制御回路
26a 抵抗
26b ヒューズ
26c ダイオード
30,75 管理ユニット
31 構成情報管理回路
32 高効率化制御回路
33 冗長設定レジスタ
50 システムボード
51 CPU
52 DIMM
60 IOボード
61 LSI
62 PCI
71 XBボード
72 DISK
100 バックプレーン
101,102 XB
110 システムボード
110a SC
110b〜e CPU
110f,g MAC
110h,i DIMM
150 IOSB

Claims (6)

  1. 入力電圧を入力し、出力端子から第1の出力電圧を出力する電源部と、入力する待機信号に基づいて、前記出力端子からの前記第1の出力電圧の出力を停止させる停止制御部とを有し、互いの出力端子が並列接続される、電力供給対象の各負荷部が最大動作時に要する電力を供給する電源装置の台数n(nは自然数)に冗長用電源装置の台数1を加えた(n+1)台の電源装置と、
    前記(n+1)台の電源装置を冗長運転するか否かを示す冗長運転設定情報を保持する冗長運転設定情報保持部と、
    前記第1の出力電圧を入力する前記各負荷部から前記各負荷部の構成を示す構成情報を入力し、前記構成情報に基づいて、前記第1の出力電圧が低下しない範囲で、前記待機信号を前記(n+1)台の電源装置のいずれかに出力する管理制御部と
    を有し、
    前記管理制御部は、前記(n+1)台の電源装置で前記各負荷部を起動後に、前記冗長運転設定情報保持部に前記冗長運転設定情報として冗長運転の指定が保持されていれば、前記(n+1)台の電源装置から前記冗長用電源装置としての1台の電源装置を除いて前記各負荷部の運転に過剰である電源装置に対して前記待機信号を出力して停止させる冗長運転制御をおこない、前記冗長運転設定情報保持部に前記冗長運転設定情報として非冗長運転の指定が保持されていれば、前記(n+1)台の電源装置のうち前記各負荷部の運転に過剰である電源装置に対して前記待機信号を出力して停止させる非冗長運転制御をおこなう
    ことを特徴とする電源システム。
  2. 前記(n+1)台の電源装置の各々は、前記第1の出力電圧を単一電圧として出力する電源装置であり、
    前記管理制御部は、
    前記単一電圧の分岐電圧をそれぞれ入力する第1の負荷部および第2の負荷部を含む前記各負荷部を起動後は、前記各負荷部の運転において、前記第1の負荷部および前記第2の負荷部がともに動作する前記各負荷部の稼動時、ならびに、前記第1の負荷部が動作を停止し、前記第2の負荷部が動作する前記各負荷部のスタンバイ時のいずれにおいても、前記冗長運転制御ならびに前記非冗長運転制御をおこなう
    ことを特徴とする請求項1記載の電源システム。
  3. 入力電圧を入力し、出力端子から第1の出力電圧を出力する電源部と、入力する待機信号に基づいて、前記出力端子からの前記第1の出力電圧の出力を停止させる停止制御部とを有し、互いの出力端子が並列接続される、電力供給対象の電子装置が最大動作時に要する電力を供給する電源装置の台数n(nは自然数)に冗長用電源装置の台数1を加えた(n+1)台の電源装置と、
    前記第1の出力電圧を入力するハードウェア資源と、前記ハードウェア資源の構成を示す構成情報を出力する構成情報取得部を有する複数の負荷部と、
    前記(n+1)台の電源装置を冗長運転するか否かを示す冗長運転設定情報を保持する冗長運転設定情報保持部と、
    前記第1の出力電圧を入力する前記複数の負荷部それぞれの構成情報取得部から前記複数の負荷部それぞれの前記構成情報を入力し、前記構成情報に基づいて、前記第1の出力電圧が低下しない範囲で、前記待機信号を前記(n+1)台の電源装置のいずれかに出力する管理制御部と
    を有し、
    前記管理制御部は、前記(n+1)台の電源装置で前記複数の負荷部を起動後に、前記冗長運転設定情報保持部に前記冗長運転設定情報として冗長運転の指定が保持されていれば、前記(n+1)台の電源装置から前記冗長用電源装置としての1台の電源装置を除いて前記複数の負荷部の運転に過剰である電源装置に対して前記待機信号を出力して停止させる冗長運転制御をおこない、前記冗長運転設定情報保持部に前記冗長運転設定情報として非冗長運転の指定が保持されていれば、前記(n+1)台の電源装置のうち前記複数の負荷部の運転に過剰である電源装置に対して前記待機信号を出力して停止させる非冗長運転制御をおこなう
    ことを特徴とする電子装置。
  4. 前記(n+1)台の電源装置の各々は、前記第1の出力電圧を単一電圧として出力する電源装置であり、
    前記管理制御部は、
    前記単一電圧の分岐電圧をそれぞれ入力する前記ハードウェア資源および前記構成情報取得部をそれぞれ有する前記複数の負荷部を起動後は、前記複数の負荷部それぞれの運転において、前記ハードウェア資源および前記構成情報取得部がともに動作する前記負荷部の稼動時、ならびに、前記ハードウェア資源が動作を停止し、前記構成情報取得部が動作する前記負荷部のスタンバイ時のいずれにおいても、前記冗長運転制御ならびに前記非冗長運転制御をおこなう
    ことを特徴とする請求項3記載の電子装置。
  5. 入力電圧を入力し、出力端子から第1の出力電圧を出力する電源装置を複数有する電源システムの制御方法において、
    前記電源装置は、電力供給対象の各負荷部が最大動作時に要する電力を供給する電源装置の台数n(nは自然数)に冗長用電源装置の台数1を加えた(n+1)台の電源装置であり、
    前記電源システムが有する管理制御部が、前記電源システムが出力する第1の出力電圧を入力する前記各負荷部から前記各負荷部の構成を示す構成情報を入力する第1のステップと、
    前記管理制御部が、前記構成情報に基づいて、前記入力する前記第1の出力電圧が低下しない範囲で、前記出力端子からの前記第1の出力電圧の出力を停止させるための待機信号を前記(n+1)台の電源装置のいずれかに出力する第2のステップと、
    前記いずれかの電源装置が有する停止制御部が、入力される前記待機信号に基づいて、前記出力端子からの前記第1の出力電圧の出力を停止させる第3のステップと
    を有し、
    前記管理制御部が、前記第2のステップにおいて、前記(n+1)台の電源装置で前記各負荷部を起動後に、前記(n+1)台の電源装置を冗長運転するか否かを示す冗長運転設定情報を保持する冗長運転設定情報保持部に前記冗長運転設定情報として冗長運転の指定が保持されていれば、前記(n+1)台の電源装置から前記冗長用電源装置としての1台の電源装置を除いて前記各負荷部の運転に過剰である電源装置に対して前記待機信号を出力して停止させる冗長運転制御をおこない、前記冗長運転設定情報保持部に前記冗長運転設定情報として非冗長運転の指定が保持されていれば、前記(n+1)台の電源装置のうち前記各負荷部の運転に過剰である電源装置に対して前記待機信号を出力して停止させる非冗長運転制御をおこなう
    ことを特徴とする電源システムの制御方法。
  6. 前記(n+1)台の電源装置の各々は、前記第1の出力電圧を単一電圧として出力する電源装置であり、
    前記管理制御部が、前記第2のステップにおいて、前記単一電圧の分岐電圧をそれぞれ入力する第1の負荷部および第2の負荷部を含む前記各負荷部を起動後は、前記各負荷部の運転において、前記第1の負荷部および前記第2の負荷部がともに動作する前記各負荷部の稼動時、ならびに、前記第1の負荷部が動作を停止し、前記第2の負荷部が動作する前記各負荷部のスタンバイ時のいずれにおいても、前記冗長運転制御ならびに前記非冗長運転制御をおこなう
    ことを特徴とする請求項5記載の電源システムの制御方法。
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