JP5560317B2 - 塗装体 - Google Patents
塗装体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5560317B2 JP5560317B2 JP2012265609A JP2012265609A JP5560317B2 JP 5560317 B2 JP5560317 B2 JP 5560317B2 JP 2012265609 A JP2012265609 A JP 2012265609A JP 2012265609 A JP2012265609 A JP 2012265609A JP 5560317 B2 JP5560317 B2 JP 5560317B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cellulose derivative
- cellulose
- mass
- coating
- coating film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
本発明は、プラスチック基材と該プラスチック基材の表面に形成された塗膜とを有する塗装体に関し、特には、耐薬品性に優れた塗装体に関するものである。
プラスチック成形品は、可塑性を持つ高分子物質の成形体であり、携帯電話、家電製品、OA機器等に利用されており、該プラスチック成形品の表面は、装飾を施したり又は機能を付与したりするために塗装されている場合がある。そのため、プラスチックを塗装するための塗料(プラスチック用塗料)は、装飾を施す他、プラスチック成形品の用途に応じて、塗膜に耐磨耗性、耐変退色性、耐皮脂性、高光沢性、高耐候性、電気絶縁性等の機能を付与することが求められる場合がある。
また、人の肌・手が長時間接触するようなプラスチック成形品(例えば、携帯電話の外装部材や自動車内装部材)については、耐汗性、耐乳酸性、耐ハンドクリーム性や耐日焼け止めクリーム性等の耐薬品性に優れることも求められる。
このような要求に対して、特開2005−290136号公報(特許文献1)は、アクリル酸エステル系架橋弾性体粒子の存在下においてメタクリル酸エステル重合体を重合することにより得られるメタクリル系樹脂組成物をイミド化剤で処理することにより改質されたイミド化メタクリル系樹脂組成物を記載しており、該イミド化メタクリル系樹脂組成物は、耐薬品性、耐熱性、熱安定性及び硬度に優れ、更には耐折り曲げ性及び耐折り曲げ白化性が改良されたことを報告する。しかしながら、特許文献1に記載のイミド化メタクリル系樹脂組成物は、日焼け止め剤に対する耐性が十分に得られていなかった。
一方、特開2008−265062号公報(特許文献2)は、アクリル樹脂フィルム及び最外層として特定厚さの硬化樹脂層を備え且つ60°表面光沢度が100%以上である熱成形用アクリル樹脂フィルムを基材上に積層して成る積層体を記載しており、該積層体は、耐薬品性に優れることを報告する。しかしながら、特許文献2に記載の積層体は、インモールド成形法又はインサート成形法により製造されるため、硬化樹脂層形成時には70℃以上の温度での加熱が必要とされ、多くの熱エネルギーを要する。
また、特開2010−18720号公報(特許文献3)は、アクリル酸エステル系架橋弾性体粒子の存在下において特定の単量体混合物を重合して得られる(メタ)アクリル系樹脂をアンモニア系化合物でイミド化して得られる自動車用アクリルフィルムであって、耐薬品性、表面硬度及び耐折り曲げ白化性に優れる自動車用アクリルフィルムを記載しており、該自動車用アクリルフィルムが、金属、プラスチック等に積層して使用できることも記載している。しかしながら、特許文献3に記載の自動車用アクリルフィルムは、フィルム形成時に100℃を超える温度に加熱する必要があり、多くの熱エネルギーを要する。
このような状況下、本発明の目的は、上記従来技術の問題を解決し、プラスチック基材と該プラスチック基材の表面に形成された塗膜とを有する塗装体であって、耐薬品性に優れる塗装体を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、セルロース誘導体を含む塗料によりプラスチック基材の表面を塗装し、プラスチック基材表面に形成される塗膜の鉛筆硬度を調整することによって、耐薬品性に優れた塗装体が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明の塗装体は、プラスチック基材と該プラスチック基材の表面に形成された塗膜とを有する塗装体であって、該塗膜が、セルロース誘導体を含む塗料により得られ、且つ下記式(I):
X−Y = ΔH ≦ 2等級 ・・・ (I)
[式中、Xは、薬品処理前の鉛筆硬度であり、Yは、薬品処理後の鉛筆硬度であり、ΔHは、薬品処理前後での鉛筆硬度の等級差であり、ここで、薬品処理とは、塗装体の塗膜表面に紫外線吸収剤を含む日焼け止め剤を2.0g/100cm2の割合で塗布し、その後、60±2℃の温度にて5時間放置する処理であり、鉛筆硬度とは、JIS K 5600−5−4:1999(ISO/DIS 15184:1996)に準拠して測定される鉛筆硬度である]の関係を満たすことを特徴とする。
X−Y = ΔH ≦ 2等級 ・・・ (I)
[式中、Xは、薬品処理前の鉛筆硬度であり、Yは、薬品処理後の鉛筆硬度であり、ΔHは、薬品処理前後での鉛筆硬度の等級差であり、ここで、薬品処理とは、塗装体の塗膜表面に紫外線吸収剤を含む日焼け止め剤を2.0g/100cm2の割合で塗布し、その後、60±2℃の温度にて5時間放置する処理であり、鉛筆硬度とは、JIS K 5600−5−4:1999(ISO/DIS 15184:1996)に準拠して測定される鉛筆硬度である]の関係を満たすことを特徴とする。
なお、JIS K 5600−5−4:1999(ISO/DIS 15184:1996)に規定される鉛筆硬度は、硬度の低い等級から6B・5B・4B・3B・2B・B・HB・F・H・2H・3H・4H・5H・6Hの順に規定されている。つまり、等級が6Bである塗膜は、鉛筆硬度が最も低く、一方、等級が6Hである塗膜は、鉛筆硬度が最も高いことを示す。
また、日焼け止め剤は、紫外線による障害(例えば、日焼け)から皮膚を保護するために皮膚に塗布する物質又は組成物を意味するが、本発明においては、これら日焼け止め剤のうち、紫外線吸収剤を含むものを意味する。また、紫外線吸収剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、サリチル酸エステル誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ナフタレン誘導体、フェノール誘導体、ベンゾイミダゾール誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体等が挙げられる。なお、これら紫外線吸収剤は、単独で配合されたり、二種以上を組み合わせて使用されている。また、日焼け止め剤は、通常、紫外線吸収剤を2質量%以上含有する。本発明における日焼け止め剤は、塗膜を溶解させたり、軟化させたりする傾向があるが、この傾向が特に強い日焼け止め剤として、サリチル酸エステル誘導体を3質量%以上含有するもの、または/及び、ベンゾフェノン誘導体を2質量%以上含有するもの等が知られている。
本発明の塗装体の好適例においては、前記塗膜が、窒素原子を0.2〜13質量%含む。
本発明の塗装体の他の好適例においては、前記セルロース誘導体が、セルロースエーテル、セルロースエステル、アクリル変性セルロース誘導体、ポリエステル変性セルロース誘導体、及びポリウレタン変性セルロース誘導体よりなる群から選択される少なくとも1種を含む。
本発明の塗装体の他の好適例においては、前記塗料が、セルロース誘導体以外の樹脂であって、ガラス転移温度が50℃以上の樹脂を更に含む。
本発明の塗装体の他の好適例においては、前記塗膜が、顔料を含む。
本願発明によれば、セルロース誘導体を含む塗料によりプラスチック基材の表面を塗装し、プラスチック基材表面に形成される塗膜の鉛筆硬度を調整することによって、耐薬品性に優れる塗装体を提供することができる。
以下、本発明の塗装体を詳細に説明する。本発明の塗装体は、プラスチック基材と該プラスチック基材の表面に形成された塗膜とを有する塗装体であって、該塗膜が、セルロース誘導体を含む塗料により得られ、且つ下記式(I):
X−Y = ΔH ≦ 2等級 ・・・ (I)
[式中、Xは、薬品処理前の鉛筆硬度であり、Yは、薬品処理後の鉛筆硬度であり、ΔHは、薬品処理前後での鉛筆硬度の等級差であり、ここで、薬品処理とは、塗装体の塗膜表面に紫外線吸収剤を含む日焼け止め剤を2.0g/100cm2の割合で塗布し、その後、60±2℃の温度にて5時間放置する処理であり、鉛筆硬度とは、JIS K 5600−5−4:1999(ISO/DIS 15184:1996)に準拠して測定される鉛筆硬度である]の関係を満たすことを特徴とする。ここで、本発明の塗装体は、耐薬品性、特に日焼け止め剤に対する耐性に優れるため、人の肌・手が長時間接触するようなプラスチック成形品、具体的には、自動車及び二輪車の内装部材及び外装部材、オーディオ、ビデオ、テレビ等の家電製品用部材、携帯電話、プリンター、パソコン等の事務機器用部材に有用である。
X−Y = ΔH ≦ 2等級 ・・・ (I)
[式中、Xは、薬品処理前の鉛筆硬度であり、Yは、薬品処理後の鉛筆硬度であり、ΔHは、薬品処理前後での鉛筆硬度の等級差であり、ここで、薬品処理とは、塗装体の塗膜表面に紫外線吸収剤を含む日焼け止め剤を2.0g/100cm2の割合で塗布し、その後、60±2℃の温度にて5時間放置する処理であり、鉛筆硬度とは、JIS K 5600−5−4:1999(ISO/DIS 15184:1996)に準拠して測定される鉛筆硬度である]の関係を満たすことを特徴とする。ここで、本発明の塗装体は、耐薬品性、特に日焼け止め剤に対する耐性に優れるため、人の肌・手が長時間接触するようなプラスチック成形品、具体的には、自動車及び二輪車の内装部材及び外装部材、オーディオ、ビデオ、テレビ等の家電製品用部材、携帯電話、プリンター、パソコン等の事務機器用部材に有用である。
本発明の塗装体は、プラスチック基材と該プラスチック基材の表面に形成された塗膜とを備えるが、例えば、セルロース誘導体を含む塗料をプラスチック基材の表面に塗布し、その後、乾燥等により成膜させることによって製造できる。なお、本発明においては、上記塗料をプラスチック基材表面に直接塗布する以外にも、該塗料の塗布前にプライマーをプラスチック基材に予め塗布してもよい。プライマーを予め塗布することにより、塗膜とプラスチック基材間の密着性を向上させることができる。
上記塗料を塗布する方法としては、特に制限されず、公知の塗布方法、例えば、ディッピング法、スピンコート法、フローコート法、ロールコート法、スプレーコート法、ブレードコート法及びエアーナイフコート法等が挙げられる。これらの中でも、膜厚の制御を容易に行う観点から、スプレーコート法及びロールコート法が好ましい。
本発明において、上記塗料の塗布量は、プラスチック基材の種類や用途に応じて変えることができるが、通常、20〜400g/m2であり、40〜200g/m2であることが好ましい。なお、プラスチック基材表面に形成される塗膜の膜厚は、塗料の塗布量に依存する。
本発明においては、プラスチック基材表面に塗布された塗料に対して乾燥等を行うことにより、塗膜を形成させることができるが、例えば、該塗料が揮発乾燥型塗料(ラッカー)である場合には、塗布後、塗料を5℃以上で且つ70℃未満の温度にて放置することにより塗膜が得られる。また、上記塗料が熱硬化型塗料である場合も同様に、塗布後、塗料を5℃以上で且つ70℃未満の温度にて放置することにより塗膜が得られる。
本発明の塗装体において、上記プラスチック基材は、特に限定されず、塗装体の用途に応じて、様々な形状の基材を選択することができる。また、上記プラスチック基材としては、例えば、PPE(ポリフェニレンエーテル)系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等のオレフィン系重合体;ポリカーボネート樹脂;ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂及びABS樹脂等が挙げられる。
本発明の塗装体において、上記塗膜は、上記式(I)の関係を満たすことを要し、通常、下記式(II):
X ≧ Y ・・・ (II)
[式中、X及びYは、上記式(I)において定義した通りである]の関係を満たす。ここで、薬品処理前後における塗膜の鉛筆硬度の等級差が2等級以下であれば、薬品処理後においても塗膜の硬度を高度に維持できるため、塗装体に優れた耐薬品性、特には日焼け止め剤に対する耐性を付与することができる。なお、薬品処理前後における塗膜の鉛筆硬度の等級差を2等級以下に抑えるためには、塗膜を形成する塗料にセルロース誘導体を用いることが好ましい。更には、セルロース誘導体の使用と、特定のガラス転移温度を持つ樹脂を組み合わせることによって、薬品処理前後における塗膜の鉛筆硬度の等級差をより確実に2等級以下に抑えることができる。
X ≧ Y ・・・ (II)
[式中、X及びYは、上記式(I)において定義した通りである]の関係を満たす。ここで、薬品処理前後における塗膜の鉛筆硬度の等級差が2等級以下であれば、薬品処理後においても塗膜の硬度を高度に維持できるため、塗装体に優れた耐薬品性、特には日焼け止め剤に対する耐性を付与することができる。なお、薬品処理前後における塗膜の鉛筆硬度の等級差を2等級以下に抑えるためには、塗膜を形成する塗料にセルロース誘導体を用いることが好ましい。更には、セルロース誘導体の使用と、特定のガラス転移温度を持つ樹脂を組み合わせることによって、薬品処理前後における塗膜の鉛筆硬度の等級差をより確実に2等級以下に抑えることができる。
また、本発明の塗装体において、上記塗膜は、セルロース誘導体を含む塗料により得られることを要する。上記塗膜を形成する塗料にセルロース誘導体を配合することによって、上記式(I)の関係を満たす塗膜を容易に形成することができる。また、セルロース誘導体を含む塗料を用いた場合、塗料の乾燥工程において、70℃以上の温度にて塗料を加熱する必要がなく、5℃以上で且つ70℃未満の温度で成膜できる。
上記セルロース誘導体としては、上記式(I)の関係を満たす観点から、セルロースエーテル、セルロースエステル、アクリル変性セルロース誘導体、ポリエステル変性セルロース誘導体、及びポリウレタン変性セルロース誘導体等が好ましい。なお、これらセルロース誘導体は、単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。また、塗膜とプラスチック基材間の密着性を向上させる観点から、アクリル変性セルロース誘導体、ポリエステル変性セルロース誘導体、及びポリウレタン変性セルロース誘導体が好ましい。
セルロースエーテルとしては、例えば、メチルセルロース、エチルセルロース、ベンジルセルロース、トリチルセルロース、シアノエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、アミノエチルセルロース、オキシエチルセルロース(ヒドロキシエチルセルロースとも称する)等が挙げられる。また、セルロースエステルとしては、例えば、アセチルセルロース、プロピオン酸セルロース、酪酸セルロース、酢酸酪酸セルロース等の脂肪酸セルロース、ニトロセルロース、硫酸セルロース、リン酸セルロース、硝酸酢酸セルロース等が挙げられる。
アクリル変性セルロース誘導体は、セルロースエーテル、セルロースエステル等のセルロース誘導体に、例えば、以下(a)〜(f)に示されるようなアクリル成分をグラフト重合又は単に結合させて得られる化合物である。なお、これらアクリル成分は、単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
(a):(メタ)アクリル酸と炭素数1〜24のアルコールとのエステル
例えば、メチルメタクリレート、2−イソシアナトエチルメタクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
例えば、メチルメタクリレート、2−イソシアナトエチルメタクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(b):多価アルコールと(メタ)アクリル酸とのモノエステル化物
例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2,3−ジヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2,3−ジヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(c):カルボキシル基含有重合性不飽和モノマー
例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸等が挙げられる。
例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸等が挙げられる。
(d):エポキシ基含有重合性不飽和モノマー
例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(e):アミノアルキル(メタ)アクリレート
例えば、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
例えば、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(f):(メタ)アクリルアミド又はその誘導体
例えば、(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミドメチルエーテル、N−メチロールアクリルアミドブチルエーテル等が挙げられる。
例えば、(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミドメチルエーテル、N−メチロールアクリルアミドブチルエーテル等が挙げられる。
ポリエステル変性セルロース誘導体は、セルロースエーテル、セルロースエステル等のセルロース誘導体に、例えば、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル成分(即ち、主鎖中に複数のエステル結合を有する成分)をグラフト重合又は単に結合させて得られる化合物である。
なお、上記アクリル成分及びポリエステル成分を一緒に使用することもできるし、また、上記アクリル成分又はポリエステル成分をグラフト重合又は単に結合させる際に、例えば、スチレン、ビニルエステル等の他のモノマーを一緒に使用することもできる。
ポリウレタン変性セルロース誘導体は、セルロースエーテル、セルロースエステル等のセルロース誘導体の水酸基に、イソシアネートプレポリマーを反応させて得られる化合物である。なお、イソシアネートプレポリマーとは、水酸基含有化合物にポリイソシアネートを反応させることにより得られるイソシアネート基を含有する化合物である。ここで、水酸基含有化合物は、水酸基を分子内に1個以上有する化合物であり、例えば、12−ヒドロキシステアリン酸の重縮合物等の分子内に1個の水酸基を有する化合物や、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、アクリルポリオール、エポキシポリオール等の分子内に複数の水酸基を有する化合物が挙げられ、ポリイソシアネートは、複数のイソシアネート基を有する化合物であり、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、メチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等のジイソシアネート、イソシアヌレート等が挙げられる。ここで、ポリオールとしてアクリルポリオールを用いた場合、ポリウレタン変性セルロース誘導体をポリウレタン/アクリル変性セルロース誘導体と称する場合があり、また、ポリオールとしてポリエステルポリオールを用いた場合、ポリウレタン変性セルロース誘導体をポリウレタン/ポリエステル変性セルロース誘導体と称する場合がある。
本発明において、上記塗料の固形分全体に占めるセルロース誘導体の含有量は、上記式(I)の関係を満たす観点から、1〜99質量%であることが好ましい。なお、本発明において、固形分とは、上記塗料に使用される成分のうち、塗膜を構成する成分を指すが、JIS K5601−1−2に準拠し、塗料を105℃±2℃で3時間加熱したときに、塗料成分の一部が揮発又は蒸発した後に残る成分として定義される。
また、上記塗料は、セルロース誘導体以外の樹脂成分(以下、他の樹脂成分と称することがある)を含むことができる。上記他の樹脂成分としては、例えば、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられるが、ガラス転移温度が50℃以上であることが特に好ましい。他の樹脂成分としてガラス転移温度が50℃以上である樹脂を用いると、高温時における塗膜の軟化を防ぐため、薬品処理前後における塗膜の鉛筆硬度の等級差をより確実に2等級以下に抑えることができる。
なお、本発明において、ガラス転移温度(Tg)とは、次のFOX式を用いて計算されるものをいう。
1/Tg=W1/Tg1+W2/Tg2+・・・+Wi/Tgi+・・・+Wn/Tgn
上記FOX式において、Tgは、n種類のモノマーからなるポリマーのガラス転移温度(K)であり、Tg(1、2、i、n)は、各モノマーのホモポリマーのガラス転移温度(K)であり、W(1、2、i、n)は、各モノマーの質量分率であり、W1+W2+・・・+Wi+・・・+Wn=1である。
1/Tg=W1/Tg1+W2/Tg2+・・・+Wi/Tgi+・・・+Wn/Tgn
上記FOX式において、Tgは、n種類のモノマーからなるポリマーのガラス転移温度(K)であり、Tg(1、2、i、n)は、各モノマーのホモポリマーのガラス転移温度(K)であり、W(1、2、i、n)は、各モノマーの質量分率であり、W1+W2+・・・+Wi+・・・+Wn=1である。
上記塗料は、上記塗料が他の樹脂成分を含む場合、セルロース誘導体(A)と他の樹脂成分(B)との質量比(A/B)は、1/99〜99/1であることが好ましく、10/90〜90/10であることがより好ましい。
また、上記塗料は、セルロース誘導体や他の樹脂成分を架橋させる目的で、硬化剤を含んでもよい。
更に、上記塗料は、顔料を含むことが好ましい。顔料としては、着色顔料、体質顔料及びメタリック顔料等が挙げられ、塗膜の着色やツヤ、塗装作業性、塗膜の強度、物性等に応じて適宜選択して使用できる。着色顔料は、公知の材料が使用でき、例えば、酸化チタン及びカーボンブラック等の無機顔料やフタロシアニン系顔料及びアゾ系顔料等の有機顔料が挙げられる。また、体質顔料も、公知の材料が使用でき、例えば、タルク、マイカ、硫酸バリウム、クレー、炭酸カルシウム等が挙げられる。メタリック顔料としては、光輝顔料又は鱗片状顔料、例えば、アルミニウム粉顔料、ニッケル粉顔料、金粉、銀粉、ブロンズ粉、銅粉、ステンレス粉顔料、マイカ(雲母)顔料、グラファイト顔料、ガラスフレーク顔料や、金属コーティングした硝子粉、金属コーティングしたマイカ粉、金属コーティングしたプラスチック粉、及び鱗片状酸化鉄顔料等が挙げられるが、耐薬品性の観点から、光輝顔料又は鱗片状顔料の表面が有機成分及び/又は無機成分で表面処理されたものが好ましい。なお、顔料を含まない場合、かかる塗料をクリアー塗料として使用できる。
上記塗料には、揮発乾燥型(ラッカー)、熱硬化型等の各種塗料が使用可能であり、セルロース誘導体、他の樹脂成分、硬化剤及び顔料の他に、塗料業界で通常使用される添加剤、例えば、溶剤、表面調整剤、湿潤剤、分散剤、乳化剤、増粘剤、沈降防止剤、皮張り防止剤、たれ防止剤、消泡剤、色分かれ防止剤、レベリング剤、乾燥剤、可塑剤、防カビ剤、抗菌剤、殺虫剤、光安定化剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤及び導電性付与剤等を目的に応じて適宜配合することができる。これら添加剤としては、市販品を好適に使用することができる。なお、上記塗料は、セルロース誘導体と、必要に応じて適宜選択される各種成分とを混合することにより調製できる。また、上記塗料が熱硬化型である場合には、各種成分を主剤成分及び硬化剤成分に分けて調製し、使用直前に、混合機を適宜用いて、これら成分を、例えば常温にて、混合させる混合型の塗料としても使用できる。
本発明の塗装体において、上記塗膜は、窒素原子を0.2〜13質量%含むことが好ましく、1.0〜11.5質量%含むことが更に好ましい。塗膜中に存在する窒素原子は、セルロース誘導体及び該セルロース誘導体以外の成分のいずれに由来するものであってもよいが、塗膜の耐水性や耐湿性向上の観点から、セルロース誘導体に由来するものが好ましい。窒素原子を含むセルロース誘導体の具体例としては、シアノエチルセルロース、アミノエチルセルロース、ニトロセルロース、硝酸酢酸セルロース、ポリウレタン変性セルロース誘導体等が挙げられ、これらの中でも、ニトロセルロースが特に好ましい。塗膜内に窒素原子が0.2質量%以上存在することによって、耐薬品性を更に向上させることができる。一方、塗膜内に存在する窒素原子が13質量%を超えると、塗膜の柔軟性が低下し、塗膜の耐おもり落下性や折り曲げ性等の加工性が劣る傾向がある。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明は下記の実施例に何ら限定されるものではない。なお、水酸基価、加熱残分及び数平均分子量を下記の方法で測定した。
<水酸基価>
樹脂固形分1g中の遊離水酸基を無水酢酸で完全にアセチル化した後、それを中和するのに要する水酸化カリウムのmg数を定量した。
樹脂固形分1g中の遊離水酸基を無水酢酸で完全にアセチル化した後、それを中和するのに要する水酸化カリウムのmg数を定量した。
<加熱残分>
加熱残分は、約3グラムの樹脂溶液、前駆体溶液又は塗料をアルミカップに精秤し、これを150℃オーブンで30分間乾燥させ、次いで、残留物の質量を精秤し、元の質量に対する残留物の質量の割合を加熱残分(質量%)として求めた。
加熱残分は、約3グラムの樹脂溶液、前駆体溶液又は塗料をアルミカップに精秤し、これを150℃オーブンで30分間乾燥させ、次いで、残留物の質量を精秤し、元の質量に対する残留物の質量の割合を加熱残分(質量%)として求めた。
<数平均分子量>
数平均分子量(Mn)の測定は、TSKgelカラム(東ソー(株)社製)を用い、RIを装備したGPC(東ソー(株)社製;HLC−8220GPC)により求めた。GPCの条件として、展開溶媒にテトラヒドロフランを用い、流速0.35ml/分、温度40℃にて測定を行った。なお、TSK標準ポリスチレン(東ソー(株)社製)を標準物質として用いた。
数平均分子量(Mn)の測定は、TSKgelカラム(東ソー(株)社製)を用い、RIを装備したGPC(東ソー(株)社製;HLC−8220GPC)により求めた。GPCの条件として、展開溶媒にテトラヒドロフランを用い、流速0.35ml/分、温度40℃にて測定を行った。なお、TSK標準ポリスチレン(東ソー(株)社製)を標準物質として用いた。
A.セルロース誘導体の調製例
下記に示す調製例に従い、アクリル変性セルロース誘導体、ポリウレタン/アクリル変性セルロース誘導体、及びポリウレタン/ポリエステル変性セルロース誘導体を合成した。
下記に示す調製例に従い、アクリル変性セルロース誘導体、ポリウレタン/アクリル変性セルロース誘導体、及びポリウレタン/ポリエステル変性セルロース誘導体を合成した。
1.アクリル変性セルロース誘導体の調製例
1−1.樹脂溶液A
(第1工程)
攪拌機、温度計、還流冷却器等を備えた反応容器中に、メチルエチルケトン64質量部、及びセルロースエステル[EastmanTM Cellulose Acetate Butyrate(CAB−171−15),イーストマンケミカル社製]16質量部を入れ、これらを加熱撹拌し、75℃に達してから、2−イソシアナトエチルメタクリレート0.1質量部を加え、第1混合物を得た。第1混合物をさらに75℃で1時間攪拌させ、次いで、該第1混合物中に、スチレン7.5質量部、メチルメタクリレート7.5質量部及びベンゾイルパーオキサイド1質量部を予め混合して得た混合物を3時間かけて滴下し、第2混合物を得た。
1−1.樹脂溶液A
(第1工程)
攪拌機、温度計、還流冷却器等を備えた反応容器中に、メチルエチルケトン64質量部、及びセルロースエステル[EastmanTM Cellulose Acetate Butyrate(CAB−171−15),イーストマンケミカル社製]16質量部を入れ、これらを加熱撹拌し、75℃に達してから、2−イソシアナトエチルメタクリレート0.1質量部を加え、第1混合物を得た。第1混合物をさらに75℃で1時間攪拌させ、次いで、該第1混合物中に、スチレン7.5質量部、メチルメタクリレート7.5質量部及びベンゾイルパーオキサイド1質量部を予め混合して得た混合物を3時間かけて滴下し、第2混合物を得た。
(第2工程)
滴下終了後、75℃を保持したまま、第2混合物中に、ベンゾイルパーオキサイド0.5質量部及びメチルエチルケトン5質量部を予め混合して得た混合物を1時間かけて滴下し、第3混合物を得た。さらに75℃で3時間撹拌を続けた後、冷却した。第3混合物にメチルエチルケトン29質量部を加えて、攪拌し、樹脂溶液Aを得た。なお、樹脂溶液Aの加熱残分は25.0質量%であり、樹脂溶液A中に含まれるアクリル変性セルロース誘導体の数平均分子量は7300であった。
滴下終了後、75℃を保持したまま、第2混合物中に、ベンゾイルパーオキサイド0.5質量部及びメチルエチルケトン5質量部を予め混合して得た混合物を1時間かけて滴下し、第3混合物を得た。さらに75℃で3時間撹拌を続けた後、冷却した。第3混合物にメチルエチルケトン29質量部を加えて、攪拌し、樹脂溶液Aを得た。なお、樹脂溶液Aの加熱残分は25.0質量%であり、樹脂溶液A中に含まれるアクリル変性セルロース誘導体の数平均分子量は7300であった。
1−2.樹脂溶液B〜E
表1に示す化合物を用いる以外は、樹脂溶液Aと同様の方法により、樹脂溶液B〜Eを調製した。なお、樹脂溶液の加熱残分及び樹脂溶液中に含まれるアクリル変性セルロース誘導体の数平均分子量を表1に示す。
表1に示す化合物を用いる以外は、樹脂溶液Aと同様の方法により、樹脂溶液B〜Eを調製した。なお、樹脂溶液の加熱残分及び樹脂溶液中に含まれるアクリル変性セルロース誘導体の数平均分子量を表1に示す。
*1 酢酸酪酸セルロース,EastmanTM Cellulose Acetate Butyrate(CAB−171−15),イーストマンケミカル社製.
*2 酢酸酪酸セルロース,EastmanTM Cellulose Acetate Butyrate(CAB−381−2),イーストマンケミカル社製.
*3 ニトロセルロース,RS1/8,KOREA CNC LTD.製,ニトロセルロース中における窒素含有量:12.2質量%,RS1/8中におけるイソブロピルアルコール含有量30質量%.
*2 酢酸酪酸セルロース,EastmanTM Cellulose Acetate Butyrate(CAB−381−2),イーストマンケミカル社製.
*3 ニトロセルロース,RS1/8,KOREA CNC LTD.製,ニトロセルロース中における窒素含有量:12.2質量%,RS1/8中におけるイソブロピルアルコール含有量30質量%.
2.ポリウレタン/アクリル変性セルロース誘導体及びポリウレタン/ポリエステル変性セルロース誘導体の調製例
2−1.前駆体溶液X
2−1−1.樹脂溶液Xの調製例
(第1工程)
攪拌機、温度計、還流冷却器等を備えた反応容器中に、酢酸ブチル(溶剤)30質量部を入れ、これを加熱撹拌し、110℃に達してから、ここに、スチレン(モノマー)18質量部、メチルメタクリレート(モノマー)18質量部、2−エチルヘキシルアクリレート(モノマー)11質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(モノマー)1質量部、及びターシャリーブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(重合開始剤)1.5質量部を予め混合して得た混合物を3時間かけて滴下し、第1混合物を得た。
2−1.前駆体溶液X
2−1−1.樹脂溶液Xの調製例
(第1工程)
攪拌機、温度計、還流冷却器等を備えた反応容器中に、酢酸ブチル(溶剤)30質量部を入れ、これを加熱撹拌し、110℃に達してから、ここに、スチレン(モノマー)18質量部、メチルメタクリレート(モノマー)18質量部、2−エチルヘキシルアクリレート(モノマー)11質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(モノマー)1質量部、及びターシャリーブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(重合開始剤)1.5質量部を予め混合して得た混合物を3時間かけて滴下し、第1混合物を得た。
(第2工程)
滴下終了後、110℃を保持したまま、第1混合物中に、ターシャリーブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(重合開始剤)0.5質量部及び酢酸ブチル(溶剤)5質量部を予め混合して得た混合物を1時間かけて滴下し、第2混合物を得た。さらに110℃で1.5時間撹拌を続けた後、冷却した。第2混合物に酢酸ブチル(溶剤)15質量部を加えて攪拌し、樹脂溶液Xを得た。なお、樹脂溶液Xの加熱残分は、50質量%であり、樹脂溶液X中に含まれる水酸基含有アクリル樹脂(アクリルポリオール)は、水酸基価が9mgKOH/gであり、数平均分子量が4500、ガラス転移温度が51℃(FOX式により計算)であった。
滴下終了後、110℃を保持したまま、第1混合物中に、ターシャリーブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(重合開始剤)0.5質量部及び酢酸ブチル(溶剤)5質量部を予め混合して得た混合物を1時間かけて滴下し、第2混合物を得た。さらに110℃で1.5時間撹拌を続けた後、冷却した。第2混合物に酢酸ブチル(溶剤)15質量部を加えて攪拌し、樹脂溶液Xを得た。なお、樹脂溶液Xの加熱残分は、50質量%であり、樹脂溶液X中に含まれる水酸基含有アクリル樹脂(アクリルポリオール)は、水酸基価が9mgKOH/gであり、数平均分子量が4500、ガラス転移温度が51℃(FOX式により計算)であった。
2−1−2.前駆体溶液Xの調製例
攪拌機、温度計、還流冷却器等を備えた反応容器中に、樹脂溶液X100質量部を入れ、これを加熱撹拌し、100℃に達してから、ここに、ヘキサメチレンジイソシアネート(ポリイソシアネート)1.4質量部、及び酢酸ブチル(溶剤)1.4質量部を予め混合して得た混合物を1時間かけて滴下した。滴下終了後、100℃で5時間撹拌を続けた後、冷却し、前駆体溶液Xを得た。なお、前駆体溶液Xの加熱残分は50質量%であり、前駆体溶液X中に含まれるイソシアネートプレポリマーの数平均分子量は4700であった。
攪拌機、温度計、還流冷却器等を備えた反応容器中に、樹脂溶液X100質量部を入れ、これを加熱撹拌し、100℃に達してから、ここに、ヘキサメチレンジイソシアネート(ポリイソシアネート)1.4質量部、及び酢酸ブチル(溶剤)1.4質量部を予め混合して得た混合物を1時間かけて滴下した。滴下終了後、100℃で5時間撹拌を続けた後、冷却し、前駆体溶液Xを得た。なお、前駆体溶液Xの加熱残分は50質量%であり、前駆体溶液X中に含まれるイソシアネートプレポリマーの数平均分子量は4700であった。
2−2.前駆体溶液Y
2−2−1.樹脂溶液Yの調製例
バイロン200(東洋紡製ポリエステルポリオール、水酸基価:9mgKOH/g、ガラス転移温度:67℃)を酢酸ブチルに溶解させて、樹脂溶液Yを調製した。なお、樹脂溶液Yの加熱残分が50質量%となるように調整した。
2−2−1.樹脂溶液Yの調製例
バイロン200(東洋紡製ポリエステルポリオール、水酸基価:9mgKOH/g、ガラス転移温度:67℃)を酢酸ブチルに溶解させて、樹脂溶液Yを調製した。なお、樹脂溶液Yの加熱残分が50質量%となるように調整した。
2−2−2.前駆体溶液Yの調製例
攪拌機、温度計、還流冷却器等を備えた反応容器中に、樹脂溶液Y100質量部を入れ、これを加熱撹拌し、100℃に達してから、ここに、ヘキサメチレンジイソシアネート(ポリイソシアネート)1.4質量部、及び酢酸ブチル(溶剤)1.4質量部を予め混合して得た混合物を1時間かけて滴下した。滴下終了後、100℃で5時間撹拌を続けた後、冷却し、前駆体溶液Yを得た。なお、前駆体溶液Yの加熱残分は50質量%であり、前駆体溶液Y中に含まれるイソシアネートプレポリマーの数平均分子量は5000であった。
攪拌機、温度計、還流冷却器等を備えた反応容器中に、樹脂溶液Y100質量部を入れ、これを加熱撹拌し、100℃に達してから、ここに、ヘキサメチレンジイソシアネート(ポリイソシアネート)1.4質量部、及び酢酸ブチル(溶剤)1.4質量部を予め混合して得た混合物を1時間かけて滴下した。滴下終了後、100℃で5時間撹拌を続けた後、冷却し、前駆体溶液Yを得た。なお、前駆体溶液Yの加熱残分は50質量%であり、前駆体溶液Y中に含まれるイソシアネートプレポリマーの数平均分子量は5000であった。
2−3.樹脂溶液F
(第1工程)
攪拌機、温度計、還流冷却器等を備えた反応容器中に、メチルエチルケトン64質量部、及びセルロースエステル(CAB−171−15)16質量部を入れ、これらを加熱撹拌し、75℃に達してから、ここに、前駆体溶液X32質量部を3時間かけて滴下した。滴下終了後、IRによりイソシアネート基が確認できなくなるまで反応させ、次いで冷却し、反応混合物を得た。
(第1工程)
攪拌機、温度計、還流冷却器等を備えた反応容器中に、メチルエチルケトン64質量部、及びセルロースエステル(CAB−171−15)16質量部を入れ、これらを加熱撹拌し、75℃に達してから、ここに、前駆体溶液X32質量部を3時間かけて滴下した。滴下終了後、IRによりイソシアネート基が確認できなくなるまで反応させ、次いで冷却し、反応混合物を得た。
(第2工程)
冷却後、反応混合物にメチルエチルケトン16質量部を加えて、攪拌し、樹脂溶液Fを得た。なお、樹脂溶液Fの加熱残分は25.0質量%であり、樹脂溶液F中に含まれるポリウレタン/アクリル変性セルロース誘導体の数平均分子量は7200であった。
冷却後、反応混合物にメチルエチルケトン16質量部を加えて、攪拌し、樹脂溶液Fを得た。なお、樹脂溶液Fの加熱残分は25.0質量%であり、樹脂溶液F中に含まれるポリウレタン/アクリル変性セルロース誘導体の数平均分子量は7200であった。
2−4.樹脂溶液G〜K
表2に示す化合物を用いる以外は、樹脂溶液Fと同様の方法により、樹脂溶液G〜Kを調製した。なお、樹脂溶液の加熱残分及び樹脂溶液中に含まれるポリウレタン/アクリル変性セルロース誘導体又はポリウレタン/ポリエステル変性セルロース誘導体の数平均分子量を表2に示す。
表2に示す化合物を用いる以外は、樹脂溶液Fと同様の方法により、樹脂溶液G〜Kを調製した。なお、樹脂溶液の加熱残分及び樹脂溶液中に含まれるポリウレタン/アクリル変性セルロース誘導体又はポリウレタン/ポリエステル変性セルロース誘導体の数平均分子量を表2に示す。
3.塗料
表3〜5に示す配合処方に従って、原料を混合し、公知の手法により分散させ、塗料を調製した。次に、4milアプリケーターを用い、乾燥膜厚が30〜40μmになるような塗布量にて該塗料をABS樹脂板に塗装し、10分間放置させ、その後、60℃にて30分間乾燥させ、実施例1〜11、参考例12〜18及び比較例1〜4の塗装体を得た。塗膜の鉛筆硬度及び窒素原子含有量を下記の方法で測定・評価した。結果を表3〜5に示す。
表3〜5に示す配合処方に従って、原料を混合し、公知の手法により分散させ、塗料を調製した。次に、4milアプリケーターを用い、乾燥膜厚が30〜40μmになるような塗布量にて該塗料をABS樹脂板に塗装し、10分間放置させ、その後、60℃にて30分間乾燥させ、実施例1〜11、参考例12〜18及び比較例1〜4の塗装体を得た。塗膜の鉛筆硬度及び窒素原子含有量を下記の方法で測定・評価した。結果を表3〜5に示す。
<鉛筆硬度>
まず、JIS K 5600−5−4:1999(ISO/DIS 15184:1996)に準拠して、薬品処理前の塗膜の鉛筆硬度を引っかき硬度試験用鉛筆(Uni MITSUBISHI、三菱鉛筆社製)で判定した。次いで、塗装体の塗膜表面に、日焼け止め剤[商品名:ウルトラシアードライタッチ・サンブロックSPF45,ニュートロジーナ社製,紫外線吸収剤:サリチル酸エステル誘導体(10質量%)及びベンゾフェノン誘導体(5質量%)]を2.0g/100cm2の割合で塗布し、その後、強制対流のない乾燥機に60±2℃の温度にて5時間放置し、薬品処理を行った。その後、水洗して日焼け止め剤を除去し、最後に、薬品処理後の塗膜の鉛筆硬度を同一の手法で判定した。
まず、JIS K 5600−5−4:1999(ISO/DIS 15184:1996)に準拠して、薬品処理前の塗膜の鉛筆硬度を引っかき硬度試験用鉛筆(Uni MITSUBISHI、三菱鉛筆社製)で判定した。次いで、塗装体の塗膜表面に、日焼け止め剤[商品名:ウルトラシアードライタッチ・サンブロックSPF45,ニュートロジーナ社製,紫外線吸収剤:サリチル酸エステル誘導体(10質量%)及びベンゾフェノン誘導体(5質量%)]を2.0g/100cm2の割合で塗布し、その後、強制対流のない乾燥機に60±2℃の温度にて5時間放置し、薬品処理を行った。その後、水洗して日焼け止め剤を除去し、最後に、薬品処理後の塗膜の鉛筆硬度を同一の手法で判定した。
<窒素原子含有量>
塗膜中の窒素原子含有量は、JIS M8819:1997に準拠し、全自動元素分析装置(PerkinElmer社製2400II)を使用し、以下の測定手順で行った。
まず、2mg〜3mgの試料を用意し、キャリアガスとしてのヘリウム雰囲気下、約950℃の燃焼管に純粋な酸素を送り込み、該試料を構成する化合物を完全に燃焼させ、該化合物の炭素原子(C)をCO2に、窒素原子(N)をN2に、水素原子(H)をH2Oに変換させる。余分な酸素は、還元管の還元銅により酸化銅に変換し、ハロゲンと硫黄は、銀粒カラムを通してハロゲン化銀、硫化銀に変換し、それぞれトラップされる。よって、完全燃焼後に残る気体は、CO2、N2、H2O及びヘリウムの混合気体である。該混合気体は、測定セル中を順に通り抜ける。なお、測定セルにはフィラメントが置かれている。H2Oの吸収管を混合気体が通り、H2Oを取り除く。その前後には測定セルがあり、抵抗値の差が計数に変換され出力される。次いで、CO2の吸収管を気体が通り、CO2を取り除く。同様に、その前後の抵抗値の差が計数に変換され出力される。また、N2の計数を求める際には、ディレイコイル中のヘリウムが先に測定セルに送られ、ヘリウムの抵抗値が測定され、その後、混合気体が測定セルに送られ、混合気体の抵抗値が測定される。この抵抗値の差が変換され、N2の計数値を算出する。既知の組成比を持つ標準物質によって得られた計数を用い、気圧による補正を行い、元素ごとの感度係数を決定する。得られた感度係数を用いて、試料中の窒素含有量を計算する。
塗膜中の窒素原子含有量は、JIS M8819:1997に準拠し、全自動元素分析装置(PerkinElmer社製2400II)を使用し、以下の測定手順で行った。
まず、2mg〜3mgの試料を用意し、キャリアガスとしてのヘリウム雰囲気下、約950℃の燃焼管に純粋な酸素を送り込み、該試料を構成する化合物を完全に燃焼させ、該化合物の炭素原子(C)をCO2に、窒素原子(N)をN2に、水素原子(H)をH2Oに変換させる。余分な酸素は、還元管の還元銅により酸化銅に変換し、ハロゲンと硫黄は、銀粒カラムを通してハロゲン化銀、硫化銀に変換し、それぞれトラップされる。よって、完全燃焼後に残る気体は、CO2、N2、H2O及びヘリウムの混合気体である。該混合気体は、測定セル中を順に通り抜ける。なお、測定セルにはフィラメントが置かれている。H2Oの吸収管を混合気体が通り、H2Oを取り除く。その前後には測定セルがあり、抵抗値の差が計数に変換され出力される。次いで、CO2の吸収管を気体が通り、CO2を取り除く。同様に、その前後の抵抗値の差が計数に変換され出力される。また、N2の計数を求める際には、ディレイコイル中のヘリウムが先に測定セルに送られ、ヘリウムの抵抗値が測定され、その後、混合気体が測定セルに送られ、混合気体の抵抗値が測定される。この抵抗値の差が変換され、N2の計数値を算出する。既知の組成比を持つ標準物質によって得られた計数を用い、気圧による補正を行い、元素ごとの感度係数を決定する。得られた感度係数を用いて、試料中の窒素含有量を計算する。
*4 表面調整剤,DISPERBYK−161,BYK−Chemie社製,固形分:30%.
*5 顔料,TI−PURE R−960,デュポン(株)社製,二酸化チタン.
*6 顔料,MA−100,三菱化学(株)社製,カーボンブラック.
*7 顔料,F.X1690,東洋アルミニウム(株)社製,有機物により表面処理されたアルミニウムペースト.
*5 顔料,TI−PURE R−960,デュポン(株)社製,二酸化チタン.
*6 顔料,MA−100,三菱化学(株)社製,カーボンブラック.
*7 顔料,F.X1690,東洋アルミニウム(株)社製,有機物により表面処理されたアルミニウムペースト.
Claims (4)
- プラスチック基材と該プラスチック基材の表面に形成された塗膜とを有する塗装体であって、該塗膜が、セルロース誘導体を含む塗料であって、該セルロース誘導体がニトロセルロースと、アクリル変性セルロース誘導体、ポリエステル変性セルロース誘導体又はポリウレタン変性セルロース誘導体とを含む塗料により得られ、且つ下記式(I):
X−Y = ΔH ≦ 2等級 ・・・ (I)
[式中、Xは、薬品処理前の鉛筆硬度であり、Yは、薬品処理後の鉛筆硬度であり、ΔHは、薬品処理前後での鉛筆硬度の等級差であり、ここで、薬品処理とは、塗装体の塗膜表面に紫外線吸収剤を含む日焼け止め剤を2.0g/100cm2の割合で塗布し、その後、60±2℃の温度にて5時間放置する処理であり、鉛筆硬度とは、JIS K 5600−5−4:1999(ISO/DIS 15184:1996)に準拠して測定される鉛筆硬度である]の関係を満たし、
前記アクリル変性セルロース誘導体が、ニトロセルロース又は酢酸酪酸セルロースにアクリル成分をグラフト重合又は単に結合させて得られる化合物であり、
前記ポリエステル変性セルロース誘導体が、ニトロセルロース又は酢酸酪酸セルロースにポリエステル成分をグラフト重合又は単に結合させて得られる化合物であり、
前記ポリウレタン変性セルロース誘導体が、ニトロセルロース又は酢酸酪酸セルロースの水酸基にイソシアネートプレポリマーを反応させて得られる化合物であることを特徴とする塗装体。 - 前記塗膜が、窒素原子を0.2〜13質量%含むことを特徴とする請求項1に記載の塗装体。
- 前記塗料が、セルロース誘導体以外の樹脂であって、ガラス転移温度が50℃以上の樹脂を更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の塗装体。
- 前記塗料が、顔料を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の塗装体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012265609A JP5560317B2 (ja) | 2012-12-04 | 2012-12-04 | 塗装体 |
PCT/JP2013/070491 WO2014087698A1 (ja) | 2012-12-04 | 2013-07-29 | 塗装体及び該塗装体に用いる樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012265609A JP5560317B2 (ja) | 2012-12-04 | 2012-12-04 | 塗装体 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014118250A Division JP2014208827A (ja) | 2014-06-09 | 2014-06-09 | 塗装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014109025A JP2014109025A (ja) | 2014-06-12 |
JP5560317B2 true JP5560317B2 (ja) | 2014-07-23 |
Family
ID=51029846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012265609A Active JP5560317B2 (ja) | 2012-12-04 | 2012-12-04 | 塗装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5560317B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7296134B2 (ja) * | 2018-03-28 | 2023-06-22 | 学校法人東京理科大学 | 液晶材料、液晶フィルム及びその製造方法、センサー、並びに、光学素子 |
CN110183698B (zh) * | 2019-06-28 | 2021-11-16 | 陕西科技大学 | 一种hec/cnc/聚多异氰酸酯复合膜及其制备方法和应用 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56163159A (en) * | 1980-05-20 | 1981-12-15 | Kansai Paint Co Ltd | Composition for coating |
JPS60110766A (ja) * | 1983-11-19 | 1985-06-17 | Nippon Paint Co Ltd | 溶剤型常乾2液ウレタン塗料組成物 |
JPS60163937A (ja) * | 1984-02-07 | 1985-08-26 | Dainippon Ink & Chem Inc | プラスチツクス塗装用樹脂組成物 |
JPS60196342A (ja) * | 1984-03-19 | 1985-10-04 | 株式会社きもと | 耐スクラツチ性ポリエステルフイルム |
JPS6454014A (en) * | 1987-08-25 | 1989-03-01 | Nippon Oils & Fats Co Ltd | Production of graft copolymer resin |
JP2011168681A (ja) * | 2010-02-17 | 2011-09-01 | Kaneka Corp | フッ素系(メタ)アクリル樹脂、そのフッ素系樹脂組成物、そのフッ素系樹脂フィルムおよびフッ素系樹脂積層アクリル系樹脂フィルム |
JP2012097248A (ja) * | 2010-10-06 | 2012-05-24 | Kaneka Corp | 熱成形用フィルム向け硬化性樹脂組成物とこの樹脂組成物を積層した熱成形用フィルム |
JPWO2012090767A1 (ja) * | 2010-12-28 | 2014-06-05 | 株式会社カネカ | 熱成形用フィルム向け硬化性樹脂組成物とこの樹脂組成物を積層した熱成形用フィルム |
-
2012
- 2012-12-04 JP JP2012265609A patent/JP5560317B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014109025A (ja) | 2014-06-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5905167B2 (ja) | ポリオレフィン樹脂水性分散体 | |
JP5060202B2 (ja) | 光輝性塗膜形成方法 | |
JP6770812B2 (ja) | 複層塗膜形成方法 | |
JP2018171614A (ja) | 複層塗膜形成方法 | |
EP2216359A1 (en) | Method for forming a coating film | |
JP7315530B2 (ja) | 複層塗膜形成方法 | |
WO2020137161A1 (ja) | クリヤー塗料組成物及びクリヤー塗膜の形成方法 | |
KR940011198B1 (ko) | 폴리올레핀계 수지성형품의 도장방법 | |
JP2015112565A (ja) | 積層塗膜の形成方法 | |
JP5560317B2 (ja) | 塗装体 | |
JP2016000770A (ja) | ベース塗料組成物 | |
JP6153227B2 (ja) | 塗料組成物及び塗装物品 | |
JP5787452B2 (ja) | 樹脂組成物及びそれを用いた塗装体 | |
JP5761872B2 (ja) | 樹脂組成物及びそれを用いた塗装体 | |
JP5564592B1 (ja) | 樹脂組成物及びそれを用いた塗装体 | |
JP4482803B2 (ja) | 成形用積層シート | |
JP2013215887A (ja) | 金属調プラスチック及びプラスチックの塗装方法 | |
JP2006037072A (ja) | プライマー兼用ベース塗料組成物、加飾成形品の製造方法及び加飾成形品 | |
JP2014208827A (ja) | 塗装体 | |
WO2014087698A1 (ja) | 塗装体及び該塗装体に用いる樹脂組成物 | |
JPH10140073A (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
JP7078331B2 (ja) | 塗料組成物 | |
JPH05117574A (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
WO2011097478A1 (en) | A resin for use in a coating composition | |
EP1731581B1 (en) | Powder coating composition |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140523 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140609 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5560317 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |