JP5558168B2 - 燃焼器及びガスタービン - Google Patents

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Description

本発明は、燃焼器及びガスタービンに関するものである。
周知のように、ガスタービンに用いられる燃焼器として、ガス焚き、油焚き、およびガス焚きと油焚きとの両方が可能なデュアル方式のものがある。このうち、油焚きが可能な燃焼器において、例えば、燃焼器中心軸回りに間隔を空けて複数配設されたノズルの燃料油供給系として、各ノズルの内部に基端側から先端側に燃料油を供給する油供給管を配設すると共に、各ノズルの基端側を支持するノズル管台に油室を形成して複数の油供給管に連通させたものがある。
この種の燃焼器においては、油焚きの停止時や、デュアル方式では、油焚きからガス焚きへの切替時に、燃料油を油室から十分に除去しなければならない。なぜならば、油室に燃料油が残存すると、車室側からの伝熱によって油室の燃料油が炭化(コーキング)してしまい、ノズル先端側の燃料油吐出部や油供給管を閉塞させてしまうからである。このような閉塞が生じるとガスタービンの運転を中止して清掃作業を行わなければならず、ガスタービンの運転効率を低下させてしまう。
下記特許文献1では、油室の軸方向の断面形状を十字星形とし、曲面を伝わらせて燃料供給路に至る穴に燃料を導き、この燃料を圧縮空気で吹き飛ばして排出することにより、燃料の残存量の低減を図っている。
特開2003−307309号公報
しかしながら、従来の技術においては、油室の燃料油の除去が十分でないという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、油室の燃料油を十分に除去することを課題とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る燃焼器は、燃焼器中心軸周りの周方向に間隔を空けて複数設けられ、それぞれ前記燃焼器中心軸から径方向に間隔を空けて前記燃焼器中心軸に沿って軸方向に延在するノズルと、前記複数のノズルの前記軸方向の基端側に設けられ、前記複数のノズルを支持するノズル管台とを備え、前記ノズルは、前記軸方向の基端側の油流入部から先端側に向けて燃料油を供給する油供給管を有し、前記ノズル管台は、外部から前記燃料油が供給されると共に前記油流入部が少なくとも二以上設けられた油室を有しており、前記油室は、前記径方向の外端部のうち前記周方向に互いに隣接する二つの前記油流入部の間において前記径方向の内端部側に向けて凸に形成されて前記二つの油流入部に向けて前記周方向に傾斜する周方向傾斜部と、前記周方向傾斜部に連続して形成され、前記軸方向に見て前記油流入部の周囲で軸方向の一方に向けて凸に形成され、前記油流入部に向かうように前記軸方向に傾斜する軸方向傾斜部とを具備することを特徴とする。
この構成によれば、油室が周方向傾斜部を具備するので、油室から燃料油を排出する際に、周方向傾斜部が周方向に隣接する二つの油流入部のうち少なくとも一方側に燃料油を案内する。また、油室が軸方向傾斜部を具備するので、軸方向傾斜部が軸方向傾斜部上の燃料油を軸方向の油流入部に向けて案内する。換言すれば、周方向に隣接する二つの油流入部の間の燃料油を、これら二つの油流入部のうち少なくとも一方側に向けて案内し、軸方向傾斜部に到達した燃料油を油流入部に向けて案内する。これにより、燃料油が油流入部側に集められて排出されるので、燃料油を十分に除去することが可能となる。
特に、例えば、燃焼器中心軸が水平方向に対して傾いており、油供給管の油流入部側(上流側)が下流側よりも高くなっている場合には、燃焼器の軸方向において油流入部よりも下流側に燃料油が残存し易くなるが、軸方向傾斜部によって油流入部に燃料油を案内するので、燃料油を十分に除去することが可能となる。
また、前記軸方向傾斜部の傾斜面と前記燃焼器中心軸とのなす角度は、前記燃焼器中心軸と水平方向とのなす角度よりも大きくなっていることを特徴とする。
この構成によれば、軸方向傾斜部の傾斜面と前記燃焼器中心軸とのなす角度が燃焼器中心軸と水平方向とのなす角度よりも大きくなっているので、燃料油をより確実に除去することが可能となる。
また、前記油流入部は、前記径方向において前記油室の外端部に接していることを特徴とする。
この構成によれば、油流入部が油室の外端部に接しているので、径方向において油流入部と油室の外端部との間のギャップに燃料油が残存することを抑止することができる。
また、前記油流入部は、前記軸方向に開口する基端開口を有することを特徴とする。
この構成によれば、油流入部が軸方向に開口する基端開口を有するので、簡素な構成で油供給管の内部に燃料油を流入させることが可能となる。
また、前記油流入部は、前記軸方向と交差する方向に穿孔された横抜孔を有することを特徴とする。
この構成によれば、油流入部が軸方向と交差する方向に穿孔された横抜孔を有するので、軸方向と交差する方向から油供給管の内部に燃料油を流入させることが可能となる。
また、前記油室は、前記径方向の内端部が円環状に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、油室の内端部が円環状に形成されているので、油室の内端部側の燃料油が内端部に沿って下方側に案内される。これにより、最終的に燃料油が油流入部側に集められて排出されるので、燃料油を十分に除去することが可能となる。
また、前記ノズル管台は、前記油室を複数有することを特徴とする。
この構成によれば、油室を複数有するので、一の油室に燃料油を供給すると共に他の油室に燃料油の供給を停止することにより、燃料油を供給した油室に対応するノズルからのみ燃料油を吐出させて、部分負荷運転を容易にすることができる。さらに、複数の油室のそれぞれにおいて燃料油が残存することを抑止するので、部分負荷運転と定格負荷運転、部分負荷運転と運転停止の相互切替を迅速に行うことができる。
また、前記ノズル管台は、前記周方向傾斜部を有する第一の部材と、前記軸方向傾斜部を有し、前記第一の部材に軸方向に重ねられて前記油室を画定する第二の部材とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、ノズル管台が周方向傾斜部を有する第一の部材と軸方向傾斜部を有する第二の部材とを備えるので、簡素な構造となって組立性及び加工性を良好にすることができる。
また、前記第一の部材は、前記油流入部に対向し、前記第二の部材は、前記油供給管が挿通していることを特徴とする。
この構成によれば、第一の部材が油流入部に対向すると共に、第二の部材に油供給管が挿通しているので、簡素な構造となって組立性及び加工性を良好にすることができる。
さらに、圧縮機と燃焼器とタービンとを備えるガスタービンであって、前記燃焼器は、上記のうちいずれかの燃焼器であることを特徴とする。
本発明に係るガスタービンによれば、上記のうちいずれかの燃焼器を備えるので、油焚きの停止時や、デュアル方式では、油焚きからガス焚きへの切替時において、燃焼器の油室の燃料油を十分に除去することができる。これにより、炭化した燃料油によって燃料油供給系が閉塞してしまうことを防止することができる。また、起動時、およびデュアル方式では、ガス燃料の供給不安定時、バックアップ運転時等において油焚きを迅速かつ安定して行うができると共に、ガスタービンの運転安定性を高めることができる。
本発明に係る燃焼器によれば、油室の燃料油を十分に除去することができる。
また、本発明に係るガスタービンによれば、油室の燃料油を十分に除去することができ、運転安定性を高めることができる。
本発明の第一実施形態に係るガスタービン1の全体構成を示す概略構成断面図である。 本発明の第一実施形態に係る燃焼器10の拡大断面図である。 本発明の第一実施形態に係るノズル管台20の分解斜視図である 本発明の第一実施形態に係るノズル管台20の縦断面図である。 本発明の第一実施形態に係る管台本体30を示す概略図であって、図3におけるI矢視図である。なお、図5において、図4の断面に相当する部位にIII-III線を示している。 本発明の第一実施形態に係る蓋体40を示す概略図であって、図3におけるII矢視図である。なお、図6において、図4の断面に相当する部位にIV-IV線を示す。 本発明の第一実施形態に係る第一の作用説明図であって、回転中心軸P1の方向と重力方向とが一致した姿勢の燃焼器10を示している。 本発明の第一実施形態に係る第二の作用説明図であって、回転中心軸P1の方向と重力方向とが一致した姿勢の燃焼器10を示している。 本発明の第一実施形態に係る第三の作用説明図であって、図7のVI−VI線断面図である。 本発明の第一実施形態に係る第四の作用説明図であって、回転中心軸P1の方向と重力方向とが一致しない姿勢の第一の燃焼器10を示している。 本発明の第一実施形態に係る第五の作用説明図であって、回転中心軸P1の方向と重力方向とが一致しない姿勢の第二の燃焼器10を示している。 本発明の第二実施形態に係るノズル管台50の概略構成図である。 本発明の第二実施形態に係るノズル管台50の変形例であるノズル管台50Aの概略構成図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態に係るガスタービン1の全体構成を示す概略構成断面図である。
図1に示すように、このガスタービン1は、ロータ1aの回転中心軸P1が水平方向に向けられており、圧縮機2と複数の燃焼器10とタービン3とで概略構成されている。
圧縮機2は、空気を作動流体として取り込んで圧縮空気Aを生成する。
複数の燃焼器10は、図1に示すように、圧縮機2の出口に連通しており、圧縮機2から供給された圧縮空気Aに燃料を混合すると共に燃焼させて高温・高圧の燃焼ガスBを発生させる。
タービン3は、燃焼器10から送り出された燃焼ガスBの熱エネルギをロータ1aの回転エネルギに変換する。そして、この回転エネルギがロータ1aに連結された発電機(不図示)に伝達されるようになっている。
なお、各燃焼器10は、ガスタービン1におけるロータ1aの回転中心軸P1に対して、それぞれの燃焼器中心軸P2を、燃焼器10の入口側が出口側よりも、回転中心軸P1の径方向に離れる側に傾けた状態で放射状に配設されている。このとき、図2に示すように、燃焼器中心軸P2と回転中心軸P1(水平方向)とのなす角度をCとする。
図2は、燃焼器10の拡大断面図である。
各燃焼器10は、ガス焚きのほかに油焚きが可能なデュアル方式のものであり、図2に示すように、外筒11と、内筒12と、パイロットノズル13と、メインノズル14と、尾筒15とを備えている。なお、第一実施形態では、例示的にパイロットノズル13とメインノズル14とを有するデュアル方式の燃焼器10について説明しているが、油焚きが可能な燃料ノズルの構成であれば、特に限定されるものではない。
以下の説明においては、特に言及しない限り、燃焼器10の中心軸方向(燃焼器中心軸P2方向)を単に「軸方向」と、燃焼器中心軸P2周りを単に「周方向」と、燃焼器10の径方向を単に「径方向」という。
外筒11は、その中心軸を燃焼器中心軸P2に重ねており、軸方向一端側の外周から径方向外方側に延出するフランジ11fが車室ケーシング1bに固定されている。この外筒11の軸方向他端側の基端部11a側には、メインノズル14に燃料ガス及び燃料油を供給する燃料供給部10aとメインノズル14を支持するノズル管台20(後述する。)とが配設されている。
内筒12は、外筒11よりも小径に形成されており、その中心軸を燃焼器中心軸P2に重ねている。この内筒12は、基端開口部12b側から放射状に延出した支持部12f等を介して外筒11に固定されている。
このような内筒12は、図2に示すように、外筒11との間隙が圧縮空気Aの流路とされており、外筒11の基端部11a側の基端開口部12bから圧縮空気Aが内部に導入される。
パイロットノズル13は、長尺状に形成されており、燃焼器中心軸P2上に配設されている。このパイロットノズル13は、基端13b側をノズル管台20等に支持されており、先端13a側を内筒12に囲繞されている。このようなパイロットノズル13は、燃料供給部10aから基端13b側に供給された燃料ガス又は燃料油により、先端13a側にパイロット炎を形成する。
メインノズル14は、長尺状に形成されており、周方向に間隔を空けて複数(例えば、八本)配設されている。これら複数のメインノズル14は、それぞれ基端14b側がノズル管台20に支持されており、燃焼器中心軸P2から径方向に間隔を空けて軸方向に延在している。
各メインノズル14は、基端14b側から燃料が供給されると共に、先端14a側から燃料を吐出して、圧縮空気と燃料との予混合気を生成する。メインノズル14の内部にはガス供給管(不図示)と油供給管19とが配設されており、これらガス供給管(不図示)と油供給管19とを介して、基端14b側から先端14a側まで燃料ガス及び燃料油が供給される。
尾筒15は、基端開口15bが内筒12の先端開口部12a側に接続されると共に、先端開口15aがタービン3に連通している。この尾筒15は、メインノズル14で生成された予混合気を燃焼させ、火炎(不図示)を形成する。
図3は、ノズル管台20の分解斜視図であり、図4は、ノズル管台20の縦断面図である。
図3に示すように、ノズル管台20は、円盤状に形成された管台本体(第一の部材)30と、蓋体40(第二の部材)とを備えている。このノズル管台20は、その中心軸を燃焼器中心軸P2に重ねて外筒11(図2参照)に配設されており、管台本体30と蓋体40とによって画定された環状の油室21を備えている。
図5は、図3におけるI矢視図である。なお、図5において、図4の断面に相当する部位にIII-III線を示す。
図4及び図5に示すように、管台本体30には、パイロットノズル13が挿通する中心貫通孔31と、この中心貫通孔31を同心状に囲繞する内周溝32と油溝33と外周溝34とが形成されている。
図5に示すように、油溝33は、平面視において、歯車状に形成され、管台本体30の径方向における外端部33aが凹凸状に形成されると共に内端部33dが円環状に形成されている。
外端部33aは、図5に示すように、管台本体30の径方向外方側に向けて凹に形成された管配設部33bと、管台本体30の径方向内方側に向けて凸に形成された周方向傾斜部33cとが管台本体30の周方向に連続した構成となっている。
管配設部33bは、図5に示すように、平面視において、管台本体30の径方向外方側に向けて円弧状に窪んでおり、曲率半径が油供給管19の外半径と略同大となっている。この管配設部33bは、管台本体30の周方向に等ピッチに八つ形成されている。
周方向傾斜部33cは、図5に示すように、平面視において、径方向内方側に向けて円弧状に突出しており、曲率半径が管配設部33bの曲率半径に比べて大きく形成されている。この周方向傾斜部33cは、相互に隣接する二つの管配設部33bを滑らかに接続している。
このような油溝33の溝底面33eは、図4に示すように、軸方向における同位置に延在している。
図5に示すように、油溝33と外周溝34との間の画壁30aには、管配設部33bの縁部において一段低く形成されて、後述する蓋体40の突出部42を受ける円弧状の受け部30bが形成されている。
また、図4に示すように、管台本体30の下面30cには、油溝33に連通すると共に燃料供給部10a(図2参照)に接続された燃料油供給孔30dが形成されている。
図6は、図3におけるII矢視図であり、図7は、図6におけるV−V線断面図である。なお、図6において、図4の断面に相当する部位にIV-IV線を示す。
図6に示すように、蓋体40は、平面視において、油溝33の相似形に形成された板部41と、板部41のうち蓋体40の径方向外方側に向けて突出する部位において軸方向に突出した突出部42とを備えている。
板部41は、蓋体40の径方向外方側における外端部40aの全周長が油溝33の外端部33aの全周長よりも大きく、径方向内方側における内端部40dの全周長が油溝33の内端部33dの全周長よりも小さく形成されている。
突出部42は、図6に示すように、平面視で略扇形に形成されており、図4に示すように、蓋体40の径方向外方側において厚さが一定に形成された筒部42bと、筒部42bの径方向内方側に円弧状に広がって筒部42bから離間するに従って漸次厚みが薄くなる軸方向傾斜部42aとを備えている。ここで、図4に示すように、縦断面における軸方向傾斜部42aの傾斜面と燃焼器中心軸P2とのなす角度Dは、燃焼器中心軸P2と回転中心軸P1とのなす角度Cよりも大きくなっている。
この蓋体40は、図4に示すように、突出部42を管台本体30に向けて油溝33を覆っており、管台本体30に溶接で固定されている。
より詳細には、図4に示すように、管台本体30の受け部30bに筒部42bを突き合わせると共に、周方向に隣接する二つの周方向傾斜部33c(図5参照)に軸方向傾斜部42aを嵌合させて(図6参照)、軸方向傾斜部42aの周方向傾斜端面42dを周方向傾斜部33cに密着させている。
この状態においては、管台本体30の周方向において、周方向傾斜部33cと軸方向傾斜部42aとが連続する構成となっている。また、管台本体30の軸方向において、蓋体40の突出部42における筒部42bの貫通孔42cが、図5に示すように、管台本体30の管配設部33bに重なるように位置している。
このような構成により、管台本体30と蓋体40とで油室21が画定されている。
図4に示すように、ノズル管台20の八つの貫通孔42cには、八つのメインノズル14の各油供給管19の基端部分に形成された油流入部19aが、Oリング等(不図示)を介して液密に挿入されている(図4参照)。
油流入部19aは、軸方向に開口する基端開口19bと、それぞれ油供給管19の外表面において油供給管19の径方向に穿孔された多数の横抜孔19cとを有している。
各油流入部19aは、基端開口19bが管台本体30に近接対向する位置まで挿入されており、図5に示すように、軸方向に見て管配設部33bに重なる貫通孔42cに挿入されることで、油流入部19aの外周面を管配設部33bの内周面に接触させている。換言すれば、油供給管19のうち油流入部19a及び横抜孔19cよりも下流側が、軸方向傾斜部42aによって囲繞されている。
このような構成により、油室21には、八つの油流入部19aが配設されており、各油供給管19と油室21とによって燃料油供給系が構成されている。
上記構成からなるノズル管台20の油室21においては、内端部33d側に向けて凸になった周方向傾斜部33cが、外端部33aのうち周方向に互いに隣接する二つの油流入部19aの間に位置すると共に、これら二つの油流入部19aに向かうように周方向に傾斜している。
また、油室21の軸方向傾斜部42aが、軸方向に見て油流入部19aの周囲で軸方向の管台本体30に向けて凸になっており、油流入部19aに向かうように軸方向に傾斜している。
そして、油室21の内端部33dが外端部33a側に向けて凸になって管台本体30の周方向に傾斜している。
各ノズル管台20は、図5及び図6に示すように、回転中心軸P1に対して同様の姿勢となるように配設されている。なお、図1に示すように、複数の燃焼器10が、回転中心軸P1に対して、それぞれの燃焼器中心軸P2を傾けた状態で放射状に配設されていることから、各ノズル管台20の重力方向に対する姿勢は、必ずしも一致しない。
次に、燃焼器10及びノズル管台20の動作について、主に図7から図11の作用説明図を参照して説明する。
油焚き運転の際においては、パイロットノズル13及びメインノズル14に対する燃料ガスの供給が停止され、それぞれに燃料供給部10aから燃料油(以下、符号Fを付す。)が供給される。
メインノズル14においては、燃料油供給孔30d(図4参照)から燃料油Fが油室21に充填され、この油室21に配設された油流入部19aから各メインノズル14の油供給管19内に燃料油Fが流入する。
以下の説明においては、まず回転中心軸P1の方向と重力方向とが一致した姿勢の燃焼器10の場合について説明する。
油焚き運転の停止又はガス焚き運転への切替時においては、油室21への燃料油Fの供給を停止する。そうすると、各油供給管19を介して燃料油Fが排出されていき、図7に示すように、油室21における燃料油Fの油面レベルLが下がっていく(油面レベルL1)。
油面レベルLが低下するに従って、内端部33dのうち油面よりも上方に位置する部分が増加する。内端部33dにおいて油面よりも上方に燃料油f1が一時的に残存すると、図7に示すように、内端部33dの周方向に傾斜した表面に沿って燃料油f1が周方向下方側に案内され、油面に落下して合流する。
さらに、油面レベルLが低下すると、最下方に位置する周方向傾斜部33cが油面の上方に位置するようになり、図7及び図8に示すように、この周方向傾斜部33cの周方向両側に二つの油溜りOが形成される(油面レベルL2)。
この油溜りOは、下方側の一部を周方向傾斜部33cによって区画されていることから、油溜りOの油量が少なくなるに従って油溜りOの油面が漸次周方向に縮小される。また、下方側の一部を軸方向傾斜部42aによって区画されていることから、油溜りOの油量が少なくなるに従って油溜りOの油面が漸次軸方向(管台本体30側)に縮小される(図9参照)。
図7及び図8に示すように、各油溜まりOに周方向に隣接する二つの周方向傾斜部33cにおいて、油面よりも上方に位置する部分に燃料油f2が一時的に残存すると、周方向傾斜部33cの周方向に傾斜した表面に沿って燃料油f2が周方向下流側に流れる。この燃料油f2が軸方向傾斜部42aに到達すると、図9に示すように、軸方向傾斜部42aの表面に沿って軸方向の管台本体30側に流れて、油流入部19aが位置する油溜まりOに合流する。
このようにして燃料油Fが油流入部19aに向けて集められる。
図9に示すように、油流入部19a側に集められた燃料油Fは、基端開口19b(図4参照)及び横抜孔19cから油供給管19の内部に順次流入し、油室21から排出される。
油溜まりOの油量が十分に少なくなった後に、燃料供給部10a等から高圧の空気等を供給して燃料油Fを油供給管19の内部に吹き飛ばすと共に、先端側の燃料吐出部から排出する。この際、油流入部19aの外周面が管配設部33bの内周面に接していることから、油流入部19aの外周面と管配設部33bの内周面との間のギャップに燃料油Fが残存し難い。
同様に、図10及び図11に示すように、回転中心軸P1の方向と重力方向とが一致しない姿勢の各燃焼器10においても燃料油Fが十分に除去される。すなわち、各ノズル管台20の油室21において、油溜まりOが形成されると共に、燃料油Fが周方向及び軸方向において油流入部19a側に集められ、油供給管19を介して油室21から排出される。
このようにして各燃焼器10におけるノズル管台20の油室21から燃料油Fを十分に除去する。
以上説明したように、本第一実施形態に係る燃焼器10によれば、油室21が周方向傾斜部33cを具備するので、油室21から燃料油Fを排出する際に、周方向傾斜部33cが周方向に隣接する二つの油流入部19aのうち少なくとも一方側に燃料油F(f2)を案内する。また、油室21が軸方向傾斜部42aを具備するので、軸方向傾斜部42aが軸方向傾斜部42a上の燃料油F(f2)を軸方向の油流入部19aに向けて案内する。換言すれば、周方向に隣接する二つの油流入部19aの間の燃料油F(f2)を、これら二つの油流入部19aのうち少なくとも一方側に向けて案内し、軸方向傾斜部42aに到達した燃料油F(f2)を油流入部19aに向けて案内する。これにより、燃料油F(f2)が油流入部19a側に集められて排出されるので、油室21の燃料油Fを十分に除去することが可能となる。
また、回転中心軸P1に対して燃焼器中心軸P2を傾けて複数の燃焼器10を放射状に用いた場合等には、各燃焼器10において重力方向に対する姿勢がそれぞれ異なることとなるが、全ての姿勢において燃料油Fを十分に除去することが可能である。
特に、燃焼器10の燃焼器中心軸P2が水平方向に対して傾いており、油供給管19の油流入部19a側が下流側よりも高くなっている場合には、軸方向において油流入部19aよりも下流側に燃料油Fが残存し易くなるが、軸方向傾斜部42aの傾斜面と軸方向とのなす角度Dは、燃焼器中心軸P2と回転中心軸P1とのなす角度Cよりも大きくなっていることから、軸方向傾斜部42aによって油流入部19aに燃料油Fを案内するので、軸方向下流側に燃料油Fを溜めることなく、燃料油Fをより確実に除去することが可能となる。
なお、回転中心軸P1が水平方向に向けられていないガスタービンにおいても、軸方向傾斜部42aの傾斜面と燃焼器中心軸P2とのなす角度Dが、燃焼器中心軸P2と水平方向とのなす角度Cよりも大きくなっていれば、燃料油Fをより確実に除去することが可能である。
また、油流入部19aの外周面が油室21の管配設部33bの内周面に接しているので、径方向において油流入部19aの外周面と管配設部33bの内周面との間のギャップに燃料油Fが残存することを抑止することができる。
また、油流入部19aが軸方向に開口する基端開口19bを有するので、簡素な構成で油供給管19の内部に燃料油Fを流入させることが可能となる。
また、油流入部19aが軸方向と交差する方向に穿孔された横抜孔19cを有するので、基端開口19bよりも油供給管19の下流側から油供給管19に燃料油Fを流入させることが可能となる。特に、燃焼器10の燃焼器中心軸P2が水平方向に対して傾いており、油供給管19の油流入部19a側が下流側よりも高くなっている場合には、軸方向において油流入部19aよりも下流側に燃料油Fが残存し易くなるが、油供給管19の下流側から油供給管19に燃料油Fを流入させることが可能となるので、軸方向下流側に燃料油Fを溜めることなく、燃料油Fを十分に除去することが可能となる。
また、油室21の内端部33dが外端部33a側に向けて凸に形成されて周方向に傾斜しているので、油室21の内端部33d側の燃料油F(f1)が内端部33dに沿って下方側に案内される。これにより、最終的に燃料油F(f1)が油流入部19a側に集められて排出されるので、燃料油F(f1)を十分に除去することが可能となる。
また、ノズル管台20が周方向傾斜部33cを有する管台本体30と軸方向傾斜部42aを有する蓋体40とを備えるので、簡素な構造となって組立性及び加工性を良好にすることができる。
また、管台本体30が油流入部19aに対向すると共に、蓋体40に油供給管19が挿通しているので、簡素な構造となって組立性及び加工性を良好にすることができる。
さらに、ガスタービン1によれば、燃焼器10を備えるので、油焚きからガス焚きへの切替時や油焚きの停止時において、燃焼器10の油室21の燃料油Fを十分に除去することができる。これにより、炭化した燃料油Fによって燃料油供給系が閉塞してしまうことを防止することができる。また、起動時、およびデュアル方式では、ガス燃料の燃料供給不安定時、バックアップ運転時等において油焚きを迅速かつ安定して行うができると共に、ガスタービン1の運転安定性を高めることができる。
(第二実施形態)
図12は、本発明の第二実施形態に係るノズル管台50の概略構成図である。なお、図12において、図1〜図11と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
図12に示すように、ノズル管台50は、五つのメインノズル14(図2参照)に対応して形成された油室51と、三つのメインノズル14に対応して形成された油室52とを備えている。
油室51は、回転中心軸P1側に形成されており、ノズル管台20の周方向に半円弧状に延在している。
この油室51は、径方向外方側の外端部51aに五つの管配設部33bを備えており、各管配設部33bの間を周方向傾斜部33cが滑らかに接続している。
また、径方向内方側の内端部51dは、外端部51aに向けて略半円弧状に凸に形成されており、五つの管配設部33bのうちの周方向両端における二つの管配設部33bに連続している。
油室52は、径方向において油室51の対となる位置に形成されており、ノズル管台50の一接線方向に延在している。
この油室52は、径方向外方側の外端部52aに三つの管配設部33bを備えており、各管配設部33bの間を周方向傾斜部33cが滑らかに接続している。
また、径方向内方側の内端部52dは、外端部52aに向けて凸になるように、僅かにくの字状に屈曲して形成されており、三つの管配設部33bのうちの周方向両端における二つの管配設部33bに連続している。
油室51,52における各々の両端の突出部43は、軸方向傾斜部42aの幅が狭く形成されており、それぞれ油室51,52と嵌合している。
本第二実施形態に係るノズル管台50によれば、上述したノズル管台20と同様の効果を得ることができる他、油室51の内端部51dにおいて油面よりも上方に一次的に残存した燃料油F(f1)が、内端部51dの表面に沿って下方側の突出部43に案内され、この突出部43の軸方向傾斜部42aに到達した燃料油F(F1)が油流入部19aに向けて案内される。
また、重力方向に対する姿勢が異なる燃焼器10において、油室52よりも油室51が上方側に位置したとしても、内端部52dにおいて油面よりも上方に一次的に残存した燃料油F(f1)が、内端部52dの表面に沿って下方側の突出部43に案内され、この突出部43の軸方向傾斜部42aに到達した燃料油Fが油流入部19aに向けて案内される。これにより、燃料油Fが油流入部19a側に集められて排出されるので、油室51の燃料油Fを十分に除去することが可能となる。
これらにより、重力方向に対する姿勢によらず、燃料油Fが油流入部19a側に集められて排出されるので、油室51,52の燃料油Fを十分に除去することが可能となる。
そして、複数の油室51,52のうち一方に燃料油Fを供給すると共に他方に燃料油Fの供給を停止することにより、燃料油Fを供給した一方に対応するメインノズル14からのみ燃料油Fを吐出させて、部分負荷運転を容易にすることができる。さらに、複数の油室51,52のそれぞれにおいて燃料油Fが残存することを抑止するので、部分負荷運転と定格負荷運転、部分負荷運転と運転停止の相互切替を迅速に行うことができる。
図13は、上述したノズル管台20の変形例であるノズル管台50Aの要部拡大断面図である。なお、図13において、図1〜図12と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
図14に示すように、ノズル管台50Aは、油室51,52が共に四つのメインノズル14(図2参照)に対応して形成されたものであり、油室51,52にそれぞれ四つの油流入部19aが配設されている。
この構成によっても上述したノズル管台50Aと同様の効果を得ることができる。
なお、上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上述し第一、第二実施形態においては、油流入部19aを八つ設ける構成としたが、複数であればその他の数であっても構わない。
上述した第一、第二実施形態においては、周方向傾斜部33cを円弧状に形成する構成としたが、第二実施形態の油室52における内端部52dのように、くの字状に形成する構成としても構わない。
また、第二実施形態の油室52における内端部52dを、油室51の内端部51dのように円弧状に形成しても構わない。さらに、周方向傾斜部33cや内端部33d,51d,52dを平面視において多角形状に形成して周方向に傾斜させる構成にしても構わない。
また、上述した第一、第二実施形態では、図4に示すように、軸方向傾斜部42aを断面視において直線状に形成したが、湾曲状に形成してもよいし、屈曲状に形成してもよい。
また、上述した第一、第二実施形態では、図4に示すように、軸方向傾斜部42aを平面視において円弧状に形成したが、その他の形状(例えば、平面視で三角状、多角形状に形成してもよい。
また、上述した第一、第二実施形態では、油流入部19aを基端開口19b及び横抜孔19cによって構成したが、いずれか一方のみで構成してもよい。
また、上述した実施形態では、油流入部19aを管台本体30側まで挿入する構成としたが、蓋体40側に配置させてもよい。この場合には、例えば管台本体30側に軸方向傾斜部42aを設ける構成にしてもよい。
また、ノズル管台20,50,50Aを円盤状に形成したが、油室を確定することができれば、どのような構成であっても構わない。例えば、形状を矩形状に形成してもよいし、複数の油室を設ける場合には油室毎に分割させてもよい。
1…ガスタービン
2…圧縮機
3…タービン
10…燃焼器
11…外筒
14…メインノズル
14a…先端
14b…基端
19…油供給管
19a…油流入部
19b…基端開口
19c…横抜孔
20…ノズル管台
21…油室
30…管台本体(第一の部材)
33a…外端部
33c…周方向傾斜部
33d…内端部
40…蓋体(第二の部材)
42a…軸方向傾斜部
50,50A…ノズル管台
51…油室
51a…外端部
51d…内端部
52…油室
52a…外端部
52d…内端部
F,f1,f2…燃料油
P2…燃焼器中心軸

Claims (11)

  1. 燃焼器中心軸周りの周方向に間隔を空けて複数設けられ、それぞれ前記燃焼器中心軸から径方向に間隔を空けて前記燃焼器中心軸に沿って軸方向に延在するノズルと、
    前記複数のノズルの前記軸方向の基端側に設けられ、前記複数のノズルを支持するノズル管台とを備え、
    前記ノズルは、前記軸方向の基端側の油流入部から先端側に向けて燃料油を供給する油供給管を有し、
    前記ノズル管台は、外部から前記燃料油が供給されると共に前記油流入部が少なくとも二以上設けられた油室を有しており、
    前記油室は、前記径方向の外端部のうち前記周方向に互いに隣接する二つの前記油流入部の間において前記径方向の内端部側に向けて凸に形成されて前記二つの油流入部に向けて前記周方向に傾斜する周方向傾斜部と、
    前記周方向傾斜部に連続して形成され、前記軸方向に見て前記油流入部の周囲で軸方向の一方に向けて凸に形成され、前記油流入部に向かうように前記軸方向に傾斜する軸方向傾斜部とを具備することを特徴とする燃焼器。
  2. 前記軸方向傾斜部の傾斜面と前記燃焼器中心軸とのなす角度は、前記燃焼器中心軸と水平方向とのなす角度よりも大きくなっていることを特徴とする請求項1に記載の燃焼器。
  3. 燃焼器中心軸周りの周方向に間隔を空けて複数設けられ、それぞれ前記燃焼器中心軸から径方向に間隔を空けて前記燃焼器中心軸に沿って軸方向に延在するノズルと、
    前記複数のノズルの前記軸方向の基端側に設けられ、前記複数のノズルを支持するノズル管台とを備え、
    前記ノズルは、前記軸方向の基端側の油流入部から先端側に向けて燃料油を供給する油供給管を有し、
    前記ノズル管台は、外部から前記燃料油が供給されると共に前記油流入部が少なくとも二以上設けられた油室を有しており、
    前記油室は、前記径方向の外端部のうち前記周方向に互いに隣接する二つの前記油流入部の間において前記径方向の内端部側に向けて凸に形成されて前記二つの油流入部に向けて前記周方向に傾斜する周方向傾斜部と、
    前記軸方向に見て前記油流入部の周囲で軸方向の一方に向けて凸に形成され、前記油流入部に向かうように前記軸方向に傾斜する軸方向傾斜部とを具備し、
    前記軸方向傾斜部の傾斜面と前記燃焼器中心軸とのなす角度は、前記燃焼器中心軸と水平方向とのなす角度よりも大きくなっていることを特徴とする燃焼器。
  4. 前記油流入部は、前記径方向において前記油室の外端部に接していることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の燃焼器。
  5. 前記油流入部は、前記軸方向に開口する基端開口を有することを特徴とする請求項1からのうちいずれか一項に記載の燃焼器。
  6. 前記油流入部は、前記軸方向と交差する方向に穿孔された横抜孔を有することを特徴とする請求項1からのうちいずれか一項に記載の燃焼器。
  7. 前記油室は、前記径方向の内端部が円環状に形成されていることを特徴とする請求項1からのうちいずれか一項に記載の燃焼器。
  8. 前記ノズル管台は、前記油室を複数有することを特徴とする請求項1からのうちいずれか一項に記載の燃焼器。
  9. 前記ノズル管台は、前記周方向傾斜部を有する第一の部材と、
    前記軸方向傾斜部を有し、前記第一の部材に軸方向に重ねられて前記油室を画定する第二の部材とを備えることを特徴とする請求項1からのうちいずれか一項に記載の燃焼器。
  10. 前記第一の部材は、前記油流入部に対向し、
    前記第二の部材は、前記油供給管が挿通していることを特徴とする請求項1からのうちいずれか一項に記載の燃焼器。
  11. 圧縮機と燃焼器とタービンとを備えるガスタービンであって、
    前記燃焼器は、請求項1から10のうちいずれか一項に記載の燃焼器であることを特徴とするガスタービン。
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