JP3861035B2 - 管部材接合構造及びこれを適用した燃焼器の燃料ノズル取付構造 - Google Patents

管部材接合構造及びこれを適用した燃焼器の燃料ノズル取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は管部材の接合構造に関し、特に、熱膨張の大きな構造部材に設けられる管部材、例えばガスタービン用燃焼器の燃料ノズルの取付などに好適する構造を提供することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】
発電用ガスタービンなどの熱機関では、全体の構造が大きいことと、稼働温度帯が高いことから、熱膨張の影響が顕著に発現する。熱膨張の程度は一様ではなく、部位によって異なる。すなわち稼働時に高温となる部位(以下「高温部位」と呼ぶ)に属する部材はそれ自身の熱膨張及びそれを支える部材の熱膨張により稼働時に大きく変位する。稼働時に高温部位ほどには温度が上昇しない部位(以下「低温部位」と呼ぶ)に属する部材は稼働時の熱膨張変位が比較的小さい。従って、高温部位に属する部材と低温部位に属する部材を接合する場合、熱膨張の差(熱伸び差)をどのように吸収あるいは抑制するかが一つの技術的課題となる。なお「高温」「低温」は相対概念であり、何度以上が高温で、何度以下が低温かといった絶対的な基準はない。
【0003】
上記熱伸び差は、例えば特開平10−205757号公報に記載されているような、ガスタービン用燃料ノズルの取付箇所で問題となり得る。というのは、ガスタービンの燃焼器で用いる燃料ノズルは燃料油のコーキング(coking:乾留)現象を防ぐため、燃料油の供給路と燃焼室の間に断熱層が設けられている。そのため燃料ノズルの取付構造は低温部位に属する管部材と高温部位に属する管部材を接合した形になっているからである。
【0004】
高温部位に属する管部材と低温部位に属する管部材が内部に流体を通す役割を担っている場合は、接合部から熱伸び差に起因する流体漏れが生じないように対策を施す必要がある。図11はそのような対策を施した管部材接合構造の一例を示す正面図である。第1の管部材201と第2の管部材202は接合され、連通するが、第1の管部材201は低温部位に属し、第2の管部材202は高温部位に属する。矢印は非稼働時(冷却時)と稼働時(加熱時)の間における熱膨張による変位量を象徴的に表したものである。当然のことながら、高温部位に属する第2の管部材202の方が変位量が大きい。すなわち第1の管部材201と第2の管部材202との間には熱伸び差が存在する。
【0005】
第1の管部材201と第2の管部材202は、接合部となる端部にそれぞれフランジ203、204を有する。複数のボルト205がフランジ203、204を貫通し、貫通したところでナット206に螺合する。接合部にシール部材207を挿入し、ボルト205を締め付けて、接合部からの流体漏れを阻止する。
【0006】
図11のような管部材接合構造は、熱伸び差が小さければ問題は生じない。しかしながら熱伸び差の大きな箇所で用いた場合には、「非稼働―稼働」の熱サイクル毎にシール部材207に大きなストレスが発生し、シール部材207が早く劣化する。これが流体漏れに発展する。
【0007】
図12は別の流体漏れ防止対策を施した管部材接合構造の正面図である。ここでは第1の管部材201のフランジ203と第2の管部材202のフランジ204とを突き合わせ、その合わせ目をシール溶接している。接合構造としては図11のものよりも強固である。しかしながらこの構造においても、熱伸び差が大きく、熱サイクル毎にシール溶接部208に大きなストレスが発生するような状況下では、シール溶接部208に次第にクラックが入り、それが流体漏れに発展し、さらにはシール溶接部208の破断に至る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、熱伸び差を免れることのできない管部材同士を接合するに際し、流体漏れを確実に防ぐことのできる管部材接合構造を提供することにある。また、このような管部材接合構造を適用して、燃料漏れのおそれをなくした燃焼器の燃料ノズル取付構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、管部材を次のように接合するものとした。
【0010】
(1)内部に流体を通す第1の管部材及び第2の管部材を備え、前記第1の管部材には内フランジを形成し、この内フランジと前記第2の管部材とを突き合わせてその合わせ目をシール溶接するとともに、中心に貫通孔を、一端に外フランジを有する中空ボルトを前記第1の管部材の内部より前記第2の管部材の内面に螺合させ、前記外フランジを前記内フランジに係合させつつ中空ボルトの締め付けを行うことにより、前記内フランジと前記第2の管部材との間に面圧を発生させた。
【0011】
この構成によれば、シール溶接により接合部からの流体漏れがなくなる。これと併せ、中空ボルトにより第1の管部材の内フランジと第2の管部材との間に面圧を発生させたから、シール溶接部の熱応力を低減し、サイクル寿命を向上できる。またシール溶接部が圧縮力を受けているので、仮にクラックが発生したとしても流体漏れが生じない。
【0012】
(2)上記のような中空ボルトを用いた管部材接合構造において、中空ボルトの外周面と、内フランジ及び/又は第2の管部材の内周面の間にいんろう嵌合部を形成した。
【0013】
この構成によれば、中空ボルトの外周面と内フランジ及び/又は第2の管部材の内周面の嵌合によって熱伸び差の荷重をシール溶接部と分かち合うことができ、シール溶接部の熱応力をさらに低減することができる。
【0014】
(3)上記のような中空ボルトを用いた管部材接合構造において、第1の管部材と第2の管部材の間にいんろう嵌合部を形成した。
【0015】
この構成によれば、第1の管部材と第2の管部材の嵌合によって熱伸び差の荷重をシール溶接部と分かち合うことができ、シール溶接部の熱応力をさらに低減することができる。
【0016】
(4)管部材接合構造が以下の構成を備えるものとした。
(a)内部に流体を通す第1の管部材及び第2の管部材
(b)前記第1の管部材に形成された、前記第2の管部材の受入孔
(c)前記第1の管部材の内面に、前記受入孔に連続して形成されたシール保持孔
(d)前記シール保持孔の内面と、前記受入孔を通じシール保持孔に挿入された前記第2の管部材の外面との間の空間に挿入されるリング状シール
(e)外周には前記シール保持孔の内面の雌ねじ部に螺合する雄ねじ部、中心には前記第2の管部材を挿通させる貫通孔を有し、前記リング状シールを圧迫して前記シール保持孔及び前記第2の管部材に対する面圧を発生させる締付ねじ
(f)前記第1の管部材の内部空間を横切って前記締付ねじに達し、この締付ねじの回転を止める回り止め部材
(g)前記回り止め部材を前記第1の管部材に固定する固定手段
【0017】
この構成によれば、締付ねじにより圧迫されたリング状シールがシール保持孔及び第2の管部材に対して面圧を及ぼすので、第1の管部材と第2の管部材の間のシールを確実に維持できる。また回り止め部材が締付ねじの回転を止めるので、シール効果が低下することがない
【0018】
また本発明では、燃焼器の燃料ノズル取付構造を次のように構成した
【0019】
(5)燃焼器の燃料ノズル構造体を燃料ダクトに取り付けるに際し、燃料ダクトを第1の管部材とし、燃料ノズル構造体を第2の管部材として、
前記第1の管部材と第2の管部材に各々フランジを形成し、前記フランジ同士を突き合わせてその合わせ目をシール溶接し、溶接後のフランジ同士をクランプ部材で挟みつけてフランジ端面間に面圧を発生させるとともに、前記クランプ部材の内周面とフランジの外周面の間にいんろう嵌合部を形成し、前記第1の管部材と第2の管部材の間にもいんろう嵌合部を形成した管部材接合構造に、上記(1)又は(4)の管部材接合構造を組み合わせた
【0020】
この構成によれば、低温部位に属する燃料ダクトと高温部位に属する燃料ノズル構造体とを燃料漏れを生じない形で接合できる。しかも燃料漏れ防止性能は長期にわたり維持される
【0021】
第1に、シール溶接により接合部からの燃料漏れがなくなる。これと併せ、溶接後のフランジ同士をクランプ部材で挟んでフランジ端面間に面圧を発生させたから、シール溶接部の熱応力を低減し、サイクル寿命を向上できる。またシール溶接部が圧縮力を受けているので、仮にクラックが発生したとしても燃料漏れが生じない
【0022】
クランプ部材の内周面とフランジの外周面の間にはいんろう嵌合部を形成したから、クランプ部材の内周面とフランジの外周面の嵌合によって熱伸び差の荷重をシール溶接部と分かち合うことができ、シール溶接部の熱応力をさらに低減することができる
【0023】
第1の管部材と第2の管部材の間にもいんろう嵌合部を形成したから、第1の管部材と第2の管部材の嵌合によって熱伸び差の荷重をシール溶接部と分かち合うことができ、シール溶接部の熱応力をさらに低減することができる
【0024】
そして、第1の管部材には内フランジを形成し、この内フランジと第2の管部材とを突き合わせてその合わせ目をシール溶接するとともに、中心に貫通孔を、一端に外フランジを有する中空ボルトを第1の管部材の内部より第2の管部材の内面に螺合させ、外フランジを内フランジに係合させつつ中空ボルトの締め付けを行うことにより、内フランジと第2の管部材との間に面圧を発生させる管部材接合構造を組み合わせることとすれば、シール溶接により接合部からの燃料漏れがなくなるのと併せ、中空ボルトにより第1の管部材の内フランジと第2の管部材との間に面圧を発生させたことにより、シール溶接部の熱応力を低減し、サイクル寿命を向上できる。またシール溶接部が圧縮力を受けているので、仮にクラックが発生したとしても燃料漏れが生じない
【0025】
あるいは、第1の管部材に形成された、第2の管部材の受入孔と、第1の管部材の内面に、前記受入孔に連続して形成されたシール保持孔と、このシール保持孔の内面と、前記受入孔を通じシール保持孔に挿入された第2の管部材の外面との間の空間に挿入されるリング状シールと、外周には前記シール保持孔の内面の雌ねじ部に螺合する雄ねじ部、中心には第2の管部材を挿通させる貫通孔を有し、前記リング状シールを圧迫して前記シール保持孔及び第2の管部材に対する面圧を発生させる締付ねじと、第1の管部材の内部空間を横切って前記締付ねじに達し、この締付ねじの回転を止める回り止め部材と、この回り止め部材を前記第1の管部材に固定する固定手段を備える管部材接合構造を組み合わせることとすれば、締付ねじにより圧迫されたリング状シールがシール保持孔及び第2の管部材に対して及ぼす面圧で第1の管部材と第2の管部材の間のシールを確実に維持し、燃料漏れを防ぐことができる
【0026】
そして、回り止め部材が締付ねじの回転を止めるので、シール効果が低下することがない
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図10に基づき本発明の実施形態を説明する。
【0028】
図1は本発明管部材接合構造の第1実施形態を示す部分断面正面図である。内部に流体を通す第1の管部材1と第2の管部材2のうち、第1の管部材1は低温部位に属し、第2の管部材2は高温部位に属する。第1の管部材1と第2の管部材2は、それぞれ接合部となる端部に円環状のフランジ3、4を有する。フランジ3、4は外フランジで、外径は相等しい。フランジ3、4の端面同士を突き合わせ、その合わせ目をシール溶接する。
【0029】
溶接後のフランジ3、4をリング状のクランプ部材11、12で挟む。複数のボルト5がクランプ部材11、12を貫通し、貫通したところでナット6に螺合する。ボルト5を締め付ければクランプ部材11、12がフランジ3、4を圧迫し、フランジ3、4の端面間に面圧が発生する。これによりシール溶接部8に圧縮力が働き、熱応力が低減し、サイクル寿命が向上する。シール溶接部8に圧縮力が働いているので、仮にシール溶接部8にクラックが発生したとしてもそこから流体が漏れることはない。
【0030】
クランプ部材11の内周面とフランジ3の外周面の間にはいんろう嵌合部13を形成する。クランプ部材12の内周面とフランジ4の外周面の間にもいんろう嵌合部14を形成する。「いんろう嵌合」とは印籠のように凹部と凸部を嵌合させる嵌合形態である。いんろう嵌合のはめあいは「しまりばめ」「テーパ嵌合」「とまりばめ」など、隙間がゼロ、若しくは隙間があったとしても極く僅かなはめあいを選択する。このようにクランプ部材11、12の内周面とフランジ3、4の外周面とがいんろう嵌合することにより、熱伸び差の荷重をシール溶接部8と分かち合う形になり、シール溶接部8の熱応力はさらに低減される。
【0031】
図2は本発明管部材接合構造の第2実施形態を示す断面図である。第1実施形態と共通する構成要素には前に使用した符号をそのまま付し、説明は省略する。同じ原則を第3実施形態以下の実施形態の説明にも適用し、既出の実施形態と共通する構成要素には支障のないかぎり前に使用した符号をそのまま付し、説明を省略する。
【0032】
第2実施形態では、第1の管部材1と第2の管部材2の間にいんろう嵌合部15を形成した。具体的には、フランジ3の端面に凹部を形成し、フランジ4の端面に凸部を形成し、凹部の内周面と凸部の外周面をいんろう嵌合させている。このように第1の管部材1と第2の管部材2がいんろう嵌合することにより、熱伸び差の荷重をシール溶接部8と分かち合う形になり、シール溶接部8の熱応力はさらに低減される。
【0033】
第2実施形態ではクランプ部材11の内周面とフランジ3の外周面の間にもいんろう嵌合部13があり、クランプ部材12の内周面とフランジ4の外周面の間にもいんろう嵌合部14があるが、これらのいんろう嵌合部13、14は廃止し、いんろう嵌合部15だけ残すこととしてもよい。
【0034】
図3は本発明管部材接合構造の第3実施形態を示す断面図である。ここでは第1の管部材1の端部に内フランジ21が形成されている。第2の管部材2は第1の管部材1より外径が小さく、内面には雌ねじ部22が形成されている。内フランジ21の端面と第2の管部材2の端面とを突き合わせ、その合わせ目を内側からシール溶接する。
【0035】
流体を通すための貫通孔26を中心に設けるとともに、一端に外フランジ27を形成した中空ボルト25を第1の管部材1の中に挿入し、その雄ねじ部28を第2の管部材2の雌ねじ部22に螺合させる。螺合を進めると外フランジ27が内フランジ21に係合する。外フランジ27の端面に形成した図示しない係合溝に図示しない回転用工具を係合し、中空ボルト25を締め付け方向に回転させると、第2の管部材2が引き寄せられ、内フランジ21と第2の管部材2との間に面圧が発生する。これによりシール溶接部8に圧縮力が働き、熱応力が低減し、サイクル寿命が向上する。シール溶接部8に圧縮力が働いているので、仮にシール溶接部8にクラックが発生したとしてもそこから流体が漏れることはない。
【0036】
図4は本発明管部材接合構造の第4実施形態を示す断面図である。これも第1の管部材1の内フランジ21に第2の管部材2を突き合わせてその合わせ目をシール溶接するのであるが、内側からでなく外側から溶接した点が第3実施形態との違いである。第2の管部材2は第1の管部材1と外径が同じになっている。その他の構成は第3実施形態と変わらない。
【0037】
図5は本発明管部材接合構造の第5実施形態を示す断面図である。第5実施形態は第3実施形態の構成に次の構成を加えたものである。すなわち中空ボルト25の外周面と内フランジ21の内周面の間にいんろう嵌合部31を形成した。また中空ボルト25の外周面と第2の管部材2の内周面の間にいんろう嵌合部32を形成した。これにより、熱伸び差の荷重をシール溶接部8と中空ボルト25が分かち合う形になり、シール溶接部8の熱応力はさらに低減される。
【0038】
図6は本発明管部材接合構造の第6実施形態を示す断面図である。第6実施形態は第3実施形態の構成に次の構成を加えたものである。すなわち第1の管部材1と第2の管部材2の間にいんろう嵌合部33を形成した。具体的には、第1の管部材1の端部に凹部を形成し、第2の管部材2の端部に凸部を形成し、凹部の内周面と凸部の外周面をいんろう嵌合させている。その上で合わせ目を内側からシール溶接している。このように第1の管部材1と第2の管部材2がいんろう嵌合することにより、熱伸び差の荷重をシール溶接部8と分かち合う形になり、シール溶接部8の熱応力はさらに低減される。
【0039】
図7は本発明管部材接合構造の第7実施形態を示す断面図である。第7実施形態は第4実施形態の構成に次の構成を加えたものである。すなわち第1の管部材1と第2の管部材2の間にいんろう嵌合部34を形成した。具体的には、第1の管部材1の端部に凹部を形成し、第2の管部材2の端部に凸部を形成し、凹部の内周面と凸部の外周面をいんろう嵌合させている。その上で合わせ目を外側からシール溶接している。このように第1の管部材1と第2の管部材2がいんろう嵌合することにより、熱伸び差の荷重をシール溶接部8と分かち合う形になり、シール溶接部8の熱応力はさらに低減される。
【0040】
図8は本発明管部材接合構造の第8実施形態を示す断面図である。これまでの実施形態は管部材の軸線と直角に生じる熱伸び差への対処を主眼としていたが、第8実施形態は管部材の軸線方向に生じる熱伸び差への対処を主眼とする。
【0041】
低温部位に属する第1の管部材41は、内部が空洞部43となったブロック42に空洞部43の開口を閉ざす蓋体44を組み合わせ、両者の合わせ目をシール溶接したものである。45がシール溶接部である。蓋体44は外部と空洞部43を連通させる受入孔46を有する。蓋体44には受入孔46に連続し、且つ同一軸線上に位置する形でシール保持孔47が設けられる。シール保持孔47は受入孔46より直径が大きく、空洞部43に向かって開口する。
【0042】
高温部位に属する第2の管部材51の端が外部から受入孔46を通じてシール保持孔46に挿入される。第1の管部材41と第2の管部材51との間に生じる軸線方向の熱伸び差により、第1の管部材41と第2の管部材51とは熱サイクル毎に軸線方向への相対移動を行う。このような相対移動にもかかわらず第1の管部材41と第2の管部材51の間から流体が漏れないようにするため、以下のシール構造を採用する。
【0043】
第2の管部材51の外面と、シール保持孔46の内面との間の環状の空間に、耐熱性弾性体からなるリング状シール52を複数個、直列に挿入する。シール保持孔47の入口部には、内面に雌ねじ部48を形成する。この雌ねじ部48に、図9の斜視図に示すような形状の締付ねじ53をねじ込む。締付ねじ53は雌ねじ部48に螺合する雄ねじ部54を外周全体に有し、中心には第2の管部材51を挿通させる貫通孔55を有する。締付ねじ53の一方の端面には計6個の係合溝56が60゜間隔で放射状に形成されている。
【0044】
ブロック42には、シール保持孔47に向き合う箇所に受入孔61を形成する。リング状シール52及び締付ねじ53は受入孔61よりシール保持孔47に挿入され、また雌ねじ部48にねじ込まれる。所定数のリング状シール52をシール保持孔47に挿入した後、締付ねじ53を雌ねじ部48にあてがい、係合溝56に図示しない回転用工具を係合させ、締付ねじをねじ込んで行く。すると締付ねじ53はリング状シール52を軸線方向に圧迫し、圧迫されたリング状シール52は内外にふくらむ。そのためリング状シール52はシール保持孔47の内周面と第2の管部材51の外周面とに面圧を及ぼし、蓋体44と第2の管部材51の間をしっかりとシールする。
【0045】
リング状シール52が所定の面圧を発生したところで締付ねじ53の回転を止め、回転用工具を受入孔61から引き抜く。代わりに回り止め部材71を受入孔61に挿入する。回り止め部材71は受入孔61にぴったりと収まる円筒形の本体72と、本体72の一側から延び出し、第1の管部材41の内部空間すなわち空洞部43を横切って締付ねじ53に達する回り止めアーム73と、本体72の他側に設けられた大径の頭部74とを有する。
【0046】
回り止めアーム73は、本体72に一体形成されていた筒状部を切削し、断面円弧状の棒状部を残したものである。元の筒状部は第2の管部材51を受け入れる内径を有していたので、第2の管部材51は回り止めアーム73に衝突することなくスライド可能である。回り止めアーム73の先端はさらに削られ、締付ねじ53の係合溝56に係合する幅の係合部75となっている。
【0047】
回り止めアーム73の外面にはキー76を装着し、このキー76を受け入れるキー溝62を受入孔61に形成する。このため回り止め部材71は第1の管部材41に対して回転することはなく、締付ねじ53も第1の管部材41に対して回転しない。係合部75は仮想の直線軌道に沿ってスライドするので、その軌道上に係合溝56の1個が位置するように締付ねじ53の角度を調整する。
【0048】
受入孔61は第1の管部材41の外部に向かう箇所が径大部63となっていて、回り止め部材71の頭部74はここに収まる。径大部63の奥の環状平面と頭部74との間に耐熱性弾性体からなるリング状シール64を挿入する。径大部63の内面には雌ねじ部65を形成し、この雌ねじ部65にねじ栓66をねじ込む。ねじ栓66は回り止め部材71を第1の管部材41に固定する固定手段としての役割を果たす。ねじ栓66を締め付け、回り止め部材71の頭部74を介してリング状シール64に所定の面圧を与えれば、受入孔61からの流体漏れは阻止される。
【0049】
図10はガスタービン用燃焼器の部分断面図である。ここには本発明に係る管部材接合構造のいくつかが適用されている。燃焼器100はパイロット燃料ノズル101を中心にして、その周囲にメインの燃料ノズル構造体102を配置したものである。燃料ノズル構造体102は燃料ダクト103に接続する。燃料ダクト103は燃焼器100の中で低温部位に属し、第1の管部材ということになる。燃料ノズル構造体102は燃焼器100の中で高温部位に属し、第2の管部材ということになる。
【0050】
燃料ノズル構造体102は次の構成要素を含む。すなわち燃料ノズル111、燃焼空気ダクト112、及びハブシャフト113である。これらの構成要素が、それぞれ別の管部材接合構造で燃料ダクト103に接合される。
【0051】
燃料ダクト103と燃料ノズル111の接合には第8実施形態の管部材接合構造が適用される。
【0052】
燃料ダクト103と燃焼空気ダクト112の接合には第1実施形態及び第2実施形態の管部材接合構造が適用される。すなわち燃料ダクト103は外側にフランジ123を有し、燃焼空気ダクト112は外側にフランジ124を有する。フランジ123、124は突き合わせられ、合わせ目がシール溶接されている。ボルト115で連結されるクランプ部材131、132で溶接後のフランジ123、124を挟み、ボルト115を締め付ける。するとフランジ123、124の端面間に面圧が発生し、シール溶接部118aは圧縮力を受ける。
【0053】
フランジ123とクランプ部材131の間にはいんろう嵌合部133が設けられている。燃料ダクト103と燃焼空気ダクト112の間にもいんろう嵌合部135が設けられている。
【0054】
燃料ダクト103とハブシャフト113の接合には第3実施形態の管部材接合構造が適用される。燃料ダクト103には内フランジ141が形成され、これにハブシャフト113が突き合わせられる。内フランジ141とハブシャフト113の合わせ目は内側からシール溶接される。ハブシャフト113の内面には雌ねじ部142が形成される。中心に貫通孔を有する中空ボルト145の雄ねじ部148を雌ねじ部142に螺合させ、中空ボルト145の外フランジ147を内フランジ141に係合させつつ中空ボルト145の締め付けを行うことにより、ハブシャフト113が引き寄せられ、内フランジ141とハブシャフト113との間に面圧が発生し、シール溶接部118bは圧縮力を受ける。
【0055】
以上本発明の各実施形態につき説明したが、これ以外にも種々の実施形態が採用可能である。例えば第3〜第8の各実施形態では内フランジを有する第1の管部材又はシール保持孔を有する第1の管部材が低温部位に属することとしたが、これらの第1の管部材が高温部位に属することとしてもよい。この他、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
【0056】
【発明の効果】
本発明は次のような効果を奏するものである。
【0057】
(1)内部に流体を通す1対の管部材に各々フランジを形成し、前記フランジ同士を突き合わせてその合わせ目をシール溶接するとともに、溶接後のフランジ同士をクランプ部材で挟みつけ、フランジ端面間に面圧を発生させたから、シール溶接により接合部からの流体漏れがなくなるとともに、溶接後のフランジ同士がクランプ部材で挟まれてフランジ端面間に面圧が発生し、シール溶接部の熱応力が低減し、サイクル寿命が向上する。シール溶接部が圧縮されているので、仮にクラックが発生したとしても流体漏れが生じない。このため、熱伸び差により大きな応力の発生する管部材接合部にあって、流体密封性能の高い管部材接合構造を得ることができる。
【0058】
(2)上記のような管部材接合構造において、クランプ部材の内周面とフランジの外周面の間にいんろう嵌合部を形成したから、クランプ部材の内周面とフランジの外周面の嵌合によって熱伸び差の荷重をシール溶接部と分かち合うことができ、シール溶接部の熱応力をさらに低減し、流体密封性能を長期にわたり維持することができる。
【0059】
(3)上記のような管部材接合構造において、第1の管部材と第2の管部材の間にいんろう嵌合部を形成したから、第1の管部材と第2の管部材の嵌合によって熱伸び差の荷重をシール溶接部と分かち合うことができ、シール溶接部の熱応力をさらに低減し、流体密封性能を長期にわたり維持することができる。
【0060】
(4)内部に流体を通す第1の管部材及び第2の管部材を備え、前記第1の管部材には内フランジを形成し、この内フランジと前記第2の管部材とを突き合わせてその合わせ目をシール溶接するとともに、中心に貫通孔を、一端に外フランジを有する中空ボルトを前記第1の管部材の内部より前記第2の管部材の内面に螺合させ、前記外フランジを前記内フランジに係合させつつ中空ボルトの締め付けを行うことにより、前記内フランジと前記第2の管部材との間に面圧を発生させたから、シール溶接により接合部からの流体漏れがなくなるとともに、中空ボルトが第1の管部材の内フランジと第2の管部材との間に発生させた面圧によりシール溶接部の熱応力が低減し、サイクル寿命が向上する。シール溶接部が圧縮されているので、仮にクラックが発生したとしても流体漏れが生じない。このため、熱伸び差により大きな応力の発生する管部材接合部にあって、流体密封性能の高い管部材接合構造を得ることができる。
【0061】
(5)上記のような中空ボルトを用いた管部材接合構造において、中空ボルトの外周面と、内フランジ及び/又は第2の管部材の内周面の間にいんろう嵌合部を形成したから、中空ボルトの外周面と内フランジ及び/又は第2の管部材の内周面の嵌合によって熱伸び差の荷重をシール溶接部と分かち合うことができ、シール溶接部の熱応力をさらに低減し、流体密封性能を長期にわたり維持することができる。
【0062】
(6)上記のような中空ボルトを用いた管部材接合構造において、第1の管部材と第2の管部材の間にいんろう嵌合部を形成したから、第1の管部材と第2の管部材の嵌合によって熱伸び差の荷重をシール溶接部と分かち合うことができ、シール溶接部の熱応力をさらに低減し、流体密封性能を長期にわたり維持することができる。
【0063】
(7)管部材接合構造が、内部に流体を通す第1の管部材及び第2の管部材と、前記第1の管部材に形成された、前記第2の管部材の受入孔と、前記第1の管部材の内面に、前記受入孔に連続して形成されたシール保持孔と、前記シール保持孔の雌ねじ部と、前記受入孔を通じシール保持孔に挿入された前記第2の管部材の外面との間の空間に挿入されるリング状シールと、外周には前記シール保持孔の雌ねじ部に螺合する雄ねじ部、中心には前記第2の管部材を挿通させる貫通孔を有し、前記リング状シールを圧迫して前記シール保持孔及び前記第2の管部材に対する面圧を発生させる締付ねじと、前記第1の管部材の内部空間を横切って前記締付ねじに達し、この締付ねじの回転を止める回り止め部材と、前記回り止め部材を前記第1の管部材に固定する固定手段とを備えるものとしたから、締付ねじにより圧迫されたリング状シールがシール保持孔及び第2の管部材に対して面圧を及し、第1の管部材と第2の管部材の間のシールを確実に維持できる。また回り止め部材が締付ねじの回転を止めるので、シール効果が低下することがない。このため流体密封性能を長期にわたり維持することができる。
【0064】
また本発明では、燃焼器の燃料ノズル構造体を燃料ダクトに取り付けるに際し、燃料ダクトを第1の管部材とし、燃料ノズル構造体を第2の管部材として、上記管部材接合構造のいずれか又はいくつかを適用したから、低温部位に属する燃料ダクトと高温部位に属する燃料ノズル構造体とを燃料漏れを生じない形で接合できる。しかも燃料漏れ防止性能は長期にわたり維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明管部材接合構造の第1実施形態を示す一部断面正面図
【図2】 本発明管部材接合構造の第2実施形態を示す断面図
【図3】 本発明管部材接合構造の第3実施形態を示す断面図
【図4】 本発明管部材接合構造の第4実施形態を示す断面図
【図5】 本発明管部材接合構造の第5実施形態を示す断面図
【図6】 本発明管部材接合構造の第6実施形態を示す断面図
【図7】 本発明管部材接合構造の第7実施形態を示す断面図
【図8】 本発明管部材接合構造の第8実施形態を示す断面図
【図9】 第8実施形態で使用する締付ねじの斜視図
【図10】 本発明管部材接合構造を適用した燃焼器の部分断面図
【図11】 従来の管部材接合構造を示す正面図
【図12】 従来の管部材接合構造を示す正面図
【符号の説明】
1 第1の管部材
2 第2の管部材
3、4 フランジ
5 ボルト
6 ナット
8 シール溶接部
11、12 クランプ部材
13、14、15 いんろう嵌合部
21 内フランジ
22 雌ねじ部
25 中空ボルト
26 貫通孔
27 外フランジ
28 雄ねじ部
31、32、33 いんろう嵌合部
41 第1の管部材
46 受入孔
47 シール保持孔
48 雌ねじ部
51 第2の管部材
52 リング状シール
53 締付ねじ
54 雄ねじ部
55 貫通孔
61 受入孔
63 径大部
65 雌ねじ部
66 ねじ栓
71 回り止め部材
73 回り止めアーム
100 燃焼器
101 パイロット燃料ノズル
102 燃料ノズル構造体
103 燃料ダクト

Claims (5)

  1. 内部に流体を通す第1の管部材及び第2の管部材を備え、前記第1の管部材には内フランジを形成し、この内フランジと前記第2の管部材とを突き合わせてその合わせ目をシール溶接するとともに、中心に貫通孔を、一端に外フランジを有する中空ボルトを前記第1の管部材の内部より前記第2の管部材の内面に螺合させ、前記外フランジを前記内フランジに係合させつつ中空ボルトの締め付けを行うことにより、前記内フランジと前記第2の管部材との間に面圧を発生させることを特徴とする管部材接合構造。
  2. 前記中空ボルトの外周面と、前記内フランジ及び/又は第2の管部材の内周面の間にいんろう嵌合部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の管部材接合構造。
  3. 前記第1の管部材と第2の管部材の間にいんろう嵌合部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の管部材接合構造。
  4. 以下の構成を備えた管部材接合構造:
    (a)内部に流体を通す第1の管部材及び第2の管部材
    (b)前記第1の管部材に形成された、前記第2の管部材の受入孔
    (c)前記第1の管部材の内面に、前記受入孔に連続して形成されたシール保持孔
    (d)前記シール保持孔の内面と、前記受入孔を通じシール保持孔に挿入された前記第2の管部材の外面との間の空間に挿入されるリング状シール
    (e)外周には前記シール保持孔の内面の雌ねじ部に螺合する雄ねじ部、中心には前記第2の管部材を挿通させる貫通孔を有し、前記リング状シールを圧迫して前記シール保持孔及び前記第2の管部材に対する面圧を発生させる締付ねじ
    (f)前記第1の管部材の内部空間を横切って前記締付ねじに達し、この締付ねじの回転を止める回り止め部材
    (g)前記回り止め部材を前記第1の管部材に固定する固定手段
  5. 燃焼器の燃料ノズル構造体を燃料ダクトに取り付けるに際し、燃料ダクトを第1の管部材とし、燃料ノズル構造体を第2の管部材として、
    前記第1の管部材と第2の管部材に各々フランジを形成し、前記フランジ同士を突き合わせてその合わせ目をシール溶接し、溶接後のフランジ同士をクランプ部材で挟みつけてフランジ端面間に面圧を発生させるとともに、前記クランプ部材の内周面とフランジの外周面の間にいんろう嵌合部を形成し、前記第1の管部材と第2の管部材の間にもいんろう嵌合部を形成した管部材接合構造に、
    請求項1又は請求項4に記載された管部材接合構造を組み合わせたことを特徴とする燃焼器の燃料ノズル取付構造
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