JP2002021506A - 配管補修装置 - Google Patents

配管補修装置

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JP2002021506A
JP2002021506A JP2000209154A JP2000209154A JP2002021506A JP 2002021506 A JP2002021506 A JP 2002021506A JP 2000209154 A JP2000209154 A JP 2000209154A JP 2000209154 A JP2000209154 A JP 2000209154A JP 2002021506 A JP2002021506 A JP 2002021506A
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pipe
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hole
drain
space
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JP2000209154A
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Takayuki Ishida
孝行 石田
Tokuyuki Ichinose
徳幸 一ノ瀬
Naohito Aida
尚人 合田
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Mitsubishi Power Ltd
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発電プラントの蒸気配管に付随するドレ
ン管3の漏洩をプラントの運転中に補修する。 【解決手段】 配管を挟んで装着され、締結手段によっ
て結合される2つ割り部材5、7と、2つ割り部材の接
合面にそれぞれ形成され、配管を挿通する貫通穴を形成
する一対の溝13と、接合面6に形成された配管の外径
よりも大きな空間部15と、溝の内面に周方向に延在
し、空間部を挟んで少なくとも1本ずつ形成されたOリ
ング用溝17と、空間部から外部まで連通する通孔23
とを備える配管補修装置1によって課題を解決する。空
間部には配管の溶接残存部が収納される。また、接合面
間に充填された液状パッキンが硬化するまで通孔から空
間部内の蒸気圧を逃がし、空間部内の圧力を低くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント等の蒸気
配管に付随するドレン管をプラント運転中に補修する配
管補修装置に関する。
【0002】
【従来の技術】火力発電プラントの主蒸気管のような蒸
気配管の内部において、蒸気が水滴(ドレン)となって
管壁上に滞留すると、管壁のドレンと接する部分と蒸気
と接する部分との間に温度差が発生し、配管材料の熱延
び差が生じて配管に割れが生じるおそれがある。このた
め、ドレンが発生しやすい箇所、例えば内径が不連続と
なっている部分に、ドレンを外部に設けられたドレント
ラップに排出するためのドレン管が蒸気配管の外周面か
ら突出して設けられている。ドレン管は通常直径2イン
チ程度の小径の配管であり、また、スペースが限られた
狭隘部分に設けられることからドレン管にブラケット等
のサポート部材を直接溶接することによって支持されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドレン
管に直接サポート部材を溶接すると、溶接欠陥が生じて
溶接欠陥部からドレン管内の蒸気が漏洩するおそれがあ
る。漏洩が生じた場合、ドレン管は主蒸気管等と連通し
ているので、高圧の蒸気が漏洩してしまう。この漏洩の
補修は、プラントの運転を停止して行なわなければなら
ないことがある。
【0004】上記の問題に鑑み、本発明の課題はドレン
管の漏洩をプラントの運転中に補修することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、配管を挟んで
装着され、締結手段によって結合される2つ割り部材
と、2つ割り部材の接合面にそれぞれ形成され、配管を
挿通する貫通穴を形成する一対の溝と、接合面に形成さ
れた配管の外径よりも大きな空間部と、溝の内面に周方
向に延在し、空間部を挟んで少なくとも1本ずつ形成さ
れたOリング用溝と、空間部から外部まで連通する通孔
とを備える配管補修装置によって上記課題を解決する。
【0006】配管の損傷部にはサポート部材の溶接残存
部があるが、この部分は空間部に収納されるので、2つ
割り部材の溝をOリングを介して配管の外周面に密着さ
せて装着できる。Oリングは、例えばアクリル製のOリ
ングの少なくとも1箇所を切断してOリング用溝に収納
する。切断面は接着剤によって結合する。また、2つ割
り部材の接合面間は、硬化性の液状パッキンを充填する
ことによってシールされる。しかし、液状パッキンが硬
化するまで、空間部内の圧力を低く保持しないと、液状
パッキンが漏れ出してしまうことになる。そこで、空間
部内の蒸気圧を逃がすため、空間部から外部に通孔を設
けている。これにより液状パッキンが漏れ出るのを防い
でいるのである。この通孔は弁またはプラグによって補
修後に閉じるようにする。上述したように、本発明の配
管補修装置によれば、配管の漏洩をプラントの運転中に
補修することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用してなる配管
補修装置の一実施形態について、図1ないし図5を参照
して説明する。図1は、本実施形態の配管補修装置を、
補修対象である配管の筒軸方向からみた立面図であっ
て、部分的に断面を示す図である。図2は図1のII−II
矢視図である。
【0008】図1に示すように、配管補修装置1は、補
修対象のドレン管3を挟んで装着され、漏洩箇所を収納
するシールボックス2を形成する2つ割りの部材である
上ボックス5と下ボックス7とを、両ネジボルト9とナ
ット11とによって締結して構成されている。上ボック
ス5および下ボックス7は、それぞれ略同じ寸法および
形状の、矩形のブロック状に形成されている。上ボック
ス5および下ボックス7が相互に対向する接合面6に、
ドレン管3が挿通される貫通孔を形成する一対の溝13
がそれぞれ形成されている。そして、溝13の中間部分
とその周囲の接合面6から凹ませて、ドレン管3の外径
よりも大きい空間部を形成する矩形の凹部15が形成さ
れている。また、図2に示すように、溝13の内面に周
方向に沿って延在し、上ボックス5と下ボックス7とを
組み合わせることによってリング状の溝を形成するOリ
ング溝17が凹部15を挟んでそれぞれ形成されてい
る。また、Oリング溝17は矩形の溝断面を有する。図
示した例においては、Oリング溝17が凹部15の両側
に2本ずつ、計4本形成されている構成を示すが、Oリ
ング溝、すなわちOリングの本数は、必要なシール性能
を考慮して設定される。
【0009】また、図1に示すように、上ボックス5と
下ボックス7とを貫通するボルト穴21が形成されてい
る。ボルト穴21は、上ボックス5と下ボックス7のそ
れぞれの溝13を挟んだ両側に、複数ずつ設けられてい
る。図示した例においては、ボルト穴21は溝13の両
側に6個ずつ直列に配列されているが、ボルト穴の個数
および配置は、接合面6間の面圧ができるだけ均一化さ
れ、かつ十分となるように適宜設定される。それぞれの
ボルト穴21には、両ネジのボルト9が挿通され、その
両側のネジ部に六角ナット11がそれぞれ螺合される。
【0010】また、下ボックス7側の凹部15の内壁で
上ボックス5と対向する側の面から、その裏側の下ボッ
クス7の外表面まで連通する通孔23が形成されてい
る。通孔23は、下ボックス7の外表面から突出する配
管25につながれている。配管25は、下ボックス7の
外表面から略垂直に突出した後に略直角に曲げられてい
る。図3に示すように、配管25は弁27につながれて
いる。また、下ボックス7と弁27との間の配管25内
の圧力を示す圧力計29が設けられている。
【0011】以下、本実施形態の配管補修装置1を用い
て、火力発電プラントの主蒸気管に付随するドレン管を
補修する方法について説明する。まず、補修対象のドレ
ン管を有する火力発電プラントについて、概略を説明す
る。図4は、火力発電プラントの構成を示す概略図であ
る。図5は、図4の火力発電プラントの蒸気配管のV部
拡大断面図である。図4に示すように、火力発電プラン
トは、発電機31と、発電機31を駆動する蒸気タービ
ン33と、燃焼熱によって蒸気を発生させる火炉35
と、火炉35で得られた蒸気を、火炉35に付随するド
ラム36から蒸気タービン33に送る主蒸気管37とを
有してなる。主蒸気管37は、蒸気タービン33の手前
で、二又の分岐管39によって分岐されて蒸気タービン
33につながれている。図5に示すように、主蒸気管3
7と二又の分岐管39とは、対向する端面を全周にわた
って突合せ溶接して結合され、溶接部の内側は、主蒸気
管37から分岐管39にかけて、管の内径差を小さくす
るように削って仕上げられている。しかし、ドレンの滞
留を完全に防ぐことはできないので、ドレンを排出する
ために主蒸気管37の分岐間39との溶接部付近の管壁
に開口41を形成し、開口41と連通するドレン管3が
設けられている。ドレン管3は主蒸気管37の外周面か
ら突出して溶接固定されている。図4に示すように、ド
レン管3は、ドレンを捕集するドレントラップ45につ
ながれている。
【0012】以下、上述したドレン管3の外周面に固定
されたサポート部材の溶接部欠陥から高圧の蒸気が漏出
している場合に、本実施形態の配管補修装置1によって
補修する方法について述べる。
【0013】先ず、サポート部材を切断除去するが、ド
レン管3の表面に残される溶接残存部43が、凹部15
に収納可能な大きさとなるように切断する。次に、上ボ
ックス5および下ボックス7をドレン管3に装着する前
に、アクリル製のOリングを、少なくとも一箇所切断し
てOリング溝17にそれぞれ配置する。このOリング
は、漏洩する蒸気の温度に耐え得るように、例えば12
0℃以上の耐熱性を有するものを使用する。また、接合
面6に、高分子化合物を含んでなり、塗布後硬化または
固化する周知の液状パッキンを塗布する。そして、上ボ
ックス5および下ボックス7を、ドレン管3を挟んで装
着してシールボックス2を形成する。溶接残存部43
は、上ボックス5および下ボックス7それぞれの凹部1
5によって形成される空間部に収納され、ドレン管3
は、上ボックス5および下ボックス7のそれぞれの溝1
3によって形成された貫通穴に挿通される。Oリングは
ドレン管3の外周面と、対向するOリング溝17の内壁
との間に挟まれて押圧される。また、Oリングの切断面
は、予め瞬間接着材を塗布することにより接着結合され
る。そして、ボルト穴21にボルト9を挿通し、両端の
ネジ部にナット11を螺合し、接合面6間の面圧が十分
となるように締結する。
【0014】液状パッキンが硬化するまでの間、空間部
内の圧力を低く保つため、弁27を開いてドレン管から
漏洩した蒸気の圧力は配管25から逃がす。そして、液
状パッキンの硬化に必要な時間、例えば24時間経過し
た後に弁27を閉じ、補修作業は終了する。
【0015】以下、本実施形態によって得られる効果に
ついて説明する。上述したように、ドレン管の表面にサ
ポート部材の溶接残存部が突出していても、これを凹部
15によって形成される空間部に収納することによって
上ボックス5および下ボックス7それぞれの溝13を、
Oリングを介してドレン管3の外周面に密着させること
ができる。
【0016】また、通孔23を設けたことによって、接
合面6の間に充填された液状パッキンが硬化するまでの
間、通孔23から蒸気圧を逃がして空間部内の圧力を低
くすることができる。これにより未硬化の液状パッキン
が高い蒸気圧を受けて漏れ出すことを防ぐことができ
る。また、弁27を取りつけているので、液状パッキン
が硬化した後に、弁27を閉じて通孔からの漏出が止め
られる。
【0017】上記のように、本実施形態によれば、ドレ
ン管3の漏洩をプラントの運転中に補修することができ
る。
【0018】また、圧力計29によって過度の圧力が配
管補修装置1に加わっていないか監視することができ、
信頼性を確保することができる。
【0019】また、本実施形態においては、Oリングは
アクリル製を用いたが、その代わりにテフロン(登録商
標)製、ゴム製、金属製等のOリングを用いてもよい。
しかしながら、切り離した端面の接着による再結合が容
易であることおよび耐熱性の観点からアクリル製のOリ
ングを用いることが好ましい。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、ドレン管の漏洩をプラ
ントの運転中に補修することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる配管補修装置の一実施形
態の立面図であって、一部断面を示す図である。
【図2】図2の配管補修装置のII−II矢視図である。
【図3】図1の配管補修装置につながれた配管および弁
の構成を示す図である。
【図4】火力発電プラントの構成を示す概略図である。
【図5】図4の火力発電プラントの蒸気配管のV部拡大
断面図である。
【符号の説明】
1 配管補修装置 2 シールボックス 3 配管 5 上ボックス 6 接合面 7 下ボックス 9 ボルト 11 ナット 13 溝 15 凹部 17 Oリング溝 23 通孔 25 配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 合田 尚人 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉事業所内 Fターム(参考) 3H025 EA01 EB13 EC11 ED01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管を挟んで装着され、締結手段によっ
    て結合される2つ割り部材と、前記2つ割り部材の接合
    面にそれぞれ形成され、前記配管を挿通する貫通穴を形
    成する一対の溝と、前記接合面に形成された前記配管の
    外径よりも大きな空間部と、前記溝の内面に周方向に延
    在し、前記空間部を挟んで少なくとも1本ずつ形成され
    たOリング用溝と、前記空間部から外部まで連通する通
    孔とを有してなる配管補修装置。
JP2000209154A 2000-07-11 2000-07-11 配管補修装置 Pending JP2002021506A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016211822A (ja) * 2015-05-13 2016-12-15 中国電力株式会社 分岐配管の溶接方法
CN111174023A (zh) * 2020-03-12 2020-05-19 山东钢铁股份有限公司 一种漏点快速焊补方法

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