JPH112387A - 配管フランジ接続部の補修方法 - Google Patents

配管フランジ接続部の補修方法

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JPH112387A
JPH112387A JP9154818A JP15481897A JPH112387A JP H112387 A JPH112387 A JP H112387A JP 9154818 A JP9154818 A JP 9154818A JP 15481897 A JP15481897 A JP 15481897A JP H112387 A JPH112387 A JP H112387A
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bolt
fluid
pipe
sealing material
sealing
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JP9154818A
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Inventor
Tomohiro Shimojo
朝洋 下条
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボルト13aで締結してある配管フランジ接
続部に形成された流体漏洩部12を外側から封止するの
に、ボルトの管径方向内方の漏洩箇所に対しても安価
に、且つ、迅速に、しかも作業性よく補修作業を行うこ
とを可能とする。 【解決手段】 両側のフランジ面間で、ボルト挿通部5
を管径方向外方から囲み、且つ、流体漏洩部12の円周
方向両側においてガスケット2の外周部2aの少なくと
も一部に挿入側端部を接当させる封止用板材3を介装す
るとともに、流体漏洩部12の管径方向外方に位置する
ボルト13aを、フランジ面間に位置させて形成した流
体吐出口4aを頭部に設けた流体供給口4bに連通させ
てある封止材注入用ボルト4に交換した後、流体漏洩部
12を封止可能な流動性封止材11を、封止材注入用ボ
ルト4の流体吐出口4aから流体漏洩部12に向けて注
入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルトで締結して
ある管フランジのガスケット座間にガスケットを介装し
てある配管フランジ接続部において、互いに対向する両
側のフランジ面間でボルト挿通部の管径方向内方側に形
成された流体漏洩部を外側から封止する配管フランジ接
続部の補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1には上記補修方法の対象とする配管
フランジ接続部の例を略示してあるが、配管Pの接続部
は管フランジ1同士を締結する締結部材13のボルト1
3aとナット13bとによって接続してあり、流体の封
止のために、両側の管フランジ1の対向面にガスケット
座1aを形成し、両ガスケット座1aの間にガスケット
2を介装してある。前記ガスケット2の材質は、配管P
内を流通する流体の性状に対して適合するものが選択さ
れ、例えば前記配管Pが通水管であれば硬質ゴム製のシ
ート状ゴムパッキンが使用され、前記配管Pが蒸気配管
であれば、耐熱性を有し且つ圧縮強度に優れた石綿質の
ガスケットが用いられる。こうしたガスケットは、経時
的に劣化し、殊に増し締めによって片締めが生じた場合
には、締め付け過剰となった部分は過剰の圧縮を受ける
ことになり、ガスケット2自体に亀裂Cを生じて、生じ
た亀裂Cに沿って流体が漏れ出す流体漏洩部12を形成
することになる。また、締め付け不足となる部分に、前
記ガスケット座1aとこれに接するガスケット2との間
に流体の漏れを許す程度の緩みを生じ、生じた緩みの部
分に楔状に侵入する流体の通路によって流体漏洩部12
が形成されることもある。
【0003】上記配管フランジ接続部を補修するにあた
っては、従来、図8に示すように、漏れを生じた配管フ
ランジ接続部の両側の管フランジ1と共に配管Pのフラ
ンジ接続部全体を被覆する補修用カバー15を、配管P
外面との間にシート状パッキン15aを介在させて気密
に取りつけて封止するようなことが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の補修方法に
おいては、補修用カバー15自身が配管Pの外周部と気
密に密着するものでなければならず、しかも、既設の配
管Pに対して、そのフランジ接続部を覆う必要が有るこ
とから、少なくとも被覆すべき配管Pの径方向に分割形
成されていて、しかも、その接合部が気密に接続できる
構造になっている必要があり、構造が複雑であり、こう
した補修用カバー15等の製作に日数がかかり、取付け
作業も煩雑で、緊急の役に立ちにくいという問題があ
り、また、その製造価格も高いという問題もある。さら
に、配管が大口径になる程カバーのサイズが大きくな
り、それに伴って重量も増し、しかも、配管の周囲に作
業用空間を必要とするので、補修作業の作業性が悪くな
るという問題もある。さらに、こうした配管の漏洩事故
が発生した場合、漏洩物によっては危険を伴うので、配
管の漏洩は、早急に補修することが必要であり、従来の
ような補修用カバーをその都度製作することは補修作業
の遅延をもたらすので好ましくなく、事故を予測して前
記補修用カバーを用意しておくことは、保管場所を要す
る等現実的ではない。さらに、漏洩箇所にカバーを施そ
うとすると、漏洩箇所の周囲に補修用カバー取付けのた
めの余裕場所を必要とし、漏洩箇所に近接して障害物が
あるときには、補修作業に先立って予めその障害物を除
去する必要の生ずる場合もあり、その余裕場所確保のた
めの事前工事のために作業量の増加をもたらす結果、補
修工事コストの増加を招くという問題がある。
【0005】そこで、出願人は、上記問題を解消するた
めの補修方法として、図9に示すように、前記漏洩箇所
に流体漏洩部12を封止するための板状封止材16を両
管フランジ1間に、前記両管フランジ1の締結部材13
(ボルト13a及びナット13b)を反力受けとして利
用して圧入すること、及び前記流体漏洩路に対して流動
性封止材を直接注入することを先に提案した(特願平9
−54688号)が、例えばボルトのフランジ径方向内
方に生じた流体漏洩部には適用困難である等、適用可能
な漏洩箇所への制約があった。殊に、前記流体漏洩部が
管フランジを締結するボルトの管径方向内方に生じた場
合には、前記板状封止材を前記流体漏洩部のガスケット
外周部に密着させて介装するには特別な工夫を要する。
そこで本発明の配管フランジ接続部の補修方法の目的
は、上記提案をさらに改良して、従来困難であったボル
トの管径方向内方の漏洩箇所に対しても安価に、且つ、
迅速に、しかも作業性よく補修作業を行うことを可能と
する手段を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
の配管フランジ接続部の補修方法の特徴構成は、管フラ
ンジに取り付けた状態において互いに対向する両側のフ
ランジ面間に位置させて形成した流体吐出口を、頭部に
設けた流体供給口に連通させてある封止材注入用ボルト
を予め用意しておいて、前記両側のフランジ面間で、前
記管フランジのボルト挿通部を管径方向外方から囲み、
且つ、前記両側の管フランジのガスケット座に介装して
あるガスケットの外周部の流体漏洩部の円周方向両側に
おいて少なくとも一部に挿入側端部を接当させる封止用
板材を介装する封止用板材介装工程と、前記流体漏洩部
の管径方向外方に位置するボルトを前記封止材注入用ボ
ルトに交換するボルト交換工程とを実施した後、前記流
体吐出口から前記流体漏洩部に向けて、前記流体漏洩部
を封止可能な流動性封止材を注入する点にある。
【0007】上記請求項1に記載の特徴構成によれば、
流体漏洩部の外方のボルトの内方に流動性封止材を充填
することができるから、前記流体漏洩部を封止すること
ができる。つまり、前記流体漏洩部の外方に位置する前
記管フランジのボルト挿通部を管径方向外方から囲み、
且つ、前記両側の管フランジのガスケット座に介装して
あるガスケットの外周部の流体漏洩部の円周方向両側に
おいて少なくとも一部に挿入側端部を接当させる封止用
板材を介装するから、前記封止用板材と前記ガスケット
の外周部とで流体漏洩部の外方への漏出口を包囲する封
止用空間を形成するようになり、その封止用空間内に封
止材注入用ボルトの流体吐出口から流動性封止材を注入
すれば、前記漏出口を封止することが可能になる。しか
も、前記流動性封止材を前記封止材注入用ボルトから注
入するから、前記流体吐出口が仮に前記漏出口に対して
反対側に向いていたとしても、前記封止材注入用ボルト
のネジ谷部から前記封止用空間内に前記流動性封止材は
注入されるようになる。
【0008】従って、漏洩箇所の周囲に補修後の占有空
間を必要としないで、しかも簡単な手段で流体漏洩部を
封止することが可能となった。
【0009】請求項2に記載の本発明の配管フランジ接
続部の補修方法の特徴構成は、管フランジのボルト孔に
緊密に挿入可能に形成され、且つ、前記ボルト孔に挿入
した状態において前記管フランジの両側のフランジ面間
に流体吐出口を位置させて形成した封止材注入具を予め
用意しておいて、対向するガスケット座間にガスケット
を介装してある前記両側のフランジ面間に形成された流
体漏洩部の管径方向外方に位置するボルトを取り外し、
前記ボルトを取り外したボルト挿通部を管径方向外方か
ら囲み、且つ、前記流体漏洩部の円周方向両側において
前記ガスケットの外周部の少なくとも一部に挿入側端部
を接当させる封止用板材を介装する封止用板材介装工程
と、前記ボルトを抜き取った前記ボルト孔に前記封止材
注入具を挿入し固定する注入具取り付け工程とを実施し
た後に、前記固定した封止材注入具の流体吐出口から前
記流体漏洩部に向けて、前記流体漏洩部を封止可能な流
動性封止材を注入し、その後前記封止材注入具を取り外
して、前記封止材注入具を取り外した前記ボルト孔にボ
ルトを挿通して再び締結する点にある。
【0010】上記請求項2に記載の特徴構成によれば、
流体漏洩部の外方の封止材注入具の内方に流動性封止材
を充填することができるから、前記流体漏洩部を封止す
ることができる。つまり、前記流体漏洩部の外方に位置
する前記管フランジのボルト挿通部を管径方向外方から
囲み、且つ、前記両側の管フランジのガスケット座に介
装してあるガスケットの外周部の流体漏洩部の円周方向
両側において少なくとも一部に挿入側端部を接当させる
封止用板材を介装するから、前記封止用板材と前記ガス
ケットの外周部とで流体漏洩部の外方への漏出口を包囲
する封止用空間を形成するようになり、その封止用空間
内に前記封止材注入具の流体吐出口から流動性封止材を
注入すれば、前記漏出口を封止することが可能になる。
しかも、前記流動性封止材を前記封止材注入具を用いて
注入するから、前記流体吐出口を前記漏出口に向けるこ
とは容易で、前記封止材注入具の流体吐出口から前記封
止用空間内に前記流動性封止材は注入されるようにな
る。
【0011】従って、漏洩箇所の周囲に補修後の占有空
間を必要としないで、しかも簡単な手段で流体漏洩部を
封止することが可能となった。
【0012】請求項3に記載の本発明の配管フランジ接
続部の補修方法の特徴構成によれば、前記請求項1又は
請求項2に記載の配管フランジ接続部の補修方法の特徴
構成における封止用板材を容易に、且つ、緊密に両側の
フランジ面間に介装することが可能になる。つまり、前
記封止用板材として鉛製板材を両フランジ面間に圧入す
れば、鉛製板材が軟質であり、変形しやすいことから、
その変形を利用して、締結してあるボルトを緩めなくて
も容易に両フランジ面に密着させることができ、前記フ
ランジ面間の封止材となり、前記両フランジ面或いはガ
スケットの外周部と前記鉛製板材との間から流動性封止
材が漏出することを抑制できるようになる。
【0013】従って、さらに作業性が向上すると同時
に、流動性封止材の注入が一層容易になり、配管内の流
体の圧力が高くてもその漏出を止めることが容易にな
る。
【0014】請求項4に記載の本発明の配管フランジ接
続部の補修方法の特徴構成によっても、前記請求項1又
は請求項2に記載の配管フランジ接続部の補修方法の特
徴構成における封止用板材を容易に、且つ、緊密に両側
のフランジ面間に介装することが可能になる。つまり、
前記封止用板材を、未硬化の熱硬化性樹脂を前記両側の
フランジ面間に注入して形成するので、締結してあるボ
ルトを緩めなくても容易に両フランジ面に密着させて前
記封止用板材を介装した状態とすることができる。しか
も、配管内の流体が蒸気等の高温流体であれば、その高
温流体の熱により高温硬化用の硬化剤を混和して注入す
れば、前記熱硬化性樹脂が短時間で硬化するので、作業
時間を短くできるという利点がある。尚、この場合に
は、前記ボルト交換工程或いは注入具取り付け工程を前
記封止用板材介装工程に先立って実施することが好まし
い。つまり、予め封止材注入用ボルト或いは封止材注入
具を装着してあれば、流体漏洩部から漏出する漏洩流体
は、前記封止材注入用ボルト或いは前記封止材注入具の
流体吐出口から封止材注入路を逆流して外部に放出され
るから、前記形成された封止用空間内に圧力を生ずるこ
とがないので、前記封止用板材が管径方向外方に押し戻
されることを抑制できるからである。
【0015】従って、流動性封止材の注入が一層容易に
なり、さらに作業性を向上すると同時に、配管内の流体
の圧力が高くてもその漏出を止めることが容易になる。
【0016】請求項5に記載の本発明の配管フランジ接
続部の補修方法の特徴構成によれば、上記請求項1〜4
の何れかに記載の特徴構成における流動性封止材として
未硬化の熱硬化性樹脂を注入するように構成してあるか
ら、注入後の流動性封止材が硬化した後にはガスケット
及び封止用板材と一体化して、確実に流体漏洩部を封止
できるようになる。つまり、熱硬化性樹脂の接着性及び
熱硬化性を利用して、封止用空間内及び流体漏洩部内を
固体の熱硬化性樹脂で充満することによって、所期の目
的を果たせるようになる。
【0017】従って、さらに作業性を向上すると同時
に、確実に漏洩箇所を、周囲に補修後の占有空間を必要
とせずに、しかも簡単な手段で流体漏洩部を封止するこ
とが可能になる。
【0018】以上記載のとおり、上記各請求項に記載の
特徴構成によって、従来困難であったボルトの管径方向
内方の漏洩箇所に対しても安価に、且つ、迅速に、しか
も作業性よく補修作業を行うことが可能となった。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る配管フランジ
接続部の補修方法について、蒸気配管に対する補修を例
として図面を参照しながら説明する。図1乃至図4は本
発明による蒸気配管の補修の手順の一例を略示したもの
である。管フランジ1同士を、ボルト孔1bに挿通した
ボルト13aとナット13bからなる締結部材13によ
って締結して、両側の管フランジ1のフランジ面上に高
く形成されたガスケット座1aの間にガスケット2を介
装してあり、前記介装したガスケット2自体の前記ボル
ト孔1bにボルト13aを挿通してあるボルト挿通部5
の前記管フランジ1半径方向内方に亀裂Cを生じて、前
記生じた亀裂Cに流体漏洩路が形成されて蒸気漏洩部1
2を形成した場合を例として示すものである。図示のよ
うに、本発明の配管フランジ接続部の補修方法によれ
ば、管フランジ1間に介装された封止用板材3によっ
て、蒸気漏洩部12の外方に位置する両フランジ面間は
封止されると同時に、ガスケット2の外周部2aに密着
して、生じた亀裂Cの開口をも封止するように流動性封
止材11が注入されており、一部は前記蒸気漏洩部12
を形成した亀裂Cの間隙に侵入しているから、配管フラ
ンジ接続部の蒸気の漏洩を抑えて確実に補修できるよう
になる。
【0020】本発明による蒸気配管Pの配管フランジ接
続部の補修手順の一例について、図1及び図2に基づき
以下に説明する。図1は本発明におけるボルト交換工程
と板材介装工程を示し、図2は流動性封止材11の注入
工程を示す夫々要部正面視縦断面図である。また、図3
及び図4は前記配管フランジ接続部をフランジ面に沿う
断面で示した要部説明図である。前記配管フランジ接続
部は、両側のガスケット座1aの間にガスケット2を介
装して、締結部材13(ボルト13a及びナット13
b)で連結してある。以下は、前記ガスケット2の前記
締結部材13を挿通してあるボルト挿通部5の前記管フ
ランジ1径方向内方に生じた亀裂Cを通じて蒸気漏洩部
12を形成して漏れの生じた場合について説明する。先
ず、図1(イ)〜(ハ)に示すように、前記蒸気漏洩部
12が形成された配管フランジ接続部に対して、前記蒸
気漏洩部12の外方に位置するボルト13aを取り外し
て、前記ボルト13aを抜き取った前記ボルト挿通部の
ボルト孔1bに、予め用意しておいた封止材注入用ボル
ト4を挿入して、先に取り外したナット13bを螺合し
て、前記ナット13bは締めないでおく。前記ボルト1
3aを取り外したボルト挿通部5の外側から、鉛製板材
3Aからなる封止用板材3を、板材介装具20を用いて
両側のフランジ面間に、挿入側端部3aが前記ガスケッ
ト2の外周部2aに接当するまで押し込んで装入する。
その後、前記ナット13bを締めて、両管フランジ1間
を締結する。次いで、図2に示すように、封止材注入用
保持具30を装着して、前記封止材注入用ボルト4の流
体供給口4bから流動性封止材11を注入し、前記封止
材注入用ボルト4の流体吐出口4aから、前記鉛製板材
3Aと前記外周部2aとの間に形成された封止用空間S
内に前記流動性封止材11として熱硬化性樹脂11Aを
充填するとともに、前記蒸気漏洩部12に注入する。そ
の後、前記熱硬化性樹脂11Aの固化を待って、前記熱
硬化性樹脂11Aへの加圧を解き、前記封止材注入用保
持具30を取外す。前記熱硬化性樹脂11Aとしてはエ
ポキシ樹脂が好適に用いられる。
【0021】前記封止用板材3は、介装状態において外
周側端部3bがほぼ管フランジ1の外周部に沿い、挿入
側端部3aはガスケット2の外周部2aに沿いながら、
中央部に前記外周部2aからの僅かな間隙を形成するよ
うに、扇形に形成してある(図3参照)。そして、前記
封止用板材3は、板材介装具20を用いて前記フランジ
面間に介装することによって、前記蒸気漏洩部12の外
方に位置するボルト13aを取り外して、前記封止材注
入用ボルト4を挿入装着するボルト交換工程のボルト交
換の間に封止用板材介装工程を実施できるようにしてあ
る。このようにすれば、前記蒸気漏洩部12から漏出す
る蒸気は、前記封止材注入用ボルト4の前記流体吐出口
4aから流体注入路4cを通じて前記流体供給口4bか
ら漏出蒸気が逸出するので、前記封止用板材介装工程に
おいて、漏出蒸気が前記封止用板材3を介装する際の障
害とはならない、尚、前記封止材注入用ボルト4を挿入
装着は、前記封止用板材介装工程の後から行ってもよ
い。この場合には、前記板材介装具20を用いて前記封
止用板材3を前記フランジ面間に圧入すればよい。この
場合も、前記蒸気漏洩部12の外方に位置するボルト挿
通部5のボルト孔1bから漏出蒸気が逸出するので、上
述と同様に障害とはならない。
【0022】前記封止材注入用ボルト4は、ボルト頭部
から脚部に向けて、前記脚部の中間部まで穿孔して、前
記ボルト頭部に流体供給口4bを形成しながら、流体注
入路4cを形成し、前記脚部に側方から穿孔して、ネジ
面に流体吐出口4aを形成しながら、形成した流体吐出
口4aを前記流体注入路4cに連通させてある。この封
止材注入用ボルト4は、流体漏洩箇所の外方から取外す
ボルト13aと互換に形成してあり、前記ボルト交換工
程に引き続き、封止材注入用保持具30を用いて、前記
流動性封止材11を前記流体注入路4cに注入可能な注
入口金31を前記流体供給口4bに取り付けて、前記流
動性封止材11を、介装された前記封止用板材3と前記
ガスケット2の外周部2aとの間に形成された封止用空
間S内に加圧注入可能に使用するものである(図4参
照)。尚、前記封止材注入用ボルト4にはネジ面を備え
るから、例えば図5に示すように、前記流体吐出口24
aが前記封止用空間S内に開口していなくても、前記流
動性封止材11がネジ谷部を通じて前記封止用空間Sに
向けて流動するので、前記流動性封止材11を前記封止
用空間S内に注入できる。
【0023】前記板材介装具20は、両側の管フランジ
1を跨ぐ門型に形成してあり、前記封止用板材3を両フ
ランジ面間に押し込む押込部材21と、この押込部材2
1を前記管フランジ1に向けて進退操作自在に、支持部
24のネジ孔24aに螺合可能にネジを形成してある押
込軸25と、前記押込軸25を回転操作するためのハン
ドル部26と、前記配管フランジ接続部の締結部材13
に反力受けを確保しつつ係止可能に構成してある取付部
27で構成してある(図1(ロ)参照)。詳しく説明す
れば、前記支持部24は、前記押込軸25の外周に螺設
された雄ネジに螺合するネジ孔24aを中央部に形成し
た金属製の、角条状に形成されており、前記押込軸25
を前記ネジ孔24aに螺入してある。前記取付部27
は、前記門型の両足を形成するもので、前記支持部24
の幅方向両側に、外方に向けて夫々揺動自在に取り付け
られ、前記配管フランジ接続部の締結部材13に対して
前記封止用板材3の押込操作に伴う半力を確保可能に係
止自在に構成してあり、前記支持部24の両端部に、夫
々U字状に形成して、前記締結部材13としてのボルト
13a頭部と、ナット13bとに各別に外嵌させて引っ
掛けるように構成されている。前記押込軸25の先端部
には上記のように突起部25aを形成してあり、後端部
には前記ハンドル部26を取り付けて、前記ハンドル部
26を回転させて、前記押込軸25の先端部に取り付け
た前記押込部材21を前記管フランジ1の半径方向に押
し込むように構成してある(図3参照)。
【0024】前記押込部材21は、基端部22を幅広に
形成して、前記基端部22の反対側に、押し込むべき封
止用板材3の外周面に沿う局面に形成された端面を備え
る押込側端部23を有する、断面T字状の板状材に形成
してあり、前記押込側端部23を前記封止用板材3の外
周側端部3bに接当させた状態で、前記封止用板材3を
フランジ面間に押し込むように、前記基端部22に形成
された丸穴状の取付凹部22aに、前記押込軸25の先
端に形成された円柱状の突起部25aを嵌入させ、前記
押込軸25の軸芯回りに回動可能に取り付けるように構
成されている(図1(ロ)参照)。
【0025】前記封止材注入用保持具30は、図2
(イ)及び(ロ)に示すように、前記配管フランジ接続
部を、前記封止材注入用ボルト4を装着するボルト挿通
部5を挟持する、支持部材35とこれを固定するための
反力受け部材32と、前記支持部材35の注入口金取付
部35aに螺設されたネジ部に螺合して前記注入口金3
1を前記封止材注入用ボルト4の流体供給口4bに接続
可能な注入口金取付部材37とで構成してある。
【0026】前記反力受け部材32は、前記封止材注入
用ボルト4の先端部と、これに螺合するナット13bを
包囲可能に形成してある締結部材収容空間33を備える
とともに、前記管フランジ1の径方向外方で、前記支持
部材35に突出形成されている連結用柱状体部36を嵌
入可能な連結用貫通孔34を形成してあり、前記連結用
柱状体部36を、前記配管フランジ接続部の反対側から
挿入して、連結ボルト38を前記連結用柱状体部36の
端部に形成してあるネジ孔に螺入して両者を締結できる
ように構成してある。つまり、前記支持部材35と前記
反力受け部材32とで万力を形成するようにしてある。
【0027】前記支持部材35には、前記ボルト挿通部
5に装着された前記封止材注入用ボルト4に前記注入口
金31を取り付けるための円柱状空間を形成した注入口
金取付部35aと、前記反力受け部材32とを連結固定
するための前記連結用柱状体部36とが形成されてい
る。前記注入口金取付部35aには、前記注入口金31
を前記封止材注入用ボルト4の流体供給口4bに押し付
け固定するために前記注入口金取付部材37の外周面に
螺設された雄ネジを螺合する雌ネジを螺設してある。
【0028】上記封止用板材介装工程は、例えば以下の
ような手順で実施する。先ず、ボルト交換工程に取り掛
かり、蒸気漏洩部12の外方に位置するボルト挿通部5
の締結部材13(ボルト13a及びナット13b)を取
外し、封止材注入用ボルト4を、前記締結部材13を取
り外したボルト孔1bに挿通する。次いで、前記封止用
板材介装工程に取り掛かり、板材介装具20を、蒸気漏
洩部12の周方向両側に位置するボルト13a頭部及び
ナット13bにに対して取付部27を係止させて取り付
け、前記押込部材21を、その基端部22に形成してあ
る取付凹部22aを押込軸25先端に備える突起部25
aに外嵌して取り付けると同時に、挿入側端部に形成さ
れた前記ボルト挿通部5を外方から囲む切欠きを備えた
前記鉛製板材3Aを、前記ボルト挿通部5に対して管径
方向外方の管フランジ1の間隙に位置させつつ、その外
周部と前記押込部材21の押込側端部23との間に介装
し、ハンドル部26を回転させて、前記押込軸25を前
進させ、前記鉛製板材3Aを両フランジ面間に押し込む
(図1(ロ)及び図3参照)。図示の例では、両管フラ
ンジ1共に、ガスケット座1aをフランジ面よりも高く
形成してあるが、前記鉛製板材3Aの両端部が両管フラ
ンジ1間の間隔減少部に押入されるに従って前記挿入側
端部3aが変形して薄くなりながら両フランジ面に沿う
から、充分に押し込まれた状態では、前記挿入側端部3
aは、少なくとも前記蒸気漏洩部12の周方向両側でガ
スケット2の外周部2aに強く押し当てられた状態にな
る(図3参照)。これで前記板材介装工程は完了する。
こうして、前記封止材注入用ボルト4を包囲する前記切
欠きと、前記外周部2aとの間には封止用空間Sが形成
される。この時点で蒸気漏れが続いていたとしても、前
記封止材注入用ボルト4の前記注入路4を通じて漏出す
るようになる。従って、漏出蒸気の圧力によって前記装
入した封止用板材3が押し戻されることを防止できる。
ここで、前記締結部材13を緩めた後で、前記封止材注
入用ボルト4にナット13bを締め付ける前であれば、
両フランジ面間は僅かながらも開いているので、前記鉛
製板材3Aの挿入は容易であり、前記封止材注入用ボル
ト4にナット13bを締め付けることによって前記鉛製
板材3Aと両管フランジ1のガスケット座1aとの間を
緊密に保てると同時に、前記挿入側端部3aも前記外周
部2aに一層強く押し当てられるようになり、前記封止
用空間Sから流動性封止材11が漏れ出ることが防止で
き、完全な流体漏洩部12の封止が可能となる。この後
前記封止材注入用ボルト4にナット13bを締め込み、
ボルト交換工程を完了する。その後前記押込軸25を後
退させて、前記板材介装具20を取り外す。
【0029】前記ボルト交換工程と前記板材介装工程と
が完了すると、続いて図2(ニ)及び(ホ)に示すよう
にして蒸気漏洩部12の外方の位置で交換した封止材注
入用ボルト4頭部の流体供給口4bに注入口金31を押
し付けるようにして封止材注入用保持具30を取り付け
て流動性封止材11を加圧注入する。つまり、図2は配
管フランジ接続部の側面視縦断面図であるが、先ず反力
受け部材32の締結部材収容空間33内に前記封止材注
入用ボルト4の頭部と、これに螺合したナット13bと
を位置させて、前記支持部材35の注入口金取付部35
aに螺入してある注入口金取付部材37に保持した注入
口金31を、前記封止材注入用ボルト4頭部の流体供給
口4bに押し当てながら、連結用柱状体部36を前記反
力受け部材32の連結用貫通孔34に一端側から挿入
し、他端側から連結ボルト38を前記連結用柱状体部3
6の先端部に形成されたネジ孔にねじ込んで、前記反力
受け部材32と前記支持部材35とを連結し、前記注入
口金取付部材37を前記封止材注入用ボルト4に強く押
し当て、前記注入口金31から前記流動性封止材11と
して熱硬化性樹脂11Aである未硬化のエポキシ樹脂を
注入し、前記封止材注入用ボルト4の流体吐出口4aか
ら前記封止用空間S内に、漏出蒸気の圧力に抗して注入
し充填し、さらに前記ガスケット2の亀裂Cに形成され
た蒸気漏洩部12にまで圧入される。このようにして注
入されたエポキシ樹脂11Aは、蒸気配管P内を流通す
る蒸気によって加熱されて熱硬化して、前記蒸気漏洩部
12を封止するようになる(図2(ヘ)参照)。
【0030】以上のようにして流体漏洩部12の外方に
封止用板材3を介装し、前記交換した封止材注入用ボル
ト4を通じて流動性封止材11を注入すれば、上記例の
ように、配管Pが蒸気配管であれば、前記流動性封止材
11として熱硬化性樹脂11Aを用いることにより、前
記熱硬化性樹脂11Aは配管P内の蒸気の熱により自然
硬化するから、前記熱硬化性樹脂11Aを漏出蒸気が押
し戻さなくなれば、前記封止材注入用保持具30を取り
外せばよい。
【0031】〔別実施形態〕 〈1〉上記実施の形態においては、配管フランジ接続部
における流体漏洩部12の外方に位置するボルト挿通部
5に締結してある締結部材13を抜き取って、抜き取っ
たボルト13aに代えて封止材注入用ボルト4を用いて
前記配管フランジ接続部を締結するボルト交換工程を実
施して、前記封止材注入用ボルト4を利用して流動性封
止材11を封止用空間S内に注入して前記流体漏洩部1
2を封止する例を示したが、前記封止材注入用ボルト4
を取り付ける代わりに、図6に例を示すように、流体吐
出口7aを形成してある封止材注入具6の封止材注入部
7を前記ボルト挿通部5のボルト孔1bに装着して前記
流動性封止材11を注入し、注入した流動性封止材11
で前記流体漏洩部12を封止した後に、前記抜き取った
ボルト13aを再び前記ボルト孔1bに挿通して、ナッ
ト13bを締めて復旧するようにしてもよい。
【0032】詳しく説明すれば、図6に示した例では、
前記封止材注入用保持具30の注入口金取付部35aの
位置に流体吐出口7aを形成してある封止材注入部7を
備えたと同様の構成である。つまり、前記封止材注入具
6は、注入具固定部材8を用いて前記配管フランジ接続
部に固定される。前記封止材注入具6には前記ボルト孔
1bに装着可能に形成された円柱状の封止材注入部7を
備えており、同一面上に前記注入具固定部材8に係合可
能な柱状体部6aを突出形成してある。前記封止材注入
部7の側面には、前記柱状体部6aの反対側に向けて流
体吐出口7aが形成され、前記封止材注入部7と反対側
の面に備える口金取付部10に連通する流体流路を内部
に設けてある。前記注入具固定部材8には、前記柱状体
部6aを係入可能に形成された連結用貫通孔8aを形成
してあり、前記柱状体部6aを係入した状態で、前記柱
状体部6aに穿たれたネジ孔に固定ボルト9を締め込む
ことで前記封止材注入具6と連結して、両者を前記配管
フランジ接続部に取り付けるようにしてある。この封止
材注入具6を前記ボルト挿通部5に取り付けて(図6
(イ)参照)、前記口金取付部10に前記流動性封止材
11の供給手段を接続して、前記封止用空間S内に前記
流動性封止材11を加圧注入し(同図(ロ)参照)、前
記流体漏洩部12の封止を待って、前記封止材注入具6
を取り外して、先に抜き取ったボルト13aを前記ボル
ト孔1bに挿通してナット13bを締め付けて補修を完
了すればよい(同図(ハ)参照)。
【0033】〈2〉上記実施の形態においては、ボルト
挿通部5を管径方向外方から包囲する封止用板材3とし
て鉛製板材3Aを、両フランジ面間に押し込む例を示し
たが、前記封止用板材3は、前記両フランジ面間で形成
するようにしてもよい。つまり、図7に一例を示すよう
に、流体漏洩部12と、その管径方向外方に位置するボ
ルト挿通部5とを、管径方向外方から包囲し、流体の包
囲空間内への流入を阻止可能なボルト孔包囲材14b
と、そのボルト孔包囲材14bの周方向両側に、流体の
外方への流出を阻止可能な側部介装板材14aとを包囲
用材14として前記両フランジ面間に介装して、例えば
未硬化のエポキシ樹脂のような流動性の熱硬化性樹脂
を、前記包囲用材14の間に注入して硬化させることで
板材として形成された熱硬化性樹脂3Aを、前記管径方
向外方から挿入する封止用板材3に代えて用いてもよ
い。前記側部介装板材14aは、同図(ハ)に示したよ
うに熱硬化性樹脂の硬化後に除去してもよいが、前記ボ
ルト孔包囲材14bと同様に残留させておいてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による補修手順の一例を示す工程説明用
要部縦断面図
【図2】本発明による補修手順の一例を示す工程説明用
要部縦断面図
【図3】板材介装工程の手順の一例を示すフランジ面に
沿った要部縦断面図
【図4】流体漏洩部の封止の一例を説明するフランジ面
に沿った要部縦断面図
【図5】流体漏洩部の封止の他の例を説明するフランジ
面に沿った要部縦断面図
【図6】流体漏洩部の封止の他の例を説明するフランジ
面に直交する要部縦断面図
【図7】板材介装工程の手順の他の例を示すフランジ面
に沿った要部縦断面図
【図8】従来の配管フランジ接続部の補修方法を説明す
る要部縦断面図
【図9】従来の配管フランジ接続部の他の補修方法を説
明する要部縦断面図
【符号の説明】
1 管フランジ 1a 管フランジのガスケット座 1b 管フランジのボルト孔 2 ガスケット 2a ガスケットの外周部 3 封止用板材 3a 封止用板材の挿入側端部 3A 封止用板材としての鉛製板材 3B 封止用板材としての熱硬化性樹脂 4 封止材注入用ボルト 4a 封止材注入用ボルトの流体吐出口 4b 封止材注入用ボルトの流体供給口 5 ボルト挿通部 6 封止材注入具 7a 封止材注入具の流体吐出口 11 流動性封止材 11A 流動性封止材としての熱硬化性樹脂 12 流体漏洩部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトで締結してある管フランジのガス
    ケット座間にガスケットを介装してある配管フランジ接
    続部において、互いに対向する両側のフランジ面間でボ
    ルト挿通部の管径方向内方側に形成された流体漏洩部
    を、外側から封止する配管フランジ接続部の補修方法で
    あって、 前記管フランジに取り付けた状態において前記両側のフ
    ランジ面間に位置させて形成した流体吐出口を、頭部に
    設けた流体供給口に連通させてある封止材注入用ボルト
    を予め用意しておいて、 前記両側のフランジ面間で、前記ボルト挿通部を管径方
    向外方から囲み、且つ、前記流体漏洩部の円周方向両側
    において前記ガスケットの外周部の少なくとも一部に挿
    入側端部を接当させる封止用板材を介装する封止用板材
    介装工程と、 前記流体漏洩部の管径方向外方に位置するボルトを前記
    封止材注入用ボルトに交換するボルト交換工程とを実施
    した後、 前記交換した封止材注入用ボルトの流体吐出口から前記
    流体漏洩部に向けて、前記流体漏洩部を封止可能な流動
    性封止材を注入する配管フランジ接続部の補修方法。
  2. 【請求項2】 ボルトで締結してある管フランジのガス
    ケット座間にガスケットを介装してある配管フランジ接
    続部において、互いに対向する両側のフランジ面間でボ
    ルト挿通部の管径方向内方側に形成された流体漏洩部を
    外側から封止する配管フランジ接続部の補修方法であっ
    て、 前記管フランジのボルト孔に緊密に挿入可能に形成さ
    れ、且つ、前記ボルト孔に挿入した状態において前記両
    側のフランジ面間に流体吐出口を位置させて形成した封
    止材注入具を予め用意しておいて、 前記流体漏洩部の管径方向外方に位置するボルトを取り
    外し、 前記両側のフランジ面間で前記ボルト挿通部を管径方向
    外方から囲み、且つ、前記流体漏洩部の円周方向両側に
    おいて前記ガスケットの外周部の少なくとも一部に挿入
    側端部を接当させる封止用板材を介装する封止用板材介
    装工程と、 前記ボルトを抜き取った前記ボルト孔に前記封止材注入
    具を挿入し固定する注入具取り付け工程とを実施した後
    に、 前記固定した封止材注入具の流体吐出口から前記流体漏
    洩部に向けて、前記流体漏洩部を封止可能な流動性封止
    材を注入し、 その後前記封止材注入具を取り外して、前記封止材注入
    具を取り外した前記ボルト孔にボルトを挿通して再び締
    結する配管フランジ接続部の補修方法。
  3. 【請求項3】 前記封止用板材として鉛製板材を、前記
    両側のフランジ面間に圧入する請求項1又は2に記載の
    配管フランジ接続部の補修方法。
  4. 【請求項4】 前記封止用板材は、未硬化の熱硬化性樹
    脂を前記両側のフランジ面間に注入して形成するもので
    ある請求項1又は2に記載の配管フランジ接続部の補修
    方法。
  5. 【請求項5】 前記流動性封止材として未硬化の熱硬化
    性樹脂を注入する請求項1〜4の何れか1項に記載の配
    管フランジ接続部の補修方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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