JP2002039452A - 配管用継手、耐圧試験ユニット及びパイプ接続構造並びにパイプの接続方法 - Google Patents

配管用継手、耐圧試験ユニット及びパイプ接続構造並びにパイプの接続方法

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JP2002039452A
JP2002039452A JP2001146708A JP2001146708A JP2002039452A JP 2002039452 A JP2002039452 A JP 2002039452A JP 2001146708 A JP2001146708 A JP 2001146708A JP 2001146708 A JP2001146708 A JP 2001146708A JP 2002039452 A JP2002039452 A JP 2002039452A
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JP
Japan
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pipe
gap
adhesive
tube
fitted
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Application number
JP2001146708A
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English (en)
Inventor
Yuichi Goto
雄一 後藤
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NIPPON DENSHI GIJUTSU KK
TSUKAMOTO KUCHO SETSUBI KK
Kyokuto Kogyo KK
Original Assignee
NIPPON DENSHI GIJUTSU KK
TSUKAMOTO KUCHO SETSUBI KK
Kyokuto Kogyo KK
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Publication date
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 嫌気性接着剤を使用し、密閉性、信頼性、作
業性に優れる配管用継手、耐圧試験ユニットおよびパイ
プの接続構造並びに接続方法を提供する。 【解決手段】 パイプを嫌気性接着剤によって接続する
配管用継手であって、パイプ端部の内周側に嵌合する内
管と、外周側に嵌合する外管とをギャップを挟んで一体
化してなる二重管構造をなすと共に、内管あるいは外管
の少なくとも一方に他方にむかって近づくテーパ面が形
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管用継手、耐圧
試験ユニット及びその配管用継手の構造を備えたパイプ
の接続構造並びに接続方法に関し、特に施工が簡単で、
火気を使用しなくても高い密閉性や信頼性が得られるよ
うにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧力気体または液体を通すための
金属配管用継手と金属パイプとの接続は、金属Oリング
圧着、あるいはロー溶接等により行われている。特に、
高温高圧な気体を長期間完全密封な状態で保持しなけれ
ばならない空調機冷媒用配管や、配管内に高圧気体を充
填させて配管の耐圧試験を行う場合の耐圧試験ユニット
等は、信頼性の高いロー溶接工法が利用されてきた。し
かし、ロー溶接工法は、火気を使用するためガス溶接技
術者でなければ作業できない上、熟練を必要とする等の
問題点がある。また近年、配管作業現場内での安全性向
上のため、火気の使用は避けられるようになってきた。
【0003】そこで最近では、ロー溶接に替わって、金
属Oリング圧着式が多く利用されるようになってきてい
る。この金属Oリング圧着式の継手構造は、図13に示
すように、配管用継手1と金属パイプ2との間の隙間に
楔形の金属Oリング3を強力な圧力で押し込んで、袋ナ
ット4で締め付け固定することにより、金属Oリング3
を内径方向に縮み変形させるとともに、配管用継手1お
よび金属パイプ2に食い込ませ、配管の気密性と耐圧性
を達成する構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記金
属Oリング圧着式の配管接続構造は、その作業に大変な
力を要するという問題がある。特に大口径配管にあって
は作業工具も大型となり、屋内の狭い場所での作業は困
難である。また、従来より完全密閉を求める金属配管用
継手とパイプとの接続はロー溶接工法で行われてきたこ
とが示すように、金属Oリング圧着式はその構造上、完
全密閉を達成することは困難であると言える。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、火気を使用することなく、ロー溶接工法と同等
の密閉性と信頼性を達成し、かつ作業性に優れる配管用
継手、耐圧試験ユニット及びパイプの接続構造並びに接
続方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1の発明は、パイプを嫌気性接着剤に
よって接続するための配管用継手であって、パイプ端部
の内周側に嵌合する内管と、外周側に嵌合する外管とを
ギャップを挟んで一体化してなる二重管構造をなすと共
に、内管あるいは外管の少なくとも一方に他方にむかっ
て近づくテーパ面が形成されているところに特徴を有す
る。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の配管用継手であって、内管及び外管の間のギャップに
挿入される筒部と、その筒部の一端面を覆う蓋部と、筒
部に形成されてギャップに連なる接着剤注入用のスリッ
トと、筒部に形成されてギャップに連なる空気逃がし用
のスリットとを備えたキャップを有するところに特徴を
有する。
【0008】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載の配管用継手であって、外管は、金属管とその
外周に一体的に設けられた樹脂管とからなる複合構造を
なすとともに、樹脂管の両端部には袋ナットを螺合する
ための雄ねじ部が形成されているところに特徴を有す
る。
【0009】請求項4の発明は、配管内に高圧気体を充
填させて配管の耐圧試験を行うための耐圧試験ユニット
であって、配管を構成するパイプ端部の内周側に嵌合す
る内管と、外周側に嵌合する外管とをギャップを挟んで
一体化してなる二重管構造をなし、内管あるいは外管の
少なくとも一方に他方にむかって近づくテーパ面が形成
されているとともに、内管が耐圧試験用の高圧気体を配
管内に送り込むための供給路と連結されており、パイプ
と嫌気性接着剤によって接続されるところに特徴を有す
る。
【0010】請求項5の発明は、パイプを嫌気性接着剤
によって接続するパイプ接続構造であって、パイプ端部
の内周側に嵌合する内管と、外周側に嵌合する外管とを
ギャップを挟んで一体化してなる二重管構造をなすと共
に、内管あるいは外管の少なくとも一方に他方にむかっ
て近づくテーパ面が形成されている配管用継手を備え、
パイプの端部がテーパ面に押し付けられてパイプと内管
又は外管との隙間を狭めることで硬化した嫌気性接着剤
によりパイプが固定されているところに特徴を有する。
【0011】請求項6の発明は、パイプの接続方法であ
って、接続しようとするパイプの一端部の内周側に嵌合
する内管と、その外周側に嵌合する外管とをギャップを
挟んで一体化してなる二重管構造をなすと共に、内管あ
るいは外管の少なくとも一方に他方にむかって近づくテ
ーパ面が形成されている配管用継手を使用し、その配管
用継手のギャップ内に嫌気性接着剤を注入した状態でパ
イプをそのギャップ内に圧入してパイプの端部をテーパ
面に押し付け、これに伴いパイプと内管又は外管との隙
間を狭めることで嫌気性接着剤を硬化させるところに特
徴を有する。
【00012】
【発明の作用および効果】本発明の配管用継手、耐圧試
験ユニットおよびパイプの接続構造並びに接続方法は、
パイプを嫌気性の接着剤により接着する構成であるか
ら、火気を使用することなく施工を行うことが可能であ
り、作業時の安全性が向上する。また、嫌気性接着剤は
一液性であるので現場作業性がよく、接着剤としての安
定性も良好である。さらに、嫌気性接着剤は充分に狭い
場所にて空気が遮断されると急速に硬化が進むため、溶
剤タイプの接着剤を使用する場合と比較して短時間作業
が可能となる。
【0013】また、本発明の配管用継手および耐圧試験
ユニットは、特に嫌気性の接着剤を使用するのに都合の
よい構成としてある。すなわち、第1に、配管用継手お
よび耐圧試験ユニットを内管と外管との間にギャップを
挟んで一体化してなる二重管構造とし、そのギャップ内
に嫌気性接着剤を充填可能な構成とした。なお、このギ
ャップ内に嫌気性接着剤を充填させただけの状態では、
嫌気性接着剤は硬化開始の条件が整っていないため、未
硬化のままである。
【0014】第2に、内管あるいは外管の少なくとも一
方に他方にむかって近づくテーパ面を形成する構成とし
たから、パイプを挿入する際、その先端部に、充填した
嫌気性接着剤が急激に硬化するのに適した間隙を全周に
わたって均一に形成することが可能となった。すなわ
ち、接続しようとするパイプや配管用継手あるいは耐圧
試験ユニットの内管・外管には、加工の際に真円からの
歪みが生じることが避けられない。そうすると、テーパ
面が形成されていない場合には、両者を接続しようとす
る場合にそのわずかな歪みによってパイプと内管および
外管との間隙が不均一になり、パイプの周方向におい
て、嫌気性接着剤の硬化速度が速かったり遅かったりす
る部分が生じてしまう。このような事態が生ずると、例
えば未硬化部分の嫌気性接着剤が硬化前に流れ出してし
まう等の不都合が生じるため、全体の硬化が完了するま
で、パイプや配管用継手あるいは耐圧試験ユニットが動
いてしまったり、振動が加わったりしてしまわないよ
う、これらを保持しておく必要がある。これに対し、本
発明のようなテーパ面を形成しておく構成とすれば、パ
イプや配管用継手および耐圧試験ユニットのわずかな歪
みはパイプの先端部がテーパ面に押しつけられることに
より是正され、全周にわたり均一な間隙が形成されるた
め、嫌気性接着剤は連続した環状領域の全域において短
時間で完全硬化する。
【0015】また、嫌気性接着剤が急激に硬化するのに
適した間隙を全周にわたって形成するために、テーパ面
を形成する代わりに単に配管用継手および耐圧試験ユニ
ットとパイプとの間隙をできるだけ狭くするように加工
することも考えられるが、その場合には、パイプの挿入
操作がパイプの歪みや摩擦により困難になったり、同じ
くパイプの挿入操作が、内管と外管との隙間にある空気
がパイプに出口を塞がれて押し出され難くなることによ
り困難になったり、パイプ挿入の途中で接着剤が硬化し
てしまう等の問題が生ずる。これに対し、本発明のよう
にテーパ面を形成する構成とすれば、パイプの先端がテ
ーパ面に当接するまでは隙間が大きいから簡単に挿入す
ることができ、しかもテーパ面に押し付けられた瞬間に
パイプおよび配管用継手および耐圧試験ユニットの全周
にわたり均一な間隙が形成されるために短時間で接着剤
が硬化するという優れた作用効果が得られる。
【0016】さらに、上記以外にも、二重管構造とする
ことにより、配管内に接着剤がはみ出さない、パイプと
の接着面積が大きくなるため引き抜き強度が向上する、
配管内物質が漏れ出る経路が長くなり密閉性が向上す
る、継手部分の曲げ強度が向上する等の作用効果が得ら
れる。また、テーパ面を形成することにより、ギャップ
にパイプを挿入する場合に、作業者はパイプがテーパ面
に当接するまで挿入すればよいため挿入深さを調節する
手間が省け、作業性に優れる。また、挿入されたパイプ
先端は、テーパ面に食い込むことにより安定的に固定さ
れる等の作用効果が得られる。
【0017】ところで、上述した本発明の配管用継手に
嫌気性接着剤を充填するにあたり、その充填量を適量と
することには、重要な意味がある。すなわち、接着剤の
充填量が過剰な場合には、パイプを配管用継手に挿入す
る際に、過剰分の接着剤がパイプと配管用継手との間の
狭い隙間を通って外部に流れ出す必要があり、作業者は
その接続作業時に強い力で長い時間をかけてパイプを押
し込まなければならない。これは作業性が悪いばかりで
なく、接続配管内にも接着剤が溢れ出たり、パイプが充
分に挿入されないうちに接着剤が硬化を開始してしまう
という不都合を生じさせることにもなる。また、接着剤
の無駄でもある。一方、接着剤の充填量が不十分な場合
には、パイプと配管用継手との接着強度が低下してしま
う。
【0018】そこで本願では、上記請求項2の発明のよ
うに、配管用継手に、接着剤注入用スリットと空気逃が
し用スリットとを有するキャップを備える構成とした。
このようなキャップの筒部を配管用継手の内管と外管と
の間のギャップに挿入し、嫌気性接着剤を接着剤注入用
スリットよりギャップ内に流し込むと、接着剤はギャッ
プ内の空気を空気逃がし用スリットから追い出しつつギ
ャップ内に速やかに充填され、ギャップ内に完全充填さ
れると空気逃がし用スリットから溢れ出すようになる。
従って、空気逃がし用スリットから接着剤が溢れ出る時
点で、接着剤充填量が適量となるように、キャップの筒
部のギャップ内への挿入深さを予め設定しておけば、常
時適量の接着剤を充填させることが可能となる。
【0019】また、配管用継手の両端側に接着剤を充填
する必要がある場合には、両端側にキャップを嵌合して
おき、一端側に接着剤を充填してキャップをそのままに
しておき、次に配管用継手を反転させて他端側に接着剤
を充填すればよい。このようにしても、キャップによっ
て蓋がされた状態になっているから、先に充填した接着
剤がこぼれることはない。しかも、当初からキャップを
嵌めた状態としておくことにより、配管用継手の変形や
傷付きを防止することができ、ギャップ内の接着面の汚
れや腐食も防止することができる。
【0020】さらに請求項3では、外管を、金属管の外
周を覆うように樹脂管が一体的に設けられる構成とした
から、外管全体を金属で構成する場合と比較して軽量と
なるという効果が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>以下、本発明を
具体化した第1実施形態について図1ないし図4を参照
して説明する。図1は本実施形態のパイプ接続構造の断
面図であり、この配管用継手10は、2本の同径のパイ
プ20,20を同軸状に接続するものである。配管用継
手10は、例えば鉄等の金属材料にて形成されており、
パイプ20の端部の内周側に嵌合する径に形成された内
管11と、同じくパイプ20の端部の外周側に嵌合する
径に形成された外管12とが、ギャップ15を介して二
重になった二重管構造となっている。なお、内管11
は、その両端部がそれぞれ外管12の端部よりもパイプ
20、20側に突出して延びるように、外管12よりも
長く形成されている。
【0022】外管12の長さ方向の中央には、外周を内
管11側に向かって絞ることにより、その内周面に内管
11側に向かう環状のテーパ面13が形成されている。
このテーパ面13により、外管12の内周壁と内管11
の外周壁とがそれぞれの長さ方向中央部分で接してお
り、その接点14において溶接又は接着剤により互いに
一体に接合されている。これにより、ギャップ15は、
配管用継手10の両端部側を開口するとともに、中央部
側をテーパ状に閉じた形状となっている。
【0023】次に、このような配管用継手10を用いて
パイプ20,20を接続する方法について述べる。パイ
プ20,20を接続する場合には、まず、図2に示すよ
うに、ギャップ15の一方の開口部16側から、そのギ
ャップ15の奥方(配管用継手10の中央部側)に嫌気
性接着剤30を適量充填する。この状態では、嫌気性接
着剤30はある程度広い面積で空気に接触しているた
め、未硬化の状態である。次に、パイプ20の端部を内
管11の外周に沿うようにして嵌め込み、ギャップ15
内に進入させる。すると、ギャップ15内の奥方に充填
されている嫌気性接着剤30が、パイプ20の端部に押
しのけられるようにして、パイプ20とギャップ15の
内壁との間に徐々に薄く広がる。この時、ギャップ15
内の空気は嫌気性接着剤30によって開口部16から押
し出されるので、嫌気性接着剤30中に気泡が残存する
ことはない。そして、パイプ20の先端部が外管12の
テーパ面13に当接したところでパイプ20の進入は阻
止され、嫌気性接着剤30がギャップ15内全体に充填
された状態となる(図3参照)。
【0024】そして、パイプ20の先端部がギャップ1
5内の最奥まで挿入された状態で強く押し込むと、パイ
プ20先端の外周側が環状のテーパ面13の内側に食い
込むようになるため、パイプ20とテーパ面13との間
の隙間が最小となり、これを契機に、その接触位置付近
の嫌気性接着剤30の硬化が開始される。そして、程な
くギャップ15内の嫌気性接着剤30全体が完全に硬化
し、パイプ20と配管用継手10とは嫌気性接着剤30
によって接着状態となって、互いに抜けないように固定
される。
【0025】また、他方側のパイプ20も、上述したの
と同様に、ギャップ15内に適量の嫌気性接着剤30を
充填させた後、ギャップ15内に挿入することにより、
配管用継手10と接続状態とする(図4参照)。
【0026】このように、本実施形態の配管用継手10
によれば、嫌気性接着剤30を配管用継手10のギャッ
プ15内に適量充填させ、パイプ20の端部をギャップ
15内のテーパ面13に当接する位置まで挿入するとい
う簡単な作業を行うだけで、優れた密閉性と信頼性を有
するパイプの接続構造を得ることができる。
【0027】<第2実施形態>本発明の第2実施形態
は、上記第1実施形態に示した配管用継手10に、キャ
ップ100が備えられた構成のものである。本実施形態
のキャップ100は、図5に示すように、配管用継手1
0の内管11と外管12との間のギャップ15内に挿入
される筒部101と、その筒部101の一端面を覆う蓋
部102とからなり、上記第1実施形態で使用される嫌
気性接着剤30とは接着しない材質のプラスチック材に
て形成されている。筒部101には、その開口側端部か
らキャップの軸心と平行に形成された接着剤注入用のス
リット103と、スリット103と対向する位置に同じ
く筒部101の開口側端部から形成された空気逃がし用
のスリット104とが設けられている。これらスリット
103,104は、キャップ100を配管用継手10に
装着した際に、各スリットの先端部が外管12の端部か
ら露出する位置まで形成されている。なお、空気逃がし
用スリット104は、充分に狭い幅に形成してある。こ
のキャップ100は配管用継手10の両端に予め嵌合さ
れ、その状態で配管用継手10が取り扱われる。
【0028】このような本実施形態の配管用継手10に
嫌気性接着剤30を充填するには次のようにする。図6
に示すように、嫌気性接着剤30を充填した注入器11
0のノズル111をキャップ100のスリット103の
先端に挿入し、嫌気性接着剤30を注入する。すると、
接着剤30は下方に流れてギャップ15内の奥方へ徐々
に貯まるとともに、ギャップ15内の空気は空気逃がし
用スリット104から押し出される。そしてついには、
ギャップ15内は接着剤30で満たされ、空気逃がし用
スリット104から過剰な接着剤30が溢れ出す。この
時点で、作業者は接着剤30の注入を中止する。
【0029】空気逃がし用スリット104からの接着剤
30の溢れ出しが収まるのとほぼ同時に、スリット10
4内に位置する接着剤30は、スリット104が狭い幅
に形成されているため、硬化を開始する。硬化は徐々に
進んでスリット104は粘度の高い接着剤30によって
塞がれた状態となる。他の部分に位置する接着剤30
は、迅速硬化する程の狭い隙間に押し込められてはいな
いので、スリット104内に位置する接着剤30ほどに
は硬化は進まない。
【0030】作業者は、嫌気性接着剤30の注入を中止
した後、下方に位置している反対側のギャップ15内に
も接着剤30を充填させるために、上記キャップ100
を装着したままの状態で配管用継手10を反転させる。
そして、上記と同様にして接着剤30を注入すればよ
い。この状態では、下方のキャップ100の空気逃がし
用スリット104は粘度が高くなった嫌気性接着剤30
で塞がれているため、接着剤30が流れ出たり、空気が
逆流したりすることがない。また、接着剤注入用スリッ
ト103も、粘度が若干高くなった接着剤30によって
塞がれるので、接着剤30が流れ出てしまうことはな
い。
【0031】そして作業者は、両側のギャップ15への
接着剤30の充填が終了したら、両キャップ100,1
00を取り外して、速やかにパイプ20,20と接続さ
せる。この場合、ギャップ15内に充填されている接着
剤30は、若干粘度が高くなっているものの完全に硬化
しているわけではないので、配管用継手10を動かした
り傾けたりしても開口部16から流れ出てしまうことは
ない。またパイプ20をギャップ15内に挿入する際に
は、接着剤30はパイプ20の先端部に押しのけられる
ようにして徐々に開口部16付近まで薄く広がり、パイ
プ20の先端部がテーパ面13に押しつけられるのを契
機に、その接触位置付近の嫌気性接着剤30から全域に
わたって急速に硬化が進む。
【0032】このように、本実施形態によれば、配管用
継手10にキャップ100を備える構成とすることによ
り、作業者は嫌気性接着剤30をギャップ15内に充填
する際には、接着剤注入用スリット103から接着剤3
0を注入し、接着剤30が空気逃がし用スリット104
から溢れ出た時点で接着剤30の注入を中止すればよ
く、適量の接着剤30を確実に配管用継手10のギャッ
プ15内に充填させることができて、作業性に優れる。
また常時適量の接着剤量にてパイプ20と配管用継手1
0との接着を行うことができ、所望の接着強度を確保す
ることができるとともに、接着剤30の過剰なはみ出し
も防止でき、無駄がない。
【0033】また、空気逃がし用スリット104を充分
に狭い幅に形成しておくことにより、スリット103,
104を粘度の高い接着剤30で塞いで接着剤30の流
れ出しや空気の逆流を防ぐことができるので、配管用継
手10の両側のギャップ15とも接着剤30の充填を配
管用継手10を立てた状態で行うことができ、さらに作
業性が向上するという作用効果を奏する。
【0034】<第3実施形態>本発明の第3実施形態の
パイプの接続構造の断面図を、図7に示す。本実施形態
の配管用継手40も、2本の同径の筒状のパイプ20,
20を同軸状に接続するものであるが、より高度な密閉
性、耐圧性、耐振性が要求される場合の実施形態を示す
ものである。
【0035】配管用継手40は、上記第1実施形態の配
管用継手10と同様に、例えば鉄等の金属材料にて形成
されており、パイプ20の端部の内周側に嵌合する内管
41と外周側に嵌合する外管42とが、ギャップ45を
介して二重になった二重管構造となっているが、上記第
1実施形態とは異なり、外管42は肉厚の金属円筒を切
削加工することにより形成されている。具体的には、外
管42は、肉厚の金属円筒の内周面が、長さ方向の中央
部を残して両開口部側からギャップ45の幅分だけ厚み
方向にくり抜き加工されたものであって、長さ方向中央
部の加工端部にはテーパ面43が形成されている。ま
た、外管42の内周壁と内管41の外周壁とは、それぞ
れの長さ方向中央部分で溶接により互いに一体に接合さ
れている。さらに、外管42の両開口部の内周面にはO
リング収容溝46が、外周面にはねじ溝47が形成され
ている。
【0036】上記Oリング収容溝46には、例えば金属
製で有端環状に切断されたOリング48が嵌め込まれて
おり、このOリング48は、ねじ溝47にねじ込まれる
金属製の袋ナット49によって固定されている。
【0037】このような本実施形態の配管用継手40を
用いてパイプ20,20を接続する場合には、まず、ギ
ャップ45の開口部から奥方(配管用継手40の中央
側)に嫌気性接着剤30を適量充填する。この状態で
は、嫌気性接着剤30はある程度広い面積において空気
に接触しているため、未硬化の状態である。次に、パイ
プ20の端部をギャップ45内に進入させる。すると、
ギャップ45内の奥方に充填されている嫌気性接着剤3
0が、パイプ20の端部に押しのけられるようにして、
パイプ20とギャップ45の内壁との間に徐々に薄く広
がる。そして、パイプ20の先端部が外管42のテーパ
面43に当接すると、嫌気性接着剤30がギャップ45
内全体に充填された状態となり、硬化が開始する。そし
て、程なく、パイプ20と配管用継手40とは嫌気性接
着剤30によって接着状態となり、互いに抜けないよう
に固定される。
【0038】最後に、Oリング収容溝46にOリング4
8を嵌め込み、予めパイプ20側に通しておいた袋ナッ
ト49をねじ溝47にねじ込むことにより、Oリング4
8を固定する。このとき、Oリング48は有端環状であ
るから、従来に比べて締め付け力は格段に小さくでき、
作業性は良好である。
【0039】上述した本実施形態の配管用継手40によ
れば、パイプ接続部分の固定および配管内の密閉は、接
着剤30だけでなく、袋ナット49およびOリング48
によって二重に行われているので、さらに配管の耐圧
性、耐振性、密閉性を高めることができる。従って、上
記第1実施形態の作用効果に加え、例えば空調機冷媒用
配管のような高温高圧な気体を長期間完全密封な状態で
保持しなければならない箇所や、常時振動が加えられる
箇所においても、接着剤30にクラックが生じ難く、よ
り信頼性の高い配管を行うことができるという優れた作
用効果を奏する。
【0040】<第4実施形態>本発明の第4実施形態の
パイプの接続構造の断面図を図8に示す。本実施形態の
配管用継手70は、上記第3実施形態の配管用継手40
と比較し、高度な密閉性、耐圧性、耐振性を保ちながら
も、さらに軽量であり、作業性に優れるものである。
【0041】配管用継手70は、上記実施形態の配管用
継手10,40と同様に、パイプ20の端部の内周側に
嵌合する内管71と外周側に嵌合する外管72とが、ギ
ャップ75を介して二重になった二重管構造となってい
るが、内管71が例えば鉄等の金属材料にて形成されて
いるのに対し、外管72は、上記実施形態とは異なり、
例えば銅等の金属管の外周にポリイミドやポリフェニレ
ンサルファイド等の樹脂管を樹脂モールド成形により一
体化させたものからなる。具体的には、図8に示すよう
に、外管72は、内管71とほぼ同等の厚みの金属管と
その外周を覆う樹脂管とからなる複合構造であり、その
長さ方向中央部には内周側にむかうテーパ面73が形成
されているとともに、外管72の内周壁と内管71の外
周壁とがそれぞれの長さ方向中央部分で溶接により互い
に一体に接合されている。また、外管72の両開口部の
内周面にはOリング収容溝76が、外周面には雄ねじ部
77が形成されている。
【0042】上記Oリング収容溝76には、例えば金属
製で楔形のスリット入りOリング78が嵌め込まれてお
り、このOリング78は、雄ねじ部77にねじ込まれる
金属製の袋ナット79によって固定されている。
【0043】上述した本実施形態の配管用継手70によ
れば、上記第3実施形態と同様の作用・効果に加え、第
3実施形態のように外管全体を金属で構成する場合と比
較して軽量となるという効果が得られる。
【0044】<第5実施形態>本実施形態は、本発明の
パイプの接続構造を耐圧試験ユニット80に適用したも
のである。この耐圧試験ユニット80は、パイプ20の
配管時に、気密性および耐圧性の問題がないかどうかを
試験する場合に使用されるものである。
【0045】図9は本実施形態の耐圧試験ユニット80
の断面図である。耐圧試験ユニット80は、例えば鉄等
の金属材料にて形成されており、パイプ20の端部の内
周側に嵌合する内管81と外周側に嵌合する外管82と
が、ギャップ85を介して二重になった二重管構造を有
している。外管82の一端側は内管81側に向かって絞
られてその内周面にテーパ面83が形成されており、外
管82の内周壁と内管81の外周壁との接点において例
えば接着剤により互いに一体に接合されている。これに
より、ギャップ85は、一端側が開口するとともに他端
側がテーパ面83により閉じた形状となっている。ま
た、外管82のテーパ面83の先端側(図中右側)は内
管81の端部まで延びるとともに、内管81の一端側を
塞ぐように先細に絞られており、さらにその中心部には
後述する連結管87を受け入れ可能な径の導入筒86が
軸心に沿って形成されている。
【0046】この導入筒86には、連結管87が貫通さ
れる。連結管87は、図10に示すような耐圧試験用の
ガス供給路90および耐圧ゲージ91とそれぞれ連結さ
れる逆止弁付きフレアTコネクター92と連結可能なフ
レアナット88を一端側に一体に備えており、他端側が
上述した導入筒86内に挿入されて、導入筒86の内壁
と溶接により接合されている。
【0047】このような耐圧試験ユニット80を耐圧試
験を行う配管のパイプ20と接続する場合には、まず、
ギャップ85の開口部側から、ギャップ85の奥方に嫌
気性接着剤を適量充填しておき、ギャップ85内にパイ
プ20を進入させる。すると、ギャップ85内の奥方に
充填されている嫌気性接着剤が、パイプ20の端部に押
しのけられるようにして、パイプ20とギャップ85の
内壁との間に徐々に薄く広がる。そして、パイプ20の
先端部が外管82のテーパ面83に当接したところでパ
イプ20の進入は阻止され、嫌気性接着剤がギャップ8
5内全体に充填された状態となる。
【0048】そして、パイプ20の先端部がギャップ8
5内の最奥まで挿入された状態で強く押し込むと、パイ
プ20先端の外周側が環状のテーパ面83の内側に食い
込んで隙間が最小となり、その接触位置付近の嫌気性接
着剤の硬化が開始される。そして、程なくギャップ85
内の嫌気性接着剤全体が完全に硬化し、パイプ20と耐
圧試験ユニット80とは嫌気性接着剤によって接着状態
となって、互いに抜けないように固定される。
【0049】このように耐圧試験ユニット80がパイプ
20にしっかりと固定されたら、耐圧試験用のガス供給
路90および耐圧ゲージ91と連結された逆止弁付きフ
レアTコネクター92を耐圧試験ユニット80のフレア
ナット88にねじ込んで、しっかりと固定させる。そし
て、ガス供給路90より高圧ガスを配管内に送り込んで
配管内を所望の圧力のガスで充填させ、配管に漏れがな
いかどうかを調べる。漏れがないことが確認できたら、
配管内のガスを放出させた後、パイプ20から耐圧試験
ユニット80部分を切り落として廃棄すればよい。
【0050】このように、本実施形態の耐圧試験ユニッ
ト80は、嫌気性接着剤を耐圧試験ユニット80のギャ
ップ85内に適量充填させ、パイプ20の端部に挿入す
るという簡単な作業を行うだけで配管と連結させること
ができるため、従来の溶接等の作業が一切不要となり、
簡単な作業で耐圧試験を行うことが可能となる。
【0051】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【0052】(1)上記実施形態では、配管用継手1
0,40の外管12,42側にテーパ面13,43を設
ける構成としたが、例えば図11の配管用継手50に示
すように、外管52を円筒状に形成し、内管51側に外
管52に向かって近づくテーパ面53を形成する構成と
してもよい。また、内管および外管の両方にテーパ面を
形成する構成としてもよいことはもちろんである。
【0053】(2)上記実施形態では、配管用継手1
0,40を2本の同径の筒状のパイプ20,20を同軸
状に接続するものとしたが、これに限らず、例えば図1
1に示すように、円筒状のパイプ20と例えばタンク等
の機器とを直接に接続する継手60に適用させてもよ
い。この場合、例えば外管62にフランジ部66を設
け、ボルト67で締め付けを行うことによって、機器に
取り付け可能である。また、径が異なる2種のパイプを
互いに接続する構成にできることは勿論である。
【0054】(3)上記第2実施形態では、キャップ1
00を装着した配管用継手10を立てた状態として嫌気
性接着剤30を注入する構成としたが、これに限らず、
横にした状態で注入する構成としてもよい。この場合に
は、接着剤注入用スリット103と空気逃がし用スリッ
ト104とを互いに隣接するように筒部101に設け、
各スリット103,104が上方に向く状態で嫌気性接
着剤30をスリット103からギャップ15内に注入
し、スリット104から溢れ出した時点で注入を中止す
れば、ギャップ15内を適量の接着剤30で充填するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の配管の接続構造を示す
断面図
【図2】同じくパイプを接続途中の断面図
【図3】同じくパイプを接続途中の断面図
【図4】同じくパイプの接続が完了した断面図
【図5】本発明の第2実施形態のキャップを示す斜視図
【図6】同じくキャップを装着した配管用継手を示す断
面図
【図7】本発明の第3実施形態の配管の接続構造を示す
断面図
【図8】本発明の第4実施形態の配管の接続構造を示す
断面図
【図9】本発明の第5実施形態の耐圧試験ユニットの構
造を示す断面図
【図10】同じく耐圧試験ユニットの接続構造を示す概
略図
【図11】他の実施形態の配管の接続構造を示す断面図
【図12】他の実施形態の配管の接続構造を示す断面図
【図13】従来の配管の接続構造を示す断面図
【符号の説明】
10、40、50、60、70…配管用継手 11、41、51…内管 12、42、52、62、72…外管 13、43、53、73、83…テーパ面 15、45、75、85…ギャップ 20…パイプ 30…嫌気性接着剤 77…雄ねじ部 79…袋ナット 80…耐圧試験ユニット 90…供給路 100…キャップ 101…筒部 102…蓋部 103…接着剤注入用スリット 104…空気逃がし用スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 雄一 愛知県尾張旭市新居町西浦3117番地の8 日本電子技術株式会社内 Fターム(参考) 2G061 AA06 CB04 DA10 DA20 3H013 DA01 3H014 BA06 3H015 AA05 AE00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプを嫌気性接着剤によって接続する
    ためのものであって、前記パイプ端部の内周側に嵌合す
    る内管と、外周側に嵌合する外管とをギャップを挟んで
    一体化してなる二重管構造をなすと共に、前記内管ある
    いは外管の少なくとも一方に他方にむかって近づくテー
    パ面が形成されていることを特徴とする配管用継手。
  2. 【請求項2】 さらに、前記内管及び前記外管の間の前
    記ギャップに挿入される筒部と、その筒部の一端面を覆
    う蓋部と、前記筒部に形成されて前記ギャップに連なる
    接着剤注入用のスリットと、前記筒部に形成されて前記
    ギャップに連なる空気逃がし用のスリットとを備えたキ
    ャップを有することを特徴とする請求項1記載の配管用
    継手。
  3. 【請求項3】 前記外管は、金属管とその外周に一体的
    に設けられた樹脂管とからなる複合構造をなすととも
    に、前記樹脂管の両端部には袋ナットを螺合するための
    雄ねじ部が形成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の配管用継手。
  4. 【請求項4】 配管内に高圧気体を充填させて前記配管
    の耐圧試験を行うための耐圧試験ユニットであって、前
    記配管を構成するパイプ端部の内周側に嵌合する内管
    と、外周側に嵌合する外管とをギャップを挟んで一体化
    してなる二重管構造をなし、前記内管あるいは外管の少
    なくとも一方に他方にむかって近づくテーパ面が形成さ
    れているとともに、前記内管が耐圧試験用の高圧気体を
    前記配管内に送り込むための供給路と連結されており、
    前記パイプと嫌気性接着剤によって接続されることを特
    徴とする耐圧試験ユニット。
  5. 【請求項5】 パイプを嫌気性接着剤によって接続する
    パイプ接続構造であって、前記パイプ端部の内周側に嵌
    合する内管と、外周側に嵌合する外管とをギャップを挟
    んで一体化してなる二重管構造をなすと共に、前記内管
    あるいは外管の少なくとも一方に他方にむかって近づく
    テーパ面が形成されている配管用継手を備え、前記パイ
    プの端部が前記テーパ面に押し付けられて前記パイプと
    前記内管又は外管との隙間を狭めることで硬化した嫌気
    性接着剤により前記パイプが固定されていることを特徴
    とするパイプ接続構造。
  6. 【請求項6】 接続しようとするパイプの一端部の内周
    側に嵌合する内管と、その外周側に嵌合する外管とをギ
    ャップを挟んで一体化してなる二重管構造をなすと共
    に、前記内管あるいは外管の少なくとも一方に他方にむ
    かって近づくテーパ面が形成されている配管用継手を使
    用し、その配管用継手の前記ギャップ内に嫌気性接着剤
    を注入した状態で前記パイプをそのギャップ内に圧入し
    て前記パイプの端部を前記テーパ面に押し付け、これに
    伴い前記パイプと前記内管又は外管との隙間を狭めるこ
    とで前記嫌気性接着剤を硬化させることを特徴とするパ
    イプの接続方法。
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