JP5557962B2 - レンズ装置及びこのレンズ装置を有する撮像装置 - Google Patents

レンズ装置及びこのレンズ装置を有する撮像装置 Download PDF

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Description

本発明はビデオカメラやテレビカメラ等のレンズ装置に関する。特に、手動で絞り装置を操作し透過光量を調整する操作具と、透過光量可変フィルタの透過光量を手動で操作する操作具とを両方備えるレンズ装置及びこのレンズ装置を有する撮像装置に関する。
光量を調整する装置として、一般的に絞り(アイリス)装置が用いられる。例えば、図32に示す絞り装置100は、虹彩として機能する複数枚(図示する例では6枚)の絞り羽根101を円周上に配置し、夫々の羽根101の駆動点102を、支点103を中心に矢印104方向に移動させることで、入射光を透過させる中心孔105の開口面積を縮小するようになっている。
この絞り装置100では、中心孔105の開口面積を拡縮することによって、透過光量が調整される。しかし、中心孔105の開口面積が最小となる絞り位置でも、明るい屋外の映像を撮影するときに適正露出を得ることができない場合がある。また、中心孔105の開口面積が比較的小さい絞り位置では、光の回折によって解像力が低下し、撮影画質を劣化させてしまうことがある。
このため、透過光量を調整する装置として、例えば、特許文献1に記載された透過光量可変フィルタは、円周に沿って減光材の濃度を連続的に変化させた円板状フィルタで構成されている。そして、この円板状フィルタの回転位置を調整することで、フィルタの透過光量を制御するようになっている。
また、特許文献2に記載された透過光量可変フィルタは、光路上に置かれた円板状の誘電エラストマの両面に電極を貼り付け、電極間に印加する電圧を調整し、円板の膜厚を制御することで、フィルタの透過光量を制御するようになっている。
特許文献1や特許文献2に示される透過光量可変フィルタを、図32の様な絞り装置に代えて用いることで、明るい屋外の映像を撮影するときでも適正露出を得ることが可能となり、開口面積が比較的小さい絞り位での光の回折に起因する解像力の低下も回避可能となる。しかし、透過光量可変フィルタでは、絞り装置の利点とされる、開口面積を拡縮して被写界深度を調整することで背景をぼかす撮影ができなくなってしまう。
つまり、絞り装置と透過光量可変フィルタは、透過光量の調整を行えるという機能だけみれば同じであるが、それ以外の機能には一長一短があり、どちらが優れているとは言えない。
このため、下記の特許文献3,4に記載されている様に、絞り装置と透過光量可変フィルタ(可変NDフィルタ)の両方を併用した撮像装置も提案されている。この様な撮像装置では、どの様な撮影条件でも適正露出を得ることができ、開口面積が比較的小さい絞り位での光の回折に起因する解像力の低下も回避でき、被写界深度の調整も可能になる。しかし、2つの光量調整手段を搭載するためにコストが嵩み、実機に適用するまでには至っていなかった。
日本国特開2007‐243928号公報 日本国特開2006‐126504号公報 日本国特開平9‐186922号公報 日本国特開平5‐292392号公報
近年では、透過光量可変フィルタの製造コストの低減化や性能向上が進み、絞り装置と透過光量可変フィルタの両方を撮像装置の実機に搭載することが可能になってきている。
しかるに、撮像装置に装着するレンズ装置には、ズームレンズの倍率調整リングやフォーカス位置調整リングなど、撮影者がファインダ装置を覗きながら手の感触だけで操作する調整具(操作具)が多数有る。このため、絞り装置の調整具と透過光量可変フィルタの調整具を具体的にどの様な形態で実機に搭載すると使い勝手の優れたレンズ装置を提供できるかを考慮する必要がある。
絞り装置と、透過光量可変フィルタとは、原理的な構造が異なり互いに独立した機構であるが、透過光量を調整するという機能だけを見ると同じである。このため、ユーザインタフェースとなる各調整具(操作具)の操作性を、撮影者の負荷軽減を図れるようにしておく必要がある。
本発明の目的は、絞り装置の調整具と透過光量可変フィルタの調整具とを使い勝手の優れた形状とし夫々の操作量に対する透過光量の調整量の相対関係を直感的に把握することが可能なレンズ装置及びこのレンズ装置を有する撮像装置を提供することにある。
(1) 撮影レンズ及び開口面積を絞る絞り装置を内蔵する撮像装置用のレンズ装置であって、撮影レンズ及び絞り装置を内蔵する筒状の筐体と、筐体の外周部の周方向に回動可能に筐体の外周部に設けられ、絞り装置の開口面積を調整するための第1操作リングと、第1操作リングと平行かつ同軸回転可能に筐体の外周部に設けられ、透過光量可変フィルタの透過率を調整するための第2操作リングとを備え、第1操作リングの操作量と絞り装置の透過光量の変化率との対応関係と、第2操作リングの操作量と透過光量可変フィルタの透過光量の変化率との対応関係とが同じになっているレンズ装置。
(2) (1)のレンズ装置を有する撮像装置。
本発明によれば、絞り装置の透過光量の調整と透過光量可変フィルタの透過光量の調整との組み合わせで様々な露出制御を行うことができ、様々な撮影意図に応じた映像を撮影することが可能となる。しかも、絞り装置の透過光量を調整するための第1操作リングと透過光量可変フィルタの透過光量を調整するための第2操作リングとが同じ操作感となる。このため、撮影者はファインダを覗きながら、操作リングを見ることなく的確に操作を行うことができ、瞬時に撮影意図を映像に反映させることが可能となる。
本発明の実施形態を説明するための、レンズ装置を有する撮像装置の一例の構成を示す外観図である。 図1に示すレンズ装置における絞り装置の操作具(アイリスリング)及び透過光量可変フィルタの操作具(NDフィルタリング)が設けられた操作部分の一例の構成を示す側面図である。 図2のレンズ装置の操作部分の変形例の構成を示す側面図である。 図2に示すアイリスリングの回転角度と絞り装置の透過光量との関係、及びNDフィルタリングの回転角度と透過光量可変フィルタの透過光量との関係を示すグラフである。 図1に示す撮像装置の要部機能ブロック図である。 透過光量可変フィルタの透過率の変化と透過光波長域との関係の一例を示すグラフである。 図6に示す透過光量可変フィルタの特性における透過率とRGBの色バランス変化の1例を示すグラフである。 図1に示す撮像装置の変形例の要部機能ブロック図である。 図8の撮像装置における透過光量可変フィルタに代わる他の透過光量可変フィルタの平面図である。 図1に示す撮像装置の変形例の要部機能ブロック図である。 図1に示す撮像装置の変形例の要部機能ブロック図である。 本発明の実施形態を説明するための、レンズ装置における絞り装置の操作具及び透過光量可変フィルタの操作具が設けられた操作部分の他の例の構成を示す側面図である。 図12のレンズ装置の操作部分の他の変形例の構成を示す側面図である。 図12のレンズ装置の操作部分の他の変形例の構成を示す側面図である。 図12のレンズ装置の操作部分の他の変形例の構成を示す側面図である。 図12のレンズ装置の操作部分の他の変形例の構成を示す側面図である。 図12のレンズ装置の操作部分の他の変形例の構成を示す側面図である。 図12のレンズ装置の操作部分の他の変形例の構成を示す側面図である。 図12のレンズ装置の操作部分の他の変形例の構成を示す側面図である。 図12のレンズ装置の操作部分の他の変形例の構成を示す側面図である。 図12のレンズ装置の操作部分の他の変形例の構成を示す側面図である。 本発明の実施形態を説明するための、レンズ装置における絞り装置の操作具及び透過光量可変フィルタの操作具が設けられた操作部分の他の例の構成を示す側面図である。 図22のレンズ装置の操作部分の変形例の構成を示す側面図である。 本発明の実施形態を説明するための、レンズ装置における絞り装置の操作具及び透過光量可変フィルタの操作具が設けられた操作部分の他の例の構成を示す断面図である。 図24のレンズ装置の操作部分の断面図である。 図24のレンズ装置の操作部分の変形例の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態を説明するための、レンズ装置における絞り装置の操作具及び透過光量可変フィルタの操作具が設けられた操作部分の他の例の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態を説明するための、レンズ装置における絞り装置の操作具及び透過光量可変フィルタの操作具が設けられた操作部分の他の例の構成を示す側面図である。 本発明の実施形態を説明するための、レンズ装置における絞り装置の操作具及び透過光量可変フィルタの操作具が設けられた操作部分の他の例の構成を示す側面図である。 図29に示すレンズ装置を装着した撮像装置の要部機能ブロック図である。 図30の撮像装置における露出制御方法の一例を説明するためのプログラム線図である。 開口面積を絞る一般的な絞り装置の一例の平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態を説明するための、レンズ装置を装着した撮像装置の一例の外観を示す。
図1に示す撮像装置は、撮像装置本体1と、その前部に装着されたレンズ装置2とを備えている。
レンズ装置2は円筒形状等の筒状の筐体10を備える。この筐体10内には、ズームレンズやフォーカスレンズ等の撮影レンズと、開口面積を調整できる絞り装置が内蔵されている。また、本レンズ装置2において、筐体10内には、透過光量可変フィルタ(可変NDフィルタ)も内蔵されている。
筐体10の基部にはマウント部3が設けられている。このマウント部3の接続部3aを、撮像装置本体1の前部に設けられているレンズ装着部に着脱自在に装着することで、レンズ装置2が撮像装置本体1に固定される。
接続部3aには、図示しない各種接続端子(電気端子)が設けられている。また、撮像装置本体1のレンズ装着部にも、レンズ装置2側の各種接続端子に対応する接続端子(電気端子)が設けられている。レンズ装置2を撮像装置本体1に装着することで、これらの対応する接続端子毎に電気接続が行われる。これにより、レンズ装置2の図示しない制御装置は撮像装置本体1側の必要な情報を取得する。また、撮像装置本体1側の制御装置は、レンズ装置2側の必要な情報を取得する。
撮影者5は、この撮像装置本体1を右肩に担いで右眼でファインダ装置6を覗く。そして、撮影者5は、右手7でレンズ装置2の把持部を把持して撮像装置を固定しながら、被写体の動画像を撮影することになる。このとき、撮影者5は、レンズ装置2に設けられている各種操作具を左手の感触だけを頼りに左手で操作することになる。
レンズ装置2には、レンズ先端側(被写体側)に例えばフォーカスを調整する操作具としてのフォーカスリング8がレンズ装置2の外周囲を回動可能に設けられている。このフォーカスリング8を撮影者5が左手で任意角度に回転させることで、フォーカスの調整を行うことができる。
レンズ装置2の中間部分には、ズームを調整する操作具としてのズームリング9がレンズ装置2の外周囲を回動可能に設けられている。このズームリング9を撮影者5が左手で任意角度回転させることで、ズームの調整を行うことができる。
レンズ装置2には、このズームリング9の更に撮像装置本体1側に、絞り装置の透過光量を調整するための操作具としてのアイリスリング(第1操作リング)11と、透過光量可変フィルタの透過光量を調整するための操作具としてのNDフィルタリング(第2操作リング)12とが、隣り合って設けられている。なお、絞りアイリスリング11及びNDフィルタリング12のどちらを被写体側に配置するかは任意である。
アイリスリング11は、レンズ装置2の外周囲を回動可能に設けられている。NDフィルタリング12もまた、レンズ装置2の外周囲に回動可能に設けられている。アイリスリング11とNDフィルタリング12は、それぞれの回転軸がレンズ装置2の光軸方向に平行かつ同軸回転可能に設けられている。
例えば、透過光量可変フィルタとして、特許文献2に記載されているような電圧で透過量を調整するタイプのフィルタを用いた場合は、NDフィルタリング12の回転角度を透過光量可変フィルタに印加する電圧値に変換する必要がある。この場合には、NDフィルタリング12に、その回転角度を検出するためのポテンショメータが取り付けられる。
アイリスリング11及びNDフィルタリング12は、例えば所定の回転角α毎にクリック感が得られる構造にしてもよい。撮影者5が回転角度を目視しなくても、どの程度回転させたか、即ち、どの程度の透過光量に調整したかが分かるようにするのが好ましいためである。
図2は、レンズ装置2における、アイリスリング11及びNDフィルタリング12が設けられた操作部分を拡大して示し、図3は、操作部分の変形例を示す。
アイリスリング11とNDフィルタリング12とを一緒に同方向に同時に回動操作することが便利な場合もあるため、図2に示すように、アイリスリング11とNDフィルタリング12とは互いに近接配置されている。ただし、アイリスリング11とNDフィルタリング12を離間した位置に配置しても構わない。
アイリスリング11とNDフィルタリング12を近接配置した場合、一方のリングだけを操作したとき他方のリングが回転しないように、アイリスリング11とNDフィルタリング12との間に若干の隙間13を設けることが好ましい。隙間13は、アイリスリング11とNDフィルタリング12とを一緒に同方向に同時に回動操作する際の操作性を考慮して、指一本の幅(約1.5cm程度)の距離以下とするのが好ましい。また、図3に示すように、アイリスリング11とNDフィルタリング12との間に、非可動の仕切板14を設けてもよい。非可動の仕切板14は、筐体10の外周から径方向外側に向けて突起して形成された円環状の鍔部である。仕切り版14の外径は、アイリスリング11及びNDフィルタリング12の外径と等しいか、それ以上であることが好ましい。こうすることで、一方のリングを操作する際、他方のリングには指が触れにくくなり、双方のリングが同時に回転することがなくなる。
撮影者5は、アイリスリング11とNDフィルタリング12のどちらが被写体側に配置されており、どちらが撮影者側に配置されているかを知っていれば、アイリスリング11とNDフィルタリング12を区別して操作することができる。
この様に、レンズ装置2は、絞り装置の操作具としてアイリスリング11を有し、透過光量可変フィルタの操作具としてNDフィルタリング12を有する構成であり、どちらのリングも指で回すという同じ動作によって操作することができる。
レンズ装置2においては、更に、アイリスリング11とNDフィルタリング12とで同じ操作感が得られるように、アイリスリング11の操作量と絞り装置の透過光量の変化率との対応関係と、NDフィルタリング12の操作量と透過光量可変フィルタの透過光量の変化率の対応関係とを同じに設定している。なお、アイリスリング11及びNDフィルタリング12の操作量とは、各リングの任意の位置からの回転角をいい、各リングの原点からの位置については、以下において回転角度という。
図4は、アイリスリング11の回転角度と絞り装置の透過光量の関係(FIG.4A)、及びNDフィルタリング12の回転角度と透過光量可変フィルタの透過光量の関係(FIG.4B)の一例を示している。なお、図4の各グラフでは、操作量(回転角)αごとの光量ポイントを直線で結んだが、各ポイントを曲線で結んだ回転角度‐透過光量の対応でも効果は同じになる。
絞り装置が開放(開口率100%)となるアイリスリング11の位置を原点とし、開口率100%での絞り装置の透過光量を1として、回転角度αで透過光量は0.5(開口率50%)となり、回転角度2αで透過光量は0.25(開口率25%)、回転角度3αで透過光量は0.125(開口率12.5%)、回転角度4αで透過光量は0.063(開口率6.3%)、…、となっている。
このアイリスリング11の操作感と同じ操作感が得られるように、NDフィルタリング12でも、透過光量可変フィルタの透過率が最大(図示の例では透過率100%)となるNDフィルタリング12の位置を原点とし、透過率100%での透過光量可変フィルタの透過光量を1として、回転角度αで透過光量は0.5(透過率50%)となり、回転角度2αで透過光量は0.25(透過率25%)、回転角度3αで透過光量は0.125(透過率12.5%)、回転角度4αで透過光量は0.063(透過率6.3%)、…、となるように設定されている。
即ち、アイリスリング11の回転角度と絞り装置の透過光量との関係、及びNDフィルタリング12の回転角度と透過光量可変フィルタの透過光量の関係は、いずれも回転角度の単位変化量をαとした場合の各回転角度(原点、α、2α,…)における透過光量(1,0.5,0.25,0.125,…)の数列において、同一の公比(1/2)の等比数列となるように設定されている。
例えば、特許文献2に記載されている様に、フィルタに印加する電圧値で透過光量可変フィルタの透過光量を調整する場合、NDフィルタリング12の回転角度α,2α,3α,…に応じた制御電圧値を定め、この電圧値を透過光量可変フィルタの電極に印加することで、回転角度に応じた透過光量を実現することができる。
以上の構成において、例えば、アイリスリング11及びNDフィルタリング12が任意の位置にある状態から、絞り装置の開口率を減じる方向にアイリスリング11を操作量αで回動操作した場合と、透過光量可変フィルタの透過率を減じる方向にNDフィルタリング12を操作量αで回動操作した場合とで、いずれも透過光量を半減することができ、アイリスリング11とNDフィルタリング12とで同じ操作感が得られる。
更に、NDフィルタリング12の回転角度と透過光量可変フィルタの透過光量との関係が、アイリスリング11の回転角度と絞り装置の透過光量との関係と精度良く一致するように、後述する様に、透過光量可変フィルタの透過光量をフィードバック制御する。
図5は、レンズ装置2を撮像装置本体1に装着してなる撮像装置の要部機能ブロックを示す。
レンズ装置2には、撮影レンズ31,32と、図32に例示する開口面積を拡縮する絞り装置15と、透過光量可変フィルタ16と、NDフィルタ制御部18とが内蔵されている。この例では、絞り装置15と透過光量可変フィルタ16とは隣り合って配置されている。
図5に示す破線円Xは、撮影レンズ31,32、絞り装置15、透過光量可変フィルタ16を内部に収納するレンズ装置2の筐体10の外周部を示している。アイリスリング11の回転量は、機械的又は電気的な駆動機構により、絞り装置15において図32に示す矢印104方向(又は逆方向)に羽根101を駆動する駆動力に変換される。
NDフィルタリング12の内周部には、NDフィルタリング12の回転角度を検出するポテンショメータ17が設けられている。NDフィルタ制御部18は、ポテンショメータ17の検出した回転角度を読み込み、この回転角度に応じた電圧値を透過光量可変フィルタ16の電極に印加し、透過光量可変フィルタ16の透過光量の調整を行う。
透過光量可変フィルタ16の近傍には透過率モニタ19が配置されている。透過率モニタ19が検出した透過率はNDフィルタ制御部18にフィードバックされる。そして、NDフィルタ制御部18は、透過光量可変フィルタ16の透過光量がポテンショメータ17の検出した回転角度に応じた透過光量となるように、透過光量可変フィルタ16の透過率の制御を行う。
透過率モニタ19は、透過光量可変フィルタ16の円板を挟む発光素子と受光素子で構成され、発光素子の発光量と受光素子の受光量とから、透過光量可変フィルタ16の透過率を検出するものである。
図5に示す例では、撮像装置本体1には、撮像素子モジュール20とカメラ画像処理部(CAM)21が内蔵されている。撮像素子モジュール20は、レンズ装置2を透過した入射光を赤(R)緑(G)青(B)の3色光に分離するプリズム20aと、プリズム20aで分離された赤色光(R光)を検出する撮像素子20Rと、プリズム20aで分離された緑色光(G光)を検出する撮像素子20Gと、プリズム20aで分離された青色光(B光)を検出する撮像素子20Bとを備える。
各撮像素子20R,20G,20Bの検出信号は、カメラ画像処理部21でホワイトバランス補正された後、例えばテレビジョン信号として出力される。
カメラ画像処理部21は、撮像素子モジュール20が撮像した撮像画像信号を光量情報としてレンズ装置2のNDフィルタ制御部18にフィードバックする。NDフィルタ制御部18は、この情報も考慮して透過光量可変フィルタ16の透過率の制御を行う。
なお、透過光量可変フィルタ16は透過率が異なると透過光(撮像素子への入射光)のRGBバランスが変化するものがある。このため、カメラ画像処理部21は、NDフィルタ制御部18から透過率情報を取得し、この透過率情報も用いてホワイトバランス補正を行う。透過率情報を用いたホワイトバランス補正について、以下に説明する。
図6は、透過光量可変フィルタの特性の一例を示し、図7は、透過光量可変フィルタの透過率とRGBの色バランス変化の一例を示す。
入射光の400nm(青色)〜700nm(赤色)の波長範囲における平均の透過率が100%のときの透過光量可変フィルタ16の特性がフラットであっても、透過率を変化させると、各波長域で均等に減光されるわけではなく、各波長域でバラツキが生じる。
図6に示す例では、透過率が50%であると、赤色光(R)の領域ではGの領域より減光量が小さくなり、青色光(B)の領域ではGの領域より減光量が大きくなる。更に透過率が25%であると、Rの領域では透過率50%のときよりもGの領域より減光量が小さくなり、Bの領域では透過率50%のときよりもGの領域より減光量が大きくなる。
この現象を、透過率を横軸、光量比率を縦軸にとってグラフにすると、透過光量可変フィルタ16の透過率が100%の状態でホワイトバランスをとることで、RGBの各チャンネルの光量は一致し100%になる。一方、透過光量可変フィルタ16の減光量を大きくしていくと、減光量が大きくなるにつれてチャンネル間の光量比率R/Gは大きくなり、光量比率B/Gは小さくなる(FIG.7A)。
上記のような特性を持つ透過光量可変フィルタ16を用いた場合は、透過光量可変フィルタ16の透過率を100%から50%に変化させると、RGBバランスが崩れ、白色の被写体が赤みを帯びて出力される。透過光量可変フィルタ16の透過率を変化させても白色の被写体が白色に出力されるためには、カメラ画像処理部21が、透過率の変化に伴って崩れたRGBバランスを、NDフィルタ制御部18から取得した透過率情報と、この透過率情報に応じて予め設定された補正量にしたがって補正すればよい。
例えば、カメラ画像処理部21は、R出力を減衰させ、B出力を増幅させることで補正を行う(FIG.7B)。透過率情報に応じて予め設定された補正量は、透過光量可変フィルタ16の透過率を変化させながら、一定の光源下で白色の被写体を撮影してRGBバランスの崩れ量を測定し、この透過率の変化に応じて崩れ量を補う補正値を求めておけばよい。
なお、図5に示す例では、撮像装置本体1に搭載する撮像素子を3板式撮像素子としたが、単板式の撮像素子とすることでも良い。
図8は、撮像装置の他の例の要部機能ブロックを示す。
図8に示す例では、透過光量可変フィルタ27として、特許文献1に示されるフィルタを用いている。このフィルタは、透明円板に減光材を用いてグラデーションを形成している。つまり、中心軸に対し回転角度0度の位置で透過率0%→回転角度360度の直前位置で透過率100%となるように、回転角度が増えるに従って徐々に透過率が高くなるように、減光材の濃度調整を行って製造されている。
このフィルタ27を、レンズ装置2内に絞り装置15と共に内蔵させる。そしてNDフィルタ制御部18は、ポテンショメータ17の検出した回転角度に応じてモータ28に指令を出し、フィルタ27の回転角度位置を制御する。これにより、フィルタ27の入射光路上にくるグラデーション濃度が所要の濃度となり、NDフィルタリング12の回転位置に応じたフィルタ透過光量となる。この構成では、フィルタ27の回転角度でフィルタ27のグラデーション位置が決まる。このため、図5の透過率モニタ19によるフィードバック制御系は設けなくても良い。
なお、透過光量可変フィルタ27としては、特許文献1に示される透過光量可変フィルタに代えて、図9に例示するフィルタを用いることも可能である。図9に示すフィルタは、例えば1枚の円板25に4つの透過部25a,25b,25c,25dが設けられており、透過部25aは単なる「貫通孔」となっている。つまり、透過部25aは、透過率100%となる。
透過部25bには、例えば透過率25%のNDフィルタが填め込まれている。透過部25cには、例えば透過率6.3%のNDフィルタが填め込まれている。透過部25dには、例えば透過率1.6%のNDフィルタが填め込まれている。この透過光量可変フィルタは、中心軸26を中心にモータ28で回転駆動され、該当する透過部25a〜25dがレンズ装置2の光軸上に移動配置される。
図10は、撮像装置の他の例の要部機能ブロックを示す。
図10に示す例では、透過光量可変フィルタが、撮像装置本体1に内蔵され、撮像素子に取り付けられている。撮像装置本体1には、撮像素子20R,20G,20Bと、各撮像素子の前段に設けられた透過光量可変フィルタ20r,20g,20bと、これらの透過光量可変フィルタ20r,20g,20bの透過光量を調整する透過量調整回路24とが内蔵される。
NDフィルタリング12には、その回転角度を検出するポテンショメータ17が取り付けられている。そして、NDフィルタ制御部18が、ポテンショメータ17の検出値を、撮像装置本体1側の透過量調整回路24に伝達する構成となっている。透過量調整回路24は、ポテンショメータ17の検出値に応じて、透過光量可変フィルタ20r,20g,20bの透過率制御を行う。
なお、図10に示す例においても、図5や図8に示す例のように透過光量可変フィルタをレンズ装置2に内蔵していても良い。この場合、撮像装置本体1側の透過光量可変フィルタを使用するか、レンズ装置2内蔵の透過光量可変フィルタを使用するかを、レンズ装置2に設けた図示しないスイッチで選択する構成にすることができる。レンズ装置2に内蔵される透過光量可変フィルタを使用しない場合には、NDフィルタ制御部18が、その透過光量可変フィルタの透過率を100%に設定し、単にポテンショメータ17の検出値を撮像装置本体1側に伝達する機能だけを果たす構成とすれば良い。
図11は、撮像装置の変形例の要部機能ブロックを示す。
図5に示す例では、撮像装置本体1側のカメラ画像処理部21が光量情報をレンズ装置2側のNDフィルタ制御部18にだけフィードバックした。これに対し、図11に示す例では、カメラ画像処理部21は、光量情報を、レンズ装置2に内蔵されたモータドライバ35にもフィードバックする。このモータドライバ35は、フィードバックされた光量情報に基づいてモータ36を駆動する。そして、モータ36は、NDフィルタリング12に噛合するギヤ37を用いてNDフィルタリング12を回転駆動し、透過光量可変フィルタ16の透過光量を調整する。
図11に示す構成によれば、絞り装置はアイリスリング11によってマニュアル操作可能とし、透過光量可変フィルタは自動制御するモードを実現することができ、状況に応じた使い分けが可能になる。なお、アイリスリング11に対しても、同様のモータドライブ機構を設け、絞り装置及び透過光量可変フィルタを自動制御するようにしてもよい。
以上、透過光量可変フィルタをレンズ装置2に内蔵した例(図5,図8,図11)、及び透過光量可変フィルタを撮像装置本体1に内蔵した例(図10)を説明したが、透過光量可変フィルタは、レンズ装置2の被写体側先端部位置から、撮像装置本体1の撮像素子までの間の何処に配置されていても良い。つまり、透過光量可変フィルタの配置位置は、絞り装置15の配置位置や、NDフィルタリング12の配置位置に制限を受けるものではない。また、撮像装置本体1とレンズ装置2とが別体であるものとしたが、これらは一体化されたものであってもよい。
以上述べたレンズ装置2によれば、テレビカメラやビデオカメラで被写体動画像を撮影している撮影者は、絞り装置の透過光量の調整と透過光量可変フィルタの透過光量の調整との組み合わせで様々な露出制御を行うことができるため、様々な撮影意図に応じた映像を撮影することが可能となる。
しかも、絞り装置の透過光量を調整するアイリスリング11と透過光量可変フィルタの透過光量を調整するNDフィルタリング12の操作感が同じに設定されている。このため、同じ操作感で両リングを操作でき、直感的にかつ指の触感だけを頼りに瞬時に露出調整ができ、操作負荷が軽減し、撮影意図を瞬時に映像に反映させることが可能となる。
図12〜図21は、本発明の実施形態を説明するための、レンズ装置の他の例の構成をそれぞれ示す。なお、図12〜図21に示すレンズ装置は、アイリスリング及びNDフィルタリングが設けられた操作部分の構成において上述したレンズ装置2と相違し、その他の構成はレンズ装置2と共通するので、操作部分以外の構成は図示を省略し、また、上述したレンズ装置2と共通する要素には、共通の符号を付することにより説明を省略あるいは簡略する。
上述したレンズ装置2において、撮影者5は、隣り合って配置されたアイリスリング11及びNDフィルタリング12のどちらが被写体側に配置されており、どちらが手前側に配置されているかを知っていれば、両者を区別して操作することができる。しかし、撮影者5は、ファインダ装置6を覗きながらアイリスリング11とNDフィルタリング12とを操作する。このため、指先の感触だけでどちらのリングを操作しているのか確実に判断できるようにするのが良い。そこで、以下に説明するレンズ装置では、アイリスリング11とNDフィルタリング12の夫々の表面構造に差を設けている。
図12に示す例では、アイリスリング11及びNDフィルタリング12の外周面にローレット加工(滑り止め加工)が施されており、両リング11,12間でローレット加工の溝(レンズ装置2のレンズ光軸方向に延びる溝)間隔が異なっている。例えば、リング11のローレット溝間隔は細かく、リング12のローレット溝間隔は粗くなっている。これにより、指の触感だけで両リング11,12の区別が可能となる。
図13に示す例では、両リング11,12共に、外周面の周方向に凹凸形状が設けられている。リング11では、その断面を図13の左右端に示す様に、凹部の周方向の幅が凸部の周方向の幅より幅狭になっている。リング12では、逆に、凹部の周方向の幅が凸部の周方向の幅より幅広になっている。これにより、指の触感だけで両リング11,12の区別が可能となる。
図14に示す例では、両リング11,12共に、ローレット加工された外周面に傾斜角が設けられている。リング11の外周面は、撮像装置本体1側に向けて大径となるように傾斜している。リング12の外周面は、撮像装置本体1側に向けて小径となるように傾斜している。そして、両リング11,12が対面する端の径は同径となっている。この表面構造差でも、撮影者5は指先の感覚だけで両リング11,12を区別することができる。
図15に示す例では、図14に示す例とは逆方向に両リング11,12の外周面に傾斜角が設けられている。この表面構造差でも、撮影者5は指先の感覚だけで両リング11,12を区別することができる。
図16に示す例では、両リング11,12の外周面の幅が異なっており、リング11の幅が広く、リング12の幅が狭くなっている。勿論、リング11の幅が狭く、リング11の幅が広くなっていても良い。この表面構造差でも、撮影者は指先の感覚だけで両リング11,12を区別することができる。
図17に示す例では、両リング11,12のローレット加工された外周面の幅は同じになっているが、リング12の外周面のローレット加工に周方向に延びる切れ込み12aが入れられている。この切れ込み12aにより、リング12のローレット加工面は、レンズ装置2の光軸方向に2分割され、両リング11,12のローレット加工面の分割数に差(リング11は分割数「1」、リング12は分割数「2」)が設けられている。勿論、リング11のローレット加工面を複数に分割しても良い。この表面構造差でも、撮影者5は指先の感覚だけで両リング11,12を区別することができる。
図18に示す例では、両リング11,12の外周面の一方(図示の例ではリング11側)にだけ表面をざらつかせる粗面加工処理が施されている。そして、他方のリングの外周面はこの粗面加工処理が施されておらず、滑らかな表面のままとなっている。この表面構造差でも、撮影者は指先の感覚だけで両リング11,12を区別することができる。
図19に示す例では、両リング11,12の外周面の両方に表面をざらつかせる粗面加工処理が施されている。そして、両リング11,12の一方(図示の例ではリング12側)の表面の面粗さを小さくし、他方の表面の面粗さを大きくしている。この表面構造差でも、撮影者5は指先の感覚だけで両リング11,12を区別することができる。
図20に示す例では、一方のリング(例えばリング11)の外周面が硬質材で形成されている。また、他方のリングの外周面が軟質材(例えばゴム材)で形成されている。この表面構造差でも、撮影者5は指先の感覚だけで両リング11,12を区別することができる。
上述した図12〜図20に示す例では、リング11とリング12とは同径とされているが、図21に示す例では、リング11とリング12とで径が異なっている。図示の例では、リング11の外径がリング12の外径より小さくなっている。この表面構造差でも、撮影者5は指先の感覚だけで両リング11,12を区別することができる。
以上、図12〜図21を参照して、アイリスリング11とNDフィルタリング12との間の種々の表面構造差を説明したが、いずれか1つの表面構造差を採用して両リング11,12を構成しても良いし、複数の表面構造差を組み合わせて両リング11,12を構成しても良い。例えば図12に示した、両リング11,12間でローレット加工の溝間隔を異ならせる例において、両リング11,12のローレット加工面に異なる傾斜(図14、図15参照)を設けても良いし、リング12のローレット加工面に切れ込み12a(図17参照)を入れても良い。
また、図12〜図21に示す例では、近接配置された両リング11,12間に若干の隙間13を設け、一方のリングだけを操作したとき、他方のリングが摩擦力で移動しないようにしているが、隙間13内に非可動の円筒状の仕切板14(図3参照)を設けてもよい。この仕切板14により、両リング11,12の一方を操作しているときに、他方が回転しにくくなるため、使い勝手を向上させることができる。
以上のアイリスリング11とNDフィルタリング12との間の種々の表面構造差は、図5、図8、図10、図11にそれぞれ示した撮像装置において、そのレンズ装置の操作部分に適用可能であるが、図11に示した撮像装置のようにNDフィルタリング12をモータドライブ機構で回転駆動する場合、あるいはアイリスリング11及びNDフィルタリング12をモータドライブ機構で回転駆動する場合に、ローレット加工の溝を外周ギヤとしてモータに噛合させる構成を好適に採用できる。この場合に、リング11用のモータドライブ機構とリング12のモータドライブ機構の部品共用化を図るには、両リング11,12のローレット加工の溝間隔を同じとするのが好ましい。このとき、両リング11,12の表面構造差としては、例えば図14,15に示した傾斜や、図16に示した幅や、図17に示した切り込みによる分割などの構造差を採用するのが良い。
図22は、本発明の実施形態を説明するための、レンズ装置の他の例の構成を示す。なお、図22に示すレンズ装置は、アイリスリング及びNDフィルタリングが設けられた操作部分の構成において上述したレンズ装置2と相違し、その他の構成はレンズ装置2と共通するので、操作部分以外の構成は図示を省略し、また、上述したレンズ装置2と共通する要素には、共通の符号を付することにより説明を省略あるいは簡略する。
図22に示すレンズ装置202には、アイリスリング(第1操作リング)11及びNDフィルタリング(第2操作リング)12に係合し、これらのリング11,12を選択的に操作するための操作具としてのスライドリング(第3操作リング)215が設けられている。スライドリング215は、筐体10の外周囲を回動可能に、かつアイリスリング11及びNDフィルタリング12の回動軸に沿って(レンズ装置2の光軸方向に)並進移動可能に設けられている。
アイリスリング11及びNDフィルタリング12は、レンズ装置2の光軸方向に所定の距離をおいて隣り合って配置されており、スライドリング215は、アイリスリング11とNDフィルタリング12との間の位置に配置されている。
このスライドリング215は、レンズ装置2の光軸方向に並進移動可能である。撮影者によって被写体側に押され、また、反対側に引き戻されるように操作されることによって、スライドリング215は、その並進移動範囲の被写体側の端にあたる第1位置、及び反対側の端にあたる第2位置に選択的に配置される。スライドリング215は、これら第1及び第2位置に配置された際にクリック感が得られる構造にしてもよい。
スライドリング215の内周面には、内径側に突出して設けられた環状の当接部216が設けられている。当接部216は、隣り合って配置されたアイリスリング11とNDフィルタリング12との間の隙間に進入した状態に配置される。
スライドリング215が第1位置に配置された場合(FIG.22A)に、当接部216は、アイリスリング11及びNDフィルタリング12のうち被写体側に配置されたアイリスリング11の側部に当接する。それにより、アイリスリング11とスライドリング215とが係合する。この状態でスライドリング215が回動操作されると、スライドリング215と一体にアイリスリング11もまた回動され、絞り装置の透過光量が調整される。
スライドリング215が第2位置に配置された場合(FIG.22B)に、当接部216は、NDフィルタリング12の側部に当接する。それにより、NDフィルタリング12とスライドリング215とが係合する。この状態でスライドリング215が回動操作されると、スライドリング215と一体にNDフィルタリング12もまた回動され、透過光量可変フィルタの透過光量が調整される。
アイリスリング11及びNDフィルタリング12の各々の側部と、スライドリング215の当接部216とは、例えば摩擦によって係合する構造とすることができる。
以上のように構成されたレンズ装置202によれば、撮影者は、絞り装置の透過光量の調整と透過光量可変フィルタの透過光量の調整との組み合わせで様々な露出制御を行うことができるため、様々な撮影意図に応じた映像を撮影することが可能となる。そして、アイリスリング11及びNDフィルタリング12を、一つのスライドリング215で選択的に操作することができるので、使い勝手に優れると共に、アイリスリング11とNDフィルタリング12のどちらが被写体側に配置されているかが撮影者において認識されていれば、ファインダ装置6を覗きながらの操作であっても誤操作が防止される。
図23は、レンズ装置202の操作部分の変形例を示す。
図23に示す例において、スライドリング215は、アイリスリング11及びNDフィルタリング12よりも大径に、かつアイリスリング11及びNDフィルタリング12を跨ぐ幅に形成され、両リング11,12を覆って設けられている。
スライドリング215が第1位置に配置された場合(FIG.23A)、及びスライドリング215が第2位置に配置された場合(FIG.23B)のいずれの場合においても、アイリスリング11及びNDフィルタリング12は、スライドリング215によって覆われる。
以上の構成によれば、スライドリング215によってアイリスリング11及びNDフィルタリング12の一方のリングの操作がなされている際に、他方のリングもまたスライドリング215によって覆われ、外部に露出しない。それにより、撮影者が、操作対象としていないリングに誤って触れ、リングが回動されることを防止することができる。
図24及び図25は、本発明の実施形態を説明するための、レンズ装置の他の例の構成を示す。なお、上述したレンズ装置202と共通する要素には、共通の符号を付することにより説明を省略あるいは簡略する。
図24及び図25に示すレンズ装置302においては、アイリスリング11及びNDフィルタリング12のうち、スライドリング215の位置に応じてスライドリング215との係合が解除されているリングの回動を規制するロック部を備えており、この点において上述したレンズ装置202と相違する。なお、図25には、アイリスリング11及びNDフィルタリング12並びにスライドリング215は図示を省略している。
レンズ装置302の筐体10において、アイリスリング11とNDフィルタリング12との間の位置に凹部317が設けられている。ロック部318は、揺動軸320と、この揺動軸320に支持された揺動子321とを有し、凹部317に収容されている。
揺動軸320は、アイリスリング11及びNDフィルタリング12並びにスライドリング215の回動軸を中心として凹部317を通過する円弧の、凹部317の位置における接線方向に延在し、凹部317の両側壁部に保持されている。
揺動子321は、レンズ装置302の光軸方向にアイリスリング11からNDフィルタリング12に及ぶ長さを有し、その長手方向の略中央部を揺動軸320によって軸支され、レンズ装置302の光軸方向に延在している。
以上の構成において、揺動子321の長手方向の一方の端部は、アイリスリング11の内周面に対向し、他方の端部は、NDフィルタリング12の内周面に対向して配置される。そして、揺動子321の長手方向の両端部の各々には、対向するリングとの係合部322が設けられている。
揺動子321には、スライドリング215の並進移動範囲と同等の長さを有し、揺動軸320によって支持される揺動子321の長手方向の略中央部に関して略対称に形成された摺接部323が設けられている。スライドリング215の内周面に対向する摺接部323の表面は、揺動子321がレンズ装置302の光軸と略平行に配置されている状態において、揺動子321の長手方向の略中央部から両端部に向かうに従ってレンズ装置302の光軸から次第に離間するような湾曲面ないし傾斜面とされている。
スライドリング215の当接部216の内径側の縁部は、揺動子321の摺接部323の表面に接触している。スライドリング215が第1位置と第2位置との間で移動される際に、当接部216は、揺動子321の摺接部323の表面上を光軸方向に摺動する。それにより、揺動子321が揺動軸320まわりに揺動する。なお、レンズ装置302の筐体10の外周面には、凹部317に通じる環状の溝319が形成されており、当接部216の内径側の縁部は溝319に受容されている。
スライドリング215が第1位置に配置された場合(FIG.24A)に、当接部216は、アイリスリング11の側部に当接する。それにより、アイリスリング11とスライドリング215とが係合する。この状態でスライドリング215が回動操作されると、スライドリング215と一体にアイリスリング11もまた回動され、絞り装置の透過光量が調整される。
このとき、当接部216は、揺動子321の摺接部323の被写体側端部の表面上を周方向に摺動しながら、摺接部323の被写体側端部をレンズ装置302の光軸に向けて押し込んでおり、揺動子321の被写体側とは反対側の端部に設けられた係合部322が、NDフィルタリング12の内周面に係合する。それにより、NDフィルタリング12の回動が規制される。
スライドリング215が第2位置に配置された場合(FIG.24B)に、当接部216は、NDフィルタリング12の側部に当接する。それにより、NDフィルタリング12とスライドリング215とが係合する。この状態でスライドリング215が回動操作されると、スライドリング215と一体にNDフィルタリング12もまた回動され、透過光量可変フィルタの透過光量が調整される。
このとき、当接部216は、揺動子321の摺接部323の表面における被写体側とは反対側の端部をレンズ装置302の光軸に向けて押し込んでおり、揺動子321の被写体側の端部に設けられた係合部322が、アイリスリング11の内周面に係合する。それにより、アイリスリング11の回動が規制される。
アイリスリング11及びNDフィルタリング12の各々の内周面と、揺動子321の係合部322とは、例えば摩擦によって係合する構造とすることができる。
以上のように構成されたレンズ装置302によれば、スライドリング215によってアイリスリング11及びNDフィルタリング12の一方のリングの操作がなされている際に、他方のリングは、ロック部318によって、その回動が規制される。それにより、撮影者が、操作対象としていないリングに誤って触れ、リングが回動されることを防止することができる。
なお、図示の例において、ロック部318は一つしか示されていないが、レンズ装置302の筐体10の外周囲に適宜分散して複数設けることもできる。
図26は、上述したレンズ装置302の変形例の構成を示す。
図24及び図25に示したレンズ装置302において、ロック部318は、スライドリング215の内径側に配置されているが、図26に示す例においては、ロック部318がスライドリング215の外径側に配置されている点で異なる。
ロック部318を構成する揺動軸320及び揺動子321は、適宜なケース324に収容され、揺動軸320はケース324に支持されている。そして、ケース324は、レンズ装置302の筐体10において、アイリスリング11及びNDフィルタリング12並びにスライドリング215が設けられている操作部分の外周囲の適宜な箇所に装着されている。なおケース324には、アイリスリング11及びNDフィルタリング12並びにスライドリング215をケース内に導入し、またケース内から導出させる切り欠き(図示せず)が設けられている。
揺動子321は、摺接部323の表面をスライドリング215の外周面に対向させるように配置され、揺動軸320に支持されている。スライドリング215は、その外径側の縁部において、揺動子321の摺接部323の表面に接触している。スライドリング215が第1位置と第2位置との間で移動される際に、スライドリング215の外径側の縁部は、揺動子321の摺接部323の表面を摺動する。それにより、揺動子321が揺動軸320まわりに揺動する。
スライドリング215が第1位置に配置された場合(FIG.26A)に、当接部216は、アイリスリング11の側部に当接する。それにより、アイリスリング11とスライドリング215とが係合する。この状態でスライドリング215が回動操作されると、スライドリング215と一体にアイリスリング11もまた回動され、絞り装置の透過光量が調整される。
このとき、スライドリング215の外径側の縁部は、揺動子321の摺接部323の表面における被写体側の端部を光軸から離れる方向に押し上げており、揺動子321の被写体側とは反対側の端部に設けられた係合部322が、NDフィルタリング12の外周面に係合する。それにより、NDフィルタリング12の回動が規制される。
スライドリング215が第2位置に配置された場合(FIG.26B)に、当接部216は、NDフィルタリング12の側部に当接する。それにより、NDフィルタリング12とスライドリング215とが係合する。この状態でスライドリング215が回動操作されると、スライドリング215と一体にNDフィルタリング12もまた回動され、透過光量可変フィルタの透過光量が調整される。
このとき、スライドリング215の外径側の縁部は、揺動子321の摺接部323の表面における被写体側とは反対側の端部を光軸から離れる方向に押し上げており、揺動子321の被写体側の端部に設けられた係合部322が、アイリスリング11の外周面に係合する。それにより、アイリスリング11の回動が規制される。
図27は、本発明の実施形態を説明するための、レンズ装置の他の例の構成を模式的に示す。なお、上述したレンズ装置202と共通する要素には、共通の符号を付することにより説明を省略あるいは簡略する。
図27に示すレンズ装置402は、ロック部の構成が上述したレンズ装置302と異なり、アイリスリング11に対して第1ロック部418aが、NDフィルタリング12に対して第2ロック部418bがそれぞれ設けられている。
第1ロック部418aは、レンズ装置402の筐体10に設けられた係合部420と、アイリスリング11に設けられ、係合部420に当接する当接部421と、当接部421が係合部420に当接する方向にアイリスリング11を付勢する付勢部材422とを有している。
係合部420は、筐体10においてアイリスリング11に覆われる領域に設けられ、外径側に突出して環状に形成されている。一方の当接部421は、アイリスリング11の内周面に設けられ、内径側に突出して環状に形成されている。当接部421は、第2位置から第1位置へのスライドリング215の移動方向とは反対方向に、即ち被写体側から係合部420に当接するように配置されている。
付勢部材422は、図示の例においては筒状に形成されたつるまきバネが用いられており、筐体10においてアイリスリング11に覆われる領域の外周囲に巻回されている。この付勢部材422の軸方向の一方の端部は係合部420に固定されており、他方の端部はアイリスリング11に係合している。アイリスリング11は、付勢部材422によって、第2位置から第1位置へのスライドリング215の移動方向とは反対方向に付勢される。それにより、アイリスリング11の当接部421は、係合部420に被写体側から当接する。
第2ロック部418bは、第1ロック部418aと同様に構成され、レンズ装置402の筐体10に設けられた係合部420と、NDフィルタリング12に設けられ、係合部420に当接する当接部421と、当接部421が係合部420に当接する方向にNDフィルタリング12を付勢する付勢部材422とを有している。なお、付勢部材422によるNDフィルタリング12の付勢、及び当接部421が係合部420に当接する方向は、第1位置から第2位置へのスライドリング215の移動方向とは反対方向に設定されている。
スライドリング215が第1位置に配置された場合(FIG.27A)に、当接部216は、アイリスリング11の側部に当接する。それにより、アイリスリング11とスライドリング215とが係合する。また、このとき、アイリスリング11は、第2位置から第1位置へのスライドリング215の移動方向、即ち第1ロック部418aの付勢部材422によるアイリスリング11の付勢方向とは反対方向に押圧される。それにより、第1ロック部418aを構成する当接部421と係合部420との係合が解除される。この状態でスライドリング215が回動操作されると、スライドリング215と一体にアイリスリング11もまた回動され、絞り装置の透過光量が調整される。
他方、NDフィルタリング12は、第2ロック部418bを構成する当接部421と係合部420とが係合した状態にあり、その回動は規制されている。
スライドリング215が第2位置に配置された場合(FIG.27B)に、当接部216は、NDフィルタリング12の側部に当接する。それにより、NDフィルタリング12とスライドリング215とが係合する。また、このとき、NDフィルタリング12は、第1位置から第2位置へのスライドリング215の移動方向、即ち第2ロック部418bの付勢部材422によるNDフィルタリング12の付勢方向とは反対方向に押圧される。それにより、第2ロック部418bを構成する当接部421と係合部420との係合が解除される。この状態でスライドリング215が回動操作されると、スライドリング215と一体にNDフィルタリング12もまた回動され、絞り装置の透過光量が調整される。
他方、アイリスリング11は、第1ロック部418aを構成する当接部421と係合部420とが係合した状態にあり、その回動は規制されている。
図28は、本発明の実施形態を説明するための、レンズ装置の他の例の構成を模式的に示す。なお、上述したレンズ装置202と共通する要素には、共通の符号を付することにより説明を省略あるいは簡略する。
上述したレンズ装置202,302,402のロック部が、いずれも機械的な係合によってアイリスリング11及びNDフィルタリング12の回動を規制するものであるのに対し、図28に示すレンズ装置502のロック部は、電磁的にアイリスリング11及びNDフィルタリング12の回動を規制する。
ロック部は、アイリスリング11に対する第1電磁石518aと、NDフィルタリング12に対する第2電磁石518bと、第1電磁石518aのコイル及び第2電磁石518bのコイルに選択的に通電するスイッチ部519とを有している。
スイッチ部519は、レンズ装置502の筐体10に設けられた二組のスイッチ回路520a,520bを有している。一方のスイッチ回路520aは第1電磁石518aに対応し、他方のスイッチ回路520bは第2電磁石518bに対応する。当接部216がアイリスリング11に当接する第1位置と当接部216がNDフィルタリング12に当接する第2位置との間でのスライドリング215の移動における当接部216の可動範囲において、スイッチ回路520aはNDフィルタリング12側の端に配置されており、スイッチ回路520bはアイリスリング11側の端に配置されている。
スイッチ回路520aは、筐体10の外周面上に環状に形成され、レンズ装置502の光軸方向に隣り合って形成された二つの導体パターン521,522によって構成されている。一方の導体パターン521は、図示しない電源に接続されており、他方の導体パターン522は、第1電磁石518aのコイルの一方の端に接続されている。そして、第1電磁石518aのコイルの他方の端は上記の電源に接続されている。
スイッチ回路520bは、スイッチ回路520aと同様に、筐体10の外周面上に環状に形成され、レンズ装置502の光軸方向に隣り合って形成された二つの導体パターン521,522によって構成されている。一方の導体パターン521は、図示しない電源に接続されており、他方の導体パターン522は、第2電磁石518bのコイルの一方の端に接続されている。そして、第2電磁石518bのコイルの他方の端は上記の電源に接続されている。
そして、スライドリング215の当接部216の内径側の縁部には、筐体10の外周面上を摺動する電気接点部523が設けられている。
スライドリング215が第1位置に配置された場合(FIG.28A)に、当接部216は、アイリスリング11の側部に当接する。それにより、アイリスリング11とスライドリング215とが係合する。この状態でスライドリング215が回動操作されると、スライドリング215と一体にアイリスリング11もまた回動され、絞り装置の透過光量が調整される。
このとき、当接部216の電気接点部523は、第2電磁石518bに対応するスイッチ回路520bの導体パターン521,522に橋架され、これらの導体パターン521,522を電気的に接続する。それによりスイッチ回路520bが閉じられ、第2電磁石518bのコイルへの通電がなされる。それにより第2電磁石518bは磁力を生じ、この磁力によって、NDフィルタリング12は第2電磁石518bに吸着され、その回動が規制される。なお、本レンズ装置502において、NDフィルタリング12は、磁性材料によって形成されているか、第2電磁石518bとの対向面に磁性材料からなる被吸着部材が添着されているものとする。
スライドリング215が第2位置に配置された場合(FIG.28B)に、当接部216は、NDフィルタリング12の側部に当接する。それにより、NDフィルタリング12とスライドリング215とが係合する。この状態でスライドリング215が回動操作されると、スライドリング215と一体にNDフィルタリング12もまた回動され、透過光量可変フィルタの透過光量が調整される。
このとき、当接部216の電気接点部523は、第1電磁石518aに対応するスイッチ回路520aの導体パターン521,522に橋架され、これらの導体パターン521,522を電気的に接続する。それによりスイッチ回路520aが閉じられ、第1電磁石518aのコイルへの通電がなされる。それにより第1電磁石518aは磁力を生じ、この磁力によって、アイリスリング11は第1電磁石518aに吸着され、その回動が規制される。なお、本レンズ装置502において、アイリスリング11は、NDフィルタリング12と同様に、磁性材料によって形成されているか、第1電磁石518aとの対向面に磁性材料からなる被吸着部材が添着されているものとする。
以上のスライドリング215を用いた操作部分の構成は、図5、図8、図10、図11にそれぞれ示した撮像装置において、そのレンズ装置の操作部分に適用可能である。ただし、図11に示した撮像装置のように、アイリスリング11をマニュアル操作可能とし、モータドライブ機構を用いてNDフィルタリング12を回転駆動して、透過光量可変フィルタを自動制御する場合、あるいはモータドライブ機構を用いてアイリスリング11及びNDフィルタリング12を回転駆動して、絞り装置及び透過光量可変フィルタを自動制御する場合に、アイリスリング11及びNDフィルタリング12が同時に回転されることになるため、ロック部を備えるものについては、図11に示した撮像装置におけるレンズ装置の操作部分への適用は制限される。以下に、モータドライブ機構を用いて絞り装置や透過光量可変フィルタを自動制御する場合に好適なスライドリング215を用いた操作部分の構成について説明する。
図29は、本発明の実施形態を説明するための、レンズ装置の他の例の構成を模式的に示す。なお、上述したレンズ装置202と共通する要素には、共通の符号を付することにより説明を省略あるいは簡略する。
図29に示すレンズ装置602において、スライドリング215は、光軸方向に並進移動可能であり、その並進移動範囲における配置位置として、被写体側の端にあたる第1位置、及び反対側の端にあたる第2位置に加え、並進移動範囲の略中央にあたる第3位置が設けられている。
スライドリング215は、第1位置において、アイリスリング11及びNDフィルタリング12のうち被写体側に配置されたアイリスリング11に係合し(FIG.29A)、第2位置において、NDフィルタリング12に係合する(FIG.29B)。そして、スライドリング215は、第3位置において、アイリスリング11及びNDフィルタリング12のいずれに対しても非係合となる(FIG.29C)。
以上の構成において、スライドリング215が第3位置に配置されている場合には、アイリスリング11及びNDフィルタリング12の各々を同時に回動操作可能となる。そこで、アイリスリング11、NDフィルタリング12をモータドライブ機構で回転駆動させる構成とすることも可能となる。モータドライブ機構を採用した場合、撮像装置本体1内部の撮像素子の受光量をモニタし、撮像装置本体1からの信号でアイリスリング11とNDフィルタリング12を回転駆動させて露出量を自動で適切に制御することもできる。
図30は、上述したレンズ装置602を撮像装置本体1に装着した撮像装置全体の要部機能ブロック図である。なお、図11に示す撮像装置と共通する要素には、共通の符号を付することにより説明を省略あるいは簡略する。
図30に示す撮像装置は、アイリスリング11及びNDフィルタリング12をモータドライブ機構で回転駆動させ、露出量を自動で適切に制御するように構成されている。
レンズ装置602には、撮影レンズ31,32と、絞り装置15と、透過光量可変フィルタ16と、絞り装置15及び透過光量可変フィルタ16の透過光量を被写体の明るさに応じて変更して露出制御を行う露出制御部44とが内蔵されている。
図30に示す破線円Xは、レンズ装置602の筐体10の外周部を示している。筐体10の外周部には、スライドリング215が上記の第3位置に配置されている状態で、アイリスリング11及びNDフィルタリング12を回転駆動するためのドライブユニットが着脱可能に取り付けられている。
ドライブユニットは、アイリスリング11を回転駆動するためのモータ36a(駆動部)と、NDフィルタリング12を回転駆動するためのモータ36b(駆動部)と、アイリスリング11の回転角度を検出するポテンショメータ17aとを有している。なお、NDフィルタリング12の回転角度を検出するポテンショメータ17bは、筐体10に組み込まれている。また、本例において、ドライブユニットは、筐体10の外周部に着脱可能に取り付けられるものとしたが、筐体10に組み込まれていてもよく、その場合に、アイリスリング11及びNDフィルタリング12の回転を、モータ36a,36bによる駆動とマニュアル操作とで切り換え可能に構成される。
露出制御部44は、撮像装置本体1の撮像素子モジュール20から出力される撮像信号を取得し、この撮像信号に基づいて被写体の明るさの変化を検出する。被写体の明るさに変化があった場合、露出制御部20は、その明るさの被写体に対して所定の露出(明るさに対して予め定められた適正な露出)となるように、アイリスリング11を回転駆動するモータ36aと、透過光量可変フィルタ16及びNDフィルタリング12を回転駆動するモータ36bと、の少なくとも一方に駆動信号を送出し、絞り装置15の透過光量及び透過光量可変フィルタ16の透過光量の少なくとも一方を変更させる。
ポテンショメータ17aが検出したアイリスリング11の回転角度は露出制御部44にフィードバックされる。露出制御部44は、アイリスリング11の回転角度が上記所定の露出に応じた値となるように、モータ36aを制御する。
また、露出制御部44は、透過光量可変フィルタ16の電極に電圧印加し、透過光量可変フィルタ16の透過率を制御する。透過光量可変フィルタ16の近傍には透過率モニタ19が配置されており、モニタ19が検出した透過光量可変フィルタ16の透過率は露出制御部44にフィードバックされる。露出制御部44は、透過光量可変フィルタ16の透過率が上記所定の露出に応じた値となるように、透過光量可変フィルタ16の電極に印加される電圧値を制御する。
そして、ポテンショメータ17bが検出したNDフィルタリング12の回転角度は露出制御部44にフィードバックされる。露出制御部44は、NDフィルタリング12の回転角度が透過光量可変フィルタ16の透過率に対応した角度となるように、モータ36bを制御する。
露出制御部44は、例えば、以下に説明するプログラム線図にしたがって露出制御を行う。
図31は、露出制御用のプログラム線図の一例を示す図である。図31において、縦軸は絞り装置15のF値を示し、横軸は透過光量可変フィルタ16の透過率(可変ND透過率)を示している。可変ND透過率は、最も光を通す状態を透過率=1として表している。そして、図31において、座標軸上に斜めに描かれた線は露出値(EV値)を示している。EV値は、被写体の明るさに対応し、EV値が大きい程、被写体が明るいことを示している。そして、同一線上の全ての点で露出量は一定であり、可変ND透過率1、F1.0をEV1と定め、EV値が1増えるごとに露出量は半分になる。
露出制御部44は、図31に示した太実線にしたがって露出制御を行う。即ち、露出制御部44は、EV7までは、可変ND透過率を最大に維持した状態で絞り装置15のF値のみを変更して露出を制御する。露出制御部44は、EV7を超えてからは、図31中の太実線にしたがってF値と可変ND透過率の両方を変更して露出を制御する。また、露出制御部44は、EV18を超えてからは、可変ND透過率を最小に維持した状態で絞り装置15のF値のみを変更して露出を制御する。
なお、露出制御部44による露出制御の方法としては、第一の方法と第二の方法がある。第一の方法は、目標となるEV値は予め決めずに適正露出になるまでEV値を変化させていく方法である。第二の方法は、適正露出となるEV値を撮像信号に基づいて予め決めておき、そのEV値に最短の時間で達することができるように、F値と可変ND透過率を変化させていく方法である。図31のプログラム線図は、第一の方法のときに使用するプログラム線図を示している。
レンズ装置602は、F値が2〜8の範囲であれば良好な解像力を得ることができ、F値が4のときに最大の解像力を得ることができるものとする。この場合に、なるべくならF値は4の状態で撮影を行うことが、映像品質の向上にとって好ましい。しかし、例えばF値を4に固定にして、可変ND透過率のみを変更して露出制御を行ってしまうと、EV値が目標値に到達するまでの時間が長くなる場合がある。
例えば、EV6からEV値を上げていってEV14で適正露出が得られる場合、可変ND透過率は固定としてF値を1.4から4に変更した後、F値は固定として可変ND透過率を1から1/32に変更する方法を採用すれば、最大の解像力を得ながら適正露出を実現することができる。これに対し、図31の太実線にしたがった場合、EV6からEV14にするには、F値を4と5.6の間の値にまで変化させ、可変ND透過率を1/16と1/32の間の値にまで変化させればよく、F値を4に固定する場合よりも、可変ND透過率の変更幅を小さくすることができ、適正露出を得るまでの時間を短縮することができる。
この場合、F値は4から外れてしまうが、上述したように、F値が2〜8の範囲であれば良好な解像力を得ることができるため、画質への影響は限定的となる。そのため、露出制御部44は、F値が2〜8の範囲における最小F値(F2)と可変ND透過率の最大値(=1)の組み合わせによって決まるEV7から、F値が2〜8の範囲における最大F値(F8)と可変ND透過率の最小値(=1/128)の組み合わせによって決まるEV18までのEV値の範囲においては、F値と可変ND透過率の両方を変更することで、解像力を良好に保ちつつ、適正露出を得るまでの時間を短縮している。
また、露出制御部44は、F値と可変ND透過率の両方を変更して適正露出を得た後、適正露出を得た時点でのF値(Faとする)が最大解像力の得られるF値(ここではF4)になっておらず、かつ、可変ND透過率が最小又は最大になっていない場合には、F値をF4に近づけると共に、適正露出を維持するように可変ND透過率を変更する。
例えば、図31において、F値と可変ND透過率がEV8の斜め線と太実線との交点にある状態から、被写体の明るさが明るい方向に変化した場合について説明する。EV8からEVを上げていってEV14になった時点で適正露出が得られた場合、Fa≠F4であり、かつ、可変ND透過率は最大又は最小ではないため、露出制御部44は、図31中の破線矢印で示したように、EV14は維持したままF値を4にすると共に、可変ND透過率を1/32にする。
このとき、露出制御部44は、可変ND透過率が1/32に変化する速度に合わせた速度で絞り装置15を開放していくような駆動信号を、モータ36a,36bに供給する。これにより、EV値は14のまま、F値は4になるため、適正露出を保ったまま解像力を最大にすることができる。
また、F4、可変ND透過率1/32の状態から被写体の明るさが暗くなった場合、露出制御部44は、図31中の斜め左上に向かう破線矢印にしたがってF値と可変ND透過率の両方を変更して、EV値を下げていく。そして、EV9になった時点で適正露出になった場合、露出制御部44は、図31中の左斜め下に向かう破線矢印で示したように、EV9は維持したままF値を4にすると共に、可変ND透過率を1にする。
また、F4、可変ND透過率1の状態から被写体の明るさが明るくなった場合、露出制御部44は、図31中の斜め右下に向かう一点鎖線矢印にしたがってF値と可変ND透過率の両方を変更して、EV値を上げていく。露出制御部44は、F値が8になると、それ以上はF値を変更せず、可変ND透過率のみを下げて行く(図31中の右に向かう一点鎖線矢印)。そして、EV17になった時点で適正露出になった場合、露出制御部44は、図31中の右斜め上に向かう一点鎖線矢印で示したように、EV17は維持したままF値をF4に近づけてF5.6にすると共に、可変ND透過率を1/128にする。
このように、露出制御部44は、適正露出を得た後に、F値が最大解像力の得られる値になっておらず、かつ、可変ND透過率が最小又は最大になっていない場合には、F値を最大解像力の得られる値に近づける制御を行う。この制御により、EV7からEV18の範囲においては、解像力を常に高い方向に近づけることができ、高品質の撮影が可能になる。また、適正露出を得た後、この適正露出を維持したままF値と可変ND透過率を変更するため、露出は変わらないまま解像力だけが向上することになり、違和感なく高画質化を実現することができる。
また、露出制御部44が、上記第二の方法(目標EV値を決めて、その目標EV値に向かって最短時間で到達するようにF値及び可変ND透過率を変更する方法)によって露出制御を行う場合には、適正露出までは最短時間で到達するため、応答性の高い露出制御が可能になる。そして、適正露出になった後に、その適正露出を維持したまま解像力を上げる制御がなされるため、応答性の向上と解像力の向上の双方を両立させることができる。
なお、上述したプログラム線図は一例であって、露出制御部44における露出制御には、その他の種々のプログラム線図を適用することができる。
以上、説明したように、本明細書には、下記の事項が開示されている。
(1) 撮影レンズ及び開口面積を絞る絞り装置を内蔵する撮像装置用のレンズ装置であって、撮影レンズ及び絞り装置を内蔵する筒状の筐体と、筐体の外周部の周方向に回動可能に筐体の外周部に設けられ、絞り装置の開口面積を調整するための第1操作リングと、第1操作リングと平行かつ同軸回転可能に筐体の外周部に設けられ、透過光量可変フィルタの透過率を調整するための第2操作リングと、を備え、第1操作リングの操作量と絞り装置の透過光量の変化率の対応関係と、第2操作リングの操作量と透過光量可変フィルタの透過光量の変化率の対応関係とが同じになっているレンズ装置。
(2) (1)に記載のレンズ装置であって、第1操作リングと第2操作リングとは、隣り合って配置されているレンズ装置。
(3) (2)に記載のレンズ装置であって、第1操作リングと第2操作リングとの間に設けられた非可動仕切板を備えるレンズ装置。
(4) (2)又は(3)に記載のレンズ装置であって、第1操作リングの外周面の表面構造と、第2操作リングの外周面の表面構造との間に差が設けられているレンズ装置。
(5) (4)に記載のレンズ装置であって、表面構造の差は、第1操作リング及び第2操作リングの各外表面に形成されたローレット加工による溝の密度の差、第1操作リング及び第2操作リングの各外表面に形成された凹凸形状の差、第1操作リング及び第2操作リングの各外表面の入射光軸に対する傾斜角度の差、第1操作リング及び第2操作リングの各外表面の幅の差、第1操作リング及び第2操作リングの各外表面の円周方向に入れた切れ込み数の差、第1操作リング及び第2操作リングの各外表面の面粗さの差、第1操作リング及び第2操作リングの各外表面に形成された材質の硬さの差、第1操作リング及び第2操作リングの各外表面の高さの差、のうちの少なくとも1つ又は複数の組合せであるレンズ装置。
(6) (5)に記載のレンズ装置であって、ローレット加工した第1操作リング及び第2操作リングの外表面をギヤとして用いるモータドライブ機構を備えるレンズ装置。
(7) (2)に記載のレンズ装置であって、第1操作リングに係合する第1位置、及び第2操作リングに係合する第2位置を含む複数の位置に、これら第1操作リング及び第2操作リングの回転軸に沿って移動可能に設けられ、外周部の周方向に回動可能に取り付けられた第3操作リングを備えるレンズ装置。
(8) (7)に記載のレンズ装置であって、第3操作リングが第1位置にあるときに、第2操作リングの回動を規制し、第3操作リングが第2位置にあるときに、第1操作リングの回動を規制するロック部を更に備えるレンズ装置。
(9) (8)に記載のレンズ装置であって、ロック部は、第1操作リング及び第2操作リングの回転軸方向に第1操作リングと第2操作リングとの間の位置に設けられ、筐体に支持された揺動軸と、揺動軸に支持された揺動子と、を有し、揺動子は、揺動軸まわりに第1方向に揺動することによって第2操作リングに係合し、また、第1方向とは反対方向の第2方向に揺動することによって第1操作リングに係合し、第3操作リングは、揺動子と接触し、第1位置への移動に伴い揺動子を第1方向に、また、第2位置への移動に伴い揺動子を第2方向に揺動させる接触部を有しているレンズ装置。
(10) (8)に記載のレンズ装置であって、ロック部は、第1操作リングに係合する第1ロック部と、第2操作リングに係合する第2ロック部とを含んでおり、第3操作リングは、第1操作リング及び第2操作リングの回転軸方向に第1操作リングと第2操作リングとの間の位置に設けられ、第1位置への移動に伴い第1操作リングに、また、第2位置への移動に伴い第2操作リングに当接し、第1ロック部は、筐体の外周部に設けられた第1係合部と、第2位置から第1位置への第3操作リングの移動方向とは反対方向に第1操作リングを第1係合部に対して付勢する付勢部材と、を有し、第2ロック部は、筐体の外周部に設けられた第2係合部と、第2位置への第3操作リングの移動方向とは反対方向に第2操作リングを第2係合部に対して付勢する付勢部材と、を有しているレンズ装置。
(11) (8)に記載のレンズ装置であって、ロック部は、筐体の外周部の径方向に第1操作リングに対向して筐体に設けられ、第1操作リングを吸着する第1電磁石と、筐体の外周部の径方向に第2操作リングに対向して筐体に設けられ、第2操作リングを吸着する第2電磁石と、第1電磁石及び第2電磁石への通電を制御するスイッチ部と、を有し、スイッチ部は、第3操作リングが第1位置にあるときに第2電磁石に通電し、第3操作リングが第2位置にあるときに第1電磁石に通電するレンズ装置。
(12) (7)に記載のレンズ装置であって、第3操作リングは、第1位置及び第2位置にあるときに、第1操作リング及び第2操作リングを覆っているレンズ装置。
(13) (7)乃至(12)のいずれか一つに記載のレンズ装置であって、第3操作リングが移動される複数の位置に、第3操作リングが第1操作リング及び第2操作リングのいずれにも非係合となる第3位置を更に含むレンズ装置。
(14) (13)に記載のレンズ装置であって、第1操作リングを回転駆動する第1駆動部、及び第2操作リングを回転駆動する第2駆動部を有するドライブユニットを更に備えるレンズ装置。
(15) (1)乃至(14)のいずれか1つに記載のレンズ装置であって、透過光量可変フィルタが筐体に内蔵されるレンズ装置。
(16) (15)に記載のレンズ装置であって、透過光量可変フィルタの透過率を検出するモニタと、モニタが検出した透過率が第2操作リングの回転角度に応じた透過率となる様に透過光量可変フィルタの透過率をフィードバック制御する制御部とを備えるレンズ装置。
(17) (1)乃至(14)のいずれか1つに記載のレンズ装置であって、第2操作リングの回転角度に応じた信号を撮像装置に伝送し、撮像装置内に設けられている透過光量可変フィルタの透過率を撮像装置内の制御部に制御させるレンズ装置。
(18) (1)乃至(17)のいずれか1つに記載のレンズ装置を有する撮像装置。
本発明のレンズ装置及びこのレンズ装置を有する撮像装置は、絞り装置の調整具と透過光量可変フィルタの調整具とを使い勝手の優れた形状とし、夫々の操作量に対する透過光量の調整量の相対関係を直感的に把握することができる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2011年8月31日出願の日本特許出願(特願2011−189789)、2011年8月31日出願の日本特許出願(特願2011−189791)、2011年9月30日出願の日本特許出願(特願2011−218529)、2012年5月2日出願の日本特許出願(特願2012−105319)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
1 撮像装置本体
2 レンズ装置
5 撮影者
8 フォーカスリング
9 ズームリング
10 筐体
11 アイリスリング(第1操作リング)
12 NDフィルタリング(第2操作リング)
14 仕切板
15 絞り装置
16 透過光量可変フィルタ
17 ポテンショメータ
18 NDフィルタ制御部
19 透過率モニタ
20 撮像素子モジュール
21 カメラ画像処理部
31 撮影レンズ
32 撮影レンズ

Claims (17)

  1. 撮影レンズ及び開口面積を絞る絞り装置を内蔵する撮像装置用のレンズ装置であって、
    前記撮影レンズ及び前記絞り装置を内蔵する筒状の筐体と、
    前記筐体の外周部の周方向に回動可能に該外周部に設けられ、前記絞り装置の開口面積を調整するための第1操作リングと、
    前記第1操作リングと平行かつ同軸回転可能に前記筐体の外周部に設けられ、透過光量可変フィルタの透過率を調整するための第2操作リングと、
    を備え、
    前記第1操作リングの操作量と前記絞り装置の透過光量の変化率の対応関係と、前記第2操作リングの操作量と前記透過光量可変フィルタの透過光量の変化率の対応関係とが同じになっているレンズ装置。
  2. 請求項1に記載のレンズ装置であって、
    前記第1操作リングと前記第2操作リングとは、隣り合って配置されているレンズ装置。
  3. 請求項2に記載のレンズ装置であって、
    前記第1操作リングと前記第2操作リングとの間に設けられた非可動仕切板を備えるレンズ装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のレンズ装置であって、
    前記第1操作リングの外周面の表面構造と、前記第2操作リングの外周面の表面構造との間に差が設けられており、
    前記表面構造の差は、前記第1操作リング及び前記第2操作リングの各外表面に形成されたローレット加工による溝の密度の差、前記第1操作リング及び前記第2操作リングの各外表面に形成された凹凸形状の差、前記第1操作リング及び前記第2操作リングの各外表面の入射光軸に対する傾斜角度の差、前記第1操作リング及び前記第2操作リングの各外表面の幅の差、前記第1操作リング及び前記第2操作リングの各外表面の円周方向に入れた切れ込み数の差、前記第1操作リング及び前記第2操作リングの各外表面の面粗さの差、前記第1操作リング及び前記第2操作リングの各外表面に形成された材質の硬さの差、前記第1操作リング及び前記第2操作リングの各外表面の高さの差、のうちの少なくとも1つ又は複数の組合せであるレンズ装置。
  5. 請求項4に記載のレンズ装置であって、
    ローレット加工した前記第1操作リング及び第2操作リングの外表面をギヤとして用いるモータドライブ機構を備えるレンズ装置。
  6. 請求項2に記載のレンズ装置であって、
    前記第1操作リングに係合する第1位置、及び前記第2操作リングに係合する第2位置を含む複数の位置に、これら第1操作リング及び第2操作リングの回転軸に沿って移動可能に設けられ、前記外周部の周方向に回動可能に取り付けられた第3操作リングを備えるレンズ装置。
  7. 請求項6に記載のレンズ装置であって、
    前記第3操作リングが前記第1位置にあるときに、前記第2操作リングの回動を規制し、前記第3操作リングが前記第2位置にあるときに、前記第1操作リングの回動を規制するロック部を更に備えるレンズ装置。
  8. 請求項7に記載のレンズ装置であって、
    前記ロック部は、前記第1操作リング及び前記第2操作リングの回転軸方向に第1操作リングと第2操作リングとの間の位置に設けられ、前記筐体に支持された揺動軸と、前記揺動軸に支持された揺動子と、を有し、
    前記揺動子は、前記揺動軸まわりに第1方向に揺動することによって前記第2操作リングに係合し、また、前記第1方向とは反対方向の第2方向に揺動することによって前記第1操作リングに係合し、
    前記第3操作リングは、前記揺動子と接触し、前記第1位置への移動に伴い前記揺動子を前記第1方向に、また、前記第2位置への移動に伴い前記揺動子を前記第2方向に揺動させる接触部を有しているレンズ装置。
  9. 請求項7に記載のレンズ装置であって、
    前記ロック部は、前記第1操作リングに係合する第1ロック部と、前記第2操作リングに係合する第2ロック部とを含んでおり、
    前記第3操作リングは、前記第1操作リング及び前記第2操作リングの回転軸方向に第1操作リングと第2操作リングとの間の位置に設けられ、前記第1位置への移動に伴い前記第1操作リングに、また、前記第2位置への移動に伴い前記第2操作リングに当接し、
    前記第1ロック部は、前記筐体の外周部に設けられた第1係合部と、前記第2位置から第1位置への前記第3操作リングの移動方向とは反対方向に前記第1操作リングを前記第1係合部に対して付勢する付勢部材と、を有し、
    前記第2ロック部は、前記筐体の外周部に設けられた第2係合部と、前記第2位置への前記第3操作リングの移動方向とは反対方向に前記第2操作リングを前記第2係合部に対して付勢する付勢部材と、を有しているレンズ装置。
  10. 請求項7に記載のレンズ装置であって、
    前記ロック部は、前記筐体の外周部の径方向に前記第1操作リングに対向して前記筐体に設けられ、前記第1操作リングを吸着する第1電磁石と、前記筐体の外周部の径方向に前記第2操作リングに対向して前記筐体に設けられ、前記第2操作リングを吸着する第2電磁石と、前記第1電磁石及び前記第2電磁石への通電を制御するスイッチ部と、を有し、
    前記スイッチ部は、前記第3操作リングが前記第1位置にあるときに前記第2電磁石に通電し、前記第3操作リングが前記第2位置にあるときに前記第1電磁石に通電するレンズ装置。
  11. 請求項6に記載のレンズ装置であって、
    前記第3操作リングは、前記第1位置及び前記第2位置にあるときに、前記第1操作リング及び前記第2操作リングを覆っているレンズ装置。
  12. 請求項6乃至請求項11のいずれか一項に記載のレンズ装置であって、
    前記第3操作リングが移動される複数の位置に、前記第3操作リングが前記第1操作リング及び前記第2操作リングのいずれにも非係合となる第3位置を更に含むレンズ装置。
  13. 請求項12に記載のレンズ装置であって、
    前記第1操作リングを回転駆動する第1駆動部、及び前記第2操作リングを回転駆動する第2駆動部を有するドライブユニットを更に備えるレンズ装置。
  14. 請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載のレンズ装置であって、
    前記透過光量可変フィルタが前記筐体に内蔵されるレンズ装置。
  15. 請求項14に記載のレンズ装置であって、
    前記透過光量可変フィルタの透過率を検出するモニタと、
    前記モニタが検出した透過率が前記第2操作リングの回転角度に応じた透過率となる様に前記透過光量可変フィルタの透過率をフィードバック制御する制御部とを備えるレンズ装置。
  16. 請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載のレンズ装置であって、
    前記第2操作リングの回転角度に応じた信号を前記撮像装置に伝送し、前記撮像装置内に設けられている前記透過光量可変フィルタの透過率を前記撮像装置内の制御部に制御させるレンズ装置。
  17. 請求項1乃至請求項16のいずれか1項に記載のレンズ装置を有する撮像装置。
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