JP2002218299A - 誤操作回避機能付き撮像装置および誤操作回避方法 - Google Patents

誤操作回避機能付き撮像装置および誤操作回避方法

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JP2002218299A
JP2002218299A JP2001005963A JP2001005963A JP2002218299A JP 2002218299 A JP2002218299 A JP 2002218299A JP 2001005963 A JP2001005963 A JP 2001005963A JP 2001005963 A JP2001005963 A JP 2001005963A JP 2002218299 A JP2002218299 A JP 2002218299A
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imaging
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JP2001005963A
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Norikatsu Oomori
則克 大森
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転リングを用いてフォーカスやズーム等の
調整を行う場合に誤操作を回避することができる撮像装
置または制御方法を提供する。 【解決手段】 複数の回転リングを有し、回転リングを
用いて撮像条件の調整を行う撮像装置において、各回転
リングの回転に関する回転情報を検出する回転リング毎
の検出手段と、各回転情報に基づいて、複数の回転リン
グが全て停止した状態から最先に回転を開始した回転リ
ングを最先回転リングとして特定する最先回転リング特
定手段とを備え、最先回転リングの回転が停止するま
で、最先回転リングの回転情報に基づいて撮像条件を調
整するように構成される。また、最先回転リングの回転
が停止した後、さらに、所定の時間経過後に、次に回転
を始めた回転リングの回転情報を撮像条件の調整に用い
ることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置または撮
像装置の制御方法に関する。特に、フォーカスリングや
ズームリング等の回転リングを設けた撮像装置またはそ
の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カムコーダやデジタルスチルカメ
ラ等の撮像装置に回転検出用のフォーカスリングやズー
ムリングを設けて、フォーカスやズーム等の調整の操作
性を向上させた撮像装置が普及している。フォーカスリ
ングやズームリングを設けた撮像装置の使用者は、それ
らの回転リングを手で回してフォーカスやズームの調整
操作を行う。また、アイリスを調整するためのアイリス
リングを設けた撮像装置も見られる。
【0003】これらの操作に応じた調整を可能とするた
めに、撮像装置にはフォーカスリングやズームリング等
の回転を検出するための機構、検出素子、制御回路等が
設けられている。これらの回転リングが回転したとき、
検出素子は、その回転を検知し、その回転の向きや回転
量に応じた信号を制御回路に出力し、その信号を受け取
った制御回路は、回転の向きや回転量を算出してレンズ
の駆動回路等に所定の制御信号を出力する
【0004】フォーカスリングやズームリング等の回転
リングは、通常、撮像装置のレンズ前方付近に配置さ
れ、操作性等の観点からそれらは接近して置かれる。ま
た、撮像装置の小型化の要請が強まっており、その観点
からもフォーカスリングやズームリングは接近して配置
される。通常、それらの回転リングは、一方の回転リン
グを動かしているときに他方の回転リングも動かすこと
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フォーカスリングやズームリング等の回転リングを有す
る撮像装置におけるフォーカスやズーム等の制御方法で
は、フォーカスリングやズームリング等が接近して配置
されているため、一方の回転リングを操作している際に
誤って他方の回転リングに指が当たることも多く、誤っ
て指が当たった他方の回転リングを誤操作してしまうと
いう問題がある。
【0006】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、回転リングを用いてフ
ォーカスやズーム等の調整を行う場合に誤操作を回避す
ることができる撮像装置または制御方法を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、第1の発明は、複数の回転リングを有し、前記回転
リングを用いて撮像条件の調整を行う撮像装置におい
て、前記各回転リングの回転に関する回転情報を検出す
る前記回転リング毎の検出手段と、前記各回転情報に基
づいて、前記複数の回転リングが全て停止した状態から
最先に回転を開始した回転リングを最先回転リングとし
て特定する最先回転リング特定手段とを備え、前記撮像
装置は、前記最先回転リングの回転が停止するまで、前
記最先回転リングの回転情報に基づいて撮像条件を調整
するように構成される。
【0008】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記撮像装置は、前記最先回転リングの回転が停
止した後、さらに、所定の時間経過後に、次に回転を始
めた回転リングの回転情報を撮像条件の調整に用いるよ
うに構成される。
【0009】また、第3の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記撮像装置は、さらに、前記最先回転リング回
転後の所定の時間内であって前記最先回転リングの回転
中に、前記最先回転リング以外の回転リングが次に回転
したとき、前記次に回転した次回転リングを特定する次
回転リング特定手段と、所定の優先順位に従って、前記
最先回転リングの回転情報または前記次回転リングの回
転情報のいずれに基づいて前記撮像条件の調整を行うか
を決定する決定手段とを有し、前記決定手段で決定され
た回転リングの回転情報に基づいて撮像条件を調整する
ように構成される。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態1に係る撮像装置におけるフォーカスまたは
ズームの調整を行うための制御部の構成を示すブロック
図である。制御部100は、フォーカスリング21、ズ
ームリング31、フォーカスリング用検出素子41、ズ
ームリング用検出素子42、制御特定部51、フォーカ
スモータ駆動回路61、ズームモータ駆動回路62、フ
ォーカス駆動モータ71およびズーム駆動モータ72か
ら構成される。制御特定部51は、さらに最先回転リン
グ特定部52と信号発生部53とから構成される。
【0011】図1に示すフォーカスリング21の回転は
フォーカスリング用検出素子41によって検出され、検
出された回転に関する回転情報はフォーカスリング用検
出素子41から制御特定部51に出力される。ズームリ
ング31が回転する場合も同様である。制御特定部51
は、入力された回転情報に基づき、後述する処理を行っ
てフォーカスモータ駆動回路61およびズームモータ駆
動回路62に所定の制御信号を出力する。フォーカスモ
ータ駆動回路61およびズームモータ駆動回路62は、
入力された制御信号に応じて、各々フォーカス駆動モー
タ71およびズーム駆動モータ72を制御する。
【0012】図2は、フォーカスリングやズームリング
を設けたカムコーダにおけるレンズ部の外形の一例を示
す図である。図2において、フォーカスリング21とズ
ームリング31は、使用者が操作しやすいようにレンズ
部11上に接近して配置される。各回転リングは、使用
者によって回転され、同時に回転することも可能であ
る。
【0013】これらの回転リングの回転は、フォトセン
サやロータリエンコーダ等を用いて検出される。回転リ
ングの回転検出機構および方法は公知であるが、以下に
その一例を簡単に説明する。図3は、フォーカスリング
の構造の一例を示す模式図である。フォーカスリング2
1の内部には、短冊状の形状をした部分22(以下、短
冊部分22という)が隙間を空けて所定の間隔で配列さ
れている。また、短冊部分22は、外周とほぼ同心円上
に配置され、外周とほぼ平行となるように並べられてい
る。なお、ズームリング31とフォーカスリング21の
構造は、同様とし、その説明を省略する。
【0014】図4は、レンズ部11に形成されたフォー
カスリング用検出素子41の構造の一例を示す模式図で
ある。これらは、公知技術であることから、簡単に説明
する。フォーカスリング用検出素子41は、例えば、コ
の字型の形状をしており、コの字型の溝を挟む部分の内
側に光を放出する部分とその光を検知する部分が設けら
れている。
【0015】フォーカスリング用検出素子41は2個有
り、それらはレンズ部11の外周と同心の円周上に配列
され、フォーカスリング用検出素子41の溝がその同心
円の円周の方向を向くように構成されている。なお、ズ
ームリング用検出素子42の構成についてもフォーカス
リング用検出素子41の構成と同様とし、その説明を省
略する。
【0016】フォーカスリング21がレンズ部11に取
り付けられ、フォーカスリング21が回転したとき、短
冊部分22は、フォーカスリング用検出素子41の溝の
部分を通過するように構成されている。また、短冊部分
22は、フォーカスリング21が回転した場合、フォー
カスリング用検出素子41の上記の1の面から放出され
て他の面で検知される光を遮るように構成されている。
【0017】ここで、フォーカスリング21の回転量
は、短冊部分22が光の遮る回数を検知する方法等によ
って検知される。また、上記の2つのフォーカスリング
用検出素子41を、それらの間隔を調整することによっ
て、時計方向、反時計方向の回転を識別することも可能
である。その詳細については、公知の技術のため、説明
を省く。以上のように、各回転リングの回転情報は検出
される。
【0018】以下に、制御特定部51における処理の内
容を説明する。制御特定部51の最先回転リング特定部
52は、リングの回転を検出する検出素子から入力され
た回転情報に基づいて、全ての回転リングが停止した状
態から、いずれの回転リングが最先に動き出したのかを
判断する。その判断は、どの回転リングの検出素子から
最先に回転を示す信号が制御特定部51に入力されたか
によって行うことができる。以下、最先に回転したと判
断された回転リングを最先回転リングという。
【0019】次に、制御特定部51の信号発生部53
は、最先回転リング用の検出素子から入力された回転情
報に基づいて、最先回転リングの回転方向や回転量を検
出し、最先回転リング用のモータ駆動回路を動作させる
ための制御信号を生成し、出力する。同時に、信号発生
部53は、最先回転リング用以外のモータ駆動回路にモ
ータを停止するための信号を出力する。
【0020】以下に、最先回転リングがフォーカスリン
グ21である場合を例に取って制御特定部51の説明す
る。制御特定部51は、最先回転リング特定部52で、
フォーカスリング用検出素子41から入力された回転情
報に基づいて、どの回転リングが最先に回転したかを特
定する。その結果、フォーカスリング21が特定され
る。
【0021】次に、制御特定部51は、信号発生部53
で、フォーカスリング用検出素子41からのフォーカス
リング21の回転方向や回転量等の情報に基づいて、フ
ォーカスモータ駆動回路61にフォーカス駆動モータ7
1を駆動するための制御信号を出力する。この場合、ズ
ームモータ駆動回路62には、ズーム駆動モータ72を
停止させておくための制御信号が出力される。
【0022】フォーカス駆動モータ71は、フォーカス
リング21の回転に応じてフォーカスを調整するように
制御特定部51によって制御される。そして、フォーカ
スリング21の回転が停止するとフォーカス駆動モータ
71の回転も停止する。その間、ズームリング31に誤
って触れることがあっても、ズームリング31の回転を
検出するズームリング用検出素子42からの回転情報は
無視され、ズーム駆動モータ72は停止している。
【0023】制御特定部51は、回転情報からフォーカ
スリング21の回転が停止したのを検知すると、所定の
時間ΔTが経過した後、次の回転情報を待つ。そして、
次に回転した回転リングがズームリング31であれば、
上記と同様の制御が、ズーム駆動モータ72のみを回転
するために行われ、その間、フォーカスリング21は停
止することとなる。
【0024】以下に、実施の形態1に係る誤操作回避方
法における処理の流れを説明する。図5は、本実施の形
態1に係る誤操作回避方法における処理の流れを示すフ
ローチャートである。図5では、撮像装置の電源が投入
された以後の処理の流れを示すものである。フォーカス
リング用検出素子41またはズームリング用検出素子4
2は、それぞれフォーカスリング21またはズームリン
グ31の回転情報を検出し、所定の信号を制御特定部5
1に出力する。
【0025】ステップS510で、制御特定部51は、
最先回転リング判定部52でフォーカスリング用検出素
子41およびズームリング用検出素子42からの信号を
受け取り、それらの検出素子から信号が回転を示す信号
か否かを判断する。フォーカスリング用検出素子41お
よびズームリング用検出素子42のいずれの信号も回転
を示す信号ではないと判断した場合は、次の信号につい
て同様の判断処理を行い、いずれかの信号が回転を示す
信号であると判断した場合は、処理は次のステップに進
む。
【0026】ステップS520で、制御特定部51は、
最先回転リング判定部52で回転リングが回転している
ことを示す信号を出力したのはどの検出素子かを判断す
る。その判断は、最先に回転を示す信号を出力した検出
素子に対応する回転リングが回転したものとすることが
できる。便宜上、以下では、回転した回転リングを最先
回転リングとする。言うまでもなく、本実施の形態1
で、最先回転リングは、フォーカスリング用検出素子4
1またはズームリング用検出素子42のいずれかであ
る。
【0027】ステップS530で、制御特定部51は、
信号発生部53で最先回転リング用のモータ駆動回路以
外のモータ駆動回路にそれが制御するモータを停止させ
るための制御信号を出力する。最先回転リング用以外の
モータは、次に、駆動信号が入力されるまで停止するも
のとする。ステップS540で、制御特定部51は、最
先回転リング用のモータ駆動回路に回転を検出した最先
回転リングとその回転量等に応じた制御信号を出力し、
最先回転リング用のモータ駆動回路は、制御信号に基づ
いて最先回転リング用のモータを駆動する。
【0028】ステップS550で、制御特定部51は、
最先回転リング用の検出素子からの信号が、回転が終了
したことを示す信号か否かを判断する。回転が終了した
ことを示す信号ではないと判断した場合、処理はステッ
プS540に戻り、回転が終了したことを示す信号であ
ると判断した場合は、処理は次にステップに進む。
【0029】ステップS560で、制御特定部51は、
最先回転リングの回転が停止してから所定の時間ΔTが
経過したか否かを判断する。回転停止後の所定の時間Δ
Tとしては、例えば、0.3〜0.5秒とすることがで
きるが、他の時間でも良い。回転停止後、所定の時間Δ
Tが経過していないと判断した場合は、所定の時間ΔT
が経過するまでこの処理を継続し、所定の時間ΔTが経
過したと判断した場合、処理はステップS510に戻
り、上記の処理を繰り返す。
【0030】本実施の形態1では回転リングが2つであ
る場合について説明したが、回転リングが3つ以上の場
合も同様に誤操作を回避する撮像装置および方法を実現
できる。例えば、本実施の形態1で示した回転リングと
同様な回転リングを用いてアイリスを調整する撮像装置
において、フォーカス、ズーム、アイリス調整用の3つ
の回転リングが並んだ時、初めに動かす回転リング以外
の2個の回転リングに対応する駆動系に、駆動信号を出
力しないようにすることによって実現できる。また、本
発明は、カムコーダだけでなくデジタルスチルカメラ等
にも同様に適用できる。
【0031】以上説明したように、本実施の形態1によ
れば、フォーカスリングやズームリング等の回転リング
を有する撮像装置において、それらの回転リングが接近
して配置される場合であっても、1の回転リングを操作
中に誤って他の回転リングを回転させたとしても、誤操
作がなかったように調整を行うことができる。
【0032】また、複数の回転リングが接近して配置さ
れる場合であっても、誤操作がなかったように調整を行
うことができるため、それらに回転リング間の距離を短
縮し、レンズ部を一層、小型化できる。
【0033】実施の形態2.実施の形態1では、全回転
リングの回転が停止した後、最先に回転を開始した回転
リングについての回転情報を用いて撮像条件を制御する
ものであった。しかし、撮像装置の使用の仕方によって
は、最先に調整される撮像条件がおおよそ決まっている
場合があり、その最先に調整される撮像条件の回転リン
グを操作する際の誤操作を回避するための特別な考慮は
されていない。本実施の形態2では、回転リングに優先
順位を設け、所定の時間内に2つ以上の回転リングが回
転した場合に、優先順位に従って、最先に調整される撮
像条件を考慮した調整を行うことができる撮像装置につ
いて説明する。
【0034】図6は、本発明の実施の形態2に係る撮像
装置におけるフォーカスまたはズームの制御を行うため
の制御部の構成を示すブロック図である。以下の説明で
は、同一の構成部には同一の参照番号を付し、その説明
を省略する。図6の制御特定部51は、実施の形態1で
示したものに加えて、さらに次回転リング特定部54と
決定部55を有するように構成される。
【0035】フォーカスリング用検出素子41およびズ
ームリング用検出素子42の出力は、最先回転リング特
定部52に入力され、最先回転リング特定部52で、最
先に回転した回転リングが特定される。
【0036】次回転リング特定部54は、最先回転リン
グが回転した後の所定の時間内かつ最先回転リングが回
転している時に他の回転リングが回転した場合に、その
回転リングを特定する構成部である。便宜上、以下で
は、最先回転リングが回転した後の所定の時間内かつ最
先回転リングが回転している時に回転した他の回転リン
グを次回転リングという。次回転リングの特定は、最先
回転リングの回転を示す信号の後の所定時間内かつ回転
を示す信号の継続中に次の回転を示す信号が発生された
場合に、その信号を発した検出素子に対応する回転リン
グを次回転リングと特定することでできる。
【0037】決定部55は、予め設定された優先順位を
有し、最先回転リング特定部52と次回転リング特定部
54から入力された特定結果を用いて、どの回転リング
の回転情報を用いて撮像条件を調整するかを決定する。
例えば、フォーカスリング21とズームリング31とが
時間的に接近して操作された場合に、この場合の優先順
位が「フォーカスリング21を優先する」とするもので
あれば、撮像条件を調整するのは、フォーカスリング2
1の情報と決定される。
【0038】決定部55からの出力信号、すなわち、ど
の回転リングの回転情報を用いて撮像条件の調整を行う
かについての信号は、信号発生部53に出力される。そ
して、信号発生部53以降の構成部での処理は、実施の
形態1において説明したものと同様であり、説明を省略
する。
【0039】以下に、実施の形態2に係る誤操作回避方
法における処理の流れを説明する。図7は、本実施の形
態2に係る誤操作回避方法における処理の流れを示すフ
ローチャートである。図7では、撮像装置の電源が投入
された以後の処理の流れを示すものである。フォーカス
リング用検出素子41またはズームリング用検出素子4
2は、それぞれフォーカスリング21またはズームリン
グ31の回転情報を検出し、所定の信号を制御特定部5
1に出力する。
【0040】ステップS710で、制御特定部51は、
最先回転リング判定部52でフォーカスリング用検出素
子41およびズームリング用検出素子42からの信号を
受け取り、それらの検出素子から信号が回転を示す信号
か否かを判断する。フォーカスリング用検出素子41お
よびズームリング用検出素子42のいずれの信号も回転
を示す信号ではないと判断した場合は、次の信号の待ち
状態に移行し、いずれかの信号が回転を示す信号である
と判断した場合は、処理は次のステップS720に進
む。
【0041】ステップS720で、制御特定部51の最
先回転リング判定部52で回転リングが回転しているこ
とを示す信号を出力したのはどの検出素子かを判断す
る。すなわち、ステップS720では、最先に回転を示
す信号を出力した検出素子に対応する回転リングが回転
したものと判断する。便宜上、以下では、回転した回転
リングを最先回転リングという。言うまでもなく、本実
施の形態1で、最先回転リングは、フォーカスリング用
検出素子41またはズームリング用検出素子42のいず
れかである。
【0042】ステップS721で、判断制御部51の次
回転リング特定部54で最先回転リング以外の回転リン
グが回転しているか否かを判断する。回転していると判
断した場合、処理はステップS722に移る。その際、
その回転している回転リングを次回転リングという。回
転していないと判断した場合は、処理はステップS72
4に移る。
【0043】ステップS722では、最先回転リングの
回転から所定の時間dt以内か否かを判断する。時間内
と判断した場合、処理はステップS725に進み、時間
以上と判断した場合、処理はステップS724に進む。
ステップS724では、撮像条件を調整しようとしてい
る回転リングを最先回転リングに決定する。ここで決定
された回転リングのことを動作リングという。ステップ
S725では、予め決められた優先順位に従って、最先
回転リングと次回転リングのいずれかを動作リングに決
定する。
【0044】ステップS730で、制御特定部51は、
信号発生部53で動作リング用のモータ駆動回路以外の
モータ駆動回路にそれが制御するモータを停止させるた
めの制御信号を出力する。動作リング用以外のモータ
は、次に、駆動信号が入力されるまで停止するものとす
る。ステップS740で、制御特定部51は、動作リン
グ用のモータ駆動回路に回転を検出した動作リングとそ
の回転量等に応じた制御信号を出力し、動作リング用の
モータ駆動回路は、制御信号に基づいて動作リング用の
モータを駆動する。
【0045】ステップS750で、制御特定部51は、
動作リング用の検出素子からの信号が、回転が終了した
ことを示す信号か否かを判断する。回転が終了したこと
を示す信号ではないと判断した場合、処理はステップS
740に戻り、回転が終了したことを示す信号であると
判断した場合は、処理は次にステップに進む。
【0046】ステップS760で、制御特定部51は、
動作リングの回転が停止してから所定の時間ΔTが経過
したか否かを判断する。回転停止後の所定の時間ΔTと
しては、例えば、0.3〜0.5秒とすることができる
が、他の時間でも良い。回転停止後、所定の時間ΔTが
経過していないと判断した場合は、所定の時間ΔTが経
過するまでこの処理を継続し、所定の時間ΔTが経過し
たと判断した場合、処理はステップS710に戻り、上
記の処理を繰り返す。
【0047】本実施の形態1では回転リングが2つであ
る場合について説明したが、回転リングが3つ以上の場
合も同様に誤操作を回避する撮像装置および方法を実現
できる。例えば、本実施の形態1で示した回転リングと
同様な回転リングを用いてアイリスを調整する撮像装置
において、フォーカス、ズーム、アイリス調整用の3つ
の回転リングが並んだ時、初めに動かす回転リング以外
の2個の回転リングに対応する駆動系に、駆動信号を出
力しないようにすることによって実現できる。また、本
発明は、カムコーダだけでなくデジタルスチルカメラ等
にも同様に適用できる。
【0048】以上説明したように、本実施の形態2によ
れば、回転リングの回転検出に優先順位を設けたため、
複数の回転リングがほぼ同時に回転した場合であって
も、優先順位の低い回転リングの回転は検知されず、誤
操作が回避できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フォーカスリングやズームリング等の回転リングを有す
る撮像装置において、それらの回転リングが接近して配
置される場合であっても、1の回転リングを操作中に誤
って他の回転リングを回転させたとしても、誤操作がな
かったように調整を行うことができる。
【0050】また、複数の回転リングが接近して配置さ
れる場合であっても、誤操作がなかったように調整を行
うことができるため、それらに回転リング間の距離を短
縮し、レンズ部を一層、小型化できる。
【0051】また、回転リングの回転検出に優先順位を
設けたため、複数の回転リングがほぼ同時に回転した場
合であっても、優先順位の低い回転リングの回転は検知
されず、誤操作が回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る撮像装置におけ
るフォーカスまたはズームの制御部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】 フォーカスリングやズームリングを設けたカ
ムコーダにおけるレンズ部の外形の一例を示す図であ
る。
【図3】 フォーカスリングの構造の一例を示す模式図
である。
【図4】 レンズ部に形成されたフォーカスリング用回
転検出素子の構成の一例を示す模式図である。
【図5】 実施の形態1に係る誤操作回避方法における
処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態2に係る撮像装置におけ
るフォーカスまたはズームの制御部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】 実施の形態2に係る誤操作回避方法における
処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
11…レンズ部、21…フォーカスリング、22…短冊
部分、31…ズームリング、41…フォーカスリング用
検出素子、42…ズームリング用検出素子、51…判断
制御部、52…最先回転リング判定部、53…信号発生
部、54…次回転リング特定部、55…決定部、61…
フォーカスモータ駆動回路、62…ズームモータ駆動回
路、71…フォーカス駆動モータ、72…ズーム駆動モ
ータ、100…制御部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 13/32 G02B 7/04 Z 17/02 G03B 3/00 Z 19/00 3/02 19/02 Fターム(参考) 2H011 EA00 EA10 EA11 2H044 AE02 BD14 DA01 DA02 DA04 DB01 DC00 DE04 2H054 AA00 AA01 BB00 CD00 2H100 AA11 BB05 BB06 DD09 EE00 5C022 AA00 AB21 AB66 AC34 AC69 AC74

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回転リングを有し、前記回転リン
    グを用いて撮像条件の調整を行う撮像装置において、 前記各回転リングの回転に関する回転情報を検出する前
    記回転リング毎の検出手段と、 前記各回転情報に基づいて、前記複数の回転リングが全
    て停止した状態から最先に回転を開始した回転リングを
    最先回転リングとして特定する最先回転リング特定手段
    とを備え、 前記撮像装置は、前記最先回転リングの回転が停止する
    まで、前記最先回転リングの回転情報に基づいて撮像条
    件を調整することを特徴とする誤操作回避機能付き撮像
    装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像装置は、前記最先回転リングの
    回転が停止した後、さらに、所定の時間経過後に、次に
    回転を始めた回転リングの回転情報を撮像条件の調整に
    用いることを特徴とする請求項1記載の誤操作回避機能
    付き撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像装置は、さらに、前記最先回転
    リング回転後の所定の時間内であって前記最先回転リン
    グの回転中に、前記最先回転リング以外の回転リングが
    次に回転したとき、前記次に回転した次回転リングを特
    定する次回転リング特定手段と、所定の優先順位に従っ
    て、前記最先回転リングの回転情報または前記次回転リ
    ングの回転情報のいずれに基づいて前記撮像条件の調整
    を行うかを決定する決定手段とを有し、前記決定手段で
    決定された回転リングの回転情報に基づいて撮像条件を
    調整することを特徴とする請求項1記載の誤操作回避機
    能付き撮像装置。
  4. 【請求項4】 複数の回転リングを有する撮像装置の前
    記回転リングを用いて撮像条件を調整する制御方法にお
    いて、 前記各回転リングの回転に関する回転情報を検出する前
    記回転リング毎の検出ステップと、 前記各回転情報に基づいて、前記複数の回転リングが全
    て停止した状態から最先に回転を開始した回転リングを
    最先回転リングとして特定する最先回転リング特定ステ
    ップとを備え、 前記制御方法は、前記最先回転リングの回転が停止する
    まで、前記最先回転リングの回転情報に基づいて撮像条
    件を調整することを特徴とする誤操作回避方法。
  5. 【請求項5】 前記制御方法は、前記最先回転リングの
    回転が停止した後、さらに、所定の時間経過後に、次に
    回転を始めた回転リングの回転情報を撮像条件の調整に
    用いることを特徴とする請求項4記載の誤操作回避方
    法。
  6. 【請求項6】 前記制御方法は、さらに、前記最先回転
    リング回転後の所定の時間内であって前記最先回転リン
    グの回転中に、前記最先回転リング以外の回転リングが
    次に回転したとき、前記次に回転した次回転リングを特
    定する次回転リング特定ステップと、所定の優先順位に
    従って、前記最先回転リングの回転情報または前記次回
    転リングの回転情報のいずれに基づいて前記撮像条件の
    調整を行うかを決定する決定ステップとを有し、前記決
    定ステップで決定された回転リングの回転情報に基づい
    て撮像条件を調整することを特徴とする請求項4記載の
    誤操作回避方法。
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