JP5557701B2 - 作業機連結装置の電力供給回路 - Google Patents
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Description
本発明は上記問題点に鑑み、連結枠に作業機を連結しかつ雌雄コネクタを結合して初めてトラクタ本体の電源と連結枠側の接続端子とが接続できるようにした作業機連結装置の電力供給回路を提供することを目的とする。
請求項1においては、トラクタ車体1にリンク機構5を介して連結された連結枠11が、正面視山形状に形成された主枠材22と、この主枠材22の上下中間部で主枠材22の左右側部を連結する中間枠材23とを有しており、前記中間枠材23にトラクタ車体1の電源に接続された連結枠側ハーネス67及びコネクタが配置され、連結枠11に連結される作業機12に搭載電気機器と接続された作業機側ハーネス68及びコネクタが配置され
、
連結枠側ハーネス67と作業機側ハーネス68との一方に雄コネクタ72が設けられ、他方に前記雄コネクタ72と結合可能な雌コネクタ71が設けられ、連結枠11と作業機12とが連結位置に至たるときに連動して雄コネクタ72と雌コネクタ71とが結合して、雄コネクタ72の連結枠側又は作業機側ハーネスに接続された接続端子81と雌コネクタ71の作業機側又は連結枠側ハーネスに接続された接続端子77とが接続される作業機連結装置の電力供給回路であって、
連結枠側ハーネス67のコネクタの接続端子とトラクタ車体1の電源との間に電源用スイッチ回路101が設けられ、連結枠側ハーネス67のコネクタに、雄コネクタ72と雌コネクタ71との接続端子81,77同士が接続したことを検出して電源用スイッチ回路101を閉じる結合検出センサ108が設けられており、
前記結合検出センサ108は、雄コネクタ72と雌コネクタ71とのコネクタ結合時に一方のコネクタ結合部位の近づきによって作動するべく、他方のコネクタ結合部位に設けられている点にある。
連結枠側ハーネス67と作業機側ハーネス68との一方に雄コネクタ72が設けられ、他方に前記雄コネクタ72と結合可能な雌コネクタ71が設けられ、連結枠11と作業機12とが連結位置に至たるときに連動して雄コネクタ72と雌コネクタ71とが結合して、雄コネクタ72の連結枠側又は作業機側ハーネスに接続された接続端子81と雌コネクタ71の作業機側又は連結枠側ハーネスに接続された接続端子77とが接続される作業機連結装置の電力供給回路であって、
連結枠側ハーネス67のコネクタの接続端子とトラクタ車体1の電源との間に電源用スイッチ回路101が設けられ、連結枠側ハーネス67のコネクタに、雄コネクタ72と雌コネクタ71との接続端子81,77同士が接続したことを検出して電源用スイッチ回路101を閉じる結合検出センサ108が設けられ、
結合検出センサ108は、雄コネクタ72と雌コネクタ71とが結合しながら雄コネクタ72の接続端子と雌コネクタ71の接続端子とが接続される後半期に作動するように構成されているものである。
なり、雄コネクタと雌コネクタとの非結合時にコネクタの接続端子にもの等が接触しても不測に電流が流れるのを防ぐことができ、雄コネクタと雌コネクタとが結合して雄コネクタの接続端子と雌コネクタの接続端子とが接続される後期にならなければ、電源用スイッチ回路が開いたままであるため、接続端子同士が接続される前期では雄コネクタ及び雌コネクタ側には電力が供給されず、この不完全な結合時点での接続を回避することができる。
この代掻ハロー12は、砕土、代掻機能を持ち、代掻ハロー12の中央部分12Aでは、入力軸20に伝達された動力がギヤケース13で変速され、伝動ケース15を介して伝動ケース15の下端部から左右両側に水平方向に突出する回転軸に伝達され、回転軸に設けられた作業ロータ18を回転駆動して砕土・代掻作業を行う、いわゆるセンタードライブの砕土・代掻装置を構成している。作業ロータ18の上方は、シールドカバー16により覆われており、このシールドカバー16の後端部に、後端位置に回転軸を介して均平板21を枢着したエプロン17の上端部が、回転軸を介して回動自在に枢着されている。
図1及び図2において、連結枠11は、角パイプによって正面視山形状に形成された主枠材22を有し、この主枠材22の上下中間部には該主枠材22の左右側部を連結する中間枠材23が設けられている。主枠材22の上部には上連結部24が設けられ、主枠材22の左右両側下端部には嵌合受具25が設けられ、左右の嵌合受具25は支持体26によ
って中間枠材23に連結されている。
連結枠11の支持体26間にはホルダ40が左右軸廻り回動自在に設けられ、図4に示すようにこのホルダ40にはベアリング41を介して自在継手19後端側のヨーク42が回転自在に支持されている。このヨーク42はギヤケース13の入力軸20に嵌脱自在にスプライン嵌合される。
左右のロック部材51は連動部材56によって連動されるようになっている。この連動部材56は可撓性を有する丸棒材等によって正面視略山形状に形成され、上方に向けて左右方向内方に傾斜状の左右の側杆部57と、左右側杆部57の上端同志を連結する連結杆部58と、左右各側杆部57の下端から左右方向外方に延びてロック部材51の貫通孔55に左右方向内方側から挿通される枢軸部59とから構成されている。
連動部材56の連結杆部58の左右方向中央部にはアーム60の一端側が回動自在に外嵌され、アーム60の他端側は、連結枠11の中間枠材23に固着されたブラケット61の下部に枢軸62を介して枢支されている。また、アーム60には操作レバー63が固着されており、この操作レバー63は代掻ハロー12を上昇させた時にトラクタ上から操作可能とされている。操作レバー63を図1に鎖線で示す如く後側(ロック解除位置)に操作したときにロック部材51によるロックを解除し、操作レバー63を図1に実線で示す如く前側(ロック位置)に操作したときにロック部材51によるロックを可能にする。
ス67と作業機側ハーネス68とで電源ハーネス69が構成されている。
作業機側ハーネス68に雌コネクタ71が設けられ、雌コネクタ71は絶縁性を有する合成樹脂等により構成され、代掻ハロー12のトップマスト27の前側の上下方向の中途部等に設けられている。
雌コネクタ71は後部の左右方向中央がトップマスト27に対して上下方向の支持軸73廻りに左右揺動自在に支持されている。雌コネクタ71は前部が開口した平面視コの字状の雌上板体75と雌下板体76とを備え、雌上板体75と雌下板体76との間に左右一対の雄接続端子77を左右に離間した状態で挟持している。一対の雄接続端子77は前後方向及び上下方向に長い板状に形成されている。
而して、結合検出センサ108が雄コネクタ72と雌コネクタ71との接続端子77,81同士が接続したことを検出してオンすると、トランジスタ106がオンしてリレーコイル102に電流が流れ、リレースイッチ103がオンする。その結果、トラクタ車体1
側の電源からリレースイッチ103、正逆転切替スイッチ111,112を介して雄コネクタ72までの回路が接続され、そして、雄コネクタ72及び雌コネクタ71を介して一対のモータMに電力が供給可能になる。
従って、代掻ハロー12の着脱に連動して電源ハーネス69も自動的に着脱でき、電気を利用する代掻ハロー12において操縦者のトラクタへの乗り降りなしに電源の着脱が可能になるし、代掻ハロー12着脱時の電源ハーネス69の外し忘れによる電源ハーネス6
9の切損事故もなくなる。また、このとき、結合検出センサ108が雄コネクタ72と雌コネクタ71との接続端子77,81同士が外れたことを検出してオフし、これにより電源スイッチ回路101が開く。その結果、トラクタ車体1側の電源から正逆転切替スイッチ111,112を介して雄コネクタ72に電力が供給されなくなる。このため、正逆転切替スイッチ111,112が正転駆動側及び逆転駆動側のどちら側に切り替えられていても、雄コネクタ72には電流が供給されなくなり、雄コネクタ72と雌コネクタ71との非結合時に雄コネクタ72の雌接続端子81にもの等が接触しても不測に電流が流れるのを防ぐことができる。
連結枠側ハーネス67に一対の雌コネクタ71にそれぞれ結合可能な一対の雄コネクタ72(第1雄コネクタ72A、第2雄コネクタ72B)が設けられている。各雄コネクタ72A,72Bは絶縁性を有する合成樹脂等により構成され、連結枠11の中間枠材23上に左右に離間して設けられている。
第1実施形態の場合と同様に、第1雌コネクタ71A及び第2雌コネクタ71Bはそれぞれ平面視コの字状の雌上板体と雌下板体とを備え、雌上板体と雌下板体との間に雄接続端子77を挟持している。第1雌コネクタ71A及び第2雌コネクタ71Bの雄接続端子77は前後方向及び上下方向に長い板状に形成されている。
ネクタ71と嵌合可能な雄コネクタ72を設けるようにしてもよい。また、雌コネクタ71に雌接続端子を設け、雄コネクタ72に雄接続端子を設けるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、1つの雌コネクタ71に一対の雄接続端子77が設けられ、1つの雄コネクタ72に雌接続端子81が設けられ、又は2つの雌コネクタ71と2つの雄コネクタ72が設けられているが、これに代え、雌コネクタ71及び雄コネクタ72を1つずつ設け、これらにそれぞれ1つの接続端子を設け、機体アースで戻ってくるようにすることも可能である。
5 3点リンク機構
11 連結枠
12 代掻ハロー(作業機)
67 連結枠側ハーネス
68 作業機側ハーネス
71 雌コネクタ
72 雄コネクタ
77 雄接続端子
81 雌接続端子
84 嵌合溝
101 電源用スイッチ回路
108 結合検出センサ
Claims (3)
- トラクタ車体(1)にリンク機構(5)を介して連結された連結枠(11)が、正面視山形状に形成された主枠材(22)と、この主枠材(22)の上下中間部で主枠材(22)の左右側部を連結する中間枠材(23)とを有しており、前記中間枠材(23)にトラクタ車体(1)の電源に接続された連結枠側ハーネス(67)及びコネクタが配置され、連結枠(11)に連結される作業機(12)に搭載電気機器と接続された作業機側ハーネス(68)及びコネクタが配置され、
連結枠側ハーネス(67)と作業機側ハーネス(68)との一方に雄コネクタ(72)が設けられ、他方に前記雄コネクタ(72)と結合可能な雌コネクタ(71)が設けられ、連結枠(11)と作業機(12)とが連結位置に至たるときに連動して雄コネクタ(72)と雌コネクタ(71)とが結合して、雄コネクタ(72)の連結枠側又は作業機側ハーネスに接続された接続端子(81)と雌コネクタ(71)の作業機側又は連結枠側ハーネスに接続された接続端子(77)とが接続される作業機連結装置の電力供給回路であって、
連結枠側ハーネス(67)のコネクタの接続端子とトラクタ車体(1)の電源との間に電源用スイッチ回路(101)が設けられ、連結枠側ハーネス(67)のコネクタに、雄コネクタ(72)と雌コネクタ(71)との接続端子(81,77)同士が接続したことを検出して電源用スイッチ回路(101)を閉じる結合検出センサ(108)が設けられており、
前記結合検出センサ(108)は、雄コネクタ(72)と雌コネクタ(71)とのコネクタ結合時に一方のコネクタ結合部位の近づきによって作動するべく、他方のコネクタ結合部位に設けられていることを特徴とする作業機連結装置の電力供給回路。 - トラクタ車体(1)にリンク機構(5)を介して連結された連結枠(11)にトラクタ車体(1)の電源に接続された連結枠側ハーネス(67)が配置され、連結枠(11)に連結される作業機(12)に搭載電気機器と接続された作業機側ハーネス(68)が配置され、
連結枠側ハーネス(67)と作業機側ハーネス(68)との一方に雄コネクタ(72)が設けられ、他方に前記雄コネクタ(72)と結合可能な雌コネクタ(71)が設けられ、連結枠(11)と作業機(12)とが連結位置に至たるときに連動して雄コネクタ(72)と雌コネクタ(71)とが結合して、雄コネクタ(72)の連結枠側又は作業機側ハーネスに接続された接続端子(81)と雌コネクタ(71)の作業機側又は連結枠側ハーネスに接続された接続端子(77)とが接続される作業機連結装置の電力供給回路であって、
連結枠側ハーネス(67)のコネクタの接続端子とトラクタ車体(1)の電源との間に電源用スイッチ回路(101)が設けられ、連結枠側ハーネス(67)のコネクタに、雄コネクタ(72)と雌コネクタ(71)との接続端子(81,77)同士が接続したことを検出して電源用スイッチ回路(101)を閉じる結合検出センサ(108)が設けられており、
結合検出センサ(108)は、雄コネクタ(72)と雌コネクタ(71)とが結合しながら雄コネクタ(72)の接続端子と雌コネクタ(71)の接続端子とが接続される後半期に作動するように構成されていることを特徴とする作業機連結装置の電力供給回路。 - トラクタ車体(1)にリンク機構(5)を介して連結された連結枠(11)にトラクタ車体(1)の電源に接続された連結枠側ハーネス(67)が配置され、連結枠(11)に連結される作業機(12)に搭載電気機器と接続された作業機側ハーネス(68)が配置され、
連結枠側ハーネス(67)と作業機側ハーネス(68)との一方に雄コネクタ(72)が設けられ、他方に前記雄コネクタ(72)と結合可能な雌コネクタ(71)が設けられ、連結枠(11)と作業機(12)とが連結位置に至たるときに連動して雄コネクタ(72)と雌コネクタ(71)とが結合して、雄コネクタ(72)の連結枠側又は作業機側ハーネスに接続された接続端子(81)と雌コネクタ(71)の作業機側又は連結枠側ハーネスに接続された接続端子(77)とが接続される作業機連結装置の電力供給回路であって、
連結枠側ハーネス(67)のコネクタの接続端子とトラクタ車体(1)の電源との間に電源用スイッチ回路(101)が設けられ、連結枠側ハーネス(67)のコネクタに、雄コネクタ(72)と雌コネクタ(71)との接続端子(81,77)同士が接続したことを検出して電源用スイッチ回路(101)を閉じる結合検出センサ(108)が設けられており、
前記雄コネクタ(72)又は雌コネクタ(71)の一方に、雄接続端子(77)が設けられ、他方に雌接続端子(81)が設けられ、雄コネクタ(72)又は雌コネクタ(71)のうち雌接続端子(81)側のコネクタに雄接続端子(77)が嵌合する上下方向に貫通した嵌合溝(84)が設けられていることを特徴とする作業機連結装置の電力供給回路。
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