JP5556824B2 - 車載システム、ecu、記憶指示送信装置、および記憶要求送信装置 - Google Patents
車載システム、ecu、記憶指示送信装置、および記憶要求送信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5556824B2 JP5556824B2 JP2012007346A JP2012007346A JP5556824B2 JP 5556824 B2 JP5556824 B2 JP 5556824B2 JP 2012007346 A JP2012007346 A JP 2012007346A JP 2012007346 A JP2012007346 A JP 2012007346A JP 5556824 B2 JP5556824 B2 JP 5556824B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ecu
- slave
- vehicle
- storage
- information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims description 46
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims description 27
- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 claims description 19
- 238000000034 method Methods 0.000 description 50
- 230000008569 process Effects 0.000 description 49
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 24
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 23
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 18
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 12
- 230000008859 change Effects 0.000 description 9
- 230000006870 function Effects 0.000 description 9
- 125000004122 cyclic group Chemical group 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 6
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 6
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 5
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 3
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 3
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 2
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000006386 memory function Effects 0.000 description 1
- 239000010453 quartz Substances 0.000 description 1
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N silicon dioxide Inorganic materials O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
- 230000036962 time dependent Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W50/00—Details of control systems for road vehicle drive control not related to the control of a particular sub-unit, e.g. process diagnostic or vehicle driver interfaces
- B60W50/04—Monitoring the functioning of the control system
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
- H04L12/40—Bus networks
- H04L12/40052—High-speed IEEE 1394 serial bus
- H04L12/40091—Bus bridging
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
- H04L12/40—Bus networks
- H04L2012/40267—Bus for use in transportation systems
- H04L2012/40273—Bus for use in transportation systems the transportation system being a vehicle
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
Description
るものである。
CUが故障を検出したとき、そのECUにおける診断情報を記憶媒体に記録しておき、後
に車両の整備工場等において、診断ツールで診断情報を読み出す技術が知られている(例
えば、特許文献1参照)。
ける制御が複雑化しているので、あるECUで故障を検出したからといって、そのECU
における診断情報のみでは、故障の原因を特定するには不十分となる可能性がある。
で故障を検出した場合に、他のECUでも診断情報を記録できるようすることを目的とす
る。
あって、マスタECU(11)と、第1のスレーブECU(12)と、第2のスレーブE
CU(13)とを備え、前記第2のスレーブECU(13)は、故障を検出したことに基
づいて、記憶要求を前記マスタECU(11)に送信し、前記マスタECU(11)は、
前記記憶要求を受信したことに基づいて、診断情報を記憶させるための記憶指示を送信し
、前記第1のスレーブECU(12)は、前記マスタECU(11)が送信した前記記憶
指示を受信したことに基づいて、前記第1のスレーブECU(12)における診断情報を
生成して、当該第1のスレーブECUの電源が供給されなくても有効判定情報を保持する
保持用記憶媒体に記録することを特徴とする車載システムである。
信され、記憶要求を受けたマスタECU(11)から第1のスレーブECU(12)に記
憶指示が送信され、記憶指示を受けた第1のスレーブECU(12)が前記第1のスレー
ブECU(12)における診断情報を記憶する。
も、第2のスレーブECU(13)以外のECU(第1のスレーブECU(12))にお
いて診断情報が生成され記録されるようになる。
CU(11)に送信する前記記憶要求に、故障の種別を表す故障種別コードを含め、前記
マスタECU(11)は、送信する前記記憶指示に、前記第2のスレーブECU(13)
から受信した前記記憶要求に含まれる前記故障種別コードを含め、前記第1のスレーブE
CU(12)は、前記第1のスレーブECU(12)における前記診断情報に、前記マス
タECU(11)から受信した前記記憶指示に含まれる前記故障種別コードを含めること
を特徴とする請求項1に記載の車載システムである。
情報が、他のECUで検出されたどのような種別の故障に起因して記録されたものである
かを、容易に特定することができる。
CU(11)に送信する前記記憶要求に、所定のシステム識別コードを含め、前記マスタ
ECU(11)は、送信する前記記憶指示に、前記第2のスレーブECU(13)から受
信した前記記憶要求に含まれる前記システム識別コードを含め、前記第1のスレーブEC
U(12)は、前記マスタECU(11)から受信した前記記憶指示に含まれる前記シス
テム識別コードに応じて、前記第1のスレーブECU(12)における前記診断情報を記
録するか否かを決定することを特徴とする請求項1または2に記載の車載システムである
。
て、第1のスレーブECU(12)で診断情報を生成、記録するか否かをコントロールす
ることができる。
CU(11)は、時間の経過に応じた刻みで経過時間情報(21)の値を変化させ、前記
経過時間情報(21)を含む前記車両ローカル時間(20)を生成して前記記憶指示と共
に前記第1のスレーブECU(12)に送信し、前記第1のスレーブECU(12)は、
前記マスタECU(11)から前記車両ローカル時間(20)および前記記憶指示を受信
したことに基づいて、前記第1のスレーブECU(12)における診断情報および前記車
両ローカル時間(20)を互いに対応付けて前記保持用記憶媒体に記録し、前記第3のス
レーブECU(14)は、前記マスタECU(11)から前記車両ローカル時間(20)
および前記記憶指示を受信したことに基づいて、前記第3のスレーブECU(14)にお
ける診断情報および前記車両ローカル時間(20)を互いに対応付けて当該第3のスレー
ブECUの電源が供給されなくても有効判定情報を保持する保持用記憶媒体に記録するこ
とを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車載システムである。
情報を記録する際、マスタECU(11)から提供された車両ローカル時間(20)を共
に記録するので、診断情報の記録時刻として用いる時間をマスタECU(11)において
一元的に管理できる。
た用語と後述の実施形態に記載される当該用語を例示する具体物等との対応関係を示すも
のである。
1の構成図を示す。車載システム1は、車両に搭載され、車両の各部(例えば、パワート
レイン、制動装置、エアバッグ等の安全装置、利便/快適制御装置等)を制御するための
システムである。
のスレーブECU12〜14を備えており、また、これらECU11〜14間の通信を媒
介する通信線として車内LAN15(例えば、CAN、FlexRay)を備えている。
ECU11〜14は、この車内LAN15を介して互いに通信可能である。
憶指示を生成してスレーブECU12〜14等に繰り返し定期的に送信するECUである
。スレーブECU12〜14は、マスタECU11から送信された車両ローカル時間を自
機の内部の時刻として使用すると共に、故障を検出したことに基づいて同時記憶要求をマ
スタECU11に送信し、また、マスタECU11から同時記憶要求を受信したことに基
づいて、診断情報を記憶するようになっている。
時にもバッテリからバックアップ電力の供給を受けて作動する+Bシステムである。この
ようなマスタECU11としては、本実施形態では、車両のヘッドランプおよび室内灯等
を制御するメインボデーECUを採用してもよい。メインボデーECUは+Bシステムで
あり、車両への搭載率が高く、保持用記憶媒体を備えているからである。ここで、保持用
記憶媒体とは、保持用記憶媒体を備えるECUに電源が供給されなくても有効判定情報を
保持する記憶媒体であり、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体、S−RAM
等である。
オン時にはバッテリから電力供給を受けて作動し、車両のIGオフ時にはバッテリから電
力供給を受けずに作動を停止するIGシステムであってもよいし、車両のACCオン時に
はバッテリから電力供給を受けて作動し、車両のACCオフ時にはバッテリから電力供給
を受けずに作動を停止するACCシステムであってもよい。
制御するECUであり、スレーブECU13が、ボデー系の機器を制御するECUである
とする。パワートレインを制御するECUとしては、例えば、エンジンへの燃料供給量お
よび燃料噴射タイミング等を制御するエンジンECU、トランスミッションを制御するト
ランスミッションECU等がある。ボデー系の機器は、利便/快適制御装置に属し、例え
ば、ドアロック機構、ドアミラー角度調整機構等がある。
通信インターフェース回路と、フラッシュメモリ等の保持用記憶媒体と、制御回路を備え
ている。
周知のマイクロコンピュータで実現する。このCPUは、ROMに記録されているプログ
ラムを実行し、必要に応じてRAM、保持用記憶媒体を対象としてデータの書き込みおよ
び読み出しを行い、通信インターフェース回路を用いて車内LAN15を介した通信を行
い、また、必要に応じてセンサ(図示せず)から検出信号を取得し、自機が制御する対象
のアクチュエータ(図示せず)を制御する。
が操作するヘッドランプ操作部、室内灯の点灯、消灯、自動制御を切り替えるためにドラ
イバが操作する室内灯操作部、ドアの開閉を検出するドア開閉センサ等のセンサから検出
信号を取得し、ヘッドランプ操作部から受けた検出信号に応じてアクチュエータであるヘ
ッドランプを制御し、また、室内灯操作部およびドア開閉センサからの検出信号に応じて
アクチュエータである室内灯を制御する。
エンジン回転数センサ、車速センサ等のセンサから検出信号を取得し、これらセンサから
取得した検出信号に応じて、アクチュエータであるエンジンスロットルバルブ調整機構お
よび燃料噴射機構を制御する。
転数センサ等のセンサから検出信号を取得し、これらセンサから取得した検出信号に応じ
て、アクチュエータであるトランスミッションを制御する。
のセンサから検出信号を取得し、これらセンサから取得した検出信号に応じて、アクチュ
エータであるドアロック機構およびドアミラー角度調整機構を制御する。
行する処理として説明する。
おいて統一的に用いられる時刻となる。この車両ローカル時間は、マスタECU11が繰
り返し定期的に生成し、マスタECU11からスレーブECU12〜14に繰り返し定期
的に送信される。そして、マスタECU11およびスレーブECU12〜14は、診断情
報の記録時には、当該診断情報と最新の車両ローカル時間とを対応付けて記録するように
なっている。
後述するように、整備工場等において車内LAN15に診断ツール2が接続されたとき、
車内LAN15を介して各ECU11〜14から診断ツール2に送信されるようになって
いる。
憶媒体(RAMおよび保持用記憶媒体)に記憶するようになっている。具体的には、車両
ローカル時間20は、経過時間情報21および有効判定情報22を含み、マスタECU1
1は、経過時間情報21をRAMに記憶し、有効判定情報22を保持用記憶媒体に記憶し
ている。
ット長の経過時間情報計測用のデータであり、LSBが1秒を表す。有効判定情報22は
、マスタECU11のリセット(より具体的には、マスタECU11の制御回路のCPU
のリセット)毎に値が巡回順序に沿って増加する2ビット長のデータであり、LSBが1
回のリセットを表す。
続してECU11〜14と通信するための通信インターフェースと、ユーザの操作を受け
付けるボタン等の操作部と、情報を表示するディスプレイと、絶対時刻(年、月、日、時
間、分、秒を表す暦時刻、協定世界時(UTC)等)を計測する計時装置と、制御回路と
を備えている。
実現する。このCPUは、ROMに記録されているプログラムを実行し、必要に応じてR
AM、保持用記憶媒体を対象としてデータの書き込みおよび読み出しを行い、通信インタ
ーフェース回路を用いて車内LAN15を介してECU11〜14と通信を行い、また、
操作部からユーザの操作に応じた信号を取得し、ディスプレイに情報を表示させ、計時装
置から現在の絶対時刻を取得することで、後述する作動を実現する。以下、このCPUが
実行する処理を、診断ツール2が実行する処理として記載する。
するための計時装置を有していないか、あるいは、有していても当該計時装置を利用しな
い。
プログラムを実行することにより、図3の車両ローカル時間生成・送信処理を実行するよ
うになっている。マスタECU11は、マスタECU11のリセット直後、および車両の
主電源(IG)がオフからオンになった直後のそれぞれにおいて、この車両ローカル時間
生成・送信処理の実行を開始するようになっている。マスタECU11がリセットする場
合としては、マスタECU11の処理がフェールセーフ処理によりリセットが発生した場
合がある。マスタECU11が作動開始する場合としては、例えば、マスタECU11が
車両のバッテリから切り離され、その後、再度車両のバッテリに接続されて起動する場合
がある。
図4、図5の受信・記録処理を実行するようになっている。なお、マスタECU11およ
びスレーブECU12〜14のそれぞれは、図4、図5の処理と並列的に、他の処理(例
えば、エンジン制御のための処理、ブレーキ制御のための処理、空調制御のための処理)
を実行するようになっている。
ずステップ100で、保持用記憶媒体からRAMまたはCPUのレジスタ(これも揮発性
メモリの一例である)への有効判定情報22の読み出しを試みる。
定した場合は続いてステップ120に進み、失敗したと判定した場合は続いてステップ1
05に進む。
な誤作動の異常発生時である。通常の場合は、読み出しに成功する。
した直後であるか否かを判定する。マスタECU11のリセットがあると、RAM中のデ
ータが失われるので、リセットした直後であるか否かは、RAMの内容(例えばRAM中
に経過時間情報21が記録されているか否か)に基づいて判別可能であるが、リセット処
理を実施したか否かに基づいて判断する事も可能である。
等の異常が発生した場合であるので、通常は、リセットから復帰した直後ではないと判定
する。
ステップ100で不揮発から読出しRAMに格納した有効判定情報22の値として保持用
記憶媒体に書き込み、ステップ150に進む。あるいは、ステップ120でリセットした
直後でないと判定した場合は、そのままステップ145に進んでもよい。
タイミングまで(ただし、今回のステップ145がマスタECU11が起動してから初め
ての実行機会なら、マスタECU11が起動してから今回のステップ145の実行タイミ
ングまで)に、同時記憶要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合は続い
てステップ155に進み、受信していないと判定した場合は続いてステップ150に進む
。ここでは、受信していないと判定してステップ150に進んだとする。受信したと判定
した場合の処理については後述する。
間が所定の基準時間(本実施形態では1000ミリ秒である)に達したか否かを判定し、
達していないと判定した場合は再度ステップ150を実行し、達したと判定した場合はス
テップ160に進む。
した時点とするが、図3の処理の開始後、一度もステップ150で計測時間が基準時間に
達したと判定していない場合は、図3の処理の開始後、始めてステップ150を実行した
時点とする。これにより、基準時間経過毎に、ステップ150からステップ160に処理
が進む。
時間情報21の値を変化させる。「巡回順序に沿って変化させる」とは、22ビットの経
過時間情報21の値を最小値から最大値まで1ずつ増加させ、最大値に達した次は、経過
時間情報21の値を最小値に戻すことをいう。「時間の経過に応じた刻み」に対応する本
実施形態の例は、「1秒につき1の刻み」である。
加させる。ただし、マスタECU11の起動直後またはリセット復帰直後でRAMに経過
時間情報21が記録されていない場合は、新たに値が最小値の経過時間情報21をRAM
に記録する。
判定する。経過時間情報21の値が最大値のときに、経過時間情報21の値を1だけ増加
させると、経過時間情報21の値がオーバーフローする。そして経過時間情報21の値が
オーバーフローしたと判定した場合、ステップ180で、経過時間情報21の値を最小値
にセットし、その後、ステップ190に進む。ステップ170で経過時間情報21の値が
オーバーフローしていないと判定した場合、ステップ180をバイパスしてそのままステ
ップ190に進む。
する。ただしこのとき作成する同時記憶指示の内容は、フェイル値を示す所定の値(例え
ば、8ビットすべてが1となる値)とする。この同時記憶指示は、後述するステップ19
4で生成する同時記憶指示とは異なり、診断情報を記憶させるためのデータではない。
値が変化した経過時間情報21と、保持用記憶媒体に記録している有効判定情報22の最
新の値と、を含む車両ローカル時間20を生成し、この車両ローカル時間20とステップ
190で作成した同時記憶指示とを1つのデータフレームに含め、更に、このデータフレ
ーム(車両ローカル時間20および同時記憶指示)が車内LAN15に接続されたマスタ
ECU11以外のすべてのECU(スレーブECU12〜14を含む)に届くよう、当該
データフレームに所定のブロードキャスト用の宛先IDを含め、インターフェース回路を
用いて、この当該データフレームを、車内LAN15に送出する。そしてその後、処理を
ステップ145に戻す。ただし、ステップ192で送信するのは、車両のIGがオンの場
合のみであり、車両のIGがオフである場合は、送信を行なわず、ステップ145に処理
を戻す。
て、まずステップ210で、所定時間(具体的にはマスタECU11による車両ローカル
時間10の送信間隔と同じ1000ミリ秒)だけ待機し、その間に、マスタECU11か
ら送信された車両ローカル時間20および同時記憶指示を含むデータフレームを、通信イ
ンターフェース回路を用いて車内LAN15から受信する。
ーム中に含まれる車両ローカル時間20を当該スレーブECU中における最新の車両ロー
カル時間20としてRAMに更新記録する。
とは、診断情報を記録する必要があるイベントとしてあらかじめ定められたイベントであ
る。
プ210で受信したデータフレーム中の同時記憶指示がフェイル値でなかった場合、すな
わち、直前のステップ210でフェイル値でない同時記憶指示を受けている場合である。
障が、自機の診断情報を記録する必要がある故障であると判定した場合である。故障とし
ては、例えば、エンジンの回転数が所定の通常範囲を逸脱した場合、ブレーキ圧が所定の
通常範囲を逸脱したという場合等がある。また、どのような故障が自機の診断情報を記録
する必要がある故障であり、どのような故障が自機の診断情報を記録する必要がない故障
であるかは、あらかじめ定められている。
50に進み、同時記憶要求の送信が必要か否かを判定する。同時記憶要求の送信が必要で
あると判定する場合は、センサからの検出信号に基づいて故障が発生し、かつ、その故障
が、同時記憶要求を送信する必要がある故障であると判定した場合である。どのような故
障が同時記憶要求を送信する必要がある故障であり、どのような故障が同時記憶要求を送
信する必要がある故障でないかは、あらかじめ定められている。多くの場合は、同時記憶
要求を送信する必要がないと判定し、その場合、処理はステップ210に戻る。
オンの間、定期的にマスタECU11から車両ローカル時間20を含むデータフレームを
受信して(ステップ210)、内部の時刻を車両ローカル時間20に同期させる(ステッ
プ220)。そして、自らこの車両ローカル時間20を変化させる処理は実行しないよう
になっている。
マスタECU11からスレーブECU12〜14に繰り返し定期的に1000ミリ秒周期
で受け渡される車両ローカル時間20は、図6のグラフの時刻t0からt1に示すように
、時間の経過に比例して、経過時間情報21が一定の増加率(1秒に1だけ増加)で増加
していく。
されていない状態で、マスタECU11のリセットが発生したとする。すると、マスタE
CU11では、図3の車両ローカル時間生成・送信処理が中断され、経過時間情報21が
RAMから消失する。そして、マスタECU11は、すぐリセットから復帰し、図3の車
両ローカル時間生成・送信処理を再度実行し始める。
ップ103で読み出しに成功したと判定し、続いてステップ120でリセットから復帰し
た直後であると判定し、ステップ125に進む。
回順序に沿って変化させる」とは、2ビットの有効判定情報22の値を最小値から最大値
まで1ずつ増加させ、最大値に達した次は、有効判定情報22の値を最小値に戻すことを
いう。
を1だけ増加させる。続いてステップ130では、有効判定情報22の値がオーバーフロ
ーしているか否かを判定する。有効判定情報22の値が最大値のときに、有効判定情報2
2の値を1だけ増加させると、有効判定情報22の値がオーバーフローする。そして有効
判定情報22の値がオーバーフローしたと判定した場合、ステップ130で、有効判定情
報22の値を最小値にセットし、その後、ステップ140に進む。ステップ130で有効
判定情報22の値がオーバーフローしていないと判定した場合、ステップ135をバイパ
スしてそのままステップ140に進む。
新の値として、保持用記憶媒体に記録する。これによって、図5の時刻t1において、保
持用記憶媒体中で、1だけ変化した有効判定情報22の値が有効判定情報22の最新値と
して更新される。
し、続いてステップ150に進み、計測時間が1000ミリ秒に達するまで待ち、さらに
ステップ160では、マスタECU11のリセット復帰直後でRAMに経過時間情報21
が記録されていないので、新たに値が最小値(すなわち初期値)の経過時間情報21をR
AMに記録する。そしてステップ160でオーバーフローしていないと判定し、ステップ
190で、フェイル値を有する同時記憶要求を生成し、ステップ192で、上記のように
セットされた経過時間情報21および有効判定情報22を含む車両ローカル時間20と、
当該同時記憶要求を、1つのデータフレームに含め、当該データフレームを送信する。
的な作動によって、図5に示すように、ECU11〜14における有効判定情報22が一
定のまま、経過時間情報21が時間経過と共に増加していく。
スタECU11は作動して図3の処理を行い、時間の経過に応じた刻みで経過時間情報2
1の値の変化を継続させ(ステップ160〜180)、また、リセットの発生に応じた有
効判定情報22の変化を継続させる(ステップ120〜140)ので、車両ローカル時間
20はIGオン時と代わらず時間の経過と共に変化する。以下では、有効判定情報22が
同じ値で一定となる連続期間を、それぞれ時間群という。
体的には、スレーブECU12は、ステップ230で、エンジン冷却水温センサからの検
出信号に基づいて故障が発生した(エンジン冷却水温が許容範囲を超えた)と判定し、か
つ、その故障が、自機で診断情報を記録する必要がある故障であると判定した結果、記録
イベントが発生したと判定し、続いてステップ240に進んだとする。
憶している最新の車両ローカル時間20に対応付けて、保持用記憶媒体に記録する。この
とき診断情報と共に記録される車両ローカル時間20においては、経過時間情報21の値
は図6の経過時間d0に相当する値であり、有効判定情報22の値は03である。
Code)およびFFD(Freeze Frame Data)を含む。DTCは、当
該故障(エンジン冷却水の異常高温)の種別を表す故障種別コードであり、FFDとして
は、例えば、検出したエンジン冷却水温のデータ等を採用する。
する。本例では、検出した故障が同時記憶要求を送信する必要がない故障であると判定し
たとする。この場合、処理をステップ210に戻す。
作動によって、ECU11〜14における有効判定情報22が一定のまま、経過時間情報
21が時間経過と共に増加していく。
に、図3の車両ローカル時間生成・送信処理のステップ160において、オーバーフロー
が発生したとする。するとマスタECU11は、ステップ170でオーバーフローが発生
したと判定し、ステップ180に進み、経過時間情報21を最小値にセットする。この場
合も、経過時間情報21は変化しない。
の長さは、経過時間情報21が22ビット長で、LSBが1秒に相当するので、約48.
5日である。
作動によって、ECU11〜14における有効判定情報22が一定のまま、経過時間情報
21が最小値から時間経過と共に増加していく。
スタECU11は、時刻t1のときと同等の処理で、ステップ125に進み、ステップ1
00で読み出した有効判定情報22の値を1だけ増加させる。増加前の有効判定情報22
の値は最大値(03)なので、この増加によって有効判定情報22がオーバーフローし、
マスタECU11は、ステップ130で有効判定情報22の値がオーバーフローしている
と判定し、ステップ130に進み、有効判定情報22の値を最小値(00)にセットし、
ステップ140に進む。ステップ140以降の処理内容は、時刻t1の場合と同じである
。
作動によって、ECU11〜14における有効判定情報22が一定のまま、経過時間情報
21が最小値から時間経過と共に増加していく。
この時間帯t5(時刻t51から時刻t54までの時間帯)におけるECU11〜14の
作動および経過時間情報21の経時変化を示す。
本的な作動によって、マスタECU11が図3の車両ローカル時間生成・送信処理を実行
して車両ローカル時間20を送信し(31a)、スレーブECU12〜14が図4のステ
ップ210の処理において車両ローカル時間20を受信する(31b〜31d)。
プ230で、エンジン回転数が許容範囲を超えたことを検出する。ここで、スレーブEC
U13においては、エンジン回転数が許容範囲を超えたという故障は、自機で診断情報を
記録する必要があり、かつ、同時記憶要求を送信する必要がある故障であるとあらかじめ
定められているとする。したがって、この時刻t52においてスレーブECU13は、ス
テップ230で、エンジン回転数センサからの検出信号に基づいて故障が発生した(エン
ジン回転数が許容範囲を超えた)と判定し、かつ、その故障が、自機で診断情報を記録す
る必要がある故障であると判定した結果、ステップ240に進む。
ている最新の車両ローカル時間20に対応付けて、保持用記憶媒体に記録する(32c−
1)。このとき診断情報と共に記録される車両ローカル時間20においては、経過時間情
報21の値は図7の経過時間d3に相当する値であり、有効判定情報22の値は00であ
る。このとき記録する診断情報は、DTCおよびFFDを含む。どのようなDTCおよび
FFDを記録するかは、発生した故障に対応付けてあらかじめ定められている。
障が発生し、かつ、その故障が、同時記憶要求を送信する必要がある故障であると判定す
る。すなわち、同時記憶要求の送信が必要であると判定し、続いて図5のステップ260
に進む。
から正常に受信しているか否かを判定する。ほとんどの場合は正常に受信していると判定
するが、何らかの異常により正常に受信していないと判定した場合は、処理をステップ2
10に戻し、次の車両ローカル時間20の受信を待つ。
および故障種別コードを生成する。このシステム識別コードおよび故障種別コードは、マ
スタECU11に送信する同時記憶要求に含めるためのものであり、ステップ250で検
出した故障の種別に従って決定する。
(例えば4ビットの)コードである。発生した故障とシステム識別コードの対応関係は、
あらかじめ各ECU11〜14において統一的に定められている。各故障に対応付けられ
るシステム識別コードの値としては、例えば、パワートレイン系の3種類の故障のそれぞ
れを示す3つの値、制動装置系の3種類の故障のそれぞれを示す3つの値、安全装置系の
3種類の故障のそれぞれを示す3つの値、利便/快適制御装置系の3種類の故障のそれぞ
れを示す3つの値、全ECU系の3種類の故障のそれぞれを示す3つの値等がある。本例
では、エンジン回転数が許容範囲を超えたという故障は、パワートレイン系の値の1つに
割り当てられているとする。したがって、今回のステップ270では、パワートレイン系
の値の1つを示すシステム識別コードを生成する。
コードである。発生した故障とシステム識別コードと故障種別コードの組み合わせが決ま
ると、故障の種類を一意に特定可能となる。故障の種類と故障種別コードとの対応関係は
、あらかじめ各ECU11〜14において統一的に定められている。
憶要求25には、直前のステップ270で生成したシステム識別コード26および故障種
別コード27を含めるようになっている。
た同時記憶要求25を、マスタECU11に送信する(図7の32c−2)。そして、マ
スタECU11は、この同時記憶要求25を受信する(32a)。
信したと判定してステップ155に進む。ステップ155では、ステップ150と同様に
、タイマによる計測時間が所定の基準時間(本実施形態では1000ミリ秒である)に達
したか否かを判定し、達していないと判定した場合は再度ステップ155を実行し、時刻
t53において、達したと判定し、ステップ165に進む。
80の処理内容と同じである。したがって、ステップ165、175、185では、時間
の経過に応じた刻みで巡回順序に沿ってRAM中の経過時間情報21の値を1000ミリ
秒分変化させる。
。具体的には、同時記憶指示の内容に、直前のステップ145で受信したと判定した同時
記憶要求25中のシステム識別コード26および故障種別コード27を含める。このよう
に、同時記憶指示として、フェイル値以外のシステム識別コード26を採用することで、
同時記憶指示は、診断情報を記憶させるためのデータとなる。
値が変化した経過時間情報21と、保持用記憶媒体に記録している有効判定情報22の最
新の値と、を含む車両ローカル時間20を生成する。そして更に、この車両ローカル時間
20とステップ196で作成した同時記憶指示とを1つのデータフレームに含め、更に、
このデータフレーム(車両ローカル時間20および同時記憶指示25)が車内LAN15
に接続されたマスタECU11以外のすべてのECU(スレーブECU12〜14を含む
)に届くよう、当該データフレームに所定のブロードキャスト用の宛先IDを含め、イン
ターフェース回路を用いて、この当該データフレームを、車内LAN15に送出する(図
7の33a)。
25に基づいて、診断情報を作成し、この診断情報を、RAMに記憶している最新の車両
ローカル時間20に対応付けて、保持用記憶媒体に記録する。記憶するタイミングは図7
の33aとなる。
1の値は図7の経過時間d4に相当する値であり、有効判定情報22の値は00である。
また、このとき記録する自機の診断情報は、DTCおよびFFDを含む。ただし、DTC
としては、直前のステップ145で受信したと判定した同時記憶要求25に含まれる故障
種別コード27と同じ値を採用する。また、この診断情報に含めるFFDの内容は、当該
同時記憶要求25中のシステム識別コード26に基づいて決定する。システム識別コード
26とFFDの内容との対応関係は、あらかじめ定められている。
ーブECU12〜14のそれぞれが、図4のステップ210で、通信インターフェースを
介して受信し(33b〜33d)、続くステップ220で、当該データフレーム中の車両
ローカル時間20を当該スレーブECU中における最新の車両ローカル時間20としてR
AMに更新記録する。
同時記憶指示がフェイル値でないと判定することで、記録イベントが発生したと判定し、
ステップ240に進む。
る最新の車両ローカル時間20に対応付けて、保持用記憶媒体に記録する。このとき診断
情報と共に記録される車両ローカル時間20においては、経過時間情報21の値は図7の
経過時間d4に相当する値であり、有効判定情報22の値は00である。
ては、直前のステップ210で受信した同時記憶指示に含まれる故障種別コード27と同
じ値を採用する。また、この診断情報に含めるFFDの内容は、当該同時記憶要求25中
のシステム識別コード26に基づいて決定する。システム識別コード26とFFDの内容
との対応関係は、あらかじめ定められている。
診断情報中のFFDと、当該スレーブECU13がここで記録する診断情報中のFFDは
、別のデータであってもよいし、同じデータであってもよい。
信した同時記憶指示に含まれるシステム識別コード26によって決まる。具体的には、各
スレーブECU12〜14のそれぞれにおいては、どのようなシステム識別コード26を
有する同時記憶指示を受信すればステップ240で診断情報を記録し、どのようなシステ
ム識別コードを有する同時記憶指示を受信すればステップ240で診断情報を記録しない
かが、あらかじめ定められている。
は、パワートレイン系を示す値のシステム識別コードを含んだ同時記憶指示を受信したと
きと、全ECUを示す値のシステム識別コードを含んだ同時記憶指示を受信したときにの
み、ステップ240で診断情報を記録し、それ以外の値のシステム識別コードを含んだ同
時記憶指示を受信したときには、診断情報を記録しないようになっている。
装置系を示す値のシステム識別コードを含んだ同時記憶指示を受信したときと、全ECU
を示す値のシステム識別コードを含んだ同時記憶指示を受信したときにのみ、ステップ2
40で診断情報を記録し、それ以外の値のシステム識別コードを含んだ同時記憶指示を受
信したときには、診断情報を記録しないようになっている。
、パワートレイン系を示す値のシステム識別コードが含まれているので、スレーブECU
12、13は、ステップ240で診断情報を記録する(図7の34b、34c)が、スレ
ーブECU14は、ステップ240で診断情報を記録しない。
ないので、同時記憶要求の送信が必要でないと判定し、処理をステップ210に戻す。
〜14の基本的な作動によって、マスタECU11が図3の車両ローカル時間生成・送信
処理を実行して車両ローカル時間20を送信し(35a)、スレーブECU12〜14が
図4のステップ210の処理において車両ローカル時間20を受信する(35b〜35d
)。
な作動によって、ECU11〜14における有効判定情報22が一定のまま、経過時間情
報21が時間経過と共に増加していく。
込まれたとする。時刻t5で診断情報が記録されて後、整備工場に持ち込まれるまでの間
に、車両のIGがオフになり、またオンされる場合がほとんどである。しかし、上述の通
り、IGのオン、オフがあっても、時間の経過に応じた刻みで経過時間情報21の値の変
化を継続させる。
AN15から車載システム1に接続され、診断ツール2の使用者が、操作装置に対して、
特定のスレーブECU(ここではスレーブECU13とする)の診断情報を読み出すため
の所定の操作を行ったとする。診断ツール2と車載システム1の接続は、有線による接続
でもよいし、無線による接続でもよい。すると、診断ツール2は、インターフェース回路
を用い、車内LAN15を介してマスタECU11、スレーブECU12、13に読み出
し命令を送信する。
スレーブECU12、13のそれぞれは、自機の制御回路のRAMに記録されている最新
の車両ローカル時間20と、自機の保持用記憶媒体に記録されている診断情報およびそれ
に対応付けられた車両ローカル時間20と、を読み出し、自機のインターフェース回路を
用い、車内LAN15を介して診断ツール2に対し、当該最新の車両ローカル時間20、
診断情報、および当該診断情報に対応付けられた車両ローカル時間20(以下、記録時車
両ローカル時間20という)を送信する。
のインターフェース回路を介して受信した診断ツール2は、最新の車両ローカル時間20
中の有効判定情報22の値と、記録時車両ローカル時間20中の有効判定情報22の値と
が同じであるか否かを判定し、同じであると判定すれば、最新の車両ローカル時間20中
の経過時間情報21の値と記録時車両ローカル時間20中の経過時間情報21の値との差
に相当する遡及時間(図5参照)を算出する。
FFFで、記録時車両ローカル時間20中の経過時間情報21の値が16進数表記で2A
FFFの場合は、これらの差に相当する遡及時間が、20480秒(約5時間半)となる
。
減算した結果の絶対時刻を、当該診断情報が記録された絶対時刻としてディスプレイに表
示させる。なおこの際、当該診断情報もディスプレイに表示させる。
時間20中の有効判定情報22の値とが同じでない場合は、当該診断情報が記録された絶
対時刻は不明となるので、その場合、診断ツール2は、記録時車両ローカル時間20をそ
のままディスプレイに表示させる。なおこの際、当該診断情報もディスプレイに表示させ
る。
時間20中の経過時間情報21に関して、時間の経過に応じた刻みで経過時間情報21の
値を変化させ、車両の主電源のオンがあった場合もオフがあった場合も、当該時間の経過
に応じた刻みで経過時間情報21の値の変化を継続させる。
後、実際に車両を整備工場等に運び込まれて診断ツールで診断するまでに、IGのオフ、
オンがあったとしても、そのIGのオン、オフによって経過時間がリセットされてしまっ
たがために故障発発生の絶対時刻がわからないという事態が発生する可能性を低減するこ
とができる。すなわち、従来よりも高い確率でイベント発止時の絶対時刻を特定すること
ができる。
問い合わせを受けた場合も、診断ツール2を用いることで、診断情報と共にその診断情報
が記録された絶対時刻を知ることができるので、ユーザの問い合わせに的確に対応して原
因を特定することが容易になる。
れだけ長かったかがわからないので、最後に作動していたときの経過時間情報21を引き
続き使用すれば、経過時間情報21が正しい時間変化を表さなくなってしまう。そこで、
リセット復帰直後は経過時間情報を最小値にセットする。そして更に、マスタECU11
は、リセットから復帰したことに基づいて、新たに値が初期値の経過時間情報21を当該
揮発性記憶媒体に記録することで、経過時間情報21が、リセット復帰時点からの正しい
時間経過を表すようになる。
ットがあっても記憶内容を保持する保持用記憶媒体に有効判定情報22を記憶し、当該マ
スタECU11がリセットから復帰したことに基づいて、当該揮発性記憶媒体中の有効判
定情報22の値を変化させ、スレーブECU12〜14に繰り返し送信する車両ローカル
時間20に、経過時間情報21のみならず有効判定情報22を含む車両ローカル時間20
を生成してスレーブECU12〜14に繰り返し送信する。
報22を診断情報と共に記憶媒体に記録することになるので、マスタECU11のリセッ
ト復帰前に記録された診断情報と、リセット復帰後に記録された診断情報とを区別するこ
とができる。
ップ103で読み出しに失敗したと判定した場合は、ステップ105に進み、ステップ1
05では、車両ローカル時間20に所定のフェイル値(例えば、車両ローカル時間20が
最大値の03hとなり、経過時間情報21が最大値の3FFFFEhとなる値)をセット
する。ステップ105の後は、定期的に、具体的には1000ms周期で(ステップ11
0)、繰り返し当該フェイル値の車両ローカル時間20をスレーブECU12〜14に送信する(110、115)。
は他のスレーブECU12、14でもよい)が、故障を検出したことに基づいて、同時記
憶要求をマスタECU11に送信し、マスタECU11は、同時記憶要求を受信したこと
に基づいて、診断情報を記憶させるための同時記憶指示を送信し、スレーブECU12、
13は、マスタECU11が送信した同時記憶指示を受信したことに基づいて、自機にお
ける診断情報を生成して保持用記憶媒体に記録する。
ブECU13以外のECU(マスタECU11、スレーブECU12)において診断情報
が生成され記録されるようになる。
別を表す故障種別コードを含め、マスタECU11は、送信する同時記憶指示に、スレー
ブECU13から受信した同時記憶要求に含まれる故障種別コードを含め、スレーブEC
U12、13は、自機における診断情報に、マスタECU11から受信した同時記憶指示
に含まれる故障種別コードを含める。
のECU13で検出されたどのような種別の故障に起因して記録されたものであるかを、
容易に特定することができる。
ステム識別コードを含め、マスタECU11は、送信する同時記憶指示に、スレーブEC
U13から受信した同時記憶要求に含まれる前記システム識別コードを含め、スレーブE
CU12、13、14は、マスタECU11から受信した同時記憶指示に含まれるシステ
ム識別コードに応じて、スレーブECU12における診断情報を記録するか否かを決定す
る。
レーブECU12、13で診断情報を生成、記録するか否かをコントロールすることがで
きる。
せ、経過時間情報21を含む車両ローカル時間20を生成して同時記憶指示と共にスレー
ブECU12に送信し、スレーブECU12は、マスタECU11から車両ローカル時間
20および同時記憶指示を受信したことに基づいて、スレーブECU12における診断情
報および車両ローカル時間20を互いに対応付けて保持用記憶媒体に記録し、スレーブE
CU14は、マスタECU11から車両ローカル時間20および記憶指示を受信したこと
に基づいて、スレーブECU14における診断情報および車両ローカル時間20を互いに
対応付けて保持用記憶媒体に記録する場合がある。
スタECU11から提供された車両ローカル時間20を共に記録するので、診断情報の記
録時刻として用いる時間をマスタECU11において一元的に管理できる。
グに、車内ローカル時間と共に同時記憶要求を送信するので、スレーブECU側では、診
断情報と共に記録する車両ローカル時間が明確に定まる。そうでなく、同時記憶要求と車
内ローカル時間が別々のタイミングで受信される場合、診断情報と共に記録する車両ロー
カル時間として、同時記憶要求の受信直前に受信した車内ローカル時間を採用するか、同
時記憶要求の受信直後に受信した車内ローカル時間を採用するかを決めなければならない
。
しまう。このとき、同時記憶要求を受信した後、それを処理するまでに時間が経ってしま
い、スレーブECU内でも車両ローカル時間が進んでしまうと、同時記憶要求を受信した
時間が不正確になってしまう。しかし、同時記憶要求と共に車両ローカル時間も憶えてお
けば、それを用いることで、時間が不正確になることを防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲は、上記実施形態のみに限
定されるものではなく、本発明の各発明特定事項の機能を実現し得る種々の形態を包含す
るものである。例えば、以下のような形態も許容される。
U11に送信されるようになっているが、車載システム1内の他のECUからマスタEC
U11に送信されるようになっていてもよい。
所定の操作を行ったときに、ツール2が車内LAN15を介してマスタECU11に同時
記憶要求を送信するようになっていてもよい。この場合、同時記憶要求に含まれるシステ
ム識別コードおよび故障種別コードの内容は、あらかじめ定められたものであってもよい
し、ツール2のユーザが操作部を用いて設定できるようになっていてもよい。
たセンタが、この無線通信装置と無線通信し、この無線通信装置および車内LAN15を
介してマスタECU11に同時記憶要求を送信するようになっていてもよい。この場合も
、同時記憶要求に含まれるシステム識別コードおよび故障種別コードの内容は、あらかじ
め定められたものであってもよいし、センタ2が各種条件に応じて設定できるようになっ
ていてもよい。
されていてもよいし、必要に応じて車内LAN15と有線接続する装置(例えば上記ツー
ル2)でもよいし、車外においてマスタECU11と無線通信する装置(例えば上記セン
タ)であってもよい。
、マスタECU11は、スレーブECU12〜14から同時記憶要求を受けた場合と同じ
作動を行う。ただし、マスタECU11において、車両ローカル時間が正常に変化してい
ない場合には、当該同時記憶要求の送信元に車両ローカル時間エラーを示すデータを送信
するようになっていてもよい。このようにすることで、車両に搭載されていない装置も、
車両ローカル時間の異常を検出することができる。
が所定の操作を行ったときに、ツール2が車内LAN15を介して車内LAN15内のす
べてのECU(ECU11〜14を含む)に同時記憶指示を送信するようになっていても
よい。
たセンタが、この無線通信装置と無線通信し、この無線通信装置および車内LAN15を
介して車内LAN15内のすべてのECU(ECU11〜14を含む)に同時記憶指示を
送信するようになっていてもよい。
ていてもよいし、必要に応じて車内LAN15と有線接続する装置でもよいし、車外にお
いてマスタECU11と無線通信する装置であってもよい。
示送信装置としては、車両に搭載されたマスタECU11でもよいし、必要に応じて車内
LAN15と有線接続する装置でもよいし、車外においてマスタECU11と無線通信す
る装置であってもよい。
基づいて、同時記憶要求をマスタECU11に送信し、マスタECU11が車内LAN1
5内の各ECU12〜14に同時記憶指示を送信している。つまり、マスタECU11が
中継機として機能している。
ち1つ(第1のECUおよび記憶指示送信装置の一例に相当する)が、上記実施形態のよ
うに故障を検出した場合、同時記憶要求ではなく同時記憶指示を車載LAN内の他のEC
U(マスタECU、スレーブECUを含む)に送信し、この同時記憶指示を受信したEC
U(第2のECUの一例に相当する)は、第1実施形態のスレーブECU12〜14と同
様に、同時記憶指示の内容に応じて診断情報を保持用記憶媒体に記録するようになってい
てもよい。
間20を含むデータフレームを定期的に送信するようになっているが、1つのデータフレ
ームを送信してから次のデータフレームを送信するまでの間に、複数のECUから同時記
憶要求を受信した場合は、それら複数の同時記憶要求に対応する複数の同時記憶指示を生
成し、それら複数の同時記憶指示と車両ローカル時間20を含むデータフレームをスレー
ブECU12〜14に送信するようになっていてもよい。
ワートレイン系のシステム識別コードに割り当てられているとする。したがって、時刻t
52におけるスレーブECU13は、ステップ270では、パワートレイン系を示す値の
システム識別コードを生成する。しかし、別の例としては、時刻t52におけるスレーブ
ECU13は、ステップ270では、エンジン回転数が許容範囲を超えたという故障に対
して、パワートレイン系を示す値のシステム識別コードではなく、全ECUを示す値のシ
ステム識別コードを生成するようになっていてもよい。このようにすると、スレーブEC
U13から送信される同時記憶要求にも、マスタECU11から送信される同時記憶指示
にも、全ECUを示す値のシステム識別コードが含まれるので、この同時記憶指示を受け
たスレーブECU12〜14のすべてが、最新の車両ローカル時間20と共に診断情報を
保持用記憶媒体に記録することになる。
されているが、車載システム1に含まれるスレーブECUの数は、1つでもよいし、2つ
でもよいし、4つ以上であってもよい。
せるようになっているが、2秒毎に1カウント分増加させてもよいし、0.5秒毎に1カ
ウント分増加させてもよいし、10秒毎に1カウント分増加させてもよい。また、経過時
間情報21のビット長は、22ビットに限らない。また、有効判定情報22のビット長も
、2ビットに限らない。
採用したが、マスタECU11は、他のどのようなECUであってもよいし、車両ローカ
ル時間20を送信するためたけのECUとして実現してもよい。
ートレインを制御するECUであり、スレーブECU14が、ボデー系の機器を制御する
ECUであるが、スレーブECU12〜14は、このような用途以外のECU(例えば、
空調制御用のECU、ブレーキECU等)であってもよい。
対応付けられた診断情報と車両ローカル時間20を受信すると共に、同じスレーブECU
13から最新の車両ローカル時間20を受信しているが、最新の車両ローカル時間20は
、車載システム内の他のECU11、12、14のいずれかから受信するようになってい
てもよい。
に含まれている場合、ECU11は、この計時装置から絶対時間を取得することで、経過
時間情報21の値の変化速度を補正するようになっていてもよい。例えば、計時装置から
取得した絶対時間によればT1秒経過したにもかかわらず、経過時間情報21がT1+Δ
T秒分変化している場合は、図3のステップ110、150において、1000ミリ秒で
はなく、1000ミリ秒×T1/(T1+ΔT)秒経過したか否かを判定するようにして
もよい。
しもIGに限らず、例えば、車両が電気自動車である場合は、車両を駆動する電動機に供
給するメイン電源が、車両の主電源の一例に相当する。
がプログラムを実行することで実現している各機能は、それらの機能を有するハードウェ
ア(例えば回路構成をプログラムすることが可能なFPGA)を用いて実現するようにな
っていてもよい。
2 ツール
11 マスタECU
12〜18 スレーブECU
15 車内LAN15
20 車両ローカル時間
21 経過時間情報
22 有効判定情報
25 同時記憶要求
26 システム識別コード
27 故障種別コード
40 所属グループリスト
Claims (9)
- 車両に搭載される車載システムであって、
マスタECU(11)と、第1のスレーブECU(12)と、第2のスレーブECU(13)とを備え、
前記第2のスレーブECU(13)は、故障を検出したことに基づいて、記憶要求を前記マスタECU(11)に送信し、
前記マスタECU(11)は、前記記憶要求を受信したことに基づいて、診断情報を記憶させるための記憶指示を送信し、
前記第1のスレーブECU(12)は、前記マスタECU(11)が送信した前記記憶指示を受信したことに基づいて、前記第1のスレーブECU(12)における診断情報を生成して、当該第1のスレーブECUの電源が供給されなくても有効判定情報を保持する保持用記憶媒体に記録することを特徴とする車載システム。 - 前記第2のスレーブECU(13)は、前記マスタECU(11)に送信する前記記憶要求に、故障の種別を表す故障種別コードを含め、
前記マスタECU(11)は、送信する前記記憶指示に、前記第2のスレーブECU(13)から受信した前記記憶要求に含まれる前記故障種別コードを含め、
前記第1のスレーブECU(12)は、前記第1のスレーブECU(12)における前記診断情報に、前記マスタECU(11)から受信した前記記憶指示に含まれる前記故障種別コードを含めることを特徴とする請求項1に記載の車載システム。 - 前記第2のスレーブECU(13)は、前記マスタECU(11)に送信する前記記憶要求に、所定のシステム識別コードを含め、
前記マスタECU(11)は、送信する前記記憶指示に、前記第2のスレーブECU(13)から受信した前記記憶要求に含まれる前記システム識別コードを含め、
前記第1のスレーブECU(12)は、前記マスタECU(11)から受信した前記記憶指示に含まれる前記システム識別コードに応じて、前記第1のスレーブECU(12)における前記診断情報を記録するか否かを決定することを特徴とする請求項1または2に記載の車載システム。 - 前記第2のスレーブECU(13)が前記記憶要求に含める前記システム識別コードは、検出した前記故障に関連するシステム識別コードであり、
前記第1のスレーブECU(12)は、前記マスタECU(11)から受信した前記記憶指示に含まれる前記システム識別コードが、前記第1のスレーブECU(12)の所属するグループに対応したコードである場合に、前記第1のスレーブECU(12)における前記診断情報を記録し、前記マスタECU(11)から受信した前記記憶指示に含まれる前記システム識別コードが、前記第1のスレーブECU(12)の所属するグループに対応したコードでない場合に、前記第1のスレーブECU(12)における前記診断情報を記録しないことを特徴とする請求項3に記載の車載システム。 - 前記第1のスレーブECU(12)は、前記マスタECU(11)から受信した前記記憶指示に含まれる前記システム識別コードに応じてデータを選択し、選択した前記データを前記診断情報に含めて記録することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車載システム。
- 第3のスレーブECU(14)を備え、
前記マスタECU(11)は、時間の経過に応じた刻みで経過時間情報(21)の値を変化させ、前記経過時間情報(21)を含む前記車両ローカル時間(20)を生成して前記記憶指示と共に前記第1のスレーブECU(12)に送信し、
前記第1のスレーブECU(12)は、前記マスタECU(11)から前記車両ローカル時間(20)および前記記憶指示を受信したことに基づいて、前記第1のスレーブECU(12)における診断情報および前記車両ローカル時間(20)を互いに対応付けて前記保持用記憶媒体に記録し、
前記第3のスレーブECU(14)は、前記マスタECU(11)から前記車両ローカル時間(20)および前記記憶指示を受信したことに基づいて、前記第3のスレーブECU(14)における診断情報および前記車両ローカル時間(20)を互いに対応付けて当該第3のスレーブECUの電源が供給されなくても有効判定情報を保持する保持用記憶媒体に記録することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車載システム。 - 「外部から記憶指示を受信したことに基づいて自機における診断情報を生成して自機の電源が供給されなくても有効判定情報を保持する保持用記憶媒体に記録する車載のECU(11〜14)」に対して、前記記憶指示を送信する記憶指示送信装置であって、
車両に搭載され、
外部から記憶要求を受信したことに基づいて、前記車載のECU(11〜14)に対して前記記憶指示を送信することを特徴とする記憶指示送信装置。 - 請求項7に記載の記憶指示送信装置に対して、記憶要求を送信する記憶要求送信装置。
- 記憶指示送信装置(11)と通信するECUであって、
自機で異常を検出したことに基づいて、前記異常に応じた第1のシステム識別コードが含まれた第1の記憶要求を前記記憶指示送信装置(11)に送信することで、前記記憶指示送信装置(11)から前記第1のシステム識別コードを含む第1の記憶指示を送信させる記憶要求送信手段と、
前記記憶指示送信装置(11)が当該ECU以外の装置から第2の記憶要求を受信したことに基づいて第2の記憶指示を送信したとき、前記第2の記憶指示を受信し、受信した前記第2の記憶指示に含まれる第2のシステム識別コードに基づいて、当該ECUにおいて診断情報を記録するか否かを決定し、記録すると判定したことに基づいて前記第2のシステム識別コードに対応するデータを含む診断情報を自機の記憶媒体に記憶させる指示対応記憶手段と、を備えたECU。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012007346A JP5556824B2 (ja) | 2011-03-18 | 2012-01-17 | 車載システム、ecu、記憶指示送信装置、および記憶要求送信装置 |
DE102012102112A DE102012102112A1 (de) | 2011-03-18 | 2012-03-13 | Fahrzeugsystem, ECU, Speicherbefehlsübertragungsvorrichtung und Speicheranfrageübertragungsvorrichtung |
US13/419,903 US20120239246A1 (en) | 2011-03-18 | 2012-03-14 | Vehicular system, ecu, storing instruction transmission device, and storing request transmission device |
US14/288,473 US20140277925A1 (en) | 2011-03-18 | 2014-05-28 | Vehicular system, ecu, storing instruction transmission device, and storage request transmission device |
US15/209,787 US10099703B2 (en) | 2011-03-18 | 2016-07-14 | Vehicular system, ECU, storing instruction transmission device, and storing request transmission device |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011061098 | 2011-03-18 | ||
JP2011061098 | 2011-03-18 | ||
JP2012007346A JP5556824B2 (ja) | 2011-03-18 | 2012-01-17 | 車載システム、ecu、記憶指示送信装置、および記憶要求送信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012210918A JP2012210918A (ja) | 2012-11-01 |
JP5556824B2 true JP5556824B2 (ja) | 2014-07-23 |
Family
ID=46757030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012007346A Active JP5556824B2 (ja) | 2011-03-18 | 2012-01-17 | 車載システム、ecu、記憶指示送信装置、および記憶要求送信装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (3) | US20120239246A1 (ja) |
JP (1) | JP5556824B2 (ja) |
DE (1) | DE102012102112A1 (ja) |
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11467821B2 (en) | 2018-08-10 | 2022-10-11 | Denso Corporation | Vehicle master device, installation instruction determination method and computer program product |
US11604637B2 (en) | 2018-08-10 | 2023-03-14 | Denso Corporation | Electronic control unit, vehicle electronic control system, difference data consistency determination method and computer program product |
US11656771B2 (en) | 2018-08-10 | 2023-05-23 | Denso Corporation | Electronic control unit, vehicle electronic control system, activation execution control method and computer program product |
US11669323B2 (en) | 2018-08-10 | 2023-06-06 | Denso Corporation | Vehicle electronic control system, program update notification control method and computer program product |
US11671498B2 (en) | 2018-08-10 | 2023-06-06 | Denso Corporation | Vehicle master device, update data verification method and computer program product |
US11683197B2 (en) | 2018-08-10 | 2023-06-20 | Denso Corporation | Vehicle master device, update data distribution control method, computer program product and data structure of specification data |
US11709666B2 (en) | 2018-07-25 | 2023-07-25 | Denso Corporation | Electronic control system for vehicle, program update approval determination method and program update approval determination program |
US11822366B2 (en) | 2018-08-10 | 2023-11-21 | Denso Corporation | Electronic control unit, vehicle electronic control system, rewrite execution method, rewrite execution program, and data structure of specification data |
US11876898B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-01-16 | Denso Corporation | Vehicle master device, security access key management method, security access key management program and data structure of specification data |
US11907697B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-02-20 | Denso Corporation | Vehicle electronic control system, center device, vehicle master device, display control information transmission control method, display control information reception control method, display control information transmission control program, and display control information reception control program |
US11928459B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-03-12 | Denso Corporation | Electronic control unit, retry point specifying method and computer program product for specifying retry point |
US11926270B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-03-12 | Denso Corporation | Display control device, rewrite progress display control method and computer program product |
US11934823B2 (en) | 2018-07-25 | 2024-03-19 | Denso Corporation | Electronic control system for vehicle, program update approval determination method and program update approval determination program |
US11941384B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-03-26 | Denso Corporation | Vehicle master device, rewrite target group administration method, computer program product and data structure of specification data |
US11947953B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-04-02 | Denso Corporation | Vehicle electronic control system, progress screen display control method and computer program product |
US11999360B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-06-04 | Denso Corporation | Vehicle master device, control method for executing rollback, computer program product for executing rollback and data structure of specification data |
US12030443B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-07-09 | Denso Corporation | Vehicle electronic control system, distribution package download determination method and computer program product |
US12061897B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-08-13 | Denso Corporation | Vehicle master device, non-rewrite target power supply administration method and computer program product |
US12087103B2 (en) | 2018-05-15 | 2024-09-10 | Denso Corporation | Electronic control unit and non-transitory computer readable medium storing session establishment program |
US12083970B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-09-10 | Denso Corporation | Vehicle master device, vehicle electronic control system, activation request instruction method and computer program product |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101655685B1 (ko) * | 2015-06-16 | 2016-09-07 | 현대자동차주식회사 | 차량용 통합제어기의 고장진단방법 |
JP6352325B2 (ja) * | 2016-03-15 | 2018-07-04 | 本田技研工業株式会社 | 通信システム |
JP6787262B2 (ja) | 2017-07-10 | 2020-11-18 | 住友電気工業株式会社 | 車載通信装置、ログ収集方法およびログ収集プログラム |
JP2019045914A (ja) * | 2017-08-29 | 2019-03-22 | ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 制御装置及び車両の制御システム |
CN110412970A (zh) * | 2018-04-27 | 2019-11-05 | 罗伯特·博世有限公司 | 在多ecu系统中执行车辆诊断的方法 |
JP7059985B2 (ja) * | 2018-08-10 | 2022-04-26 | 株式会社デンソー | 車両用電子制御システム、車両用マスタ装置、データ格納面情報の送信制御方法、データ格納面情報の送信制御プログラム、車両用マスタ装置側プログラム、センター装置、更新データの選定方法及びセンター装置側プログラム |
JP7147532B2 (ja) * | 2018-12-13 | 2022-10-05 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
FR3097986B1 (fr) * | 2019-06-26 | 2022-07-29 | Continental Automotive Gmbh | Calculateur de contrôle moteur pour véhicule automobile |
CN113377393B (zh) * | 2020-03-10 | 2022-12-13 | 上汽通用汽车有限公司 | 一种车载系统主节点的诊断刷新系统及方法 |
JP7503018B2 (ja) * | 2021-03-30 | 2024-06-19 | 本田技研工業株式会社 | 車載電子システム、車両、制御方法、及びプログラム |
CN114148271B (zh) * | 2021-12-21 | 2024-03-01 | 宁波弗浪科技有限公司 | 一种车机系统的检测控制系统 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5491631A (en) * | 1991-12-25 | 1996-02-13 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Fault diagnostic system for vehicles using identification and program codes |
JP3657027B2 (ja) * | 1995-05-25 | 2005-06-08 | 株式会社小松製作所 | 車両故障診断装置の時間管理システム及び方法 |
JPH10274602A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-13 | Toyota Motor Corp | 車両用通信制御装置 |
JP2000145533A (ja) * | 1998-11-09 | 2000-05-26 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用電子制御装置 |
JP2000146765A (ja) | 1998-11-09 | 2000-05-26 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用電子制御装置 |
JP2002193070A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-10 | Fujitsu Ten Ltd | Ecu |
JP3896858B2 (ja) * | 2002-02-01 | 2007-03-22 | 株式会社デンソー | 車両制御システム及び車両用電子制御装置 |
JP4306765B2 (ja) * | 2007-06-08 | 2009-08-05 | 株式会社デンソー | 故障診断用情報収集装置 |
KR101094213B1 (ko) * | 2008-06-23 | 2011-12-14 | 주식회사 만도 | 차량용 게이트웨이 전자제어장치 및 그의 주행정보기록방법 |
JP5195472B2 (ja) | 2009-02-02 | 2013-05-08 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用故障診断システム、車両用故障診断方法 |
-
2012
- 2012-01-17 JP JP2012007346A patent/JP5556824B2/ja active Active
- 2012-03-13 DE DE102012102112A patent/DE102012102112A1/de not_active Withdrawn
- 2012-03-14 US US13/419,903 patent/US20120239246A1/en not_active Abandoned
-
2014
- 2014-05-28 US US14/288,473 patent/US20140277925A1/en not_active Abandoned
-
2016
- 2016-07-14 US US15/209,787 patent/US10099703B2/en active Active
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12087103B2 (en) | 2018-05-15 | 2024-09-10 | Denso Corporation | Electronic control unit and non-transitory computer readable medium storing session establishment program |
US11709666B2 (en) | 2018-07-25 | 2023-07-25 | Denso Corporation | Electronic control system for vehicle, program update approval determination method and program update approval determination program |
US11934823B2 (en) | 2018-07-25 | 2024-03-19 | Denso Corporation | Electronic control system for vehicle, program update approval determination method and program update approval determination program |
US11928459B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-03-12 | Denso Corporation | Electronic control unit, retry point specifying method and computer program product for specifying retry point |
US11656771B2 (en) | 2018-08-10 | 2023-05-23 | Denso Corporation | Electronic control unit, vehicle electronic control system, activation execution control method and computer program product |
US11683197B2 (en) | 2018-08-10 | 2023-06-20 | Denso Corporation | Vehicle master device, update data distribution control method, computer program product and data structure of specification data |
US11669323B2 (en) | 2018-08-10 | 2023-06-06 | Denso Corporation | Vehicle electronic control system, program update notification control method and computer program product |
US11822366B2 (en) | 2018-08-10 | 2023-11-21 | Denso Corporation | Electronic control unit, vehicle electronic control system, rewrite execution method, rewrite execution program, and data structure of specification data |
US11876898B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-01-16 | Denso Corporation | Vehicle master device, security access key management method, security access key management program and data structure of specification data |
US11907697B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-02-20 | Denso Corporation | Vehicle electronic control system, center device, vehicle master device, display control information transmission control method, display control information reception control method, display control information transmission control program, and display control information reception control program |
US11467821B2 (en) | 2018-08-10 | 2022-10-11 | Denso Corporation | Vehicle master device, installation instruction determination method and computer program product |
US11926270B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-03-12 | Denso Corporation | Display control device, rewrite progress display control method and computer program product |
US11671498B2 (en) | 2018-08-10 | 2023-06-06 | Denso Corporation | Vehicle master device, update data verification method and computer program product |
US11941384B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-03-26 | Denso Corporation | Vehicle master device, rewrite target group administration method, computer program product and data structure of specification data |
US11947953B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-04-02 | Denso Corporation | Vehicle electronic control system, progress screen display control method and computer program product |
US11999360B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-06-04 | Denso Corporation | Vehicle master device, control method for executing rollback, computer program product for executing rollback and data structure of specification data |
US12030443B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-07-09 | Denso Corporation | Vehicle electronic control system, distribution package download determination method and computer program product |
US12061897B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-08-13 | Denso Corporation | Vehicle master device, non-rewrite target power supply administration method and computer program product |
US11604637B2 (en) | 2018-08-10 | 2023-03-14 | Denso Corporation | Electronic control unit, vehicle electronic control system, difference data consistency determination method and computer program product |
US12083970B2 (en) | 2018-08-10 | 2024-09-10 | Denso Corporation | Vehicle master device, vehicle electronic control system, activation request instruction method and computer program product |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20120239246A1 (en) | 2012-09-20 |
DE102012102112A1 (de) | 2012-09-20 |
US20140277925A1 (en) | 2014-09-18 |
JP2012210918A (ja) | 2012-11-01 |
US10099703B2 (en) | 2018-10-16 |
US20160318522A1 (en) | 2016-11-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5556824B2 (ja) | 車載システム、ecu、記憶指示送信装置、および記憶要求送信装置 | |
JP5601239B2 (ja) | 車載システム、マスタecuおよび診断ツール | |
US10908890B2 (en) | Vehicle device | |
US20190111907A1 (en) | Vehicle Device | |
US10887128B2 (en) | In-vehicle network system | |
JP4677876B2 (ja) | 車両診断装置 | |
JP2009152922A (ja) | 車両の遠隔診断システムためのデータ通信装置 | |
JP5849990B2 (ja) | 車載制御装置及び車載制御システム | |
JP2009298331A (ja) | 車両状態記録システム、車両状態記録装置及び車両状態記録方法 | |
JP5861438B2 (ja) | 制御装置及び処理監視方法 | |
US11127229B2 (en) | Auto calibration and auto reset of vehicle components | |
JP4089620B2 (ja) | 車両制御システム | |
JP2009126299A (ja) | 車両制御装置 | |
JP2007198939A (ja) | 車両用故障診断装置 | |
JP2013137729A (ja) | プログラム書換システム、制御装置、プログラム配信装置、識別情報記憶装置、及びプログラム書換方法 | |
CN112462728A (zh) | 改进的车辆ecu闪存编程 | |
JP2011090457A (ja) | 車両診断装置 | |
JP2016055673A (ja) | 故障診断装置、および電子制御装置 | |
JP2006025048A (ja) | 遠隔診断システム及びこれに用いる統合制御装置 | |
JP6459851B2 (ja) | 車両用電子制御装置 | |
JP2016215900A (ja) | 車載装置及び通信システム | |
JP3979202B2 (ja) | 車載通信システム | |
JP2004142511A (ja) | 車両用電子制御装置,電子制御ユニット,プログラム及び記録媒体 | |
JP6945643B2 (ja) | 電子制御装置および地図データの診断方法 | |
JP2003248513A (ja) | 車両用電子制御システム及びシステム動作検査装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120824 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130905 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131008 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140520 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5556824 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |