JP5556628B2 - 遠心圧縮機および案内羽根の組付方法 - Google Patents

遠心圧縮機および案内羽根の組付方法 Download PDF

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Description

本発明は遠心圧縮機および案内羽根の組付方法に関し、特にディフューザ流路に案内羽根を出没させる遠心圧縮機に関する。
遠心圧縮機では、インペラとスクロール部との間にディフューザ部が設けられている。ディフューザ部はディフューザ流路を有し、インペラが送り出す流体の運動エネルギーを圧力に変換する。ディフューザ流路には案内羽根を設けることがある。ディフューザ流路に案内羽根を設けることで、圧縮効率を高めることができる。一方、この場合、適用可能な流量範囲が狭くなる。このため、ディフューザ流路に案内羽根を出没させることもある(例えば特許文献1〜4参照)。ディフューザ流路に案内羽根を出没させることで、圧縮効率と適用可能な流量範囲との両立を図ることができる。
特開2001−329996号公報 特開2003−293996号公報 特開2004−197612号公報 特開昭61−171900号公報
ディフューザ部はインペラの周囲に設けられている。このため、案内羽根はディフューザ部の周方向に沿って複数設けられる。複数の案内羽根をディフューザ流路に出没させるには、例えば次のようにすることができる。すなわち、前進、後退動作により複数の案内羽根をディフューザ流路に同時に出没させるリング状の板状部材(ディフューザプレート)を備える。そして、ディフューザ流路の流路壁部にディフューザ流路への案内羽根の出没を可能にする複数の貫通孔(スリット)を設ける。
ところが、案内羽根は通常、複数枚(十数枚程度)存在する。このためスリットを通じて案内羽根を出没させるためには、例えば各スリットを加工する場合の位置精度を考慮に入れた所定のクリアランスが案内羽根、スリット間に必要となる。そして、このクリアランスが不適切であると、スリットに対して案内羽根が傾くことで案内羽根に摩耗や変形が発生することがある。また、いわゆるかじりが発生することがある。
なお、例えばスリット、案内羽根間のクリアランスを比較的大きく設定することも考えられる。ところが、クリアランスの拡大は一般的な構成においては、ディフューザ流路から流路壁部の背後空間、或いは外部への流体漏れを増大させ、結果、大幅な圧縮効率の低下を招く。このため、かかる設定は圧縮効率の観点から好ましいとは言えない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ディフューザ流路に案内羽根を好適に出没させるとともに、圧縮効率の低下を抑制することができる遠心圧縮機および案内羽根の組付方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遠心圧縮機は、ディフューザ流路を有するディフューザ部と、前記ディフューザ流路を形成するとともに、複数の貫通孔を有する流路壁部と、前記貫通孔毎に準備され、前記貫通孔を通じてそれぞれ前記ディフューザ流路に出没する複数の案内羽根と、前記案内羽根と一体に形成され、前記案内羽根の没する方向に延びる軸部と、前記案内羽根の出没に追従する板状部材と、を備えることを特徴とする。
上記の構成により、1つの案内羽根に対して1つの板状部材を準備することで、案内羽根と貫通孔の相対的な位置ずれを小さくし、案内羽根の周りのクリアランスを小さく設定することができる。よって、ディフューザ流路に案内羽根を好適に出没させるとともに、圧縮効率の低下を抑制することができる。
特に、本発明の遠心圧縮機は、前記案内羽根を前記軸部が延びる方向に移動させて収容する収容部と、前記軸部に装着され、前記収容部を気密に分割する仕切り部材と、前記案内羽根の出没に追従するように前記板状部材および前記仕切り部材を前記軸部に保持する保持部と、前記案内羽根、前記板状部材、前記仕切り部材および前記保持部を前記ディフューザ流路の方向に付勢する付勢部材と、を備え、前記仕切り部材によって分割された前記収容部の圧力差および前記付勢部材の付勢力によって前記案内羽根を出没させる構成である。
上記の構成により、ディフューザ流路に案内羽根を好適に出没させるとともに、圧縮効率の低下を抑制することができる。
また、本発明の遠心圧縮機は、前記板状部材が、前記軸部の軸方向と直交する方向の大きさが前記貫通孔の短手方向の孔径よりも大きく、かつ前記案内羽根の長手方向の大きさよりも小さい鍔形状である構成であってもよい。
上記の構成により、板状部材と他の部材との接触面積を小さくすることができることから、デポジット等の異物の噛み込みによる案内羽根の相対的な位置ずれが抑制されるために、案内羽根の周りのクリアランスが拡大することを抑制することができる。よって、ディフューザ流路に案内羽根を好適に出没させるとともに、圧縮効率の低下を抑制することができる。
そして、本発明の遠心圧縮機は、前記板状部材が、前記案内羽根と別体である構成であってもよい。
上記の構成により、案内羽根の周りのクリアランスをより小さく設定することができる。
更に、本発明の遠心圧縮機は、前記板状部材が、前記案内羽根の熱伝導率よりも小さい熱伝導率である構成であってもよい。
上記の構成により、板状部材と当接する他の部材への伝熱量をより小さくすることができることから、他の部材に要求される耐熱性を低下させることができる。
また、本発明は、請求項1から5のいずれか1項記載の遠心圧縮機において、前記案内羽根が前記貫通孔に挿入された状態で、前記軸部に前記板状部材、前記仕切り部材および前記保持部を組付けた後に、前記板状部材が前記案内羽根の端部および前記流路壁部に当接する位置にて、前記板状部材、前記仕切り部材および前記保持部を固定することを特徴とする案内羽根の組付方法である。
上記の組付方法により、遠心圧縮機における案内羽根と貫通孔の相対的な位置ずれを小さくし、案内羽根の周りのクリアランスを小さく設定することができることから、ディフューザ流路に案内羽根を好適に出没させるとともに、圧縮効率の低下を抑制することができる。
本発明によれば、ディフューザ流路に案内羽根を好適に出没させるとともに、圧縮効率の低下を抑制することができる。
実施例のコンプレッサの概略図である。 ベーンの長手断面の方向から見たベーン機構の要部断面図である。 ベーンの短手断面の方向から見たベーン機構の要部断面図である。 ベーンの長手断面の方向から見たベーン機構の要部断面図である。 実施例のベーンおよびディフューザプレートの概略図である。 壁部プレートとディフューザプレートとの接触部分の概略図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。
本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。図1はコンプレッサ(遠心式圧縮機)11の概略図である。コンプレッサハウジング12はコンプレッサ11の筐体をなしている。コンプレッサハウジング12はインペラ収容部12aを備えている。インペラ収容部12aにはインペラ13が収容されている。インペラ13はシャフト14により回転駆動される。シャフト14は例えばタービンと連結できる。すなわち、コンプレッサ11は例えばターボ過給機に用いることができる。
コンプレッサハウジング12内には、吸入口12bから流体が吸入される。吸入された流体はインペラ13に向かって流通し、インペラ13の回転により外側に向けて送り出される。インペラ13の外側にはスクロール部15が設けられている。インペラ13により外側に向けて送り出された流体は、スクロール部15を介して例えばエンジンの吸気マニホルド等に供給される。インペラ13とスクロール部15との間には、ディユーザ流路を有するディフューザ部16が設けられている。ディフューザ部16はインペラ13の周囲に隣接して設けられている。ディフューザ部16は、インペラ13が送り出す流体の運動エネルギーを圧力に変換する。
ディフューザ部16の詳細については、図2および3を用いて説明する。図2は、ベーン52の長手断面の方向から見たベーン機構50の要部断面図である。ベーン機構50は、壁部プレート51と、ディフューザプレート53と一体のベーン52と、ダイヤフラム54と、リテーナ55と、スプリング56と、シールプレート57と、収容部58と、圧力ポート59とを備えている。
壁部プレート51は、環状の部材であり、コンプレッサハウジング12とともにディフューザ流路を形成する流路壁部となる。壁部プレート51はスリット51aを有している。スリット51aは、ベーン52と相似形状に貫通した孔である。スリット51aは、ベーン52毎に複数設けられており、ベーン52がディフューザ流路へ出没することを可能にする。
なお、スリット51aは、本発明の貫通孔の一構成例である。
ベーン52は案内羽根であって、ディフューザ流路に対して環状の列をなすようにして複数設けられる。ベーン52は、壁部プレート51のスリット51aを通じてディフューザ流路に出没可能な構成である。ベーン52は、その羽根部分の長手方向をシャフト14の方向に対して所定の角度をつけて配置される。
ベーン52は、壁部プレート51から見てディフューザ流路とは反対の側に、すなわち壁部プレート51の背後(収容部58)側にシャフト52aを有している。シャフト52aは、ベーン52よりも小径であって、ベーン52の基端部から反対側に向かって延伸している。シャフト52aは、その基端部がカシメられており(固定部52b)、それによって後述するダイヤフラム54およびリテーナ55をディフューザプレート53側に当接させて固定している。この場合、固定部52bとしてはカシメに限られず、ナット、ねじ等の他の固定部材を用いてもよい。
なお、シャフト52aは、本発明の軸部の一構成例である。
ディフューザプレート53は、1つのベーン52に対して1つ設けられる板状部材である。ディフューザプレート53は、ベーン52およびシャフト52aと一体で構成されており、その一端面がベーン52の基端部と連続している。ディフューザプレート53は、シャフト52aの軸方向の大きさ(厚み)がシャフト52aの長さよりも短く設定されている。図3は、ベーン52の短手断面の方向から見たベーン機構50の要部断面図である。ディフューザプレート53は、シャフト52aの軸方向と直交する方向が突出した鍔形状(円盤形状)であって、円盤部分の大きさ(外径)がスリット51aの短手方向の孔径よりも大きく構成されている。これにより、ベーン52がディフューザ流路に一定量突出すると、ディフューザプレート53が壁部プレート51の一部と干渉(接触)してベーン52の突出が停止する。よって、ベーン52の最大突出量が略一定に保たれるために、ベーン52が突出する際に対向するコンプレッサハウジング12と干渉することを抑制することができる。
図2に戻り、また、ディフューザプレート53は、円盤部分の外径がベーン52の長手方向の大きさ(すなわち、スリット51aの長手方向の孔径)よりも小さく構成されている。そのため、ベーン52がディフューザ流路に突出する際にディフューザプレート53と壁部プレート51が接触する部分の面積をより小さくすることができる。この場合、ディフューザプレート53の鍔形状は円盤形状に限られずに、他の形状を採用することもできる。
なお、ディフューザプレート53は、本発明の板状部材の一構成例である。
一般的に、コンプレッサは製作時の寸法バラツキによってベーンとスリットの相対的な位置ずれが発生することから、ベーンを適切に出没させるためにベーンの周りに所定のクリアランスを設けることが要求される。特に、従来のコンプレッサは1つの環状ディフューザプレートに複数のベーンが固定される構成であるために、ベーンとスリットの相対的な位置ずれが比較的大きくなり、ベーン周りのクリアランスを大きめに設けることが要求されている。一方、本実施例のコンプレッサ11は、1つのベーン52に対して1つのディフューザプレート53を準備する構成によって、ベーン52とスリット51aの相対的な位置ずれを小さくすることができる。よって、ベーン52の周りのクリアランスを小さく設定することができることから、ディフューザ流路にベーン52を好適に出没させるとともに、圧縮効率の低下を抑制することができる。
また、コンプレッサは過給圧が高い状態で長時間運転されると、ディフューザ流路にデポジットが堆積する。そのデポジットがディフューザプレートと壁部プレートとの間に侵入すると、デポジットの噛み込みによってベーンの周りのクリアランスが拡大してしまう場合がある。一方、本実施例のコンプレッサ11は、ディフューザプレート53の外径をベーン52の長手方向の大きさよりも小さくする構成によって、ディフューザプレート53と壁部プレート51との接触面積をより小さくすることができる。よって、デポジット等の異物の噛み込みによる相対的な位置ずれを抑制することができることから、ベーン52の周りのクリアランスが拡大することを抑制することができる。
そして、本実施例のコンプレッサ11は、ディフューザプレート53の外径が小さいために、後述するダイヤフラム54との接触面積もより小さい。そのため、ディフューザプレート53からダイヤフラム54への伝熱量を低減することができることから、ダイヤフラム54の高温化を抑制することができる。よって、ダイヤフラム54に要求される耐熱性を低下させることができることから、ダイヤフラム54に適用する材料の選択肢を増やすことができる。更に、ディフューザプレート53は、例えば精密鋳物や焼結によってベーン52およびシャフト52aと一体で製作することができるが、ディフューザプレート53の外径がより小さいことでより安価に製作することができる。
図2に戻り、ダイヤフラム54は金属ベローズであって、ディフューザプレート53と後述するリテーナ55との間のシャフト52aに装着されている。ダイヤフラム54は、その外縁部が壁部プレート51とシールプレート57に挟まれて固定されており、収容部58をディフューザ流路側と圧力ポート59側とに気密に分割している。ダイヤフラム54は、ベーン52の出没に追従して気密を保持したままシャフト52aの軸方向に変形する。この場合、ダイヤフラム54は金属ベローズに限られずに、ゴム材等の他の弾性部材を適用することもできる。
なお、ダイヤフラム54は、本発明の仕切り部材の一構成例である。
リテーナ55はインペラ13の円周方向に対して環状の部材であって、各シャフト52aの基端部(固定部52b)側に組付けられている。リテーナ55は、1の端面がダイヤフラム54と当接し、他の端面が固定部52bおよび後述するスプリング56と接している。これにより、リテーナ55はダイヤフラム54をベーン52の出没に追従するようにディフューザプレート53に当接させて保持している。リテーナ55は、スプリング56との接触部分から先の縁部分がシールプレート57方向に延伸している。これにより、ベーン52が収容部58に一定量没入すると、リテーナ55の縁部分がシールプレート57の一部と干渉(接触)してベーン52の没入が停止する。そして、各ベーン52の基端部側は1のリテーナ55によって保持されており、それによって各ベーン52の動き(すなわちディフューザ流路への出没)が統一される。
なお、リテーナ55は、本発明の保持部の一構成例である。
ここで、実施例のコンプレッサ11におけるベーン52の組付方法について説明する。まず、各ベーン52をスリット51aに挿入した状態で、各シャフト52aにダイヤフラム54およびリテーナ55を組付ける。次に、ディフューザプレート53が壁部プレート51に当接する位置にて各シャフト52aの基端部をカシメて(固定部52b)、ダイヤフラム54およびリテーナ55を固定する。この組付方法により、コンプレッサ11におけるベーン52とスリット51aの相対的な位置ずれを小さくし、ベーン52の周りのクリアランスを小さく設定することができる。よって、ディフューザ流路にベーン52を好適に出没させるとともに、圧縮効率の低下を抑制することができる。
図2に戻り、スプリング56はベーン52の背後(収容部58)に複数設けられる。スプリング56は、リテーナ55とシールプレート57との間に圧縮状態で収容されており、ベーン52、ディフューザプレート53、ダイヤフラム54およびリテーナ55をディフューザ流路側に向けて付勢する。この場合、スプリング56はベーン52毎に設けてもよい。
なお、スプリング56は、本発明の付勢部材の一構成例である。
収容部58はコンプレッサハウジング12、壁部プレート51およびシールプレート57によって形成される中空の部屋である。収容部58は、ベーン52全体を収容可能な程度の充分な空間を有する。収容部58は、ダイヤフラム54によって気密に分割されており、ディフューザ流路側と反対の側が圧力ポート59と連通している。圧力ポート59は、負圧源(例えば車両のブレーキ用真空源)に連通している。この場合、圧力ポート59にはその開閉を制御する制御弁を設けても良い。
ベーン機構50の作動について説明する。コンプレッサ11の低負荷領域では、収容部58のディフューザ流路側と圧力ポート59側との圧力差が小さく、スプリング56の付勢力が上回るために、ベーン52がディフューザ流路に突出する。これによってコンプレッサ11の低負荷領域における圧縮効率を高めることができる。一方、コンプレッサ11の負荷が上昇すると、ディフューザ流路の流量が増加することで収容部58のディフューザ流路側の圧力が上昇し、負圧によって圧力ポート59側の圧力が低下するために、収容部58内の圧力差が大きくなる。そして、コンプレッサ11の負荷が所定値を超える(高負荷領域となる)と、スプリング56の付勢力を収容部58内の圧力差が上回るために、ベーン52が収容部58に没入する。これによってコンプレッサ11の高負荷領域における安定した作動を達成することができる。
以上のように、本実施例のコンプレッサは、1つのベーンに対して1つのディフューザプレートを準備する構成によって、ベーンとスリットの相対的な位置ずれを小さくすることができる。よって、ベーンの周りのクリアランスを小さく設定することができることから、ディフューザ流路にベーンを好適に出没させるとともに、圧縮効率の低下を抑制することができる。
また、本実施例のコンプレッサは、シャフトの軸方向と直交する方向のディフューザプレートの大きさがベーンの長手方向の大きさよりも小さい構成によって、ディフューザプレートと壁部プレートとの接触面積をより小さくすることができる。よって、デポジット等の異物の噛み込みによる相対的な位置ずれを抑制することができることから、ベーンの周りのクリアランスが拡大することを抑制することができる。
つづいて、本発明の実施例2について説明する。実施例2のコンプレッサ111は、ディフューザプレート153がベーン152と別体であって、ディフューザプレート153の熱伝導率がベーン152の熱伝導率よりも小さいベーン機構150を有する点で実施例1と相違する。
図4は、ベーン152の長手断面の方向から見たベーン機構150の要部断面図である。本実施例のベーン機構150は、ディフューザプレート153がベーン152と別体であって、ディフューザプレート153の熱伝導率がベーン152の熱伝導率よりも小さい点を除いて、実施例1のベーン機構50と同様の構成である。なお、実施例1と同様の構成については、図面中同じ番号を付している。
図5は、実施例2のベーン152およびディフューザプレート153の概略図である。ディフューザプレート153は独立した部品であって、ベーン152のシャフト152aに組付け自在に構成される。ディフューザプレート153は、シャフト152aの軸方向の大きさ(厚み)が、シャフト152aの長さよりも短く設定されている。ディフューザプレート153は、シャフト152aの軸方向と直交する方向が突出した鍔形状(円盤形状)であって、その中央部分にシャフト152aと嵌合する組付穴153aを有している。この場合、ディフューザプレート153は円盤形状に限られずに、他の形状を採用することもできる。
ディフューザプレート153の大きさ(円盤形状の外径)は、実施例1と同様に、スリット51aの短手方向の孔径よりも大きく、かつベーン152の長手方向の大きさよりも小さく構成されている。そして、ディフューザプレート153は、ベーン152の基端部と当接する側の面部が、凹面部153bおよび凸面部153cで構成されている。すなわち、ディフューザプレート153は、ベーン152の基端部と当接する面部が、ベーン152の基端部と嵌合するように相似形状に窪んだ凹面部153bを構成している。更に、ディフューザプレート153は、ベーン152側の凹面部153b以外の面部(ベーン152の突出時に壁部プレート51の一部と接触する面部)が、凹面部153bから所定の高さをもってディフューザ流路側に突出した凸面部153cを構成している。これにより、ディフューザプレート153はベーン152と凹面部153bが当接することによって軸方向に位置決めされる。そして、ベーン152がディフューザ流路に一定量突出すると、ディフューザプレート153の凸面部153cが壁部プレート51の一部と干渉(接触)してベーン152の突出が停止する。よって、ベーン152の最大突出量が略一定に保たれるために、ベーン152が突出する際に対向するコンプレッサハウジング12と干渉することを抑制することができる。そして、ディフューザプレート153と壁部プレート51との接触面積がより小さいために、デポジット等の異物の噛み込みによる相対的な位置ずれを抑制することができることから、ベーン152の周りのクリアランスが拡大することを抑制することができる。
また、ディフューザプレート153の凹面部153bから凸面部153cまでの高さを調整することで、ベーン152の最大突出量を調整することができる。そのため、凹面部153bから凸面部153cまでの高さが適切なディフューザプレート153を用いることで、ベーン152と対向するコンプレッサハウジング12との間のクリアランス(翼サイドクリアランス)をより小さく設定することができる。よって、コンプレッサ111の圧縮効率の低下を適切に抑制することができる。この場合、ディフューザプレート153は凹面部153bおよび凸面部153cを備える構成に限られずに、ベーン152側の面部が平面であってもよい。
図6は、壁部プレート51とディフューザプレート153との接触部分の概略図である。一般的に、ベーンとディフューザプレートが一体構造である場合、例えば精密鋳物や焼結によって粗材を作り、その粗材を削り加工することによってベーンを製作する。この場合、ベーンとディフューザプレートとの境界部分を鋭角的に加工することが困難であるため、加工後の境界部分には所定の曲面部分が残存する。この残存する曲面部分が、ベーンの突出時にスリット周りの壁部プレートと干渉する(図6(a)参照)。このような干渉を避けるためにスリット周りに面取りを設けるか、スリットを大きくすることが要求され、それによってベーンの周りのクリアランスが大きくなる。一方、本実施例のコンプレッサ111は、ディフューザプレート153が別体であるために、壁部プレート51と干渉する曲面部分が存在しない。よって、スリット51a周りの加工が要求されない(図6(b)参照)ことから、ベーン152の周りのクリアランスをより小さく設定することができる。
更に、ディフューザプレート153は、ベーン152の熱伝導率よりも小さい熱伝導率の材料にて構成される。例えば、ベーン152が鉄(炭素鋼)(熱伝導率:約58W/m・k)を材料とする場合、ディフューザプレート153はより熱伝導率の小さいステンレス(SUS304)(熱伝導率:約16W/m・k)を材料として適用する。これにより、ディフューザ流路の熱は、より熱伝導率の高いベーン152からシャフト152a、リテーナ55を通じてスプリング56およびシールプレート57へ優先的に伝達する。よって、ディフューザプレート153からダイヤフラム54への伝熱量が低減される。この場合、ベーン152およびディフューザプレート153は上記の材料に限られずに、他の材料を適用してもよい。
一般的に、コンプレッサの作動が継続すると、ディフューザ流路の熱をディフューザプレートが受熱し、その熱がディフューザプレートと当接する部材(例えばダイヤフラム)へと伝わる。そのため、ダイヤフラムには所定以上の耐熱性が要求されることから、ダイヤフラムに適用する材料の選択肢が制限される。一方、本実施例のコンプレッサ111は、ディフューザプレート153からダイヤフラム54への伝熱量を低減することができることから、ダイヤフラム54の高温化を抑制することができる。よって、ダイヤフラム54に要求される耐熱性を低下させることができることから、ダイヤフラム54に適用する材料の選択肢を増やすことができる。
ここで、実施例のコンプレッサ111におけるベーン152の組付方法について説明する。まず、各ベーン152をスリット51aに挿入した状態で、各シャフト152aにディフューザプレート153、ダイヤフラム54およびリテーナ55を組付ける。次に、ディフューザプレート153の凹面部153bがベーン152の基端部に当接し、かつ凸面部153cが壁部プレート51に当接する位置にて各シャフト152aの基端部をカシメて(固定部152b)、ディフューザプレート153、ダイヤフラム54およびリテーナ55を固定する。この組付方法により、コンプレッサ111におけるベーン152とスリット51aの相対的な位置ずれを小さくし、ベーン152の周りのクリアランスを小さく設定することができる。よって、ディフューザ流路にベーン152を好適に出没させるとともに、圧縮効率の低下を抑制することができる。
この場合、凹面部153bから凸面部153cまでの高さが異なる複数のディフューザプレート153を準備し、ベーン152に組付けることで、ベーン152の翼サイドクリアランスを任意に設定することができる。よって、凹面部153bから凸面部153cまでの高さが適切なディフューザプレート153を選択して組付けることで、ベーン152の翼サイドクリアランスをより小さく設定することができることから、コンプレッサ111の圧縮効率の低下を適切に抑制することができる。
以上のように、本実施例のコンプレッサは、ディフューザプレートがベーンと別体である構成によって、ベーンとスリットの相対的な位置ずれを小さくすることができる。よって、ベーンの周りのクリアランスを小さく設定することができることから、ディフューザ流路にベーンを好適に出没させるとともに、圧縮効率の低下を抑制することができる。
また、本実施例のコンプレッサは、ディフューザプレートの熱伝導率がベーンの熱伝導率よりも小さい構成によって、ディフューザプレートからダイヤフラムへの伝熱量を低減することができる。よって、ダイヤフラムの高温化を抑制することができ、ダイヤフラムに要求される耐熱性を低下させることができることから、ダイヤフラムに適用する材料の選択肢を増やすことができる。
上記実施例は本発明を実施するための一例にすぎない。よって本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、ディフューザプレートがベーンと一体構造であって、かつディフューザプレートの熱伝導率がベーンの熱伝導率よりも小さい構成であってもよい。
また、ディフューザプレートの熱膨張率が、ベーンの熱膨張率よりも小さい構成であってもよい。これによって、ディフューザプレートの熱膨張によるベーンとスリット、およびコンプレッサハウジングの相対的な位置ずれを小さくし、ベーンの周りのクリアランスを小さく設定することができる。
11,111 コンプレッサ
16 ディフューザ部
50,150 ベーン機構
51 壁部プレート
51a スリット
52,152 ベーン
52a,152a シャフト
52b,152b 固定部
53,153 ディフューザプレート
54 ダイヤフラム
55 リテーナ
56 スプリング

Claims (8)

  1. ディフューザ流路を有するディフューザ部と、
    前記ディフューザ流路を形成するとともに、複数の貫通孔を有する流路壁部と、
    前記貫通孔毎に準備され、前記貫通孔を通じてそれぞれ前記ディフューザ流路に出没する複数の案内羽根と、
    前記案内羽根と一体に形成され、前記案内羽根の没する方向に延びる軸部と、
    前記案内羽根の出没に追従する板状部材と、
    前記案内羽根を前記軸部が延びる方向に移動させて収容する収容部と、
    前記軸部に装着され、前記収容部を気密に分割する仕切り部材と、
    前記案内羽根の出没に追従するように前記板状部材および前記仕切り部材を前記軸部に保持する保持部と、
    前記案内羽根、前記板状部材、前記仕切り部材および前記保持部を前記ディフューザ流路の方向に付勢する付勢部材と、を備え、
    前記仕切り部材によって分割された前記収容部の圧力差および前記付勢部材の付勢力によって前記案内羽根を出没させることを特徴とする遠心圧縮機。
  2. ディフューザ流路を有するディフューザ部と、
    前記ディフューザ流路を形成するとともに、複数の貫通孔を有する流路壁部と、
    前記貫通孔毎に準備され、前記貫通孔を通じてそれぞれ前記ディフューザ流路に出没する複数の案内羽根と、
    前記案内羽根と一体に形成され、前記案内羽根の没する方向に延びる軸部と、
    前記案内羽根の出没に追従する板状部材と、を備え、
    前記板状部材は、前記軸部の軸方向と直交する方向の大きさが前記貫通孔の短手方向の孔径よりも大きく、かつ前記案内羽根の長手方向の大きさよりも小さい鍔形状であることを特徴とする遠心圧縮機。
  3. 前記板状部材は、前記軸部の軸方向と直交する方向の大きさが前記貫通孔の短手方向の孔径よりも大きく、かつ前記案内羽根の長手方向の大きさよりも小さい鍔形状であることを特徴とする請求項1記載の遠心圧縮機。
  4. 前記板状部材は、前記案内羽根と別体であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の遠心圧縮機。
  5. 前記板状部材は、前記案内羽根の熱伝導率よりも小さい熱伝導率であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の遠心圧縮機。
  6. ディフューザ流路を有するディフューザ部と、
    前記ディフューザ流路を形成するとともに、複数の貫通孔を有する流路壁部と、
    前記貫通孔毎に準備され、前記貫通孔を通じてそれぞれ前記ディフューザ流路に出没する複数の案内羽根と、
    前記案内羽根と一体に形成され、前記案内羽根の没する方向に延びる軸部と、
    前記案内羽根の一枚に対して1つ設けられ、前記案内羽根の出没に追従する板状部材と、
    を備えることを特徴とする遠心圧縮機。
  7. 請求項1から6のいずれか1項記載の遠心圧縮機において、
    前記案内羽根が前記貫通孔に挿入された状態で、前記軸部に前記板状部材、仕切り部材および保持部を組付けた後に、前記板状部材が前記案内羽根の端部および前記流路壁部に当接する位置にて、前記板状部材、前記仕切り部材および前記保持部を固定することを特徴とする案内羽根の組付方法。
  8. ディフューザ流路を有するディフューザ部と、
    前記ディフューザ流路を形成するとともに、複数の貫通孔を有する流路壁部と、
    前記貫通孔毎に準備され、前記貫通孔を通じてそれぞれ前記ディフューザ流路に出没する複数の案内羽根と、
    前記案内羽根と一体に形成され、前記案内羽根の没する方向に延びる軸部と、
    前記案内羽根の出没に追従する板状部材と、
    を備える遠心圧縮機において、
    前記案内羽根が前記貫通孔に挿入された状態で、前記軸部に前記板状部材、仕切り部材および保持部を組付けた後に、前記板状部材が前記案内羽根の端部および前記流路壁部に当接する位置にて、前記板状部材、前記仕切り部材および前記保持部を固定することを特徴とする案内羽根の組付方法。
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