JP5556525B2 - レーザ測距装置 - Google Patents

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Description

本発明はレーザ測距装置に関するものであり、例えば、壁面,床面,土地等の面積を測定する機能を備えたレーザレーダ方式の測距装置に関するものである。
従来より、任意の多角形の面積を非接触で測定したいという要望がある。これに応えるため面積測定機能を備えたレーザ測距装置が従来より提案されており、既に製品化されているものもある。例えば非特許文献1に記載されているように、ピタゴラスの定理を利用した測定モード(壁面積測定モード等)で面積の測定を行うレーザ距離計が知られている。また、2点間距離を測定するレーザ測距装置(特許文献1)やレーザ光を利用した寸法測定システム(特許文献2)も従来より知られている。
特開2005−156203号公報 特開2002−328008号公報
Press Release(ボッシュ レーザー距離計2機種を発表) March 2010(ボッシュ)、インターネット<URL:http://www.bosch.co.jp/jp/press/pdf/rbjp-100301-01.pdf>
しかし、従来より提案されているレーザ測距装置では、煩雑な測定作業が必要である。例えば、非特許文献1に記載のレーザ距離計では、直角三角形を形成することが必要であり、非接触で任意の多角形の面積を測定するには複数の距離測定を行う必要がある。また、特許文献1記載のレーザ測距装置や特許文献2記載の寸法測定システムでは、任意の多角形の面積を測定することができず、長さの測定だけでも手間のかかる手作業が必要であったり演算処理に長時間を要したりしてしまう。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、簡単な測定作業で任意の多角形の面積を非接触で測定することの可能なレーザ測距装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明のレーザ測距装置は、測定対象物上の任意の多角形の面積を非接触で測定するレーザレーダ方式の測距装置であって、レーザ光を射出する投光部と、前記投光部からのレーザ光を偏向させて前記測定対象物上の任意の多角形の頂点を照射し、かつ、前記任意の多角形を含む平面上での2次元走査を行うことが可能なスキャナと、前記任意の多角形の頂点で反射したレーザ光を受光して信号を出力する受光部と、前記受光部からの出力信号と前記スキャナの動作情報を用いて前記任意の多角形の面積を算出する演算制御部と、を有し、前記投光部がレーザ光として可視光を射出するレーザダイオードから成り、前記スキャナが前記任意の多角形又は多角形の頂点を前記可視光の2次元走査により測定対象物上に描画表示することを特徴とする。
第2の発明のレーザ測距装置は、上記第1の発明において、前記描画表示を行うために、前記レーザダイオードの発光タイミングと、前記スキャナの振り角度と、のうちの少なくとも一方を前記演算制御部が制御することを特徴とする。
第3の発明のレーザ測距装置は、測定対象物上の任意の多角形の面積を非接触で測定するレーザレーダ方式の測距装置であって、レーザ光を射出する投光部と、前記投光部からのレーザ光を偏向させて前記測定対象物上の任意の多角形の頂点を照射し、かつ、前記任意の多角形を含む平面上での2次元走査を行うことが可能なスキャナと、前記任意の多角形の頂点で反射したレーザ光を受光して信号を出力する受光部と、前記受光部からの出力信号と前記スキャナの動作情報を用いて前記任意の多角形の面積を算出する演算制御部と、を有し、前記投光部が、レーザ光として赤外光を射出する赤外レーザダイオードと、レーザ光として可視光を射出する可視光レーザダイオードと、から成り、前記スキャナが前記任意の多角形又は多角形の頂点を前記可視光の2次元走査により測定対象物上に描画表示することを特徴とする。
第4の発明のレーザ測距装置は、上記第の発明において、前記描画表示を行うために、前記可視光レーザダイオードの発光タイミングと、前記スキャナの振り角度と、のうちの少なくとも一方を前記演算制御部が制御することを特徴とする。
第5の発明のレーザ測距装置は、上記第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記演算制御部が、前記任意の多角形の面積をその多角形の辺又は対角線の長さから算出することを特徴とする。
第6の発明のレーザ測距装置は、上記第の発明において、前記演算制御部が、レーザ光の偏向位置から前記多角形の各頂点までの距離をTOF方式で測定し、レーザ光の偏向位置と前記辺又は対角線の両端とを結ぶ線分により挟まれた角度を前記2次元スキャナの振り角度から検出し、前記レーザ光の偏向位置から前記多角形の各頂点までの距離と、レーザ光の偏向位置と前記辺又は対角線の両端とを結ぶ線分により挟まれた角度と、から前記辺又は対角線の長さを算出することを特徴とする。
の発明のレーザ測距装置は、上記第1〜第のいずれか1つの発明において、前記スキャナがミラーでレーザ光を偏向反射させる2次元スキャナであることを特徴とする。
本発明によれば、2次元走査が可能なスキャナで測定対象物上の任意の多角形の頂点を照射する構成になっているため、煩雑な測定作業が不要である。したがって、簡単な測定作業で任意の多角形の面積を非接触で測定することができる。また、面積を測定したい多角形に関して、その多角形又は多角形の頂点を可視光の2次元走査により測定対象物上に描画表示する構成にすれば、測定したい箇所を目視確認しながら測定することができる。
レーザ測距装置の概略構成例を模式的に示す断面図。 レーザ測距装置から測定対象物までの距離の測定を説明するための模式図。 測定対象物上の任意の2点間距離の測定状態を模式的に示す断面図。 レーザ測距装置に用いられる2次元スキャナの具体例を示す斜視図。 測定対象物上の任意の多角形の頂点座標を示すグラフ。 レーザ測距装置の外観を示す平面図。 レーザ測距装置による2点の指示を説明するための模式図。 レーザ測距装置による3点目の指示を説明するための模式図。 多角形形状をレーザ走査により描画表示している状態を示す模式図。 面積を求めるために分割された状態の多角形を示す図。 分割された三角形の面積を説明するための図。 レーザ測距装置の使用例を示す模式図。
以下、本発明を実施したレーザ測距装置等を、図面を参照しつつ説明する。図1に、2次元スキャナ3を内蔵したレーザ測距装置1の概略図を示す。このレーザ測距装置1は、測定対象物10上の任意の多角形の面積を非接触で測定する面積測定機能を備えたレーザレーダ方式の測距装置であり、レーザダイオード(LD)2,2次元スキャナ3,照射窓4,受光レンズ5,フォトダイオード(PD)6,演算制御部7等を有している。
レーザダイオード2は、レーザ光を射出する投光部であり、ここでは、レーザ光として可視光を射出する可視光レーザダイオードを想定している。ただし、レーザ光として赤外光を射出する赤外レーザダイオードと、レーザ光として可視光を射出する可視光レーザダイオードと、で投光部を構成し、赤外光を測距用とし、可視光を描画表示用としてもよい。また、2次元スキャナ3は、レーザダイオード2からのレーザ光をミラー3aで反射させてレーザ光の偏向を行い、測定対象物10上でレーザ光の2次元走査を行うことが可能に構成されている。なお、2次元スキャナ3の具体的な構成については後で詳述する。
フォトダイオード6は、測定対象物10で反射したレーザ光(反射光Lr)を受光して信号を出力する受光部である。また、演算制御部7は、フォトダイオード6等からの出力信号や2次元スキャナ3等の動作情報を用いて所定の演算を行ったり、2次元スキャナ3等の駆動,制御等を行ったりする部分である。
レーザダイオード2から出射したレーザ光は、2次元スキャナ3のミラー3aで反射され、照射窓4から照射光Liとして出射して、測定対象物10を照射する。測定対象物10で反射したレーザ光(反射光Lr)は、受光レンズ5で集光されてフォトダイオード6により検出される。フォトダイオード6で検出された信号は演算制御部7に送られて、レーザ測距装置1から測定対象物10までの距離等が演算制御部7により算出される。
測定対象物10上の任意の多角形の面積の測定には、その多角形の頂点間距離(つまり、測定対象物10上の任意の2点間距離)が用いられる。測定対象物10上の任意の2点間距離の測定には、レーザ測距装置1から測定対象物10までの距離が用いられる。そして、レーザ測距装置1から測定対象物10までの距離の測定には、TOF(Time of flight)方式が用いられる。
図2に示すように、レーザダイオード2とフォトダイオード6とを等価位置に設定し、レーザ測距装置1から測定対象物10までの距離をLとし、レーザダイオード2から出射したレーザ光が測定対象物10で反射されてフォトダイオード6に戻ってくるまでの時間(レーザ測距装置1と測定対象物10との間の往復時間)を△tとする。距離Lは式:L=(△t/2)×cで表されるので(ここで、cは光速である。)、時間△tを計測すれば、距離Lを算出することできる。TOF方式に用いる時間△tは、レーザダイオード2の発光時とフォトダイオード6での受光時との差であるため、演算制御部7により算出可能である。
さらに、測定対象物10上の任意の2点間距離の測定には、レーザ光の偏向位置と前記任意の2点とを結ぶ線分により挟まれた角度が用いられる。2次元スキャナ3は、図3に示すように、レーザダイオード2からのレーザ光を偏向させて測定対象物10上の任意の多角形の頂点A,Bを照射するとともに、その多角形を含む平面上での2次元走査が可能に構成されている。したがって、レーザ光Liの偏向位置Oと任意の2点A,Bとを結ぶ線分OA,OBにより挟まれた角度θ,δは、2次元スキャナ3の振り角度から検出することができる。
図3に示すように、任意の点Aと任意の点Bとの間の距離(線分ABの長さ)をLABとし、レーザ光Liの偏向位置Oから点Aまでの距離(線分OAの長さ)をLAとし、レーザ光Liの偏向位置Oから点Bまでの距離(線分OBの長さ)をLBとする。距離LA,LBはTOF方式による測定結果から算出することができ(レーザダイオード2から偏向位置Oまでの距離を距離Lから引くと距離LA,LBになる。)、角度θ,δは2次元スキャナ3の振り角度から検出することができる。これらの情報から、各点の座標が定まり、2点A,B間の距離LAB(すなわち多角形の辺ABの長さ)を算出することが可能である。
図4に、レーザ測距装置1に用いられる2次元スキャナ3の具体例を示す。この2次元スキャナ3は、2次元走査が可能なMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーである。MEMSミラーとしては、電磁式,静電式,圧電式が知られているが、ここでの例は圧電式である。圧電式のMEMSミラーの駆動方法には、共振周波数で駆動する方法と、電圧制御(低周波数)で駆動する方法とがある。どちらの方法も、印加電圧により振り角度を算出することが可能である。
この2次元スキャナ3は、シリコンをエッチング加工した基板で構成されており、圧電素子として4枚のPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)3eが基板に貼り付けられることにより、固定枠3dから延びた4枚のユニモルフを構成している。4枚のユニモルフにはミラー保持枠3cがX軸部で連結しており、ミラー保持枠3c内にはトーションバー3bを介してミラー3aが設けられている。
2次元スキャナ3は、ミラー3aでレーザ光を偏向反射させる際、4枚のPZT3eを変位させることで、ミラー保持枠3cをX軸回りに回転させて、ラスタスキャンの垂直方向(縦方向)の走査を実現する(60Hz)。また同時に、ミラー3aとトーションバー3bによる振動部の共振周波数(30KHz)で加振することにより、Y軸回りに共振振動を起こし、ラスタスキャンの水平方向(横方向)の走査を実現する。
前述したように(図3)、距離LA,LBと角度θ,δから2点A,Bの座標が定まる。図5に、測定対象物10上の任意の2点A,Bの座標(すなわち任意の多角形の頂点座標)を示す。2次元スキャナ3の振り角度は線分OA,OBにより挟まれた角度θ,δに相当するので、前述した距離LA,LBと2次元スキャナ3の振り角度θA,δA,θB,δBとから、以下の2点A,Bの座標を求めることができる。
A:(LAcosδAcosθA,LAcosδAsinθA,LAsinδA)
B:(LBcosδBcosθB,LBcosδBsinθB,LBsinδB)
上記2点A,Bの座標を
A:(A1,A2,A3)
B:(B1,B2,B3)
とすると、2点A,B間の距離LABは式:
LAB=√((B1−A1)2+(B2−A2)2+(B3−A3)2
で求めることができる。測定対象物10上の任意の多角形の面積の測定に必要な頂点間距離は、以上のようにして算出される。
図6に、レーザ測距装置1の外観を示す。レーザ測距装置1の筐体表面には、表示部8,操作部9等が設けられている。表示部8は、面積の測定値,頂点間距離の測定値等を表示する部分である。操作部9は、レーザ光Li(図1〜図3)の照射位置を変化させて測定したい多角形の頂点位置を指定する部分であり、多角形の頂点位置の指定が完了すれば操作部9で面積測定開始が指示される。そのための操作に用いるボタンとして、決定ボタン9a,右シフトボタン9b,左シフトボタン9c,伸長ボタン9d,短縮ボタン9e,上シフトボタン9f,下シフトボタン9gが操作部9に配置されている。
次に、操作部9で2点A,B(図5)等の多角形の頂点位置を指示する方法を説明する。レーザ測距装置1の測定開始スイッチ(不図示)をONすると、点Aの位置決めモードに入る。点Aの位置決めモードに入ると、図7(A)に示すように、測定対象物10(図3)上にレーザ光が投射されて1点目のレーザ表示が行われる。レーザ測距装置1を動かして、点Aにそのレーザ表示位置を合わせる。点Aに1点目のレーザ表示位置を合わせたら、決定ボタン9aを押して点Bの位置決めモードに移行する。
点Bの位置決めモードに入ると、1点目のレーザ表示に重なるようにして2点目のレーザ表示が行われる。2点目のレーザ表示位置を点Bに合わせるには、右シフトボタン9b,左シフトボタン9c,伸長ボタン9d,短縮ボタン9e,上シフトボタン9f,下シフトボタン9gを用いる。例えば、2点目のレーザ表示位置を右に動かしたければ、図7(B)に示すように、右シフトボタン9bを押してレーザ表示位置を移動させる。2点目のレーザ表示位置を左に動かしたければ、図7(C)に示すように、左シフトボタン9cを押してレーザ表示位置を移動させる。また、2点目のレーザ表示位置を上に動かしたければ、上シフトボタン9f(図6)を押してレーザ表示位置を移動させ、2点目のレーザ表示位置を下に動かしたければ、下シフトボタン9g(図6)を押してレーザ表示位置を移動させる。1点目と2点目のレーザ表示位置の間隔を広げたい場合には、図7(D)に示すように、伸長ボタン9dを押して間隔を広げる。逆に、1点目と2点目のレーザ表示位置の間隔を狭めたい場合には、短縮ボタン9e(図6)を押して間隔を狭める。
1点目と2点目のレーザ表示位置を点A,Bに合わせたら、決定ボタン9aを押して点Cの位置決めモードに移行する。3点目以降の頂点位置の指示方法は、上述した点Bの指示方法と同様である。例えば、図8に示すように点Cが点Bの右下に位置する場合には、右シフトボタン9bと下シフトボタン9gを押してレーザ表示位置を移動させ、3つのレーザ表示位置を点A〜Cに合わせたら、決定ボタン9aを押して点Dの位置決めモードに移行する。多角形の最後の頂点位置を指示する際には決定ボタン9aを2回押して、多角形の全頂点位置の指示を完了させる(多角形の頂点数を予め入力しておいて、最後の頂点位置が指示されると全頂点位置の指示が完了するようにしてもよい。)。多角形の全頂点の測距位置が決定した段階で、偏向位置Oから多角形の各頂点までの距離の測定(TOF方式による測距動作)が開始される。
レーザダイオード2から射出するレーザ光は可視光であるため、2次元スキャナ3でその2次元走査を行うことにより、多角形又は多角形の頂点を測定対象物10上に描画表示することができる。つまり、プロジェクタと同様の表示機能を備えているので、多角形又はその頂点を描画しながら多角形の頂点座標を決めていくことができる。
図9に、多角形(ここでは六角形)がレーザスキャンにより描画された例を示す。図9に示すように、レーザ走査により多角形(輪郭)を各辺の線分(測定長に相当する。)で描画表示することによって、現在面積Sを測定している多角形ABCDEF、現在頂点間距離LAB,LBC,…,LFAを測定している辺AB,BC,…,FA等を示すことが可能である。また、多角形ABCDEFの頂点のみを描画表示することによっても、現在測定している面積Sや頂点間距離LAB,LBC,…,LFAを示すことが可能である。なお、多角形をレーザスキャンにより描画することによって、面積等の測定をしようとしている多角形の位置,形状等を表示するとともに、さらに数値(例えば距離,面積等のデータ),文字,記号等を描画表示する構成にしてもよい。
上述した描画表示は、レーザダイオード2の発光タイミングで制御することにより行われる。ただし、2次元スキャナ3の振り角度θ,δで制御することにより行ってもよい。つまり、レーザダイオード2の発光タイミングと、2次元スキャナ3の振り角度θ,δと、のうちの少なくとも一方を、演算制御部7(図1,図3)で制御することにより描画表示を行えばよい。
レーザダイオード2の発光タイミングで描画表示の制御を行う場合、2次元スキャナ3の動作中、ミラー3aは一定の回転角度Θ,Δで振動しており(Θ>θ,Δ>δ)、2次元スキャナ3の種類に応じた検出手段で振り角度θ,δが検出されて、所定のタイミングでレーザダイオード2の発光が行われる。一方、2次元スキャナ3の振り角度θ,δで描画表示の制御を行う場合、2次元スキャナ3の動作中、検出手段で振り角度θ,δが検出されて、レーザダイオード2の発光と対応した回転角度Θ,Δでミラー3aが振動する(Θ=θ,Δ=δ)。したがって、例えば図7(A)の状態ではΘ=Δ=0°である。
次に、任意の多角形の面積をその多角形の辺又は対角線の長さ(つまり頂点間距離)から算出する方法を説明する。多角形をn角形とすると(3≦n)、n角形は対角線によってn−2個の三角形に分けることができる。そこで、対象となる多角形を、所定の頂点を一端点とする対角線で複数の三角形に分割する。例えば、図10に示す六角形ABCDEFの場合、頂点Aを一端点とする対角線AC,AD,AEで六角形ABCDEFを4つの三角形ABC,ACD,ADE,AEFに分割する。頂点Aを共有する4つの三角形ABC,ACD,ADE,AEFの面積をそれぞれS1,S2,S3,S4とすると、図10に示す六角形ABCDEFの面積Sは、式:S=S1+S2+S3+S4で表される。
分割された三角形の面積をヘロンの公式により算出する。例えば図11に示すように、3辺の長さがa,b,cの三角形の面積S0は、以下のヘロンの公式で算出することができる。
S0=√(s0(s0−a)(s0−b)(s0−c))
s0=(a+b+c)/2
図10に示す六角形ABCDEFの場合、4つの三角形ABC,ACD,ADE,AEFの各3辺の長さは、前述したように各頂点座標から算出することができるので、各三角形ABC,ACD,ADE,AEFの面積S1,S2,S3,S4は以下の式で表され、六角形ABCDEFの面積Sは前記式:S=S1+S2+S3+S4)で表される。
S1=√(s1(s1−LAB)(s1−LBC)(s1−LAC))
s1=(LAB+LBC+LAC)/2
S2=√(s2(s2−LAC)(s2−LCD)(s2−LAD))
s2=(LAC+LCD+LAD)/2
S3=√(s3(s3−LAD)(s3−LDE)(s3−LAE))
s3=(LAD+LDE+LAE)/2
S4=√(s4(s4−LAE)(s4−LEF)(s4−LFA))
s4=(LAE+LEF+LFA)/2
図12に、レーザ測距装置1の使用例を示す。非接触で容易に面積を測定したい用途として、土地計測等が挙げられる。図12では、四角形ABCDの土地の面積を非接触で測定するとともに、四角形ABCDを地面に描画表示する状態を示している。四角形ABCDは2つの三角形ABC,ACDに分割されており、各面積S1,S2は以下の式で表され、四角形ABCDの面積Sは、式:S=S1+S2で表される。
S1=√(s1(s1−LAB)(s1−LBC)(s1−LAC))
s1=(LAB+LBC+LAC)/2
S2=√(s2(s2−LAC)(s2−LCD)(s2−LAD))
s2=(LAC+LCD+LAD)/2
レーザ測距装置1は、上記のように土地の面積を測定する場合に限らず、他の用途にも応用可能である。例えば、オフィスのフロアでレイアウト変更を行う場合に、床面や壁面の面積を測定するのに便利である。また、2次元走査が可能なので、前述したように数値,文字,記号等を描画したり、土地計測の場合には環境画像(木,石,山,川等)等、フロアレイアウトの場合には机,棚,椅子等を描画したりすることもできる。なお、面積測定の場合、奥行方向の凹凸は誤差になるので、測定対象物10はなるべく平面であることが好ましい。
以上説明したように、このレーザ測距装置1は、2次元走査が可能なスキャナ3で測定対象物10上の任意の多角形の頂点を照射する構成になっているため、煩雑な測定作業が不要である。したがって、簡単な測定作業で任意の多角形の面積を非接触で測定することができる。また、面積を測定したい多角形に関して、その多角形又は多角形の頂点を可視光の2次元走査により測定対象物10上に描画表示する構成になっているため、測定したい箇所を目視確認しながら測定することができる。多角形の頂点位置の指定をボタン操作で行うことができるので、必要に応じて測定ポイントを少なくすることにより、演算処理に要する時間を短縮することも可能である。
1 レーザ測距装置
2 レーザダイオード(投光部)
3 2次元スキャナ
3a ミラー
4 照射窓
5 受光レンズ
6 フォトダイオード(受光部)
7 演算制御部
8 表示部
9 操作部
9a 決定ボタン
9b 右シフトボタン
9c 左シフトボタン
9d 伸長ボタン
9e 短縮ボタン
9f 上シフトボタン
9g 下シフトボタン
10 測定対象物
Li 照射光(レーザ光)
Lr 反射光(レーザ光)

Claims (7)

  1. 測定対象物上の任意の多角形の面積を非接触で測定するレーザレーダ方式の測距装置であって、
    レーザ光を射出する投光部と、前記投光部からのレーザ光を偏向させて前記測定対象物上の任意の多角形の頂点を照射し、かつ、前記任意の多角形を含む平面上での2次元走査を行うことが可能なスキャナと、前記任意の多角形の頂点で反射したレーザ光を受光して信号を出力する受光部と、前記受光部からの出力信号と前記スキャナの動作情報を用いて前記任意の多角形の面積を算出する演算制御部と、を有し、
    前記投光部がレーザ光として可視光を射出するレーザダイオードから成り、前記スキャナが前記任意の多角形又は多角形の頂点を前記可視光の2次元走査により測定対象物上に描画表示することを特徴とするレーザ測距装置。
  2. 前記描画表示を行うために、前記レーザダイオードの発光タイミングと、前記スキャナの振り角度と、のうちの少なくとも一方を前記演算制御部が制御することを特徴とする請求項1記載のレーザ測距装置。
  3. 測定対象物上の任意の多角形の面積を非接触で測定するレーザレーダ方式の測距装置であって、
    レーザ光を射出する投光部と、前記投光部からのレーザ光を偏向させて前記測定対象物上の任意の多角形の頂点を照射し、かつ、前記任意の多角形を含む平面上での2次元走査を行うことが可能なスキャナと、前記任意の多角形の頂点で反射したレーザ光を受光して信号を出力する受光部と、前記受光部からの出力信号と前記スキャナの動作情報を用いて前記任意の多角形の面積を算出する演算制御部と、を有し、
    前記投光部が、レーザ光として赤外光を射出する赤外レーザダイオードと、レーザ光として可視光を射出する可視光レーザダイオードと、から成り、前記スキャナが前記任意の多角形又は多角形の頂点を前記可視光の2次元走査により測定対象物上に描画表示することを特徴とするレーザ測距装置。
  4. 前記描画表示を行うために、前記可視光レーザダイオードの発光タイミングと、前記スキャナの振り角度と、のうちの少なくとも一方を前記演算制御部が制御することを特徴とする請求項3記載のレーザ測距装置。
  5. 前記演算制御部が、前記任意の多角形の面積をその多角形の辺又は対角線の長さから算出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のレーザ測距装置。
  6. 前記演算制御部が、レーザ光の偏向位置から前記多角形の各頂点までの距離をTOF方式で測定し、レーザ光の偏向位置と前記辺又は対角線の両端とを結ぶ線分により挟まれた角度を前記2次元スキャナの振り角度から検出し、前記レーザ光の偏向位置から前記多角形の各頂点までの距離と、レーザ光の偏向位置と前記辺又は対角線の両端とを結ぶ線分により挟まれた角度と、から前記辺又は対角線の長さを算出することを特徴とする請求項記載のレーザ測距装置。
  7. 前記スキャナがミラーでレーザ光を偏向反射させる2次元スキャナであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のレーザ測距装置。
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