JP5556277B2 - バンド - Google Patents
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Description
また、取付部分(連結部分)に補強部材を挿入することにより、バンドがしっかりと本体ケースに固定され自由に回動することを規制されるため、バンドが極端に開くことを防止して、本体ケースとの一体感のあるバンドとすることが可能となる。
すなわち、皮革で形成されているバンドの場合、本体ケースに取り付けられる取付部分(連結部分)には大きな負担がかかっている。
このため、長期間に亘って使用した場合に、補強部材の挿入されている部分と挿入されていない部分との境界においてバンドが折れや皺を生じ、皮革バンド、ひいてはこれが取り付けられる腕時計等の美観を損なう。
本体ケースに取り付けられる一対のバンド部材からなるバンドであって、
前記各バンド部材は、表面部材と裏面部材とを重ね合わせて形成されたバンド本体部と、このバンド本体部における前記本体ケースに対する取付け側の端部に内包配置された補強部材と、を備え、
前記バンド本体部は、内部に前記バンドの強度を保つための芯材を有し、前記バンド本体部の幅方向の両端部に、前記バンド本体部の長手方向に沿って縫い目を形成した縫い目加工が施されており、
前記補強部材は、前記本体ケースに連結される連結部と、この連結部から前記バンド部材の先端側端部に向かって前記縫い目の間に延出し、前記芯材の端部と重なり合うように配置される延出部と、を備えていることを特徴としている。
なお、図1においては、皮革バンドの一部を破断して内部の構成を示している。
なお、芯材33はバンド本体部3の必須の構成要素ではない。例えば、芯材33を設けずに、表面部材31と裏面部材32とを重ね合わせただけでバンド本体部3を構成してもよい。また、バンド本体部3を形成する手法は、上記へり返し仕立てに限定されず、例えば芯材33を裏面部材32によって覆い、裏面部材32の両側部を表面側に折り返して、表面側を表面部材31により被覆する、いわゆるフランス仕立て等、各種手法によることが可能である。
剣先バンド部材2bのバンド本体部3には、ツク棒52が係止されるツク棒穴34が複数形成されている。
補強部材4は、本体ケースに連結される連結部41と、この連結部41からバンド部材2の先端側端部に向かって延出する延出部42とを備えている。
図3及び図4に示すように、連結部41には、バンド部材2の長手方向と直交する方向に延在する貫通穴43が形成されている。この貫通穴43には図示しないバネ棒が挿通されるようになっており、この貫通穴43を本体ケース側の取付用穴部(図示せず)と重ね合わせた上で貫通穴43にバネ棒を挿通させることにより、皮革バンド1が本体ケースに連結されるようになっている。
延出部42の幅方向の寸法は、連結部41の幅方向の寸法よりも小さく形成されている。すなわち、例えば図5に示すように、連結部41の幅方向の寸法はバンド部材2の幅方向の寸法とほぼ等しく、延出部42の幅方向の寸法はこれよりも小さくなっており、表面側から皮革バンド1を見たときに連結部41と延出部42との境界近傍が段形状となるようになっている。
補強部材4は樹脂等で形成されているため、縫い目加工において表面部材31及び裏面部材32とともに補強部材4を縫うことはできない。
しかし、本実施形態では、補強部材4の一部である延出部42がバンド本体部3の幅寸法よりも小さくなっているため、延出部42の横まで縫い目加工を施すことができる。
このため、本実施形態では、図5に示すように、前記バンド本体部3の幅方向の両端部に形成されている縫い目35は、補強部材4の連結部41におけるバンド部材2の先端側端部近傍まで設けられており、延出部42は、この縫い目の間に延出している。
これにより、図5に示すように、延出部42と縫い目35とは、延出部42の先端側端部αと縫い目35の終端部βとの間の距離xだけ平面的に重なり合うように構成される。
これにより、図5に示すように、延出部42と縫い目35とは、延出部42の先端側端部αと縫い目35の終端部βとの間の距離xだけ平面的に重なり合う。
特に本実施形態では、延出部42の幅寸法がバンド本体部3の幅寸法よりも小さくなっているため、延出部42の横まで縫い目加工を施すことができる。
これにより、補強部材4の一部と縫い目35とが重なり合い、皮革バンド1に補強部材4を設けた場合でも、縫い目35と補強部材4との間でバンド部材2が折れたり皺を生じたりすることを防止できる。このため、補強部材4の形状を従来のものから一部変更するという軽微かつ簡易な構造変更により、使用等による皮革バンド1の外観の劣化を抑えることができる。
このような構成とした場合には、芯材33と補強部材4との境界における強度が増し、皮革バンド1のバンド部材2に折れや皺を生じることをより確実に防止することができる。
2 バンド部材
3 バンド本体部
4 補強部材
31 表面部材
32 裏面部材
33 芯材
35 縫い目
41 連結部
42 延出部
43 貫通穴
α 先端側端部
β 終端部
Claims (4)
- 本体ケースに取り付けられる一対のバンド部材からなるバンドであって、
前記各バンド部材は、表面部材と裏面部材とを重ね合わせて形成されたバンド本体部と、このバンド本体部における前記本体ケースに対する取付け側の端部に内包配置された補強部材と、を備え、
前記バンド本体部は、内部に前記バンドの強度を保つための芯材を有し、前記バンド本体部の幅方向の両端部に、前記バンド本体部の長手方向に沿って縫い目を形成した縫い目加工が施されており、
前記補強部材は、前記本体ケースに連結される連結部と、この連結部から前記バンド部材の先端側端部に向かって前記縫い目の間に延出し、前記芯材の端部と重なり合うように配置される延出部と、を備えていることを特徴とするバンド。 - 前記延出部の幅方向の寸法が前記連結部の幅方向の寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のバンド。
- 前記表面部材は、前記連結部上面に位置する部分の厚みが前記本体ケース側に近づくにつれて薄くなることを特徴とする請求項1又は2に記載のバンド。
- 前記裏面部材は、前記表面部材の前記延出部上面に位置する部分の厚みよりも薄いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のバンド。
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JP2010061764A JP5556277B2 (ja) | 2010-03-18 | 2010-03-18 | バンド |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010061764A JP5556277B2 (ja) | 2010-03-18 | 2010-03-18 | バンド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011193940A JP2011193940A (ja) | 2011-10-06 |
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JP2010061764A Active JP5556277B2 (ja) | 2010-03-18 | 2010-03-18 | バンド |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (2)
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JP2020062190A (ja) | 2018-10-17 | 2020-04-23 | セイコーエプソン株式会社 | 時計バンド、時計用外装部品および時計 |
Family Cites Families (2)
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FR922591A (fr) * | 1946-01-24 | 1947-06-12 | Bollier S A | Crochet, notamment pour bracelet de montre |
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2010
- 2010-03-18 JP JP2010061764A patent/JP5556277B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2011193940A (ja) | 2011-10-06 |
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