JP5556275B2 - ガス漏れ警報器、その制御装置、プログラム - Google Patents
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Description
この問題は、ガス漏れ警報器が有するガス検知用のセンサの特性上、電源オン直後にセンサ出力が不安定で異常となる期間があり、この期間中に一時的に、実際にはガスが無いにも係わらず、センサ出力値が警報を発すべきレベル(警報レベル)となってしまうという問題である。
一方、初期鳴動防止モードでは、たとえセンサ出力値が警報レベルとなった場合でも、警報音等による報知は行わない。あるいは、そもそも警報レベルであるか否か(閾値を越えたか否か)の判定自体を行わない。
ここで、ガス漏れ警報器を電源オンするのは、当該警報器の新規設置作業の時である場合が殆どであり、通常、この新規設置作業の際には所定のテストを行うものである。例えば、警報器に実際に点検用ガスを吹きかけて警報を発するか否かをテストする。しかしながら、上記の現象があることから、このテストは、電源オンしてから上記「初期鳴動防止時間」が経過するまでは、実行できないことになる。これより、例えば上記特許文献2の発明では、時計等を参照しなくても上記「初期鳴動防止時間」が経過したことが分かるようにする表示を行うこと(二色発光素子の表示色を変えて表示する)ことを、提案している。また、特許文献3でも、電源投入時に「初期鳴動防止時間」の経過を容易に確認できるようにする表示方法(発光素子の点灯、点滅)を提案している。
は変わりはなく、その設定時間が上記2分程度から短縮されて例えば1分半等となるものであり、予め決まった時間が設定されるという点では同じであり、センサ出力が正常な状態に戻ったことを確認したうえで通常モードに移行するものではなく、その逆に、センサ出力が正常な状態に戻っても設定時間が経過するまでは通常モードに移行しないものである。
あるいは、例えば、前記モード解除判定・実行手段は、前記電源投入時から前記センサ出力値の変化状態をチェックし、該変化状態が上昇から下降に転じるまで又は下降から上昇に転じるまでは、前記モード解除に係わる判定を行わない。
図1は、本例のガス漏れ警報器の構成図である。
図1に示すガス漏れ警報器10は、制御部11、ガス検知部12、警報音部13、表示部14、電源部15、外部通信部16等を有する。
・通常モードにおいては、ガス検知部12からのセンサ出力値を入力し(A/D変換し)、このセンサ出力値を、予め設定されている所定の第1閾値と比較することで、ガス漏れの有無を判定する。センサ出力値が第1閾値を越えた場合にはガス漏れ有り(ガス漏れ検知)と判定する。
・通常モードにおいては、ガス漏れ検知した場合、警報音部13や表示部14を制御して警報報知する。すなわち、例えば警報音部13を制御して断続音でガス漏れ検知したことを知らせる。また、例えば表示部14は1つのLEDより成るものとし、制御部11は、監視時にはLEDを点灯し、ガス漏れ検知時にはLEDを点滅することで、ガス漏れの報知を行う。
・また、制御部11は、従来と同様に起動時にまず初期鳴動防止モードとなるように設定されている。この初期鳴動防止モード中は、少なくとも警報報知処理は行わない。あるいは、ガス漏れ有無の判定処理自体を行わないようにしてもよい。何れにしても、初期鳴動防止モード中は、たとえセンサ出力値が警報レベルであっても警報報知は行われない。
以上、制御部11の基本的な処理機能の一例を説明した。これは、従来より存在する既存の処理機能であるとも言える。以下、本例の制御部11の処理機能について更に説明する。
されており、上記起動時からの経過時間がこの初期鳴動防止時間を過ぎたら、初期鳴動防止モードを解除して通常モードへと移行していた。
以下、図3に示すセンサ出力値をセンサ抵抗値で示したセンサ特性図の一例も参照して、図2の処理について説明する。
判定して警報報知を行うことになり、初期鳴動防止モードにおいては「センサ出力値が所定の第1閾値を越えた」場合であっても警報報知を行わないことになる(あるいはガス漏れ検知の判定自体を行わない)。
尚、本例では、上記第1閾値以外の閾値(第2閾値とする)を予め設定している。この第2閾値に関しては詳しくは後に説明するが、例えば図3に示す初期鳴動防止解除レベルが第2閾値に相当するものである。
とが必ずしも“センサ出力値が異常レベルである”ことを意味するものではない。センサ出力値が第2閾値と第1閾値との間の値であれば、基本的にはセンサ出力値は正常レベルといえる。その一方で、「センサ出力値が第2閾値を越えない」場合には、必ず、“センサ出力値が正常レベルである”ことを意味するものとなる。
上記の通り、制御部11は、電源オン直後に直ちに初期鳴動防止モードとなり、続いて図4の処理を開始する。すなわち、初期鳴動防止モードを解除するか否かを判定する処理を開始する。
まず、図3に示すように、センサ出力(センサ抵抗値)が、最初は大きく変動するが(一旦、大きく下落して、その後、急上昇する)、その後は緩やかに変動することに着目している。すなわち、センサ出力値が本来の正常値に近づくに従って、変動が緩やかになり、そのときにはガス漏れ警報判定レベルを充分に上回っている(第1閾値を越えていないのは当然のこととして、第2閾値も超えていないレベルとなっている可能性が高い)。
図5の処理では、まず、上記ステップS11やS21等と同様の処理を行う。すなわち、電源投入から2分経過したか否かを判定し(ステップS30)、後述するステップS33の判定がYESとならないまま2分経過したならば(ステップS30,YES)、強制的にステップS34の処理を実行する。つまり、初期鳴動防止モードを解除して通常モードに移行する。
図6は、図3と同様にセンサ抵抗値で示したセンサ出力値の初期変動特性の一例を示す図である。
値を順次取得する毎に、今回のセンサ出力値と前回のセンサ出力値との差分値を求め、該差分値に基づいてセンサ出力値の変化状態が所定の変化状態となったか否かを判定し、センサ出力値の変化状態が所定の変化状態となった場合には、そのときの上記差分値に基づいて該差分値の絶対値が所定の判定値未満であるか否かを判定し、該差分値の絶対値が該判定値未満となった場合に、初期鳴動防止モードを解除すると判定する」処理であると言える。
11 制御部
12 ガス検知部
13 警報音部
14 表示部
15 電源部
16 外部通信部
Claims (4)
- ガス検知用センサのセンサ出力と予め設定されている所定の第1閾値とに基づいてガス漏れ判定・警報報知を行う通常モードと、該警報報知を行わない初期鳴動防止モードとを有し、電源投入時に初期鳴動防止モードとなる、ガス漏れ警報器における制御装置であって、
前記初期鳴動防止モード中において、随時取得する前記ガス検知用センサのセンサ出力値と、予め設定されている前記ガス検知用センサのセンサ出力に係る所定の条件とに基づいて、前記初期鳴動防止モードを解除するか否かを判定し、モード解除すると判定した場合には該初期鳴動防止モードを解除して前記通常モードに移行するモード解除判定・実行手段を有し、
前記所定の条件は、前記第1閾値に対して任意のオフセットを適用して成り正常レベル領域に設けられる第2閾値であり、
前記モード解除判定・実行手段は、前記センサ出力値が前記第2閾値を越えない場合に、前記初期鳴動防止モードを解除すると判定し、
前記モード解除判定・実行手段は、前記電源投入時から所定時間経過するまでは、あるいは前記電源投入時から前記センサ出力値の変化状態をチェックし、該変化状態が上昇から下降に転じるまで又は下降から上昇に転じるまでは、前記モード解除に係わる判定を行わないことを特徴とするガス漏れ警報器における制御装置。 - ガス検知用センサのセンサ出力と予め設定されている所定の第1閾値とに基づいてガス漏れ判定・警報報知を行う通常モードと、該警報報知を行わない初期鳴動防止モードとを有し、電源投入時に初期鳴動防止モードとなる、ガス漏れ警報器における制御装置であって、
前記初期鳴動防止モード中において、随時取得する前記ガス検知用センサのセンサ出力値と、予め設定されている前記ガス検知用センサのセンサ出力に係る所定の条件とに基づいて、前記初期鳴動防止モードを解除するか否かを判定し、モード解除すると判定した場合には該初期鳴動防止モードを解除して前記通常モードに移行するモード解除判定・実行手段を有し、
前記所定の条件は、前記センサ出力値の今回値と前回値との差分に対する所定の判定値であり、
前記モード解除判定・実行手段は、前記センサ出力値を順次取得する毎に、今回のセンサ出力値と前回のセンサ出力値との差分を求め、該差分に基づいてセンサ出力値の変化状態が上昇から下降又は下降から上昇に転じたか否かを判定し、センサ出力値の変化状態が前記上昇から下降又は下降から上昇に転じた場合には、そのときの前記差分に基づいて該差分の絶対値が前記判定値未満であるか否かを判定し、前記差分の絶対値が前記判定値未満となった場合に、前記初期鳴動防止モードを解除すると判定することを特徴とするガス漏れ警報器における制御装置。 - ガス検知用センサのセンサ出力と予め設定されている所定の第1閾値とに基づいてガス漏れ判定・警報報知を行う通常モードと、該警報報知を行わない初期鳴動防止モードとを有し、電源投入時に初期鳴動防止モードとなる、ガス漏れ警報器における制御装置のコンピュータを、
前記初期鳴動防止モード中において、随時取得する前記ガス検知用センサのセンサ出力値と、予め設定されている前記第1閾値に対して任意のオフセットを適用して成り正常レベル領域に設けられる第2閾値とに基づいて、前記初期鳴動防止モードを解除するか否かを判定し、モード解除すると判定した場合には該初期鳴動防止モードを解除して前記通常モードに移行する手段であって、前記電源投入時から所定時間経過するまでは、あるいは前記電源投入時から前記センサ出力値の変化状態をチェックし、該変化状態が上昇から下降に転じるまで又は下降から上昇に転じるまでは、前記モード解除に係わる判定を行わないモード解除判定・実行手段、
として機能させるためのプログラム。 - ガス検知用センサと、該ガス検知用センサのセンサ出力と予め設定されている所定の第1閾値とに基づいてガス漏れ判定・警報報知を行う通常モードと、該警報報知を行わない初期鳴動防止モードとを有し、電源投入時に初期鳴動防止モードとなる制御装置、を有するガス漏れ警報器であって、
前記制御装置は、
前記初期鳴動防止モード中において、随時取得する前記ガス検知用センサのセンサ出力値と、予め設定されている前記ガス検知用センサのセンサ出力に係る所定の条件とに基づいて、前記初期鳴動防止モードを解除するか否かを判定し、モード解除すると判定した場合には該初期鳴動防止モードを解除して前記通常モードに移行するモード解除判定・実行手段を有し、
前記所定の条件は、前記第1閾値に対して任意のオフセットを適用して成り正常レベル領域に設けられる第2閾値であり、
前記モード解除判定・実行手段は、前記センサ出力値が前記第2閾値を越えない場合に、前記初期鳴動防止モードを解除すると判定し、
前記モード解除判定・実行手段は、前記電源投入時から所定時間経過するまでは、あるいは前記電源投入時から前記センサ出力値の変化状態をチェックし、該変化状態が上昇から下降に転じるまで又は下降から上昇に転じるまでは、前記モード解除に係わる判定を行わないことを特徴とするガス漏れ警報器。
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