JP5555396B2 - 無塗装・無溶接の鋼製土台胴縁 - Google Patents

無塗装・無溶接の鋼製土台胴縁 Download PDF

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Description

本発明は、無塗装・無溶接の鋼製土台胴縁に関する。
工場、倉庫、店舗等の鉄骨造建物において、外装材等の取付けの下地となる鋼製胴縁のなかに、コンクリート腰壁の上側に隣接して設けられる外装板の下端部を取り付けるための下地となる土台胴縁があり、この鋼製土台胴縁として、角形パイプ状の閉鎖断面をした鋼製土台胴縁本体の側面部に、下方の腰壁コンクリート中に埋込み状態にされる定着筋を溶接で取り付けた構造のものがある。
この鋼製土台胴縁は、工場において、定着筋を土台胴縁本体に溶接で取り付けた後、防食のための塗装をし、しかる後、それを建築現場に搬送し、現場で、コンクリート腰壁の型枠内に設置してコンクリートを打設し、定着筋を腰壁コンクリート中に埋込み状態にするというようにして施工され、現場での仕上げ塗装もなされていた。
特開平10−219883号公報
しかしながら、上記のような方法では、鋼製の土台胴縁本体に対して工場で定着筋を溶接した後、防食のための塗装を行う必要があり、手間を要するという問題があった。また、定着筋を鋼製の土台胴縁本体に取り付けるための溶接技能者が必要であるという問題もあった。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、工場や現場での防食のための工程を排除することができると共に、鋼製土台胴縁本体に対する定着筋の取付けを無溶接で行うことができる、鋼製土台胴縁を提供することを課題とする。
上記の課題は、コンクリート腰壁の上端部に横向きに設けられる鋼製の土台胴縁本体と、該土台胴縁本体に取り付けられて、下方の腰壁コンクリート中に埋込み状態にされる定着筋とを備える鋼製の土台胴縁であって、
前記土台胴縁本体が、閉鎖断面の、高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板の成形加工品からなり、該土台胴縁本体の周壁の上面部と下面部とに明けられた通孔に前記定着筋が貫通状態に通され、該定着筋の外周ネジ部に螺合された上下のナットが土台胴縁本体を上下方向から挟み込んで定着筋を土台胴縁本体に取り付けていることを特徴とする無塗装・無溶接の鋼製土台胴縁によって解決される。
この鋼製土台胴縁では、土台胴縁本体が高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板の成形加工品からなり、定着筋は、土台胴縁本体の周壁の上面部と下面部とに明けられた通孔に貫通状態に通され、上下のナットで土台胴縁本体を上下方向から挟み込んで土台胴縁本体に取り付けた構造となっているから、鋼製土台胴縁本体を製作する過程で行われる切断や、定着筋を貫通させる通孔の孔明けを行っても、めっき層による犠牲腐食作用が強く働き、それらの部分が原因で後に腐食を生じてしまうというようなことはなく、そのため、定着筋の取り付けられた鋼製土台胴縁に対して、塗装や後めっきをする必要がなく、工場や現場での防食のための工程をなくすことができる。
また、このように、定着筋をネジ接合で土台胴縁本体に取り付けた構造であるから、それらの接合のための溶接技能者を用意する必要もなくすことができる。
しかも、定着筋は、閉鎖断面の土台胴縁本体に対し、該土台胴縁本体を上下方向に貫通するように備えられているから、土台胴縁本体と定着筋とを同心状態にすることができ、ないしは、同心状態に近い状態にすることができて、土台胴縁本体を定着筋によって力学的に安定良くコンクリート腰壁と連結することができる。
更に、土台胴縁本体を上方から挟み込むのがナットからなっているので、建物解体時には、この上ナットを外すことで、土台胴縁本体をコンクリート腰壁から容易に分離することができて、解体作業を容易にすることができると共に、土台胴縁本体のリユースも容易にすることができる。
本発明の鋼製土台胴縁は、以上のとおりのものであるから、工場や現場での防食のための工程を排除することができると共に、鋼製土台胴縁本体に対する定着筋の取付けを無溶接で行うことができる。しかも、土台胴縁本体を定着筋によって力学的に安定良くコンクリート腰壁と連結することができ、建物解体時には、土台胴縁本体をコンクリート腰壁から容易に分離することができて、解体作業を容易にすることができると共に、土台胴縁本体のリユースも容易にすることができる。
実施形態の鋼製土台胴縁を示すもので、図(イ)は断面側面図、図(ロ)はコンクリート腰壁への設置状態を示す断面側面図、図(ハ)は一部断面斜視図、図(ニ)は土台胴縁本体と定着筋とを分離状態にして示す一部断面斜視図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す実施形態の鋼製土台胴縁1において、2は土台胴縁本体、3は定着筋であり、定着筋3は全ネジボルトからなり、土台胴縁本体2は、閉鎖断面である方形角パイプ状の、高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板の成形加工品からなっている。この高耐食鋼板には、例えば、ZAM(登録商標)として知られる高耐食溶融Zn−6%Al−3%Mg合金めっき鋼板などが用いられる。
そして、定着筋3を土台胴縁本体2に取り付けるため、土台胴縁本体2の上面部と下面部の幅方向中央部にはそれぞれ、定着筋3を通すための通孔2a,2aが上下方向に同心状態に設けられている。そして、一端側に一方のナット4を螺合させた定着筋3を、その他端側より土台胴縁本体2の上下の通孔2a,2aに貫通状態に通し、定着筋3の他端側よりもう一方のナット5を螺合し、これらナット4,5で土台胴縁本体2を上下方向から挟み込むように締め込むことによって、定着筋3は土台胴縁本体2に取り付けられている。
上記の鋼製土台胴縁1は、コンクリート腰壁6を形成する図示しない型枠内に設置された後、型枠内に打設されたコンクリートによって、図1(ロ)に示すように、定着筋3が腰壁コンクリート6中に埋込み状態にされて、コンクリート腰壁6の上端部に横向きに設けられる。なお、7は外装材、8は水切り、9は建物の躯体構造部を構成する鋼製柱である。
上記の鋼製土台胴縁1では、土台胴縁本体2が高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板の成形加工品からなり、定着筋3は、土台胴縁本体2の周壁の上面部と下面部とに明けられた通孔2a,2aに貫通状態に通され、上下のナット4,5で土台胴縁本体2を上下方向から挟み込んで土台胴縁本体2に取り付けた構造となっているから、鋼製土台胴縁本体2を製作する過程で行われる切断や、定着筋3を貫通させる通孔2a,2aの孔明けを行っても、めっき層による犠牲腐食作用が強く働き、それらの部分が原因で後に腐食を生じてしまうというようなことはなく、そのため、定着筋3の取り付けられた鋼製土台胴縁1に対して、塗装や後めっきをする必要がなく、工場や現場での防食のための工程をなくすことができる。また、このように、定着筋3をネジ接合で土台胴縁本体2に取り付けた構造であるから、それらの接合のための溶接技能者を用意する必要もない。
しかも、定着筋3は、角パイプ状の土台胴縁本体2に対し、該土台胴縁本体2を上下方向に貫通するように備えられているから、土台胴縁本体2と定着筋3とを同心状態にすることができて、土台胴縁本体2を定着筋3によって力学的に安定良くコンクリート腰壁6と連結することができる。
更に、土台胴縁本体2を上方から挟み込むのがナットからなっているので、建物解体時には、この上ナット4を外すことで、土台胴縁本体2をコンクリート腰壁6から容易に分離することができて、解体作業を容易にすることができると共に、土台胴縁本体2のリユースも容易にすることができる。
1…鋼製土台胴縁
2…土台胴縁本体
2a…通孔
3…定着筋
4,5…ナット
6…コンクリート腰壁

Claims (1)

  1. 非構造材であり、コンクリート腰壁の上端部に横向きに設けられ、コンクリート腰壁の上側に隣接して設けられる外装板の下端部を取り付けるための下地となる鋼製の土台胴縁本体と、
    該土台胴縁本体に取り付けられた状態でコンクリート腰壁形成型枠内に設置され、該型枠内に打設されるコンクリートによって、下方の腰壁コンクリート中に埋込み状態にされる定着筋と
    を備える鋼製の土台胴縁であって、
    前記土台胴縁本体が、内部に仕切りのない閉鎖断面の、高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板の成形加工品からなり、該土台胴縁本体の周壁の上面部と下面部とに明けられた通孔に前記定着筋が貫通状態に通され、該定着筋の外周ネジ部に螺合された上下のナットが土台胴縁本体を上下方向から挟み込んで定着筋を土台胴縁本体に取り付けていることを特徴とする無塗装・無溶接の鋼製土台胴縁。
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