JP5555354B2 - ソルダリングアセンブリ - Google Patents

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Description

本発明はソルダリングアセンブリに関し、より具体的には取り外し可能なこて先を使用するソルダリングアセンブリに関する。
ソルダリング工具は、広い分野で製品を製造するのに使用されている。
特許第4464213号公報
ソルダリング工具のこて先の作業端部(working tip)は頻繁に酸化するので、こて先の交換が必要になる。交換は通常ソルダリング工具からこて先を取り外して行うが、しばしば、工具を使ってナット・ネジなどの取付部品(ancillary parts)を操作することが必要になる。こういった工具を使って取付部品を操作することは、工具を特別に調達することが必要になったり、うっかりなくした場合に予備の取付部品を持つ必要があるため、製造コストに跳ね返る。
故に、素早く便利にこて先を交換できることのできるソルダリングアセンブリが望まれている。
上記課題を解決するために、本発明は、ヒータと、前記ヒータの先端部に着脱されるこて先と、前記こて先を前記ヒータにロックするロック部材であって、前記こて先を前記ヒータの先端に押し付けるこて先固定位置と前記こて先を前記ヒータから解放するこて先解放位置との間で、当該ヒータの中心軸方向に沿って前記ヒータに対し相対的に移動可能な前記ロック部材と、前記ロック部材に設けられ、前記ヒータ及びこて先に対して相対的に軸方向に移動可能な第1のカム要素、並びに前記第1のカム要素に対し相対的に移動可能に連結される第2のカム要素を含み、前記第1のカム要素と前記第2のカム要素とが前記ヒータの中心軸回りに相対的に回る力を前記ロック部材と前記ヒータとが前記ヒータの中心軸に沿って相対的に移動する力に変換して前記ロック部材と前記ヒータとの間に伝達するリンケージと、前記第1のカム要素と前記第2のカム要素とが前記中心軸に沿って連結される方向に前記リンケージを付勢する付勢部材と、前記ヒータと一体的に設けられて前記付勢部材を収容するカバーとを備え、前記付勢部材は、前記カバーと前記ロック部材との間に介装され、前記ロック部材が前記こて先固定位置にあるときに、前記ロック部材が前記こて先を前記ヒータに押し付ける方向に付勢するように、前記ロック部材を介して前記第1のカム要素を付勢する弾性部材であることを特徴とするソルダリングアセンブリである。この態様では、リンケージに対し、第1カム要素と第2カム要素とを相対的にヒータの中心軸回りに作用する力が加えられることにより、リンケージは、この力をヒータの中心軸に沿う方向の力に変換して、ロック部材とヒータとの間に伝達する。このため、ロック部材とヒータとが中心軸に沿って相対的に近接または離反する方向に力が作用する。よって、こて先をヒータの先端に押し付けるこて先固定位置とこて先をヒータから解放するこて先解放位置との間でロック部材をヒータに対し、相対的に作動させることができる。そのため、特別な工具を用いることなく、こて先の交換を図ることが可能となる。しかも、付勢部材は、第1のカム要素と第2のカム要素とが中心軸に沿って連結される方向にリンケージを付勢しているので、付勢部材の付勢力を利用してこて先のロック状態を維持することが可能となる。従って、専らねじ等の締め付け力(摩擦力)のみでこて先をロックする場合に比べ、振動等に対する耐性が高まる他、ロック状態を長期間にわたり安定的に確保することができ、耐久性並びに長期的な信頼性の維持を図ることができる。
好ましい態様のソルダリングアセンブリにおいて、前記第1のカム要素は、前記ロック部材に複数個配設されており、前記第2のカム要素は、前記第1のカム要素に対応して複数個設けられている。この態様では、第1のカム要素と第2のカム要素との係合姿勢が安定し、確実な動力伝達を図ることができる。
好ましい態様のソルダリングアセンブリにおいて、前記第1のカム要素と前記第2のカム要素の何れか一方は、前記リンケージに作用する前記付勢部材からの付勢力を、前記ロック部材が前記ヒータに対して相対的に前記こて先解放位置に移動する力に変換するように傾斜するカム面を規定する傾斜機構である。この態様では、第1のカム要素と第2のカム要素とが周方向に相対移動可能な状態では、付勢部材の付勢力は、第2のカム要素から第1のカム要素を介してロック部材をこて先解放位置に移動する方向に作用する。よって作業者はこて先の着脱作業を容易に行うことができる。
好ましい態様のソルダリングアセンブリにおいて、前記ロック部材は、前記ヒータの外周を覆うスリーブを含み、前記傾斜機構のカム面は、前記スリーブの内面に形成された凹部のエッジで形成されている。この態様では、比較的容易な加工で第1のカム要素を構成することができる。
好ましい態様のソルダリングアセンブリにおいて、前記付勢部材を収容するカバーを前記ヒータと一体的に備えている。この態様では、付勢部材をカバー内で安全に作動させることができる。
好ましい態様のソルダリングアセンブリにおいて、前記カバーは、ハンドルの一部を構成する。
好ましい態様のソルダリングアセンブリにおいて、前記リンケージは、前記ロック部材が前記こて先解放位置から前記こて先固定位置に移動するにつれて前記付勢部材の反力が強くなるように第1のカム要素と第2のカム要素とが設定されている。この態様では、こて先をロックしたときに、付勢部材の反力が最も強くなるので、より堅固にこて先をロックすることができる一方、ロック部材がこて先固定位置からこて先解放位置に向けて動く方向にリンケージに力を加えた場合には、付勢部材の反力によって加勢されて入力された力がロック部材とヒータとの相対位置をこて先解放位置に変位する方向に作用するので、解除動作も行いやすくなる。
前記ロック部材が前記こて先解放位置から前記こて先固定位置に移動するにつれて前記付勢部材の反力が強くなるように第1のカム要素と第2のカム要素とが設定されている態様のソルダリングアセンブリにおいて、前記リンケージは、前記ロック部材が前記こて先固定位置にある場合に、前記付勢部材の付勢力に抗して前記第1のカム要素と前記第2のカム要素とを係脱可能に仮保持する戻り止めを含むことがこのましい。この態様では、ロック部材がこて先固定位置に移動したときに、付勢部材の付勢力に抗して第1のカム要素と第2のカム要素とが係脱可能に仮保持される。従って、リンケージ並びにロック部材を介して付勢部材の付勢力がこて先をヒータに固定する力として作用し、ロック状態が堅固になる。
好ましい態様のソルダリングアセンブリにおいて、前記リンケージは、前記ロック部材が前記こて先固定位置から前記こて先解放位置に移動するにつれて前記付勢部材の反力が強くなるように第1のカム要素と第2のカム要素とが設定されている。この態様では、こて先をロック解除する位置にロック部材があるときに、付勢部材の反力が最も強くなるので、ロック部材をこて解放位置からこて先固定位置に移動させる際、付勢部材の反力によって、固定動作を行いやすくすることができる。また、ロックされているこて先にロックを解除する方向への力が作用しても、付勢部材の反力を受けるので、不随意にロックが解除されなくなる。
ロック部材が前記こて先固定位置からこて先解放位置に移動するにつれて前記付勢部材の反力が強くなるように第1のカム要素と第2のカム要素とが設定されている態様のソルダリングアセンブリにおいて、前記リンケージは、前記ロック部材が前記こて先解放位置にある場合に、前記付勢部材の付勢力に抗して前記第1のカム要素と前記第2のカム要素とを係脱可能に仮保持する戻り止めを含むことが好ましい。この態様では、ロック部材がこて先解放位置に移動したときに、付勢部材の付勢力に抗して第1のカム要素と第2のカム要素とが係脱可能に仮保持される。従って、こて先の交換時には、付勢部材の反力を受けることなく、こて先の交換作業を行うことができる。一方、交換が終了し、こて先をロックする際には、第1のカム要素と第2のカム要素の仮保持を解除するだけで、ロック部材が付勢部材の反力によって、自動的にこて先ロック位置に移動するので、ロック作業が容易になる。
好ましい態様のソルダリングアセンブリにおいて、前記こて先を保持するこて先ホルダをさらに備えている。この態様では、こて先自身に特別な加工を加える必要がないので、既存のこて先を用いて本願発明を実施することができる。
好ましい態様のソルダリングアセンブリにおいて、前記こて先を保持するこて先ホルダをさらに備え、前記第2のカム要素は、前記こて先ホルダの外周に一体形成された突起部材であり、前記第1のカム要素は、一端側に前記突起部材を挿抜させる開口部を有し、他端側に前記戻り止めを有する凹部で構成されている。この態様では、傾斜機構を構成する第1のカム要素または第2のカム要素が、こて先ホルダを介してこて先をロック部材に着脱する着脱機構を兼ねることができる。また、こて先自身に特別な加工を加える必要がないので、既存のこて先を用いて本願発明を実施することができる。
好ましい態様のソルダリングアセンブリにおいて、前記第2のカム要素は、前記こて先の外周に一体形成された突起部材であり、前記第1のカム要素は、一端側に前記突出部材を挿抜させる開口部を有し、他端側に前記戻り止めを有する凹部で構成されている。この態様では、傾斜機構を構成する第1のカム要素と第2のカム要素がこて先をロック部材に着脱する着脱機構を兼ねることができる。
好ましい態様のソルダリングアセンブリにおいて、前記ヒータと一体的に設けられ、前記ロック部材に対向する対ロック部材をさらに備え、前記ロック部材は、前記対ロック部材に対し、当該中心軸回りに相対的に回動可能に取り付けられており、前記第2のカム要素は、前記対ロック部材に形成されて、前記第1のカム要素と係合するように傾斜したカム面を規定する対傾斜機構である。この態様では、こて先の着脱操作に際し、加熱したこて先に触れることなくロック部材の操作を実行することが可能となる。従来、こて先の取り外しは、通常触るには熱すぎるソルダリング工具のこて先や部品を扱う必要もあった。そのため、作業者はこて先が安全な温度まで冷却するのを待つ必要があるため、製造の中断時間が増えていた。本態様では、交換前のこて先を触る必要がなくなるので、特別な工具を用いる必要がなくなるばかりでなく、交換作業に要する時間も短くなり、稼働率の向上にも寄与する。
好ましい態様のソルダリングアセンブリにおいて、前記こて先は、基端側外周部に突起部材を有し、前記ロック部材は、前記突起部材を挿抜させる開口部と、この開口部に対して周方向に連続する凹部とにより区画され、前記開口部から導入された前記突起部材と係合するフック部を含む。この態様では、単純な構造で、こて先とロック部材との係脱を図ることができる。
好ましい態様のソルダリングアセンブリにおいて、前記ロック部材に設けられ、前記付勢部材の反ヒータ先端部側を受けるアームまたはフランジと、前記カバーに設けられ、前記付勢部材のヒータ先端部側を受ける端壁とをさらに備え、前記付勢部材は、前記アームまたはフランジと前記カバーの端壁との間に介装されている。
以上説明したように、本発明によれば、リンケージに対し、ヒータの中心軸回りに作用する力が加えられることにより、特別な工具を用いることなく、こて先の交換を図ることが可能となる。しかも、付勢部材は、第1のカム要素と第2のカム要素とが中心軸に沿って連結される方向に力を加えているので、振動等に対する耐性が高まる他、ロック状態を長期間にわたり安定的に確保することができ、耐久性並びに長期的な信頼性の維持を図ることができるという顕著な効果を奏する。
本発明のさらなる特徴や利点は添付の図と併せて読まれるべき下記の詳細な説明により、より簡単に理解できるであろう。
こて先をもつソルダリングアセンブリの斜視図である。 ソルダリングアセンブリの部品の分解図であり、こて先ホルダ、こて先、ヒータ、付勢部材、並びにロック部材をそれぞれ別にして示したものである。 部分的な断面図で、半田ごてのこて先ホルダとロック部材の間の関係する動きを示す。 こて先ホルダとソルダリングアセンブリのロック部材を示したものである。 半田ごてのこて先を持つソルダリングアセンブリの平面図である。 ヒータの平面図である。 ロック部材を示し、(A)は平面図、(B)は(A)のVII矢視断面図である。 部分的にカバーに内蔵された図6のヒータと図7のロック部材を破線で示す平面図である。 こて先の斜視図である。 半田ごてのこて先とロック部材の間の関連する動きを示す断面部分図である。 ソルダリングアセンブリの斜視図であり、半田ごてのこて先を解放および固定する動きを示す。 図11(C)のXII部分を示す詳細な斜視図であり、半田ごてのこて先とロック部材の先端部分の接合部分を示す。 ロック部材の先端部分の内面を示す斜視図で、フック部が半田ごてのこて先のリブに係合しているところを示す。 ロック部材の平面図である。 ロック部材の一部分を示す詳細な斜視図である。 カバーに取り付けられた対ロック部材を示すカバーの断面図である。 対ロック部材の斜視図である。 一部断面図であり、半田ごてのこて先とロック部材のフック機構の間の連結部分Aとロック部材の傾斜機構と対ロック部材の対傾斜機構の間の連結部分Bを示す。 は半田ごてのこて先を解放及び固定するための連結部分Bの動きと対応する連結部分Aの動作の連続を示す図である。 フック部を有するこて先の平面図である。 本発明の実施形態を説明するためのグラフである。
以下の説明において「ソルダリング(soldering)」とはワークに溶融金属をつけたりワークから溶融金属を除去したりを伴う、工程、機器、組品、工具またはデバイスのことである。溶融金属の制限されない例示としてははんだがある。ワークの制限されない例示としては回路基板や金属部品がある。
また、「半田ごて(soldering iron)」とはワークに溶融金属をつけたりワークから溶融金属を除去したりするのに使用される工具のことであり、ワークから溶融金属を取り除くはんだ除去器具を含む。
また、「こて先」「ソルダリングこて先(soldering tip)」「半田ごてのこて先(soldering iron tip)」という言葉は互換可能に使用されており、ワークに溶融金属をつけたりワークから溶融金属を除去したりするのに使用する工具の作業先端部のことである。これらの用語は吸い取りまたはその他の方法によりワークから溶融金属を除去するはんだ除去こて先を含む。1つのこて先は他のこて先とは違った形状を持ち得ることが理解されよう。
本発明の一面において、ソルダリングアセンブリはヒータ、ロック部材、並びに付勢部材を備えている。ヒータは先端部分を含む。ロック部材はヒータに対して相対移動可能である。ロック部材は傾斜機構を含む。ロック部材はこて先またはこて先ホルダを受けるように構成されている。付勢部材はヒータの先端部分からロック部材を離反する動作を加勢するように構成されている。
その他の面において、ロック部材は複数の傾斜機構を含む。傾斜機構はこて先またはこて先ホルダを受けるように構成されている。
その他の面において、ロック部材は円筒状の壁、すなわちスリーブを含む。それぞれの傾斜機構はカム面を含む。カム面はヒータの先端部分から離れて基端方向に臨む。
その他の面において、傾斜機構は、ロック部材のスリーブに形成されたスロットまたは凹部で具体化されている。カム面はスロットまたは凹部のエッジである。
その他の面において、ソルダリングアセンブリはさらにこて先ホルダを備えている。こて先ホルダは先端部分と基端部分を含む。基端部分はロック部材の傾斜機構に係合(engage)したり傾斜機構から外れたり(disengage)するように構成されている。
その他の面において、こて先ホルダの基端部分がロック部材の傾斜機構に係合している場合、こて先ホルダを回すことにより、ロック部材を付勢部材に抗して作動させ、ヒータの先端部分に向かって移動させる。
その他の面において、半田ごてのこて先ホルダの基端部分はピンを含む。こて先ホルダを回している間、ピンは傾斜機構の上をスライドする。
その他の面において、こて先ホルダはチューブを含む。ヒータはロック部材とチューブの中を通って延びる。こて先ホルダの基端部分がロック部材の傾斜機構に係合している場合、こて先ホルダはヒータの中心軸回りに回されることができるようになっている。
その他の面において、ソルダリングアセンブリはさらにフランジを含むこて先を備えている。フランジはこて先ホルダがヒータの中心軸回りに回された場合、ヒータの先端部分に対してこて先を押圧し得るように、こて先ホルダのチューブの中に保持される。
その他の面において、ソルダリングアセンブリはさらにこて先を備えている。こて先は先端部分と基端部分とを含む。基端部分はロック部材の傾斜機構に係合したり外れたりするように構成されている。
その他の面において、こて先の基端部分がロック部材の傾斜機構に係合している場合、こて先を回すことによりロック部材の一部を付勢部材に抗して押圧し、このロック部材のアーム部分をヒータの先端部分に向かって移動させる。
その他の面において、こて先の基端部分はリブを含む。こて先が回っている間、リブは傾斜機構の上をスライドする。
その他の面において、こて先はその基端部分がロック部材の傾斜機構に係合している場合、こて先はヒータの中心軸回りに回ることができるようになっている。
その他の面において、こて先がヒータの中心軸の回りに回された場合、こて先はヒータの先端部分に対して基端側に引っ張られる。
その他の面において、ソルダリングアセンブリはさらに対ロック部材を備える。対ロック部材は対傾斜機構を含む。対傾斜機構はロック部材の傾斜機構とスライド接触をする。前記スライド接触は付勢部材により維持される。
その他の面において、ロック部材はこて先を係合したりこて先から外れたりするように構成された先端部分を含む。
その他の面において、ロック部材は対ロック部材に対して相対的に回されることができる。先端部分はロック部材の傾斜機構に連結された(coupled)フック機構を含む。ロック部材が対ロック部材に対して相対的に回った場合、傾斜機構と対傾斜機構との間のスライド接触によって、フック機構がヒータに対して相対的にこて先解放位置からこて先固定位置へ移動する。
その他の面において、傾斜機構と対傾斜機構のどちらか一方あるいは両方はフック機構をこて先解放位置に仮保持するための戻り止めを含む。
その他の面において、フック機構の動作はヒータに対して相対的に回る動作とヒータにして相対的な軸方向の動作とを含む。
その他の実施形態において、ソルダリングアセンブリはさらにこて先を備える。こて先はリブを含む。フック機構がこて先解放位置にある場合、フック機構はリブを受け入れ、解放する方向に向く。フック機構がこて先固定位置にある場合、フック機構はリブと係合し、リブを保持する方向に向く。
以下の説明において、幅のある言葉、例えばこれに限定されることなく、「近い」「おおよそ」「約」「実質的に」「本質的に」といった幅のある言葉で変更される言葉やフレーズは書いてある丁度でなくても、書いてある記述からある程度変化してもよい。記述がどの範囲で変化できるかについては、どの程度の大きさの変化が設定され、変化したものが変化した言葉や節の特性、特徴、機能を持っていると当業者が認識できるかによる。例えばこれに限られることなく、ある機能が2つ目の機能に「実質的に同一」と表現されるとそれは全く同一の機能と、その機能が完全に同一でなくても当業者が容易に同じであると認識できる機能を含む。
[第1実施形態]
本発明の実施形態を例示的に示す目的で添付された図を参照して詳細に説明すると、(同じ参照番号は複数の図の対応するあるいは似た要素を示す)、図1と図2にソルダリングアセンブリ100と取り外し可能な半田ごてのこて先102を示す。こて先102はこて先ホルダ106により一時的にヒータ104に保持される。こて先ホルダ106はチューブ114を含む。チューブ114の先端部には、内向きフランジ114aが形成されている。
こて先を取り付けるのに特別な工具は必要ない。ヒータ104にこて先102を取り付けるには、ユーザは図2の矢印108に示されているようにヒータ104にこて先102を載置する。次に、ユーザは図1の矢印110pに示されているようにこて先102とヒータ104の外周にこて先ホルダ106を被せる。こて先102がヒータ104から外れないように、こて先ホルダ106の内向きフランジ114aはこて先102のフランジ112と係合する。よって、こて先102は、こて先ホルダ106の先端部分106dから突出した状態でこて先ホルダ106に保持される(図3参照)。ピン116はこて先ホルダ106の外面106sから放射状に外側に突き出している。ピン116はこて先ホルダ106の基端部分106pに配置されており、ロック部材120(図1)と係合する。こて先ホルダ106を矢印122の方向に回転させると、ピン116がロック部材120内に捕まり、こて先ホルダ106とこて先102が一時的に定位置にロックされる。
こて先を取り外すのに特別な工具は必要ない。こて先102を取り外すためには、こて先ホルダ106は矢印124(矢印122と反対方向)の方向に、ロック部材120の開口部152にピン116が揃うまで回される。次に、こて先ホルダ106は矢印110dで示されるように先端方向(矢印110pと反対側)に引っ張られ、こて先ホルダ106の先端部分106dがこて先102のフランジ112から引き抜かれる。
図1と図2では、こて先102とヒータ104ははんだ除去、すなわちはんだを取り除くために構成されている。こて先102とヒータ104はワークから溶融半田を吸取ることのできる中央の通路130、132を含む。
その他の実施形態では、こて先102とヒータ104はワークにはんだを付けるのに使用され、必ずしもはんだを吸取る中央の通路を有しない。
本実施形態では、こて先ホルダ106とこて先102は図3(A)から図3(C)に示されるように一時的にロック部材120にロックされる。カバー140は付勢部材142とロック部材120を収容している。カバー140はソルダリングアセンブリ100のハウジング141に一体的に取り付けられている。図示の例において、ハウジング141は、吸引したはんだを収容するはんだ収集室(Solder collecting chamber)を構成している。
ロック部材120は、実質的に円筒状のスリーブ154を含む。スリーブ154は基端側にアーム144を一体に有する。アーム144はカバー140の基端側に形成された開口146内に挿通されている。また、アーム144とカバー140の端壁との間には、付勢部材142が介装されている。
付勢部材142はばねであってもよく、或いは圧縮と膨張ができる他の弾性部材であってもよい。付勢部材142はカバー140の端壁とロック部材120のアーム144の間で圧縮される。アーム144はカバー140の穴146から突出している。後述するように、穴146は詳しくは後述するロック部材が軸方向(矢印151)に動くことを可能にしながら、カバー140に対して相対的にロック部材120が回転するのを防止するように構成されている。
次に、本実施形態は、リンケージLKを備えている。リンケージLKは、第1のカム要素と第2のカム要素とを含む。第1のカム要素は、ロック部材120に設けられる。また、第2のカム要素は、第1のカム要素に対し、相対的に変位可能に連結される要素である。第1実施形態において、ロック部材120は第1のカム要素としての複数の傾斜機構148が設けられている。傾斜機構148はロック部材120のスリーブ154の回りに配設される。こて先ホルダ106は、第2のカム要素としての複数のピン116を含む。1つの傾斜機構148ごとに1つのピン116が設けられている。図の説明を明確にするため、図3(A)〜図3(C)には一対の傾斜機構148とピン116のみを示す。図の説明を明確にするため、ヒータ104の先端部分104dと基端部分104pのみを破線で示す。ヒータ104はこて先ホルダ106、カバー140、ロック部材120、そしてハウジング141にわたって延びることが理解されよう。
図の実施形態では、ピン116は円柱体である。これに限られず、矩形の柱やリブなど、ピン116はその他の形状に形成してもよい。
図3(A)に示すように、ピン116がロック部材120のスリーブ154の開口部152に入るよう、こて先ホルダ106は、ユーザによって矢印110pに沿って基端方向に動かされる。その後、図3(B)に示すように、ヒータ104の中心軸104aの周りに矢印122の方向にこて先ホルダ106を回すと、ピン116がカム面150に対してスライドし、ロック部材120を先端側に引っ張り、ロック部材120は矢印151の方向に動くことになる。図3(C)に示すように、矢印122の方に続けて回転させると、ロック部材120はさらに矢印151の方向に動き、ピン116は傾斜機構148の戻り止め156の中に入る。戻り止め156の輪郭は一部、凸部158で画定されている。戻り止め156はユーザがこて先ホルダ106を離した後、ピン116が反対方向にスライドして傾斜機構148から抜けてしまうのを防止する一助となる。ピン116が戻り止め156の中にある場合、ロック部材120に作用する付勢部材142の付勢力Fにより、こて先ホルダ106がこて先102をヒータ104の先端部分104dに対して堅固に引っ張る位置で、こて先ホルダ106は一時的に保持される。
こて先102の取り外しは、こて先102を固定するための上記説明の動作と逆にこて先ホルダを動かすことで実行できる。
カバー140の穴146は、一部が突出しているロック部材120のアーム144とほぼ同じ幅を有する。アーム144と穴146の先端部との間には軸方向のギャップGがある。よって、こて先ホルダ106が回転された場合、アーム144は穴146の側縁と係合するので、ロック部材120は回転することができない一方、図3(B)の矢印151に示されているように軸方向に動かされる。
図1から図3(C)の図示の実施形態では、傾斜機構148はロック部材120の円筒状のスリーブ154を貫通した凹部としてのスロットで具体化されている。スロットはこて先ホルダ106のピン116を受けるように構成されている。
代わりの実施形態では、図4に示されるとおり、スロットで構成される傾斜機構148Rはこて先ホルダ106Rの一部であり、ピン116Rはロック部材120Rの一部である。こて先ホルダ106Rのスロットはロック部材のピン116Rを受けるように構成されている。図4の構成では、ロック部材120Rに設けたピン116Rが第1のカム要素として機能し、こて先ホルダ106Rに設けた傾斜機構148Rが第2のカム要素として機能する。これにより、こて先ホルダ106Rとロック部材120Rは図3(A)〜図3(C)のこて先ホルダ106とロック部材120と実質的に同じように機能する。こて先ホルダ106Rとロック部材120Rとは――相互の関係において、並びにこて先、カバー、ヒータ、付勢部材との関係で――上述したこて先ホルダ106とロック部材120のように調整できる。図4(A)では、こて先をロックする方向(矢印122)とロックを解除する方向(矢印124)の方向が図1と逆向きに設定した場合である。図4(B)では、こて先をロックする方向(矢印122)とロックを解除する方向(矢印124)の方向が図1と同じ向きに設定した場合である。
[第2実施形態]
次に、図5から図10(C)を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態のソルダリングアセンブリ200は、はんだごての一例である。
図5から図10(C)は、ロック部材220にこて先202を連結するのに、こて先ホルダを必要としないソルダリングアセンブリ200とその部分を示している。こて先202はロック部材220に直接接続する。こて先202をロック部材220に取り付けたりこて先202をロック部材220から取り外したりする動作は、上述した図1〜図3のこて先ホルダ106をロック部材120に取り付けたりこて先ホルダ106をロック部材120から取り外したりする動作と実質的に同じである。
こて先をロック部材に直接接続する利点は、事実上、こて先がどんな形や大きさでも良いということである。大きく曲がったこて先や大きい作業端部をもつこて先は、こて先ホルダを通すのには大きすぎる場合があり、そういったこて先の取外しを不可能とはいえないまでも難しくする。そういったこて先の交換はこて先とこて先ホルダの交換とを必要とし得る。この欠点はこて先を直接ロック部材に接続することで回避できる。
図5はロック部材220に取付けられたこて先202を示す。ロック部材220はこて先202を図5では隠れているヒータ204(図6)と直接熱接触して保持する。
図6はソルダリングアセンブリ200の使用時に通常ヒータ204を覆っているであろう部品、若しくは、ヒータ204に取り付けられるであろう部品がない状態のヒータ204を示す。ヒータ204は先端部分204dと基端部分204pを含む。基端部分204pはヒータ204をカバー240(図8)に一体に保持する一助となるフランジ204fを有する。基端部分204pはまた、ヒータ204内に埋め込まれた発熱体に接続されて露出する電気接点を含む。先端部分204dはこて先202の円錐状の内面と接合するように構成された円錐状の外面を含む。その他の実施形態では、円柱状、平ら、球状など、これらには限られないが、先端部分204dの外面はその他の形状を含む。
図7はソルダリングアセンブリ200の使用時にロック部材220を覆うであろう部品、若しくは、ロック部材220に通常取り付けられるであろう部品がない状態のロック部材220を示し、(A)は平面図、(B)は断面図である。ロック部材220は先端部分220dと基端部分220pを含む。先端部分220dはこて先202と係合したり外したりするように構成されている。基端部分220pは付勢部材242(図8)と係合するように構成されたフランジ220fを含む。
図8はカバー240の内部を破線で示す平面図である。カバー240は付勢部材242とロック部材220のフランジ220fを収容する内部キャビティを含む。付勢部材242はカバー240とフランジ220fの間の面で圧縮される。カバー240とフランジ220fとは、詳しくは後述するように、ロック部材が軸方向(矢印251)に動くことを可能にしながら、カバー240に対してロック部材220が相対的に回転するのを防ぐように構成されている。ソルダリングアセンブリ200のハウジング241は、図略のゴム製カバーとともに、ハンドルまたはグリップを構成している。
図9は外面217とそこから放射状に突き出るリブ218を含むこて先202を示す斜視図である。図示の実施形態では、リブ218は長方形である。リブ218は、これに限らず、円形の柱等その他の形状であってもよい。
図10(A)から図10(C)は、こて先202とロック部材220の先端部分220dとの間の関係と、カバー240、付勢部材242、並びにロック部材220の基端部分220pのフランジ220fと間の関係を示す。
ロック部材220は先端側にスリーブ254を含む。スリーブ254は、第1のカム要素としての複数の傾斜機構248を含む。傾斜機構248は、当該スリーブ254の周方向内面に間隔を隔てて形成された凹部としての溝で具体化されている。こて先202はその基端側に、第2のカム要素としての複数のリブ218を有し、1つの傾斜機構248に対して1つのリブ218が設けられている。図の説明を明確にするため、図10(A)から図10(C)には一対の傾斜機構248とリブ218のみを示す。図の説明を明確にするため、ヒータ204の先端部分204dと基端部分204pのみを破線で示す。ヒータ204はロック部材220、カバー240、そしてこて先202のベース内にわたって延びることが理解されよう。
図10(A)に示すように、リブ218がロック部材220のスリーブ254の開口部252に入るよう、こて先202は矢印210pで示す基端方向に動かされる。その後、図10(B)に示すように、ヒータ204の中心軸204aの周りに、矢印222の方向にこて先202を回すと、リブ218がカム面250に対してスライドし、ロック部材220を先端側に引っ張り、ロック部材は矢印251の方向に動くことになる。図10(C)に示すように、矢印222の方に続けて回転させると、ロック部材はさらに矢印251の方向に動き、リブ218は傾斜機構248の戻り止め256の中に入る。戻り止め256の輪郭は一部、凸部258により形成されている。戻り止め256はユーザがこて先202を離した後、リブ218が反対方向にスライドして傾斜機構248から抜けてしまうのを防止する一助となる。リブ218が戻り止め256の中にある場合、ロック部材220に作用する付勢部材242の付勢力Fにより、こて先202が引っ張られ、該こて先202はヒータ204の先端部分204dにきつく固定される位置で一時的に保持される。
ロック部材220のフランジ220fは六角形で(図7(B)参照)、カバー240の、当該フランジ220fが位置する部位は六角形のキャビティである。付勢部材242は六角形のキャビティに収まる円形状である。このようにすると、こて先202が回転されると、ロック部材220は回転せず、軸方向に動く。
[第3実施形態]
図11(A)から図19(E)はソルダリングアセンブリ300とその一部を示す。ソルダリングアセンブリ300は、ユーザがこて先302を直に操作したり、持ったり、回転したりすることなく、こて先302をロック部材から取外すことができる。図10(A)から図10(C)のようにこて先を回転する代わりに、こて先302はロック部材320のみの回転により取付けたり取外したりできる。
図11(A)はこて先固定位置にあるロック部材320を示す。このこて先固定位置では、こて先302がロック部材320により、ヒータの先端部分304d(図12)に引っ張られている。図11(B)に示すように、ロック部材320のノブ321を矢印324の方向に回すことにより、ロック部材320はこて先解放位置に移動する。こて先解放位置では、ロック部材320は回りきって、矢印310dで示す軸方向の先端側に移動し終えている。こて先302はヒータの先端部分304dから引っ張ったり落としたりできる自由な状態にある。
図11(C)はこて先302がヒータ先端部分304dから引っ張ったり落としたりして外された後の状態を示す。こて先302は重力に引かれて自重で外れ得るので、ユーザがこて先302に触れる必要は何等ない。図11(C)はロック部材320に挿入される前の交換こて先を示すものとしても併用される。
図11(D)に示すこて先解放位置にある間、こて先302をロック部材320に挿入し、ノブ321を矢印322の方向に回すことにより、図11(E)に示すように、ロック部材320はこて先固定位置に移動する。こて先固定位置では、ロック部材320は回りきって、矢印310pで示す軸方向の基端側に移動し終えている。
図12はこて先302とロック部材320の先端部分の拡大図を示す。こて先302はその基端部回りに配設された複数のリブ318を含む。これらリブ318は外面317から放射状に突出し、ロック部材320の円筒状のスリーブ354の開口部352内に収まるサイズに設定されている。
図13はロック部材320の先端部分320dの内部機構を示すため、円筒状のスリーブ354が一部取り除かれた状態を示す。開口部352はフック機構360に隣接している。ロック部材320はこて先固定位置に向いている。こて先固定位置では、開口部352は回転されたことでこて先302のリブ318から離れ、リブ318を保持することにより、こて先302のヒータ先端部分304dとの接触を保つ。
図14はロック部材320を示す。ロック部材320は先端部分320dと基端部分320pとを含む。中空ポスト349は先端部分320dと基端部分320pとを連結する。先端部分320dはこて先302と係合したり外れたりするように構成されている。基端部分320pは付勢部材342(図18)に係合するよう構成されたフランジ320fを含む。ノブ321と複数の傾斜機構348は基端部分320pと先端部分320dの間に位置している。傾斜機構348は軸方向に起伏しており、中空ポスト349に対して径方向に内向きの段を形成している。図14で明確に見えるのは2つの傾斜機構のみだが、実際は3つの傾斜機構348が中空ポスト349の回りを円周に配設されている。
図15は全ての傾斜機構348を示すため、中空ポスト349を除去したロック部材320の一部分の詳細を示す。それぞれの傾斜機構348は、フランジ320fに対して基端方向に臨むカム面350を含む。
その他の実施形態では、ロック部材320は一つ、二つ、もしくは三つより多い傾斜機構を含む。
図16は対ロック部材(opposing lock member)370を含むカバー340を示す。対ロック部材370は、第2のカム要素としての複数の対傾斜機構(opposing ramp feature)372を含む。対傾斜機構372は通常、ロック部材320の傾斜機構348に対向して接合している。
図17はカバー340の一部を破断した対ロック部材370の詳細を示す。それぞれの対傾斜機構372は先端方向を向いた対カム面(opposing cam surface)374を含む。ユーザがロック部材320を回した場合、ロック部材320のカム面350が対カム面374にスライドする。
図18はロック部材320、カバー340、対ロック部材370、そして付勢部材342が一緒に組み立てられた状態を示す。ヒータ304はロック部材320、カバー340、対ロック部材370そして付勢部材342にわたって延びることが理解されよう。
付勢部材342はロック部材320のフランジ320fと対ロック部材370の間に縮設(compressed)される。中空ポスト349は付勢部材342の間を通り、フランジ320fを傾斜部材348、そしてロック部材320の先端部分320dにあるフック機構360に連結する。つまり、これらの要素349、320f、348、並びに360は、互いに一体である。付勢部材342はフランジ320fに付勢力Fをかける。付勢力Fは基端方向に作用し、中空ポスト349により傾斜機構348やフック機構360に伝達される。
図中、多角形で囲まれた文字Aはこて先302とロック部材のフック機構360の間の連結部分を示す。多角形で囲まれた文字Bはロック部材320の傾斜機構348と対ロック部材370の対傾斜機構372の間の連結部分を示す。
図19(A)から図19(E)はこて先302を取り外すための、連結部分Bとそれに対応する連結部分Aの動作の連続を示す図表である。図19(E)から図19(A)に逆向きにすると、こて先302を固定するための動作の連続を示す図表になる。動作はユーザがノブ321を操作し、カバー340と対ロック部材370に対して相対的にロック部材320を回転させることで起こる。
上述したとおり、こて先302のリブ318はロック部材320の円筒状のスリーブ354の開口部352を通るように構成されている。通ることができるかは開口部352とリブ318が互いに整列しているかどうかによる。
図19(A)では、フック機構360はこて先固定位置にある。開口部352はリブ318と整列しておらず、こて先が外されるのを規制している。付勢部材342の付勢力Fにより、フック機構360はこて先302のリブ318を基端方向に、ヒータ304の先端部分304d(図12)に引っ張っている。傾斜機構348と対傾斜機構372の間の軸方向のギャップ362により、付勢力Fはリブ318に伝達される。
図19(E)では、フック機構360はこて先解放位置にある。開口部352はリブ318と整列している。フック機構360は先端方向に押し上げられ、フック機構360がリブ318を基端側に引っ張らないようになっている。傾斜機構348が対傾斜機構372の戻り止め364まで乗り上げてしまうので、フック機構360は押し上げられた状態を維持できる。
図19(B)、図19(C)、図19Dは19(A)と図19(E)の間の過程を示す。図19(A)から始まる場合、フック機構360を解放位置に移動させるためのノブ321が回ると、傾斜機構348と対傾斜機構372とが接触し、抵抗を受ける。傾斜機構348と対傾斜機構372とがなすエッジの輪郭により、ノブ321がさらに回ると、付勢部材342の付勢力Fに抗して、傾斜機構348は先端方向に乗り上げられる(図19(B)から図19(D)参照)。各対傾斜機構372のエッジの輪郭は、頂点を有する上向きの傾斜を含んでいる。この上向きの傾斜には下向きの傾斜が続き、実質的に平らな領域につながる。平らな領域が戻り止め364を形成する。故に傾斜機構348が対傾斜機構372を乗り上がると、ロック部材320全体がヒータ304、カバー340、対傾斜機構372に対して相対的に先端方向に動く。付勢力Fが基端方向に作用するため、傾斜機構348が図19(E)のように戻り止め364に到達するとロック部材320のフック機構360はこて先解放位置に維持される。
第3実施形態では、リンケージLKは、ロック部材320がこて先固定位置からこて先解放位置に移動するにつれて付勢部材342の反力が強くなるように傾斜機構348と対傾斜機構372とが設定されている。このため第3実施形態では、こて先302をロック解除する位置にロック部材320があるときに、付勢部材342の反力が最も強くなるので、ロック部材320をこて解放位置からこて先固定位置に移動させる際、付勢部材342の反力によって、固定動作を行いやすくすることができる。また、ロックされているこて先302にロックを解除する方向への力が作用しても、ロック解除位置では、付勢部材342の最大の反力を受けるので、こて先302は、不随意にロックが解除されなくなる。
また、第3実施形態において、リンケージLKは、ロック部材320がこて先解放位置に移動した場合に、付勢部材342の付勢力に抗して傾斜機構348と対傾斜機構372とを係脱可能に仮保持する戻り止め364を含んでいる。このため第3実施形態では、ロック部材320がこて先解放位置に移動したときに、付勢部材342の付勢力に抗して傾斜機構348と対傾斜機構372とが係脱可能に仮保持される。従って、こて先302の交換時には、付勢部材342の反力を受けることなく、こて先302の交換作業を行うことができる。一方、交換が終了し、こて先302をロックする際には、傾斜機構348と対傾斜機構372の仮保持を解除するだけで、付勢部材342の反力によって、ロック部材320が自動的にこて先固定位置に移動するので、ロック作業が容易になる。
第3実施形態の変形例として図20を示す。図20に示すように、同変形例では、凹部としての溝で具体化されたフック機構360Rがこて先302Rの一部分となっている。径方向に突出する図外のリブがロック部材の一部である。こて先302Rのスロットは径方向に突出するリブを受けるように構成されている。こて先302Rとその対応するリブ付きロック部材は、図11(A)から図19(E)までのこて先302とロック部材320と実質的に同様に機能する。こて先302Rとリブ付きロック部材は、――相互の関係において、並びにカバー、傾斜機構、対傾斜機構、ヒータ、及び付勢部材との関係において、――上記こて先302とロック部材320について示されたとおり、変更できる。
[その他の説明]
図3(A)〜図3(C)、図10(A)〜図10(C)、そして図18に、例示として制限されることなく示したように、いくつかの実施形態では、ソルダリングアセンブリはヒータ104、204、304、ロック部材120、220、320、並びに付勢部材142、242、342を備えている。ヒータ104、204、304は先端部分104d、204d、304dを含む。ロック部材120、220、320はヒータ104、204、304に対して相対的に移動可能である。ロック部材120、220、320は傾斜機構148、248、348を含む。ロック部材120、220、320はこて先またはこて先ホルダを受けるように構成されている。付勢部材142、242、342はヒータ104、204、304の先端部分104d、204d、304dからロック部材120、220、320を離反する動作を加勢するように構成されている。
いくつかの実施形態では、ロック部材120、220、320は複数の傾斜機構148、248、348を含む。いくつかの実施形態では、傾斜機構はこて先及び/又はこて先ホルダを受けるように、または係合するように構成されている。
いくつかの実施形態では、ロック部材120、220、320は円筒状のスリーブ154、254、354を含む。それぞれの傾斜機構148、248、348はカム面150、250、350を含む。カム面150、250、350はヒータ104、204、304の先端部分104d、204d、304dから離れて基端方向に臨む。
いくつかの実施形態では、傾斜機構148、248、348は、ロック部材120、220、320の円筒状のスリーブ154、254、354に形成されたスロットまたは凹部で具体化されている。カム面150、250、350はスロットまたは凹部のエッジである。
図2や図3(A)〜図3(C)に例示して制限されることなく示したように、いくつかの実施形態では、ソルダリングアセンブリはこて先ホルダ106を選択的に備えている。こて先ホルダは先端部分106dと基端部分106pを含む。基端部分106pはロック部材120の傾斜機構148に係合したり傾斜機構148から外れたりするように構成される。
いくつかの実施形態では、こて先ホルダ106の基端部分106pがロック部材120の傾斜機構148に係合している場合、こて先ホルダ106を回すことにより、ロック部材120を付勢部材142に抗して作動させ、ヒータ104の先端部分104dに向かって移動させる。
いくつかの実施形態では、こて先ホルダ106の基端部分106pはピン116を含む。こて先ホルダ106を回している間、ピン116は傾斜機構148上をスライドする。
いくつかの実施形態では、こて先ホルダ106はチューブ114を含む。チューブ114の先端部には、内向きフランジ114aが形成されている。ヒータ104はロック部材120とチューブ114の中を通って延びる。こて先ホルダ106の基端部分106pがロック部材120の傾斜機構148に係合している場合、こて先ホルダ106はヒータ104の中心軸104a回りに回されることができるようになっている。
いくつかの実施形態では、ソルダリングアセンブリはフランジ112を含むこて先102を選択的に備えている。フランジ112はこて先ホルダ106の内向きフランジ114aに連結され、抜け止めとされる。こて先ホルダ106がヒータ104の中心軸104a回りに回された場合、内向きフランジ114aがフランジ112を介してヒータ104の先端部分104dに対し、こて先102を押圧し得るように、こて先102は先端部102dを露出させて、こて先ホルダ106のチューブ114の中に保持される(図1参照)。
図9と図10(A)〜図10(C)に、例示として制限されることなく示したように、いくつかの実施形態ではソルダリングアセンブリのこて先202は先端部分202dと基端部分202pとを含む。基端部分202pはロック部材220の傾斜機構248に係合したり外れたりするように構成されている。
いくつかの実施形態では、こて先202の基端部分202pがロック部材220の傾斜機構248に係合している場合、こて先202を回すことによりロック部材220の一部を付勢部材242に抗して押圧し、ロック部材220をヒータの先端部分204dに向かって移動させる。
いくつかの実施形態では、こて先202の基端部分202pはリブ218を含む。こて先202が回っている間、リブ218は傾斜機構248の上をスライドする。
いくつかの実施形態では、こて先202はその基端部分202pが傾斜機構248に係合している場合、こて先202はヒータの中心軸204a回りに回されることができる。
いくつかの実施形態では、こて先202がヒータの中心軸204a回りに回された場合、こて先202はヒータの先端部分204dに対して基端側に引っ張られる。
図18並びに図19(A)〜図19(E)に、例示として制限されることなく示したように、ソルダリングアセンブリは選択的に対ロック部材370を備える。対ロック部材370は対傾斜機構372を含む。対傾斜機構372はロック部材320の傾斜機構348とスライド接触する。前記スライド接触は付勢部材342により維持される。
いくつかの実施形態では、ロック部材320はこて先302に係合したりこて先302から外れたりするように構成された先端部分320dを含む。
いくつかの実施形態では、ロック部材320は対ロック部材370に対して相対的に回されることができる。先端部分320dはロック部材320の傾斜機構348に連結された(coupled)フック機構360を含む。ロック部材320が対ロック部材370の回りに相対的に回った場合、傾斜機構348と対傾斜機構372の間とのスライド接触によって、フック機構360がヒータ304に対して相対的にこて先解放位置(図19(E))からこて先固定位置(図19(A))へ移動する。
いくつかの実施形態では、傾斜機構348と対傾斜機構372のどちらか一方あるいは両方はフック機構360を一時的にこて先解放位置に保持するための戻り止め364を含む。
いくつかの実施形態では、フック機構360の動作はヒータ304に対して相対的に回る動作とヒータ304に対して相対的な軸方向の動作とを含む。
いくつかの実施形態では、ソルダリングアセンブリはこて先302を備える。こて先302はリブ318を含む。フック機構360がこて先解放位置にある場合、フック機構360はリブ318を受け入れ、解放する方向に向く。フック機構360がこて先固定位置にある場合、フック機構360はリブ318と係合し、リブ318を保持する方向に向く。
上記に説明されたどれでも、全ての実施形態では、ヒータは電源につながった1つあるいはそれ以上の発熱体コイルまたは電気発熱体を含み得る。
上述した何れの実施形態においても、全ての実施形態では、付勢部材は板ばね、螺旋ばね、ねじりばね、もしくは圧縮後自己により膨張できるように構成されたその他の装置であり得る。
別の観点からいうと、本発明に係る各実施形態は、ヒータ104、204、304と、ヒータ104、204、304の先端部に着脱されるこて先102、202、302と、こて先102、202、302をヒータ104、204、304にロックするロック部材120、220、320であって、こて先102、202、302をヒータ104、204、304の先端に押し付けるこて先固定位置とこて先102、202、302をヒータ104、204、304から解放するこて先解放位置との間で、当該ヒータ104、204、304の中心軸104a方向に沿ってヒータ104、204、304に対し相対的に移動可能なロック部材120、220、320と、ロック部材120、220、320に設けられる第1のカム要素、並びに第1のカム要素に対し相対的に移動可能に連結される第2のカム要素を含み、第1のカム要素と第2のカム要素とがヒータ104、204、304の中心軸104a、204a、304a回りに相対的に回る力をロック部材120、220、320とヒータ104、204、304とがヒータ104、204、304の中心軸104a、204a、304aに沿って相対的に移動する力に変換してロック部材120、220、320とヒータ104、204、304との間に伝達するリンケージLKと、第1のカム要素と第2のカム要素とが中心軸104a、204a、304aに沿って連結される方向にリンケージLKを付勢する付勢部材142、242、342とを備えている。
このため上述した各実施形態では、リンケージLKに対し、第1カム要素と第2カム要素とを相対的にヒータ104、204、304の中心軸104a、204a、304a回りに作用する力が加えられることにより、リンケージLKは、この力を第1カム要素と第2カム要素とを相対的にヒータ104、204、304の中心軸104a、204a、304aに沿う方向に移動させる力に変換して、ロック部材120、220、320とヒータ104、204、304との間に伝達する。このため、ロック部材120、220、320とヒータ104、204、304とが中心軸104a、204a、304aに沿って相対的に近接または離反する方向に力が作用する。よって、こて先102、202、302をヒータ104、204、304の先端に押し付けるこて先固定位置とこて先102、202、302をヒータ104、204、304から解放するこて先解放位置との間でロック部材120、220、320をヒータ104、204、304に対し、相対的に作動させることができる。そのため、特別な工具を用いることなく、こて先102、202、302の交換を図ることが可能となる。しかも、付勢部材142、242、342は、第1のカム要素と第2のカム要素とが中心軸104a、204a、304aに沿って連結される方向にリンケージLKを付勢しているので、付勢部材142、242、342の付勢力を利用してこて先102、202、302のロック状態を維持することが可能となる。従って、専らねじ等の締め付け力摩擦力のみでこて先102、202、302をロックする場合に比べ、振動等に対する耐性が高まる他、ロック状態を長期間にわたり安定的に確保することができ、耐久性並びに長期的な信頼性の維持を図ることができる。
第1のカム要素は、例えば、各ロック部材120、220、320に形成された傾斜機構148、248、348で具体化される。一方、第1実施形態の変形例(図4)に示したように、例えば、ロック部材120Rのピン116Rであってもよい。
同様に、第2のカム要素は、ロック部材120、220、320と相対的に移動する部材であればよく、ヒータ104、204、304に固定される部材に設けられていてもよく、こて先102、202、302に設けられていてもよい。また、こて先102、202、302を保持するこて先ホルダ106を設け、こて先ホルダ106に第2のカム要素を設けていてもよい。第1実施形態では、こて先ホルダ106のピン116が、第2実施形態では、こて先202のリブ218が、それぞれ第2のカム要素の一例である。一方、第3実施形態では、カバー340と一体化された対ロック部材370の対傾斜機構372が第2のカム要素の一例である。
また、ピン、リブは、相互に互換可能であり、本発明の突起部材は、これらの例示に限定されない。
また、凹部は、貫通した孔であってもよく、有底の溝であってもよい。
さらに、図21(A)に示すように、いくつかの実施形態では、こて先解放位置からこて先固定位置にロック部材を相対的に回動させるにつれて、付勢部材の反力が高くなるように設定されていた。しかしながら、本発明は、図21(B)に示すように、こて先固定位置からこて先解放位置にロック部材を相対的に回動させるにつれて、付勢部材の反力が高くなるように設定してもよい。また、その場合には、こて先解放位置の近傍に戻り止めを設ければよい。
発明の複数の具体的な形態を図示し説明してきたが、本発明の範囲から逸脱することなく様々な変更が可能であることは明白であろう。また、開示された実施形態の具体的な機構や側面の様々なコンビネーションまたはサブコンビネーションは相互に組み合わせたり、あるいは相互に代替したりして、本発明の変形例を構成できるとも想定される。このように、本発明が添付の特許請求の範囲を除き、限定されるべきものと意図するものではない。
100、200、300 ソルダリングアセンブリ
102、202、302、302R こて先
104、204、304 ヒータ
104a、204a、304a 中心軸
106、106R こて先ホルダ
116 ピン(第2のカム要素の一例)
116R ピン(第1のカム要素の一例)
120、120R、220、320 ロック部材
140、240、340 カバー
141 ハウジング
142、242、342 付勢部材
148、248、348 傾斜機構(第1のカム要素の一例)
148R 傾斜機構(第2のカム要素の一例)
150、250、350 カム面
152、252、352 開口部
156、256、364 戻り止め
241 ハウジング(ハンドルの一部)
360、360R フック機構
370 対ロック部材
372 対傾斜機構
374 対カム面
F 付勢力
LK リンケージ

Claims (16)

  1. ヒータと、
    前記ヒータの先端部に着脱されるこて先と、
    前記こて先を前記ヒータにロックするロック部材であって、前記こて先を前記ヒータの先端に押し付けるこて先固定位置と前記こて先を前記ヒータから解放するこて先解放位置との間で、当該ヒータの中心軸方向に沿って前記ヒータに対し相対的に移動可能な前記ロック部材と、
    前記ロック部材に設けられ、前記ヒータ及びこて先に対して相対的に軸方向に移動可能な第1のカム要素、並びに前記第1のカム要素に対し相対的に移動可能に連結される第2のカム要素を含み、前記第1のカム要素と前記第2のカム要素とが前記ヒータの中心軸回りに相対的に回る力を前記ロック部材と前記ヒータとが前記ヒータの中心軸に沿って相対的に移動する力に変換して前記ロック部材と前記ヒータとの間に伝達するリンケージと、
    前記第1のカム要素と前記第2のカム要素とが前記中心軸に沿って連結される方向に前記リンケージを付勢する付勢部材と
    前記ヒータと一体的に設けられて前記付勢部材を収容するカバーと
    を備え
    前記付勢部材は、前記カバーと前記ロック部材との間に介装され、前記ロック部材が前記こて先固定位置にあるときに、前記ロック部材が前記こて先を前記ヒータに押し付ける方向に付勢するように、前記ロック部材を介して前記第1のカム要素を付勢する弾性部材である
    ことを特徴とするソルダリングアセンブリ。
  2. 請求項1に記載のソルダリングアセンブリにおいて、
    前記第1のカム要素は、前記ロック部材に複数個配設されており、
    前記第2のカム要素は、前記第1のカム要素に対応して複数個設けられている
    ことを特徴とするソルダリングアセンブリ。
  3. 請求項1または2に記載のソルダリングアセンブリにおいて、
    前記第1のカム要素と前記第2のカム要素の何れか一方は、前記リンケージに作用する前記付勢部材からの付勢力を、前記ロック部材が前記ヒータに対して相対的に前記こて先解放位置に移動する力に変換するように傾斜するカム面を規定する傾斜機構である
    ことを特徴とするソルダリングアセンブリ。
  4. 請求項3に記載のソルダリングアセンブリにおいて、
    前記ロック部材は、前記ヒータの外周を覆うスリーブを含み、
    前記傾斜機構のカム面は、前記スリーブの内面に形成された凹部のエッジで形成されている
    ことを特徴とするソルダリングアセンブリ。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載のソルダリングアセンブリにおいて、
    前記付勢部材を収容するカバーを前記ヒータと一体的に備えている
    ことを特徴とするソルダリングアセンブリ。
  6. 請求項5に記載のソルダリングアセンブリにおいて、
    前記カバーは、ハンドルの一部を構成する
    ことを特徴とするソルダリングアセンブリ。
  7. 請求項1から6の何れか1項に記載のソルダリングアセンブリにおいて、
    前記リンケージは、前記ロック部材が前記こて先解放位置から前記こて先固定位置に移動するにつれて前記付勢部材の反力が強くなるように第1のカム要素と第2のカム要素とが設定されている
    ことを特徴とするソルダリングアセンブリ。
  8. 請求項7に記載のソルダリングアセンブリにおいて、
    前記リンケージは、前記ロック部材が前記こて先固定位置にある場合に、前記付勢部材
    の付勢力に抗して前記第1のカム要素と前記第2のカム要素とを係脱可能に仮保持する戻り止めを含むことを特徴とするソルダリングアセンブリ。
  9. 請求項1から6の何れか1項に記載のソルダリングアセンブリにおいて、
    前記リンケージは、前記ロック部材が前記こて先固定位置から前記こて先解放位置に移動するにつれて前記付勢部材の反力が強くなるように第1のカム要素と第2のカム要素とが設定されている
    ことを特徴とするソルダリングアセンブリ。
  10. 請求項9に記載のソルダリングアセンブリにおいて、
    前記リンケージは、前記ロック部材が前記こて先解放位置にある場合に、前記付勢部材の付勢力に抗して前記第1のカム要素と前記第2のカム要素とを係脱可能に仮保持する戻り止めを含むことを特徴とするソルダリングアセンブリ。
  11. 請求項1から10の何れか1項に記載のソルダリングアセンブリにおいて、
    前記こて先を保持するこて先ホルダをさらに備えている
    ことを特徴とするソルダリングアセンブリ。
  12. 請求項8または10に記載のソルダリングアセンブリにおいて、
    前記こて先を保持するこて先ホルダをさらに備え、
    前記第2のカム要素は、前記こて先ホルダの外周に一体形成された突起部材であり、
    前記第1のカム要素は、一端側に前記突起部材を挿抜させる開口部を有し、他端側に前記戻り止めを有する凹部で構成されている
    ことを特徴とするソルダリングアセンブリ。
  13. 請求項8または10に記載のソルダリングアセンブリにおいて、
    前記第2のカム要素は、前記こて先の外周に一体形成された突起部材であり、
    前記第1のカム要素は、一端側に前記突出部材を挿抜させる開口部を有し、他端側に前記戻り止めを有する凹部で構成されている
    ことを特徴とするソルダリングアセンブリ。
  14. 請求項1から10の何れか1項に記載のソルダリングアセンブリにおいて、
    前記ヒータと一体的に設けられ、前記ロック部材に対向する対ロック部材をさらに備え、
    前記ロック部材は、前記対ロック部材に対し、当該中心軸回りに相対的に回動可能に取り付けられており、
    前記第2のカム要素は、前記対ロック部材に形成されて、前記第1のカム要素と係合するように傾斜したカム面を規定する対傾斜機構である
    ことを特徴とするソルダリングアセンブリ。
  15. 請求項14に記載のソルダリングアセンブリにおいて、
    前記こて先は、基端側外周部に突起部材を有し、
    前記ロック部材は、前記突起部材を挿抜させる開口部と、この開口部に対して周方向に連続する凹部とにより区画され、前記開口部から導入された前記突起部材と係合するフック部を含む
    ことを特徴とするソルダリングアセンブリ。
  16. 請求項1から15の何れか1項に記載のソルダリングアセンブリにおいて、
    前記ロック部材に設けられ、前記付勢部材の反ヒータ先端部側を受けるアームまたはフランジと、前記カバーに設けられ、前記付勢部材のヒータ先端部側を受ける端壁とをさらに備え、前記付勢部材は、前記アームまたはフランジと前記カバーの端壁との間に介装されているソルダリングアセンブリ。
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