JP3517473B2 - こて先への熱電対センサの取付構造 - Google Patents

こて先への熱電対センサの取付構造

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JP3517473B2 JP05191095A JP5191095A JP3517473B2 JP 3517473 B2 JP3517473 B2 JP 3517473B2 JP 05191095 A JP05191095 A JP 05191095A JP 5191095 A JP5191095 A JP 5191095A JP 3517473 B2 JP3517473 B2 JP 3517473B2
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    • H05B1/00Details of electric heating devices
    • H05B1/02Automatic switching arrangements specially adapted to apparatus ; Control of heating devices
    • H05B1/0202Switches
    • H05B1/0213Switches using bimetallic elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K3/00Tools, devices, or special appurtenances for soldering, e.g. brazing, or unsoldering, not specially adapted for particular methods
    • B23K3/02Soldering irons; Bits
    • B23K3/03Soldering irons; Bits electrically heated
    • B23K3/033Soldering irons; Bits electrically heated comprising means for controlling or selecting the temperature or power

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、こて先の温度を所望の
温度に制御する温度制御装置を付属させた電気半田ごて
に於いて、こて先の温度を検出して、これを温度制御装
置に供給するための熱電対センサをこて先に取付ける、
こて先への熱電対センサの取付構造に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】電気配線の半田付けを適切に行うには、
特に、電気半田ごてのこて先の温度を適切に設定する必
要がある。そこで、従来からこて先の温度を調節可能に
構成した温度制御装置の付属させられた電気半田ごてが
提供されている。 【0003】このような従来の電気半田ごて1は、例え
ば、図7に示すような構成で、グリップ2の先端に放熱
ナット3を介して放熱板4が固定してあり、こて先5
は、その尖頭部を突出させた状態で筒状基部側を覆うヒ
ータカバー6及び該ヒータカバー6の後端を保持しつつ
前記放熱板4の先端突部に螺合するカバーナット7を介
して前記放熱板4に取り付けてあるものである。前記放
熱板4の先端突部の外周には、云うまでもなく、前記カ
バーナット7が螺合し得る雄ネジが形成されている。 【0004】こて先5は、先細りの尖頭部とその後端か
ら延びる筒状基部とで構成されているものであり、上記
筒状基部には、後端から尖頭部との境界部付近まで、中
空部が形成されている。また上記中空部内には、図6に
示したようなヒータ8が挿入されている。上記ヒータ8
の絶縁支持体9には、その前端から後端に通じる一対の
案内孔が形成してあり、該絶縁支持体9の先端に熱電対
センサ10の感熱部である接点部11を封じたセラミッ
クエレメント12が配されるとともに、該熱電対センサ
の一対のセンサ素線は各々前記案内孔に挿入貫通させら
れ、その末端が温度制御装置から延長された信号線の末
端に接続されたこて先温度信号受給端であるソケットに
挿入結合させられている。 【0005】したがって、従来の電気半田ごて1は、云
うまでもなく、前記ヒータ8に通電してこれを発熱させ
ることにより、こて先5を加熱して半田付けを行ない得
るようにするものである。このとき、熱電対センサ10
の感熱部である接点部11はヒータ8の先端部にセラミ
ックエレメント12に封じられて固定されているので、
結局、ヒータ8の温度を検出し、これをこて先5の温度
に換算して、所望こて先温度(設定温度)と比較して、
それより低ければ高くなるように、その逆であれば、低
くなるようにヒータ8への通電量を調整することによ
り、こて先5の温度を制御している。 【0006】したがってこのような従来の電気半田ごて
1にあっては、こて先5の温度を直接検出するのではな
く、加熱手段であるヒータ8の温度を検出し、温度制御
装置に於いて、このヒータ8の温度からこて先5の温度
を推定し、その推定値に基づいて、ヒータ8への通電量
を調整することにより、こて先5の温度を制御していた
ため正確さを欠くという問題があった。 【0007】即ち、従来の電気半田ごて1では、半田付
けの実作業に使用する前のアイドリング時に於いては、
そのこて先5の温度とヒータ8の温度とは、近似する一
定の関係を保持するので、比較的正確なこて先温度の調
整が可能であるが、半田付けの実作業時に入ると、こて
先5は半田や半田付け対象の部品により冷却され、その
ようにして低下したこて先温度がヒータ温度に反映する
までには時間のずれが生じる。それ故、このような半田
付けの実作業時には、こて先温度はヒータ8の温度から
所定の計算式に基づいて換算した温度と一致しなくな
り、正確なこて先温度の制御は不可能となる。 【0008】より具体的に述べると、半田や半田付け対
象部品によるこて先温度の低下は容易にヒータ温度に反
映せず、こて先5の温度が相当低下し、かつ半田付け作
業の観点から見て比較的長い時間の経過後にやっとヒー
タ温度の低下が生じて、これが検出され、温度低下を回
復すべく制御系が動作することとなる。したがってこて
先温度の低下の際に、正確なこて先温度をリアルタイム
で正確に検出することができず、こて先温度を回復させ
るべく動作する制御系の動作の応答性の不良を招き、良
好な半田付けが行い難くなっている、という問題があ
る。 【0009】特に、近時のように高性能化、高集積化し
てきた電気部品の半田付けをそれらを傷めることなく適
切に行うためには、電気半田ごてのこて先温度を精度良
く調整する必要がある。そこで、本件出願人は、以上の
問題を解決し、こて先温度を正確に、かつ応答性良く制
御することのできる電気半田ごてを提案した(特願平5
−203001号、以下先行出願という)。 【0010】上記先行出願の電気半田ごては次のような
構成のものである。即ち、こて先をヒータにより加熱す
る電気半田ごてであって、検出されたこて先温度に基づ
いて制御手段により前記ヒータへの通電量を調節するこ
とで、こて先温度を所望温度に制御する電気半田ごてに
於いて、前記こて先の先端部付近に該こて先の温度を検
出する温度センサを取り付けた電気半田ごてである。 【0011】以上の先行出願の電気半田ごてに於ては、
例えば、前記温度センサとして前記熱電対センサを用い
て構成することができ、このような場合には、熱電対セ
ンサを構成する一対のセンサ素線に絶縁被覆をすること
を当然のこととし、そうした上で、前記先端部と筒状基
部との境界付近に溝を構成し、この溝を通じて、こて先
の先端部に固定した接点部から一対のセンサ素線を筒状
基部の外周とヒーターカバーとの間に引込み、更にそれ
らの後端から引き出すように延長し、その末端にプラグ
を結合したものを提案した。 【0012】したがってこの電気半田ごてでは、半田付
けを行なう際に、熱電対センサにより検出されたこて先
温度に基づいて制御手段により前記ヒータへの通電量が
調節され、こて先温度は、使用者が設定した設定温度に
制御されることとなる訳である。このとき、前記熱電対
センサはその感熱部がこて先の先端部付近に配してあ
り、こて先の先端部の温度が、熱電対センサの感熱部と
の間に介在するものがなく、直接に検出されることとな
るので、実際のこて先温度が正確に検出される。そして
そのような正確な検出結果に基づいて制御が行なわれる
ため、ヒータへの通電量が適切に調節され、アイドリン
グ時は勿論、半田付けの実作業中に於いても、こて先温
度、特にその先端部の温度を応答性良く、かつ正確に調
整することができる。しかしてこの先行出願の電気半田
ごてに於ては、前記従来の電気半田ごてに於ける前記問
題を以上のようにして解決することができたものであ
る。 【0013】ところで、前記したように、以上の先行出
願の電気半田ごてでは、こて先の先端部に接点部を固定
した熱電対センサのセンサ素線は、当然に、絶縁被覆を
したものが用いられた訳であるが、それは、センサ素線
の途中が相互に接触することにより短絡すれば、その点
にも接点が生じたことになり、その接点の温度情報も加
わって混乱が生じ、正確な温度検出ができなくなると考
えたためである。またこて先の他の部分、あるいはヒー
ターカバーその他に接触して短絡が生じる場合も、複数
の接点が生じたことになり、同様に、正確な温度検出が
できなくなると考えたためである。 【0014】しかしながら、以上の先行出願の電気半田
ごてでは、以上のように熱電対センサのセンサ素線に絶
縁被覆を施したものを用いることとなったため、他の種
々の問題を生じることとなった。即ち、絶縁被覆の焼損
等による破損を避けるため、センサ素線を、温度の比較
的低い部位であるこて先の筒状基部とヒーターカバーと
の間を通じて後方に延長することとなり、そのような狭
い部位を通過させるためにセンサ素線それ自体の径を細
いものにしなければならなかったこと。またそのため外
力により容易に断線する虞があり、こて先の先端部でセ
ンサ素線が露出する部位では何らかの保護手段を施す必
要が生じたこと。またセンサ素線それ自体を径の小さな
ものとせざるを得なかったため、その末端を、そのま
ま、制御手段から延長された信号線の末端のこて先温度
信号受給端であるソケットに挿入することが不可とな
り、該ソケットに挿入接続するためのプラグを結合して
おく必要があること、等である。 【0015】それ故、前記先行出願に於いて、温度セン
サとして熱電対センサを用いた場合には、品質は良好で
あるが、構成がやや複雑化し、加工及び組立て工数も多
くなってやや高コストになると云う問題も併せて生じる
こととなった。 【0016】 【発明が解決しようとする課題】本発明に於ては、前記
従来の電気半田ごてに於ける問題、即ち、正確なこて先
温度をリアルタイムで正確に検出することができず、こ
て先温度を回復させるべく動作する制御系の動作の応答
性の不良を招き、良好な半田付けが行い難くなる、とい
う問題を解決するとともに、前記先行出願の電気半田ご
てに於ける問題、即ち、センサ素線の絶縁被覆の焼損等
を避けるために複雑な通過部位を構成する必要が生じる
こと、センサ素線の径が小さいことによる断線の問題、
しかして露出する部位での保護手段を施す必要が生じる
こと、更に径の小さなことにより、末端にプラグを結合
しておく必要があること等、及び、これらによって生じ
る構成の複雑化や、加工及び組立工数の増大の問題等
を、併せて解消する電気半田ごてを提供することを解決
の課題とするものである。更に、詳しくは、それらを解
決した電気半田ごてを構成するためのこて先への熱電対
センサの取付構造を提供することを解決の課題とするも
のである。 【0017】 【課題を解決するための手段】本発明の構成の要旨とす
るところは、こて先の温度を検出して、検出温度信号
を、こて先加熱用のヒータへの通電量を制御する温度制
御手段に供給する熱電対センサのこて先への取付構造に
於いて、前記熱電対センサを無被覆の一対のセンサ素線
で構成し、その感熱部を前記こて先の尖頭部に固定し、
かつ感熱部から延長する前記一対のセンサ素線を該尖
頭部の後端側に向かって這わせ、かつ該尖頭部と筒状基
部との境界付近に開口した引込孔を通じて該筒状基部の
中空部に引き込み、更に該一対のセンサ素線を、該中空
部に挿入されるヒータの絶縁支持体に形成した一対の案
内孔にそれぞれ挿入貫通させるとともに、該一対のセン
サ素線のそれぞれの末端を、該案内孔の末端側に配した
ソケットであって、前記温度制御手段のこて先温度信号
受給端であるソケットに挿入結合し得るように構成した
こて先への熱電対センサの取付構造であり、これによっ
て前記課題を解決することができる。 【0018】以上のこて先への熱電対センサの取付構造
に於いて、感熱部から延長する無被覆の一対のセンサ素
、これら相互を強く接触させる外力又はこれらとこ
て先を含む何らかの導体部材とを強く接触させる外力が
加わらない状態で、前記尖頭部の後端から延長している
筒状基部の中空部に引き込まれ、かつ該筒状基部の後部
まで引き込んである温度制御手段のこて先温度信号受給
端に接続されうる構成となっている。 【0019】 【0020】また以上の構成に於いて、前記温度制御手
段、ヒータ及びその他の部材は、特別のものである必要
はなく、既存のこの種の電気半田ごてのそれを採用する
ことができる。もっともヒータは、その円柱状の絶縁支
持体に先端から後端に貫通する一対の案内孔を形成して
おく必要はある。前記熱電対センサは、前記のように、
無被覆の一対のセンサ素線で構成したものを用いるが、
可能な限り大径のセンサ素線を用いるのが適当である。
より具体的には、線径が0.32mm以上であることが必
要であり、好ましくは0.45mm以上である。 【0021】 【作用】本発明は、以上のように構成したので、これを
適用した電気半田ごては、次のように使用され、以下の
ように作用する。本発明を適用した電気半田ごては、云
うまでもなく、そのヒータに通電してこれを発熱させる
ことにより、こて先を加熱し、半田付けを行なうことが
できる。このとき、熱電対センサで検出されたこて先尖
頭部の温度に基づいて温度制御手段により前記ヒータへ
の通電量が調節され、こて先の尖頭部の温度は、使用者
が設定した設定温度に制御されることとなる。 【0022】本発明を適用した電気半田ごてに於いて
は、以上のように、熱電対センサの感熱部がこて先の尖
頭部に直接固定してあるので、該こて先尖頭部の温度
は、前記感熱部との間に介在するなにものもなく直接に
検出されるので、実際のこて先尖頭部の温度が正確に検
出されることとなる。そしてその検出結果に基づいて、
前記したように、ヒータ温度が適切に調節され、アイド
リング時は勿論、半田付けの実作業中に於いても、こて
先尖頭部の温度を応答性良く、かつ正確に調整すること
ができる。 【0023】ところで本発明を適用した電気半田ごてに
於ては、熱電対センサのセンサ素線に無被覆のそれを用
いているが、それにもかかわらず、こて先尖頭部の温度
の検出に異常を生じることはなく、こて先尖頭部の温度
を応答性良く、かつ正確に調整することができるもので
ある。即ち、本発明を適用した電気半田ごてに於ては、
こて先尖頭部に感熱部を固定し、かつ該感熱部から無被
覆の一対のセンサ素線をそのまま該尖頭部の後端側に向
かって這わせ、更にこれを該尖頭部と筒状基部との境界
付近に開口した引込孔を通じて該筒状基部の中空部に引
き込み、該一対のセンサ素線を、上記中空部に挿入され
るヒータの絶縁支持体に形成した一対の案内孔にそれぞ
れ挿入貫通させるとともに、該一対のセンサ素線のそれ
ぞれの末端を、該案内孔の末端付近に配したソケットで
あって、前記温度制御手段のこて先温度信号受給端であ
るソケットに挿入結合し得るように構成したものである
ため、熱電対センサのセンサ素線に無被覆のそれを用い
ているにもかかわらず、こて先尖頭部の温度の検出に異
常が生じることはなく、こて先尖頭部の温度を応答性良
く、かつ正確に調整することができる。これは、こて先
尖頭部に固定した感熱部から延長する無被覆の一対のセ
ンサ素線は、これら相互を強く接触させる外力又はこれ
らとこて先を含む何らかの導体部材とを強く接触させる
外力がいずれも加わらない状態で、前記引込孔を通じて
筒状基部の中空部に導入され、かつ該筒状基部の後方ま
で絶縁材であるヒータの絶縁支持体に形成した案内孔を
通じて案内されるとともに、温度制御手段からの信号線
の末端のソケットに接続されるため、異常温度検出の原
因となるような、一対のセンサ素線の線間の短絡が生じ
ることがないからである。 【0024】一対のセンサ素線自体の途中での接触にと
もない、外観上、線間の短絡が生じたように見えたり、
途中に接触するこて先のいずれかの部位等を介して、外
観上、線間の短絡が生じたように見えることはあるが、
以上のような接触が弱い力で行なわれたに過ぎない場合
は、実際上、異常温度検出は生じない。このことは数多
くの実験によって知り得たものである。 【0025】その理由としては、一対のセンサ素線が軽
く触れ合う程度の場合は、仕上げの絶縁用コーティング
剤が有効に働かないような最悪の場合でも、線間の接触
抵抗が500〜1kΩ程度以上はあることに加え、加熱
されることでセンサ素線の表面に酸化被膜が生じ、これ
により線間の電気抵抗が一層大きくなるからであると推
定される。また、以上のようにしてセンサ素線の表面に
生じた酸化被膜による絶縁は、熱電対センサに通常生じ
る10mV程度の熱起電圧のパワーでは、容易に、破壊
されることはなく、それ故、線間の短絡が生じることも
ない、とも考えられるからである。 【0026】 【0027】 【0028】 【0029】このように、本発明に於ては、熱電対セン
サは無被覆のセンサ素線で構成するものであり、かつ、
こて先の筒状基部とヒーターカバーの間のような狭い空
間を通すものでないため、可能な限りセンサ素線を大径
なものとすることができる。そのため、容易に断線する
と云う先行出願のそれの問題点を解決することができ、
そのため、断線からセンサ素線を保護する保護手段も不
要となったものである。また熱電対センサのセンサ素線
径を大きくすることで、それ自体の「こし」が強くなる
ため、その末端にプラグを取付けず、それ自体を、前記
温度制御手段のこて先温度信号受給端であるソケットに
直接挿入して接続することが可能になるものである。し
たがって組立て工数が少なくなるとともに、プラグが不
要になるため、コストダウンに繋がるものである。 【0030】 【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明に於いて特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。 【0031】図1〜図3は、本発明を適用した電気半田
ごての一実施例を示す図であり、図1は、その電気半田
ごてのグリップ部より先端側の部分の一部切欠断面図、
図2は、その電気半田ごての先端側の部分の側面図、図
3は、その電気半田ごての分解斜視図である。 【0032】図1〜図3に於いて、この電気半田ごて
は、云うまでもなく、その先端部に、こて先21が設け
てある。該こて先21は、その先端部がほぼ先細りの尖
頭部21aであり、その基部が円筒形の筒状基部21b
になっている。筒状基部21bの後端には外周を削除し
て小径にした結合筒部21cが形成してあり、ほぼ円筒
形のチップホルダ22の先端開口部に該結合筒部21c
を着脱自在に挿入し、かつ該チップホルダ22の周側か
らチップ止めネジ23をねじ込んでその先端を前記結合
筒部21cの外周に強圧させることで着脱自在に固定し
ている。 【0033】また上記こて先21の尖頭部21aには無
被覆の熱電対センサ24の感熱部である接点部24aが
固設してある。該接点部24aから延長する無被覆のセ
ンサ素線24b、24bは、尖頭部21aの外表面を相
互に僅かに離間した状態で筒状基部21b側に向かって
這わせられ、かつ尖頭部21aと筒状基部21bとの境
界に開口した引込孔21dを通じて筒状基部21bの内
部の中空部21e中に引き込まれ、更に、中空部21e
に挿入状態になっているヒータ25の中央部付近に長さ
方向に沿って形成した案内孔25a、25aに挿入貫通
させられている。上記ヒータ25の後端から突き出た前
記センサ素線24b、24bの末端はソケット26に挿
入結合状態になっている。上記ソケット26は温度制御
装置27の信号処理部28に信号線を通じて接続してい
る。 【0034】他方、グリップ部29の先端開口部にはカ
ップコネクタ30が装入してあり、該カップコネクタ3
0の後部中央には、前記ソケット26を、該ソケット2
6の外周側の所定の位置には電源用コンタクトピン3
1、31を、更にその外側の所定の位置にはアース用コ
ンタクトピン32を、それぞれ固設してある。上記電源
用コンタクトピン31、31には、その先端側から、前
記ヒータ25の電極部が挿入され、これを電気的に接続
し、かつ機械的に支持している。また前記カップコネク
タ30には、前記アース用コンタクトピン32に対応す
る位置にアーススプリング33の受け溝をリング状に形
成してあり、ここで上記アーススプリング33の一端側
を受けるとともに、その端部を前記アースコンタクトピ
ン32に挿入して電気的に接続してある。 【0035】前記電源用コンタクトピン31、31の後
端は電源線を通じて前記温度制御装置27の電源部34
に接続しており、かつ前記アース用コンタクトピン32
は、アース線を通じて前記温度制御装置27のアースに
接続している。 【0036】また前記グリップ29の先端部には雄ネジ
部29aが突出させてあり、この雄ネジ部29aには放
熱ナット35を着脱自在に螺合し、かつ該放熱ナット3
5の先端部には前記チップホルダ22を、その後端鍔部
及びこれを放熱ナット35にネジ止めするネジ36、3
6…を介して固設する。なおこうしてチップホルダ22
の後端鍔部で前記アーススプリング33の前端側を抑え
ることとなるため、このアーススプリング33を介して
前記カップコネクタ30を後方に押し付け、グリップ部
29の内部前端に固定することとなるものである。 【0037】ところで前記ヒータ25は、円柱状のセラ
ミック材である絶縁支持体で支持され、その前半部分の
外周に近接する部位にのみ発熱部を有する構造になって
おり、該発熱部は、云うまでもなく、前記絶縁支持体の
後端に設けた二つの電極に電気的に接続している。上記
ヒータ25の円柱状の絶縁支持体の中心付近には、前記
したように、一対の案内孔25a、25aがその長さ方
向に沿って開口貫通させてあり、前記熱電対センサ24
の無被覆のセンサ素線24b、24bを先端部から後端
部に挿入貫通させてある。上記案内孔25a、25aの
後端の後方には前記ソケット26がカップコネクタ30
で位置決めされつつ固定されており、上記案内孔25
a、25aを貫通したセンサ素線24b、24bの末端
が各々該ソケット26の接続孔に導かれるようになって
いる。 【0038】なお以上の熱電対センサ24は無被覆であ
り、かつそのためセンサ素線24b、24bの径を必要
なだけ大きくすることが可能であり、この例では線径
0.5mmの線材を用いている。そのため、充分腰が強い
ので、末端にプラグを接続しなくても、ソケット26に
問題なく挿入結合することができるものである。 【0039】ところで、前記温度制御装置27は、熱電
対センサ24の検出したこて先21の温度を使用者の設
定した設定温度と比較して、前記ヒータ25への通電量
を調節することで、こて先24の温度を設定温度に制御
する一般的な装置である。 【0040】なお図中37は、前記信号線、電源線及び
アース線を纏めて構成したケーブルで、38は雌のコネ
クタである。39は温度制御装置27側の雄のコネクタ
であり、40はケーブルである。 【0041】この実施例では以上のように構成したの
で、次のように使用され、作用する。この実施例の電気
半田ごては、通常のこの種の電気半田ごてと同様に、温
度制御装置27の電源部から電源線を介して前記ヒータ
25に通電して発熱させ、その熱でこて先21を加熱し
て、半田付け作業を行うものである。 【0042】この電気半田ごてに於ては、こて先21の
尖頭部21aに熱電対センサ24の接点部24aが固設
してあり、感熱部であるこの接点部24aによりこて先
21の尖頭部21aの温度が検出され、電気信号として
得られる検出温度情報がそのセンサ素線24b、24b
及びこれに接続する信号線を通じて温度制御装置27の
信号処理部28に伝達されることとなる。温度制御装置
27に於ては、信号処理部28での処理結果に基づいて
電源部34で通電量が決定され、これが電源線を通じて
前記ヒータ25に供給され、適切な加熱作用が行なわ
れ、こて先21の尖頭部21aを設定温度にすべく制御
する。なお前記信号処理部28で行なう信号処理は、実
時間で受け取るこて先21の尖頭部21aの検出温度情
報及び予め使用者が設定した設定温度に基づいて行なわ
れることは云うまでもない。 【0043】この電気半田ごてを使用して半田付けの実
作業が行われると、そのこて先21、特に、こて先21
の尖頭部21aが半田や半田付け対象の電気部品等によ
り冷却されるが、この実施例では、前記のように、こて
先21の尖頭部21aに熱電対センサ24の感熱部であ
る接点部24aが取り付けられており、こて先21の尖
頭部21aの温度が直接検出されるようになっている。 【0044】したがってこて先21の尖頭部21aの温
度を時間的遅れを生じることなく検出して、温度制御装
置27の信号処理部28に伝達し、設定温度と比較する
等の信号処理を行ない、その結果に基づいて電源部34
でヒータ25への通電量を決定することができる。そし
てこれにより、直ちにこて先21の尖頭部21aの温度
を調整することができる。その結果、こて先21の尖頭
部21aの温度をリアルタイムで、かつ正確に調整する
ことができ、精密電気部品の半田付けに於いて要求され
る緻密な半田付け温度の調整を正確に行うことができ
る。 【0045】ところでこの実施例の電気半田ごてに於て
は、熱電対センサ24のセンサ素線24b、24bに無
被覆のそれを用いているが、それにもかかわらず、こて
先21の尖頭部21aの温度の検出に異常を生じること
はなく、以上に述べたように、こて先21の尖頭部21
aの温度を応答性良く、かつ正確に調整することができ
るものである。 【0046】即ち、それは、センサ素線24b、24b
が無被覆であるにもかかわらず、それらの間には、異常
温度検出の原因となるような線間の短絡が生じることが
ないからである。センサ素線24b、24bは、場合に
より、それら相互に途中での接触が生じることにともな
い、外観上、線間の短絡が生じたように見えたり、途中
に接触するこて先21のいずれかの部位等を介して、外
観上、線間の短絡が生じたように見えることはあるが、
以上のような接触は、通常、単なる軽い接触で特別に強
い力で行なわれることはないために、異常温度検出が生
じる程の短絡には至らないものである。 【0047】その理由としては、前記したように、セン
サ素線24b、24b相互が軽く触れ合う程度の場合
は、仕上げの絶縁用コーティング剤が有効でないような
最悪の場合でも、線間の接触抵抗が500〜1kΩ程度
以上はあり、更に加熱されることでセンサ素線24b、
24bの表面に生じる酸化被膜により線間の電気抵抗が
一層大きくなるからであると推定される。また、これも
前記したように、以上のようにしてセンサ素線24b、
24bの表面に生じた酸化被膜による絶縁は、熱電対セ
ンサ24に通常生じる10mV程度の熱起電圧のパワー
では、容易に、破壊されることもないためでもある、と
も考えられる。 【0048】しかしてこの実施例の電気半田ごてに於て
は、こて先21の尖頭部21aに熱電対センサ24の感
熱部である接点部24aを固定し、この接点部24aか
ら無被覆の一対のセンサ素線24b、24bを、相互に
僅かに離間させた状態で尖頭部21aの表面を這わせつ
つ延長し、該尖頭部21aと筒状基部21bとの境界付
近に開口した前記引込孔21dを通じて筒状基部21b
の中空部21e中に引き込み、更に各々前記ヒータ25
の案内孔25a、25aを貫通させ、該案内孔25a、
25aの後端から突き出た各末端を、前記ソケット26
の接続孔に挿入結合している。 【0049】それ故、通常、センサ素線24b、24b
が相互に強く接触することはなく、かつセンサ素線24
b、24bの途中が強くこて先21のいずれかの部位に
接触することもない。したがって、前記のように、セン
サ素線24b、24bは、相互の途中で線間の短絡が生
じることは、通常はあり得ず、熱電対センサ24は正常
な温度検出を継続することができる。 【0050】図4は、この実施例の電気半田ごてで1/
4Wのカーボン抵抗をガラスエポキシ樹脂基板に半田付
けする作業を行なった場合のこて先尖頭部の温度変化を
示した温度変化曲線図である。なおこの電気半田ごてで
採用したヒータ25の容量は40Wであり、この場合の
制御目標である設定温度は320℃である。またこの半
田付け作業は人が手作業で行なった。 【0051】図5は比較対象として示したもので、前記
先行出願の発明を適用して構成した電気半田ごてで1/
4Wのカーボン抵抗をガラスエポキシ樹脂基板に半田付
けする作業を行なった場合のこて先尖頭部の温度変化を
示した温度変化曲線図である。なおこの電気半田ごてで
採用したヒータの容量も、当然40Wであり、この場合
の制御目標である設定温度も320℃である。またこの
半田付け作業は人が手作業で行なった。この電気半田ご
てに於けるこて先は、引込孔がない等、以上の実施例の
それと全く同一にはし難いが、殆ど同一形状及びサイズ
のものを用いた。 【0052】以上の図4及び図5に於いて、60秒と7
5秒との間、及び90秒と105秒との間で、それぞれ
一瞬急激に温度が低下したのが読み取れるが、これは水
を含ませたスポンジでこて先のクリーニングを行なった
結果である。しかして両者の間に殆ど差のないことが読
み取れ、熱電対センサ24として、無被覆のセンサ素線
24b、24bからなるものを用いても、通常、温度検
出異常が生じていないことが分かる。 【0053】なおこの実施例の電気半田ごてに於いて、
例えば、マイナスドライバの先端で、こて先21の尖頭
部21aの後部付近を這っている熱電対センサ24のセ
ンサ素線24b、24bを同時に強圧したりすると、急
激に100℃程度検出温度が低下するのが見られる。マ
イナスドライバで強圧した部位にセンサ素線24b、2
4bの短絡が生じこの部位の温度情報が伝達されること
となる結果であると思われる。それ故、当然、センサ素
線24b、24bを強圧する部位がどこかで低下する温
度は異なることとなる。勿論このような温度検出異常
は、以上のマイナスドライバによる強圧動作を止めれ
ば、速やかに解消することとなる。したがって、このよ
うにマイナスドライバの先端で強圧するような極端なこ
とをしなければ、常に正常な温度検出動作を確保できる
ものであることも理解される。 【0054】したがってこの実施例の電気半田ごてで
は、このように熱電対センサ24は無被覆のセンサ素線
24b、24bで構成するものであり、他方、こて先2
1の筒状基部とヒーターカバーの間のような狭い空間を
通すものでないため、センサ素線24b、24bそれ自
体を大径なものとすることができる。しかして、前記し
たように、この実施例では、線径が0.5mmのセンサ素
線24b、24bを用いている。 【0055】センサ素線24b、24bは、その各部位
の内、特にこて先21の尖頭部21aの外面に露出して
いる部位が、半田付け作業中その他で、何かに接触し易
い状態にあるが、例え、接触することがあっても、前記
のように大径であるため、殆ど断線が生じるような虞は
ない。それ故、前記先行出願の電気半田ごてに於ける熱
電対センサのセンサ素線のように、断線防止のために、
これを保護する保護手段等を設ける必要はないものであ
る。 【0056】また熱電対センサ24のセンサ素線24
b、24b径が、前記のように、0.5mmと大きくなっ
たことで、それ自体の「こし」が強くなったため、その
末端にプラグを取付けず、それ自体を、前記温度制御装
置27のこて先温度信号受給端であるソケット26に直
接挿入して接続することが可能になるものである。した
がって組立て工数が少なくなるとともに、プラグが不要
になるため、コストダウンに繋がるものである。 【0057】更に消耗したこて先21を交換する際は、
チップホルダ22からチップ止めネジ23を緩めてこて
先21だけを取り外し、熱電対センサ24を同様に取付
けてある新しいこて先21を、該熱電対センサ24のセ
ンサ素線24b、24bを前記ヒータ25の案内孔25
a、25aに挿入しつつ、同様にチップホルダ22に取
付けるだけで良いので、その交換作業は極めて簡単にな
るものである。即ち、センサ素線24b、24bは、充
分「こし」が強いので、ヒータ25の案内孔25a、2
5aに挿入するだけで、前記ソケット26に案内され、
これに適切に挿入接続されることとなるからである。 【0058】しかして前記先行出願の電気半田ごてで
は、カバーナットを外してこて先を外し、更には放熱ナ
ットまで外して、新しいこて先の熱電対センサの末端に
結合したプラグを温度制御装置の信号線の末端に接続さ
れたソケットと接続するような作業を余儀なくされるこ
とと比べれば、その作業の簡単さは全く比較にならない
程である。 【0059】 【発明の効果】本発明によれば、電気半田ごてのこて先
温度を熱電対センサにより直接検出して、ヒータ温度を
調整するものであるので、実作業中に於いても、こて先
温度を応答性良く、かつ正確に調整することができる。
また上記熱電対センサを無被覆のセンサ素線で構成した
にもかかわらず、センサ素線に対して外力が加わらない
構成としたので、容易に線間の短絡が生ぜず、温度の検
出異常を生じることがないものである。 【0060】また、以上のように、熱電対センサを無被
覆のセンサ素線で構成したため、その線径を大きくする
ことが可能になり、容易に断線しないものとし得た。そ
れ故、熱電対センサに対する断線からの保護が不要とな
り、かつ保護がなくても周囲部品や半田付け対象の部品
に接触しても損傷を受けることがなく、その損傷を気に
することなく作業を行うことができる。その結果、半田
付けの作業性を向上させることができたものである。 【0061】また熱電対センサのセンサ素線の径が大き
くなったことで、それ自体の「こし」が強くなり、その
末端にプラグ等を取付けなくても、それ自体の末端を、
温度制御手段のこて先温度信号受給端であるソケット等
のコネクタに直接挿入して接続することが可能になった
ものである。したがってプラグ等がなくなったために組
立て工数が少なくなるとともに、コストダウンに繋がる
ものでもある。 【0062】更に、前記実施例のように構成した場合に
は、消耗したこて先を交換する際は、チップホルダから
こて先だけを取り外し、熱電対センサを同様に取付けて
ある新しいこて先を、該熱電対センサのセンサ素線をヒ
ータの案内孔に挿入しつつ、同様にチップホルダに取付
けるだけで良いので、その交換作業が極めて簡単になる
ものである。即ち、センサ素線は、充分に「こし」が強
いので、ヒータの案内孔に挿入するだけで、前記ソケッ
トに案内され、その末端がこれに適切に挿入接続される
こととなるからである。 【0063】前記先行出願の電気半田ごてでは、カバー
ナットを外してこて先を外し、更には放熱ナットまで外
して、新しいこて先の熱電対センサの末端に結合したプ
ラグを温度制御装置の信号線の末端に接続されたソケッ
トと接続するような作業を余儀なくされることと比べれ
ば、その作業の簡単さは全く比較にならない程である。
【図面の簡単な説明】 【図1】一実施例の電気半田ごてのグリップ部より先端
側の部分の一部切欠断面図。 【図2】一実施例の電気半田ごての先端側の部分の側面
図。 【図3】一実施例の電気半田ごての概略分解斜視図。 【図4】一実施例の電気半田ごてで1/4Wのカーボン
抵抗をガラスエポキシ樹脂基板に半田付けする作業を行
なった場合のこて先尖頭部の温度変化を示した温度変化
曲線図。 【図5】先行出願の発明を適用して構成した電気半田ご
てで1/4Wのカーボン抵抗をガラスエポキシ樹脂基板
に半田付けする作業を行なった場合のこて先尖頭部の温
度変化を示した温度変化曲線図。 【図6】従来の電気半田ごての熱電対センサが配された
ヒータの一部切欠側面図。 【図7】従来の電気半田ごての斜視図。 【符号の説明】 21 こて先 21a 尖頭部 21b 筒状基部 21c 結合筒部 21d 引込孔 21e 中空部 22 チップホルダ 23 チップ止めネジ 24 熱電対センサ 24a 接点部 24b センサ素線 25 ヒータ 25a 案内孔 26 ソケット 27 温度制御装置 28 信号処理部 29 グリップ部 29a 雄ネジ部 30 カップコネクタ 31 電源用コンタクトピン 32 アース用コンタクトピン 33 アーススプリング 34 電源部 35 放熱ナット 36 ネジ 37 ケーブル 38 コネクタ 39 コネクタ 40 ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01K 1/14 G01K 7/02 B23K 3/03

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】こて先の温度を検出して、検出温度信号
    を、こて先加熱用のヒータへの通電量を制御する温度制
    御手段に供給する熱電対センサのこて先への取付構造に
    於いて、 前記熱電対センサを無被覆の一対のセンサ素線で構成
    し、その感熱部を前記こて先の尖頭部に固定し、かつ
    感熱部から延長する前記一対のセンサ素線を該尖頭部の
    後端側に向かって這わせ、かつ該尖頭部と筒状基部との
    境界付近に開口した引込孔を通じて該筒状基部の中空部
    に引き込み、更に該一対のセンサ素線を、該中空部に挿
    入されるヒータの絶縁支持体に形成した一対の案内孔に
    それぞれ挿入貫通させるとともに、該一対のセンサ素線
    のそれぞれの末端を、該案内孔の末端側に配したソケッ
    トであって、前記温度制御手段のこて先温度信号受給端
    であるソケットに挿入結合し得るように構成したこて先
    への熱電対センサの取付構造
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