JP5555060B2 - 保護テープ剥離方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ウエハ表面に貼り付けられた保護テープを剥離するための保護テープ剥離方法に関する。
従来から、集積回路(IC:Integrated Circuit)の製造においては、半導体ウエハを半導体チップサイズに切り出してから端子を形成していた。近年においては、ICとプリント基板との間のインダクタンスを低減させるために、ウエハレベルチップサイズパッケージ(WCSP:Wafer Level Chip Size Package、又はWafer Level Chip Scale Package)と呼ばれる超小型集積回路の研究が行われている。WCSPとは、半導体ウエハを切り出す前に端子の形成及び配線を行い、その後に半導体ウエハを切り出し、ウエハを個片化して形成される集積回路のことである。以下に、WCSPの製造工程を図1を参照しつつ説明する。
先ず、周知の半導体素子製造技術を用いて、シリコン基板101の上に複数の半導体素子からなる半導体素子層102及び半導体素子層102の上に外部接続端子103を形成する(図1(a))。その後、外部接続端子103を覆うように、保護テープ(バックグラインドテープ)104を貼り付ける(図1(b))。これにより、後の研削工程(バックグラインド工程)において、半導体素子層102及び外部接続端子103を保護することができる。続いて、バックグラインダを用いて、シリコン基板101を裏面側から研削し、シリコン基板101の厚さを所望の厚さに変更する(図1(c))。次に、シリコン基板101の裏面上にダイシングテープ105を貼り付けた後に、保護テープ104を剥離する(図1(d))。そして、ダイシング装置を用いて半導体素子層102が形成された状態のシリコン基板101を個片化し、更にダイシングテープ105を剥離することにより、WCSP100の形成が完了する。
上述した保護テープ104を剥離する工程においては、保護テープ104を加熱ししつ保護テープ剥離装置のテープ担持部を保護テープ104に圧着させ、テープ担持部を移動させることにより、保護テープ104の剥離が行われる。例えば、特許文献1に、保護テープ104の剥離装置の具体的な例が記載されている。
特開2010−40546号公報
しかしながら、シリコン基板101の裏面を研削することで、シリコン基板101が反り返っていた。かかる状態において、シリコン基板101の裏面上にダイシングテープ105を貼り付け、シリコン基板101を保護テープ剥離装置のステージに載置してもシリコン基板101及びダイシングテープ105の外縁部分がステージから離間していた。当該離間した状態で保護テープ104の剥離を行ってもダイシングテープ105がステージから離れるだけで、保護テープ104のみを正確に剥離することが困難であった。このようにダイシングテープ105がステージから離れると、シリコン基板101又は半導体素子層102にクラックが生じてしまい、WCSP100自体の欠陥に繋がり、歩留まりが低下する問題があった。
本発明は、以上の如き事情に鑑みてなされたものであり、ウエハの端子形成面である裏面に貼り付けられた保護テープを精度よく剥離し、半導体ウエハ及び半導体素子層におけるクラックの発生を防止することができる保護テープ剥離方法を提供する。
上述した課題を解決するために、本発明の保護テープ剥離方法は、半導体ウエハの素子形成面に貼り付けられた保護テープを剥離する保護テープ剥離方法であって、前記半導体ウエハの外縁よりも内側の内側領域と、前記半導体ウエハの外縁全体にわたって前記半導体ウエハの外側に延在する外側領域と、が形成されるように、粘着性テープを前記素子形成面とは反対側の面に貼り付けるステップと、前記粘着性テープを吸引して前記半導体ウエハを吸着ステージ機構に吸着させるステップと、前記保護テープを前記半導体ウエハから剥離するステップと、を有し、前記粘着性テープを吸引するステップにおいて、前記吸着ステージ機構は前記内側領域及び前記外側領域を吸引し、前記外側領域を含む領域を吸引する前記吸着ステージ機構のステージ外縁部分の吸引力は、前記内側領域を含む領域を吸引する前記吸着ステージ機構のステージ内側部分の吸引力より大きいことを特徴とする。
本発明の保護テープ剥離方法によれば、半導体ウエハの外縁よりも内側の内側に位置する粘着性テープの内側領域だけでなく、半導体ウエハの外縁全体にわたって半導体ウエハの外側に延在した粘着性テープの外側領域も吸引し、半導体ウエハを吸着ステージ機構に吸着させる。これにより、半導体ウエハの端子形成面である裏面全体が粘着性テープを介して吸着ステージ機構に吸着されるため、半導体ウエハの反りの影響を受けることなく、保護テープを精度よく剥離することができる。
従来のWCSPの製造方法における各製造工程を示す断面図である。 本実施例に係る保護テープ剥離装置の概略構成図である。 (a)は本実施例に係る保護テープ剥離装置のチャックテーブルの平面図あり、(b)はチャックテーブルの変形例の平面図である。 本実施例に係るWCSPの製造方法における各製造工程を示す断面図である。 本実施例に係る保護テープの貼り方法における各ステップを示す断面図である。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、図2及び図3(a)、(b)を参照しつつ本実施例に係る保護テープ剥離装置の構造について説明する。図は本実施例に係る保護テープ剥離装置の概略構成図であり、図3(a)、(b)はウエハを載置するためのチャックテーブルの平面図である。なお、図1において左右方向をX方向とし、上下方向をY方向と定義する。
図2に示されているように、保護テープ剥離装置10は、後述する半導体ウエハWを載置するためのステージであるチャックテーブル11と、チャックテーブル11の上に半導体ウエハWを吸着させるための真空装置12と、チャックテーブル11と真空装置12とを連結する第1連結部13及び第2連結部14と、半導体ウエハWに貼り付けられた保護テープに一端を担持するテープ担持部15と、テープ担持部15の位置決めをなす位置決め装置16と、真空装置12及び位置決め装置16の制御を行う制御装置17と、から構成されている。また、チャックテーブル11、真空装置12、第1連結部13及び第2連結部14から吸着ステージ機構20が構成されている。
図2及び図3(a)に示されているように、チャックテーブル11は、円盤状の形状を有している。また、チャックテーブル11には複数の貫通孔が形成されている。具体的には、チャックテーブル11の外縁部分に沿って形成されたリング状の貫通孔21と、貫通孔21の内側(すなわち、チャックテーブル11の内側部分)に形成された複数の貫通孔22と、がチャックテーブル11に形成されている。貫通孔22は、チャックテーブル11の厚さ方向(Y方向)において伸長した円柱状の形状を有している。貫通孔22のX方向の幅は、貫通孔21のX方向の幅よりも小さい。
チャックテーブル11の下方には第1連結部13及び第2連結部14が固着されている。第1連結部13はリング状の形状を有し、第2連結部14は円盤状の形状を有している。また、第2連結部14は、第1連結部13の内側にはめ込まれた形でチャックテーブル11に固着されている。第1連結部13及び第2連結部14のそれぞれには、図1において破線で示されているような貫通孔13A及び貫通孔14Aが形成されている。貫通孔13Aと貫通孔22とが連結し、貫通孔14Aと貫通孔21とが連結している。
真空装置12は、第1真空ポンプ12A及び第2真空ポンプ12Bとから構成されている。第1真空ポンプ12Aには第1連結部13が固着され、第2真空ポンプ12Bには第2連結部14が固着されている。すなわち、チャックテーブル11は、第1連結部13及び第2連結部14を介して真空装置12に接続されている。このような連結構成及び上述した貫通孔の連結構成により、チャックテーブル11の上方の空気を真空装置12により、チャックテーブル11の内部に吸い込ませることが可能になる。また、第1真空ポンプ12Aと第2真空ポンプ12Bとは排気速度が異なり、第2真空ポンプ12Bは第1真空ポンプ12Aよりも排気速度が速い。このため、チャックテーブル11の上方において、貫通孔22の上方よりも貫通孔21の上方における空気の方がチャックテーブル11の内部に吸い込まれやすくなっている。すなわち、チャックテーブル11の外縁部分における吸引力は、チャックテーブル11の内側部分における吸引力よりも大きい。
テープ担持部15には、位置決め装置16が接続されている。位置決め装置16は、例えば、駆動モータ及び駆動ロッドからなり、駆動ロッドがテープ担持部15に接続している。駆動モータを回転せしめ、その回転を駆動ロッドに伝えることで、駆動ロッドに接続したテープ担持部15の位置を自在に調整することができる。なお、本実施例においては、位置決め装置16は、テープ担持部15をX方向及びY方向に自在に位置決めできるように、X方向における位置決め用の駆動モータ及び駆動ロッド、Y方向における位置決め用の駆動モータ及び駆動ロッドから構成されている。また、テープ担持部15の内部には、ヒータ23が設けられている。なお、ヒータ23は、テープ担持部15の内部に限られることなく、テープ担持部15の側面に設けても良い。また、後述する保護テープ44を引き剥がす際に、保護テープ44を加熱しない場合には、ヒータ23が設けられていなくてもよい。
制御装置17は、真空装置12、位置決め装置16及びヒータ23と接続している。制御装置17は、真空装置12、位置決め装置16及びヒータ23に制御信号を供給し、各装置の動作制御を行う。なお、テープ担持部15には、位置センサが設けられてもよく、かかる場合には、位置センサから位置信号を制御装置17が受信し、制御装置17が当該位置信号に応じてテープ担持部15の位置調整を行ってもよい。
次に、図3(b)を参照して、チャックテーブル11の変形例を説明する。図3(b)に示されているように、貫通孔22は図3(a)と同一である。異なる部分は、貫通孔22の周辺に配置された貫通孔の形状である。具体的には、図3(a)おいては、貫通孔22を取り囲むようにリング状の貫通孔21が形成されていたが、図3(b)においては、貫通孔22を囲むように、複数の貫通孔31からなる貫通孔群32が形成されている。なお、貫通孔群32は、図3(a)において破線3Bによって囲まれた領域内に位置する貫通孔31から構成されている。
図3(a)、(b)のいずれのチャックテーブル11であっても、チャックテーブル11の外縁部分の方が内側部分よりも貫通孔による開口面積の合計値(すなわち、吸引面積)が大きい。このため、後述するような半導体ウエハWの載置が行われた場合に、半導体ウエハWの外縁部分を強力に吸着することが可能になる。なお、図3(b)においては、貫通孔22と貫通孔31とが同一の平面形状(円形)であったが、貫通孔31の直径を小さくし、貫通孔群32を構成する貫通孔31の数量を増やしてもよい。更には、貫通孔21、33の平面形状はリング形状及び円形に限られることなく、楕円、正方形、長方形等の他の形状であってもよい。
なお、チャックテーブル11は、円盤状に限られることなく、吸着される半導体ウエハWの形状に応じて、その平面形状が正方形又は長方形であってもよい。また、半導体ウエハWの平面形状が正方形又は長方形の場合には、当該半導体ウエハWの外縁に沿うような平面形状を有する貫通孔21及び貫通孔群32が形成されてもよい。かかる場合には、貫通孔21及び貫通孔群32の平面形状に応じて、第1連結部13及び第2連結部14の平面形状も対応させることが望ましい。
次に、図4及び図5を参照しつつ、上述した保護テープ剥離装置10を用いた保護テープ剥離工程を有するウエハレベルチップサイズパッケージ(WCSP:Wafer Level Chip Size Package、又はWafer Level Chip Scale Package)の製造方法について説明する。
先ず、公知の成膜技術、フォトリソグラフィ及びイオン注入等の素子形成技術を用いて、円盤状のシリコン基板41の表面上に複数の半導体素子からなる半導体素子層42を形成する。続いて、公知の成膜技術及びフォトリソグラフィを用いて、半導体素子層42の上に外部接続端子43を形成する。かかる製造工程を経て半導体ウエハWの形成が完了する(図4(a))。
次に、半導体素子層42及び外部接続端子43を覆うように、保護テープ(バックグラインドテープ)44が貼り付けられる(図4(b))。ここで、保護テープ44は、例えばポリオレフィンシートである。半導体素子層42及び外部接続端子43が保護テープ44に被覆されることにより、後述するシリコン基板41の裏面側の研削工程(バックグラインド工程)における半導体素子層42及び外部接続端子43の損傷を防止することができる。なお、保護テープ44は、ポリオレフィンシートに限定されず、容易に引き剥がすことができれば他の材料から構成されてもよい。
次に、保護テープ44が貼り付けられた面を研削装置のステージに配置した状態で半導体ウエハWを当該ステージ上に載置し、シリコン基板41の厚さが所望の厚さになるまでシリコン基板41の裏面を研削する。研削後の半導体ウエハWの状態を図4(c)に示す。
次に、半導体素子層42の形成面とは反対側の面である半導体ウエハWの裏面(すなわち、シリコン基板41側)に粘着性テープであるダイシングテープ45を貼り付ける。ここで、図5(a)に示されているように、半導体ウエハWの直径よりも大きい直径を有するダイシングテープ45が用いられ、半導体ウエハWの外縁よりも内側の内側領域45Aと、半導体ウエハWの外縁の全体にわたって半導体ウエハWの外側に延在する外側領域45Bが形成されるように、ダイシングテープ45が貼り付けられる。その後、保護テープ44及びダイシングテープ45によって挟まれた半導体ウエハWを、ウエハ移載装置によって保護テープ剥離装置10のチャックテーブル11の上に載置する。なお、図5(a)においては、半導体ウエハWの外縁は、貫通孔21の上方には位置していないが、半導体ウエハWのサイズによっては、半導体ウエハWの外縁が貫通孔21の上方に位置してもよい。続いて、真空装置12を駆動してダイシングテープ45を吸引し、半導体ウエハWをチャックテープ11に吸着させる(図5(a))。この時、図5(a)に示されているように、半導体ウエハWの外縁部分よりも内側に位置するダイシングテープ45(すなわち、内側領域45A)が吸引されるだけでなく、半導体ウエハWの外縁よりも外側に位置するダイシングテープ45(すなわち、外側領域45B)も吸引される。このような吸引によって、外側領域45Bにおける吸着力は内側領域45Aにおける吸着力よりも大きくなり、半導体ウエハWの外縁部分における吸着力は内側部分における吸着力よりも大きくなる。
一般に、シリコン基板41の研削がなされると、当該研削に起因した反りが半導体ウエハWに生じてしまう。このため、半導体ウエハWをチャックテーブル11に単に載置しただけの場合や、チャックテーブル11において半導体ウエハWが位置する領域だけを吸引するだけでは、半導体ウエハWの外縁部分が中心部分よりも上方に位置するように反り返ってしまう。このような状態では、当該反りの影響によって半導体ウエハWの吸着が不完全となり、その後の保護テープ44の剥離を正確に行うことができない。しかしながら、図5(a)に示されているように、半導体ウエハWの外縁の外側部分においてもダイシングテープ45を吸引することで、半導体ウエハWの外縁部分を強い吸引力でチャックテーブル11に吸着させ、当該半導体ウエハWの反りの影響を受けることがなく保護テープ44の剥離が可能になる。また、本実施例においては、外側領域45Bを吸引する真空ポンプ12Bの排気速度が、内側領域45Aを吸引する真空ポンプ12Aの排気速度よりも速いため、半導体ウエハWの外縁部分を内側部分よりも強い吸引力で吸着することができる。これにより、上述した半導体ウエハWの反りの影響を更に低減することが可能になる。
上述したような吸引を開始した後に、テープ担持部15を矢印5Aに沿って下方に移動させ、テープ担持部15を保護テープ44に押圧する。当該押圧状態を維持しつつ、ヒータ23をオン状態に移行し、テープ担持部15の下面(保持面)を保護テープに熱圧着する。その後に、ヒータ23をオフ状態に移行する。
次に、テープ担持部15を矢印5Bに沿って上方に移動させる(図5(b))。テープ担持部15と保護テープ44と接着力は保護テープ44と半導体ウエアWとの接着力より大きいため、テープ担持部15を上方に移動させると、テープ担持部15が位置する下方において、半導体ウエアWから保護テープ44が剥離する(図5(c))。更に、テープ担持部15を矢印5Cに沿って移動させることにより、半導体ウエハWから保護テープ44が完全に剥離される。
次に、真空装置12を停止し、ウエハ移載装置によりダイシングテープ45に貼り付けされた状態の半導体ウエハWをダイシング装置に移載する(図4(d))。続いて、ダイシング装置を用いて半導体ウエハWを個片化し、更にダイシングテープ45を剥離することにより、WCSP50の形成が完了する。
なお、本実施例においては、シリコン基板41を円盤状としていたが、シリコン基板41の平面形状が正方形又は長方形である場合には、それに応じてダイシングテープ45の平面形状を正方形又は長方形にしてもよい。いずれの場合においても、半導体ウエハWよりも大きい寸法のダイシングテープ45が用いられ、シリコン基板41の裏面を完全に被覆し、且つ内側領域45A及び外側領域45Bが形成されるようにダイシングテープ45が貼り付けられる。
また、本実施例においては、保護テープ44を加熱していたが、加熱することなく引き剥がしても良い。これは、保護テープ44を加熱することで保護テープ44の粘着物質が半導体ウエハWに残存する可能性があるからである。また、保護テープ44を加熱する際にダイシングテープ45も加熱されるため、ダイシングテープ45に不具合が生じる可能もあるからである。
以上のように、本発明の保護テープ剥離方法によれば、半導体ウエハWの外縁よりも内側の内側に位置するダイシングテープ45の内側領域45Aだけでなく、半導体ウエハWの外縁全体にわたって半導体ウエハWの外側に延在したダイシングテープ45の外側領域45Bも吸引し、半導体ウエハWを吸着ステージ機構20に吸着させる。これにより、半導体ウエハWの端子形成面である裏面全体がダイシングテープ45を介して吸着ステージ機構20に吸着されるため、半導体ウエハWの反りの影響を受けることなく、保護テープ44を精度よく剥離することができる。
10 保護テープ剥離装置
11 チャックテーブル
12 真空装置
13 第1連結部
14 第2連結部
15 テープ担持部
16 位置決め装置
17 制御装置
20 吸着ステージ機構
45A 内側領域
45B 外側領域
13A、14A、21、22 貫通孔
W 半導体ウエハ

Claims (5)

  1. 半導体ウエハの素子形成面に貼り付けられた保護テープを剥離する保護テープ剥離方法であって、
    前記半導体ウエハの外縁よりも内側の内側領域と、前記半導体ウエハの外縁全体にわたって前記半導体ウエハの外側に延在する外側領域と、が形成されるように、粘着性テープを前記素子形成面とは反対側の面に貼り付けるステップと、
    前記粘着性テープを吸引して前記半導体ウエハを吸着ステージ機構に吸着させるステップと、
    前記保護テープを前記半導体ウエハから剥離するステップと、を有し、
    前記粘着性テープを吸引するステップにおいて、前記吸着ステージ機構は前記内側領域及び前記外側領域を吸引し、前記外側領域を含む領域を吸引する前記吸着ステージ機構のステージ外縁部分の吸引力は、前記内側領域を含む領域を吸引する前記吸着ステージ機構のステージ内側部分の吸引力より大きいことを特徴とする保護テープ剥離方法。
  2. 前記外側領域における吸着力は、前記内側領域における吸着力よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の保護テープ剥離方法。
  3. 前記外側領域における吸引面積は、前記内側領域における吸引面積よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の保護テープ剥離方法。
  4. 前記外側領域における吸引は、前記ステージに設けられた環状の貫通孔を介してなされることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1に記載の保護テープ剥離方法。
  5. 前記内側領域における吸引は、前記ステージに設けられた複数の円柱状の貫通孔を介してなされることを特徴とする請求項乃至4のいずれか1に記載の保護テープ剥離方法。
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