JP5554985B2 - 化粧料用組成物、化粧料及び当該化粧料の製造方法 - Google Patents
化粧料用組成物、化粧料及び当該化粧料の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5554985B2 JP5554985B2 JP2009295695A JP2009295695A JP5554985B2 JP 5554985 B2 JP5554985 B2 JP 5554985B2 JP 2009295695 A JP2009295695 A JP 2009295695A JP 2009295695 A JP2009295695 A JP 2009295695A JP 5554985 B2 JP5554985 B2 JP 5554985B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- oil
- cosmetic
- shea fat
- composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q15/00—Anti-perspirants or body deodorants
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/92—Oils, fats or waxes; Derivatives thereof, e.g. hydrogenation products thereof
- A61K8/922—Oils, fats or waxes; Derivatives thereof, e.g. hydrogenation products thereof of vegetable origin
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Birds (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Description
(A)粗シア脂のアセトン不溶分を精製して得られる、前記アセトン不溶分中に含まれる炭化水素高分子を20〜100質量%含むシア脂由来ガム組成物
(B)炭化水素油、および/または、直鎖または分枝、飽和または不飽和のC6〜C22の1価脂肪酸と直鎖または分枝、飽和または不飽和のC3〜C22の1価アルコールからなる総炭素数が20以上のモノエステル油から選ばれる1種以上からなり、20℃での粘度が100mPa・s以下である液状油
(A)粗シア脂のアセトン不溶分を精製して得られる、前記アセトン不溶分中に含まれる炭化水素高分子を20〜100質量%含むシア脂由来ガム組成物
(B)直鎖または分枝、飽和または不飽和のC6〜C22の1価脂肪酸と直鎖または分枝、飽和または不飽和のC3〜C22の1価アルコールからなる総炭素数が20以上のモノエステル油から選ばれる1種以上および/または炭化水素油からなり、20℃での粘度が100mPa・s以下である液状油
〔シア脂由来ガム組成物〕
本発明の実施の形態に係るシア脂由来ガム組成物は、粗シア脂のアセトン不溶分を精製して得られる、該アセトン不溶分中に含まれる炭化水素高分子を20〜100質量%含むことを特徴とする。
抱水力(%)={(水添加後質量(g)−水添加前質量(g))/10(g)}×100
〔化粧料用組成物〕
本発明の実施の形態に係る化粧料用組成物は、上記のシア脂由来ガム組成物および20℃での粘度が100mPa・s以下である液状油を含む化粧料用組成物であり、該液状油が、炭化水素油、および/または、直鎖または分枝、飽和または不飽和のC6〜C22の1価脂肪酸と直鎖または分枝、飽和または不飽和のC3〜C22の1価アルコールからなる総炭素数が20以上のモノエステル油から選ばれる1種以上、であることを特徴とする。
〔化粧料〕
本発明の実施の形態に係る化粧料は、上記化粧料用組成物を含有する。
化粧料用組成物の化粧料への配合量は、特に限定されるものではないが、0.01〜90質量%の範囲であることが好ましく、0.1〜60質量%であることがより好ましく、0.3〜30質量%であることがさらに好ましく、0.5〜20質量%であることが最も好ましい。この範囲で配合することで、不感知蒸泄を抑制し、べたつきが少なく、化粧持続性に優れ、保存安定性に優れ、及び/又は柔軟性に優れた保護膜を形成する各種化粧料を好適に得ることができる。
(A)本発明の実施の形態に係るシア脂由来ガム組成物
(B)前述の20℃での粘度が100mPa・s以下である液状油
(A)本発明の実施の形態に係るシア脂由来ガム組成物
(B)前述の20℃での粘度が100mPa・s以下である液状油
〔シア脂由来ガム組成物の製造〕
(実施例1)
窒素雰囲気下で、粗シア脂(10kg)にアセトン(10L)を加え、40℃で、1時間、常圧下でゆっくり攪拌し、アセトンによる洗浄を行った。2時間程度静置し、充分に固形物を析出させた後にろ別した。アセトン不溶の固形物を、減圧下(10torr)、40℃に加温して2時間乾燥させ、固形物に含まれるアセトンを取り除いた。得られた固形物を温度計、窒素吹き込み管及び減圧ポンプを付けたフラスコに移し、10torrで170℃の窒素ガスを吹き込み、脱臭処理を行った。その後固形物を冷却し、実施例1のシア脂由来ガム組成物を得た(2.4kg、収量24%)。
実施例1に記載のアセトン洗浄・ろ別を3回繰り返した点を除き、実施例1と同様の方法により、実施例2のシア脂由来ガム組成物を得た(0.9kg、収量9%)。
実施例1で得られたシア脂由来ガム組成物(1kg)に0.5N水酸化カリウム/エタノール溶液(7L)を加え、水冷管を容器上部に装着し、加熱還流させた。冷却後、この溶液にイオン交換水(10L)を加え、固体を析出させた。析出した固体をろ別した。ろ別した固体をヘキサン(3L)に溶解し、イオン交換水(2L)を加え、良く振り混ぜた後、水層を除いた。水層の液性が中性になるまでイオン交換水による洗浄を繰り返した。洗浄したヘキサン溶液からヘキサン及び水分を減圧下(10torr)、80℃で、留去して乾燥させ、実施例3のシア脂由来ガム組成物を得た(0.4kg、収量40%)。
窒素雰囲気下で、粗シア脂(10kg)にアセトン(10L)を加え、40℃で、1時間、常圧下で攪拌し、アセトンによる洗浄を行った。2時間静置し、充分に固形物を析出させた後にろ別した。このアセトン洗浄・ろ別を3回繰り返した。アセトン不溶の固形物を、減圧下(10torr)、40℃に加温して2時間乾燥させ、固形物に含まれるアセトンを取り除き、固形物(A)を得た。一方で熱アセトンに可溶な画分について、0℃に冷却して析出するものを除き、冷アセトン可溶分からアセトンを留去して、固形物(B)を得た。固形物(A)と固形物(B)を合わせて、比較例1のシア脂由来ガム組成物を得た(1.5kg、収量15%)。
窒素雰囲気下で、粗シア脂(10kg)にアセトン(10L)を加え、40℃で、1時間、常圧下で攪拌し、アセトンによる洗浄を行った。2時間静置し、充分に固形物を析出させた後にろ別し、固形分は廃棄した。ろ液を乾燥させた後、ヘキサンを加えて加熱溶解した後、0℃に冷却しろ別した。冷ヘキサン可溶分のヘキサンを留去して、比較例2のシア脂由来ガム組成物を得た(0.3kg、収量3%)。
粗シア脂(10kg)を80℃に加温し、リン酸(100g)を加えて攪拌した。析出物を連続式遠心分離にて分離した。析出物を減圧下(10torr)、80℃で2時間乾燥させ、比較例3のシア脂由来ガム組成物を得た(3kg、収量30%)。
以下に示す方法により、得られたシア脂由来ガム組成物についてそれぞれ、不ケン化物の含量測定、炭化水素高分子の含量測定、及び抱水力の試験・算出を行なった。
日本油化学会制定の「基準油脂分析試験法」に記載の方法に従って、不ケン化物の含量を測定した。
サンプル10mgにテトラヒドロフラン(THF)を加えて溶解し、10mLにメスアップした。これを0.45μmのフィルターにてろ過し、ゲルろ過クロマトグラフィー(GPC)用サンプルとした。同様にトリステアリン酸グリセリル10mgにTHFを加えて溶解し、10mLにメスアップしたものを、標準サンプルとした。以下の条件でGPCを測定し、標準サンプルのピークよりも早いリテンションタイムの画分の面積比(%)の和を炭化水素高分子の含量(質量%)とした。
<GPC条件>
検出器:示差屈折計
カラム:4本連結(TSK−GEL/東ソー)
TSKGEL G4000HHR5μL 7.8×300mm+TSKGEL G3000HHR5μL 7.8×300mm+TSKGEL G2000HHR5μL 7.8×300mm+TSKGEL G3000HHR5μL 7.8×300mm
カラム温度:40℃
移動相:THF
流量:0.5mL/min
試料注入量:50μL
シア脂由来ガム組成物(試料)1gとワセリン9gを100mlビーカーに量り取り、ビーカーごと質量を測定した。80℃に加温して試料を溶解させた後、40℃に保温した。試料を含有したワセリンをプロペラで攪拌しながら、ここへ40℃に保温したイオン交換水をゆっくりと加えた。イオン交換水を抱え込まなくなったところを終点とした。ワセリン中に取り込まれず、離漿している水分をピペットなどで除き、ビーカーごとの質量を測定した。下記の式1より抱水力を求めた。ここでの分母の10gは試料の質量とワセリン質量の合計である。
抱水力(%)={(水添加後の質量(g)−水添加前の質量(g))/10(g)}×100
〔化粧料用組成物の調製〕
表2〜4に示す配合にて、実施例1〜3、比較例1〜3のシア脂由来ガム組成物又はシア脂を80℃で流動パラフィン(粘度24mPa・s(20℃))等に加温溶解した後、室温に冷却して、実施例4〜11、比較例4〜11の化粧料用組成物を調製した。
以下に示す方法により、調製した化粧料用組成物(試料)についてそれぞれ、外観評価、不感知蒸泄の抑制効果の評価、べたつき感、及び保護膜の柔軟性の評価を行った。
調製した化粧料用組成物について、析出物の有無の観察し、以下のように評価を行い、◎、○を合格とした。
◎:析出物が無い。
○:わずかに曇りがある。
△:わずかに析出物がある。
×:全体に析出物がある。
××:全体に固化している。
10名のモニターの前腕内側にテープストリッピングを10回施し、荒れ肌モデルを作成した後、2cm×2cmの面積に各試料20μLを塗り拡げ、CK Courage +Khazaka electronic Gmbh社製「TEWAMETER TM300」を用い、試料塗布前後の不感知蒸泄量の変化を測定した。試料塗付前の不感知蒸泄量を100%としたとき、試料塗布後の不感知蒸泄量が、70%未満(2点)、70以上90%未満(1点)、90%以上(0点)として、10名の合計スコアによって、以下のように評価を行い、◎、○を合格とした。
◎:18点以上
○:14〜17点
△:10〜13点
×:6〜9点
××:5点以下
10名のモニターに、各試料を肌に塗付してもらい、べたつき感を評価した。比較試料として、流動パラフィン(粘度24mPa・s(20℃))を用い、これよりも、べたつきが少ない(2点)、べたつきが同じ(1点)、べたつく(0点)と評価して、10名の合計スコアによって、以下のように評価を行い、◎、○を合格とした。
◎:18点以上
○:14〜17点
△:10〜13点
×:6〜9点
××:5点以下
10名のモニターに、各試料を肌に塗付してもらい、無塗付の部位と比較して、つっぱり感および違和感を官能評価し、保護膜の柔軟性を評価した。つっぱり感が少なく、さらに無塗布のときと比べて違和感が少ない(2点)、ややつっぱり感がある、またはやや違和感がある(1点)、非常につっぱり感がある、または明らかに違和感がある(0点)と評価して、10名の合計スコアによって、以下のように評価を行い、◎、○を合格とした。
◎:18点以上
○:14〜17点
△:10〜13点
×:6〜9点
××:5点以下
〔エモリエントクリームの製造と評価〕(実施例12、比較例12、13)
表5に示す配合で、成分(A)を80℃で加熱溶解し、ディスパーを用いて2000rpmで攪拌しながら、80℃に加温溶解した成分(B)をゆっくりと加えた。攪拌を続けながら50℃まで冷却し、成分(C)を加えて均一にし、室温まで冷却し、脱泡してエモリエントクリームを得た。
実施例4〜11、比較例4〜11と同様の方法で不感知蒸泄の抑制効果の評価を行った。
10名のモニターに、各試料を肌に塗付してもらい、べたつき感、しっとり感の持続性、保護膜の柔軟性(つっぱり感および違和感)を評価した。良好(2点)、普通(1点)、不良(0点)と評価して、10名の合計スコアによって、以下のように評価を行い、◎、○を合格とした。
◎:18点以上
○:14〜17点
△:10〜13点
×:6〜9点
××:5点以下
得られたエモリエントクリームを50℃と5℃に1ヶ月間保存して、外観変化を観察した。◎、○を合格とした。
◎:50℃、5℃保存品ともに変化無し。
○:50℃、5℃保存品のいずれかで、わずかに変化あり。
△:50℃、5℃保存品のいずれかで、やや変化あり。
×:50℃、5℃保存品のいずれかで、明らかな変化あり。
××:50℃、5℃保存品の両方で、明らかな変化あり。
表6に示す配合で、成分(A)を80℃で加熱溶解し、ディスパーを用いて2000rpmで攪拌しながら、80℃に加温溶解した成分(B)をゆっくりと加える。攪拌を続けながら室温まで冷却し、W/O乳化型リキッドファンデーションを得た。
実施例4〜11、比較例4〜11と同様の方法で不感知蒸泄の抑制効果の評価を行った。
10名のモニターに、各試料を肌に塗付してもらい、べたつき感、しっとり感の持続性、保護膜の柔軟性(つっぱり感および違和感)、化粧持続性を評価した。良好(2点)、普通(1点)、不良(0点)と評価して、10名の合計スコアによって、以下のように評価を行い、◎、○を合格とした。
◎:18点以上
○:14〜17点
△:10〜13点
×:6〜9点
××:5点以下
得られたW/O乳化型リキッドファンデーションを50℃と5℃に1ヶ月間保存して、外観変化を観察した。◎、○を合格とした。
◎:50℃、5℃保存品ともに変化無し。
○:50℃、5℃保存品のいずれかで、わずかに変化あり。
△:50℃、5℃保存品のいずれかで、やや変化あり。
×:50℃、5℃保存品のいずれかで、明らかな変化あり。
××:50℃、5℃保存品の両方で、明らかな変化あり。
表7に示す配合にて、全ての成分を90℃に加温溶解し、3本ローラーで均質化した後、金型に流し込み、0℃の恒温槽に20分間入れて固めて口紅を得た。
10名のモニターに、各試料を肌に塗付してもらい、べたつき感、保護膜の柔軟性(つっぱり感および違和感)、化粧持続性を評価した。良好(2点)、普通(1点)、不良(0点)と評価して、10名の合計スコアによって、以下のように評価を行い、◎、○を合格とした。
◎:18点以上
○:14〜17点
△:10〜13点
×:6〜9点
××:5点以下
10名のモニターに、口紅を塗った後、白色陶器のカップで温かいお茶を飲んでもらい、カップのふちに付着する口紅の度合いを評価した。良好(2点)、普通(1点)、不良(0点)と評価して、10名の合計スコアによって、以下のように評価を行い、◎、○を合格とした。
◎:18点以上
○:14〜17点
△:10〜13点
×:6〜9点
××:5点以下
表8に示す配合にて、成分(A)を90℃に加温溶解し、冷却して化粧料用組成物を得た。成分(A)と成分(B)を合わせて、80℃に加温溶解し、卓上ディスパーミキサーを用いて2000rpmで攪拌し分散させながら、80℃に加温溶解した成分(C)を加え、攪拌しながら室温まで冷却して、ヘアスタイリング用クリームを得た。
10名のモニターに、各試料を髪に塗付してもらい、塗り広げやすさ、べたつき感、つや感、スタイリング持続性を評価した。良好(2点)、普通(1点)、不良(0点)と評価して、10名の合計スコアによって、以下のように評価を行い、◎、○を合格とした。
◎:18点以上
○:14〜17点
△:10〜13点
×:6〜9点
××:5点以下
10名のモニターに、各試料を用いて、髪型をセットした後、乾風によって、セットを乱した。櫛を用いて、再度セットしたときの、セットのしやすさ、粉吹きの少なさを評価した。良好(2点)、普通(1点)、不良(0点)と評価して、10名の合計スコアによって、以下のように評価を行い、◎、○を合格とした。
◎:18点以上
○:14〜17点
△:10〜13点
×:6〜9点
××:5点以下
得られたヘアスタイリング用クリームを50℃と5℃に1ヶ月間保存して、外観変化を観察した。◎、○を合格とした。
◎:50℃、5℃保存品ともに変化無し。
○:50℃、5℃保存品のいずれかで、わずかに変化あり。
△:50℃、5℃保存品のいずれかで、やや変化あり。
×:50℃、5℃保存品のいずれかで、明らかな変化あり。
××:50℃、5℃保存品の両方で、明らかな変化あり。
表9に示す配合のO/W乳液を下記製法に従って調製し、前述の評価方法により不感知蒸泄を抑制する効果、べたつき感、保護膜の柔軟性、及び保存安定性の評価を行なった。
成分(A)を90℃に加温し、卓上ディスパーミキサーを用いて2000rpmで攪拌し分散させながら、90℃に加温溶解した成分(B)を加え、攪拌しながら50℃まで冷却した。成分(C)及び(D)を加え、均一に攪拌した後、室温まで冷却し、O/W乳液を得た。
表10に示す配合の化粧下地を下記製法に従って調製し、前述の評価方法により不感知蒸泄を抑制する効果、べたつき感、保護膜の柔軟性、及び保存安定性の評価を行なった。
成分(A)を70℃、卓上ディスパーミキサーを用いて2000rpmで攪拌し分散させながら、70℃に加温溶解した成分(B)を加えた。攪拌しながら30℃まで冷却し、化粧下地を得た。
表11に示す配合のリップケアスティックを下記製法に従って調製し、前述の評価方法により不感知蒸泄を抑制する効果、べたつき感、保護膜の柔軟性、化粧持続性及び保存安定性の評価を行なった。
成分(A)を90℃に加温溶解した後、冷却して化粧料用組成物を得た。成分(A)と成分(B)を90℃に加温溶解し、金型に流し込み、0℃の恒温槽に20分間入れて固めてリップケアスティックを得た。
表12に示す配合のパウダーファンデーションを下記製法に従って調製し、前述の評価方法により不感知蒸泄を抑制する効果、べたつき感、保護膜の柔軟性、化粧持続性及び保存安定性の評価を行なった。
成分(A)を90℃に加温溶解した後、冷却して化粧料用組成物を得た。成分(A)と成分(B)を混合した。成分(C)をミキサーで混合し、色調を確認し、成分(A)と成分(B)の混合物を少しずつ加え、ミキサーで混合した。混合物をふるいにかけた後、金皿に充填し、成型し(3MPa)、パウダーファンデーションを得た。
Claims (5)
- 粗シア脂のアセトン不溶分を精製して得られる、前記アセトン不溶分中に含まれる炭化水素高分子を20〜100質量%含むシア脂由来ガム組成物および20℃での粘度が100mPa・s以下である液状油を含む化粧料用組成物であり、該液状油が、炭化水素油、および/または、直鎖または分枝、飽和または不飽和のC6〜C22の1価脂肪酸と直鎖または分枝、飽和または不飽和のC3〜C22の1価アルコールからなる総炭素数が20以上のモノエステル油から選ばれる1種以上、であることを特徴とする化粧料用組成物。
- シア脂由来ガム組成物に対する液状油の配合比が質量比でシア脂由来ガム組成物:液状油=1:0.25〜1:20であることを特徴とする請求項1に記載の化粧料用組成物。
- 請求項1又は請求項2に記載の化粧料用組成物を含有することを特徴とする化粧料。
- 下記の(A)と(B)を含有することを特徴とする化粧料。
(A)粗シア脂のアセトン不溶分を精製して得られる、前記アセトン不溶分中に含まれる炭化水素高分子を20〜100質量%含むシア脂由来ガム組成物
(B)炭化水素油、および/または、直鎖または分枝、飽和または不飽和のC6〜C22の1価脂肪酸と直鎖または分枝、飽和または不飽和のC3〜C22の1価アルコールからなる総炭素数が20以上のモノエステル油から選ばれる1種以上からなり、20℃での粘度が100mPa・s以下である液状油 - 下記の(A)と(B)を質量比で1:0.25〜1:20で配合した化粧料用組成物を含有させる工程、又は下記の(A)と(B)を質量比で1:0.25〜1:20で含有させる工程を有することを特徴とする化粧料の製造方法。
(A)粗シア脂のアセトン不溶分を精製して得られる、前記アセトン不溶分中に含まれる炭化水素高分子を20〜100質量%含むシア脂由来ガム組成物
(B)炭化水素油、および/または、直鎖または分枝、飽和または不飽和のC6〜C22の1価脂肪酸と直鎖または分枝、飽和または不飽和のC3〜C22の1価アルコールからなる総炭素数が20以上のモノエステル油から選ばれる1種以上からなり、20℃での粘度が100mPa・s以下である液状油
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009295695A JP5554985B2 (ja) | 2009-12-25 | 2009-12-25 | 化粧料用組成物、化粧料及び当該化粧料の製造方法 |
PCT/JP2010/072658 WO2011078053A1 (ja) | 2009-12-25 | 2010-12-16 | シア脂由来ガム組成物、化粧料用組成物、化粧料及び当該化粧料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009295695A JP5554985B2 (ja) | 2009-12-25 | 2009-12-25 | 化粧料用組成物、化粧料及び当該化粧料の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011132207A JP2011132207A (ja) | 2011-07-07 |
JP5554985B2 true JP5554985B2 (ja) | 2014-07-23 |
Family
ID=44195582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009295695A Expired - Fee Related JP5554985B2 (ja) | 2009-12-25 | 2009-12-25 | 化粧料用組成物、化粧料及び当該化粧料の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5554985B2 (ja) |
WO (1) | WO2011078053A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR3061429B1 (fr) * | 2016-12-29 | 2020-11-27 | Oreal | Composition anhydre comprenant un sel de magnesium |
SG11201907190SA (en) | 2017-02-23 | 2019-09-27 | Fuji Oil Holdings Inc | Shea olein and method for preparing same |
EP4056670B1 (fr) | 2021-03-12 | 2024-08-21 | Biosynthis | Procede de fractionnement d'un extrait de karite |
JPWO2023047638A1 (ja) * | 2021-09-21 | 2023-03-30 | ||
FR3135729A1 (fr) | 2022-04-26 | 2023-11-24 | La Fabrique Vegetale | EXTRAIT de beurre de karité enrichi en insaponifiable détriterpéné |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60197795A (ja) * | 1984-03-21 | 1985-10-07 | 不二製油株式会社 | シア脂のカリテン類除去法 |
JPS6142595A (ja) * | 1984-08-02 | 1986-03-01 | 旭電化工業株式会社 | シア脂の脱ガム方法 |
FR2702773B1 (fr) * | 1993-03-19 | 1995-06-16 | Deslog | Procede de preparation de fractions de matieres grasses d'origine vegetale enrichies en matieres insaponifiables. |
JPH07267828A (ja) * | 1994-03-31 | 1995-10-17 | Shiseido Co Ltd | 水中油型まつ毛用化粧料 |
JP4351843B2 (ja) * | 2000-12-21 | 2009-10-28 | アールフスカールスハムン デンマーク アクティーゼルスカブ | 非トコール性高融点不鹸化物に富む植物油画分の製法 |
JP2003000136A (ja) * | 2001-06-25 | 2003-01-07 | Asahi Denka Kogyo Kk | パフ性改良剤及びロールイン用油脂組成物 |
-
2009
- 2009-12-25 JP JP2009295695A patent/JP5554985B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2010
- 2010-12-16 WO PCT/JP2010/072658 patent/WO2011078053A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011132207A (ja) | 2011-07-07 |
WO2011078053A1 (ja) | 2011-06-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6044699B2 (ja) | メイクアップ化粧料用組成物、及びメイクアップ化粧料 | |
JP4834548B2 (ja) | 液状エステル組成物及びそれを含有する化粧料 | |
JP5859428B2 (ja) | ワセリン様組成物、及び化粧料 | |
JP5230975B2 (ja) | アルキレンオキシド誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤 | |
WO2003059315A1 (fr) | Preparation d'une emulsion a phase continue huileuse a usage cutane externe | |
JP2009242321A (ja) | 皮膚外用剤 | |
WO2018074149A1 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP5554985B2 (ja) | 化粧料用組成物、化粧料及び当該化粧料の製造方法 | |
WO2017073758A1 (ja) | 組成物 | |
JP5234942B2 (ja) | 油中水型乳化皮膚外用剤 | |
JP5121527B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2009143825A (ja) | 表面処理粉体及びそれを配合した化粧料 | |
JPWO2018088570A1 (ja) | 皮膚外用剤組成物 | |
JP4971899B2 (ja) | 毛髪コンディショニング組成物 | |
JP2010275206A (ja) | 化粧料 | |
JP5260103B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2004018375A (ja) | オイル状化粧料 | |
JP2000239142A (ja) | 冷感化粧料 | |
JP3865032B2 (ja) | メーキャップ化粧料 | |
JP7316907B2 (ja) | 油性固形化粧料 | |
JP2002114661A (ja) | 制汗エアゾール化粧料 | |
JP2001335434A (ja) | メーキャップ化粧料 | |
WO2023002847A1 (ja) | 油分散組成物 | |
JP2002114624A (ja) | 化粧料 | |
JP2005320295A (ja) | 毛髪化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120803 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131126 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140527 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140530 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5554985 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |