JP2003000136A - パフ性改良剤及びロールイン用油脂組成物 - Google Patents

パフ性改良剤及びロールイン用油脂組成物

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JP2003000136A JP2001191589A JP2001191589A JP2003000136A JP 2003000136 A JP2003000136 A JP 2003000136A JP 2001191589 A JP2001191589 A JP 2001191589A JP 2001191589 A JP2001191589 A JP 2001191589A JP 2003000136 A JP2003000136 A JP 2003000136A
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fat
roll
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fats
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Toshiyuki Hirokawa
敏幸 廣川
Shoshi Maruzeni
詔司 丸銭
Toru Nezu
亨 根津
Sachiko Yamamoto
幸子 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デニッシュペーストリー、クロワッサン、パ
イ、フライドパイ等のフレーキーな食感をもった製品の
パフ性を著しく改良でき、且つロールイン用油脂組成物
に含有させることにより該油脂組成物の口溶け及び作業
性を改良できるパフ性改良剤を提供すること。 【解決手段】 シア脂から抽出したガム質を有効成分と
するパフ性改良剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シア脂のガム質を
有効成分とするパフ性改良剤、及び該パフ性改良剤を含
有するロールイン用油脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロールイン用油脂は、デニッシュペース
トリー、クロワッサン、パイ、フライドパイ等のフレー
キーな食感をもった製品に使用され、その性質が最終製
品に大きく影響する。ロールイン用油脂は、生地の間に
挟み込まれ、生地の折り畳み、圧延を繰り返すことによ
り生地中に薄い油脂層を多数形成し、この油脂層が小麦
粉生地層の相互の付着を防止し、焼成中生地から発生す
る水蒸気や炭酸ガスの発散を遮り、この結果として製品
を層状に膨張させフレーキーなテクスチャーを付与す
る。焼成中、層状に折り込まれた油脂は、溶けて生地に
吸収され、最後に生地中の澱粉、蛋白質が熱変性して凝
固し、独特の層状構造が形成される。
【0003】この層状構造を形成させるには、ロールイ
ン用油脂の油脂量、折り数、油脂の硬さ等が密接に関係
している。ロールイン用油脂の場合、融点が高く、硬い
油脂の方が、焼成初期から中期にかけて溶解しにくく、
油脂層間に水蒸気や炭酸ガスがよく保持され、浮きがよ
くなることが知られている。欧米では、パイやペースト
リーは焼成後すぐに或いはオーブンで再加熱して食べる
習慣があるため、融点が高く、硬い油脂が使用されてい
る。しかし、日本の場合、欧米のようにオーブンで再加
熱する習慣がなく、冷めたものを食べることが多く、そ
の場合、融点が高く、硬い油脂を使用すると、最終製品
にワキシー感(口溶けの悪さ)が残り、製品価値を損な
っていた。
【0004】このため、ロールイン用油脂としては、作
業温度(0〜30℃)でのSFC(固体脂含量)が20
〜45%の間にあり、体温付近で急激に溶解するような
ものの提案が多くなされてきた。具体的には、特公昭4
8−32164号公報では、トリラウリンと液状油の配
合油が提案され、特公昭57−30458号公報ではパ
ーム軟質油の異性化水添油を分別し、その硬部油と軟部
油を配合した油脂が提案されている。しかし、これら
は、作業性と口溶け性だけに重点をおいたもので、パフ
性を考慮したものは見当たらない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、デニッシュペーストリー、クロワッサン、パイ、フ
ライドパイ等のフレーキーな食感をもった製品のパフ性
を著しく改良でき、且つロールイン用油脂組成物に含有
させることにより該油脂組成物の口溶け及び作業性を改
良できるパフ性改良剤、及び該改良剤を含有するロール
イン用油脂組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意検討を行った結果、シア脂から抽出し
たガム質を含有するロールイン用油脂組成物を用いてデ
ニッシュペーストリー、クロワッサン、パイ、フライド
パイ等を製造すると、そのパフ性(浮き)が改良される
ことを知見し、本発明に到達した。即ち、本発明は、シ
ア脂から抽出したガム質を有効成分とするパフ性改良
剤、及び該パフ性改良剤を含有するロールイン用油脂組
成物を提供するものである。シア脂から抽出したガム質
がパフ性を改良する理由は、シア脂から抽出したガム質
をロールイン用油脂組成物に配合すると、油脂の粘性が
高くなり、油脂が完全に溶解しても油脂の粘度が高いた
め、デニッシュペーストリー、クロワッサン、パイ、フ
ライドパイ等の生地にしみこまず、デニッシュペースト
リー、クロワッサン、パイ、フライドパイ等の生地の焼
成初期から中期にかけて油脂層が保持されるためと考え
られる。
【0007】
【発明の実施形態】以下、本発明のパフ性改良剤、及び
ロールイン用油脂組成物について詳細に説明する。
【0008】本発明のパフ性改良剤は、シア脂から抽出
したガム質からなる。本発明で用いるガム質を抽出でき
るシア脂としては、ガム質を含有するシア脂、シア軟質
油、シア硬質油やこれらの硬化油を挙げることができ
る。ただし、油脂の精製工程である脱ガム工程を行って
いるシア脂は、ガム質の含有量が少ないので本発明では
使用しない。
【0009】シア脂から抽出したガム質は、ポリイソプ
レインを主成分としたもので、GPC分析によると低分
子量のガム質と高分子量のガム質が存在する。低分子量
のガム質の平均分子量は、約5,000〜30,000
であり、高分子量のガム質の平均分子量は、約5万〜1
00万である。
【0010】本発明のパフ性改良剤では、好ましくは高
分子量のガム質の含有量が20重量%以上で低分子量の
ガム質の含有量が80重量%以下、更に好ましくは高分
子量のガム質の含有量が25重量%以上で低分子量のガ
ム質の含有量が75重量%以下、最も好ましくは高分子
量のガム質の含有量が30〜95重量%で低分子量のガ
ム質の含有量が5〜70重量%である。
【0011】本発明で用いるシア脂から抽出したガム質
は、シア脂と溶剤を混合し、そして加温し、ガム質の結
晶を析出させ、この結晶を濾過や遠心分離等により分離
し、溶剤を除去することにより、得ることができる。
【0012】具体的には、例えば、特公昭60−170
00号公報に記載の油脂の溶剤分別結晶法を用いて得ら
れたガム物質を、更に溶剤を除去して用いてもよいし、
特公平1−60199号公報に記載のシア脂のカリテン
類除去法を用いて得られた不透過画分を、更に溶剤を除
去して用いてもよいし、特開昭61−42595号公報
に記載のシア脂の脱ガム方法を用いて得られたガム固形
物を、更に溶剤を除去して用いてもよいし、特開200
1−98293号公報に記載のシア脂からの不鹸化物分
離法により得られた不鹸化物を、更に溶剤を除去して用
いてもよい。
【0013】また、低分子量のガム質と、高分子量のガ
ム質を分画するには、次のような方法で行うことができ
る。シア脂を35〜40℃で結晶化し、これを分離し、
結晶部と液状部を得る。得られた結晶部には、低分子量
のガム質が濃縮され、液状部には高分子量のガム質が濃
縮される。得られた結晶部と溶剤を混合し、そして加温
し、ガム質の結晶を析出させ、この結晶を濾過や遠心分
離等により分離し、溶剤を除去することにより、低分子
量のガム質を得ることができる。また、得られた液状部
と溶剤を混合し、そして加温し、ガム質の結晶を析出さ
せ、この結晶を濾過や遠心分離等により分離し、溶剤を
除去することにより、高分子量のガム質を得ることがで
きる。
【0014】上記の低分子量のガム質を得る場合と高分
子量のガム質を得る場合のガム質の分離方法として、特
公昭60−17000号公報、特公平1−60199号
公報、特開昭61−42595号公報、特開2001−
98293号公報に記載の方法を用いることができる。
【0015】本発明のロールイン用油脂組成物は、上記
のパフ性改良剤を含有する。本発明では、ロールイン用
油脂組成物の油相中に、上記パフ性改良剤を好ましくは
0.3〜10重量%、更に好ましくは0.5〜9重量
%、一層好ましくは0.7〜8重量%、最も好ましくは
1.0〜7重量%含有させる。ロールイン用油脂組成物
の油相中のパフ性改良剤の含有量が0.3重量%未満で
はパフ性を改良する効果が得られにくく、ロールイン用
油脂組成物の油相中のパフ性改良剤の含有量が10重量
%を超えると粘性が高くなりやすく、ロールイン用油脂
組成物を用いた食品の口溶けが悪くなりやすい。
【0016】本発明のロールイン用油脂組成物の油脂と
しては、食用の動植物油脂の中から選ばれた1種又は2
種以上の油脂であって、配合油脂の0℃のSFCが好ま
しくは20〜65%、10℃のSFCが好ましくは15
〜60%の範囲に入る油脂を用いるのが好ましい。
【0017】そして、本発明のロールイン用油脂組成物
の油脂としては、好ましくは下記の油脂(A)、油脂
(B)、油脂(C)、油脂(D)、油脂(E)、油脂
(F)、油脂(G)の中から選ばれた1種又は2種以上
を用いるのがよく、更に好ましくは油脂(D)、油脂
(E)、油脂(F)、油脂(G)の中から選ばれた1種
又は2種以上を用いるのがよい。
【0018】上記油脂(A)は、乳脂又は乳脂の分別油
のことである。この油脂(A)としては、牛乳、クリー
ム、バター、チーズ等の乳脂を含有する乳製品をそのま
ま使用しても、これらから脂質分だけを抽出した乳脂そ
のものも使用してもよい。また、上記の乳脂を乾式分
別、溶剤分別した分別乳脂硬部油、分別乳脂中部油、分
別乳脂軟部油等を使用しても構わない。本発明ではこれ
らの中から選ばれた1種又は2種以上を油脂(A)とし
て用いることができる。
【0019】上記油脂(B)は、実質的に20℃で固体
脂のない油脂のことである。実質的に20℃で固体脂の
ない油脂(B)とは、20℃で液状の油脂であるのが好
ましい。この油脂(B)としては、例えば、大豆油、菜
種油、綿実油、サフラワー油、サンフラワー油、ハイオ
レイックサンフラワー油、ハイオレイックサフラワー
油、米糠油等の液状油やその低融点の硬化油、ヨウ素価
64以上のパームオレイン、シア脂、マンゴー脂、サル
脂、ラードの分別軟質油を用いることができる。本発明
ではこれらの中から選ばれた1種又は2種以上を油脂
(B)として用いることができる。
【0020】上記油脂(C)は、融点が25℃以上の油
脂のことである。油脂(C)としては、例えば、大豆
油、菜種油、綿実油、サフラワー油、サンフラワー油、
ハイオレイックサンフラワー油、米糠油等の液状油の硬
化油、パーム油、パーム中融点部、シア脂、シアステア
リン、マンゴー脂、マンゴーステアリン、サル脂、サル
ステアリン、カカオ脂、イリッペ脂、ラード、牛脂等や
これらの硬化油、魚硬化油、エステル交換油等を用いる
ことができる。本発明ではこれらの中から選ばれた1種
又は2種以上を油脂(C)として用いることができる。
【0021】上記油脂(D)、油脂(E)、油脂
(F)、油脂(G)は、油脂を加温して溶解し、−20
℃/分の冷却速度で−20℃まで冷却し、−20℃で1
時間保持した後、5℃で24時間保管したときの結晶型
がβ型である油脂であり、これらの油脂を用いるとパフ
性が著しく良好となる。
【0022】上記油脂(D)は、SXXで表されるトリ
グリセリド(Sは炭素数16以上の飽和脂肪酸、好まし
くは炭素数18以上の飽和脂肪酸で、Xは炭素数16以
上のトランス型の不飽和脂肪酸、好ましくはエライジン
酸)を主成分とする油脂のことである。ここでいうSX
Xとは、トリグリセリドの1位又は3位にSが、2、3
位又は1、2位にXが結合したものをいう。油脂(D)
としては、例えば、シア脂、マンゴー脂、サル脂、カカ
オ脂、イリッペ脂、パーム油等の分別軟部油等のSUU
(Sは炭素数16以上の飽和脂肪酸、好ましくは炭素数
18以上の飽和脂肪酸で、Uは炭素数16以上の不飽和
脂肪酸)を30重量%以上含有する1種又は2種以上の
油脂の異性化水添油が挙げられる。また、大豆油、菜種
油、ハイオレイックヒマワリ油、ヒマワリ油、スーパー
オレイン等の2位に炭素数16以上の不飽和脂肪酸を5
0重量%以上含有する油脂と炭素数16以上の飽和脂肪
酸又はその低級アルコールエステルとを1,3位選択的
なエステル交換反応を行うことにより得られたエステル
交換油、もしくはエステル交換油の分別軟部油の異性化
水添油を挙げることができる。更に、大豆油、菜種油、
ハイオレイックヒマワリ油、ヒマワリ油、スーパーオレ
イン等の2位に炭素数16以上の不飽和脂肪酸を50重
量%以上含有する油脂の異性化水添油と炭素数16以上
の飽和脂肪酸又はその低級アルコールエステルとを1,
3位選択的なエステル交換反応を行うことにより得られ
たエステル交換油、もしくはエステル交換油の分別軟部
油が挙げられる。更に、シア脂、マンゴー脂、サル脂、
カカオ脂、イリッペ脂、パーム油等の分別軟部油等のS
UUを30重量%以上含有する1種又は2種以上の油脂
の異性化水添油をアセトン、n−ヘキサン等で分画した
硬部油を挙げることができる。本発明ではこれらの中か
ら選ばれた1種又は2種以上を油脂(D)として用いる
ことができる。
【0023】上記油脂(E)はSXSで表されるトリグ
リセリド(Sは炭素数16以上の飽和脂肪酸、好ましく
は炭素数18以上の飽和脂肪酸で、Xは炭素数16以上
のトランス型の不飽和脂肪酸、好ましくはエライジン
酸)を主成分とする油脂のことである。ここでいうSX
Sとは、トリグリセリドの1、3位にSが、2位にXが
結合したものをいう。油脂(E)としては、シア脂、シ
アステアリン、マンゴー脂、マンゴーステアリン、サル
脂、サルステアリン、カカオ脂、カカオステアリン、イ
リッペ脂、パーム中融点部等のSUS(Sは炭素数16
以上の飽和脂肪酸、好ましくは炭素数18以上の飽和脂
肪酸で、Uは炭素数16以上の不飽和脂肪酸)を30重
量%以上含有する1種又は2種以上の油脂の異性化水添
油が挙げられる。また、大豆油、菜種油、ハイオレイッ
クヒマワリ油、ヒマワリ油、スーパーオレイン等の2位
に炭素数16以上の不飽和脂肪酸を50重量%以上含有
する油脂と炭素数16以上の飽和脂肪酸又はその低級ア
ルコールエステルとを1,3位選択的なエステル交換反
応を行うことにより得られたエステル交換油、もしくは
エステル交換油の分別硬部油の異性化水添油が挙げられ
る。更に、大豆油、菜種油、ハイオレイックヒマワリ
油、ヒマワリ油、スーパーオレイン等の2位に炭素数1
6以上の不飽和脂肪酸を50%以上含有する油脂の異性
化水添油と炭素数16以上の飽和脂肪酸又はその低級ア
ルコールエステルとを1,3位選択的なエステル交換反
応を行うことにより得られたエステル交換油、もしくは
エステル交換油の分別硬部油を挙げることができる。更
に、シア脂、シアステアリン、マンゴー脂、マンゴース
テアリン、サル脂、サルステアリン、カカオ脂、カカオ
ステアリン、イリッペ脂、パーム中融点部等のSUSを
30重量%以上含有する1種又は2種以上の油脂の異性
化水添油をアセトン、n−ヘキサン等で分画した硬部油
を挙げることができる。本発明では、これらの中から選
ばれた1種又は2種以上を油脂(E)として用いること
ができる。
【0024】上記油脂(F)は、USUで表される対称
型トリグリセリド(Sは炭素数16以上の飽和脂肪酸、
Uは炭素数16以上の不飽和脂肪酸)を主成分とする油
脂のことである。USUとしては、例えば、OPO、O
StO等が挙げられる(Oはオレイン酸、Pはパルミチ
ン酸、Stはステアリン酸を示す)。油脂(F)として
は、例えば、豚脂、パーム油、パーム核油、ヤシ油、コ
ーン油、オリーブ油、綿実油、大豆油、菜種油、米油、
ヒマワリ油、サフラワー油、牛脂、乳脂、カカオバタ
ー、シア脂、マンゴー核油、サル脂、イリッペ脂、魚
油、鯨油等の各種動植物油脂、これらの各種動植物油脂
を水素添加、分別並びにエステル交換から選択される1
又は2以上の処理を施した加工油脂、脂肪酸、脂肪酸低
級アルコールエステルを用いて製造したエステル交換油
が挙げられる。本発明では、これらの中から選ばれた1
種又は2種以上を油脂(F)として用いることができ
る。
【0025】上記油脂(G)は、SUSで表されるトリ
グリセリドとUSUで表されるトリグリセリドがモル比
で1:1となる油脂である(Sは炭素数16以上の飽和
脂肪酸、Uは炭素数16以上の不飽和脂肪酸)。SUS
で表されるトリグリセリドを含有する油脂としては、例
えば、パーム油、カカオバター、パーム核油、ヤシ油、
コーン油、オリーブ油、綿実油、大豆油、菜種油、米
油、ヒマワリ油、サフラワー油、牛脂、乳脂、豚脂、シ
ア脂、マンゴー核油、サル脂、イリッペ脂、魚油、鯨油
等の各種動植物油脂、これらの各種動植物油脂を水素添
加、分別並びにエステル交換から選択される1又は2以
上の処理を施した加工油脂、脂肪酸、脂肪酸低級アルコ
ールエステルを用いて製造したエステル交換油が挙げら
れる。USUで表されるトリグリセリドを含有する油脂
としては、例えば、豚脂、パーム油、パーム核油、ヤシ
油、コーン油、オリーブ油、綿実油、大豆油、菜種油、
米油、ヒマワリ油、サフラワー油、牛脂、乳脂、カカオ
バター、シア脂、マンゴー核油、サル脂、イリッペ脂、
魚油、鯨油等の各種動植物油脂、これらの各種動植物油
脂を水素添加、分別並びにエステル交換から選択される
1又は2以上の処理を施した加工油脂、脂肪酸、脂肪酸
低級アルコールエステルを用いて製造したエステル交換
油が挙げられる。本発明では、これらの中から選ばれた
SUSで表されるトリグリセリドを含有する油脂と、U
SUで表されるトリグリセリドを含有する油脂とを、S
USとUSUがモル比で1:1となるように配合した油
脂を油脂(G)として用いることができる。
【0026】また、本発明のロールイン用油脂組成物で
は、好ましくは油相中のSXXで表されるトリグリセリ
ド(SXX)とSXSで表されるトリグリセリド(SX
S)の合計量が6〜60重量%であり、油相中のSXX
/(SXX+SXS)が0.5以上となるように油脂を
配合するのがよく、更に上記のSXX+SXSの脂肪酸
組成において(St+P)/Sが0.6以上であるのが
好ましい。(Sは炭素数16以上の飽和脂肪酸、好まし
くは炭素数18以上の飽和脂肪酸で、Xは炭素数16以
上のトランス型の不飽和脂肪酸、好ましくはエライジン
酸、Stはステアリン酸、Pはパルミチン酸)
【0027】上記油脂及び上記パフ性改良剤の他にロー
ルイン用油脂組成物に含有させることができる成分とし
ては、例えば、水、乳化剤、増粘安定剤、食塩、塩化カ
リウム等の塩味剤、酢酸、乳酸、グルコン酸等の酸味
料、糖類や糖アルコール類、ステビア、アスパルテーム
等の甘味料、β−カロチン、カラメル、紅麹色素等の着
色料、トコフェロール、茶抽出物等の酸化防止剤、小麦
蛋白や大豆蛋白といった植物蛋白、卵及び各種卵加工
品、着香料、乳製品、調味料、pH調整剤、食品保存
料、日持ち向上剤、果実、果汁、コーヒー、ナッツペー
スト、香辛料、ココアマス、ココアパウダー、穀類、豆
類、野菜類、肉類、魚介類等の食品素材や食品添加物が
挙げられる。
【0028】上記乳化剤としては、グリセリン脂肪酸エ
ステル、蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン
有機酸脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、ステ
アロイル乳酸カルシウム、ステアロイル乳酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、レシチン、サポニ
ン、植物ステロール類等が挙げられ、これらの中から選
ばれた1種又は2種以上を用いることができる。上記乳
化剤の含有量は、特に制限はないが、本発明のロールイ
ン用油脂組成物中、好ましくは0.01〜5重量%、更
に好ましくは0.05〜3重量%、最も好ましくは0.
1〜1重量%である。また、本発明のロールイン用油脂
組成物において、上記乳化剤が必要でなければ、乳化剤
を用いなくてもよい。
【0029】上記増粘安定剤としては、グアーガム、ロ
ーカストビーンガム、カラギーナン、アラビアガム、ア
ルギン酸類、ペクチン、キサンタンガム、プルラン、タ
マリンドシードガム、サイリウムシードガム、結晶セル
ロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロー
ス、寒天、グルコマンナン、ゼラチン、澱粉、化工澱粉
等が挙げられ、これらの中から選ばれた1種又は2種以
上を用いることができる。上記増粘安定剤の含有量は、
特に制限はないが、本発明のロールイン用油脂組成物
中、好ましくは0〜10重量%、更に好ましくは0〜5
重量%である。また、本発明のロールイン用油脂組成物
において、上記増粘安定剤が必要でなければ、増粘安定
剤を用いなくてもよい。
【0030】本発明のロールイン用油脂組成物の油相の
含有量は、好ましくは35〜100重量%、更に好まし
くは40〜90重量%、最も好ましくは45〜87重量
%である。また、本発明のロールイン用油脂組成物の水
相の含有量は、好ましくは65〜0重量%、更に好まし
くは60〜10重量%、最も好ましくは55〜13重量
%である。
【0031】次に、本発明のロールイン用油脂組成物の
製造方法を説明する。本発明のロールイン用油脂組成物
は、その製造方法が特に制限されるものではなく、油相
にパフ性改良剤を添加し、必要により水相を混合乳化す
る。そして次に殺菌処理するのが望ましい。殺菌方法
は、タンクでのバッチ式でも、プレート型熱交換機や掻
き取り式熱交換機を用いた連続式でも構わない。
【0032】次に、冷却可塑化する。本発明において冷
却条件は好ましくは−0.5℃/分以上、更に好ましく
は−5℃/分以上とする。この際、徐冷却より急速冷却
の方が好ましい。冷却する機器としては、密閉型連続式
チューブ冷却機、例えば、ボテーター、コンビネータ
ー、パーフェクター等のマーガリン製造機やプレート型
熱交換機等が挙げられ、また、開放型のダイアクーラー
とコンプレクターの組み合わせが挙げられる。
【0033】また、本発明のロールイン用油脂組成物を
製造する際のいずれかの製造工程で、窒素、空気等を含
気させても、させなくても構わない。
【0034】本発明のロールイン用油脂組成物は、マー
ガリンタイプでもショートニングタイプでもどちらでも
よく、またその乳化形態は、油中水型、水中油型、及び
二重乳化型のいずれでも構わない。更に、本発明のロー
ルイン用油脂組成物は、その形状に関して、シート状、
ブロック状、円柱状等の形状としてもよい。各々の形状
についての好ましいサイズは、シート状:縦50〜10
00mm、横50〜1000mm、厚さ1〜50mm、
ブロック状:縦50〜1000mm、横50〜1000
mm、厚さ50〜500mm、円柱状:直径1〜25m
m、長さ5〜100mmである。
【0035】本発明のパフ性改良剤及びロールイン用油
脂組成物は、デニッシュ、クロワッサン、パイ、フライ
ドパイ等のフレーキーな食感をもった食品に用いること
ができる。
【0036】
【実施例】以下に、実施例をもって本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例により何等制限され
るものではない。また、実施例に示す%は重量%を表
す。また、S:炭素数16以上の飽和脂肪酸、X:炭素
数16以上のトランス型不飽和脂肪酸、U:炭素数16
以上の不飽和脂肪酸、St:ステアリン酸、P:パルミ
チン酸、O:オレイン酸を示す。
【0037】(油脂iの調製)シア脂軟質油をニッケル
触媒(SO−850、堺化学(株)製)0.3%、及び
DL−メチオニン(田辺製薬(株)製)を触媒として、
異性化水添を行い、更に漂白、脱臭し、油脂iを得た。
得られた油脂iの融点は33℃であった。原料のシア軟
質油は、SUU含量62.7%(StUU含量45.3
%、PUU含量13.4%、others 4.0
%)、SUS含量2.4%(StUSt含量0.5%、
StUP含量1.4%、PUP含量0.5%)であっ
た。得られた油脂iは、SXX含量27.3%(StX
X含量19.6%、PXX含量6.1%、others
1.6%)、SXS含量3.4%(StXSt含量
1.6%、StXP含量1.4%、PXP含量0.3
%、others 0.1%)であった。また、SXX
/(SXX+SXS)が0.89、これを構成する脂肪
酸組成は(St+P)/Sが0.92であった。
【0038】(油脂iiの調製)大豆極度硬化油30%と
オレイン酸エチル(和光純薬(株)製)70%をLipase
EG(天野製薬(株))を触媒として、1、3位選択的な
エステル交換反応を行った。反応後、分子蒸留で脂肪酸
エチルを除去した。次に、これを3倍量のアセトンに溶
解し、−3℃で結晶化し、結晶部と濾液部に濾別した。
その後、濾液部を漂白、脱臭した。この油脂は、OSO
の含量が61%であった。この油脂とマンゴーステアリ
ンを59:41で配合し、SOSとOSOの含量がそれ
ぞれ35%(計70%)になるように油脂iiを調製し
た。
【0039】(ガム質1の調製)シア脂に3倍量のアセ
トンを加え45℃に加熱した。45℃で2時間攪拌した
後、攪拌を止め結晶部分を沈殿させた。この結晶部分を
デカンテーションで分離し、結晶部分を脱溶剤し、ガム
質1を調製した。調製したガム質1は、平均分子量約2
4万のガム質を47重量%と平均分子量約2万のガム質
を53重量%含有するものであった。
【0040】(ガム質2の調製)完全に溶解したシア脂
を35℃で40時間静置して結晶化させた。これを濾紙
で減圧濾過し、濾液部分を得た。次にこの濾液部分に3
倍量のアセトンを加え45℃に加熱した。45℃で2時
間攪拌した後、攪拌を止め結晶部分を沈殿させた。この
結晶部分をデカンテーションで分離し、結晶部分を脱溶
剤し、ガム質2を調製した。調製したガム質2は、平均
分子量約24万のガム質を92重量%と平均分子量約2
万のガム質を8重量%含有するものであった。
【0041】(実施例1〜9、及び比較例1〜4)ロー
ルイン用油脂組成物の油相として表1、及び表2に示す
配合の油脂を用い、ロールイン用マーガリンをそれぞれ
製造した。ロールイン用マーガリンの配合及び製造は、
以下のような条件で行った。表1及び表2に示す配合の
油相83.2%と水14.8%、食塩1%、レシチン
0.5%、及びモノステアリン0.5%とを乳化、急冷
可塑化することにより、ロールイン用マーガリンを作成
した。なお、冷却条件は−30〜−40℃/分とした。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】調製したロールイン用マーガリンを用い
て、下記のような配合と製法によりパイを製造し、焼成
したパイの浮き倍率(焼成後のパイの厚みを焼成前の生
地厚で除した値;焼成品10個の平均値)を表1及び表
2に示した。
【0045】〔パイの配合及び製法〕パイは下記に示す
配合及び製法により製造した。 (配合) 強 力 粉 70 重量部 薄 力 粉 30 重量部 食 塩 1.3重量部 砂 糖 2 重量部 脱脂粉乳 3 重量部 練り込み油脂 5 重量部 水 54 重量部 ロールイン用マーガリン 80 重量部 (製法)ロールイン用マーガリン以外の原料を、縦型ミ
キサーにて低速及び中速でミキシングした後、冷蔵庫内
で生地をリタードした。この生地にロールイン用マーガ
リンをのせ、常法によりロールイン(4つ折り4回)
し、成型(縦100mm×横100mm×厚さ3m
m)、焼成した。
【0046】(結晶型の測定)実施例1、2、3、4、
5、及び9の油相部分(70℃で完全に溶解させたも
の)をそれぞれ−20℃/分の冷却速度で冷却し、−2
0℃に1時間保持した後、5℃で24時間保持した。こ
れらの油脂成分の結晶型をX線回折で確認したところ、
β型の結晶であった。
【0047】比較例1と実施例1〜3との対比、比較例
2と実施例4〜5との対比、比較例3と実施例6〜8と
の対比、及び比較例4と実施例9との対比より、ガム質
を添加することにより、パイの浮きが良好になることが
わかる。そして、上記に示すような測定方法で油相部分
の結晶型を測定した場合、β型の結晶である油相をもつ
実施例1、2、3、4、5、及び9は、特にパイの浮き
が良好になることがわかる。また、実施例1〜9のロー
ルイン用マーガリンを生地にロールインしたときの作業
性、焼成したパイの口溶けは良好であった。
【0048】
【発明の効果】本発明のパフ性改良剤は、デニッシュペ
ーストリー、クロワッサン、パイ、フライドパイ等のフ
レーキーな食感をもった製品のパフ性を著しく改良で
き、且つロールイン用油脂組成物に含有させることによ
り該油脂組成物の口溶け及び作業性を改良できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根津 亨 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 山本 幸子 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 Fターム(参考) 4B026 DL02 DP03 DP04 DP10 4B032 DB13 DK05 DK18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シア脂から抽出したガム質を有効成分と
    するパフ性改良剤。
  2. 【請求項2】 高分子量のガム質を20重量%以上含有
    する請求項1記載のパフ性改良剤。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のパフ性改良剤を含
    有するロールイン用油脂組成物。
  4. 【請求項4】 ロールイン用油脂組成物に含まれる油相
    を加温して溶解し、そして−20℃/分の冷却速度で−
    20℃まで冷却し、−20℃で1時間保持した後、5℃
    で24時間保管したときの結晶型がβ型である請求項3
    記載のロールイン用油脂組成物。
  5. 【請求項5】 油相が35〜100重量%である請求項
    3又は4記載のロールイン用油脂組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載のパフ性改良剤を油
    相に添加し、急冷可塑化することを特徴とするロールイ
    ン用油脂組成物の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2記載のパフ性改良剤又は
    請求項3〜5の何れかに記載のロールイン用油脂組成物
    を含有する食品。
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