JP5553671B2 - 金型装置 - Google Patents

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本発明は、成形後のワークを押し出すエジェクタピンが備えられている金型装置の改良に関する。
固定型に対して移動自在に設けられる可動型と、この可動型に設けられ成形後のワークを押し上げるエジェクタピンと、が備えられている金型装置が知られている(例えば、特許文献1(図1)参照。)。
特許文献1を次図に基づいて説明する。但し、要素名は一部変更し符号は振り直した。
図9に示されているように、金型装置としての射出成形用金型100に、固定側コアブロック101aと、この固定側コアブロック101aを保持する固定側ダイプレート101と、固定側コアブロック101aに対向配置される可動型コアブロック102aと、この可動型コアブロック102aを保持する可動側ダイプレート102と、この可動側ダイプレート102を支持する移動側取付板103と、この移動側取付板103に立設されるエジェクタガイドピン104と、このエジェクタガイドピン104に摺動可能に設けられるエジェクタプレート106と、このエジェクタプレート106に取付けられ成形後のワークを押し上げるエジェクタピン107と、が備えられている。
エジェクタピン107は、エジェクタプレート106に開けた貫通穴109を貫通しエジェクタプレート106に取付けられ、可動側ダイプレート102に開けた挿通穴108に挿通されている。
特許文献1の技術では、成形時において、可動型コアブロック102aに溶湯が接触するため、可動型コアブロック102aの温度が上昇する。可動型コアブロック102aの温度上昇に伴い、可動側ダイプレート102は熱膨張する。
その一方で、エジェクタプレート106は、周囲温度の変化が少なく熱膨張量は少ない。このため、両者の膨張量に差異が生じ、挿通穴108の位置と貫通穴109の位置の間にズレが生じる。このズレにより、エジェクタピン107は曲げられる。膨張量の差が大きいほど曲げ量が大きくなり、エジェクタピン107の寿命が短くなる。
特開2003−94147公報
本発明は、エジェクタピンの曲げを抑制することができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、固定型と、この固定型に対して移動自在に設けられる可動型と、この可動型に設けられワークを押し上げるエジェクタピンと、このエジェクタピンを支える可動型の側にて可動型に相対移動可能に設けられエジェクタピンを支持するエジェクタ板と、からなる金型装置において、エジェクタピンは、可動型に開けた挿通穴を貫通するピン部と、このピン部の基部に一体的に備えられピン部より大径のディスク部と、からなり、固定型と可動型で形成されるキャビティに注湯されると、キャビティ内の中立点を起点にして中立点から放射状に固定型と可動型が熱膨張するように固定型及び可動型が保持されており、中立点を通り、エジェクタピンに平行に延ばした延長線が第2の支持板に交わる交点を板上中立点とするとき、貫通穴は長穴であり、この長穴の長軸が板上中立点を通り、且つ、この板上中立点を中心に可動型が膨張する方向に延ばされていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、貫通穴の長径と貫通穴の短径の差は、挿通穴がキャビティの温度が低いときの位置から高いときの位置まで移動する長さと同じ長さに設定されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、可動型を固定型の側から見たときに、板上中立点は、可動型の温度上昇前に可動型上に位置する第1の前位置と、可動型の温度上昇後に可動型上に位置する第1の後位置とを通る第1の延長線と、可動型の温度上昇前に可動型上に位置する第2の前位置と、可動型の温度上昇後に可動型上に位置する第2の後位置とを通る第2の延長線とが交わる位置にあることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、エジェクタ板に、板上中立点を中心に金型が膨張する方向にエジェクタピンが貫通する貫通穴が設けられ、この貫通穴は長穴とし、長穴の長軸は板上中立点を中心として膨張する方向に延びている。
従来、エジェクタ板に設けられエジェクタピンが貫通する貫通穴の径は、エジェクタピンの外径に所定のクリアランスを加えた大きさの径に設定されている。
ワークの成形により溶湯と接触する可動型の温度が上昇し、温度上昇に伴い可動型が膨張する。その一方で、エジェクタピンを支持するエジェクタ板は、溶湯と接触しないため、可動型に較べると温度上昇は少なく膨張量は少ない。その結果、可動型とエジェクタ板との膨張量に差異が生じ、エジェクタ板に開けた貫通穴と可動型に開けた挿通穴との間に位置ズレが生ずる。この位置ズレにより、挿通穴と貫通穴とを通るエジェクタピンに大きな力がかかるという問題があった。
この点、本発明では、エジェクタ板に開けられエジェクタピンが貫通する貫通穴は、板上中立点を中心に金型が膨張する方向に設けられている長穴であり、この長穴の長軸は板上中立点を中心として膨張する方向に延びている。
可動型の温度が上昇し、可動型が膨張し、可動型に開けられていた挿通穴にエジェクタピンが当たった場合であっても、エジェクタ板に開けられている長穴の長軸は、可動型の膨張する方向に延びているので、エジェクタピンは、長穴に沿って移動することになる。
そのため、挿通穴が熱膨張により移動した場合であっても、エジェクタピンに軸直角方向の力がかかり難くなる。エジェクタピンに力がかかり難くなれば、熱膨張によるエジェクタピンの曲げを抑制させることができ、エジェクタピンの耐久性を高めることができる。
請求項2に係る発明では、貫通穴の長径と貫通穴の短径の差は、挿通穴がキャビティの温度が低いときの位置から高いときの位置まで移動する量と同じ量に設定されている。すなわち、貫通穴の長径は、挿通穴の移動量に合わせたので、キャビティの温度が高くなったとき、エジェクタピンのピン部に大きな力がかかる心配はない。エジェクタピンに大きな力がかからないので、エジェクタピンへの曲げを抑制することでエジェクタピンへの負担を一層軽減することができ、エジェクタピンの耐久性を一層高めることができる。
請求項3に係る発明では、板上中立点は、可動型の温度上昇前後に可動型上に位置する第1の前位置及び第1の後位置とを通る第1の延長線と、可動型の温度上昇前後に可動型上に位置する第2の前位置及び第2の後位置とを通る第2の延長線とが交わる位置にある。
板上中立点は、金型温度上昇前後の挿通穴の位置をシミュレーションにより算出することにより、これらの複数の延長線が交差する点として容易に求めることができる。
このような板上中立点であれば、可動型に開けた挿通穴の移動量を温度上昇前後で精度良く求めることが可能になる。
本発明に係る金型装置の断面図である。 図1の2−2断面図である。 図2の3部拡大図である。 板上中立点を設定する方法を説明する図である。 図2の5(a)−5(a)線断面図及び作用説明図である。 貫通穴とピン部との寸法関係を説明する図である。 本発明に係る金型装置の作用説明図である。 実施例及び比較例に係るエジェクタピンの作用説明図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、金型装置の方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示されているように、金型装置10は、固定板11に取付けられている固定型13と、この固定型13に対して移動自在に設けられる可動型14と、この可動型14を支持するスペーサブロック15、15と、これらのスペーサブロック15、15が取付けられる可動板12と、この可動板12と可動型14との間に設けられるエジェクタ板17と、このエジェクタ板17に支持されワークを押し上げる複数のエジェクタピン21と、からなる。
可動型14は、コアブロック22と、このコアブロック22の周囲を囲うようにしてコアブロック22と一体的に設けられるホルダブロック23とからなる。
可動型14と固定型13の間には、溶湯が射出される空間としてのキャビティ24が形成されている。固定板11には、キャビティ24へ溶湯を射出する通路を有するスプルブッシュ19が取付けられている。
エジェクタ板17に、エジェクタ板17の移動をガイドするガイドボスト20、20が設けられている。エジェクタピン21を支持するエジェクタ板17は、可動型14の側にて可動型14に相対移動可能に設けられている。
エジェクタ板17は、ディスク部26を支える第1の支持板27と、この第1の支持板27に重ねられ、ディスク部26を収納する凹部31及びエジェクタピン21のピン部25が貫通する貫通穴32を有する第2の支持板28と、からなる。
エジェクタピン21は、可動型14に開けた挿通穴33を貫通するピン部25と、このピン部25の基部に一体的に備えられピン部25より大径で鍔状に形成されるディスク部26と、からなる。
図2に示されているように、エジェクタ板17の構成部材としての第2の支持板28に、エジェクタピン21のピン部25が貫通する4つの貫通穴32が配置されている。これらの4つの貫通穴32に、4つのエジェクタピン21のピン部25が各々通っている。すなわち、本実施例では、1枚のエジェクタ板17に4つのエジェクタピン21が支持されている。次図にて、1つのエジェクタピン21を取り上げ、第2の支持板28に形成されエジェクタピン21が通る貫通穴32及び凹部31について説明する。
図3に示されているように、エジェクタピン21のピン部25が通る貫通穴32は長穴32Aであり、この長穴32Aの下方にて、第2の支持板28には、エジェクタピン21のディスク部26が通る凹部31が形成されている。凹部31は周囲が上から見たときに長円状に形成されている。
図1を併せて参照して、ディスク部26の下面36は、第1の支持板27の上面37に当接している。ディスク部26は、凹部31に収納されており、長穴32Aの長軸41方向に移動可能に設けられている。ピン部25が長穴32Aを通り、ディスク部26が長円状に形成された凹部31を通る。すなわち、エジェクタピン21は、第1の支持板27の上面37を摺動しつつ前記長穴32Aの長軸41に沿って移動可能な部材である。42は長穴32Aの短軸である。
次に、可動型を固定型から見たときに、金型の温度上昇前後で位置の変動しない点としての中立点及び板上中立点について説明する。
図1に戻って、固定型13と可動型14で形成されるキャビティ24に注湯されると、キャビティ内の中立点NPを起点にして中立点NPから放射状に固定型13と可動型14が熱膨張するように固定型13及び可動型14が保持されている。中立点NPを通り、エジェクタピン21に平行に延ばした延長線56が第2の支持板28に交わる交点を板上中立点43とする
図4に示されているように、キャビティ24内にあって、注湯前後で位置が変化しない点を中立点(図1、符号NP)とし、この中立点NPを通り、エジェクタピン(図1、符号21)に平行に延ばした延長線が第2の支持板28に交わる交点を板上中立点43とするとき、この板上中立点43を中心として膨張する方向に長穴(図2、符号32A)の長軸41が延びている。
可動型14を固定型の側から見たときに、板上中立点43は、可動型14の温度上昇前に可動型14上に位置する第1の前位置45と、可動型14の温度上昇後に可動型14上に位置する第1の後位置46とを通る第1の延長線51と、可動型14の温度上昇前に可動型14上に位置する第2の前位置47と、可動型14の温度上昇後に可動型14上に位置する第2の後位置48とを通る第2の延長線52とが交わる位置にある。
したがって、第1の延長線51と長穴の長軸41とは一致し、第2の延長線52と長穴の長軸41とは一致するものとなる。
板上中立点43は、金型温度上昇前後の挿通穴33の位置をシミュレーションにより算出することにより、これらの複数の延長線が交差する点として容易に求めることができる。
このような板上中立点43であれば、可動型14に開けた挿通穴33の移動量を温度上昇前後で精度良く求めることが可能になる。
次に、金型温度上昇前後における、エジェクタピンの板上中立点からの変位について説明する。
図5(a)には、溶湯がキャビティ24に射出される前であって、金型温度上昇前におけるエジェクタピン21の状態が示されている。
図5(b)には、溶湯がキャビティ24に射出された後であって、金型温度上昇後におけるエジェクタピン21の状態が示されている。
金型温度上昇後に、可動型14は膨張により、板上中立点(図4、符号43)から長穴の長軸に沿って、長さ(δ)だけ離間する方向へ変位する。
第2の支持板28に、膨張する方向に沿って長軸(図4、符号41)が延びる位置に長穴32Aが設けられているので、エジェクタピン21は、第1の支持板27の上面を長穴32Aに沿って摺動する。
なお、ピン部25が通る挿通穴33の下部には、ピン部25との間にクリアランスをもたせるように大穴部54が形成されている。挿通穴33の下部に大穴部54が形成されているので、ピン部25の側面と挿通穴33との間の接触面が減り、ピン部25は挿通穴33を円滑に摺動する。
図6には、長径Daと短径Dbとが規定されている貫通穴32が示されている。
例えば、エジェクタピン21のピン部25の外径が20mmのとき、貫通穴32の短径Dbは、ピン部25と貫通穴32の間のクリアランス:0.5mmを考慮して20.5mmと設定される。
以下、貫通穴32の長径Daについて検討する。
気温:20℃、金型温度上昇後の温度:200℃とし、金型に利用されているSC材相当の線膨張係数:11×10−6 −1 を利用して、膨張中心(点)からエジェクタピン21までの距離が400mmのとき、膨張長さは、δ=180×400×11×10−6=0.79mmとなる。
この場合、長径:Da=(20+0.5+0.79)=21.29mm、短径:Db=(20+0.5)=20.5mmとなる。図中、理解を容易にするため、長径は短径に実際の比率に較べて対して大きな比率で表示されている。
すなわち、貫通穴32の長径Daと貫通穴32の短径Dbの差(Da−Db)は、挿通穴(図1、符号32)がキャビティ24の温度が低いときの位置から高いときの位置まで移動する長さ(δ)と同じ長さに設定されている。
貫通穴32の長径Daを、挿通穴33の移動量(δ)に一致させたので、キャビティ24の温度が高くなったとき、エジェクタピン21は、長穴の長軸方向に移動することができる。このため、エジェクタピン21のピン部25に大きな力がかかる心配はない。エジェクタピン21に大きな力がかからないので、エジェクタピン21への負担を一層軽減することができ、エジェクタピン21の耐久性を一層高めることができる。長穴の短軸方向では、径方向のクリアランスは0.5mmに設定されているので、エジェクタピン21にがたつき等が発生する心配はない。
可動型14の膨張方向に移動する分の長さに貫通穴32の長径が形成されているので、エジェクタピン21が長軸方向に移動する。このため、エジェクタピン21に、負担がかかる心配はない。
次に、成形後、エジェクタピン上昇時の作用説明を行う。
図7(a)に、固定型13に可動型14が合わされ、キャビティ24に溶湯が射出され、金型温度が上昇した後の状態が示されている。
図7(b)に、エジェクタピン21が成形後のワークWを押し上げる状態が示されている。具体的には、固定型13から可動型14を図矢印b方向に移動させていくと、可動型14の下面14bがエジェクタ板17の上面17aに当たり、その後、エジェクタ板17に設けられているエジェクタピン21が可動型14の上面14aから突出し、成形後のワークWを押し上げる。
本発明では、図8(a)及び図8(b)に示されているように、可動型14が膨張し、この可動型14に開けた挿通穴33が板上中立点(図4、符号43)を中心に移動する方向にて、エジェクタ板17の長軸(図3、符号41)が沿うように長穴としての貫通穴32を配置したので、温度上昇によるエジェクタピン21への負担を大幅に軽減させることができる。
図8(c)及び図8(d)に示されているように、従来、貫通穴32Bの径は、エジェクタピン21Bの外径に所定のクリアランスを加えた大きさの径に設定されている。ワークWの成形により可動型14Bの温度が上昇すると、可動型14Bとエジェクタ板17Bとの温度差が大きくなり、エジェクタ板17Bに開けた貫通穴32Bと可動型14Bに開けた挿通穴33Bとの間に位置ズレが生ずる。この位置ズレにより、挿通穴33Bと貫通穴32Bとを通るエジェクタピン21Bに力がかかる。このような状態でエジェクタピン21Bを摺動させると、エジェクタピン21Bの軸直角方向に力がかかり、エジェクタピン21Bに大きな負担がかかる。
図8(a)及び図8(b)に戻って、本発明では、エジェクタ板17に開けられエジェクタピン21と嵌合する貫通穴32は、板上中立点43を中心に金型が膨張する方向に設けられている長穴32Aであり、この長穴の長軸(図3、符号41)は板上中立点(図2、符号43)を中心として膨張する方向に延びている。
可動型14の温度が上昇し、可動型14が膨張し、可動型14に開けられていた挿通穴33にエジェクタピン21が当たった場合であっても、長穴32Aの長軸41は、可動型14の膨張する方向に延びているので、エジェクタピン21は、長穴32Aに沿って移動することになる。
そのため、エジェクタピン21の軸直角方向に力がかかり難くなる。エジェクタピン21の軸直角方向に力がかかり難くなるので、エジェクタピン21への負担を大幅に軽減させることができ、エジェクタピン21の耐久性を高めることができる。
尚、本発明は、実施の形態ではダイカスト金型に適用したが、樹脂成形金型にも適用可能であり、一般の金型に適用することは差し支えない。
本発明は、ダイカスト金型に好適である。
10…金型装置、13…固定型、14…可動型、17…エジェクタ板、21…エジェクタピン、24…キャビティ、25…ピン部、26…ディスク部、27…第1の支持板、28…第2の支持板、31…凹部、32…挿通穴、32A…長穴、33…貫通穴、41…長穴の長軸、42…長穴の短軸、43…板上中立点、45…第1の前位置、46…第1の後位置、47…第2の前位置、48…第2の後位置、51…第1の延長線、52…第2の延長線、Da…貫通穴の長径、Db…貫通穴の短径、NP…中立点。

Claims (3)

  1. 固定型と、この固定型に対して移動自在に設けられる可動型と、この可動型に設けられワークを押し上げるエジェクタピンと、このエジェクタピンを支える前記可動型の側にて前記可動型に相対移動可能に設けられ前記エジェクタピンを支持するエジェクタ板と、からなる金型装置において、
    前記エジェクタピンは、前記可動型に開けた挿通穴を貫通するピン部と、このピン部の基部に一体的に備えられ前記ピン部より大径のディスク部と、からなり、
    前記エジェクタ板は、前記ディスク部を支える第1の支持板と、この第1の支持板に重ねられ、前記ディスク部を収納する凹部及び前記ピン部が貫通する貫通穴を有する第2の支持板と、からなり、
    前記固定型と前記可動型で形成されるキャビティに注湯されると、前記キャビティ内の中立点を起点にして前記中立点から放射状に前記固定型と前記可動型が熱膨張するように前記固定型及び前記可動型が保持されており、
    前記中立点を通り、前記エジェクタピンに平行に延ばした延長線が前記第2の支持板に交わる交点を板上中立点とするとき、
    前記貫通穴は長穴であり、この長穴の長軸が前記板上中立点を通り、且つ、この板上中立点を中心に前記可動型が膨張する方向に延ばされていることを特徴とする金型装置。
  2. 前記貫通穴の長径と前記貫通穴の短径の差は、前記可動型の温度が低いときの前記挿通穴の位置から高いときの前記挿通穴の位置まで移動する長さと同じ長さに設定されていることを特徴とする請求項1記載の金型装置。
  3. 前記可動型を前記固定型の側から見たときに、前記板上中立点は、前記可動型の温度上昇前に前記可動型上に位置する第1の前位置と、前記可動型の温度上昇後に前記可動型上に位置する第1の後位置とを通る第1の延長線と、前記可動型の温度上昇前に前記可動型上に位置する第2の前位置と、前記可動型の温度上昇後に前記可動型上に位置する第2の後位置とを通る第2の延長線とが交わる位置にあることを特徴とする請求項2記載の金型装置。
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