JP5552881B2 - 双極型電池の支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、双極型電池を収容する電池ケース内の、双極型電池を支持するための構造に関する。
電気自動車やハイブリッド自動車等のモータ駆動に用いる二次電池として、集電体の一方の面に正極を、他方の面に負極を形成した双極型電極を、複数枚積層して発電要素を形成する双極型電池が知られている。
例えば、特許文献1には、発電要素の積層方向両端に正負極の集電板を配置した双極型電池が開示されている。
特開2009−016235号公報
しかしながら、特許文献1の双極型電池では、外部から力が加わった場合、特に双極型電極の積層方向と交差する方向から外力が作用した場合には、発電要素が変形して集電板同士が接触し、短絡するおそれがある。短絡が生じると、設計時に想定したものより大きな電流が流れ、それに伴い発熱するため電池容量劣化を招くこととなる。
そこで、本発明では、双極型電池に電極の積層方向と交差する方向から力が加わった場合の集電板の短絡を防止することを目的とする。
本発明の双極型電池支持構造は、集電体の一方の面に正極が形成され他方の面に負極が形成されてなる電極が、セパレータを介して複数枚積層された発電要素を備える双極型電池を支持するものである。そして、積層方向の一方の端部に位置する正極に接続され、その一部が延長又は別部材が接続されて形成される正極タブを備える正極集電板と、積層方向の他方の端部に位置する負極に接続され、その一部が延長又は別部材が接続されて形成される負極タブを備える負極集電板とを備える。さらに、積層方向と交差する方向から力が作用した場合に、正極集電板の少なくとも正極タブが形成された部位近傍と、この部位近傍に対向する負極集電板の部位とが同一方向に変形するよう付勢し、かつ、負極集電板の少なくとも負極タブが形成された部位近傍と、この部位近傍に対向する正極集電板の部位とが同一方向に変形するように付勢する変形付勢手段とを備える。
本発明によれば、電極の積層方向と交差する方向から力が作用した場合に、変形付勢手段によって、正極集電板の正極タブを設けた部位近傍と、この部位近傍に対向する負極集電板の部位とが同一方向に変形するよう付勢され、かつ負極集電板の少なくとも負極タブが形成された部位近傍と、この部位近傍に対向する正極集電板の部位とが同一方向に変形するように付勢される。これにより正極集電板と負極集電板とが接触することを回避でき、結果として短絡を防止することができる。
第1実施形態に係る双極側電池及び双極型電池用ケースの概略構成を示す断面図である。 図1の負極タブ周辺の拡大図である。 外力が作用した場合の変形の形態を説明するための図である。 第2実施形態に係る双極側電池及び双極型電池用ケースの概略構成を示す断面図である。 外力が作用した場合の変形の形態を説明するための図である。 第2実施形態の他の構成例を示す断面図である。 第3実施形態に係る双極側電池及び双極型電池用ケースの概略構成を示す断面図である。 図7の負極タブ付近の拡大図である。 電池ケースの斜視図である。 外力が作用した場合の変形の形態を説明するための図である。 第3実施形態の他の構成例を示す断面図である。 電池ケースの斜視図である。 第4実施形態の他の構成例を示す断面図である。 外力が作用した場合の変形の形態を説明するための図である。
以下本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、第1実施形態に係る双極型電池及び電池ケースの概略構成を示す断面図である。
発電要素1は、後述する電極20及びセパレータ14を積層したものである。この発電要素1の積層方向の一端には負極集電板4が、他端には正極集電板5が配置される。これら発電要素1、負極集電板4及び正極集電板5(以下、発電要素1等という)は、外装材2の内部に収められて外装材2の外部と電気的に絶縁されている。ただし、負極集電板4及び正極集電板5の一部を延長又は別部材を接続して形成する負極タブ4a及び正極タブ5aが、外装材2から外部に引き出されている。
そして、発電要素1等を収めた電池ケース3は、車両の所定の位置に固定される。なお、電池ケース3の形状については後述する。
図2は、図1の負極タブ4a周辺を拡大したものである。
電極20は、集電体12の一方の面に負極11を、他方の面に正極13を形成したものである。集電体12は、例えば導電性を有するポリエチレン(PE)樹脂にカーボン材料を分散させた導電性高分子材料を、延伸により厚さ100[μm]程度のフィルム状に形成したものである。
負極11は、次の材料を所定の比率で混合して作成した正極スラリーを集電体12の一方の面に塗布し、真空オーブンにて乾燥させた後に所望の厚さにプレスして形成する。正極スラリーは、正極活物質としてLiMn24[85質量%]、導電助剤としてアセチレンブラック[5質量%]、バインダとしてポリフッ化ビニリデン(PVDF)[10質量%]、及びスラリー粘度調整溶媒としてN−メチル−2−ピロリドン(NMP)からなる材料を上記比率にて混合して作成する。
正極13は、次の材料を所定の比率で混合して作成した負極スラリーを集電体12の正極スラリーを塗布した面とは反対側の面に塗布し、真空オーブンにて乾燥させた後に所望の厚さにプレスして形成する。負極スラリーは、負極活性物質としてハードカーボン[90質量%]、バインダとしてPVDF[10質量%]、及びスラリー粘度調整溶媒としてNMPからなる材料を上記比率にて混合して作製する。
発電要素1は、電極20とセパレータ14を、隣接する電極20の負極11と正極13がセパレータ14を挟んで対向するように複数枚積層し、この積層体の外周部に、発電要素1内部に電解液を封止するためのシール部15を形成したものである。
なお、上述した正極及び負極の作製において、NMPは電極乾燥時にすべて揮発させて除去するので、電極の構成材料ではなく、適当なスラリー粘度になるように適量を加える。また、上記比率は、スラリー粘度調整溶媒を除く成分で換算した比率を示す。
セパレータ14は、PEに電解液を含浸させて形成したものである。電解液は、ジエチルカーボネイト(DEC)とエチレンカーボネート(EC)が体積比1対1の混合溶媒に、電解質としてLiPF6を1M溶媒したものである。なお、電解液は電極20及びセパレータ14を積層する工程で注液される。
シール部15は、例えばポリオレフィン、ポリエステル、ポリイミド、またはポリアミドのように絶縁性を有する樹脂材料で形成される。これらの材料は、電池の動作電位のなかでも電気的に安定なので、電池に悪影響を与えることなく確実に絶縁することができる。なお、同様の性質を有するものであれば、上記以外のものであってもよい。また、シール部15は、集電体12、負極集電板4及び正極集電板5よりも高強度で変形しにくい。
外装材2は、例えばアルミラミネートフィルム等で形成される。
上記のように外装材2に収められた発電要素1等は、例えば上突部材6a、6b及び下突部材7a、7bのような支持部材により電池ケース3の内部に支持される。
ここで、電池ケース3の形状について説明する。
電池ケース3は、負極タブ4a、正極タブ5aを取り出す面からケース内部方向の所定範囲が折れ曲がっている。
負極タブ4aを取り出す側では、図2に示すように、電池ケース3の上面3a及び下面3bはいずれも積層方向の負極タブ4a側(以下、これを積層方向上側とする)に折れ曲がっている。そして、上面3aの変曲点は、シール部材15と負極11及び正極13との負極タブ4a側の境界線(図1、図2中の一点鎖線)よりもケース内周側に、下面3bの変曲点は上記境界線よりもケース外側に位置する。
一方、正極タブ5aを取り出す側は、図1に示すように負極タブ4a側とは反対に、積層方向の正極タブ5a側(以下、これを積層方向下側とする)に折れ曲がっている。そして、上面3aの変曲点はシール部材15と負極11及び正極13との正極タブ5a側の境界線よりケース外側に、下面3bの変曲点は上記境界線よりケース内側に位置する。
なお、上突部材6a、6b及び下突部材7a、7bの配置については、図1、図2に示した位置に限らず、発電要素1等を支持できるのであれば他の場所であってもよい。また、上下突部材6、7を設けて支持する構成に限られず、例えば電池ケース3の内壁と発電要素1等が接する構成であってもよい。
図3は、上述した構成の電池ケース3及び発電要素1等に積層方向に交差する方向(以下、積層方向横側という)から外力が作用した場合の、これらの変形の形態を説明するための図である。
外力が積層方向横側から作用した場合、電池ケース3の負極タブ4a側及び正極タブ5a側では、それぞれ電池ケース3は上面3a及び下面3bの折れ曲がっている方向に曲がる。すなわち、負極タブ4a側、正極タブ5a側のいずれも、図中時計回り方向に曲がる。
そして、電池ケース3が上記のように図中時計回り方向に曲がると、内装されている発電要素1等も同様に図中時計回り方向に曲がる。つまり、負極タブ4aは発電要素1及び正極集電板5から遠ざかる方向へ曲がり、正極タブ5aは負極集電板4から遠ざかる方向へ曲がる。
このため、負極タブ4a側及び正極タブ5a側のいずれでも、外力が積層方向横側から作用した場合の正極タブ5aと負極タブ4aとの短絡を防止できる。
以上により本実施形態では、次のような効果が得られる。
(1)双極型電池を支持する双極型電池支持構造であって、積層方向に交差する方向から外力が作用した場合に、少なくとも電極タブ4a、5aを形成した端部付近の正極集電板5及び負極集電板4を同一方向に変形させるように付勢する形状の電池ケース3を備える。具体的には、電極タブ4a、5aを取り出す端面側の所定範囲で、積層方向上側の面と同下側の面が、積層面に対して同一方向に折れ曲がっている。これにより、積層方向横側から外力が作用した場合に、正極集電板5と負極集電板4が電池ケース3によって積層面に対して同一方向に曲げられるので、正極集電板5と負極集電板4の短絡を防止できる。
(2)電池ケース3は、正極タブ5a及び負極タブ4aがそれぞれ発電要素1等から遠ざかる方向へ変形させるよう付勢するので、より確実に正極集電板5と負極集電板4の短絡を防止できる。
(3)電池ケース3の積層方向上側の面と積層方向下側の面のうち、電極タブ4a、5aに近い面の方が発電要素1の中央側で折れ曲がっているので、積層方向横側から外力が作用した場合に、電極タブ4a、5aを発電要素1等から遠ざかる方向へ変形させることができる。
第2実施形態について説明する。
図4は、本実施形態に係る双極側電池及び電池ケースの概略構成を示す断面図である。発電要素1等については図1と同様なので説明を省略し、電池ケース3について説明する。
図4に示すように、電池ケース3は図1に示したケースのようには折れ曲がっておらず、直方体の箱である。発電要素1等はこの電池ケース3の内部に上突部材6a、6b、下突部材7a、7bにより支持されている。上突部材6a、6b及び下突部材7a、7bはいずれも発電要素1等をシール部材15部分で支持するように配置される。
また、下面3bの、負極タブ4a側のシール部材15と対向する位置と、及び上面3aの、正極タブ5a側のシール部材15と対向する位置に、それぞれ補強材40と補強材41が配置される。
図5は、上述した構成の電池ケース3及び発電要素1等に積層方向横側から外力が作用した場合の、これらの変形の形態を説明するための図である。
負極タブ4a側は、上面3aの方が補強材40を配置した下面3bに比べて変形し易い。また、下面3bでは補強材40を設けた部分と設けない部分の境界が変形の起点となり易い。したがって、積層方向横側から外力が作用すると、まず上面3aが変形し、これに引き込まれるように下面3bが上記境界付近を変曲点として図中時計回り方向に曲がる。そして、電池ケース3が上記のように図中時計回り方向に曲がることで、内装されている発電要素1等の負極タブ4a側の端部付近も図中時計回り方向に曲がる。すなわち、負極タブ4aは正極集電板5から離れる方向に曲がる。
一方、正極タブ5a側も同様のメカニズムにより電池ケース3は図中時計周り方向に曲がり、正極タブ5aは負極集電板4から離れる方向に曲がる。
したがって、積層方向横側から外力が作用した場合に、正極集電板5と負極集電板4の短絡を防止することができる。
なお、図6に示すように正極集電板5側の補強材41を下面3bに配置しても、十分な短絡防止効果が得られる。図6の構成では、電池ケース3の正極タブ5a側は図中反時計回り方向に曲がる。そして、電池ケース3の変形に伴って発電要素1等も図中反時計回り方向に曲がる。このとき、発電要素1等は同一方向に曲がるので、正極タブ5aと負極集電板4とが近づくことはないからである。
また、本実施形態では負極タブ4a側及び正極タブ5a側で上面3aと下面3bの強度差が生じればよいので、例えば、補強材40、41を設けずに、ケース材の当該部分を厚肉化する、上面3aの負極タブ4a側と下面3bの正極タブ5a側を薄肉化する、等してもよい。
なお、上突部材6a、6b及び下突部材7a、7bの配置については、図1、図2に示した位置に限らず、発電要素1等を支持できるのであれば他の場所であってもよい。また、上下突部材6、7を設けて支持する構成に限られず、例えば電池ケース3の内壁と発電要素1等が接する構成であってもよい。
以上により本実施形態では、次の効果を得ることができる。
(4)電極タブ4a、5aを取り出す端面側の所定範囲で、発電要素1の積層方向端面と対向する二つの面の材料強度又は機械強度が異なっている。つまり、積層方向横側から外力が作用した場合に、強度の弱い方の変形量が多くなり、強度の強い方が弱い方へ折れ曲がるようになる。これにより、積層方向横側から外力が作用した場合に、正極集電板5と負極集電板4が電池ケース3によって積層面に対して同一方向に曲げられるので、正極集電板5と負極集電板4の短絡を防止できる。
第3実施形態について説明する。
図7は、本実施形態に係る双極側電池及び電池ケースの概略構成を示す断面図である図8は図7の負極タブ4a付近の拡大図である。
発電要素1等については図1、図2と同様なので説明を省略し、電池ケース3について説明する。
まず、上突部材6a、6b及び下突部材7a、7bについて説明する。
図7、図8に示すように、上突部材6a、6bは電池ケース3の内部の上面3aから積層方向下向きに突出している。下突部材7a、7bは、電池ケース3の内部の下面3bから積層方向上向きに突出している。上突部材6a、6b及び下突部材7a、7bは、電池ケース3の内側に向かって幅が狭まる楔形の断面形状となっている。
そして、上突部材6a、6b及び下突部材7a、7bのいずれも、発電要素1等を支持した状態で、少なくとも先端部分が外装材2に食い込むようになっている。また、上突部材6a、6b及び下突部材7a、7bは、図9に示すように、電池ケース3の上面3a、下面3bの少なくとも発電要素1に対向する領域に、発電要素1の負極タブ4a、正極タブ5aを取り出している側面と平行にのびている。なお、負極集電板4及び正極集電板5は、図9に示すように発電要素1の上面及び下面よりも面積が小さいものとする。
負極タブ4aを取り出している側に配置する上突部材6aは、積層方向上端の負極11のシール部材15との境界付近に相当する位置で発電要素1を支持するように配置される。上突部材6aに対向する下突部材7aは、シール部材15に相当する位置で発電要素1を支持するように配置される。すなわち、上突部材6aと下突部材7aは互いにオフセットした位置に配置され、下突部材7aの方が上突部材6aよりも発電要素1の外周に近く、かつ硬い部分を支持する。
正極タブ5aを取り出している側に配置する下突部材7bは、積層方向下端の正極13のシール部材15との境界付近に相当する位置で発電要素1を支持するように配置される。下突部材7bに対向する上突部材6bは、シール部材15に相当する位置で発電要素1を支持するように配置される。すなわち、上突部材6bと下突部材7bは互いにオフセットした位置に配置され、上突部材6bの方が下突部材7bよりも発電要素1の外周に近く、かつ硬い部分を支持する。
図10は、上記のような構成の電池ケース3に外力が作用した場合の変形の形態について示す図である。ここでは、電池ケース3に対して図面左側から右側に向けて外力が作用する場合を考える。
上記のような外力が作用すると、負極タブ4aを取り出す側では、発電要素1内は上突部材6a及び下突部材7aから押圧力を受ける。このとき、上突部材6aから発電要素1等に作用する押圧力の積層方向の成分は積層方向下向きで、下突部材7aから発電要素1等に作用する押圧力の積層方向は積層方向上向きとなる。そして、これら反対向きの積層方向の成分が作用する位置はオフセットしているため、発電要素1等の負極タブ4a側端部付近では、発電要素1等に図中時計回り方向に曲げる力が作用する。
さらに、上突部材6が支持する位置は下突部材7が支持する位置より剛性が低いので、上記押圧力が作用したときに図中時計周り方向に曲がり易い。
すなわち、発電要素1等はいずれも同じ方向であって、負極タブ4aが発電要素1から遠ざかる方向に曲げられる。これにより、外力が作用した場合に、電池ケース3や負極タブ4a等が変形して負極タブ4aと正極タブ5aとが短絡することを防止できる。
一方、正極タブ5aが取り出されている側でも、同様のメカニズムによって発電要素1等は図中時計回り方向に曲げられる。すなわち、発電要素1等はいずれも同じ方向であって、正極タブ5aが発電要素1から遠ざかる方向に曲げられる。これにより、外力が作用した場合の正極タブ5aと負極タブ4aとの短絡を防止できる。
なお、正極タブ5a側の上突部材6bと下突部材7bを、負極タブ4a側と同様に、上突部材6aを負極11のシール部材15との境界付近に相当する位置に、下突部材7aをシール部材15に相当する位置にそれぞれ配置してもよい。この場合、図11に示すように、正極タブ5aを取り出す側では発電要素1等は図中反時計回り方向に、つまり正極タブ5aが負極タブ4aに近づく方向に曲がることになるが、負極タブ4aも図中反時計回り方向に曲がるので、短絡防止効果は十分に得られる。また、上下の突部材6、7が発電に寄与しない部位で支持するので、通常運転時における電池の発電性能に与える影響が小さい。
ところで、図12に示すように、負極集電板4及び正極集電板5が発電要素1と同等の面積である場合には、上突部材6及び下突部材7を負極集電板4、正極集電板5の全周にわたって設けてもよい。負極集電板4及び正極集電板5の面積が大きくなると、負極タブ4a及び正極タブ5aを取り出す面以外の部分でも負極集電板4と正極集電板5が短絡する可能性が高まるからである。
以上により本実施形態では次の効果を得ることができる。
(5)発電要素1等を積層方向両端面で支持するための突部材6、7を、一方の積層方向端面の支持位置とこれに対向する他方の積層方向端面の支持位置が積層方向に直交する方向にオフセットするよう配置した。これにより、積層方向横側から外力が作用した場合に、正極集電板5と負極集電板4が突部材6、7によって積層面に対して同一方向に曲げられるので、正極集電板5と負極集電板4の短絡を防止できる。
(6)少なくとも電極タブ4a、5aを取り出す端面側に配置した突部材6、7は、シール部分15で発電要素1等を支持する。つまり、電極20と比較して機械強度が高い部位を付勢することになるので、より確実に正極集電板5と負極集電板4の短絡を防止できる。
第4実施形態について説明する。
図13は負極タブ4a周辺拡大図であり、図14は電池ケース3に外力が作用した場合の変形の形態について示す図である。
本実施形態と第1実施形態との相違点は、上突部材6及び下突部材7の形状及び配置なので、この相違点について説明する。
負極タブ4a側の上突部材6aは、電池ケース3の上面3aから積層方向下向きに突出し、電池ケース3の内側に向かって幅が狭まる楔形の断面形状となっている。そして図9と同様に電池ケース3の上面3aの少なくとも発電要素1に対向する領域に、発電要素1の負極タブ4aを取り出している側面と平行にのびている。また、上突部材6a、6bは、発電要素1等を支持した状態で、少なくとも先端部分が外装材2に食い込むようになっている。
負極タブ4a側の下突部材7aは、下面3bと負極タブ4a側の側面と画成する角部に配置され、下面3bの負極タブ4a側端部から正極タブ5a側端部方向の所定範囲で、正極タブ5a側にいくほど下面3bからの突出量が徐々に少なくなるよう傾斜した斜面を有する。下突部材7aは、この斜面が発電要素1等に接することで発電要素1等を支持する。
一方、正極タブ5a側の上突部材6bと下突部材7bは、負極タブ4a側の下突部材7aと上突部材6aの構成を上下反転した構成とする。
上記のような構成において、外力が積層方向横側から作用して電池ケース3が変形すると、発電要素1の積層方向下端付近が下突部材7aによって正極タブ5a方向に押圧される。この場合、発電要素1等は下突部材7aの斜面に接しているので、発電要素1等は積層方向上向きに押し上げられ、上面3a側で発電要素1等が上突部材6aに引っ掛かる。そして、下突部材7aが発電要素1等を押圧する位置と、上突部材6aが発電要素1等に引っ掛かる位置が、積層方向でみたときにオフセットしている。このため、上突部材6aと下突部材7aとの間で発電要素1等の負極タブ4a側端部付近を積層方向上向きに回転させる力が発生する。すなわち、負極タブ4aは正極集電板5から離れる方向に曲がることとなり、これにより短絡を防止できる。
一方、正極タブ5a側についても、同様のメカニズムによって発電要素1等の正極タブ5a側端部付近を積層方向下向きに回転させる力が発生するので、正極タブ5aと負極集電板4の短絡を防止できる。
以上により本実施形態では、次の効果を得ることができる。
(7)発電要素1等を積層方向両端面で支持するための突部材6、7を、一方の積層方向端面の支持位置とこれに対向する他方の積層方向端面の支持位置が積層方向に直交する方向にオフセットするよう配置した。積層方向上端と積層方向下端の支持位置は積層方向に直交する方向にオフセットしており、かつ、突部材6a、7bは、発電要素1中央側から電極タブ4a、5aを取り出す端面側へ向けて突出量が少なくなる傾斜面を有する。また、突部材7a、6bは、発電要素1中央側から電極タブ4a、5aを取り出す端面側へ向けて突出量が多くなる傾斜面を有し、この傾斜面で発電要素1等を支持する。これにより、積層方向横側から外力が作用した場合に、正極集電板5と負極集電板4が積層面に対して同一方向に曲げられるので、正極集電板5と負極集電板4の短絡を防止できる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
1 発電要素
2 外装材
3 電池ケース
4 負極集電板
5 正極集電板
6 上突部材
7 下突部材
11 負極
12 集電体
13 正極
14 セパレータ
15 シール部材
20 電極
40 補強材
41 補強材

Claims (8)

  1. 集電体の一方の面に正極が形成され他方の面に負極が形成されてなる電極が、セパレータを介して複数枚積層された発電要素を備える双極型電池の支持構造において、
    積層方向の一方の端部に位置する前記正極に接続され、その一部が延長又は別部材が接続されて形成される正極タブを備える正極集電板と、
    積層方向の他方の端部に位置する前記負極に接続され、その一部が延長又は別部材が接続されて形成される負極タブを備える負極集電板と、
    積層方向と交差する方向から力が作用した場合に、前記正極集電板の少なくとも前記正極タブが形成された部位近傍と、この部位近傍に対向する前記負極集電板の部位とが同一方向に変形するよう付勢し、かつ、前記負極集電板の少なくとも前記負極タブが形成された部位近傍と、この部位近傍に対向する前記正極集電板の部位とが同一方向に変形するように付勢する変形付勢手段と、
    を備えることを特徴とする双極型電池の支持構造。
  2. 前記変形付勢手段は、前記正極タブ及び前記負極タブが積層方向の前記発電要素から遠ざかる向きに変形するよう付勢する請求項1に記載の双極型電池の支持構造。
  3. 前記変形付勢手段として、前記正極タブまたは負極タブを取り出す端面側の所定範囲で、前記発電要素の積層方向端面と対向する二つの面が積層面に対して同一方向に折れ曲がっている電池ケースを備える請求項1または2に記載の双極型電池の支持構造。
  4. 前記電池ケースの対向する二つの面のうち、端面から取り出されている前記正極タブまたは負極タブに近い面の方が、遠い面よりも当該端面から離れた位置で折れ曲がっている請求項3に記載の双極型電池の支持構造。
  5. 前記変形付勢手段として、前記正極タブまたは負極タブを取り出す端面側の所定範囲で、前記発電要素の積層方向端面と対向する二つの面の材料強度又は機械強度が異なっている電池ケースを備える請求項1または2に記載の双極型電池の支持構造。
  6. 前記変形付勢手段として、前記発電要素を積層方向両端面で支持するために前記発電要素を収納する電池ケースの内面または前記発電要素を支持する構造体から前記発電要素に向けて凸状に形成した突部材であって、一方の積層方向端面の支持位置と、これに対向する他方の積層方向端面の支持位置を積層方向に直交する方向にオフセットさせて配置した突部材を備える請求項1または2に記載の双極型電池の支持構造。
  7. 前記変形付勢手段として、前記発電要素を積層方向両端側で支持するために前記発電要素を収納する電池ケースの内面または前記発電要素を支持する構造体から前記発電要素に向けて凸状に形成した突部材であって、
    一方の積層方向端面の支持位置と、これに対向する他方の積層方向端面の支持位置を積層方向に直交する方向にオフセットしており、
    かつ、積層方向で対向する前記支持部材のうち前記発電要素中央側に配置した前記突部材は、前記発電要素中央側から前記正極タブまたは負極タブを取り出す端面側へ向けて突出量が少なくなる傾斜面を有し、
    前記正極タブまたは負極タブを取り出す端面側に配置した前記突部材は、前記発電要素中央側から前記正極タブまたは負極タブを取り出す端面側へ向けて突出量が多くなる傾斜面を有し、この傾斜面で前記発電要素を支持する請求項1または2に記載の双極型電池の支持構造。
  8. 少なくとも前記正極タブまたは負極タブを取り出す端面側に配置した前記突部材は、前記電極及び前記セパレータの外周部には電解液が外部に流出しないよう封止するためのシール部に対向する部位で前記発電要素を支持する請求項6または7に記載の双極型電池の支持構造。
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