JP5549767B2 - 印刷装置及びその定着装置 - Google Patents
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Description
センサが開示されている。また、サーミスタは定着装置の温度異常を監視する上で重要な
役割を果たすため、サーミスタの断線を検知するための手法も考案されている。例えば、
特許文献2には、サーミスタが接続された回路の高圧側での電圧の値から異常を判断して
、サーミスタの断線を検知する装置が開示されている。
は、単にサーミスタが接続された回路の高圧側での電圧値を検知してその値から異常を判
断しているため、必ずしも正確には断線を検知することができず、また、誤検知の可能性
もあった。
て、簡単な方式で、確実にそのサーミスタの断線を検知することができる。
。図1は、本発明の一実施形態に係る定着装置の異常検出装置を備えたカラー印刷装置(
以下、単にプリンタ装置で示す)の内部構成を説明する断面図である。
タであり、画像形成部2、中間転写ベルトユニット3、給紙部4、及び両面印刷用搬送ユ
ニット5で構成されている。
ーの色を除き全て同じ構成である。したがって、以下ブラック(K)用の画像形成ユニッ
ト6Kを例にしてその構成を説明する。
、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム7の周面近傍
を取り巻いて、クリーナ8、帯電ローラ9、光書込ヘッド11、及び現像器12の現像ロ
ーラ13が配置されている。
(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のいずれかのトナーを収容し、
中間部には下部へのトナー補給機構を備えている。
ー撹拌部材、現像ローラ13にトナーを供給するトナー供給ローラ、現像ローラ13上の
トナー層を一定の層厚に規制するドクターブレード等を備えている。
ラム7の表面近傍に近接し、静電潜像の電気的吸着力に応じて各現像器のトナー色に基づ
くトナーを付着させ感光体ドラム7表面上にトナー像を形成する。
ラム7表面上に形成されたY、M、C、K色のトナー像を各色画像形成ユニット毎の転写
部において全色のトナー像の位置が重なるように位置あわせされながら直接ベルト面に転
写(一次転写)されて、その合成されたトナー像を更に用紙に転写(二次転写)すべく用
紙への転写位置まで中間状態のトナー像を保持しながら搬送するので、ここでは転写ベル
ト14を含むユニット全体を中間転写ベルトユニットという。
ベルト位置制御機構17を備えている。ベルト位置制御機構17は、転写ベルト14を介
して感光体ドラム7の下部周面に押圧する導電性発泡スポンジから成る一次転写ローラ1
8を備え、感光体ドラム7表面に形成されたトナー像を転写ベルト14側に転写するため
に、一次転写ローラ18に高電圧が印加される。
位置をフルカラーモード(4個全部の一次転写ローラ18が転写ベルト14に当接)、モ
ノクロモード(画像形成ユニット6Kに対応する一次転写ローラ18のみが転写ベルト1
4に当接)、及び全非転写モード(4個全部の一次転写ローラ18が転写ベルト14から
離れる)に切換えることができ、プリンタ装置1が記録処理を行わない状態では、全非転
写モード状態として、転写ベルト14が全ての画像形成ユニット6との接触が断たれ、ま
た、プリンタ装置1がモノクロ印刷処理状態にあるときには、フルカラーモードの位置に
切り換えることにより転写ベルト14とカラー印刷用の画像形成ユニット6M,6C,6
Yとの関係が絶たれ、これにより、転写ベルト14や感光体ドラム7の接触摩耗による消
耗を防止する構成になっている。
ニット6Mの更に上流側に転写ベルト14表面に残留した無駄なトナーを除去するベルト
クリーナユニット35が配置され、このベルトクリーナユニットが除去した廃棄トナーを
収納すべく、転写ベルト14の下面部のほぼ全面に沿い付けるように平らで薄型の廃トナ
ー回収容器19が着脱自在に配置されている。
ト21の給紙口(図の右方)近傍には、それぞれ用紙取出ローラ22、給送ローラ23、
捌きローラ24、待機搬送ローラ対25が配置されている。
て従動ローラ16に圧接する二次転写ローラ26が配設され、用紙への二次転写部を形成
している。
ト27の更に下流側には、定着後の用紙を定着ユニット27から搬出する搬出ローラ対2
8、及びその搬出される用紙を装置上面に形成されている排紙トレー29に排紙する排紙
ローラ対31が配設されている。
搬送路から図の右横方向に分岐した開始返送路32a、それから下方に曲がる中間返送路
32b、更に上記とは反対の左横方向に曲がって最終的に返送用紙を反転させる終端返送
路32c、及びこれらの返送路の途中に配置された4組の返送ローラ対33a、33b、
33c、33dを備えている。
送ローラ対25への搬送路に連絡している。また、本例において中間転写ベルトユニット
3の上面部には、転写ベルト14表面を摺擦するブレード及び取り込みローラ36からな
るベルトクリーナユニット35が配置されている。
される用紙に中間転写ベルト14を介してトナー像を転写する方式となっている。したが
って、用紙の搬送路に発生する用紙ジャム等の不具合を回復するメンテナンス処理時には
、図1の右側を開放するのみで対処できる構成である。
の構成において、本例の主要部となる定着ユニット27の詳細を示す図であり、図2(b
)は、関わる各ローラのみを取り出して示す。尚、図2(a)、(b)には、図1と同一
構成部分には図1と同一の番号を付して説明する。
中間転写ベルトユニット3、二次転写ローラユニット39、及び定着ユニット27を示し
ている。
きローラ24、待機搬送ローラ対25を備えており、待機搬送ローラ対25により、他の
ユニット(中間転写ベルトユニット3)と連携する用紙搬送系を形成している。
ット(用紙搬送ユニット38及び定着ユニット27)と連携する用紙搬送系を形成してい
る。
り付けられている。温度センサ53は、そのセンサの種類や設計仕様に応じ、定着ベルト
42に接触していても良いし、接触していなくてもよいが、以下に示す本発明の一実施形
態では、非接触型の温度センサを例に説明する。
定着ベルト42表面から輻射される赤外線を検知することにより、定着ベルト42の表面
温度を検出するものであり、その内部に赤外線検知用サーミスタT1と温度補償用サーミ
スタT2とを備えている。赤外線検知用サーミスタT1は、定着ベルト42表面から輻射
される赤外線により加熱される赤外線吸収フィルムの温度を検知しているが、その出力電
圧は周囲の温度に依存する。このような温度依存を補償するために赤外線検知用サーミス
タT1自身の温度を検出する必要がある。このため、赤外線検知用サーミスタT1の近傍
で定着ベルト42表面から輻射される赤外線の影響を受けない位置に温度補償用サーミス
タT2が配置され、これら2つのサーミスタの両端電位を検出することにより、加熱ロー
ラ40により加熱される定着ベルト42表面の温度が把握できるように構成されている。
上記2つのサーミスタの両端電位の差分の平均値をA/Dコンバータでデジタル値に変
換し、変換後のデジタル値をCPUへ出力する。CPUは、所定のプログラムを実行する
ことにより、入力されたデジタル値及び予め定められたテーブルに基づいて定着ベルト4
2の表面温度を求め、この表面温度が一定に維持されるように加熱ローラ40に内包され
るヒータ1及びヒータ2の通電制御を行う。以下にその具体的制御方法について詳述する
。
される各種装置の信号がCPU49との間で伝達される。各種装置信号の一例としては、
ソータ制御、原稿のジャム検知、シート材搬送等の制御の他に、後述するスイッチSW1
のオン/オフの制御のための制御信号などがあり、制御装置47によってそれぞれの制御
が行なわれる。また、RAMには、随意に、後述するVdefの正常範囲を表す電圧値の
データが記録されていてもよい。
下に詳細に説明していく。サーミスタの異常に対処するために、所定のインターバルで繰
り返し行われる断線検知モードにおいては、CPU49の制御によりスイッチSW1はオ
フにされる。図5に示されるように、本発明の一実施形態に係る断線検知装置61を備え
た非接触温度センサ53には、抵抗素子R3が、スイッチSW1に対して並列に接続され
ている。そのため、スイッチSW1がオフの状態でも、接地電圧(GND)と完全には遮
断されず、電圧は抵抗R3を通ってGNDに流れる。抵抗R3には、抵抗R2及びR1と
比してかなり大きな抵抗値を有するものが使用される。言い換えると、スイッチSW1が
オフの状態では、V2からV1を差し引いた差分電圧が、スイッチSW1がオンの状態よ
りもかなり小さな値(例えば、およそ10分の1程度)となるように抵抗R3の抵抗値が
選ばれる。例えば、本実施形態においては、抵抗R2及びR1として33KΩの抵抗が用
いられており、また、抵抗R3に1MΩの抵抗を用いることとする。
内にある場合(例えば、ここでは0.71V,0.8V,0.92Vなど)は、検知用サ
ーミスタT1及び補償用サーミスタT2はともに断線していないと判定できる。
線した場合、GNDに電圧が流れることが無くなり、従って、定電圧回路60から印加さ
れた5VがそのままV1として差動増幅器のマイナス端子に入力される。一方、V2には
、回路が抵抗R3を介して接地されているため、5V未満の電圧が流れることが分るだろ
う。従って、差動増幅器56のプラス端子57にV2として5V未満の電圧が入力され、
差動増幅器56のマイナス端子58にはV1として5Vが入力されるため、差分電圧はマ
イナスとなり、結果としてオフセット電圧である0.5V以下の電圧Vdefが出力され
ることになる。通常の使用においては、補償用サーミスタT2によって検出される温度が
検知用サーミスタT1によって検出される温度よりも高くなることは無いため、V2がV
1より小さくなることはない。従って、Vdefの値がオフセット電圧を下回る場合は、
T1が断線していると判断できる。実際には、その電圧差が大きいため飽和状態となりV
defは0Vとなる。
の抵抗値が1MΩと大きい場合を仮定する。電圧V2の値は、(5V−5V×33Ω/(
1000KΩ+33KΩ+1000KΩ))となり、約4.92Vになる。その差分電圧
は、(4.92V−5V))で−0.08Vである。−0.08Vにゲインの20倍をか
けると、−1.6ボルトで、オフセット電圧0.5Vを加算しても、値は−1.1Vとな
りマイナスのままで飽和している。従って、Vdefは0Vとなることが分るだろう。
値が正常範囲を下回る場合(例えば、ここでは0.2V,0.15V,0Vなど)は、C
PU49は、検知用サーミスタT1が断線していると判定できる。
断線した場合、GNDに電圧が流れることが無くなり、従って、定電圧回路60から印加
された5VはそのままV2として差動増幅器56のプラス端子57に入力されることにな
る。一方、回路が抵抗R3を介して接地されているため、(5V−5V×33KΩ/(1
000+33KΩ))以上で5V未満の電圧がV1として、差動増幅器56のマイナス端
子58に入力されることになる。差動増幅器56のプラス端子57にV2として5Vが直
接流れ込むため、V2からV1を差し引いた差分電圧は大きくなる。その結果、正常値と
して上記で定めた0.5V〜1Vの範囲を大幅に上回る電圧がVdefとして出力される
ことになる。
、その抵抗値が1MΩと大きい場合を仮定する。電圧V1の値は、(5V−5V×33Ω
/(1000KΩ+33KΩ+1000KΩ))となり、約4.92Vになる。その差分
電圧は、(5V−4.92V)で0.08Vである。0.08Vにゲインの20倍をかけ
ると、1.6ボルトで、それにオフセット電圧0.5Vを加算すると、Vdefの値は2
.1Vとなり、正常範囲として定めた0.5V〜1Vの範囲を大きく上回ることが分るだ
ろう。
回る場合(例えば、ここでは1.32V,2V,2.8Vなど)は、CPU49は、補償
用サーミスタT2が断線していると判定できる。
線、正常範囲を大きく上回る値であれば補償用サーミスタT2が断線というように、いず
れのサーミスタが断線したのかも判定することができる。
もとに非接触で熱源の温度を測定する方式の非接触温度センサの制御において、その2つ
のサーミスタより発生する電圧の差分を増幅する差動増幅器を有した非接触温度センサ回
路に、スイッチと抵抗というわずかな構成を追加し、その差動増幅器の出力電圧を監視す
ることで、出力電圧が正常範囲外にある場合はサーミスタの断線と判断することが可能に
なる。
U49の動作フローを示す。
せしてマージンが設けられている。さらに別な実施形態では、正常範囲の下限の電圧値に
も、オフセット電圧からのマージンがとられていてもよい。
かによって断線の判定を行なう例を述べたが、当然のことながら本発明に係る実施形態は
これに限定されるものではなく、例えば、オフセット電圧を下回る或る特定の電圧値以下
(例えば、0.2V以下、0.15V以下)であるか否か、というように別な値を判定に
用いることもできることが当業者には理解されよう。
あるか否かによって断線の判定を行なっているが、当然のことながら本発明に係る実施形
態はこれに限定されるものではなく、例えば、正常範囲と見積もられた電圧範囲を超える
電圧以上(例えば、1.4V以上、2.5V以上、3V以上)、というように別な値を判
定に用いることもできることが当業者には理解されよう。
検知装置61を導入し、温度センサの2つのサーミスタの断線を検知する例を述べたが、
本発明の適用範囲は、非接触型の温度センサに限定されるものではなく、例えば、接触型
のサーミスタにおいても、本発明に係る一実施形態を利用して断線を検知することができ
ることが当業者には理解されるであろう。
て、温度測定に必要な回路にわずかな構成を追加するのみで、簡単な方式で、確実にその
サーミスタの断線を検知することができる。
。しかしながら、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。これらの実施形
態は例示的なものとして提供されており、本発明の範囲を逸脱すること無く、上述の実施
形態に対してあらゆる変更、追加及び代替が成され得ることが当業者には理解されるであ
ろう。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲とその均等物によってのみ確定されることが
意図される。
2・・・画像形成部
3・・・中間転写ベルトユニット
4・・・給紙部
5・・・両面印刷用搬送ユニット
6・・・画像形成ユニット
7・・・感光体ドラム
8・・・クリーナ
9・・・帯電ローラ
11・・・光書込ヘッド
12・・・現像器
13・・・現像ローラ
14・・・中間転写ベルト
15・・・駆動ローラ
16・・・従動ローラ
17・・・ベルト位置制御機構
18・・・一次転写ローラ
19・・・廃トナー回収容器
21・・・給紙カセット
22・・・用紙取出ローラ
23・・・給送ローラ
24・・・ローラ
25・・・待機搬送ローラ対
26・・・二次転写ローラ
27・・・定着ユニット
28・・・搬出ローラ対
29・・・排紙トレー
30a・・・ガイド板
30b・・・ガイド板
31・・・排紙ローラ対
32a・・・開始返送路
32b・・・中間返送路
32c・・・終端返送路
33a・・・返送ローラ対
33b・・・返送ローラ対
33c・・・返送ローラ対
33d・・・返送ローラ対
35・・・ベルトクリーナユニット
36・・・ローラ
38・・・用紙搬送ユニット
39・・・二次転写ローラユニット
40・・・加熱ローラ
41・・・定着ローラ
42・・・定着ベルト
43・・・加圧ローラ
44・・・ヒータ1
45・・・ヒータ2
47・・・制御装置
48・・・専用メモリ(ROM)
49・・・CPU
50・・・赤外線
51・・・ランダムアクセスメモリ(RAM)
52・・・インターフェース部(I/O)
53・・・温度センサ
54・・・赤外線吸収フィルム
56・・・差動増幅器
57・・・プラス端子
58・・・マイナス端子
59・・・A/Dコンバータ
60・・・定電圧回路
61・・・断線検知装置
Claims (14)
- 記録媒体に印刷を行う印刷装置であって、
画像形成手段と、
前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
発熱体からの輻射熱により加熱される熱吸収部材の温度を測定する第1のサーミスタ及び当該第1のサーミスタの近傍温度を測定する第2のサーミスタと、
前記第1のサーミスタ及び前記第2のサーミスタを接続する共通端子と接地との間に設けられたスイッチと、
前記スイッチと並列に接続された抵抗体と、
前記スイッチを予め設定時期に作動させ、前記共通端子を接地に接続する切換制御手段と、
前記スイッチが閉成された状態において前記第1のサーミスタの電圧供給端子の電位と前記第2のサーミスタの電圧供給端子の電位との差分電圧の大きさを検知することにより前記発熱体の温度を識別する温度識別手段と、
前記スイッチが開放された状態において前記第1のサーミスタの電圧供給端子の電位と前記第2のサーミスタの電圧供給端子の電位との差分電圧の大きさを検知することにより前記第1のサーミスタ又は前記第2のサーミスタの断線を検知する断線検知手段と、
を備える、
ことを特徴とする印刷装置。 - 前記第1のサーミスタ及び前記第2のサーミスタは非接触型の温度センサであることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記第2のサーミスタは前記発熱体からの前記輻射熱の影響を受けない位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
- 前記発熱体はハロゲンヒータであることを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれかに記載の印刷装置。
- 前記熱吸収部材は赤外線吸収フィルムであることを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれかに記載の印刷装置。
- 前記第1のサーミスタの電圧供給端子の電位と前記第2のサーミスタの電圧供給端子の電位との差分電圧の大きさを所定の倍率で増幅する差動増幅器をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のうちのいずれかに記載の印刷装置。
- 前記差動増幅器にはオフセット電圧が入力され、
前記差動増幅器は前記第1のサーミスタの電圧供給端子の電位と前記第2のサーミスタの電圧供給端子の電位との差分電圧の大きさを前記所定の倍率で増幅した電圧に、前記オフセット電圧を加え他電圧を前記温度識別手段又は前記断線検知手段に出力することを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。 - 記録媒体に印刷を行う印刷装置における当該記憶媒体に定着を行う定着装置であって、
発熱体からの輻射熱により加熱される熱吸収部材の温度を測定する第1のサーミスタ及び当該第1のサーミスタの近傍温度を測定する第2のサーミスタと、
前記第1のサーミスタ及び前記第2のサーミスタを接続する共通端子と接地との間に設けられたスイッチと、
前記スイッチと並列に接続された抵抗体と、
前記スイッチを予め設定時期に作動させ、前記共通端子を接地に接続する切換制御手段と、
前記スイッチが閉成された状態において前記第1のサーミスタの電圧供給端子の電位と前記第2のサーミスタの電圧供給端子の電位との差分電圧の大きさを検知することにより前記発熱体の温度を識別する温度識別手段と、
前記スイッチが開放された状態において前記第1のサーミスタの電圧供給端子の電位と前記第2のサーミスタの電圧供給端子の電位との差分電圧の大きさを検知することにより前記第1のサーミスタ又は前記第2のサーミスタの断線を検知する断線検知手段と、
を備える、
ことを特徴とする定着装置。 - 前記第1のサーミスタ及び前記第2のサーミスタは非接触型の温度センサであることを特徴とする請求項8に記載の定着装置。
- 前記第2のサーミスタは前記発熱体からの前記輻射熱の影響を受けない位置に配置されていることを特徴とする請求項8又は9に記載の定着装置。
- 前記発熱体はハロゲンヒータであることを特徴とする請求項8乃至10のうちのいずれかに記載の定着装置。
- 前記熱吸収部材は赤外線吸収フィルムであることを特徴とする請求項8乃至11のうちのいずれかに記載の定着装置。
- 前記第1のサーミスタの電圧供給端子の電位と前記第2のサーミスタの電圧供給端子の電位との差分電圧の大きさを所定の倍率で増幅する差動増幅器をさらに備えることを特徴とする請求項8乃至12のうちのいずれかに記載の定着装置。
- 前記差動増幅器にはオフセット電圧が入力され、
前記差動増幅器は前記第1のサーミスタの電圧供給端子の電位と前記第2のサーミスタの電圧供給端子の電位との差分電圧の大きさを前記所定の倍率で増幅した電圧に、前記オフセット電圧を加え他電圧を前記温度識別手段又は前記断線検知手段に出力することを特徴とする請求項13に記載の定着装置。
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