JP5548649B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、コピー機等の画像形成装置に関する。
従来、コピー機等の画像形成装置においては、原稿の搬送、原稿の読取り、用紙の搬送、画像の形成、転写、定着等のプロセスを時系列に制御している。各プロセスは、互いに同期を取りながら時系列に実行されるため、その動作タイミングにずれが生じると、装置が正常に動作しなくなる。そのため、各プロセスの動作タイミングのずれが許容値を超えると、画像形成装置は、異常が発生したと判断して、自動的に動作を停止する。この場合には、メンテナンススタッフ(修理技術者)が、部品の位置等を調整したり、部品を清掃又は交換したりすることにより、装置の動作を再開させることができる。
上記のような複数のプロセスを制御する技術に関し、複数のアクチュエータにおける動作状態を記憶して、システム全体のタイミングチャートを作成する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−287822号公報
上記従来技術の装置により作成されるタイミングチャートでは、各プロセスの動作タイミングが時系列に時間表示されるのみである。このため、異常の発生原因を特定するのが難しいという課題があった。
本発明は、異常の発生原因を容易に特定することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数のプロセスを実行することにより、被画像形成媒体に画像を形成する画像形成装置であって、複数のプロセスが動作する際の基準となる動作タイミングを、プロセス毎に基準タイミングデータとして記憶する基準タイミングデータ記憶部と、各プロセスで予想される不具合に関する情報を、プロセス毎にメンテナンスデータとして記憶するメンテナンスデータ記憶部を備え、複数のプロセスがそれぞれ対応する前記基準タイミングデータに基づいて実動作した際の動作タイミングを、プロセス毎に測定する実動作タイミング測定部と、前記実動作タイミング測定部により測定された動作タイミングを、プロセス毎に実動作タイミングデータとして記憶する実動作タイミングデータ記憶部と、前記基準タイミングデータ記憶部に記憶された各プロセスの基準タイミングデータと、前記実動作タイミングデータ記憶部に記憶された各プロセスの対応する実動作タイミングデータとの差分値を、動作タイミング差分値としてプロセス毎に算出する動作タイミング差分値算出部と、前記動作タイミング差分値算出部が算出した動作タイミング差分値と、予め設定された許容差分値とを比較し、前記動作タイミング差分値が前記許容差分値を超えるプロセスを異常プロセスとして検出するタイミングデータ比較部であって、前記動作タイミング差分値算出部が算出した動作タイミング差分値が前記許容差分値を超えず且つ当該許容差分値よりも小さい準許容差分値を超えるプロセスを準異常プロセスとして検出するタイミングデータ比較部と、前記タイミングデータ比較部で検出された異常プロセスの実動作タイミングデータである異常実動作タイミングデータと、当該異常実動作タイミングデータと対応する異常プロセスの基準タイミングデータとを同一時間軸上に配置して、異常プロセスのタイミングデータ群を作成するタイミングデータ群作成部であって、前記タイミングデータ比較部で検出された準異常プロセスの実動作タイミングデータである準異常実動作タイミングデータと、当該準異常実動作タイミングデータと対応する準異常プロセスの基準タイミングデータと、を同一時間軸上に配置して、準異常プロセスのタイミングデータ群を作成するタイミングデータ群作成部と、前記タイミングデータ群作成部で作成されたタイミングデータ群を記憶するタイミングデータ群記憶部と、を備え、前記タイミングデータ群作成部は、前記メンテナンスデータ記憶部に記憶されたメンテナンスデータの中から、前記異常実動作タイミングデータを測定したプロセス及び/又は前記準異常実動作タイミングデータを測定したプロセスに対応するメンテナンスデータを抽出し、当該メンテナンスデータと、前記異常実動作タイミングデータ及び/又は前記準異常実動作タイミングデータとを関連付けて、異常プロセス及び/又は準異常プロセスのタイミングデータ群を作成する画像形成装置に関する。
また、画像形成装置において、前記タイミングデータ群作成部は、前記異常実動作タイミングデータに、前記基準タイミングデータとは異なる識別データを付加することが好ましい。
また、画像形成装置において、前記タイミングデータ群作成部は、前記準異常実動作タイミングデータに、前記基準タイミングデータ及び前記異常実動作タイミングデータとは異なる識別データを付加することが好ましい。
また、画像形成装置は、前記タイミングデータ群記憶部に記憶されたタイミングデータ群を、被画像形成媒体に画像として形成する画像形成制御部を備えることが好ましい。
また、画像形成装置は、画像を表示する表示部と、前記タイミングデータ群記憶部に記憶されたタイミングデータ群を、前記表示部に画像として表示する画像表示制御部と、を備えることが好ましい。
本発明によれば、異常の発生原因を容易に特定することができる画像形成装置を提供することができる。
コピー機1の全体構成を説明するための図である。 コピー機1の機能構成を示すブロック図である。 コピー機1がタイミングデータ群を印刷する場合の動作を示すフローチャートである。 タイミングデータ群の印刷例を示す説明図である。 タイミングデータ群の表示例を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る画像形成装置の一実施形態について説明する。なお、本実施形態では、画像形成装置をコピー機に適用した例ついて説明する。図1は、コピー機1の全体構成を説明するための図である。
コピー機1は、原稿搬送部10と、原稿読取部20と、用紙搬送部30と、画像形成部40と、転写部50と、定着部60と、を備える。コピー機1では、これら各部において、原稿の搬送、原稿の読取り、用紙の搬送、画像の形成、転写、定着等のプロセスが時系列に実行される。以下の説明においては、1つのジョブを開始するコマンドが入力されたときに、原稿搬送部10、原稿読取部20、用紙搬送部30、画像形成部40、転写部50及び定着部60においてそれぞれ実行される一連の動作を「プロセス」という。
原稿搬送部10は、原稿自動送り装置(ADF:Automatic Document Feeder)である。原稿搬送部10は、原稿載置部11と、第1送りローラー12と、ガイド13と、タイミングローラー対14と、原稿排出部15と、を備える。
第1送りローラー12は、原稿載置部11に載置された原稿Gを1枚ずつ順にタイミングローラー対14に供給する。タイミングローラー対14は、原稿読取部20が原稿Gの画像を読み取るタイミングと、原稿Gの画像が原稿読取部20によって読み取られる位置(ガイド13が配置されている位置)に原稿Gを供給するタイミングとを合わせるために、原稿Gの搬送又は原稿Gの搬送停止を行う。ガイド13は、搬送された原稿Gを後述する第1読取面21aに導く。原稿排出部15は、原稿読取部20によって画像が読み取られた(ガイド13を通過した)原稿Gをコピー機本体2の外部に排出する。
原稿排出部15において、コピー機本体2の外側には、原稿集積部16が設けられる。原稿集積部16には、原稿排出部15から排出された原稿Gが積層して集積される。
原稿読取部20は、第1読取面21aと、第2読取面22aと、を備える。第1読取面21a及び第2読取面22aは、いずれも原稿Gの画像を読み取る面である。第1読取面21aは、ガイド13に対向して配置された第1コンタクトガラス21の上面に沿って設けられる。第1読取面21aは、原稿搬送部10を用いて原稿Gの画像を読取る場合に用いられる。第2読取面22aは、第1読取面21aに隣接して(図1に示す場合では、第1読取面21aの右側の大部分に亘って)配置される。第2読取面22aは、原稿Gが載置される第2コンタクトガラス22の上面に沿って設けられる。第2読取面22aは、原稿搬送部10を用いずに原稿Gの画像を読み取る場合に用いられる。
また、原稿読取部20は、照明部23と、第1ミラー24と、第2ミラー25と、第3ミラー26と、結像レンズ27と、撮像部28と、を備える。これら各部は、コピー機本体2の内部に設けられる。照明部23及び第1ミラー24は、それぞれ副走査方向Xに移動することができる。第2ミラー25及び第3ミラー26は、図1に示すように、照明部23及び第1ミラー24の左側に配置される。更に、第2ミラー25及び第3ミラー26は、第1ミラー24、第2ミラー25、第3ミラー26及び結像レンズ27を経由する、第1読取面21a又は第2読取面22aから撮像部28までの距離(光路長)を一定に保ちつつ、それぞれ副走査方向Xに移動することができる。
照明部23は、原稿Gに光を照射する光源である。第1ミラー24、第2ミラー25及び第3ミラー26は、上記の光路長を一定に保ちながら、原稿Gによって反射された光を結像レンズ27に導くためのミラーである。結像レンズ27は、第3ミラー26から入射した光を撮像部28に結像させる光学部材である。撮像部28は、入射された光を電気信号に変換することにより、結像された光像に基づいて画像データを得るための撮像素子である。撮像部28は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサー等により構成される。
用紙搬送部30は、第2送りローラー31と、第3送りローラー32と、レジストローラー対33と、用紙排出部34と、を備える。第2送りローラー31は、給紙カセット36に収容される用紙T(被画像形成媒体)を転写部50に供給する。第3送りローラー32は、手差しトレイ37に載置された用紙T(被画像形成媒体)を転写部50に供給する。レジストローラー対33は、転写部50にトナー画像が形成されるタイミングと、転写部50に用紙Tを供給するタイミングとを合わせるために、用紙Tの搬送又は用紙Tの搬送停止を行う。また、レジストローラー対33は、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正を行う。用紙排出部34は、トナー画像が定着された用紙Tをコピー機本体2の外部に排出する。
用紙排出部34において、コピー機本体2の外側には、排紙集積部35が設けられる。排紙集積部35には、用紙排出部34から排出された用紙Tが積層して集積される。
画像形成部40は、感光体ドラム41と、帯電部42と、レーザースキャナーユニット43と、現像器44と、クリーニング部45と、トナーカートリッジ46と、1次転写ローラー47と、中間転写ベルト48と、対向ローラー49と、を備える。
感光体ドラム41(41a,41b,41c,41d)は、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローそれぞれのトナー画像を形成する感光体又は像担持体として機能する。感光体ドラム41a,41b,41c,41dの周囲には、感光体ドラム41の回転方向に沿って上流側から下流側へ順に、帯電部42、レーザースキャナーユニット43、現像器44、クリーニング部45が配置される。帯電部42は、感光体ドラム41の表面を帯電させる。レーザースキャナーユニット43は、感光体ドラム41の表面から離れて配置され、原稿読取部20によって読み取られた原稿Gに関する画像データに基づいて感光体ドラム41の表面を走査露光する。これにより、感光体ドラム41の表面には、露光された部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。現像器44は、感光体ドラム41の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する。クリーニング部45は、除電器(不図示)によって感光体ドラム41の表面が除電された後の、その表面に残るトナー等を除去する。
トナーカートリッジ46は、現像器44に供給される各色のトナーを収容する容器である。トナーカートリッジ46と現像器44とは、トナー供給路(不図示)により接続されている。
1次転写ローラー47(47a,47b,47c,47d)は、中間転写ベルト48を間に挟んで、感光体ドラム41a,41b,41c,41dと反対側に配置される。中間転写ベルト48は、画像形成部40及び転写部50を通過する無端ベルトである。中間転写ベルト48の一部分は、感光体ドラム41a,41b,41c,41dと1次転写ローラー47a,47b,47c,47dとの間に挟まれる。この区間において、中間転写ベルト48には、感光体ドラム41a,41b,41c,41dの表面に形成されたトナー画像が1次転写される。対向ローラー49は、環状形状の中間転写ベルト48の内側に配置される。対向ローラー49は、中間転写ベルト48を図1に示す矢印A方向に進行させるための駆動ローラーである。
転写部50は、2次転写ローラー51を備える。2次転写ローラー51は、中間転写ベルト48を間に挟んで対向ローラー49と反対側に配置される。2次転写ローラー51は、中間転写ベルト48の一部分を対向ローラー49との間に挟み込む。そして、2次転写ローラー51は、中間転写ベルト48に1次転写されたトナー画像を用紙Tに2次転写させる。
定着部60は、加熱回転体61と、加圧回転体62と、を備える。加熱回転体61及び加圧回転体62は、トナー画像が2次転写された用紙Tを挟み込み、トナーを溶融及び加圧する。これにより、トナーは用紙Tに定着する。
次に、コピー機1の機能構成について説明する。図2は、コピー機1の機能構成を示すブロック図である。
コピー機1は、上述した構成要素(原稿搬送部10、原稿読取部20、用紙搬送部30、画像形成部40、転写部50及び定着部60)を備える。このうち、用紙搬送部30、画像形成部40、転写部50及び定着部60は、エンジン部3を構成する。なお、図1を用いて説明した構成要素については、その説明を省略する。
更に、コピー機1は、上述した機能構成に加えて、操作部70と、記憶部80と、制御部90と、を備える。
操作部70は、タッチパネル71、テンキー(不図示)、及びスタートキー(不図示)等を備える。タッチパネル71は、種々の機能(例えば、印刷倍率の設定機能や、複数のページを1枚の用紙Tに割り付ける機能)が割り当てられた複数のキー等を表示する。タッチパネル71に表示されたキーは、種々の機能のうちのいずれかをコピー機1に実行させるために操作される。テンキーは、印刷部数等の数字を入力するために操作される。スタートキーは、印刷を実行させるために操作される。操作部70は、いずれかのキーが操作されると、このキーが操作されたことを表す信号を制御部90に供給する。
記憶部80は、ハードディスクや半導体メモリ等により構成される。記憶部80は、画像データ記憶部81と、プログラム記憶部82と、基準タイミングデータ記憶部83と、実動作タイミングデータ記憶部84と、タイミングデータ群記憶部85と、メンテナンスデータ記憶部86と、を備える。
画像データ記憶部81は、原稿読取部20によって読み取られた原稿Gに基づく画像データを記憶する。
プログラム記憶部82は、コピー機1において利用される制御プログラム、及びこの制御プログラムによって利用されるデータ(例えば、後述する許容差分値dp、準許容差分値dps)等を記憶する。
基準タイミングデータ記憶部83は、複数のプロセスが動作する際の基準となる動作タイミング(基準タイミング)を、プロセス毎に基準タイミングデータとして記憶する。
実動作タイミングデータ記憶部84は、制御部90の実動作タイミング測定部91(後述)により測定された動作タイミング(実動作タイミング)を、プロセス毎に実動作タイミングデータとして記憶する。
タイミングデータ群記憶部85は、制御部90のタイミングデータ群作成部94(後述)で作成されたタイミングデータ群を記憶する。
メンテナンスデータ記憶部86は、上述した原稿の搬送、原稿の読取り、用紙の搬送、画像の形成、転写、定着等の各プロセスで予想される不具合に関する情報を、プロセス毎にメンテナンスデータとして記憶する。本実施形態では、メンテナンスデータとして、異常の発生原因及び調整箇所を記憶する。
制御部90は、原稿搬送部10、原稿読取部20、エンジン部3、操作部70等を制御する。
また、制御部90は、実動作タイミング測定部91と、動作タイミング差分値算出部92と、タイミングデータ比較部93と、タイミングデータ群作成部94と、画像形成制御部95と、画像表示制御部96と、を備える。
実動作タイミング測定部91は、複数のプロセスがそれぞれ対応する基準タイミングデータ(基準タイミングデータ記憶部83に記憶されている)に基づいて実動作した際の動作タイミングを、プロセス毎に測定する。
動作タイミング差分値算出部92は、基準タイミングデータ記憶部83に記憶された各プロセスの基準タイミングデータと、実動作タイミングデータ記憶部84に記憶された各プロセスの対応する実動作タイミングデータとの時間的な差分値を、動作タイミング差分値dとしてプロセス毎に算出する。
タイミングデータ比較部93は、動作タイミング差分値算出部92が算出した動作タイミング差分値dと、予め設定された許容差分値dpとを比較し、動作タイミング差分値dが許容差分値dpを超えるプロセス(以下、「異常プロセス」という)を検出する。許容差分値dpは、基準タイミングに対して実動作タイミングのずれ量が許容される最大値である。制御部90は、動作タイミング差分値dが許容差分値dpを超える場合、そのプロセスには異常が発生していると判定する。
また、タイミングデータ比較部93は、動作タイミング差分値算出部が算出した動作タイミング差分値dが許容差分値dpを超えないが、許容差分値dpよりも小さい準許容差分値dps(<dp)を超えるプロセス(以下、「準異常プロセス」という)を検出する。準許容差分値dpsは、基準タイミングに対して実動作タイミングのずれ量が実用の範囲において許容される最大値である。制御部90は、動作タイミング差分値dが準許容差分値dpsを超える場合、そのプロセスに異常は発生していないが、時間経過と共に異常が発生する可能性が高いと判定する。なお、上述した許容差分値dp及び準許容差分値dpsは、予めプログラム記憶部82に記憶されている。
タイミングデータ群作成部94は、実動作タイミング測定部91で測定された、プロセス毎の実動作タイミングデータと、測定された各実動作タイミングデータに対応する基準タイミングデータとを同一時間軸上に配置して、プロセス毎のタイミングデータ群を作成する。このとき、タイミングデータ群作成部94は、タイミングデータ比較部93において、異常プロセス及び/又は準異常プロセスが検出された場合には、後述する異常プロセスのタイミングデータ群及び/又は準異常プロセスのタイミングデータ群を含めたタイミングデータ群を作成する。
タイミングデータ群作成部94は、タイミングデータ比較部93において異常プロセスが検出された場合には、その異常プロセスの実動作タイミングデータ(以下、「異常実動作タイミングデータ」という)と、その異常プロセスの基準タイミングデータとを同一時間軸上に配置して、異常プロセスのタイミングデータ群を作成する。
また、タイミングデータ群作成部94は、メンテナンスデータ記憶部86に記憶されたメンテナンスデータの中から、異常プロセスに対応するメンテナンスデータを抽出し、当該メンテナンスデータと、異常実動作タイミングデータとの関連付けを行なう。
なお、タイミングデータ群作成部94は、タイミングデータ比較部93において異常プロセスが検出されない場合には、異常プロセスのタイミングデータ群を作成しない。また、タイミングデータ群作成部94は、メンテナンスデータ記憶部86に異常プロセスに対応するメンテナンスデータが存在しない場合には、メンテナンスデータと異常実動作タイミングデータとの関連付けを行なわない。
また、タイミングデータ群作成部94は、タイミングデータ比較部93において準異常プロセスガ検出された場合には、その準異常プロセスの実動作タイミングデータ(以下、「準異常実動作タイミングデータ」という)と、その準異常プロセスの基準タイミングデータとを同一時間軸上に配置して、準異常プロセスのタイミングデータ群を作成する。
また、タイミングデータ群作成部94は、メンテナンスデータ記憶部86に記憶されたメンテナンスデータの中から、準異常プロセスに対応するメンテナンスデータを抽出し、当該メンテナンスデータと、準異常実動作タイミングデータとの関連付けを行なう。
なお、タイミングデータ群作成部94は、タイミングデータ比較部93において準異常プロセスが検出されない場合には、準異常プロセスのタイミングデータ群を作成しない。また、タイミングデータ群作成部94は、メンテナンスデータ記憶部86に準異常プロセスに対応するメンテナンスデータが存在しない場合には、メンテナンスデータと準異常実動作タイミングデータとの関連付けを行なわない。
上述したように、タイミングデータ群作成部94は、プロセスのタイミングデータ群を作成する際に、タイミングデータ比較部93において異常プロセス及び/又は準異常プロセスが検出された場合には、異常プロセスのタイミングデータ群及び/又は準異常プロセスのタイミングデータ群を作成する。そして、タイミングデータ群作成部94は、異常等の発生していない正常なプロセスのタイミングデータ群と、異常プロセスのタイミングデータ群及び/又は準異常プロセスのタイミングデータ群とを同一時間軸上に再配置して、一つのタイミングデータ群を作成する。
また、タイミングデータ群作成部94は、タイミングデータ群を作成する際に、基準タイミングデータ、実動作タイミングデータ、準異常実動作タイミングデータ及び/又は異常実動作タイミングデータに、それぞれ異なる識別データを付加する。本実施形態では、識別データとして、各タイミングデータに色データを付加する。各タイミングデータに色データを付加することにより、各タイミングデータは、それぞれ異なる色で印刷又は表示される。
後述するように、タイミングデータ群作成部94は、プロセス毎に、各タイミングデータを同一時間軸上にストライプ状に配置する(図4参照)。その際に、例えば、基準タイミングデータを「茶色」、実動作タイミングデータを「青色」、準異常実動作タイミングデータを「黄色」、異常実動作タイミングデータを「赤色」というように、それぞれ異なる色を割り当てる。
タイミングデータ群作成部94は、作成したタイミングデータ群を、タイミングデータ群記憶部85(記憶部80)に記憶する。
画像形成制御部95は、タイミングデータ群記憶部85に記憶されたタイミングデータ群を、画像形成部40(エンジン部3)において、用紙Tに画像として印刷(形成)する。メンテナンススタッフは、コピー機1の操作部70を操作して、タイミングデータ群印刷のコマンドを入力することにより、タイミングデータ群を用紙Tに画像として印刷することができる。
画像表示制御部96は、タイミングデータ群記憶部85に記憶されたタイミングデータ群を、インターフェース部100を介して端末装置(不図示)に送信する。
インターフェース部100は、通信ケーブル(不図示)を介して接続された端末装置との間でデータの送受信を行なう。タイミングデータ群記憶部85に記憶されたタイミングデータ群は、画像表示制御部96により、インターフェース部100を介して端末装置へ送信される。送信されたタイミングデータ群は、端末装置の表示画面(表示部)上に画像として表示(形成)される。メンテナンススタッフは、コピー機1のインターフェース部100に端末装置を接続し、端末装置からタイミングデータ群表示のコマンドを入力することにより、端末装置の表示画面上にタイミングデータ群を画像として表示させることができる。
次に、コピー機1の動作を、図3を参照しながら説明する。図3は、コピー機1がタイミングデータ群を印刷する場合の動作を示すフローチャートである。ここでは、コピー機1の操作部70から、タイミングデータ群印刷のコマンドが入力された場合を例とする。
ステップS101において、動作タイミング差分値算出部92は、基準タイミングデータ記憶部83に記憶された各プロセスの基準タイミングデータを取得する。
ステップS102において、動作タイミング差分値算出部92は、実動作タイミングデータ記憶部84に記憶されている各プロセスの実動作タイミングデータを取得する。上述したように、実動作タイミング測定部91は、ジョブが実行されると、複数のプロセスの動作タイミングをプロセス毎に測定し、実動作タイミングデータ記憶部84に実動作タイミングデータとして記憶する。
ステップS103において、動作タイミング差分値算出部92は、基準タイミングデータと、対応する実動作タイミングデータとの時間的な差分値を、動作タイミング差分値dとしてプロセス毎に算出する。
ステップS104において、タイミングデータ比較部93は、動作タイミング差分値算出部92が算出した動作タイミング差分値dと、予め設定された許容差分値dpとを比較し、動作タイミング差分値dが許容差分値dpを超える異常プロセスを検出する。
ステップS105において、タイミングデータ群作成部94は、タイミングデータ比較部93において、異常プロセスが検出されたか否かを判定する。このステップS105において、タイミングデータ群作成部94が、異常プロセスが検出された(YES)と判定した場合には、処理はステップS106へ移行する。また、ステップS105において、タイミングデータ群作成部94が、異常プロセスが検出されていない(NO)と判定した場合には、処理はステップS107へ移行する。
ステップS105(判定:YES)から移行したステップS106において、タイミングデータ群作成部94は、異常プロセスの異常実動作タイミングデータと、この異常プロセスの基準タイミングデータとを同一時間軸上に配置して、異常プロセスのタイミングデータ群を作成する。
ステップS107において、タイミングデータ比較部93は、動作タイミング差分値算出部92が算出した動作タイミング差分値dが許容差分値dpを超えないが、許容差分値dpよりも小さい準許容差分値dps(<dp)を超える準異常プロセスを検出する。
ステップS108において、タイミングデータ群作成部94は、タイミングデータ比較部93において、準異常プロセスが検出されたか否かを判定する。このステップS108において、タイミングデータ群作成部94が、準異常プロセスが検出された(YES)と判定した場合には、処理はステップS109へ移行する。また、ステップS108において、タイミングデータ群作成部94が、準異常プロセスが検出されていない(NO)と判定した場合には、処理はステップS110へ移行する。
ステップS109において、タイミングデータ群作成部94は、準異常プロセスの異常実動作タイミングデータと、この準異常プロセスの基準タイミングデータとを同一時間軸上に配置して、準異常プロセスのタイミングデータ群を作成する。
ステップS110において、タイミングデータ群作成部94は、メンテナンスデータ記憶部86に記憶されたメンテナンスデータの中から、異常プロセスに対応するメンテナンスデータを抽出し、当該メンテナンスデータと異常実動作タイミングデータとの関連付けを行なう。また、タイミングデータ群作成部94は、メンテナンスデータ記憶部86に記憶されたメンテナンスデータの中から、準異常プロセスに対応するメンテナンスデータを抽出し、当該メンテナンスデータと準異常実動作タイミングデータとの関連付けを行なう。
なお、ステップS110において、タイミングデータ群作成部94は、異常プロセスのみが検出された場合には、その異常プロセスに対応するメンテナンスデータと異常実動作タイミングデータとの関連付けを行なう。また、タイミングデータ群作成部94は、準異常プロセスのみが検出された場合には、その準異常プロセスに対応するメンテナンスデータと準異常実動作タイミングデータとの関連付けを行なう。更に、タイミングデータ群作成部94は、異常プロセス及び準異常プロセスが検出された場合には、その異常プロセスに対応するメンテナンスデータと異常実動作タイミングデータとの関連付けを行なうと共に、その準異常プロセスに対応するメンテナンスデータと準異常実動作タイミングデータとの関連付けを行なう。
また、図3には示していないが、ステップS105において異常プロセスが検出されず、且つステップS108において準異常プロセスが検出されない場合に、タイミングデータ群作成部94は、異常等の発生していない正常なプロセスのタイミングデータ群を作成する処理を実行する。通常、メンテナンススタッフは、コピー機1に何らかの異常が発生した場合に、タイミングデータ群印刷のコマンドを入力する。しかし、コピー機1において、他の外的な要因等により異常が発生した場合には、異常プロセスも準異常プロセスも検出されないことがある。このような場合には、正常なプロセスのタイミングデータ群を作成することにより、メンテナンススタッフは、コピー機1において、プロセス以外の要因で異常が発生したと判断することができる。
ステップS111において、タイミングデータ群作成部94は、各タイミングデータに色データを付加する。各タイミングデータとは、基準タイミングデータ、実動作タイミングデータ、準異常実動作タイミングデータ及び/又は異常実動作タイミングデータである。
ステップS112において、タイミングデータ群作成部94は、異常等の発生していない正常なプロセスのタイミングデータ群と、異常プロセスのタイミングデータ群及び/又は準異常プロセスのタイミングデータ群とを同一時間軸上に再配置して、一つのタイミングデータ群を作成する。
ステップS113において、タイミングデータ群作成部94は、作成したタイミングデータ群を、タイミングデータ群記憶部85に記憶する。
ステップS114において、画像形成制御部95は、タイミングデータ群記憶部85に記憶されたタイミングデータ群を読み出し、画像形成部40において、用紙Tに画像として印刷する。ステップS113の処理を実行した後、制御部90は、本フローチャートの処理を終了する。
次に、タイミングデータ群の具体例について説明する。図4は、タイミングデータ群の印刷例を示す説明図である。図5は、タイミングデータ群の表示例を示す説明図である。なお、図4及び図5において、プロセス名や各タイミングデータ、時間軸上のスケール等は、一例を示す。
図4に示すように、本実施形態のタイミングデータ群では、プロセス毎に、各タイミングデータが同一時間軸上にストライプ状に配置されている。また、各プロセスの基準タイミングデータには、ドット状の模様が付されている。この模様は、例えば「茶色」を表す。また、異常等が発生していない正常なプロセスの実動作タイミングデータには、斜線(実線)の模様が付されている。この模様は、例えば「青色」を表す。また、準異常プロセスの準異常実動作タイミングデータには、斜線(破線)による模様が付されている。この模様は、例えば、「黄色」を表す。更に、異常プロセスの異常実動作タイミングデータ(図中、B)には、斜線による格子状の模様が付されている。この模様は、例えば「赤色」を示す。以下、それぞれのタイミングデータに上記の色が付されているものとして説明する。
図4において、レジストクラッチの実動作タイミングデータを示すデータ項目101には、黄色が付されている。これは、レジストクラッチの実動作タイミングデータが、準異常実動作タイミングデータであることを示している。従って、メンテナンススタッフは、図4に示すタイミングデータ群を参照することにより、レジストクラッチを動作させるプロセスに、異常につながるタイミングのずれが発生していることを認識することができる。従って、メンテナンススタッフは、この段階でレジストクラッチのタイミングのずれを調整することにより、該当箇所における異常の発生を可及的に防止することができる。なお、レジストクラッチのデータ項目には、この準異常実動作タイミングデータに関連付けられたメンテナンスデータが印刷されるが、図4では図示を省略する。
また、図4において、定着搬送センサーの実動作タイミングデータを示すデータ項目102には、赤色が付されている。これは、定着搬送センサーの実動作タイミングデータが、異常実動作タイミングデータであることを示している。従って、メンテナンススタッフは、図4に示すタイミングデータ群を参照することにより、定着搬送センサーを動作させるプロセスに、異常の原因となるタイミング(定着タイミング)のずれが発生していることを理解することができる。
また、異常が発生している定着搬送センサーのデータ項目には、この異常実動作タイミングデータに関連付けられたメンテナンスデータの表示枠103が印刷される。図4では、メンテナンスデータとして、異常の発生原因及び調整箇所を示す。メンテナンスデータとして表示された「Fix TimingNG」は、異常の発生原因を示す。ここでは、定着タイミングのずれが異常の発生原因として示されている。また、「Adjust:U035」は、調整箇所を示す。ここでは、給紙台クラッチのタイミングを調整することが示されている。従って、メンテナンススタッフは、タイミングデータ群に表示されたメンテナンスデータを参照することにより、異常の発生原因や調整箇所を速やかに特定することができる。このため、調整箇所に対して速やかに調整等を行うことができる。
なお、コピー機1に発生した異常により、図4に示すタイミングデータ群の印刷ができない場合には、操作部70に「タイミングデータ群を印刷できません」等のメッセージを表示させてもよい。
また、図5に示すように、端末装置(不図示)の表示画面上にタイミングデータ群の画像を表示させることもできる。図5に示すタイミングデータ群は、図4に示すタイミングデータ群と同じであるため説明を省略する。メンテナンススタッフは、コピー機1のインターフェース部100(図2参照)に端末装置を接続し、端末装置からタイミングデータ群表示のコマンドを入力することにより、端末装置の表示画面上に図5に示すタイミングデータ群を画像として表示させることができる。なお、コピー機1に大型の表示装置が搭載されている場合には、図5に示すタイミングデータ群を、この表示装置に表示してもよい。
以上説明したように、本実施形態のコピー機1によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態のコピー機1は、異常プロセスの異常実動作タイミングデータと、その異常プロセスの基準タイミングデータとを同一時間軸上に配置して、異常プロセスのタイミングデータ群を作成する。このため、メンテナンススタッフは、このタイミングデータ群を参照することにより、異常の発生原因を容易に特定することができる。従って、メンテナンススタッフは、コピー機1における異常の発生に対して速やかに対処することができる。
また、コピー機1は、準異常プロセスの準異常実動作タイミングデータと、その準異常プロセスの基準タイミングデータとを同一時間軸上に配置して、準異常プロセスのタイミングデータ群を作成する。このため、メンテナンススタッフは、このタイミングデータ群を参照して、異常につながるタイミングのずれ等が発生している箇所を容易に特定することができる。従って、メンテナンススタッフは、コピー機1における異常の発生を未然に抑制することができる。このように、異常につながるタイミングのずれ等が発生している箇所が早期に分かるので、特に、突発的に発生するタイミングずれ等の抑制に有効である。
また、コピー機1は、異常実動作タイミングデータに、基準タイミングデータとは異なる色データ(識別データ)を付加する。このため、メンテナンススタッフは、タイミングデータ群から異常実動作タイミングデータを容易に見つけ出すことができる。また、メンテナンススタッフは、基準タイミングと異常実動作タイミングとのずれを視覚的に把握することができる。これによれば、メンテナンススタッフは、異常の発生した箇所の大まかな調整量を前もって判断できるので、異常の発生に対してより速やかに対処することができる。
また、コピー機1は、準異常実動作タイミングデータに、基準タイミングデータ及び異常実動作タイミングデータとは異なる色データ(識別データ)を付加する。このため、メンテナンススタッフは、タイミングデータ群から準異常実動作タイミングデータを容易に見つけ出すことができる。また、メンテナンススタッフは、基準タイミングと準異常実動作タイミングとのずれを視覚的に把握することができる。これによれば、メンテナンススタッフは、異常の発生につながる箇所の大まかな調整量を前もって判断できるので、異常の発生を未然に抑制する作業をより速やかに行なうことができる。
また、コピー機1は、メンテナンスデータと、異常実動作タイミングデータ及び/又は準異常実動作タイミングデータとを関連付けてタイミングデータ群を作成する。このため、メンテナンススタッフは、異常の発生原因及び/又は異常の発生につながる原因だけでなく、調整箇所を速やかに特定することができる。
また、コピー機1は、タイミングデータ群を用紙Tに画像として印刷する。このため、メンテナンススタッフは、異常の発生原因を容易に特定できるだけでなく、そのタイミングデータ群に対して書き込み等を行うことができる。
また、コピー機1は、タイミングデータ群を端末装置の表示画面上に画像として表示する。このため、コピー機1に発生した異常によりタイミングデータ群の印刷ができない場合でも、メンテナンススタッフは、タイミングデータ群を端末装置の表示画面上に表示させることにより、異常の発生原因を容易に特定することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、種々の形態で実施することができる。
上記実施形態では、異常等の発生していない正常なプロセスのタイミングデータ群と、異常プロセスのタイミングデータ群及び/又は準異常プロセスのタイミングデータ群とを同一時間軸上に再配置して、一つのタイミングデータ群を作成する例について説明した。しかし、正常なプロセスのタイミングデータ群を作成せずに、異常プロセスのタイミングデータ群のみ又は準異常プロセスのタイミングデータ群のみを作成してもよい。更に、正常なプロセスのタイミングデータ群を作成せずに、異常プロセスのタイミングデータ群及び準異常プロセスのタイミングデータ群のみを作成してもよい。
上記実施形態では、準異常実動作タイミングデータ及び/又は異常実動作タイミングデータに、識別データとして色データを付加する例について説明した。しかし、識別データは、この形態に限定されることなく、他の形態であってもよい。例えば、識別データは、図4及び図5に示すような模様であってもよい。また、各タイミングデータを示すストライプ形状の枠にのみに色を付してもよい。更に、文字、記号、図形等を付してもよい。
上記実施形態では、メンテナンスデータとして、異常の発生原因及び調整箇所を記憶する例について説明した。しかし、メンテナンスデータは、この形態に限定されることなく、他の形態であってもよい。例えば、部品清掃や交換の要否、交換部品の品番、調整方法等であってもよい。また、基準タイミングとのずれ量(時間)であってもよい。
上記実施形態において、タイミングデータ群記憶部85に記憶したタイミングデータ群は、用紙への印刷や端末装置への表示に限らず、他の形態でも利用することができる。例えば、タイミングデータ群を、通信回線を介して遠隔のサービスステーション等に転送してもよい。
本発明に係る画像形成装置は、上述したコピー機1に限定されない。例えば、本発明に係る画像形成装置は、ファクシミリやプリンターであってもよい。また、本発明に係る画像形成装置は、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンター機能及びスキャナー機能を備えた複合機であってもよい。
1…コピー機(画像形成装置)、3…エンジン部、83…基準タイミングデータ記憶部、84…実動作タイミングデータ記憶部、85…タイミングデータ群記憶部、86…メンテナンスデータ記憶部、90…制御部、91…実動作タイミング測定部、92…動作タイミング差分値算出部、93…タイミングデータ比較部、94…タイミングデータ群作成部、95…画像形成制御部、96…画像表示制御部

Claims (5)

  1. 複数のプロセスを実行することにより、被画像形成媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    複数のプロセスが動作する際の基準となる動作タイミングを、プロセス毎に基準タイミングデータとして記憶する基準タイミングデータ記憶部と、
    各プロセスで予想される不具合に関する情報を、プロセス毎にメンテナンスデータとして記憶するメンテナンスデータ記憶部を備え、
    複数のプロセスがそれぞれ対応する前記基準タイミングデータに基づいて実動作した際の動作タイミングを、プロセス毎に測定する実動作タイミング測定部と、
    前記実動作タイミング測定部により測定された動作タイミングを、プロセス毎に実動作タイミングデータとして記憶する実動作タイミングデータ記憶部と、
    前記基準タイミングデータ記憶部に記憶された各プロセスの基準タイミングデータと、前記実動作タイミングデータ記憶部に記憶された各プロセスの対応する実動作タイミングデータとの差分値を、動作タイミング差分値としてプロセス毎に算出する動作タイミング差分値算出部と、
    前記動作タイミング差分値算出部が算出した動作タイミング差分値と、予め設定された許容差分値とを比較し、前記動作タイミング差分値が前記許容差分値を超えるプロセスを異常プロセスとして検出するタイミングデータ比較部であって、前記動作タイミング差分値算出部が算出した動作タイミング差分値が前記許容差分値を超えず且つ当該許容差分値よりも小さい準許容差分値を超えるプロセスを準異常プロセスとして検出するタイミングデータ比較部と、
    前記タイミングデータ比較部で検出された異常プロセスの実動作タイミングデータである異常実動作タイミングデータと、当該異常実動作タイミングデータと対応する異常プロセスの基準タイミングデータとを同一時間軸上に配置して、異常プロセスのタイミングデータ群を作成するタイミングデータ群作成部であって、前記タイミングデータ比較部で検出された準異常プロセスの実動作タイミングデータである準異常実動作タイミングデータと、当該準異常実動作タイミングデータと対応する準異常プロセスの基準タイミングデータと、を同一時間軸上に配置して、準異常プロセスのタイミングデータ群を作成するタイミングデータ群作成部と、
    前記タイミングデータ群作成部で作成されたタイミングデータ群を記憶するタイミングデータ群記憶部と、
    を備え
    前記タイミングデータ群作成部は、前記メンテナンスデータ記憶部に記憶されたメンテナンスデータの中から、前記異常実動作タイミングデータを測定したプロセス及び/又は前記準異常実動作タイミングデータを測定したプロセスに対応するメンテナンスデータを抽出し、当該メンテナンスデータと、前記異常実動作タイミングデータ及び/又は前記準異常実動作タイミングデータとを関連付けて、異常プロセス及び/又は準異常プロセスのタイミングデータ群を作成する画像形成装置。
  2. 前記タイミングデータ群作成部は、前記異常実動作タイミングデータに、前記基準タイミングデータとは異なる識別データを付加する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記タイミングデータ群作成部は、前記準異常実動作タイミングデータに、前記基準タイミングデータ及び前記異常実動作タイミングデータとは異なる識別データを付加する、
    請求項又はに記載の画像形成装置。
  4. 前記タイミングデータ群記憶部に記憶されたタイミングデータ群を、被画像形成媒体に画像として形成する画像形成制御部を備える、
    請求項1からのいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 画像を表示する表示部と、
    前記タイミングデータ群記憶部に記憶されたタイミングデータ群を、前記表示部に画像として表示する画像表示制御部と、
    を備える請求項1からのいずれか一項に記載の画像形成装置。
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