JP2010286641A - 画像形成装置 - Google Patents

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直志 小竹
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康郊 佐藤
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Abstract

【課題】印刷データの伝送不良の影響を受けていない画像が形成された画像形成媒体を得る。
【解決手段】画像形成装置10では、画像処理部70で画像データに基づいて生成されるY、M、C、Kの印刷データと共に、予め設定された不可視画像の印刷データを生成すると、これらの印刷データをプリントエンジン14の各駆動回路78Y、78M、78C、78K、78Fへ出力する。これにより、各印刷データに応じて半導体レーザ42Y、42M、42C、42K、42Fの発光が制御され、Y、M、C、Kの各色による可視画像と共に、赤外線が照射されたときに、該赤外線を反射する不可視画像が形成される。この不可視画像を検出センサ88によって検出し、元の画像と照合することにより、記録紙上に可視画像が適正に形成されているかを判定することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置では、例えば、画像データから生成されたラスタデータなどの印刷データに基づいて感光体を走査露光して潜像を形成し、形成した潜像に基づいた画像を記録紙などの画像形成媒体(以下、記録紙とする)に転写することにより画像形成を行う。
一方、記録紙に画像を形成する塗料には、可視光を反射せずに、赤外光などの不可視光を反射するものがあり、このような塗料を用いることにより、記録紙に、目視では確認できない不可視画像を形成することができる。
ここから、記録紙に不可視画像を形成して、記録材料にしわが発生する兆候を検出する提案や、ロール紙に不可視画像を形成しておくことにより、ロール紙の変形や搬送不良を検出する提案がなされている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
ところで、画像形成装置では、印刷データを生成するとこの印刷データを走査露光手段へ伝送し、走査露光手段でこの印刷データに応じたレーザ光を射出し、感光体を走査露光して画像を形成する。
このときに、画像形成装置では、例えば、走査露光手段への印刷データの伝送と並行し、走査露光手段で伝送されてきた印刷データに応じた感光体の走査露光が行われる。このように、印刷データの伝送と伝送された印刷データに基づいた感光体への走査露光を並行して行うと、伝送不良やノイズによる印刷データの不良を検知することができず、記録紙に形成する画像に不良が発生してしまう。
特開2005−153313号公報 特開2007−003727号公報
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、印刷データの伝送不良の影響を受けていない画像が形成された画像形成媒体を得ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、画像データに基づいた可視画像を画像形成媒体に形成する第1の印刷データと共に、予め設定された基準画像を前記画像形成媒体上に形成する第2の印刷データを出力する画像処理手段と、前記画像形成媒体を搬送する搬送手段と、可視光を反射し非可視光を吸収する第1の画像形成材料を用い、前記画像処理手段から出力される前記第1の印刷データに基づいて前記画像形成媒体に第1の画像を形成する第1の画像形成手段と、可視光を吸収し非可視光を反射する第2の画像形成材料を用い、前記画像処理手段から出力される前記第2の印刷データに基づいて前記第1の画像が形成される前記画像形成媒体に第2の画像を形成する第2の画像形成手段と、前記非可視光を用いて前記画像形成媒体に形成される前記第2の画像を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出される前記第2の画像と前記基準画像から前記画像形成媒体に形成された前記第1の画像が適正か否かを判定する判定手段と、を含む。
請求項2に係る発明は、請求項1の発明において、前記第1及び第1の画像形成手段が、前記搬送手段による前記画像形成媒体の搬送方向を副走査方向として、前記第1及び第2の印刷データに基づいて主走査方向に走査しながら画像を形成する走査手段を含み、前記基準画像が前記画像形成媒体の前記副走査方向に連続する画像とされている。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2の発明において、前記基準画像が、前記記録媒体上で前記可視画像の形成領域外に形成する。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の発明において、前記判定手段によって否定判定されたときに、前記画像処理手段が前記第1及び第2の印刷データを改めて出力し、前記画像形成手段によって新たな画像形成媒体に該第1及び第2の印刷データに基づいた画像形成を行う。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の発明において、前記搬送手段に、前記判定手段によって否定判定されたときに該当画像形成媒体を廃棄する廃棄手段と含む。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の発明において、前記第1及び第2の画像形成手段が、前記画像形成媒体に転写する第1及び第2の画像が形成される中間転写体を含み、前記検出手段が前記中間転写体に形成された前記第2の画像を検出する。
請求項7に係る発明は、請求項6の発明において、前記判定手段によって否定判定されたときに、前記中間転写体から前記画像形成媒体への転写を中止する。
以上説明したように請求項1の発明によれば、画像記録媒体に形成される不可視画像から、可視画像が適正に形成されているかを判定することができる。
請求項2の発明によれば、主走査ラインのずれや抜けを的確に判定することができ、請求項3の発明によれば、不可視画像によって可視画像が損ねられるのを防止することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、適正な画像が形成された画像記録媒体を得ることができ、請求項5に記載の発明によれば、画像が不適正に形成された画像形成媒体が出力されてしまうのを防止できる。
さらに、請求項6の発明によれば、画像形成媒体への画像形成に先立って適正な画像が形成されるか否かを判定することができ、請求項7の発明によれば、画像形成媒体を不必要に消費するのを抑えることができる。
第1の実施の形態に係る画像形成装置の画像形成制御部とプリントエンジンの要部構成図である。 第1の実施の形態に係る画像形成装置の要部構成図である。 (A)は不可視画像の一例を示す記録紙の平面図、(B)は適正な可視画像と不可視画像が形成された一例を示す記録紙の平面図、(C)は不適正な可視画像と不可視画像が形成された一例を示す記録紙の平面図である。 第1の実施の形態に係る画像形成処理の一例を示す流れ図である。 (A)は適正な画像が形成されているときの記録紙の排出順序を示す構成図であり、(B)及び(C)は適正でない画像が含まれたときの記録紙の排出順序を示す構成図である。 第2の実施の形態に係る画像形成装置の要部構成図である。 第2の実施の形態に係る画像形成装置の画像形成制御部とプリントエンジンの要部構成図である。 第2の実施の形態に係る画像形成処理の一例を示す流れ図である。 第3の実施の形態に係る画像形成装置の要部構成図である。 第3の実施の形態に係る画像形成処理の一例を示す流れ図である。 (A)はプリントエンジンへ出力される印刷データを示すタイミングチャート、(B)は不可視画像の他の一例を示す記録紙の平面図である。 図11(B)の不可視画像の形成に適用する画像形成装置の画像形成制御部とプリントエンジンの要部構成図である。 図11(B)の不可視画像を形成するときの処理の一例を示す流れ図である。 不可視画像の形成に適用する画像形成装置の他の一例を示す要部構成図である。 図14の画像形成装置における画像形成制御部とプリントエンジンの要部構成図である。
以下に、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
〔第1の実施の形態〕
図2には、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置10が示されている。この画像形成装置10には、本体12内に、第1及び第2の画像形成手段が形成されるプリントエンジン14が配置されている。また、画像形成装置10は、例えば、原稿読取部16を備えている。原稿読取部16を用いるときには、本体12のプラテンガラス18上に原稿20を配置する。
原稿読取部16は、原稿20へ光を照射する光源22、原稿20で反射された光による反射光像を検出するCCD等からなる画像読取素子24を備えている。原稿20で反射された光は、フルレートミラー26A、ハーフレートミラー26B、26C及び結像レンズ26Dを含む縮小光学系を介して画像読取素子24に結像され、原稿20に記録された画像に応じた画像データ(例えば、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色成分の画像データ)が得られる。
また、画像形成装置10には、画像処理手段を形成する画像形成制御部28が設けられている。画像形成制御部28は、CPU、ROM、RAMがバスによって接続されたマイクロコンピュータ及び各種の駆動回路、入出力インターフェイスを備え、ROMや図示しない記憶手段に格納されたプログラム、記憶媒体から読み込むプログラムに基づいた処理を実行する。これにより、画像形成制御部28では、各種の画像処理を行うと共に、画像成形装置10の作動及びプリントエンジン14による画像形成を制御する。
原稿読取部16で得られた画像データは、この画像形成制御部28に入力され、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正などの各種の画像処理が行われる。また、画像形成制御部28では、画像データに対する枠消し、色/移動編集などの各画像処理を行うこともできる。
なお、ここでは、原稿20に記録された画像データを用いて画像を形成する複写処理を例としているが、画像形成装置10は、通信回線によって接続されたコンピュータやファクシミリ装置から伝送された画像データに応じた画像を形成するプリンタ機能又は、ファクシミリ機能を備えたものであっても良く、また、複写機能、プリント機能、ファクシミリ機能などの複数の機能のうちの何れか少なくとも2つの機能を合わせ持つ構成であっても良い。
プリントエンジン14は、可視光を反射し不可視光を吸収する画像形成材料として、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(スミ)の各色のトナーを用いて画像を形成する。ここから、画像形成制御部28では、前記色空間変換処理としてR、G、Bの各色成分から、C、M、Y、Kの各色成分のラスタデータを生成し、生成したラスタデータを印刷データとしてプリントエンジン14へ出力する。
プリントエンジン14には、Y、M、C、Kの各色成分に対する画像形成ユニット30Y、30M、30C、30Kが設けられ、また、画像形成ユニット30Y、30M、30C、30Kに対応する露光ユニット32Y、32M、32C、32Kが設けられている。なお、画像形成ユニット30Y、30M、30C、30Kの基本的構成、及び走査露光ユニット32Y、32M、32C、32Kの基本的構成は同じであり、ここから、YMCKの各色を区別しないときには、画像形成ユニット30、走査露光ユニット32として説明する。
画像形成ユニット30は、感光体として感光体ドラム34を備え、この感光体ドラム34の周囲に、感光体ドラム34の周面を一様に帯電する一次帯電用のスコロトロン36、走査露光ユニット32によって静電潜像が形成された感光体ドラム34上に着色されたトナーを供給して現像する現像器38(現像器38Y、38M、38C、38K)、及び、感光体ドラム34の周面に付着している不要なトナーを除去するクリーナ40が配置されている。
走査露光ユニット32は、露光用光源として半導体レーザ42(42Y、42M、42C、42K)を備え、半導体レーザ42からレーザ光が印刷データに応じて変調されながら発せられる。また、このレーザ光は、ガルバノミラー又はポリゴンミラーによって反射されて感光体ドラム34上に走査される。これにより、感光体ドラム34のそれぞれに印刷データ(Y、M、C、Kの各色成分のラスタデータ)に応じた静電潜像が形成され、現像器38によってトナー現像されることにより、印刷データに応じてY、M、C、Kのトナー像が形成される。
プリントエンジン14には、各感光体ドラム34に対向する中間転写体として無端の転写ベルト44が設けられている。この転写ベルト44は、複数のロール46に巻き掛けられて一定の線速で、感光体ドラム34に接触しながら移動する。プリントエンジン14では、各感光体ドラム34に形成されたトナー像が、一次転写ロール48によって転写ベルト44に順に重畳されて転写される。
プリントエンジン14には、転写ベルト44が巻き掛けられるロール46には、バックアップロール46Aが含まれ、このバックアップロール46Aに対向して二次転写ロール50が設けられている。転写ベルト44に転写されたトナー像は、バックアップロール46Aと二次転写ロール50との間の転写位置へ送られる。
画像形成装置10では、画像形成媒体として記録紙52が用いられ、本体12の下部には、この記録紙52が収容される給紙トレイ54が設けられている。また、画像形成装置10には、フィードロール56、レジストロール58を含む搬送路60が形成されている。
記録紙52は、フィードロール56によって給紙トレイ54から取り出されてレジストロール58へ向けて搬送される。また、この記録紙52は、転写ベルト44上のトナー像の移動に同期されてレジストロール58から、バックアップロール46Aと二次転写ロール50の間の転写位置へ送られ、転写ベルト44上のトナー像が転写される。
また、搬送路60には、二次転写ロール50の下流側に定着器62及び排紙ロール66が配置されている。トナー像が転写された記録紙52は、定着器62を通過するときに、定着ロール66によって加圧及び加熱されることによりトナー像が溶融固着され、この後に、排紙ロール64によって排紙トレイ68上へ送り出される。これにより、画像形成装置10では、原稿20に記録された画像が複写された記録紙52が得られる。
一方、図1に示されるように、画像形成制御部28には、所定の画像処理が終了した画像データが入力されることにより、該画像データからY、M、C、Kの各色に分解したラスタデータ(印刷データ)を生成する画像処理部70、画像処理部70で生成された印刷データが順に格納されるスプーラ72及び、Y、M、C、Kの各印刷データに基づいて半導体レーザ42C、42M、42Y、42Kのそれぞれを駆動する駆動信号を生成する駆動信号生成部74及び、これらの作動を制御する処理コントローラ76が設けられている。
また、プリントエンジン14には、半導体レーザ42Y、42M、42C、42Kを駆動する駆動回路78Y、78M、78C、78K(以下、特に限定しないときには駆動回路78とする)が設けられている。
駆動信号生成部74と各駆動回路78とは、伝送ケーブル80によって接続されており、これにより、駆動信号生成部74で生成された駆動信号に応じてレーザ光が、半導体レーザ42のそれぞれから射出される。これにより、画像形成装置10では、画像データに応じた画像が記録紙52に形成される。
ところで、第1の実施の形態に適用した画像形成装置10では、Y、M、C、Kの各色のトナーを用いた可視画像を記録紙52に形成すると共に、可視光では視認できない不可視画像の形成が可能となっている。
図2に示されるように、プリントエンジン14には、画像形成ユニット30Y、30M、30C、30Kと共に画像形成ユニット30Fが設けられている。また、プリントエンジン14には、画像形成ユニット30Fに対応する露光走査ユニット32として、露光走査ユニット32Fが設けられている。
画像形成ユニット30Fには、現像器38として、可視光域の光を吸収すると共に、非可視光域の光(例えば、赤外線、紫外線)を反射するトナー(画像形成材料)を用いる現像器38Fが設けられている。画像形成装置10では、一例として赤外線(赤外光)を反射する画像形成材料(以下、不可視トナーとする)を用いるが、これに限らず、紫外線を反射する画像形成材料など、可視光域の光を吸収し、可視光を除く何れかの領域の光を反射する画像形成材料であれば任意の構成を適用することができる。
プリントエンジン14では、露光走査ユニット32Fで走査されるレーザ光によって画像形成ユニット30Fの感光体ドラム34に静電潜像が形成され、現像器38Fで現像処理されることにより、赤外線を照射することにより顕像化されるトナー像(不可視トナー像)が形成される。
プリントエンジン14では、画像形成ユニット30Fで形成される不可視トナー像が、Y、M、C、Kの各色トナー像に重ねられるように転写ベルト44に転写され、記録紙52には、不可視トナー像を含む画像が形成される。
図1に示されるように、プリントエンジン14には、駆動回路78として、露光走査ユニット32Fの半導体レーザ42Fを駆動する駆動回路78Fが設けられている。また、画像形成制御部28には、メモリ82が設けられている。
画像形成装置10では、基準画像として記録紙52に形成する不可視画像が予め設定されており、メモリ82には、この不可視画像の画像データが記憶されている。画像処理部70では、画像データから記録紙52の1ページ分のラスタデータを生成するときに、メモリ80に記憶された画像データに基づいて不可視画像を形成するためのラスタデータを生成し、Y、M、C、Kの各色の印刷データと共にスプーラ72に格納する。
駆動信号生成部74では、スプーラ72に格納されている印刷データから、半導体レーザ42Y、42M、42C、42Kの駆動信号と共に、半導体レーザ42Fの駆動信号を生成して出力する。これにより、記録紙52には、予め設定されている不可視画像が形成される。
ここで、不可視画像としては、少なくとも記録紙52の搬送方向となる副走査方向に沿って連続したパターンの画像が適用される。また、画像形成装置10では、この不可視画像が、記録紙52上での画像形成可能領域内で、可視画像を形成する画像形成領域を外れた領域(画像形成領域外の領域)に形成されるようにしている。
図3(A)には、一例とする不可視画像84が示されている。この不可視画像84は、記録紙52上で画像形成装置10での画像形成可能領域(ここでは、記録紙52の全面)内で、かつ、画像データに応じた画像が形成される領域(以下、画像形成領域86とする)を外れた領域として、記録紙52の主走査方向(図3(A)の矢印H方向)に沿った両端部に形成される。また、この不可視画像84は、副走査方向(図3(A)の矢印V方向)に沿って連続されるように所定幅のライン状とされている。
一方、図2に示されるように、画像形成装置10には、定着器62と排紙ロール64の間に、検出センサ88が設けられている。この検出センサ88は、定着器62を通過した記録紙52上で不可視画像84が形成される位置に対向するように配置される。また検出センサ88は、記録紙52が通過するときに赤外線を射出すると共に、記録紙52から反射される赤外光を受光し、受光量に応じた電気信号を出力する。なお、この検出センサ88は、排紙トレイ68上へ送り出される記録紙52の通過を検出する排紙センサの機能を合わせ持つものであってもよく、また、排紙センサと並んで配置されるものであっても良い。
図1に示されるように、この検出センサ88は、画像形成制御部28の処理コントローラ76に接続されている。処理コントローラ76は、定着器62を通過した記録紙52から不可視画像84を検出し、記録紙52に不可視画像84が適正に形成されているか否かを判定する。
処理コントローラ76では、不可視画像84が適正に形成されたと判断されたときには、該当ページのラスタデータを順にスプーラ72から消去する。また、処理コントローラ76は、不可視画像82に異常が検出されると、該当ページのラスタデータをスプーラ72から再送し、改めて該当ページの画像形成処理を行う。
以下に第1の実施の形態の作用として、画像形成装置10の処理を説明する。
画像形成装置10では、画像読取部16で原稿20から読み取った画像などの画像データが、画像形成制御部28に入力される。画像形成制御部28は、この画像データを受け付けると、所定の画像処理を施す。また、画像形成制御部28に設けられている画像処理部70で画像データに基づいた印刷データを生成し、この印刷データがスプーラ72に格納される。このときに、複数ページ分の画像データが入力されると、各ページの画像データに基づいた印刷データが順にスプーラ72に格納される。
駆動信号生成部74は、スプーラ72に格納された印刷データを1ページ分ずつ読み込んで、半導体レーザ42の駆動信号を生成し、生成した駆動信号を露光走査ユニット32へ出力する。露光走査ユニット32では、駆動信号が入力されることにより、この駆動信号に基づいて半導体レーザ42駆動される。これにより、各画像形成ユニット30の感光体ドラム34には、印刷データに応じたトナー像が形成される。
各感光体ドラム34のトナー像は、転写ベルト44に重畳されるように転写され、この転写ベルト44のトナー像が記録紙52に転写されることにより、画像データに応じた画像が形成された記録紙52が排紙トレイ68に順に排出される。
ところで、画像形成装置10では、予め設定されているパターンの不可視画像84を記録紙52に形成し、記録紙52に不可視画像84が適正に形成されているか否かを確認することにより、画像データに応じた適正な画像が記録紙52に形成されているか否かを判定する。
ここで、図4を参照しながら、画像形成制御部28で実行される処理を説明する。このフローチャートは、例えば、画像データに応じて生成された印刷データがスプーラ72に格納されることにより実行され、最初のステップ200では、カウンタNの初期設定(リセット、N=0)を行い、次ぎのステップ202では、1ページ目にセットする(N=N+1)。
この後、ステップ204では、Nページ目の印刷データに基づいた駆動信号をプリントエンジン14に出力する。このとき、Y、M、C、Kの各色の印刷データと共に、不可視画像82の印刷データに基づいた駆動信号が出力され、プリントエンジン14では、Y、M、Y、K及び不可視トナー像が形成される。さらに、これらのトナー像が記録紙52に転写される(ステップ206の画像形成処理)。
次ぎのステップ208では、トナー像が定着された記録紙52の先端が検出センサ88に対向する位置に達したか否かを確認する。これは、例えば、検出センサ88と別に設けている排紙センサの検出結果を用いてもよく、また、記録紙52がレジストロール58によって送り出されてからの経過時間を適用してもよい。
ここで、記録紙52の先端が検知センサ88に対向する位置に達すると、ステップ208で肯定判定されてステップ210へ移行する。このステップ210では、検出センサ88の出力を順に読み込む。
これと共に、ステップ212では、検出センサ88の出力から得られる画像(画像データ)と予め設定された不可視画像84(画像データ)を照合し、ステップ214では、不可視画像84が適正に形成されているか否かを確認する。
このときに、記録紙52に不可視画像84が適正に記録されていると、ステップ214で肯定判定されてステップ216へ移行する。このステップ216では、該当ページ(Nページ目)の印刷データを、スプーラ72から削除する。
すなわち、図3(B)に示されるように、記録紙52に不可視画像84が適正に形成されていると、画像データに応じた画像90も適正に形成されていると判断して、該当ページに対する処理を終了する。
また、図4のフローチャートでは、ステップ218で、最終ページとなったか否かを確認し、最終ページに達していなければ、ステップ218で否定判定してステップ202へ戻り、次のページに対する処理を開始する。
一方、画像形成制御部28からプリントエンジン14へ出力される信号(ここでは、駆動信号生成部74から各駆動回路78へ出力される駆動信号)が、ノイズの影響を受けるなどして伝送されるデータに伝送不良など生じることがある。このときには、記録紙52に記録される画像90には、主走査方向に沿って画像がずれる画素ずれが生じたり、また、図3(C)に示されるように、主走査方向に沿ってスジ状に、画像が記録されなくなるライン抜け92などが生じる。
このときには、記録紙52に形成される不可視画像84にもライン抜けなどが生じ、不適正な不可視画像84Aが形成される。
これにより、図4に示されるフローチャートでは、ステップ214で否定判定されてステップ220へ移行する。このステップ220では、記録紙52に形成している画像に不良が発生したことを報知する報知処理を行う。この報知処理は、例えば、画像形成装置10の複写機能を用いて原稿20に記録された画像の複写を行っているときには、アラームを発したり、図示しない操作パネル上にメッセージを表示すればよい。また、プリンタ機能を用いて、通信回線を介して受付けた画像データに基づいた画像形成処理を行っているときには、該当画像データの送信元へメッセージを送信すればよい。さらに、この報知処理は省略してもよい。
ステップ220で報知処理を行うと、ステップ204へ戻り、該当ページの印刷データを読み出して、該当ページの画像形成処理を改めて実行する。
このようにして画像形成処理を行うことにより、印刷データの伝送不良が生じていないときには、図5(A)に示されるように、1ページ目の画像が記録された記録紙52A、2ページ目の画像が記録された記録紙52B、3ページ目の画像が記録された記録紙52C、4ページ目の画像が記録された記録紙52Dが順に排出される。
これに対して、例えば、2ページ目の画像を形成するときに伝送不良が生じると、再度、2ページ目の画像形成処理が行われる。これにより、図5(B)に示されるように、記録紙52Aの次に、不良と判定された記録紙52Eが排出されるが、この記録紙52Eの次ぎに、改めて画像形成処理が行われた記録紙52Bが出力される。
また、画像形成装置10で処理速度が速いと、2ページ目の画像の判定が行なわれているときに、3ページ目に対する画像形成処理が開始されていることがある。このときには、例えば、図5(C)に示されるように、記録紙52Eに続いて3ページ目の記録紙52Cが出力され、この次に、改めて画像形成処理が行われた記録紙52Bが出力される。
なお、排紙ロール64の手前に、バッファ部を設け、記録紙52を一次的に貯留可能として、記録紙52の排出順序を入れ替えるようにしてもよい。これにより、例えば、2ページ目の記録紙52に形成している不可視画像が予め設定された画像と一致しないときに、既に次のページである3ページ目への画像形成処理が開始されているときには、3ページ目の画像が形成された記録紙52Cをバッファ部へ案内する。
この後、新たに2ページ目の画像が形成された記録紙52Bが排出されると、バッファ部から3ページ目の記録紙52Cを排紙することにより、図5(B)に示される順序で排出されるようにしてもよい。このようなバッファ部は、例えば、両面印刷用の搬送路を利用して形成することができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同等の構成については、同じ符号を付与してその説明を省略する。
図6には、第2の実施の形態に係る画像形成装置10Aの要部が示されている。この画像形成装置10Aの本体12Aには、排紙ロール64の手前(記録紙52の搬送方向上流側)に切替えガイド94が設けられた搬送路60Aが形成されている。また、本体12Aには、下部に廃棄トレイ96が設けられ、搬送路60Aは、切替えガイド92から廃棄トレイ94へ至るように分岐されている。
図7に示されるように、画像形成装置10Aの画像形成制御部28Aに設けられている処理コントローラ76Aには、切替えガイド94を操作するアクチュエータ98が接続されている。
処理コントローラ76Aは、記録紙52に形成された不可視画像84が予め設定されている画像と相違する不適切な画像であると判定すると、アクチュエータ98を作動して、該当記録紙52が廃棄トレイ96へ搬送されるように搬送方向を切替える。
図8には、このように構成されている画像形成装置10Aでの処理の一例を示している。このフローチャートでは、印刷データがスプーラ72に格納されると実行され、初期設定を行った後、1ページ目から画像形成処理を開始する(ステップ200〜ステップ218)。
ここで、検出センサ88によって検出される記録紙52の不可視画像84を予め設定されている不可視画像84と照合し、適正な不可視画像84でない場合、ステップ214で否定判定されてステップ230へ移行する。このステップ230では、アクチュエータ98を作動させて切替えガイド94を操作し、該当記録紙52が廃棄トレイ96へ案内されるようにする。なお、切替えガイド94は、例えば、廃棄トレイ96へ向けて搬送される記録紙52の後端が通過した後、次の記録紙52の先端が検出センサ88に達するまでの間に戻されるものであれば良い。
これにより、画像形成装置10Aでは、図5(A)に示され順で記録紙52を排紙トレイ68上へ排出することができる。
〔第3の実施の形態〕
以下に、本発明の第3の実施の形態を説明する。なお、第3の実施の形態において、第1の実施の形態と同等の構成については、同じ符号を付与してその説明を省略する。
図9には、第3の実施の形態に係る画像形成装置10Bが示されている。この画像形成装置10Bでは、転写ベルと44の移動方向(図9の矢印方向)で、画像形成ユニット30Fの下流側に、検出センサ88が配置されている。この検出センサ88は、不可視画像84となる不可視トナー像が、転写ベルト44に転写されると、この転写ベルト44に転写される不可視トナー像が、転写位置に達する前に検出する。
この画像形成装置10Bの画像形成制御部28Bでは、バックアップロール46Aと二次転写ロール50の接触部である転写位置へ向けてトナー像が移動するときに、検出センサ88の出力(検出結果)から、適切な不可視画像84となる不可視トナー像であるか否かを判定する。
また、画像形成制御部28Bでは、転写ベルト44上の不可視トナー像が、記録紙52に転写されたときに適切な不可視画像84を形成しうるトナー像と相違すると判定すると、記録紙52への該当トナー像の転写を中止し、新たなトナー像の生成を行う。このときに、画像形成装置10Bでは、転写ベルト44上のトナー像がクリーナ100によって除去される。
図10には、第3の実施の形態に係る画像形成装置10Bでの処理の流れを示している。このフローチャートは、例えば、スプーラ72に印刷データが格納されると実行され、初期設定を行うと、1ページ目から印刷データを伝送する(ステップ200〜204)。これにより、ステップ240では、トナー像の生成が開始され、Y、M、C、Kの各色のトナー像と共に不可視トナー像が重畳されて転写ベルト44に転写される。
ステップ242では、この転写ベルト44上の不可視トナー像を検出し、次のステップ244では、この検出結果に基づいて画像照合を行う。ステップ246では、転写ベルト44上の不可視トナー像が、適正な不可視画像84を形成できる不可視トナー像が形成されているか否かを判定する。
ここで、適正な不可視画像84が得られる不可視トナー像が形成されていると、ステップ246で肯定判定してステップ248へ移行する。このステップ248では、転写ベルト44上のトナー像の移動に同期して、レジストロール58から転写位置へ記録紙52を送り出す。これにより、トナー像に応じた画像が形成された記録紙52は、排紙トレイ68上へ送り出される。
これに対して、適正な不可視画像84が得られる不可視トナー像となっていない場合、ステップ246で否定判定されてステップ250へ移行する。このステップ250では、レジストローラ58からの記録紙52の送り出しを停止する。
これにより、転写ベルト44上のトナー像は、転写位置を通過するとクリーナ100によって転写ベルト44上から除去される。
また、ステップ250で記録紙52の送り出しを停止すると、ステップ204へ戻ることにより、改めて、該当ページに対するトナー像の形成が開始される。
これにより、画像形成装置10Bでは、それぞれに画像が形成された記録紙52が、ページ順に排出される(図5(A)参照)。
このように、本実施の形態に適用した画像形成装置10A、10B、10Cでは、Y、M、C、Kの各色の印刷データと共に不可視画像を形成する印刷データを画像形成制御部28、28A、28Bからプリントエンジン14へ伝送し、Y、M、C、Kの各色のトナー像又は画像と共に不可視トナー像又は不可視画像を形成する。また、画像形成装置10、10A、10Bでは、不可視トナー像又は不可視画像が適正に形成されているか否かを判定する。これにより、記録紙52に、画像データに応じた適正な画像が形成されているか否かを的確に判断することができる。
また、不可視画像84として副走査方向に連続する画像を用いることにより、主走査ラインがずれたり抜けるライン抜けを的確に検出することができる。
また、不可視画像84として、副走査方向に沿った直線を用いることにより、この直線に切れが無いか否かから、印刷データの伝送不良が発生したか否かを的確に検出することができる。
さらに、記録紙52上の画像形成領域86を外れた位置に不可視画像84を形成するので、不可視画像84とY、M、C、Kの各色の画像が重なって、記録紙52に形成する画像が損ねられたり、不可視画像84を的確に検出することができなくなってしまうのを確実に防止することができる。
また、画像形成装置10、10A、10Bでは、適正な画像が形成されていないと判定されたときに、該当画像を改めて形成するので、画像が適正に形成された記録紙を得ることができる。
さらに、画像形成装置10A、10Bでは、適正な画像が形成されていないと判定された記録紙52が排出されないようにしているので、適正な画像が形成された記録紙52の間に、適正な画像が形成されていないと判定された記録紙52が混じってしまうのを確実に防止することができる。
また、画像形成装置10Bでは、転写ベルト44上のトナー像を用いて、適正な不可視画像84が形成されるか否かを確認し、適正な不可視画像が形成されないと判定されるときには、該当トナー像の記録紙52へ転写を中止するので、無駄に記録紙52が消費されてしまうのを抑制することができる。
なお、画像形成装置10では、Y、M、C、Kの各トナー像を並行して形成するものであるが、転写ベルト44の移動方向に沿って順に画像形成ユニット30が配置されているので、印刷データの伝送開始およびレーザ光の走査開始のタイミングにずれが生じている。
すなわち、図11(A)に示されるように、Y、M、C、K、不可視(F)の各色の印刷データの伝送開始タイミングに時間Δtの差が生じ、これに合わせて印刷データの伝送終了時間、走査露光開始時間、走査露光終了時間にずれが生じる。このときに、不可視トナー像を形成する画像形成ユニット30Yを最下流に配置することにより、不可視トナー像の形成終了が最も遅くなる。
また、図12に示されるように、プリントエンジン14Aに設ける走査露光ユニット110Y、110M、110C、110Kにエラー検出回路112Y、112M、112C、112Kを設けることにより、Y、M、C、Kの印刷データにデータ不良が発生しているか否かを検出することができる。
ここから、合成回路114を設け、エラー検出回路112Y、112M、112C、112Kでデータ不良を検出したときに、検出信号を合成回路114へ出力することにより、合成回路114では、印刷データのデータ不良の発生のみでなく、該当する色を示す画像が形成されるように駆動回路78Fへ出力する駆動信号を合成する。
これにより、例えば、図11(B)に示されるように、記録紙52上で、副走査方向に不可視画像としてチェック画像116Y、116M、116C、116Kを形成するようにできる(以下、総称するときはチェック画像116とする)。
このチェック画像116の有無を検出センサ88で検出することにより、記録紙52に形成される画像に対して、Y、M、C、Kの各色で個別に発生する印刷データの伝送不良を含めた判定を行なうことができる。
図13には、合成回路114で実行する処理の一例を示している。このフローチャートは、印刷データの伝送が開始されることにより、不可視画像の印刷データに基づいた感光体ドラム34の走査露光と並行して実行される。このとき、プリントエンジン14Aでは、エラー検出回路112Y、112M、112C、112Kのそれぞれが印刷データのエラー検出を行う。
ここで、最初のステップ260では、Y色に対応するエラー検出回路112Yが印刷データの伝送エラーを検出したか否かを確認する。また、ステップ262では、M色に対応するエラー検出回路112Mが印刷データの伝送エラーを検出したか否かを確認し、ステップ264では、C色に対応するエラー検出回路112Cが印刷データの伝送エラーを検出したか否かを確認する。さらに、ステップ266では、K色に対応するエラー検出回路112Kが印刷データの伝送エラーを検出したか否かを確認する。
ここで、エラー検出回路112Yが印刷データのデータエラーを検出すると、ステップ260で肯定判定してステップ268へ移行し、Y色の印刷データに伝送エラーが生じたことを示すチェック画像116Yを形成するように設定する。
また、エラー検出回路112Mが印刷データのデータエラーを検出すると、ステップ262で肯定判定してステップ270へ移行してM色の印刷データに伝送エラーが生じたことを示すチェック画像116Mを形成するように設定し、エラー検出回路112Cが印刷データの伝送エラーを検出すると、ステップ264で肯定判定してステップ272へ移行してC色の印刷データに伝送エラーが生じたことを示すチェック画像116Cを形成するように設定する。さらに、エラー検出回路112Kが印刷データの伝送エラーを検出すると、ステップ266で肯定判定してステップ274へ移行し、K色の印刷データに伝送エラーが生じたことを示すチェック画像116Kを形成するように設定する。
この後、ステップ276では、可視画像であるY、M、C、Kの走査露光が終了したか否か、すなわち、Y、M、C、Kの印刷データの伝送が終了したか否かを確認し、ステップ276で肯定判定するとステップ278へ移行する。このステップ276では、何れかの色のチェック画像116を露光(形成)するように設定されたか否かを確認する。
このときに、何れか少なくとも1色のチェック画像116が形成されるように設定されていると、ステップ278で肯定判定してステップ280へ移行し、該当チェック画像116が形成されるように半導体レーザ42Fを駆動して走査露光を行う。
これにより、Y、M、C、Kの何れかの印刷データにエラーが生じていると、該当する色の画像が適正に形成されていないことを示すチェック画像116が記録紙52に不可視画像として形成される。この不可視画像を、検出センサ88によって検出されたときに、該当ページの画像形成処理を改めて実行することにより、適正な画像が形成された記録紙52を得ることができる(図11(B)参照)。
なお、ここでは、不可視画像の印刷データに対するエラー検出を省略しているが、不可視画像に対するエラー検出を行うようにしてもよい。このときに、不可視画像を除く色に、エラーが発生していないと判断されるときには、該当記録紙52には、適正な可視画像が形成されていると判定して、該当ページに対する再画像形成処理を行わないようにしてもよい。
一方、画像形成装置には、Y、M、C、Kの各色のデータを順に伝送して画像形成処理を行うものがある。図14には、その一例とする画像形成装置120が示されている。
この画像形成装置120では、複数の給紙トレイ54A、54B、54C又は手差しトレイ54Dから記録紙52を取り出して搬送する搬送路60Bが形成されている。また、画像形成装置120のプリントエンジン14Bには、感光体ドラム34Aと、この感光体ドラム34Aへレーザ光を走査しながら照射する走査露光ユニット32A、感光体ドラム34Bに対向して現像ユニット122が設けられている。この現像ユニット122には、Y、M、C、Kの各色の現像器124Y、124M、124C、124Kと共に、不可視画像用の現像器124Fが設けられており、現像器124Y、124M、124C、124K、124Fが順に感光体ドラム34Aに対向される。
画像形成装置120では、感光体ドラム34AにY色のトナー像が形成されると、このトナー像を転写ベルト44Aに転写し、さらに、転写ベルト44Aから記録紙52に転写する。また、画像形成装置120では、Y色のトナー像の転写が終了すると、次に、感光体ドラム34AにM色のトナー像を形成して記録紙52に重畳させて転写する。これを、C及びKの各色についても繰り返すことにより、記録紙52に画像データに応じた画像が形成される。
また、図15に示されるように、画像形成装置120の画像形成制御部28Cは、画像処理部70AでY、M、C、Kの各色の印刷データを生成し、スプーラ72Aに格納し、この後、所定のタイミングで、駆動信号生成部74Aから、Y、M、C、Kの各色の印刷データを伝送する。
プリントエンジン14Bでは、エラー検出回路112で印刷データの伝送エラーを検出しながら、印刷データに基づいて駆動回路78Aが半導体レーザ42Aを駆動する。また、プリントエンジン14Bでは、駆動信号生成部126で、エラー検出回路112の検出結果に基づいてチェック画像116Y、116M、116C、116Kを形成する駆動信号を生成する。
このような画像形成装置120では、Y色の印刷データが画像形成制御部28Cからプリントエンジン14Bに伝送され、この印刷データに基づいて半導体レーザ42Aが駆動されて走査露光が行われる。また、画像形成装置120では、この後に、M、C、Kのそれぞれの印刷データに基づいた走査露光が順に行われる。
このときに、エラー検出回路112によってY、M、C、Kの各印刷データに対する伝送エラー(データエラー)が発生しかを検出し、駆動信号生成部126では、データエラーが発生した色に対応するチェック画像116が形成されるように半導体レーザ42Aの駆動信号を生成する。
これにより、記録紙52に形成される不可視画像から、該当記録紙52の画像が適正に形成されているか否かを判定することができる。
このように、可視画像を形成するときに、可視画像を形成する印刷データが適正な印刷データであるか否かを判定し、不適正な印刷データであるときに、該当する情報を示す不可視画像を形成することにより、この不可視画像を検出することにより、該当ページの画像が適正に形成されているか否かを的確に判定することができる。
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。本実施の形態では、印刷データに基づいて感光体を走査露光する任意の構成の画像形成装置に適用することができる。また、本発明では、電子写真プロセスを適用した画像形成装置のみでなく、例えば、C、M、Y、Kの液滴を記録紙へ吐出して画像を形成する構成であってもよく、また、任意の画像形成材料を用いて各種の画像形成媒体に画像を形成する画像形成装置に適用することができる。
10、10A、10B 画像形成装置
14 プリントエンジン
28 画像形成制御部
30Y、30M、30C、30K 画像形成ユニット
30F 画像形成ユニット
32Y、32M、32C、32K 走査露光ユニット
32F 走査露光ユニット
34 感光体ドラム
38Y、38M、38C、38K 現像器
38F 現像器
42Y、42M、42C、42K 半導体レーザ
42F 半導体レーザ
44 転写ベルト
52 記録紙
60、60A 搬送路
70 画像処理部
72 スプーラ
74 駆動信号生成部
76、76A 処理コントローラ
80 伝送ケーブル
82 メモリ
84 不可視画像
88 検出センサ
94 切替えガイド

Claims (7)

  1. 画像データに基づいた可視画像を画像形成媒体に形成する第1の印刷データと共に、予め設定された基準画像を前記画像形成媒体上に形成とする第2の印刷データを出力する画像処理手段と、
    前記画像形成媒体を搬送する搬送手段と、
    可視光を反射し非可視光を吸収する第1の画像形成材料を用い、前記画像処理手段から出力される前記第1の印刷データに基づいて前記画像形成媒体に第1の画像を形成する第1の画像形成手段と、
    可視光を吸収し非可視光を反射する第2の画像形成材料を用い、前記画像処理手段から出力される前記第2の印刷データに基づいて前記第1の画像が形成される前記画像形成媒体に第2の画像を形成する第2の画像形成手段と、
    前記非可視光を用いて前記画像形成媒体に形成される前記第2の画像を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出される前記第2の画像と前記基準画像から前記画像形成媒体に形成された前記第1の画像が適正か否かを判定する判定手段と、
    を含む画像形成装置。
  2. 前記第1及び第1の画像形成手段が、前記搬送手段による前記画像形成媒体の搬送方向を副走査方向として、前記第1及び第2の印刷データに基づいて主走査方向に走査しながら画像を形成する走査手段を含み、
    前記基準画像が前記画像形成媒体の前記副走査方向に連続する画像とされている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記基準画像が、前記記録媒体上で前記可視画像の形成領域外に形成する請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記判定手段によって否定判定されたときに、前記画像処理手段が前記第1及び第2の印刷データを改めて出力し、前記画像形成手段によって新たな画像形成媒体に該第1及び第2の印刷データに基づいた画像形成を行う請求項1から請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記搬送手段に、前記判定手段によって否定判定されたときに該当画像形成媒体を廃棄する廃棄手段と含む、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1及び第2の画像形成手段が、前記画像形成媒体に転写する第1及び第2の画像が形成される中間転写体を含み、
    前記検出手段が前記中間転写体に形成された前記第2の画像を検出する請求項1から請求項4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記判定手段によって否定判定されたときに、前記中間転写体から前記画像形成媒体への転写を中止する請求項6に記載の画像形成装置。
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