JP5548368B2 - 作業機のアーム位置制御システム - Google Patents
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Description
特許文献1のアーム停止位置装置では、アーム用制御弁をアーム掻込み側に切換えるための油路に電磁比例弁を設けて、この電磁比例弁の流量を徐々に絞ることによってアームを停止位置に停止させている。
本発明は上記問題点に鑑み、アームを目標停止位置に安定的に停止させることができる作業機のアーム位置制御システムを提供することを目的とする。
第1に、旋回台に揺動自在に装着されたブームと、前記ブームに揺動自在に装着されたアームと、前記アームを駆動させるアーム用油圧シリンダへの作動油を制御するアーム用制御弁と、前記アーム用制御弁へのパイロット油を停止可能なアーム用停止弁と、操作部材の操作に基づいてアーム用停止弁へのパイロット圧を調整する操作弁と、前記アームの角度を検出するアーム角度センサと、前記アーム用停止弁を動作させてアームを停止させる制御部とを備えており、前記アーム用停止弁は、前記操作弁からのパイロット油を前記アーム用制御弁に供給する供給位置と前記操作弁からのパイロット油を遮断して前記アーム用制御弁に供給しない非供給位置とに切り替わる2方向切換弁とされ、当該2方向切換弁のパイロット油の導入ポート側、吐出ポート側、排出ポート側のいずれかに当該パイロット油の油温を測定する油温センサが設けられ、前記制御部は、前記油温センサの油温におけるア−ムの動作遅れ時間に基づいて前記2方向切換弁の非供給位置への切換動作を行ってアームを停止させるアーム位置制御手段を備え、前記アーム位置制御手段は、前記アーム角度センサで検出されたアーム角度から前記動作遅れ時間によるアームの角度を差し引いた値が、アームの目標停止角度以下となったときに、前記2方向切換弁を供給位置から非供給位置に切り替えることを特徴とする。
第2に、旋回台に揺動自在に装着されたブームと、前記ブームに揺動自在に装着されたアームと、前記アームを駆動させるアーム用油圧シリンダへの作動油を制御するアーム用制御弁と、前記アーム用制御弁へのパイロット油を停止可能なアーム用停止弁と、操作部材の操作に基づいてアーム用停止弁へのパイロット圧を調整する操作弁と、前記アームの角度を検出するアーム角度センサと、前記ブームの角度を検出するブーム角度センサと、前記アーム用停止弁を動作させてアームを停止させる制御部とを備えており、前記アーム
用停止弁は、前記操作弁からのパイロット油を前記アーム用制御弁に供給する供給位置と前記操作弁からのパイロット油を遮断して前記アーム用制御弁に供給しない非供給位置とに切り替わる2方向切換弁とされ、当該2方向切換弁のパイロット油の導入ポート側、吐出ポート側、排出ポート側のいずれかに当該パイロット油の油温を測定する油温センサが設けられ、前記制御部は、前記油温センサの油温におけるア−ムの動作遅れ時間に基づいて前記2方向切換弁の非供給位置への切換動作を行ってアームを停止させるアーム位置制御手段を備え、前記アーム位置制御手段は、前記アーム角度センサで検出されたアーム角度及び前記ブーム角度センサで検出されたブーム角度に基づいて前記アームの旋回台からの離れ距離を求め、前記離れ距離から前記動作遅れ時間によるアームの移動距離を差し引いた値が、前記アームの目標停止距離以下となったときに、前記2方向切換弁を供給位置から非供給位置に切り替えることを特徴とする。
第3に、前記アーム位置制御手段は、前記油温とアームの動作遅れ時間との関係を示す制御マップと、前記制御マップと前記油温センサで検出された油温とに基づいて動作遅れ時間を算出する動作遅れ時間算出部とを備えていることを特徴とする。
第4に、前記操作弁は、アーム掻き込みためのパイロット油が供給される前記アーム用制御弁の受圧部に、前記操作部材の操作に基づいたパイロット油を供給するアーム掻き込み用操作弁を備えており、前記アーム用停止弁は、前記アーム掻き込み用操作弁と前記アーム用制御弁の受圧部との間に接続されたパイロット油路に接続されていることを特徴とする。
図6は、アーム位置制御システムを具備した作業機の全体側面図を示している。
図6に示すように、作業機(バックホー)1は、下部の走行装置2と、上部の旋回体3とから構成されている。
走行装置2は、ゴム製覆帯を有する左右一対の走行体4を備え、両走行体4を走行モータMで駆動するようにしたクローラ式走行装置が採用されている。また、該走行装置2の前部にはドーザ5が設けられている。
エンジンは、エンジン始動キーで図示しないイグニッションスイッチ(キースイッチ)をオフ位置からオン位置に切り換えた後に、キースイッチをスタート位置にすることで始動するようになっている。
スイングブラケット17は、旋回台12内に備えられたスイングシリンダの伸縮によって揺動され、ブーム18は、該ブーム18とスイングブラケット17との間に介装されたブームシリンダ22の伸縮によって揺動され、アーム19は、該アーム19とブーム18との間に介装されたアームシリンダ(アーム用油圧シリンダということがある)23の伸縮によって揺動され、バケット20は、該バケット20とアーム19との間に介装されたバケットシリンダ21の伸縮によってスクイ・ダンプ動作される。アーム19の先端には、バケット20の他に様々なアタッチメント(ブレーカ、グラップル、オーガ等)が装着できるようになっている。
アーム位置制御システムは、アーム19を動作させるための油圧回路と、油圧回路内の機器等(電気・電子機器)を制御するための制御回路に大別される。
まず、油圧回路について説明する。
油圧回路には、第1ポンプ(メインポンプ)P1と、第2ポンプ(サブポンプ)P2と、アーム19を駆動するアーム用油圧シリンダ23への作動油の流量等を制御するアーム用制御弁25と、アーム用制御弁25へのパイロット油を停止可能なアーム用停止弁26と、操作部材15の操作に応じてパイロット油のパイロット圧を制御するための操作弁27とが配置されている。
アーム用制御弁25は、第1ポンプP1の作動油供給路aを介して第1ポンプP1に接続されていて、第1ポンプP1からの作動油が、アーム用制御弁25を介してアーム用油圧シリンダ23に供給可能とされている。アーム用制御弁25の一方の受圧部25aにパイロット圧が作用すると、当該制御弁25が操作されてアーム用油圧シリンダ23を伸長させる。アーム用制御弁25の他方の受圧部25bにパイロット圧が作用すると、当該制御弁が操作されてアーム用油圧シリンダ23を縮小させる。
アーム掻き込み用操作弁27aは、アーム用制御弁25の一方の受圧部25aにパイロット油を供給可能に第1パイロット油路cに接続されている。アームダンプ用操作弁27bは、アーム用制御弁25の他方の受圧部25bにパイロット油を供給可能に第2パイロット油路dに接続されている。アーム掻き込み用操作弁27a及びアームダンプ用操作弁27bは、操作部材15の下側に配置されている。
具体的には、操作部材15を一方に(図1では矢示B1方向に)傾動させると、アーム掻き込み用操作弁27aが操作されて該操作弁27aからパイロット圧が出力される。そして、このパイロット圧が第1パイロット油路cを介してアーム用制御弁25の一方の受圧部25aに作用することにより、アーム用油圧シリンダ23が伸長して、操作部材15の傾動量に応じてアーム19が掻き動作する[アーム22の先端(バケット20)が旋回台12に近づくように動く]。
アーム用停止弁26は、アーム19の掻き込みを停止するものであって、アーム掻き込み用操作弁27aからアーム用制御弁25に向けてのパイロット油の供給を止めるものである。このアーム用停止弁26は、アーム掻き込み用操作弁27aとアーム用制御弁25の一方の受圧部25aとの間であって第1パイロット油路c上に設けられている。
さらに詳しくは、アーム用停止弁26のソレノイド26aが励磁されると当該停止弁26は供給位置となり、アーム掻き込み用操作弁27aからのパイロット油(パイロット圧)がアーム用制御弁25の一方の受圧部25aに作用する。アーム用停止弁26のソレノイド26aが消磁されると当該停止弁26は非供給位置となり、アーム掻き込み用操作弁27aからのパイロット油(パイロット圧)が遮断される。
制御回路には、パイロット油の油温を計測するための油温センサ30と、ブーム18に対するアーム19の角度を計測するアーム角度センサ31と、CPU等から構成された制御部32とが設けられている。
油温センサ30は、アーム用停止弁26の導入ポート33(供給ポート)側の第1パイロット油路c上に接続されている。詳しくは、油温センサ30は、第1パイロット油路c上において出来る限りアーム用停止弁26の導入ポート33に近接して設けられていて、アーム用停止弁26に導入される直前のパイロット油の温度を測定可能となっている。油温センサ30によって計測された油温は制御部32に入力される。
制御部32は、作業機1の各種電子電気機器類等を制御するものであって、アーム用停止弁26を動作させてアーム19を目標停止位置に停止させる機能(アーム位置制御手段35)を備えたものである。アーム位置制御手段35は、アーム角度センサ31からのアーム角度と、油温センサ30からの油温に基づいて、アーム用停止弁26を電気的に操作するものであり、制御プログラム等から構成されている。
アーム位置制御手段35の動作を簡単に説明すると、図2(a)に示すように、アーム19の先端側(バケット20の先端)が予め設定された範囲(通常範囲ということがある)内で動作している際にあるときは、アーム位置制御手段35は、アーム用停止弁26のソレノイド26aが励磁するように電気信号を出力し、アーム掻き込み用操作弁27aによるパイロット圧によりアーム用制御弁25を作動させてアーム19の掻き動作を操作部材15の操作により行えるように制御している。
なお、目標停止位置の設定は、例えば、特開2000−170215号公報等の方法により、運転席9の前側に設けられたメータ等の表示装置10のスイッチ等によりユーザ(作業者)がアタッチメント毎に手動により設定できるようになっている。この目標停止位置は、後述するようにブーム18に対するアーム19の角度(揺動角度)によって設定しても、旋回台3側(例えば、ブームシリンダ22、キャビン14、旋回台12)からアーム19(アーム19の先端に設けたアタッチメント)の先端までの離れ距離によって設定してもよい。
言い換えるならば、アーム位置制御手段35は、アーム19を強制的に停止させる際には、油温からアーム19の動作遅れ時間を求め、この動作遅れ時間分だけ早めにアーム用停止弁26の切換動作を先行して動作させることによってアーム19を停止するようにしている。
図1に示すように、アーム位置制御手段35は、制御マップ36と、動作遅れ時間算出部37と、移動量算出部38と、動作決定部39とを備えている。
図3に示すように、制御マップ36は、油温とアームの動作遅れ時間との関係を示すものであって制御部32に記憶(格納)されている。この制御マップ36は、所定温度毎(例えば、0.1℃刻み、0.5℃刻み、1℃刻み)の油温と、当該油温のときのアーム19動作遅れ時間とのデータにより構成されていてもよいし、油温とアーム19動作遅れ時間との関係を示す関数によって構成されていてもよい。油温とアーム19動作遅れ時間との関係は、アーム用停止弁26の導入ポート33側に油温センサ30を設け、所定の温度のときにアーム19の動作がどれだけ遅れたかを実験にて測定することによって整理してもよいし、コンピュータのシミュレーションによって求めても良い。
即ち、動作決定部39は、式(1)に示すように、現在のアーム19の角度αn(アーム角度センサ31の現在の角度)から移動量(揺動角度αlo)を差し引いた値が、目標停止角度αliを超えた時点で、アーム用停止弁26における非供給位置への切換を行う[式(1)を満たした時点で即座にアーム用停止弁26のソレノイド26aを消磁する]。
ただし、αn:現在のアームの角度(deg)、αlo(移動量):動作遅れ時間によるアームの揺動角度(deg)、αli:目標停止角度(deg)
なお、上述した移動量算出部38では、動作遅れ時間内にアーム19が揺動する揺動角度αloを移動量として求めているが、動作遅れ時間内にアーム19が移動する移動距離を移動量として求めても良い。移動量をアーム19の移動距離にした場合は、動作決定部39は次のようになる。
即ち、動作決定部39は、式(2)に示すように、現在のアーム19の離れ距離から移動量(移動距離βlo)を引いた値が、目標停止距離[旋回台3側からアーム19(アーム19の先端に設けたアタッチメント)の先端までの目標の離れ距離]を超えた時点で、アーム用停止弁26における非供給位置への切換を行う[式(1)を満たした時点で即座にアーム用停止弁26のソレノイド26aを消磁する]。
ただし、βn:現在のアームの距離、βlo(移動量):動作遅れ時間によるアームの移動距離、βli:目標停止距離
なお、上述した各種距離を求めるにあたっては、旋回台12側に対するブーム18の角度と、ブーム18に対するアーム22の角度の両方を用いて算出をする。そのため、アーム位置の制御にあたって距離を用いる場合は、ブーム18の角度を計測するブーム角センサが設けられ、このブーム角センサのブーム角度及びアーム角度とを用いて移動量算出部38により移動量(移動距離)が求められることになる。
なお、図5の説明では、説明の便宜上、移動量はアーム19の揺動角度αloとする。
図5に示すように、アーム位置制御手段35は、アーム19が通常範囲で揺動しているか否かをアーム角度センサ31によるアーム角度により判定する(S1)。アーム19が通常範囲内にて揺動しているときは、アーム用停止弁26のソレノイド26aを励磁させる(S2)。
アーム19が通常範囲から外れて、アーム19の角度が小さくなったとき、まず、移動量算出部38によって油温センサ30から制御部32に入力された油温に基づき、当該油温ときの動作遅れ時間を制御マップ36から求める(S3)。また、移動量算出部38によってアーム角度センサ31からのアーム19の角度のデータにより、現時点における所定時間当たり(例えば、0.1秒)のアーム19の角速度を求める(S4)。
次に、動作決定部39は、移動量算出部38で求めた揺動角度αloと、現在のアーム角度センサ31からのアーム19の角度αnと、目標停止角度αliとの関係が式(1)を満たしているか否かを判定する(S6)。そして、式(1)を満たしていなければ、処理をS3に戻し、S3からS6までの処理を繰り返し行う。そして、動作決定部39は、式(1)を満たした時点で直ちに、アーム用停止弁26のソレノイドを消磁する(S7)。
作業機のアーム19位置制御システムによれば、アーム用停止弁26は、アーム掻き込み用操作弁27aからのパイロット油をアーム用制御弁25に供給する供給位置と、アーム掻き込み用操作弁27aからのパイロット油を遮断してアーム用制御弁25に供給しない非供給位置とに切り替わる2方向切換弁としているため、2方向切換弁を非供給位置へと切り換えるだけで、従来の比例電磁弁に比べて短い動作遅れにてアーム19の掻き動作を停止させることができる。
さらに、アーム位置制御手段35は、油温からアームの動作遅れ時間を求め、この動作遅れ時間分だけ早めに2方向切換弁の切換動作を先行して動作させているので、アーム19の停止位置の精度を安定化させることができる。
即ち、上記の実施形態では、アーム用停止弁26の導入ポート33側に油温センサ30を設けているが、これに代え、アーム用停止弁26の吐出ポート34側に油温センサ30を設けてもよい。即ち、油温センサ30を、第1パイロット油路c上において出来る限りアーム用停止弁26の吐出ポート34に近接して設けて、アーム用停止弁26から吐出される直後のパイロット油の温度を測定できるようにしてもよい。この場合、制御マップ36は、油温とアーム19動作遅れ時間との関係は、アーム用停止弁26の吐出ポート34側に油温センサ30を設け、所定の温度のときにアーム19の動作がどれだけ遅れたかを実験にて測定することによって求めたものか、コンピュータのシミュレーションによって求めたものが好ましい。
19 アーム
25 アーム用制御弁
26 アーム用停止弁
27 操作弁
30 油温センサ
35 アーム位置制御手段
36 制御マップ
37 動作遅れ時間算出部
38 移動量算出部
39 動作決定部
Claims (4)
- 旋回台に揺動自在に装着されたブームと、前記ブームに揺動自在に装着されたアームと、前記アームを駆動させるアーム用油圧シリンダへの作動油を制御するアーム用制御弁と、前記アーム用制御弁へのパイロット油を停止可能なアーム用停止弁と、操作部材の操作に基づいてアーム用停止弁へのパイロット圧を調整する操作弁と、前記アームの角度を検出するアーム角度センサと、前記アーム用停止弁を動作させてアームを停止させる制御部とを備えており、
前記アーム用停止弁は、前記操作弁からのパイロット油を前記アーム用制御弁に供給する供給位置と前記操作弁からのパイロット油を遮断して前記アーム用制御弁に供給しない非供給位置とに切り替わる2方向切換弁とされ、当該2方向切換弁のパイロット油の導入ポート側、吐出ポート側、排出ポート側のいずれかに当該パイロット油の油温を測定する油温センサが設けられ、
前記制御部は、前記油温センサの油温におけるア−ムの動作遅れ時間に基づいて前記2方向切換弁の非供給位置への切換動作を行ってアームを停止させるアーム位置制御手段を備え、
前記アーム位置制御手段は、前記アーム角度センサで検出されたアーム角度から前記動作遅れ時間によるアームの角度を差し引いた値が、アームの目標停止角度以下となったときに、前記2方向切換弁を供給位置から非供給位置に切り替えることを特徴とする作業機のアーム位置制御システム。 - 旋回台に揺動自在に装着されたブームと、前記ブームに揺動自在に装着されたアームと、前記アームを駆動させるアーム用油圧シリンダへの作動油を制御するアーム用制御弁と、前記アーム用制御弁へのパイロット油を停止可能なアーム用停止弁と、操作部材の操作に基づいてアーム用停止弁へのパイロット圧を調整する操作弁と、前記アームの角度を検出するアーム角度センサと、前記ブームの角度を検出するブーム角度センサと、前記アーム用停止弁を動作させてアームを停止させる制御部とを備えており、
前記アーム用停止弁は、前記操作弁からのパイロット油を前記アーム用制御弁に供給する供給位置と前記操作弁からのパイロット油を遮断して前記アーム用制御弁に供給しない非供給位置とに切り替わる2方向切換弁とされ、当該2方向切換弁のパイロット油の導入
ポート側、吐出ポート側、排出ポート側のいずれかに当該パイロット油の油温を測定する油温センサが設けられ、
前記制御部は、前記油温センサの油温におけるア−ムの動作遅れ時間に基づいて前記2方向切換弁の非供給位置への切換動作を行ってアームを停止させるアーム位置制御手段を備え、
前記アーム位置制御手段は、前記アーム角度センサで検出されたアーム角度及び前記ブーム角度センサで検出されたブーム角度に基づいて前記アームの旋回台からの離れ距離を求め、前記離れ距離から前記動作遅れ時間によるアームの移動距離を差し引いた値が、前記アームの目標停止距離以下となったときに、前記2方向切換弁を供給位置から非供給位置に切り替えることを特徴とする作業機のアーム位置制御システム。 - 前記アーム位置制御手段は、前記油温とアームの動作遅れ時間との関係を示す制御マップと、前記制御マップと前記油温センサで検出された油温とに基づいて動作遅れ時間を算出する動作遅れ時間算出部とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機のアーム位置制御システム。
- 前記操作弁は、アーム掻き込みためのパイロット油が供給される前記アーム用制御弁の受圧部に、前記操作部材の操作に基づいたパイロット油を供給するアーム掻き込み用操作弁を備えており、
前記アーム用停止弁は、前記アーム掻き込み用操作弁と前記アーム用制御弁の受圧部との間に接続されたパイロット油路に接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の作業機のアーム位置制御システム。
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