JP4351581B2 - 把持力制御装置および解体作業機 - Google Patents
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(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載の把持力制御装置において、選択手段は、操作手段の操作部に付設されるスイッチであることを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の把持力制御装置において、対象物を把持爪で把持するようにアクチュエータに圧油が供給される管路に一端が接続された分岐管路と、分岐管路の途中に設けられて、圧油の流れを許可するか否かを切り替える切替手段とをさらに備え、アキュムレータは、分岐管路の他端に接続されて、切替手段から供給される圧油によって圧力を蓄積し、切替手段を介することなく蓄積した圧力をアクチュエータへ供給することを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの項に記載の把持力制御装置において、制御手段が出力するアクチュエータの駆動を停止する信号が入力されると、流量制御弁を制御するパイロット圧油の流れを遮断する遮断手段をさらに備えることを特徴とする。
(5) 請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの項に記載の把持力制御装置において、把持力設定値は、把持爪を閉じる方向にアクチュエータが駆動されるように操作された操作部の操作量に応じて設定されることを特徴とする。
(6) 請求項6の発明は、請求項1〜4のいずれかの項に記載の把持力制御装置において、把持力設定値を設定する把持力設定装置をさらに備えることを特徴とする。
(7) 請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかの項に記載の把持力制御装置において、制御手段から出力された信号によってアクチュエータの駆動が停止されたことを報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする。
(8) 請求項8の発明による解体作業機は、対象物を把持する把持爪を有する把持装置と、請求項1〜7のいずれか一項に記載の把持力制御装置と、把持装置が取り付けられる腕を有する旋回体と、旋回体を旋回可能に保持する走行体とを備えることを特徴とする。
ON/OFFスイッチ72がオフされている場合、シリンダ30は次のように駆動される。
(1) アキュムレータ46への圧油の流入は禁止され、コントロール弁41からの圧油はすべてシリンダ30の駆動に用いられる。
(2) シリンダ30は、操作レバー71の操作量に比例した速度指令で駆動される。
ON/OFFスイッチ72がオンされている場合、シリンダ30は次のように駆動される。
(1) アキュムレータ46への圧油の流入は許可され、アキュムレータ46に圧油が供給されて蓄積される。
(2) 操作レバー71が不感帯を超えて把持方向に操作されると、シリンダ30は、操作レバー71の操作量に関わらず一定の速度で把持方向に駆動される。また、把持爪21,22による把持力、すなわちボトム室33への供給圧油Fの圧力は、操作レバー71の操作量に比例するように制御される。
(3) 操作レバー71が不感帯を超えて解放方向に操作されると、シリンダ30は、操作レバー71の操作量に比例した速度指令で駆動される。
上述のように、圧力センサ92で検出した検出圧力Pに基づいて制御回路60で指令値が演算されて比例電磁式減圧弁51へ出力されると、比例電磁式減圧弁51がコントロール弁41へのパイロット圧油を制御し、コントロール弁41のスプールが制御回路60から出力される指令値に対応する制御位置まで駆動される。したがって、圧力センサ92で検出圧力Pを検出してから、コントロール弁41のスプールが制御回路60から出力される指令値に対応する制御位置に駆動されるまでには、制御回路60における演算時間や比例電磁式減圧弁51およびコントロール弁41の応答時間などを含めたシステムの応答時間が必要である。このため、検出圧力Pが目標とする圧力に達したときに、制御回路60で指令値を演算して比例電磁式減圧弁51へ出力すると、システムの応答時間に起因する把持力のオーバーシュートが発生する。以下の説明では、上述したシステムの応答時間のことを応答遅れと呼ぶ。
P1 = P+(dP/dt)×T ・・・(1)
図9は、解体作業機100に搭載された把持装置14の開閉操作の動作を示すフローチャートである。この処理は、制御ユニット60で実行されるプログラムにより行われる。不図示のエンジンキースイッチがオンされるとこのプログラムが起動される。ステップS1において、操作レバー71やON/OFFスイッチ72の状態を検出して(操作情報を取得して)ステップS3へ進む。ステップS3において、ステップS1で取得した操作情報から操作レバー71が解放方向に操作されたか否かを判断する。ステップS3が肯定判断されるとステップS5へ進み、後述するステップ25で設定されるコントロール弁41の遮断指令を解除する。
(1) 圧力センサ92で検出した検出圧力Pの変化傾向に基づいて所定時間後の供給圧油Fの圧力を予測するよう構成した。そして、圧力目標値を超えるか否かを判断し、圧力予測値が圧力目標値を超えると判断されると、比例電磁式減圧弁51への指令値をゼロとする遮断指令を出力するよう構成した。したがって、オーバーシュートが発生しないように把持力を予測して、把持爪21,22の駆動を停止できるので、対象物へ過負荷を与えることなく対象物を把持できる。これにより、対象物の破損を防止できるので作業効率が高い。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲にて種々の変形が可能である。
(1) 上述の説明では、コントローラ70は、いわゆる電気レバーと呼ばれる操作装置であったが、本発明はこれに限定されない。たとえば、図10に示すように、パイロットポンプ50の圧油を直接制御するパイロット弁を有するコントローラ170を用いることもできる。この場合、コントローラ170からコントロール弁41へパイロット圧油を供給する油路に切替弁151を設け、圧力予測値P1が圧力目標値を超えると判断されたときに、切替弁151をオンするように構成することで、上述の説明と同様の制御ができる。なお、この場合には、操作レバー171の操作量を検出するため、図10に示すようにコントローラ170で制御されるパイロット圧油の圧力を検出する圧力センサ91が必要となる。また、圧力センサ91の代わりに、操作レバー171の操作量を直接検出する角度検出センサ(不図示)をコントローラ170に設けることとしてもよい。
(9) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
33 把持側油室(ボトム室) 34 解放側油室(ロッド室)
40 メインポンプ 41 コントロール弁
42 メインリリーフ弁 44 ON/OFF弁
46 アキュムレータ 48 チェック弁
50 パイロットポンプ 51 比例電磁式減圧弁
60 制御回路 61 圧力設定器
70,170 コントローラ 71,171 操作レバー
72,172 ON/OFFスイッチ 91,92 圧力センサ
93 表示モニタ 100 解体作業機
101 フロント作業腕 160 圧力予測部
Claims (8)
- 対象物を把持する把持爪を有する把持装置と、
前記把持爪を開閉駆動するアクチュエータに対して供給される圧油を制御する流量制御弁と、
前記把持爪の把持力を検出する把持力検出手段と、
操作部の操作に基づいて、前記流量制御弁によって前記アクチュエータに供給される圧油の流量を調節する操作手段と、
前記把持力検出手段で検出した把持力の変化に基づいて、把持力の応答遅れを加味して所定時間後の把持力を予測する予測手段と、
前記対象物を前記把持爪で把持するように圧油が前記アクチュエータに供給されているときに、前記予測手段で予測した把持力があらかじめ定められた把持力設定値と一致すると判断されると、前記把持爪の把持力が前記把持力設定値と一致するように前記アクチュエータの駆動を停止する信号を出力する制御手段と、
前記把持爪の把持力を前記把持力設定値と一致させるか否かを選択する選択手段と、
前記選択手段によって前記把持爪の把持力を前記把持力設定値と一致させることが選択された時にのみ圧力を蓄積し、前記操作部が操作されていないとき、前記把持爪を閉じるように前記流量制御弁から前記アクチュエータへ供給される圧油の圧力を保持するアキュムレータとをさらに備え、
前記選択手段によって前記把持爪の把持力を前記把持力設定値と一致させることが選択されると、前記制御手段から前記アクチュエータの駆動を停止するための前記信号を出力し、
前記選択手段によって前記把持爪の把持力を前記把持力設定値と一致させないことが選択されると、前記制御手段から前記アクチュエータの駆動を停止するための前記信号を出力することなく、前記操作部の操作量に応じて前記流量制御弁を通過する圧油の流量を調節することを特徴とする把持力制御装置。 - 請求項1に記載の把持力制御装置において、
前記選択手段は、前記操作手段の操作部に付設されるスイッチであることを特徴とする把持力制御装置。 - 請求項1または請求項2に記載の把持力制御装置において、
前記対象物を前記把持爪で把持するように前記アクチュエータに圧油が供給される管路に一端が接続された分岐管路と、
前記分岐管路の途中に設けられて、圧油の流れを許可するか否かを切り替える切替手段とをさらに備え、
前記アキュムレータは、前記分岐管路の他端に接続されて、前記切替手段から供給される圧油によって圧力を蓄積し、前記切替手段を介することなく前記蓄積した圧力を前記アクチュエータへ供給することを特徴とする把持力制御装置。 - 請求項1〜3のいずれかの項に記載の把持力制御装置において、
前記制御手段が出力する前記アクチュエータの駆動を停止する信号が入力されると、前記流量制御弁を制御するパイロット圧油の流れを遮断する遮断手段をさらに備えることを特徴とする把持力制御装置。 - 請求項1〜4のいずれかの項に記載の把持力制御装置において、
前記把持力設定値は、前記把持爪を閉じる方向に前記アクチュエータが駆動されるように操作された前記操作部の操作量に応じて設定されることを特徴とする把持力制御装置。 - 請求項1〜4のいずれかの項に記載の把持力制御装置において、
前記把持力設定値を設定する把持力設定装置をさらに備えることを特徴とする把持力制御装置。 - 請求項1〜6のいずれかの項に記載の把持力制御装置において、
前記制御手段から出力された信号によって前記アクチュエータの駆動が停止されたことを報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする把持力制御装置。 - 対象物を把持する把持爪を有する把持装置と、
請求項1〜7のいずれか一項に記載の把持力制御装置と、
前記把持装置が取り付けられる腕を有する旋回体と、
前記旋回体を旋回可能に保持する走行体とを備えることを特徴とする解体作業機。
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