JP6037725B2 - ハイブリッド建設機械の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ハイブリッド型の建設機械の制御装置に関する。
ハイブリッド型の建設機械では、当該建設機械のエンジンやポンプを動力源にしたり、アクチュエータの回生エネルギーを動力源にしたりして、電動・発電機を回転し、バッテリーに蓄電することが行われている。例えば、エンジンの駆動力を動力源にしたものとして特許文献1に記載された建設機械が従来から知られている。
特開2005−83242号公報
上記のようにした従来の建設機械においては、電動・発電機を回転するために、その動力源のエネルギーがかなり消費されるので、当該装置の流体回路に滞留している流体の温度の割には操作弁などの温度が低くなる傾向がある。
しかも、上記流体回路に用いられる操作弁は、そのボディを鋳鉄製で、スプールは鋼製にするのが通常なので、上記のように操作弁の温度が低くなると、ボディとスプールとの膨張率の差によって、スプールがスティックしやすくなり、特に、極寒地においてその傾向が強くなる。
そして、上記スティック防止対策として、バルブボディに形成したスプール孔と、このスプール孔に組み込むスプールとのクリアランスを大きくすることが考えられる。
しかしながら、上記のようにスプール孔とスプールとのクリアランスを大きくすると、通常温度下で当該建設機械を運転するとき、流体の漏れが大きくなるという問題が発生する。
この発明の目的は、操作弁の温度を検出して、エンジンをアイドリングさせたり、あるいはそのアイドリングを停止させたりして、操作弁の温度が下がりすぎないようにした建設機械の制御装置を提供することである。
この発明は、エンジンを動力源にしたメインポンプと、上記メインポンプに接続されるとともに複数の操作弁を設けてなる回路系統と、上記メインポンプの吐出流体により回転する流体圧モータと、上記流体圧モータに連係する電動・発電機と、上記電動・発電機で発電された電力を蓄電するバッテリーとが備えられている。また、この発明は、切り換え位置に応じて、上記メインポンプのスタンバイ流量を上記流体圧モータと上記回路系統とに導く通路を並列に接続するとともに、上記回路系統に導く通路に絞りを設けた切換弁と、上記回路系統に設けられた上記操作弁の温度を検出する温度センサと、上記温度センサからの温度信号に応じて上記エンジンの回転数を制御するコントローラとが備えられている。
そして、この発明は、上記コントローラは、上記エンジンのアイドリング状態を停止、あるいは継続させる機能が備えられるとともに、上記エンジンがアイドリング状態にあって、かつ、上記温度センサからの温度信号があらかじめ設定した基準温度未満のとき、上記エンジンのアイドリングを継続させる機能と備えられた点に特徴を有する。
この発明によれば、制御弁の温度を検出し、その温度があらかじめ設定した基準温度未満にあるとき、エンジンのアイドリングを継続させる構成にしたので、スプールがスティックしたりしなくなる。
また、スプールのスティックを防止できるので、当該スプールとバルブボディに形成したスプール孔とのクリアランスを小さくでき、その分、流体漏れを防止できるようになる。
第1実施形態の回路図である。 第1実施形態の制御系のフローチャート図で、スタートからステップS7までのフローチャート図である。 第1実施形態の制御系のフローチャート図で、ステップS8からステップS31までのフローチャート図である。 第2実施形態の回路図である。 第2実施形態の制御系のフローチャート図で、スタートからステップS7までのフローチャート図である。 第2実施形態の制御系のフローチャート図で、ステップS8からステップS31までのフローチャート図である。
図1に示した第1実施形態は、パワーショベルの制御装置で、エンジンEで駆動する可変容量型の第1,2メインポンプMP1,MP2が設けられているが、これら第1,2メインポンプMP1、MP2は同軸回転する。なお、図中符号1はエンジンEに設けられたジェネレータで、エンジンEの余力を利用して発電機能を発揮するものである。
上記第1メインポンプMP1は第1回路系統に接続されているが、この第1回路系統は、その上流側から順に、旋回モータを制御する操作弁2、アームシリンダを制御する操作弁3、ブームシリンダを制御するブーム2速用の操作弁4、予備用アタッチメントを制御する操作弁5および左走行用のモータを制御する操作弁6を接続している。
上記各操作弁2〜6のそれぞれは、中立流路7およびパラレル通路8を介して第1メインポンプMP1に接続されている。
上記中立流路7であって、左走行モータ用の操作弁6の下流にはパイロット圧を生成するためのパイロット圧制御用の絞り9が設けられている。この絞り9はそこを流れる流量が多ければ、その上流側に高いパイロット圧を生成し、その流量が少なければ低いパイロット圧を生成するものである。
また、上記中立流路7は、上記操作弁2〜6のすべてが中立位置もしくは中立位置近傍にあるとき、第1メインポンプMP1から吐出された流体の全部または一部を、絞り9を介してタンクTに導くが、このときには絞り9を通過する流量も多くなるので、上記したように高いパイロット圧が生成される。
一方、上記操作弁2〜6がフルストロークの状態で切り換えられると、中立流路7が閉ざされて流体の流通がなくなる。したがって、この場合には、絞り9を流れる流量がなくなり、パイロット圧はゼロを保つことになる。
ただし、操作弁2〜6の操作量によっては、ポンプ吐出量の一部がアクチュエータに導かれ、一部が中立流路7からタンクに導かれることになるので、絞り9は、中立流路7に流れる流量に応じたパイロット圧を生成する。言い換えると、絞り9は、操作弁2〜6の操作量に応じたパイロット圧を生成することになる。
また、上記中立流路7であって、操作弁6と絞り9との間にはパイロット流路10が接続されているが、このパイロット流路10は、電磁切換弁11を介して、第1メインポンプMP1の傾転角を制御するレギュレータ12に接続されている。
上記レギュレータ12は、パイロット流路10のパイロット圧と逆比例して第1メインポンプMP1の傾転角を制御し、その1回転当たりの押し除け量を制御する。したがって、操作弁2〜6をフルストロークして中立流路7の流れがなくなり、パイロット圧がゼロになれば、第1メインポンプMP1の傾転角が最大になり、その1回転当たりの押し除け量が最大になる。
また、上記電磁切換弁11には、電磁可変減圧弁13を介してパイロット流体圧源PPが接続されているが、この電磁切換弁11が図示のノーマル位置である通常制御位置にあるとき、レギュレータ12がパイロット流路10に接続され、ソレノイドが励磁して回生エネルギー制御位置に切り換わるとレギュレータ12が電磁可変減圧弁13に接続される。
また、上記第1メインポンプMP1と第1回路系統の最上流の操作弁2との間にはメイン切換弁14が接続されている。そして、このメイン切換弁14はその両端に設けたパイロット室14a,14bに作用するパイロット圧によって切り換わるもので、一方のパイロット室14aは電磁制御弁15aを介して上記パイロット流体圧源PPに接続され、他方のパイロット室14bは電磁制御弁15bを介してパイロット流体圧源PPに接続されている。
上記のようにしたメイン切換弁14は、図示の中立位置である第1位置と、図面左側位置である第2位置と、図面右側位置である第3位置とに切り換え可能にしている。
そして、このメイン切換弁14が上記第1位置(中立位置)を保っているときには、第1メインポンプMP1の吐出流体を第1回路系統に導くメイン通路aが開かれるとともに、アシストポンプAPの吐出流体を第1メインポンプMP1の吐出側に導く合流通路bも開かれる。
また、メイン切換弁14が上記左側位置である第2位置に切り換えられたときには、第1メインポンプMP1の吐出流体を第1回路系統に導き、絞りを設けた絞り通路cが開かれるとともに、第1メインポンプMP1の吐出流体を流体圧モータMに導く回生通路dも開かれる。
したがって、メイン切換弁14が上記のように第2位置に切り換えられたときには、第1メインポンプMP1の吐出流体が、回生通路dを経由して流体圧モータMに供給されるとともに、その吐出流体の一部が絞り通路cを経由して第1回路系統にも供給される。
さらに、メイン切換弁14が上記右側位置である第3位置に切り換えられたときには、上記メイン通路aのみが開かれる。したがって、この場合には、第1メインポンプMP1の吐出流体は、第1回路系統にのみ供給されることになる。
なお、図中符号18は第1メインポンプMP1からアシストポンプAPへの流れを防止するチェック弁である。
そして、上記電磁切換弁11および電磁制御弁15a,15bのソレノイドはコントローラCに接続されて、それらの切り換え動作をコントローラCが制御するようにしている。
また、上記電磁可変減圧弁13のソレノイドもコントローラCに接続し、当該減圧弁13の二次圧をコントローラCで制御できるようにしている。
一方、上記第2メインポンプMP2は第2回路系統に接続されているが、この第2回路系統は、その上流側から順に、右走行用モータを制御する操作弁19、バケットシリンダを制御する操作弁20、ブームシリンダを制御する操作弁21およびアームシリンダを制御するアーム2速用の操作弁22が接続されている。
上記各操作弁19〜22は、中立流路23を介して第2メインポンプMP2に接続されるとともに、操作弁20および操作弁21はパラレル通路24を介して第2メインポンプMP2に接続されている。
上記中立流路23であって、操作弁22の下流側にはパイロット圧制御用の絞り25が設けられているが、この絞り25は、第1回路系統の絞り9と全く同様に機能するものである。
そして、上記中立流路23であって、最下流の操作弁22と上記絞り25との間には、パイロット流路26が接続されているが、このパイロット流路26は、電磁切換弁27を介して、第2メインポンプMP2の傾転角を制御するレギュレータ28に接続されている。
上記レギュレータ28は、パイロット流路26のパイロット圧と逆比例して第2メインポンプMP2の傾転角を制御し、その1回転当たりの押し除け量を制御する。したがって、操作弁19〜22をフルストロークして中立流路23の流れがなくなり、パイロット圧がゼロになれば、第2メインポンプMP2の傾転角が最大になり、その1回転当たりの押し除け量が最大になる。
また、上記電磁切換弁27には、上記電磁可変減圧弁13を介してパイロット流体圧源PPが接続されているが、この電磁切換弁27が図示のノーマル位置である通常制御位置にあるとき、レギュレータ28がパイロット流路26に接続され、ソレノイドが励磁して回生エネルギー制御位置に切り換わるとレギュレータ28が電磁可変減圧弁13に接続される。つまり、電磁可変減圧弁13に対して、上記電磁切換弁11,27が並列に接続され、これら電磁切換弁11,27には、電磁可変減圧弁13で制御された同じ圧力が導かれることになる。
また、上記第2メインポンプMP2と第2回路系統の最上流の操作弁19との間にはメイン切換弁29が接続されている。そして、このメイン切換弁29はその両端に設けたパイロット室29a,29bに作用するパイロット圧によって切り換えられるもので、一方のパイロット室29aは電磁制御弁16aを介して上記パイロット流体圧源PPに接続され、他方のパイロット室29bは電磁制御弁16bを介してパイロット流体圧源PPに接続されている。
上記のようにしたメイン切換弁29は、図示の中立位置である第1位置と、図面左側位置である第2位置と、図面右側位置である第3位置とに切り換え可能にしている。そして、このメイン切換弁29が上記第1位置(中立位置)に切り換えられたときには、第2メインポンプMP2の吐出流体を第2回路系統に導くメイン通路aが開かれるとともに、アシストポンプAPの吐出流体を第2メインポンプMP2の吐出側に導く合流通路bも開かれる。
また、メイン切換弁29が上記左側位置である第2位置に切り換えられたときには、第2メインポンプの吐出流体を第2回路系統に導き、絞りを設けた絞り通路cが開かれるとともに、第2メインポンプMP2の吐出流体を流体圧モータMに導く回生通路dも開かれる。
したがって、メイン切換弁29が上記のように第2位置に切り換えられたときには、第2メインポンプMP2の吐出流体が、回生通路dを経由して流体圧モータMに供給されるとともに、その吐出流体の一部が絞り通路cを経由して第2回路系統にも供給される。
さらに、メイン切換弁29が上記右側位置である第3位置に切り換えられたときには、上記メイン通路aのみが開かれる。したがって、この場合には、第2メインポンプMP2の吐出流体は、第2回路系統にのみ供給されることになる。
なお、符号31は第2メインポンプMP2からアシストポンプAPへの流れを防止するチェック弁である。
また、上記電磁切換弁27および電磁制御弁16a,16bのソレノイドはコントローラCに接続して、それらの切り換え動作をコントローラCが制御できるようにしている。
上記のようにした操作弁2〜6および19〜22には、その中立位置を検出するための図示していない中立位置検出手段を設けているが、この中立位置検出手段は、操作弁2〜6および19〜22の中立位置を電気的なセンサを利用して検出してもよいし、流体圧的に検出するようにしてもよい。操作弁2〜6および19〜22の中立位置を流体圧的に検出するとは、例えば、各操作弁2〜6および19〜22に、それらを直列につなぐパイロットラインを設け、上記操作弁を中立位置から切り換え位置に切り換えたとき、上記パイロットラインがふさがれてその圧力が変化する構成が考えられるが、この圧力変化を電気信号に変換する。
いずれにしても、操作弁2〜6および19〜22が中立位置にあるかどうかの電気信号はコントローラCに入力されるようにしている。
さらに、上記流体圧モータMは電動・発電機32に連係し、流体圧モータMが回転することによって、電動・発電機32が回転して発電機能を発揮するとともに、この電動・発電機32で発電された電力は、インバータ33を介してバッテリー34に充電されるようにしている。そして、このバッテリー34はコントローラCに接続し、バッテリー34の充電量をコントローラCが把握できるようにしている。
上記のようにした流体圧モータMは、可変容量型であって、その傾転角を、コントローラCに接続したレギュレータ35で制御できるようにしている。
なお、図中符号36はバッテリーチャージャーで、ジェネレータ1で発電された電力をバッテリー34に充電するためのものであるが、この第1実施形態では、バッテリーチャージャー36を、家庭用の電源などの別系統の電源37にも接続している。
さらに、上記操作弁2〜6,19〜22の図示していないバルブブロックには、温度センサSが設けられている。この温度センサSはコントローラCに接続され、温度センサSが検出した操作弁2〜6,19〜22の温度は、コントローラCに入力される。
また、上記のようにした流体圧モータMにはアシストポンプAPが連係されているが、このアシストポンプAPは流体圧モータMに連係して回転する構成にしている。ただし、このアシストポンプAPは、可変容量型にするとともに、その傾転角をレギュレータ38で制御できるようにしている。
上記の構成の下で、流体圧モータMが発電機能を発揮しているときには、アシストポンプAPの傾転角を最小にして、その負荷が流体圧モータMにほとんど作用しない状態に設定する。そして、電動・発電機32を電動モータとして機能させれば、上記アシストポンプAPが回転してポンプ機能を発揮させることができる。
さらに、第1,2メインポンプMP1,MP2と流体圧モータMおよびアシストポンプAPとは、メイン切換弁14,29を介して直接接続されるので、第1,2メインポンプMP1,MP2と流体圧モータMとの間、あるいは第1,2メインポンプMP1,MP2とアシストポンプAPとの間に、特別なバルブを設ける必要がなくなり、その分、回路構成も簡素化できる。
次に、上記第1実施形態の作用を、図2、図3に示したフローチャート図を基に説明する。
操作弁2〜6,19〜22のスティックを防止するための基準となる温度をステップS1でコントローラCにあらかじめ設定する。
なお、この基準となる温度は一度設定すれば、その変更が求められないかぎり、その都度設定し直さなければならないものではない。
そして、現状のエンジンEの回転数や、操作弁2〜6,19〜22に接続した上記各アクチュエータの作動状況をステップS2で読み込む。
次に、コントローラCは、ステップS3において、エンジンEが、操作弁2〜6、19〜22に接続した上記各アクチュエータのうちのいずれかのアクチュエータを作動させている作業時の回転数があらかじめ設定した設定値に達しているか否かを判定する。
さらに、ステップS3の判定結果で、エンジンEの回転数が設定値よりも低いときには、ステップS4に進み、コントローラCは、エンジンEがアイドリング中かあるいは停止しているかを判定する。
もし、エンジンが停止していれば、コントローラCは、ステップS5で、オペレータがエンジンEのリスタートをオンにしているかどうかを判定する。
オペレータがエンジンEのリスタートをオフにしていれば、コントローラCは、エンジンの停止状態を保つ。
そして、オペレータがエンジンEのリスタートをオンにしたときには、ステップS6に進んで、コントローラCはエンジンEをスタートさせるとともに、ステップS7でエンジンEの回転数があらかじめ設定した設定値よりも高いかどうかを判定し続ける。そして、エンジンEの回転数があらかじめ設定した設定値よりも高くなったとき、ステップS7のループを抜けることになる。
また、上記ステップS3においてエンジンEの回転数が上記設定値よりも高いと判定されたとき、あるいはステップS4においてエンジンEがアイドリング中と判定されたとき、コントローラCは、ステップS8に進み、上記操作弁2〜6,19〜22に接続したアクチュエータが作業をしているかどうかを判定する。
なお、上記アクチュエータが作動しているかどうかは、上記パイロット流路10,26に、コントローラCに接続した図示していない圧力センサを設け、この圧力センサからの圧力信号に基づいて、コントローラCが判定するようにしている。
ただし、上記のようにアクチュエータが作業しているかどうかは、各操作弁2〜6,19〜22の操作レバーに角度センサを設け、この角度センサの信号をコントローラCに入力させるとともに、その信号に基づいて判定するようにしてもよい
上記ステップS8でアクチュエータが作業中と判定されたら、コントローラCは、オペレータがアシストポンプAPを作動させるための制御をしているかどうかをステップS9で判定する。
ステップS9で、コントローラCが、オペレータがアシストポンプAPを作動させるための制御をしている状態にあると判定したら、コントローラCは、ステップS10に進み、電磁制御弁15a,15b,16a,16bをオフの状態にする。
上記のように電磁制御弁15a,15b,16a,16bがオフの状態にあれば、メイン切換弁14及び29が中立位置である上記第1位置を保つので、アシストポンプAPは、ステップS11で、アシスト制御状態を保ち、その吐出流体は、第1,2メインポンプMP1,MP2の吐出流体と合流することになる。
また、ステップS9で、オペレータがアシストポンプAPを作動させるための制御をしていないとコントローラCが判定したときには、コントローラCは、ステップS12で電磁制御弁15b、16bをオンにする。これによって、メイン切換弁14,29が、図面右側位置である上記第3位置に切り換わるので、ステップS13において、第1,2メインポンプMP1,MP2の吐出流体のみが、第1,2回路系統に供給されるアシスト無しの状態にする。
上記ステップS8において、上記アクチュエータが作動していない非作業時であると判定したら、コントローラCは、ステップS14で、第1,2メインポンプMP1,MP2がスタンバイ流量を吐出しているかどうかを判定する。
上記ステップS14で、第1,2メインポンプがスタンバイ流量を吐出していると判定されたら、コントローラCはステップS15でバッテリー34の充電状態を検出する。
そして、バッテリー34がフル充電の状態になければ、コントローラCは、ステップS16及びステップS17に進んで、電磁制御弁15a,16aをオンにして、電磁制御弁15b,16bをオフにするとともに、電磁切換弁11,27をオンにする。
なお、上記実施形態では、バッテリー34がフル充電にあるかどうかを、ステップS16及びステップS17に進む判定基準にしたが、ステップS16及びステップS17に進む基準をあらかじめ設定しておけば、必ずしもフル充電だけを判定基準にしなくてもよい。
さらに、コントローラCは、ステップS18に進んで、このときのエンジンEの回転数があらかじめ定めた設定値よりも高いか低いかを判定する。エンジンEの回転数が上記設定値よりも高ければ、電磁可変減圧弁13を制御して、第1,2メインポンプMP1,MP2の傾転角を少し小さくするとともに、傾転角を少し小さくした第1,2メインポンプMP1,MP2の吐出量を、メイン切換弁14,29を介して流体圧モータMに供給して、ステップS19,ステップS20におけるスタンバイ回生制御を実行する。
また、上記ステップS18でエンジンEの回転数が上記設定値よりも低いと判定されたら、コントローラCは、ステップS21でバッテリー34の充電状況を把握する。
そして、バッテリー34の充電量があらかじめ設定したしきい値よりも高いときには、コントローラCは、ステップS22で第1,2メインポンプMP1,MP2の吐出量を小さくする。
また、バッテリー34の充電量があらかじめ設定したしきい値よりも低いときには、コントローラCは、ステップS23で第1,2メインポンプMP1,MP2の吐出量を大きくする。
そして、コントローラCは、ステップS24で電磁可変減圧弁13を制御してスタンバイ回生制御を実行し、ステップS20に移行する。
上記ステップS15でバッテリー34がフル充電の状態にあると判定したら、コントローラCは、ステップS25で電磁切換弁11,27をオフにするとともに、ステップS26で電磁切換弁15a,15b,16a,16bをオフにし、ステップS27に進む。
なお、上記ステップS14でスタンバイ回生制御を実行していない非回生と判定されたときにも、上記ステップS27に進む。
そして、上記ステップS27において、コントローラCは、タイマーのカウントを開始し、ステップS28でスタンバイ回生制御を実行しなくなってから、すなわちタイマーのカウント開始時から時間Tが上記基準時間Tを経過したか否かを判定する。
回生時であるタイマーのカウント開始時からの時間Tが上記基準時間Tよりも長ければ、コントローラCは、ステップS29に移行して、エンジンEをアイドリング時の回転数にするとともに、ステップS30で操作弁2〜6,19〜22の温度を温度センサSからの信号に基づいて判定する。
なお、上記時間Tcが基準時間Tと等しいかもしくは基準時間Tよりも短ければ、コントローラCは、アイドリング状態を維持したまま、再びステップS2に戻る。
上記ステップS30において、上記操作弁2〜6,19〜22のうちのいずれかの温度があらかじめ設定した基準温度Tよりも低ければ、エンジンEをアイドリング状態に維持したまま、コントローラCは再びステップS2に戻る。
もし、操作弁2〜6,19〜22のうちのいずれかの温度が上記基準温度T以上のときは、コントローラCは、ステップS31で、エンジンEのアイドリングを停止する停止指令を出し、その後にエンジンEを停止させる。
いずれにしても、上記第1実施形態によれば、操作弁2〜6,19〜22の温度を検出して、エンジンEのアイドリングを継続したり、エンジンEを停止したりできるので、上記操作弁2〜6,19〜22の温度が下がりすぎたりしない。
また、操作弁2〜6,19〜22の温度が、基準温度T以上であれば、上記のようにエンジンEを停止させるので、省エネになる。
図4は第2実施形態を示す回路図で、この第2実施形態は、上記第1実施形態における電磁可変減圧弁13に代えて減圧弁39を用いたものである。このように電磁可変減圧弁13に代えて減圧弁39を用いたことによって、コントローラCも、図2、図3に示したフローチャートとは異なり、図5、図6のフローチャートに示す制御機能を発揮する。
そして、第2実施形態については、第1実施形態との相違点を説明し、両実施形態で共通する構成に関しては、第1実施形態の上記説明を援用するとともに、両実施形態で共通の構成要素は、同一の符号を付して説明する。
この第2実施形態では、パイロット流体圧源PPが減圧弁39を介して電磁切換弁11,27に接続されている。この電磁切換弁11,27が図示のノーマル位置である通常制御位置にあるとき、レギュレータ12,28がパイロット流路10,26に接続され、ソレノイドが励磁して回生エネルギー制御位置に切り換わるとレギュレータ12,28が減圧弁39に接続される。
上記第2実施形態の作用を、図5、図6に示したフローチャート図を基に説明するが、この第2実施形態は、図3のステップS19〜ステップS24のプロセスが第1実施形態と相違するのみで、その他は第1実施形態と同じである。
したがって、この第2実施形態については、第1実施形態のプロセスとの相違点を説明し、その他は第1実施形態の説明を援用する。
第1実施形態で説明したステップS18において、エンジンEの回転数が設定値よりも高いと判定されたら、コントローラCは、ステップS32において電動・発電機32に対して発電量大の指令を出力してステップS20に進む。
上記ステップS18において、エンジンEの回転数が設定値よりも低いと判定されたら、コントローラCは、ステップS33に進んで、電動・発電機32の発電量が、エンジンEがエンストしない程度の発電量になるようにインバータ33に指令を出し、ステップS20に進む。
上記以外の構成及びコントローラCの制御プロセスは、第1実施形態と同じである。
なお、第1,2実施形態のいずれにおいても、第1,2メインポンプMP1,MP2の吐出圧を利用して流体圧モータMを回転させるとともに、この流体圧モータMの回転力で電動・発電機32を回転させるようにしている。
しかし、図示していないブームシリンダの下降時に戻り流体による回生エネルギーあるいは同じく図示していない旋回モータから導かれる圧力流体による回生エネルギーを用いて、流体圧モータM及び電動・発電機32を回転させるようにしてもよい。
さらに、第1,2メインポンプMP1,MP2の駆動源であるエンジンEの動力を、減速機を介して流体圧モータに伝達するようにしてもよい。
この発明は、ハイブリッド型のパワーショベルに用いるのに最適である。
E エンジン
MP1,MP2 第1,2メインポンプ
2〜6 操作弁
19〜22 操作弁
C コントローラ
S 温度センサ
32 電動・発電機

Claims (4)

  1. エンジンを動力源にしたメインポンプと、
    記メインポンプに接続されるとともに複数の操作弁を設けてなる回路系統と、
    前記メインポンプの吐出流体により回転する流体圧モータと、
    前記流体圧モータに連係する電動・発電機と、
    前記電動・発電機で発電された電力を蓄電するバッテリーと、
    切り換え位置に応じて、前記メインポンプのスタンバイ流量を前記流体圧モータと前記回路系統とに導く通路を並列に接続するとともに、前記回路系統に導く通路に絞りを設けた切換弁と、
    記回路系統に設けられた記操作弁の温度を検出する温度センサと、
    記温度センサからの温度信号に応じて記エンジンの回転数を制御するコントローラと備えられ
    記コントローラは、前記エンジンのアイドリング状態を停止、あるいは継続させる機能が備えられるとともに、
    記エンジンがアイドリング状態にあって、かつ、記温度センサからの温度信号があらかじめ設定した基準温度未満のとき、記エンジンのアイドリング状態を継続させる機能備えられたハイブリッド建設機械の制御装置。
  2. 記コントローラは、記温度センサからの温度信号があらかじめ設定した基準温度以上のとき、記エンジンを停止させる機能備えられた請求項1記載のハイブリッド建設機械の制御装置。
  3. 記コントローラは、非作業状態と非回生状態とが、あらかじめ設定した設定時間を超えたとき、記エンジンアイドリング状態に制御される請求項1又は2に記載のハイブリッド建設機械の制御装置。
  4. 記コントローラは、
    記メインポンプがスタンバイ流量を吐出しているか否かを判定する機能と、記バッテリーの充電状態を検出する機能と、記メインポンプがスタンバイ流量を吐出している状態で、かつ、記バッテリーの充電量があらかじめ設定した充電量に達しているかあるいはそれを超えているとき、記エンジンをアイドリング状態に制御する機能と備えられた請求項1又は2記載のハイブリッド建設機械の制御装置。
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