JP5548019B2 - パンチ屑処理装置及び製本装置 - Google Patents

パンチ屑処理装置及び製本装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5548019B2
JP5548019B2 JP2010100679A JP2010100679A JP5548019B2 JP 5548019 B2 JP5548019 B2 JP 5548019B2 JP 2010100679 A JP2010100679 A JP 2010100679A JP 2010100679 A JP2010100679 A JP 2010100679A JP 5548019 B2 JP5548019 B2 JP 5548019B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
stapler
dust box
scrap
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010100679A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011230207A (ja
Inventor
毅 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagano Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Nagano Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagano Japan Radio Co Ltd filed Critical Nagano Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2010100679A priority Critical patent/JP5548019B2/ja
Publication of JP2011230207A publication Critical patent/JP2011230207A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5548019B2 publication Critical patent/JP5548019B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Details Of Cutting Devices (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

本発明は、シートにパンチ孔を形成した際に発生するパンチ屑を処理する際に用いて好適なパンチ屑処理装置及びこのパンチ屑処理装置を備える製本装置に関する。
一般に、印刷装置は、印刷用紙に印刷を行う機能を備えるため、印刷された印刷紙(シート)に対する様々なオプション装置も用意されており、この種のオプション装置としては、バインダ等にファイリングするためのパンチ孔をシートに形成するパンチングユニットや積層した複数枚のシートをステープラ針により綴じるステープラユニット等が知られている。この場合、パンチングユニットでは、パンチ孔を形成した際にパンチ屑が発生するため、通常、このパンチ屑を処理するパンチ屑処理装置もセットで付設されている。
ところで、パンチ屑処理装置は、パンチ屑を収容するダストボックスを備えているが、パンチ屑は同一位置に落下するため、ダストボックス内では山状に堆積する。したがって、パンチ屑処理装置には、パンチ屑の山状の堆積を解消するための処理手段も付属しており、例えば、特許文献1には、ダストボックス内に山状に堆積する穿孔ゴミの起伏を直接ならすことにより略平坦化することを目的としたシート穿孔処理装置であって、シートに穿孔処理を施すパンチ部と、パンチ部による穿孔処理を施すことにより落下する穿孔ゴミを溜めるダストボックスと、ダストボックス内の穿孔ゴミが所定高さ達しているか否かを検知する穿孔ゴミ検知センサと、ダストボックス内の穿孔ゴミの起伏を略均一にならすためのならし手段としての往復部材を備えたシート穿孔処理装置が開示されている。また、特許文献2には、パンチ屑がダストボックス内に山状に溜まるのを防ぐことを目的とした穿孔装置であって、パンチ処理を行った際に生じるパンチ屑を受け取り収容するダストボックスを備え、ダストボックス内に放射状に複数枚の羽部材を有する回転部材を設け、ダストボックス内に下降してくる穿孔刃の先端が羽部材のいずれかに突き当たることで回転部材を回転させ、穿孔刃の先端に付着したパンチ屑を羽部材の回転によって除去し、ダストボックス内に溜まったパンチ屑を羽部材の回転によって撹拌可能にした穿孔装置が開示されている。
特開2003−071795号公報 特開2008−213053号公報
しかし、上述した従来のパンチ屑処理装置(シート穿孔処理装置,穿孔装置)は、次のような問題点があった。
第一に、特許文献1に備えるならし手段としての往復部材や特許文献2に備える穿孔刃の先端が羽部材に突き当たることで回転する回転部材では、十分な移動ストロークや回転角を確保できず、ならし効果(ならし作用)を十分に得ることができない。結局、ダストボックス内にはパンチ屑が行き渡らない無駄なデッドスペースが生じやすく、収容容積の実質的なサイズダウンを招く等の不具合を生じる。
第二に、特許文献1に備える往復部材は、シートの位置を正規の穿孔処理待機位置に補正するシート位置補正手段の補正動作を利用して移動させるとともに、特許文献2に備える回転部材は、穿孔刃の先端が羽部材に突き当たることを利用して回転させるなど、シートに対して影響を与える重要な機構を直接利用するため、シート位置補正処理の補正精度或いは穿孔刃の穿孔品質や耐久性等に悪影響を及ぼす虞れがある。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決したパンチ屑処理装置及び製本装置の提供を目的とするものである。
本発明に係るパンチ屑処理装置1は、上述した課題を解決するため、パンチング部U1によりシートSpにパンチ孔Sph…を形成した際に発生するパンチ屑Dを受取り収容するダストボックス2と、ダストボックス2に収容されたパンチ屑Dに作用して少なくとも当該パンチ屑Dの一部を動かす屑作用部材3とを備えるパンチ屑処理装置1を構成するに際して、積層した複数枚のシートSp…をステープラ針N…により綴じるステープラ本体5及びこのステープラ本体5をパンチ孔Sph…の配列方向に往復移動させるステープラ移動機構6を有するステープラ機構部4と、屑作用部材3をステープラ本体5の移動方向に対して同一方向にガイドするガイド機構部11,ステープラ本体5に屑作用部材3を追従又は追従解除の状態に切換可能に構成したリンク機能部12,及び追従又は追従解除の状態に切換える制御機能部13を有することにより、ステープラ本体5の移動に対して屑作用部材3を追従可能に構成した追従機構部7とを備えてなることを特徴とする。
一方、本発明に係る製本装置Mは、上述した課題を解決するため、パンチング部U1によりシートSpにパンチ孔Sph…を形成した際に発生するパンチ屑Dを受取り収容するダストボックス2と、ダストボックス2に収容されたパンチ屑Dに作用して少なくとも当該パンチ屑Dの一部を動かす屑作用部材3とを有するパンチ屑処理装置1を備える製本装置Mを構成するに際して、積層した複数枚のシートSp…をステープラ針N…により綴じるステープラ本体5及びこのステープラ本体5をパンチ孔Sph…の配列方向に往復移動させるステープラ移動機構6を有するステープラ機構部4と、屑作用部材3をステープラ本体5の移動方向に対して同一方向にガイドするガイド機構部11,ステープラ本体5に屑作用部材3を追従又は追従解除の状態に切換可能に構成したリンク機能部12,及び追従又は追従解除の状態に切換える制御機能部13を有することにより、ステープラ本体5の移動に対して屑作用部材3を追従可能に構成した追従機構部7とを有するパンチ屑処理装置1を備えてなることを特徴とする。
また、本発明は好適な態様により、ガイド機構部11を構成するに際し、ダストボックス2の上端縁を利用して構成したガイドレール部11u,11uと、屑作用部材3に設け、かつガイドレール部11u,11uに係合してスライド可能にガイドされる装填部15s,15sを有するスライダ部15を備えて構成できる。さらに、リンク機能部12は、屑作用部材3又はステープラ本体5の一方に設けた弾性係止部16と他方に固定して弾性係止部16に係止可能な固定係止部17を備えるとともに、屑作用部材3の移動範囲を規制する規制部18p,18qと、ステープラ本体5を、屑作用部材3の移動範囲を越えて往復移動可能に構成したステープラ移動機構6を設けて構成することができる。
他方、屑作用部材3は、ダストボックス2に収容されたパンチ屑Dの高さを平坦化させる均し部材3fとして形成してもよいし、ダストボックス2に収容されたパンチ屑Dを外部に排出させる掻出し部材3eとして形成してもよい。屑作用部材3を均し部材3fとして形成した場合、ダストボックス2は、このダストボックス2に隣接する機構の一部又は全部と一体にしたダストボックスユニットU2として構成し、このダストボックスユニットU2をパンチ屑Dを受取るセット位置Xsにセット可能又はこのセット位置Xsから離脱可能に構成できる。また、屑作用部材3を掻出し部材3eとして形成した場合、ダストボックス2には、パンチ屑Dを受取る受取位置Xcに固定し、かつ掻出し部材3eにより掻出されるパンチ屑Dを排出させる排出口2eを設けるとともに、排出口2eから排出されたパンチ屑Dを受取るセット位置Xtにセット可能又はこのセット位置Xtから離脱可能に構成する二次ボックス2sを設けることができる。
このような構成を有する本発明に係るパンチ屑処理装置1及び製本装置Mによれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) ステープラ本体5をパンチ孔Sph…の配列方向に往復移動させるステープラ移動機構6を有するステープラ機構部4の当該ステープラ本体5の移動に対して屑作用部材3を追従可能に構成したため、屑作用部材3の十分な移動ストロークを確保できる。したがって、ダストボックス2内にパンチ屑Dが行き渡らない無駄なデッドスペースを低減して収容容積の利用率を高めることができる。
(2) 積層した複数枚のシートSp…をステープラ針N…により綴じるステープラ本体5を有するステープラ機構部4を利用するため、シートSpに対して影響を与える重要な機構を直接利用することがない。したがって、シートSp…の位置精度,パンチの穿孔品質や耐久性等に悪影響を及ぼす不具合を回避できる。
(3) 追従機構部7を構成するに際し、屑作用部材3をステープラ本体5の移動方向に対して同一方向にガイドするガイド機構部11と、ステープラ本体5に屑作用部材3を追従又は追従解除の状態に切換可能に構成したリンク機能部12と、追従又は追従解除の状態に切換える制御機能部13とを備えて構成したため、屑作用部材3を追従又は追従解除の状態に切換可能になり、例えば、電源スイッチの投入時等のように、予め設定した時期的条件においてのみ、屑作用部材3を追従させることができる。したがって、無駄な追従を回避し、ステープラ本体5への無用な影響及び無用な電力消費等を排除できる。
(4) 好適な態様により、ガイド機構部11を、ダストボックス2の上端縁を利用して構成したガイドレール部11u,11uと、屑作用部材3に設け、かつガイドレール部11u,11uに係合してスライド可能にガイドされる装填部15s,15sを有するスライダ部15を備えて構成すれば、別途配設するガイドレール部が不要になるため、装置全体の小型化及びコストダウンに寄与できる。
(5) 好適な態様により、リンク機能部12を、屑作用部材3又はステープラ本体5の一方に設けた弾性係止部16と他方に固定して弾性係止部16に係止可能な固定係止部17を備えるとともに、屑作用部材3の移動範囲を規制する規制部18p,18qと、ステープラ本体5を、屑作用部材3の移動範囲を越えて往復移動可能に構成したステープラ移動機構6を設けて構成すれば、屑作用部材3側とステープラ本体5側を分離可能に構成できるため、ダストボックス2のセット位置Xsへのセット又はこのセット位置Xsからの離脱を容易に行うことができる。
(6) 好適な態様により、屑作用部材3は、ダストボックス2に収容されたパンチ屑Dの高さを平坦化させる均し部材3fとして形成してもよいし、ダストボックス2に収容されたパンチ屑Dを外部に排出させる掻出し部材3eとして形成してもよいなど、多機能性及び発展性に優れる。
(7) 好適な態様により、ダストボックス2を、このダストボックス2に隣接する機構の一部又は全部と一体にしたダストボックスユニットU2として構成し、このダストボックスユニットU2をパンチ屑Dを受取るセット位置Xsにセット可能又はこのセット位置Xsから離脱可能に構成すれば、ダストボックスユニットU2を本体側から離脱した際には、本体側に広いスペースを確保できるため、このスペースを利用して紙詰まりに対するジャム処理やステープラ部27に対するステープラ針N…の補充等を容易に行うことができる。
(8) 好適な態様により、ダストボックス2を、パンチ屑Dを受取る受取位置Xcに固定し、かつ掻出し部材3eにより掻出されるパンチ屑Dを排出させる排出口2eを設けるとともに、排出口2eから排出されたパンチ屑Dを受取るセット位置Xtにセット可能又はこのセット位置Xtから離脱可能に構成する二次ボックス2sを設けて構成すれば、ダストボックス2は常時パンチ屑Dを受取ることができるため、運転を停止することなく二次ボックス2sの着脱、更には二次ボックス2s内のパンチ屑Dの廃棄処理を行うことができる。
本発明の好適実施形態に係るパンチ屑処理装置を備える製本装置の内部構造を示す断面正面図、 同パンチ屑処理装置の平面図、 同パンチ屑処理装置に備えるダストボックスの断面正面図、 同パンチ屑処理装置に備えるダストボックスの作用を説明するための断面側面図、 同パンチ屑処理装置の要部を示す機能を説明するための平面図、 同パンチ屑処理装置の要部を示す他の機能を説明するための平面図、 同パンチ屑処理装置の変更実施形態における追従機構部の平面図、 同パンチ屑処理装置の他の変更実施形態における追従機構部の平面図、 同パンチ屑処理装置の他の変更実施形態における追従機構部の平面図、 同パンチ屑処理装置の他の変更実施形態における屑作用部材を含むダストボックスの断面正面図、 同パンチ屑処理装置の他の変更実施形態を示す断面側面図、
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係るパンチ屑処理装置1及びこのパンチ屑処理装置1を備える製本装置Mの構成について、図1〜図6を参照して説明する。
最初に、パンチ屑処理装置1の理解を容易にするため、製本装置Mの概略構成について、図1を参照して説明する。
図1中、Pは、印刷装置(本体側)を示し、特に、印刷装置Pにおける排紙ローラ機構81を備える排紙部80の一部を示す。この排紙部80から、印刷された印刷紙(シート)Spが排出されるため、この排紙部80の後段に連続させて、本実施形態に係る製本装置Mを付設する。したがって、製本装置Mは、印刷装置Pのオプション装置として用意され、製本装置Mを付設しない場合には、排紙部80から排出される印刷紙Spを受取るトレイが付設される。
製本装置Mは、全体がハウジング51に覆われる。ハウジング51の外面であって、印刷紙Spの搬送方向Ff後方となる後面部51rには、印刷装置Pの排紙部80から排出された印刷紙Spが供給される給入口部52を有するとともに、反対側となる前面部51fには、排出口部53を有する。一方、ハウジング51の内部には、給入口部52に供給された印刷紙Spを搬送する水平方向の搬送路Rを備える。搬送路Rは複数のガイドパネル部54u,54d…により形成されるとともに、搬送路Rの途中には、上下一対のローラ部からなる複数組(例示は三組)の搬送ローラ機構55,56,57を所定間隔おきに配設する。さらに、前端の搬送ローラ機構57の前方には、水平方向の搬送ベルト機構58を配設する。この搬送ベルト機構58は、搬送路Rに対して段差が生じるように下方位置に配設し、前端を排出口部53に臨ませるとともに、後端を搬送ローラ機構57の直下に位置させる。
また、上側に位置するガイドパネル部54uの上面にはパンチング部U1を配設するとともに、このパンチング部U1の下方には、本実施形態に係るパンチ屑処理装置1を配設する。パンチング部U1は昇降変位する孔明け用のパンチを内蔵し、搬送路Rを搬送された印刷紙Spの規定位置に、当該パンチを下降させることにより孔明けを行う機能を備える。なお、パンチ屑処理装置1については後述する。
他方、搬送ベルト機構58の搬送方向Ff後方にはステープラ機構部4を配設する。ステープラ機構部4は、ステープラ本体5とステープラ移動機構6を備える。ステープラ移動機構6は、回転駆動部21と、この回転駆動部21の回転数を検出するロータリエンコーダ22と、回転駆動部21により回転駆動される循環ベルト機構23と、ステープラ本体5をガイドするガイドシャフト24を備える。なお、循環ベルト機構23は、回転駆動部21により回転する図に現れない駆動ローラ,この駆動ローラに対して離間した位置に配した図に現れない従動ローラ,及び駆動ローラと従動ローラ間に架け渡したタイミングベルト23bを備える。
ステープラ本体5は、基体部26とこの基体部26の上面に支軸26sを介して支持され、向きを変更可能なステープラ部27を備える。したがって、ステープラ部27は支軸26sを支点に回動変位可能であり、図に現れない駆動部により、図6に示すように、その向きを変更することができる。また、基体部26の一側はガイドシャフト24によりスライド自在に支持されるとともに、基体部26の他側には、下方に突出するリンク体25を設け、このリンク体25を循環ベルト機構23のタイミングベルト23bに固定する。このリンク体25はガイドレール28により支持され、このガイドレール28上をスライド自在となる。
ステープラ移動機構6は、基体部26(ステープラ本体5)を、パンチ孔Sph…の配列方向(搬送方向Ffに対して直角方向)に往復移動させる機能を備える。一方、ステープラ部27には、搬送ローラ機構57の上に載った印刷紙Sp…が差込まれ、かつ位置決めするための凹状の位置決め部29を設ける。これにより、ステープラ部27は、この位置決め部29に差込まれた積層状態となる複数枚の印刷紙Sp…をステープラ針N…により綴じ、冊子Sを製作(製本)することができる。なお、30は、回転することにより印刷紙Spを後方に移動させ、位置決め部29に差込むための羽根車を示す。
その他、ハウジング51の外部には、排出口部53から排出された冊子Sを受取り、スタックするスタックトレイ61を設ける。このスタックトレイ61は昇降機構62により支持され、スタックトレイ61上に積載される冊子Sの高さに応じて昇降する。
次に、本実施形態に係るパンチ屑処理装置1の構成について、図1〜図6を参照して具体的に説明する。
パンチ屑処理装置1は、基本的な構成として、上述したパンチング部U1の下方に配したダストボックス2を備える。ダストボックス2は、パンチング部U1により、印刷紙Spに対してパンチ孔Sph,Sphを形成した際に発生するパンチ屑Dを受取り収容するものであり、搬送方向Ffに対して直角方向に細長い形状に形成するとともに、上面部を全面開放にした直方体形に形成する。図2に、パンチ孔Sph,Sphを形成した印刷紙Spを示す。また、ダストボックス2は、図2に示すように、搬送路Rを形成する下側に配する搬送路形成部31と一体化したダストボックスユニットU2として構成する。この場合、搬送路形成部31は、下側に位置するガイドパネル部54dの一部を形成したフレーム体54fを備え、このフレーム体54fに、搬送ローラ機構55,56における下側のローラ部55d,56dが支持される構成を有する。
このダストボックスユニットU2は、図2に示す矢印Fs方向に変位させることにより製本装置Mの本体側に対して着脱可能であり、パンチ屑Dを受取るセット位置Xsにセット可能又はこのセット位置Xsから離脱可能となる。したがって、製本装置Mの本体側には、搬送方向Ffに対して直角方向両側に配した一対の支持フレーム64,65,及び一対の支持フレーム64と65間に架設した連結フレーム66を有する支持フレームユニット63を備え、この支持フレームユニット63を利用してダストボックスユニットU2を着脱可能に構成する。なお、前述したガイドシャフト24も支持フレーム64と65間に架設される。
このように、ダストボックス2を、ダストボックス2に隣接する機構の一部又は全部と一体にしたダストボックスユニットU2として構成し、このダストボックスユニットU2をパンチ屑Dを受取るセット位置Xsにセット可能又はこのセット位置Xsから離脱可能に構成すれば、ダストボックスユニットU2を本体側から離脱した際には、本体側に広いスペースを確保できるため、このスペースを利用して紙詰まりに対するジャム処理やステープラ部27に対するステープラ針N…の補充等を容易に行える利点がある。
さらに、ダストボックス2には屑作用部材3を装填する。この屑作用部材3は、ダストボックス2に収容されたパンチ屑Dに作用して少なくとも当該パンチ屑Dの一部を動かすことができる。例示の屑作用部材3は、図3及び図4に示すように、ダストボックス2に収容されたパンチ屑Dの高さを平坦化させることができるように板片状の均し部材3fとして形成する。
一方、パンチ屑処理装置1には、図2に示すように、ステープラ本体5の移動に対して均し部材3fを追従可能に構成する追従機構部7を備える。この追従機構部7は、屑作用部材3をステープラ本体5の移動方向に対して同一方向にガイドするガイド機構部11と、ステープラ本体5に屑作用部材3を追従又は追従解除の状態に切換可能に構成したリンク機能部12と、追従又は追従解除の状態に切換える制御機能部13を備える。
ガイド機構部11は、図3に示すように、ダストボックス2の上端縁を利用して構成したガイドレール部11u,11uと、均し部材3fに設け、かつガイドレール部11u,11uに係合してスライド可能にガイドされる凹状の装填部15s,15sを有するスライダ部15を備え、このスライダ部15の下面から下方に均し部材3fが突出する。このように、ガイド機構部11を、ダストボックス2の上端縁を利用して構成したガイドレール部11u,11uと、屑作用部材3に設け、かつガイドレール部11u,11uに係合してスライド可能にガイドされる装填部15s,15sを有するスライダ部15を備えて構成すれば、別途配設するガイドレール部が不要になるため、装置全体の小型化及びコストダウンに寄与できる利点がある。
リンク機能部12は、均し部材3fに設けた弾性係止部16とステープラ本体5に固定して弾性係止部16に係止可能な固定係止部17を備えるとともに、均し部材3fの移動範囲を規制する規制部18p,18qと、ステープラ本体5を、均し部材3fの移動範囲を越えて往復移動可能に構成したステープラ移動機構6が含まれる。弾性係止部16は、図5に示すように、スライダ部15の端面に凹部33を形成し、この凹部33にスプリング34及び可動子35の順に収容して構成する。これにより、可動子35はスプリング34により弾性支持される。この可動子35は平面視が先端尖形となる正三角形状に形成した先端部を有する。他方、固定係止部17は、ステープラ部27の上面に固定した固定子36を備え、この固定子36は平面視が先端尖形となる正三角形状に形成した先端部を有する。また、均し部材3fの移動範囲を規制する規制部18p,18qは、ダストボックス2の長手方向における両端面を利用する。これにより、均し部材3fが移動した際には、スライダ部15がダストボックス2の長手方向における各規制部18p,18qにそれぞれ当接して移動が規制される。さらに、ステープラ移動機構6は、ステープラ本体5を、均し部材3fの移動範囲を越えて往復移動可能に構成する。したがって、図5に示すように、スライダ部15(均し部材3f)が規制部18pにより規制されている状態で、実線で示す追従解除位置Xuにあるステープラ部27(ステープラ本体5)を外部側へ移動させれば、固定子36は、弾性支持される可動子35を押し退け、仮想線で示す追従位置Xdに移動させることができる。なお、図5は、規制部18p側を示すが、図2に示すように、規制部18q側においても同様に構成することができる。
このように、リンク機能部12に、屑作用部材3又はステープラ本体5の一方に設けた弾性係止部16と他方に固定して弾性係止部16に係止可能な固定係止部17を設けるとともに、屑作用部材3の移動範囲を規制する規制部18p,18qと、ステープラ本体5を、屑作用部材3の移動範囲を越えて往復移動可能に構成したステープラ移動機構6を設けて構成すれば、屑作用部材3側とステープラ本体5側を分離可能に構成できるため、ダストボックス2のセット位置Xsへのセット又はこのセット位置Xsからの離脱を容易に行える利点がある。
さらに、38は、CPU,メモリ,電源ユニット等を含むコンピュータ機能を備えるコントローラであり、制御機能部13はこのコントローラ38に内蔵する。コントローラ38は、製本装置Mを含む印刷装置P全体における一連の制御(シーケンス制御)を実行する機能を備え、これらの制御を実現するための制御プログラムを格納する。制御機能部13は、特に、パンチ屑処理装置1の要部の制御を行うものであり、図1に示すように、前述した回転駆動部21及びロータリエンコーダ22を接続するとともに、ダストボックス2に付設したパンチ屑センサ41を接続する。パンチ屑センサ41は、ダストボックス2内にパンチ屑Dが一杯になったことを検出する機能を備え、例示のパンチ屑センサ41は、上端が回動変位可能に支持されたシャッタ部41sと、このシャッタ部41sにより光路が遮断され、パンチ屑Dが満杯になったことを検出可能な光センサ41dにより構成する。この光センサ41dは、製本装置Mの本体側に配設され、ダストボックス2とは非接触となる。また、コントローラ38にはタッチパネル方式の設定部を含む表示部42を接続する。この制御機能部13は、少なくとも、回転駆動部21を制御することにより、均し部材3fがステープラ本体5に対して追従又は追従解除の状態、即ち、前述した追従位置Xd又は追従解除位置Xuに切換えることができる。なお、コントローラ38は、パソコン等の汎用コンピュータを利用した外部のコンピュータシステムに接続して使用することができる。この場合には、外部のコンピュータシステムに備えるデータベースから、印刷を行うための各種印刷データがコントローラ38に転送される。
このように、追従機構部7を構成するに際し、屑作用部材3をステープラ本体5の移動方向に対して同一方向にガイドするガイド機構部11と、ステープラ本体5に屑作用部材3を追従又は追従解除の状態に切換可能に構成したリンク機能部12と、追従又は追従解除の状態に切換える制御機能部13とを備えて構成すれば、屑作用部材3を追従又は追従解除の状態に切換可能になるため、例えば、電源スイッチの投入時等のように、予め設定した時期的条件においてのみ、屑作用部材3を追従させることができる。したがって、無駄な追従を回避し、ステープラ本体5への無用な影響及び無用な電力消費等を排除できる利点がある。
次に、本実施形態に係るパンチ屑処理装置1を含む製本装置Mの動作について、図1〜図6を参照して説明する。
まず、印刷装置P(本体側)で印刷された印刷紙Spは排紙部80から排出され、製本装置Mの給入口部52から搬送路Rに供給されるとともに、搬送路Rを搬送方向Ff前方に搬送される。そして、不図示のセンサにより検出されるパンチング設定位置に達すれば、搬送が停止され、パンチング処理が行われる。パンチング処理では、コントローラ38によりパンチング部U1が制御され、内蔵するパンチの下降により、図2に示す印刷紙Spの二個所にパンチ孔Sph…が形成される。また、パンチング処理により発生したパンチ屑Dはそのまま落下し、ダストボックス2に収容される。
パンチング処理の終了により、パンチ孔Sph…の形成された印刷紙Spは、さらに、搬送路Rを搬送される。そして、搬送ローラ機構57を通過した印刷紙Spは、搬送ベルト機構58上に載置される。搬送ベルト機構58上の印刷紙Spは、後端が羽根車30の羽根間に進入するため、羽根車30を、図1中、反時計方向へ回転させることにより、印刷紙Spを後方(矢印Fr方向)へ移動させる。これにより、印刷紙Spの後端側がステープラ部27の位置決め部29に差込まれるため、印刷紙Spはこの状態で待機する。次の(二枚目の)印刷紙Spについても同様の処理が行われ、二枚目の印刷紙Spも位置決め部29に差込まれる。そして、同様の処理を繰返し、予め設定した枚数(例えば、10枚)の印刷紙Sp…が位置決め部29に差込まれれば、綴じ処理を行う。即ち、位置決め部29に差込まれることにより位置決めされた10枚の印刷紙Sp…は積層状態となるため、制御機能部13は、ステープラ移動機構6及びステープラ部27を制御し、積層された10枚の印刷紙Sp…をステープラ針N…により綴じる処理を行う。
この場合、ステープラ部27は、図5に実線で示す追従解除位置Xuで待機するように位置制御される。これにより、ステープラ部27側の固定子36は、均し部材3f側の可動子35に対して内部側に位置し、両者の係合が解除されるため、ステープラ部27が内部側の方向へ移動しても、均し部材3fは追従しない。したがって、ステープラ移動機構6を移動制御すれば、ステープラ部27のみがガイドシャフト24に沿って移動するため、図2に示す印刷紙Spの所定位置(例示は三個所)にステープラ針N…が打込まれる。そして、全ての位置にステープラ針N…が打込まれれば、ステープラ部27をホームポジション(追従解除位置Xu)に戻す。これにより、10枚綴りの冊子Sを得ることができる。この後、搬送ベルト機構58を制御し、冊子Sを前方へ送り出せば、冊子Sは排出口部53から排出され、スタックトレイ61上にスタックされる。なお、ステープラ部27は、図6に示すように、向きを変更することにより、ステープラ針Nを角部付近の一個所に斜めに打ち込むこともできる。
次に、パンチ屑処理装置1の動作(機能)について説明する。上述したように、パンチング部U1によるパンチング処理により発生したパンチ屑Dは、ダストボックス2に収容されるため、ダストボックス2内では、図4(a)に示すように、同一位置に落下して山状に堆積する。このため、予め設定する所定の時期的条件に従い、均し部材3fによる均し処理を行う。所定の時期的条件とは、均し処理を行うタイミング条件であり、例えば、印刷装置Pの電源投入時毎に実行させたり或いは予め設定した印刷枚数に達する毎に実行させるなどの条件を設定できる。
今、所定の時期的条件を満たした場合を想定する。この場合、均し処理モードにより均し処理が実行される。まず、制御機能部13は、ステープラ移動機構6を逆方向に制御し、ステープラ部27を図5に示す追従解除位置Xu(ホームポジション)から外部側に位置する追従位置Xdまで移動させる。この際、スライダ部15(均し部材3f)は規制部18pに規制されるため、ステープラ部27が外部側へ移動する際には、固定子36は、弾性支持される可動子35を押し退けて追従位置Xdまで移動する。この後、この追従位置Xdからステープラ移動機構6を正方向に制御し、ステープラ部27を内部側の方向へ移動させれば、固定子36の移動に可動子35が追従する。可動子35が、図4(b)に示す位置、即ち、スライダ部15(均し部材3f)が規制部18qの位置に達すれば、スライダ部15は規制部18qに規制されるため、この位置より、さらに、ステープラ部27を外部側へ移動させれば、固定子36は、弾性支持される可動子35を押し退け、外部側の追従位置、即ち、図5に示す追従位置Xdに相当する位置に移動するため、この後、ステープラ移動機構6を逆方向に制御し、ステープラ部27を図5に示す追従解除位置Xu(ホームポジション)まで戻せばよい。これにより、均し処理モードによる均し処理が終了し、山状に堆積したパンチ屑Dは、図4(b)に示すように均される。
なお、必要により、均し部材3fをホームポジションから反対側となる規制部18q側まで移動させた際に、固定子36を、可動子35を押し退ける手前で停止させ、均し部材3fを規制部18q側に待機させた状態にして、ステープラ部27のみをホームポジションに戻すとともに、所定の時期的条件を満たす次の均し処理を行う際に、均し部材3fをホームポジション側に戻してもよい。即ち、次の均し処理を行う際に、均し部材3fを反対側となる規制部18q側に移動させるとともに、固定子36が可動子35を押し退ける外部側の位置まで移動させ、この後、ステープラ部27をホームポジションまで戻せば、均し部材3fも追従して戻るため、反対方向からの均し処理を行うことができる。したがって、この場合、均し方向が交互に反対になるため、両方向において、よりバランスの取れた均し処理を行うことができる。
そして、図4(c)に示すように、ダストボックス2内にパンチ屑Dが満杯になれば、パンチ屑Dによりパンチ屑センサ41がONする。即ち、パンチ屑センサ41のシャッタ部41sがパンチ屑Dにより外方へ押され、光センサ41dの光路を遮断するため、パンチ屑センサ41がONすることにより、満杯になったことを検出する。この検出結果は、表示部42によりアラームとして表示されるため、オペレータは、図2に示す仮想線のように、ダストボックスユニットU2を本体側から離脱し、ダストボックス2内のパンチ屑Dを廃棄する。この際、リンク機能部12における別体の可動子35と固定子36は自動で着脱するため、ダストボックスユニットU2は、そのまま容易に離脱することができるとともに、装着する際にもそのまま差し込みことにより容易にセット位置Xsにセットすることができる。
よって、このような本実施形態に係るパンチ屑処理装置1及び製本装置Mによれば、ステープラ本体5をパンチ孔Sph…の配列方向に往復移動させるステープラ移動機構6を有するステープラ機構部4の当該ステープラ本体5の移動に対して屑作用部材3を追従可能に構成したため、屑作用部材3の十分な移動ストロークを確保できる。したがって、ダストボックス2内にパンチ屑Dが行き渡らない無駄なデッドスペースを低減して収容容積の利用率を高めることができる。また、積層した複数枚のシートSp…をステープラ針N…により綴じるステープラ本体5を有するステープラ機構部4を利用するため、シートSpに対して影響を与える重要な機構を直接利用することがない。したがって、シートSp…の位置精度,パンチの穿孔品質や耐久性等に悪影響を及ぼす不具合を回避できる。
次に、本発明の変更実施形態に係るパンチ屑処理装置1について、図7〜図11を参照して説明する。
図7〜図9は、いずれもリンク機能部12の変更例を示す。図7は、リンク機能部12を構成する可動子35又は固定子36の一方を変更するものであり、例示は可動子35を変更した。したがって、他方は図2の実施形態と基本的に同じである。図7は、可動子35の先端を平坦面に形成するとともに、この平坦面内にV溝部35dを設けた形状に形成し、このV溝部35dに固定子36の先端を係合させるようにした。これにより、固定子36に対する可動子35の追従性を高めることができる。この場合、可動子35と固定子36は常時係合することになるが、ダストボックスユニットU2を本体側に対して容易に着脱できる点は確保される。
図8は、リンク機能部12を構成する可動子35と固定子36の双方を変更したものであり、固定子36を単純なピン形状に形成するとともに、可動子35にレバー部材35eを用いて構成した。この場合、レバー部材35eの中間位置を支軸72によりスライダ部15の上面に回動自在に取付け、かつレバー部材35eの後端とスライダ部15間に戻しスプリング34eを架け渡して構成するとともに、ピン形状の固定子36とレバー部材35eをオーバラップする位置関係に配した。これにより、固定子36を移動させれば、図8に仮想線で示すように、レバー部材35eを回動変位させ、固定子36を追従位置Xd又は追従解除位置Xuに移動させることができる。したがって、基本的には図2の実施形態と同様の作用を呈することになる。
図9は、リンク機能部12の機能を変更したものであり、ステープラ部27に可動子35を設け、屑作用部材3に固定子36を設けるとともに、可動子35を電磁ソレノイド71により進退変位させるようにした。したがって、可動子35に対する弾性支持は行わない。また、固定子36には可動子35が挿入可能な凹部36dを設けた。これにより、制御機能部13により電磁ソレノイド71をON/OFF制御すれば、固定子36と可動子35を係合又は係合解除、即ち、ステープラ部27に対して屑作用部材3を追従又は追従解除の状態にすることができ、特に、固定子36と可動子35の係合又は係合解除を迅速かつ確実に行うことができる。
図10は、屑作用部材3(均し部材3f)の形状の変更例を示す。例示の屑作用部材3は均し部材3fとして形成したものであるが、形状を、複数のピン4ep…を有する熊手状に形成した。このように、均し部材3fは必要に応じて各種形態(形状)により実施することができる。
図11は、屑作用部材3の機能の変更例を示す。例示の屑作用部材3は、掻出し部材3eとして形成したものであり、ダストボックス2は、パンチ屑Dを受取る受取位置Xcに固定するとともに、ダストボックス2には、掻出し部材3eにより掻出されるパンチ屑Dを排出させる排出口2eを設けた。したがって、掻出し部材3eは、ダストボックス2内のパンチ屑Dを掻出し、排出口2eから排出させることができる形状に形成する。また、排出口2eはダクト状に形成し、この下方に、当該排出口2eから落下するパンチ屑Dを受取口2siから受取るセット位置Xtにセット可能又はこのセット位置Xtから離脱可能に構成する二次ボックス2sを配する。これにより、ダストボックス2は常時パンチ屑Dを受取ることができるため、運転を停止することなく二次ボックス2sの着脱、更には二次ボックス2s内のパンチ屑Dの廃棄処理を行うことができる。
このように、屑作用部材3は、ダストボックス2に収容されたパンチ屑Dの高さを平坦化させる均し部材3fとして形成できるとともに、ダストボックス2に収容されたパンチ屑Dを外部に排出させる掻出し部材3eとしても形成できるなど、多機能性及び発展性に優れている。
なお、図7〜図11において、図1〜図6と同一部分には同一符号を付してその構成を明確にするとともに、その詳細な説明は省略する。
以上、好適実施形態(変更実施形態)について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。例えば、シートSpには、例示の印刷紙をはじめ、プラスチックシート等の各種シートを適用できる。また、ガイド機構部11は、ダストボックス2の上端縁を利用して構成した場合を示したが、ダストボックス2に対して別途設けてもよい。また、ダストボックス2は、ダストボックスユニットU2として構成した場合を示したが、ダストボックス2のみを本体側に対して単独で着脱できるようにしてもよい。
本発明に係るパンチ屑処理装置及び製本装置は、シートにパンチ孔を形成した際に発生するパンチ屑を処理する各種用途に利用できるとともに、特に、印刷装置のオプション装置或いは独立した専用装置として利用できる。
1:パンチ屑処理装置,2:ダストボックス,2s:二次ボックス,2e:排出口,3:屑作用部材,3f:均し部材,3e:掻出し部材,4:ステープラ機構部,5:ステープラ本体,6:ステープラ移動機構,7:追従機構部,11:ガイド機構部,11u:ガイドレール部,12:リンク機能部,13:制御機能部,15:スライダ部,15s:装填部,16:弾性係止部,17:固定係止部,18p:規制部,18q:規制部,U1:パンチング部,U2:ダストボックスユニット,Sp:シート,Soh:パンチ孔,D:パンチ屑,N:ステープラ針,M:製本装置,Xs:セット位置,Xc:受取位置,Xt:セット位置

Claims (8)

  1. パンチング部によりシートにパンチ孔を形成した際に発生するパンチ屑を受取り収容するダストボックスと、前記ダストボックスに収容されたパンチ屑に作用して少なくとも当該パンチ屑の一部を動かす屑作用部材とを備えるパンチ屑処理装置であって、積層した複数枚の前記シートをステープラ針により綴じるステープラ本体及びこのステープラ本体を前記パンチ孔の配列方向に往復移動させるステープラ移動機構を有するステープラ機構部と、前記屑作用部材を前記ステープラ本体の移動方向に対して同一方向にガイドするガイド機能部,前記ステープラ本体に前記屑作用部材を追従又は追従解除の状態に切換可能に構成したリンク機能部,及び前記追従又は前記追従解除の状態に切換える制御機能部を有することにより、前記ステープラ本体の移動に対して前記屑作用部材を追従可能に構成した追従機構部とを備えてなることを特徴とするパンチ屑処理装置。
  2. 前記ガイド機能部は、前記ダストボックスの上端縁を利用して構成したガイドレール部と、前記屑作用部材に設け、かつ前記ガイドレール部に係合してスライド可能にガイドされる装填部を有するスライダ部を備えることを特徴とする請求項1記載のパンチ屑処理装置。
  3. 前記リンク機能部は、前記屑作用部材又は前記ステープラ本体の一方に設けた弾性係止部と他方に固定して前記弾性係止部に係止可能な固定係止部を備えるとともに、前記屑作用部材の移動範囲を規制する規制部と、前記ステープラ本体を前記屑作用部材の移動範囲を越えて往復移動可能に構成した前記ステープラ移動機構を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のパンチ屑処理装置。
  4. 前記屑作用部材は、前記ダストボックスに収容された前記パンチ屑の高さを平坦化させる均し部材として形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパンチ屑処理装置。
  5. 前記ダストボックスは、このダストボックスに隣接する機構の一部又は全部と一体にしたダストボックスユニットとして構成し、このダストボックスユニットを前記パンチ屑を受取るセット位置にセット可能又はこのセット位置から離脱可能に構成することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のパンチ屑処理装置。
  6. 前記屑作用部材は、前記ダストボックスに収容されたパンチ屑を外部に排出させる掻出し部材として形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパンチ屑処理装置。
  7. 前記ダストボックスは、前記パンチ屑を受取る受取位置に固定し、かつ前記掻出し部材により掻出される前記パンチ屑を排出させる排出口を有するとともに、前記排出口から排出された前記パンチ屑を受取るセット位置にセット可能又はこのセット位置から離脱可能に構成する二次ボックスを備えることを特徴とする請求項1〜3,6のいずれかに記載のパンチ屑処理装置。
  8. パンチング部によりシートにパンチ孔を形成した際に発生するパンチ屑を受取り収容するダストボックスと、前記ダストボックスに収容されたパンチ屑に作用して少なくとも当該パンチ屑の一部を動かす屑作用部材とを有するパンチ屑処理装置を備える製本装置であって、積層した複数枚の前記シートをステープラ針により綴じるステープラ本体及びこのステープラ本体を前記パンチ孔の配列方向に往復移動させるステープラ移動機構を有するステープラ機構部と、前記屑作用部材を前記ステープラ本体の移動方向に対して同一方向にガイドするガイド機能部,前記ステープラ本体に前記屑作用部材を追従又は追従解除の状態に切換可能に構成したリンク機能部,及び前記追従又は前記追従解除の状態に切換える制御機能部を有することにより、前記ステープラ本体の移動に対して前記屑作用部材を追従可能に構成した追従機構部とを有するパンチ屑処理装置を備えてなることを特徴とする製本装置。
JP2010100679A 2010-04-26 2010-04-26 パンチ屑処理装置及び製本装置 Active JP5548019B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010100679A JP5548019B2 (ja) 2010-04-26 2010-04-26 パンチ屑処理装置及び製本装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010100679A JP5548019B2 (ja) 2010-04-26 2010-04-26 パンチ屑処理装置及び製本装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011230207A JP2011230207A (ja) 2011-11-17
JP5548019B2 true JP5548019B2 (ja) 2014-07-16

Family

ID=45320078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010100679A Active JP5548019B2 (ja) 2010-04-26 2010-04-26 パンチ屑処理装置及び製本装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5548019B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018118336A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 コニカミノルタ株式会社 断裁装置、後処理装置、および画像形成システム

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102555288A (zh) * 2012-02-14 2012-07-11 蚌埠市振华包装机械有限责任公司 悬臂式钉箱机
JP6115811B2 (ja) * 2012-06-22 2017-04-19 株式会社リコー 穿孔処理装置、シート後処理装置および画像形成装置
JP6992322B2 (ja) * 2017-08-24 2022-01-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート後処理装置およびそれを備えた画像形成システム
CN109129737A (zh) * 2018-09-07 2019-01-04 浙江知瑞科技有限公司 新型的多缸蒸汽发动机
JP7383952B2 (ja) * 2019-09-24 2023-11-21 コニカミノルタ株式会社 後処理装置及び画像形成装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0790516B2 (ja) * 1990-03-20 1995-10-04 三田工業株式会社 穿孔機構を備えた装置
JP2608353B2 (ja) * 1991-11-19 1997-05-07 三田工業株式会社 ソータの用紙処理装置
JP4446762B2 (ja) * 2003-09-08 2010-04-07 株式会社リコー 用紙処理装置、画像形成システム、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP4853245B2 (ja) * 2006-11-14 2012-01-11 富士ゼロックス株式会社 シート処理装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2008307616A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Canon Finetech Inc 用紙断裁装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018118336A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 コニカミノルタ株式会社 断裁装置、後処理装置、および画像形成システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011230207A (ja) 2011-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5548019B2 (ja) パンチ屑処理装置及び製本装置
JP5031014B2 (ja) 用紙後処理装置、用紙後処理方法及び画像形成装置
EP1851654B1 (en) Desktop card processor
US8408531B2 (en) Recording medium post-processing apparatus and image forming system
JP5533442B2 (ja) 画像形成装置
JP6924408B2 (ja) 切断機構及び印刷装置
WO2014091882A1 (ja) 用紙後処理装置
JP4513442B2 (ja) ステープラーのステープル脚切断屑処理装置
JP2019018516A (ja) 切断機構及び印刷装置
JP2008044039A (ja) シート穿孔装置、シート処理装置、および画像形成装置
JP4487670B2 (ja) ステープル処理装置
JP2012041178A (ja) 記録材処理装置、画像形成装置、および綴じ装置
JP2012035956A (ja) シート後処理装置及びこれを用いた画像形成装置
CN107428180A (zh) 打印设备
JP6183740B2 (ja) 用紙後処理装置
JP4880231B2 (ja) シート後処理装置及びこれを使用する画像形成装置
JP5763897B2 (ja) シート後処理装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2015078024A (ja) 用紙後処理装置
JP4239919B2 (ja) ステープル処理装置
JP2007223249A (ja) インクカートリッジの案内検知装置、記録装置及び液体噴射装置
JP4277759B2 (ja) ステープル処理装置
JP4747738B2 (ja) ステープル処理装置
JP2019119532A (ja) 後処理装置
JP2004098243A (ja) 穿孔カス収容部およびそれを備える後処理装置
JP6969372B2 (ja) 後処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140516

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5548019

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250