JP6969372B2 - 後処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ステープル針で用紙束を綴じるステープル処理を行う後処理装置に関する。
後処理装置で行われる後処理には、ステープル針で用紙束を綴じるステープル処理が含まれる場合がある。このステープル処理を行うステープラーにおいて、用紙の枚数が少ない(用紙束の厚さが薄い)と、折り曲げられたステープル針の針先が長くなり、見栄えが悪いという問題がある。このため、特許文献1に記載されているように、ステープラーには、用紙の枚数が少ない場合には、用紙束に打ち込まれたステープル針の針先を切断する切断部が備えられる場合がある。
このステープラーには、切断部で切断された針先が排出される排出口と、排出口から排出された針先が回収される回収部とが備えられている。回収部には、針先を収容する回収タンクが着脱可能に設けられる場合がある。
特開2008−74932号公報
特許文献1に記載されているような切断部を備えたステープラーにおいては、通常、切断された針先は回収タンクに落下するようになっている。しかし、切断された針先は軽量であるため、切断部や排出口、あるいは、切断部と排出口との間の排出経路等に引っ掛かることがある。すると、例えば、回収タンクを取り外した状態で、引っ掛かった針先が振動等によって回収部に落下すると、回収タンクに回収されない場合が起こり得る。回収部に針先が残留していると、回収タンクを円滑に着脱できなくなったり針先が後処理装置内に飛散したりするという問題が発生する。
本発明は上記事情を考慮し、切断された針先を確実に回収することのできる後処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の後処理装置は、ステープル針で用紙束を綴じるステープル処理を行う後処理装置であって、用紙束に打ち込まれたステープル針の針先を用紙束の厚さに応じて切断する切断部と、前記切断部で切断された針先を排出する排出口と、を有するステープラーと、前記排出口から排出された針先を回収する回収容器と、前記排出口の下方に配置され、前記回収容器が着脱可能に装着される装着部と、を備え、前記回収容器は、仕切り板によって上下に仕切られた上方の第1中空部と下方の第2中空部とを有し、前記第1中空部には前記排出口から排出された針先が収容され、前記第2中空部には、前記装着部の底板上に落下した針先を前記回収容器の底板に吸着させる磁石が装着されていることを特徴とする。
本発明の後処理装置において、前記磁石は、前記第2中空部から引き出し可能であることを特徴としても良い。
本発明の後処理装置において、前記回収容器は、前記第2中空部に連通し、該第2中空部に沿って前記磁石が引き出される開口と、前記磁石の引き出し方向における下流側において前記回収容器の底板の端部から下方に突出する突起部と、を有し、前記磁石が前記開口を通って前記第2中空部から引き出されることにより、前記第2中空部に吸着された針先が前記突起部に向かって移動し、前記突起部で前記第2中空部から離脱することを特徴としても良い。
本発明の後処理装置において、前記排出口と前記回収容器との間に配置されて、切断された針先を前記排出口から前記回収容器に導くダクトを備えていることを特徴としても良い。
本発明によれば、内ケースに回収されずに外ケースに落下した針先は、磁性的に内ケースに引き付けられ、内ケースを次回引き出すときに内ケースと共に回収することができる。したがって、針先の飛散等を防止できる。
本発明の一実施形態に係る後処理装置の内部構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置において、ステープラーを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置において、用紙束に打ち込まれたステープル針を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置において、針先が切断されたステープル針を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置において、針先が折り曲げられたステープル針を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置において、支持部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置において、ステープラーの移動位置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置において、内ケースが装着された外ケースを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置において、外ケースを示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置において、内ケースが装着された回収容器を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置において、内ケースを示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置において、磁石を引き出し途中の内ケースを示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置において、磁石引き出し後の内ケースを示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の後処理装置について説明する。
まず、図1を参照して、後処理装置1の全体の構成について説明する。図1は後処理装置1の断面図である。図1の紙面手前側を後処理装置1の前側とする。各図のFr、Rr、L、Rは、それぞれ後処理装置1の前側、後側、左側、右側を示す。後処理装置1は、例えば、画像形成装置に隣接して配置されて、画像形成装置で画像形成された用紙が積載された用紙束に後処理を行う。
後処理装置1は、略直方体形状の本体部3と、本体部3を支持する脚部5と、を有している。本体部3には、画像形成装置側の側面(右側面)に搬入口7が形成され、画像形成装置と反対側の側面(左側面)に排出口9が形成されている。搬入口7には、画像形成装置等から用紙が搬入される。排出口9からは、後処理された用紙が排出される。排出口9の下方には、排出トレイ11が設けられている。本体部3の内部には、搬入口7から排出口9に向かう搬送方向に沿って用紙を搬送する搬送経路13が設けられている。搬送経路13には、搬送方向における上流側から順に、用紙に穿孔処理を行う穿孔装置15と、用紙束を載置する処理トレイ23と、処理トレイ23に載置された用紙束をステープル針で綴じるステープル装置17と、が設けられている。処理トレイ23には、用紙の幅方向において3箇所に支持部材25が備えられている。さらに、搬送経路13には、穿孔装置15とステープル装置17との間にレジストローラー対19が設けられ、レジストローラー対19の下流側に搬入ローラー対20が設けられ、排出口9の上流側に排出ローラー対21が設けられている。なお、後処理装置1には、用紙を中折りする中折り装置等が設けられる場合もある。
次に、ステープル装置17について、図1と図2〜図8を参照して説明する。
ステープル装置17は、用紙を所定の枚数に積載した用紙束をステープル針で綴じるステープラー31(図2参照)と、ステープラー31を搬送方向と直交する方向(前後方向、以降移動方向Dとする)に移動可能に支持する支持部33(図4及び図5参照)と、ステープラー31で切断された針先が回収される回収容器35(図6、図7及び図8参照)と、を備えている。
最初に、ステープラー31について、図2を参照して説明する。図2はステープラーを示す斜視図である。ステープラー31は、金属製のステープル針で用紙束を綴じる装置である。ステープラー31は、用紙束が挟持される挟持部41の下方と上方とにそれぞれ設けられる打ち込み部43及び綴じ部45と、綴じ部45よりも下方に設けられる排出口47と、を備えている。
挟持部41は、ステープラー31の一方の面(ステープラー31の正面とする)と、その両側の面とに開口するように形成されている。
打ち込み部43は、ステープル針が収容されたカートリッジ51と、カートリッジ51から繰り出されたステープル針を、挟持部41に受け入れられた用紙束に打ち込む打ち出し部53と、を備えている。
綴じ部45は、用紙束に打ち込まれたステープル針の針先を用紙束の厚さに応じて切断する切断部55と、打ち込まれたステープル針の先端をクリンチする折り曲げ部57と、を備えている。綴じ部45は、モーターによって回転するカムにリンクアームを介して連結しており、カムの回転によって打ち込み部43の方向に移動して、挟持部41に受け入れられた用紙束を打ち込み部43との間に挟持する。用紙束が挟持された後、打ち込み部43によってステープル針が用紙束に打ち込まれるようになっている。
次に、図3A〜図3Cを参照して、切断部55と折り曲げ部57の動作について説明する。図3A〜図3Cは切断部と折り曲げ部の動作を模式的に説明する正面図である。
用紙束の用紙枚数が所定の枚数よりも少ない場合、あるいは、用紙束の厚さが所定の厚さよりも薄い場合、折り曲げられたステープル針の針先が長くなり、見栄えが悪いという問題がある。そこで、このような場合は、用紙束の厚さに応じてステープル針の針先を切断部55で切断した後、折り曲げ部57によってステープル針の針先をクリンチするようになっている。
まず、図3Aに示されるように、挟持部41に挟持された用紙束Bに、打ち出し部53によってステープル針Nが打ち込まれる。その後、ステープル針Nの切断前の長さや用紙束Bの厚さT1等から切断長T2を求め、図3Bに示されるように、求められた切断長T2だけ、切断部55によって針先Ncが切断される。その後、図3Cに示されるように、折り曲げ部57のクリンチローラーによって、ステープル針Nの先端が内側にクリンチされる。
再度図2を参照して、排出口47は、挟持部41とは反対側の面(ステープラー31の後面)に開口している。綴じ部45と排出口47との間には、排出通路(図示省略)が形成されている。切断部55で切断された針先は、排出通路を通って排出口47から排出される。
ステープラー31は、図1に示されるように、挟持部41が搬送方向の下流側に向かって斜め上方に開口し、排出口47が斜め下方に開口する姿勢で、後述する支持部33に支持されている。挟持部41には、用紙束が、綴じられる側の側縁(例えば、長手方向の一方の側縁)を下にして受け入れられる。
次に、支持部33について、図4及び図5を参照して説明する。図4は支持部を示す斜視図、図5はステープラーの移動位置を示す斜視図である。
支持部33は、前述のように、ステープラー31を移動方向Dに移動可能に支持する。図4に示されるように、支持部33は、ステープラー31の移動方向Dに沿って設けられるベース部材61と、ステープラー31を支持する移動台63と、ベース部材61上で移動台63を移動方向Dに沿って移動させるモーター65と、を備えている。
ベース部材61は、ステープラー31の移動方向Dに長い矩形板状の部材である。ベース部材61には、移動溝67と案内溝69とが移動方向Dに沿って平行に形成されている。移動溝67は、移動方向Dに沿った直線状に形成されている。案内溝69は、移動溝67よりも長さが短く、移動方向Dに沿った直線部69aと、直線部69aの両端の傾斜部69bと、を有している。各傾斜部69bは、直線部69aに対して所定の鈍角で移動溝67から離れる方向へ傾斜している。
移動台63は、ステープラー31を載置可能な板状の部材である。移動台63には、移動方向Dと交差する方向に沿って長孔63aが形成されている。移動台63には、移動溝67と案内溝69とにそれぞれ係合する移動用スライダ71と案内用スライダ73とが、移動台63に対して回転可能に設けられている。また、移動用スライダ71は、移動台63の長孔63aにも係合して、長孔63aに沿って移動可能である。
モーター65は、ベース部材61の一端(後端)に配置されて、移動用スライダ71を移動溝67に沿って往復移動させる。
モーター65によって移動用スライダ71が移動溝67に沿って移動すると、移動台63は、移動溝67と案内溝69の直線部69aとに沿って移動方向Dに案内される。案内用スライダ73が、案内溝69の直線部69aから傾斜部69bに入り込んで、傾斜部69bの端部に係止されると、移動用スライダ71は、移動溝67に沿ってさらに移動しつつ長孔63aに沿って移動台63に対して移動する。すると、移動台63は、案内用スライダ73を中心として回転し、図5の二点鎖線に示されるように、移動方向Dに対して内側に傾斜した姿勢となる。
このように移動台63が内側に傾斜した姿勢をとると、移動台63に支持されたステープラー31によって、用紙束の隅を斜めに綴じることができるようになる。つまり、移動台63が移動方向Dの前端又は後端に移動すると、ステープラー31が用紙束に対して傾斜するので、用紙束の一方の隅又は他方の隅を斜めにステープル処理できる。また、ステープラー31が移動方向Dの中央に移動すると、用紙束の側縁の中央をステープル処理できる。あるいは、中央を2箇所でステープル処理することも可能である。
支持部33のベース部材61は、移動溝67が下側で案内溝69が上側となる姿勢で、搬送方向の下流側(左側)に向かって上方に傾斜するように配置されている(図1参照)。ステープラー31は、挟持部41が搬送方向の下流側に向かって斜め上方に開口し、排出口47が斜め下方に開口するよう姿勢で、移動台63に支持される。
次に、回収容器35について、図6〜図8を参照して説明する。図6は内ケースが装着された外ケースを示す斜視図、図7は外ケースを示す断面図、図8は内ケースが装着された外ケースを示す断面図である。
図6に示されるように、回収容器35は、支持部33(図5参照)の下方に設けられる装着部81に着脱可能に装着される。
図6や図7に示されるように、装着部81は直方体状の中空部材である。装着部81の前側の側面には、開口81aが形成されている。装着部81の上面には、移動方向Dに所定の間隔を開けて3つの貫通孔81bが形成されている。装着部81は、支持部33のベース部材61(図5参照)の下側の縁の下方に配置されて、本体部3のフレーム(図示省略)に固定されている。
図8に示されるように、回収容器35は、上面が開口した直方体状の箱状部材である。回収容器35の前側の側板35aには、取っ手89が設けられている。また、回収容器35の内部の上端部には、回収された針先の高さを検知するセンサー(図示省略)が設けられている。センサーによって回収された針先の高さが所定の高さに達したことが検知されると、回収容器35が満杯状態であると判定される。
回収容器35の内部は、仕切り板35bによって上方の第1中空部87と下方の第2中空部88とに仕切られている。第1中空部87は、所定量の針先を収容可能な寸法を有している。第2中空部88は、第1中空部87よりも高さが低く、薄く扁平に形成されている。回収容器35の前側の側板35aには、第2中空部88と連通する開口35cが形成されている。さらに、回収容器35の底板35dには、前側の縁に沿って、下方に突出する突起部93が形成されている。
第2中空部88には、磁石91が装着されている。磁石91は、装着部81の底板81c上に落下した針先を回収容器35の底板35dに吸着させる。磁石91は、第2中空部88に沿って開口35cを通って前方に引き出し可能である。つまり、突起部93は、磁石91の引き出し方向において下流側の端部に形成されている。
回収容器35は、装着部81に収容されて、開口81aから前方に引き出し可能である。
また、装着部81には、ダクト85が設けられている。ダクト85は、下方に向かって先細の形状である。図6に示されるように、ダクト85の、右側の側板85aは、左側の側板85bよりも上方に突出している。ダクト85には、移動方向Dに所定の間隔を開けた3つの排出部97が形成されている。ダクト85は、支持部33(図5参照、図6及び図7には図示省略)に支持されたステープラー31の排出口47の下方に配置されて、3つ排出部97が、装着部81の上面の貫通孔81bに連通している。このようにダクト85を配置することで、ステープラー31がベース部材61上を移動方向Dに沿ってどの位置に移動しても、ステープラー31の排出口47から排出された針先Ncが、ダクト85を介して回収容器35に回収されるようになっている。また、ダクト85の右側の側板85aは、ステープラー31の排出口47よりも上方に突出している。
上記構成を有する後処理装置1において、ステープル針で用紙束を綴じるステープル処理について、図1を参照して説明する。
画像形成装置で画像形成された用紙等は、搬入口7から受け入れられて、搬送経路13に沿って搬送され、搬入ローラー対20によって処理トレイ23に搬送される。さらに、排出ローラー対21によってスイッチバックして再度処理トレイ23に戻され、支持部材25によってステープル位置において後端縁が整合される。この動作を繰り返すことで、所定の枚数の用紙束が処理トレイ23上に形成される。その後、サイドカーソル(図示省略)によって用紙束が幅方向において整合される。なお、用紙は、穿孔装置15で穿孔処理されてもよい。ステープラー31は、所望のステープル処理位置(例えば、移動方向Dの中央)に移動している。その後、用紙束が、ステープル処理される側縁を下にして、ステープラー31の挟持部41に受け入れられる。
次に、前述のように、挟持部41において打ち込み部43と綴じ部45との間に用紙束が挟持され、ステープル針が打ち込まれる。そして、求められた切断長T2だけ針先が切断された後、折り曲げ部57によって先端が内側にクリンチされる(図3A〜図3C参照)。このようにステープル処理された用紙束は、排出ローラー対21によって搬送経路13に沿って搬送されて、処理トレイ23から排出トレイ11に排出される。この際、排出ローラー対21の上側のローラーが上方に揺動し、ローラー間のニップが開放される。なお、ステープル処理が行われない場合は、用紙は搬入ローラー対20によって排出ローラー対21に向けて搬送され、排出ローラー対21から排出トレイ11に排出される。
一方、切断された針先Ncは、重力によって下方に落下して、排出経路を通って排出口47から排出される。そして、ダクト85に導かれて回収容器35の第1中空部87に回収される。センサーによって所定量の針先Ncが第1中空部87に蓄積されたことが検知されると、取っ手89を持って回収容器35を装着部81から取り出す。
ところで、切断された針先Ncは軽量であるため、切断部55や排出口47、排出通路に引っ掛かることがある。すると、このように回収容器35を取り出した状態で何らかの衝撃が後処理装置1に加わると、引っ掛かった針先Ncが排出口47から落下して装着部81の底板81c上に落下して、図7に示されるように、回収容器35に回収されずに残留してしまうことがある。
しかし、回収容器35を再度装着部81に装着すると、図8に示されるように、回収容器35の第2中空部88に収容された磁石91の磁力によって、装着部81の底板81cに落下した針先Ncが、回収容器35の底板35dの下面に吸着される。すると、次回回収容器35を装着部81から取り外した際に、第2中空部88に吸着された針先Ncが回収容器35とともに装着部81から取り出される。
次に、回収容器35から針先Ncを離脱させる過程について、図9〜図11を参照して説明する。図9は針先が引き付けられた回収容器を示す断面図、図10は磁石を引き出し途中の回収容器を示す断面図、図11は磁石引き出し後の回収容器を示す断面図である。
回収容器35を装着部81から取り出すと、図9に示されるように、回収容器35の底板35dの下面には針先Ncが吸着している。次に、回収容器35の第2中空部88から開口35cを通して磁石91を引き出すと、図10に示されるように、吸着された針先Ncは磁石91とともに回収容器35の底板35dの下面に沿って移動するが、やがて、引き出し方向の下流側で突起部93に突き当たって堰き止められる。図11に示されるように、磁石91が完全に第2中空部88から引き出されると、針先Ncを吸着する力が消滅するので、突起部93で堰き止められた針先Ncは回収容器35の底板35dの下面から自動的に離脱して落下する。
さらに、磁石91を第2中空部88から引き出すことで、第1中空部87内に回収された針先Ncが磁石91に引き付けられる磁力も消滅するので、第1中空部87から針先Ncを容易に廃棄することができる。
上記説明から明らかなように、本発明の後処理装置1においては、回収容器35に回収されずに装着部81の底板81cに落下した針先Ncは、磁性的に回収容器35に吸着され、回収容器35を次回引き出すときに回収容器35と共に回収される。したがって、装着部81に残留した針先Ncによって回収容器35の着脱が妨げられたり、針先が後処理装置1内に飛散したりするという問題を防止できる。
さらに、磁石91は、回収容器35の第2中空部88に着脱可能であるので、磁石91を第2中空部88から取り外すと、針先Ncを引き付ける磁力が消滅して、第1中空部87に収容された針先Ncを容易に廃棄することができる。さらに、磁石91は、第2中空部88から引き出し可能であり、回収容器35の底板35dの下面には、引き出し方向の下流側に突起部93が設けられている。したがって、磁石91を第2中空部88から引き出すと、磁石91によって吸着された針先Ncは突起部93で堰き止められる。そして、磁石91が完全に第2中空部88から引き出されると、堰き止められた針先Ncが第2中空部88から離脱する。したがって、引き付けられた針先Ncをより容易に離脱させることができる。
さらに、ステープラー31の排出口47から落下した針先Ncはダクト85によって第1中空部87に導かれるので、針先Ncを確実に回収できる。特に、ダクト85の、右側の側板85aは、ステープラー31の排出口47よりも上方まで突出しているので、排出口47から排出される針先Ncが飛散しても確実に受け止めて回収することができる。また、ダクト85の排出部97を移動方向Dに分散させると、針先Ncを第1中空部87に分散して回収することができる。
上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係る後処理装置における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 後処理装置
31 ステープラー
35 回収容器
35b 仕切り板
35c 開口
35d 底板
47 排出口
55 切断部
81 装着部
81c 底板
85 ダクト
87 第1中空部
88 第2中空部
91 磁石
93 突起部

Claims (4)

  1. ステープル針で用紙束を綴じるステープル処理を行う後処理装置であって、
    用紙束に打ち込まれたステープル針の針先を用紙束の厚さに応じて切断する切断部と、前記切断部で切断された針先を排出する排出口と、を有するステープラーと、
    前記排出口から排出された針先を回収する回収容器と、
    前記排出口の下方に配置され、前記回収容器が着脱可能に装着される装着部と、を備え、
    前記回収容器は、仕切り板によって上下に仕切られた上方の第1中空部と下方の第2中空部とを有し、
    前記第1中空部には前記排出口から排出された針先が収容され、
    前記第2中空部には、前記装着部の底板上に落下した針先を前記回収容器の底板に吸着させる磁石が装着されていることを特徴とする後処理装置。
  2. 前記磁石は、前記第2中空部から引き出し可能であることを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記回収容器は、
    前記第2中空部に連通し、該第2中空部に沿って前記磁石が引き出される開口と、
    前記磁石の引き出し方向における下流側において前記回収容器の底板の端部から下方に突出する突起部と、を有し、
    前記磁石が前記開口を通って前記第2中空部から引き出されることにより、前記第2中空部に吸着された針先が前記突起部に向かって移動し、前記突起部で前記第2中空部から離脱することを特徴とする請求項2に記載の後処理装置。
  4. 前記排出口と前記回収容器との間に配置されて、切断された針先を前記排出口から前記回収容器に導くダクトを備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の後処理装置。
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