JP5545923B2 - 適応制御システム - Google Patents
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ィルタを有し、それによって前記制御対象波から得られる正弦波の同定信号とを比較演算し、その演算結果に基づいて前記適応フィルタのフィルタ係数の更新を行うものであって、前記伝達特性同定フィルタに送られる前記制御対象波の正弦波を、前記制御対象波を検出する検出用センサで得られた制御対象波から、正弦波抽出バンドパスフィルタを介して得るようにしたフィードフォワード方式であり、前記伝達特性同定フィルタに、周波数揺らぎによる影響をなくすため、前記評価センサに接続された前記正弦波抽出バンドパスフィルタと前記制御対象波に関して同じバンド幅を有し、同じ周波数揺らぎを生じる正弦波抽出バンドパスフィルタが接続されたものであることを特徴とする。
この適応制御システム10は、騒音や振動に対して制御音や制御振動を発生させて能動的に騒音や振動を低減させるアクティブ・ノイズ・コントロール装置に適応するものであり、従来例でも示したように適応制御を三角関数の合成によって行うものである。本実施形態では、鉄道車両内の騒音低減装置として構成した場合の適応制御システムについて以下に説明する。車内に設置されるものであって、車両に搭載した回転機器が発する120Hz周波数の騒音をターゲットにした騒音低減のための装置である。
そして、その適応フィルタ係数演算器14には更に、制御対象波である騒音の単一周波数の正弦波から同定信号を生成する第1の伝達特性同定フィルタ15が接続されている。適応制御システム10はフィードバック方式であり、入力信号から得られた元騒音が伝達特性同定フィルタ15へ送られる。「元騒音」とは、評価マイク12で検出された音のうち、制御音発生スピーカ11から出力された制御音を差し引いた空間内の騒音そのものをいう。
正弦波発生器31を有し、その制御信号によって制御音発生スピーカ11から制御音の出力正弦波が発振される。その音が評価マイク12を通して入力し、正弦波抽出バンドパスフィルタ13を介して正弦波の入力信号が得られる。一方、正弦波発生器31からの制御信号は、伝達特性同定フィルタ32(図1の第1及び第2の伝達特性同定フィルタ15,19に相当するもの)と同定フィルタ係数演算器33にも送られる。
次に同定フィルタ係数演算器33では、演算器35で求められた比較信号と、正弦波発生器31からの制御信号に基づいて同定フィルタの係数調整が行われる。その同定フィルタ係数演算器33と伝達特性同定フィルタ32には90度移相器36が接続され、制御信号(サイン波)に対して位相が90度ずれたコサイン波が生成され、適応フィルタ17や適応フィルタ係数演算器14の三角関数の合成関数に入力される。
制御音発生スピーカ11から所定周波数の制御音が出力された場合、評価マイク12に至るまでの間に、その空間特性によって、図4(a)に示す波形が図4(c)に示すように振幅が0.5倍、位相−90度の遅れを示す波形になっている。そこで、図4(b)に示す実際に評価マイク12で検出した音と、制御音発生スピーカ11で出力した音との差をとることで、図4(d)に示す騒音そのものの波形を検出することができる。
しかし、本実施形態の適応制御システム10によれば、入力信号が周波数の揺らいだ正弦波であっても、同定信号がそれに整合するため、図6に示すように有効に制御できるようになった。
従って、こうしたフィードフォワード方式のシステムでも、入力信号や制御信号が周波数の揺らいだ正弦波であっても、同定信号がそれに整合するため、位相のずれによって破綻してしまうことなく適切に消音させることができる。
例えば、前記実施形態では、鉄道車両内の騒音について消音する場合を想定して説明したが、この適応制御システムは、そうしたものに限定されることなく、また音だけではなく振動に対しても利用できるものである。
11 制御音発生スピーカ
12 評価マイク
13,21,22 正弦波抽出バンドパスフィルタ
14 適応フィルタ係数演算器
15 第1の伝達特性同定フィルタ
17 適応フィルタ
19 第2の伝達特性同定フィルタ
20 演算器
Claims (2)
- 振動や騒音である制御対象波を低減させるための制御波を出力するアクチュエータと、その制御波の伝播先に配置された評価センサと、その評価センサが受けた入力波から正弦波を抽出した入力信号を得る正弦波抽出バンドパスフィルタと、前記アクチュエータの制御波の出力を制御する適応フィルタと、前記入力信号と前記制御対象波から得られる正弦波の信号とを比較して前記適応フィルタの演算係数を算出する適応フィルタ係数演算器とを有し、
前記適応フィルタ係数演算器では、前記評価センサに接続された正弦波抽出バンドフィルタからの入力信号と、第1の伝達特性同定フィルタを有し、それによって前記制御対象波から得られる正弦波の同定信号とを比較演算し、その演算結果に基づいて前記適応フィルタのフィルタ係数の更新を行う適応制御システムにおいて、
前記第1の伝達特性同定フィルタに送られる前記制御対象波の正弦波を、前記適応フィルタから前記アクチュエータへ送信される制御信号に第2の伝達特性同定フィルタを介して得られた同定信号と、前記正弦波抽出バンドパスフィルタからの入力信号とを比較演算して得るフィードバック方式であり、
前記第1及び第2の伝達特性同定フィルタには、周波数揺らぎによる影響をなくすため、前記評価センサに接続された前記正弦波抽出バンドパスフィルタと前記制御対象波に関して同じバンド幅を有し、同じ周波数揺らぎを生じる正弦波抽出バンドパスフィルタが、それぞれに接続されたものであることを特徴とする適応制御システム。 - 振動や騒音である制御対象波を低減させるための制御波を出力するアクチュエータと、その制御波の伝播先に配置された評価センサと、その評価センサが受けた入力波から正弦波を抽出した入力信号を得る正弦波抽出バンドパスフィルタと、前記アクチュエータの制御波の出力を制御する適応フィルタと、前記入力信号と前記制御対象波から得られる正弦波の信号とを比較して前記適応フィルタの演算係数を算出する適応フィルタ係数演算器とを有し、
前記適応フィルタ係数演算器では、前記評価センサに接続された正弦波抽出バンドフィルタからの入力信号と、伝達特性同定フィルタを有し、それによって前記制御対象波から得られる正弦波の同定信号とを比較演算し、その演算結果に基づいて前記適応フィルタのフィルタ係数の更新を行う適応制御システムにおいて、
前記伝達特性同定フィルタに送られる前記制御対象波の正弦波を、前記制御対象波を検出する検出用センサで得られた制御対象波から、正弦波抽出バンドパスフィルタを介して得るようにしたフィードフォワード方式であり、
前記伝達特性同定フィルタに、周波数揺らぎによる影響をなくすため、前記評価センサに接続された前記正弦波抽出バンドパスフィルタと前記制御対象波に関して同じバンド幅を有し、同じ周波数揺らぎを生じる正弦波抽出バンドパスフィルタが接続されたものであることを特徴とする適応制御システム。
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