JP5545442B2 - 燃焼装置 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえばガス給湯装置の構成要素などとして好適に用いることが可能な燃焼装置、さらに詳しくは、均圧弁と称されるタイプの圧力調整弁を利用してバーナへの燃料供給圧を制御するように構成された燃焼装置に関する。
ファンを利用してバーナに燃焼用空気を供給する燃焼装置においては、空燃比を一定にして燃焼性を良好にすることが望まれる。そこで、従来においては、均圧弁と称されるタイプの圧力調整弁を利用し、バーナに対する燃料供給圧を制御する手段がある(たとえば、特許文献1,2を参照)。前記圧力調整弁は、ファンの吐出圧をシグナル圧とし、バーナに対する燃料供給圧をファンの吐出圧に対応した圧力に制御する。このような構成によれば、たとえばファンからバーナへの燃焼用空気の供給量が多く、ファンの吐出圧が高いときには、これに対応してバーナへの燃料供給量を多くし、空燃比の一定化を図ることが可能である。
ただし、前記した圧力調整弁は、燃料供給圧をファンの吐出圧に対応した圧力(たとえば、燃料供給圧を吐出圧と同一の圧力)とするために、ファンとして、たとえばシロッコファンが使用され、かつこのファンが低回転で用いられる場合には、燃料供給圧が低くなりがちである。燃料供給圧が高い場合には、調圧公差のばらつきの影響が少なく、また燃料噴出ノズルから噴出された燃料の流速が速くなって燃料と空気との混合が促進されるといった利点が得られるが、前記した構成によれば、そのような利点を得難い。ファンの回転速度を速くすれば、前記した利点は得られるものの、そうすると騒音の問題を生じる。
前記した問題を抑制する手段として、ファンの吐出口に繋がった空気流路にオリフィスを設け、かつこのオリフィスの空気流れ方向上流側に、シグナル圧検出部を設ける手段がある(たとえば、特許文献3を参照)。このような構成によれば、オリフィスの存在により、シグナル圧を高めることが可能である。
しかしながら、前記した従来のオリフィスは、空気流路の内周の全域にわたって空気抵抗となる壁部を設けた構成であり、空気流路の一部の断面積を大きく減少させる。このため、大きな圧力損失が生じる。このようなことから、前記オリフィスを設けた場合には、ファンの回転速度を速くしてその吐出圧を高める必要を生じることとなるが、そうするとファン駆動時の騒音が大きくなる不具合を招いてしまう。
特開2007−107865号公報 特開昭60−26220号公報 特許第2572773号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであって、燃焼用空気の供給に用いるファンの回転速度をさほど高速にしない場合であっても、圧力調整弁において利用されるシグナル圧を高くし、バーナへの燃料供給圧を高くすることが可能な燃焼装置を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される燃焼装置は、バーナに燃焼用空気を供給するためのファンと、このファンの吐出圧をシグナル圧として検出するためのシグナル圧検出部と、前記バーナに向けての燃料供給圧を前記シグナル圧に対応した圧力に制御する圧力調整弁と、を備えている、燃焼装置であって、前記シグナル圧検出部の空気流れ方向下流部に位置して、前記シグナル圧を高めるための抵抗板部を備えており、この抵抗板部は、前記ファンの吐出口の対面方向視において、前記吐出口の中央位置から前記吐出口の周縁部の一部分寄りに偏った配置とされて、この周縁部の一部分寄りの領域のみを塞ぎ、かつこれ以外の他の領域を開放状態としており、前記ファンの吐出口は、矩形状であり、前記抵抗板部は、前記吐出口の対面方向視において、前記吐出口の4箇所の隅部のうち、いずれか1つの隅部のみを塞ぎ、または前記吐出口の周縁部の矩形状に繋がった4つの辺のうち、いずれか1つの辺寄りの領域のみを塞ぐように設けられていることを特徴としている。
このような構成によれば、抵抗板部がシグナル圧検出部の空気流れ方向下流部に位置するために、シグナル圧を高めることが可能である。一方、抵抗板部は、ファンの吐出口の対面方向視において吐出口の周縁部の一部分寄りの領域のみを塞いでいるに過ぎず、これ以外の領域は開放状態にある。このため、抵抗板部の存在に起因する圧力損失は、従来のオリフィスを設けた場合と比較すると、かなり小さいものとなる。したがって、抵抗板部の存在に起因する圧力損失を補うことを目的としてファンの回転速度を高速にする必要は少ない。このようなことから、本発明によれば、ファンの回転速度を比較的低速にしてその運転騒音を小さくしつつ、シグナル圧を高くし、バーナへの燃料供給圧を高くすることができる。
さらに、抵抗板部をファンの吐出口の中心から一方向へ大きく偏らせた小サイズのものに形成し、圧力損失を小さくするのにより好ましいものとなる。
本発明において、好ましくは、前記ファンは、前記吐出口の開口断面積が空気吐出方向において略一様な遠心ファンであり、前記シグナル圧検出部および前記抵抗板部は、前記吐出口の中心線を挟んで前記ファンの舌部とは反対側に位置している。
ここで、ファンの「舌部」とは、ファンのケーシングの渦巻き形状の起点となる部分である。
吐出口の開口断面積が空気吐出方向において略一様に構成された遠心ファンにおいては、一般的に、吐出口の中心線を挟んでファンの舌部とは反対側の領域の方が、舌部側の領域よりも吐出圧が高くなる。したがって、そのように吐出圧が高くなる領域に、シグナル圧検出部および抵抗板部を設けている前記構成によれば、ファンの回転速度を低速にしつつ、高いシグナル圧を得るのに有利となる。
本発明において、好ましくは、前記ファンは、前記吐出口の開口断面積が空気吐出方向下流側ほど増大する遠心ファンであり、前記シグナル圧検出部および前記抵抗板部は、前記ファンの舌部寄りに位置している。
吐出口の開口断面積が空気吐出方向下流側ほど増大する形態を有する遠心ファンにおいては、吐出口の開口断面積が略一様とされた遠心ファンとは異なり、吐出口のうち、ファンの舌部側の領域の方が、その反対側の領域よりも吐出圧が高くなるのが一般的である。したがって、そのように吐出圧が高くなる領域に、シグナル圧検出部および抵抗板部を設
けている前記構成によれば、やはりファンの回転速度を低速にしつつ、高いシグナル圧を得るのに有利となる。
本発明において、好ましくは、前記ファンは、片面に吸入口を有する遠心ファンであり、前記シグナル圧検出部および前記抵抗板部は、前記ファンの前記片面とは反対の片面側に位置している。
遠心ファンにおいては、一般的に、吐出口のうち、ファンの吸入口側の領域よりもその反対側の領域の方が吐出圧が高くなる。したがって、前記した構成によれば、ファンの低速回転時において高いシグナル圧を得るのに一層好ましいものとなる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明に係る燃焼装置の一例を示す概略断面図である。 (a)は、図1の燃焼装置のファンおよびこのファンに取り付けられた部材を示す断面図であり、(b)は、(a)の一部断面側面図であり、(c)は、(a)の平面説明図である。 (a)は、図1の燃焼装置のファンおよびこのファンに取り付けられた部材を示す斜視図であり、(b)は、(a)の要部分解斜視図である。 (a)は、図3(b)のIVa−IVa断面図であり、(b)は、図3(b)の IVb−IVb断面図である。 (a)は、本発明の他の例を示す要部斜視図であり、(b)は、(a)の分解斜視図であり、(c)は、(a)の平面説明図である。 (a)は、本発明の他の例を示す断面図であり、(b)は、(a)の一部断面側面図であり、(c)は、(a)の平面説明図である。 本発明の他の例を示す平面説明図である。 (a),(b)は、本発明の他の例を示す平面説明図である。 本発明の他の例を示す要部断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図4は、本発明が適用された燃焼装置およびこれに関連する構成の一例を示している。
図1によく表われているように、本実施形態の燃焼装置Cは、湯水加熱用の熱交換器8との組み合わせによりガス給湯装置を構成しており、缶体1、この缶体1内に配されたバーナB、燃焼用空気供給用のファン2、ファン2に取り付けられた補助部材4、および燃料ガス供給路3に設けられた圧力調整弁Vを具備している。補助部材4は、後述するように、圧力調整弁Vに入力させるシグナル圧を検出するためのシグナル圧検出部40、および抵抗板部41を有している。
バーナBは、ガスバーナであり、その下方には、燃料分配用のケーシング5が設けられている。圧力調整弁Vを通過した燃料ガスは、ケーシング5内に流入した後にその噴出口51からバーナBに向けて進行し、その過程においてファン2から別途供給されてきた燃焼用空気と混合される。この混合気がバーナBに供給される。ケーシング5からバーナBに向けての燃料ガス噴出量は、噴出口51の周辺部の燃料噴出領域圧P1と燃料ガス供給圧との差圧に対応する。燃料ガス供給圧は、後述するように、たとえばシグナル圧検出部40で検出されるシグナル圧Psと同一とされる。ケーシング5には、複数の電磁弁52
が設けられており、これらの開閉動作によって、ケーシング5内からバーナBの所定領域に対する燃料ガス供給のオン・オフを切り替え可能である。
熱交換器8は、バーナBによって発生された燃焼ガスから熱回収を行なうためのものであり、顕熱回収用の1次熱交換部81と、潜熱回収用の2次熱交換部82とを有している。入水口83に供給された湯水は、2次熱交換部82および1次熱交換部81を順次通過する過程において加熱され、出水口84から出湯する。熱回収を終えた燃焼ガスは、缶体1の上部の排気口11から排ガスとして排出される。本実施形態においては、缶体1内にバーナと熱交換器とが1組のみ設けられているが、これらを複数組設けた構成とすることができることは勿論である。また、本実施形態では、潜熱回収用の2次熱交換部82を具備しているが、これを有することなく、熱交換器として、顕熱回収用の1次熱交換部81のみを有する構成とすることもできる。
ファン2は、シロッコファンなどの遠心ファンであり、吸入口21を片面26aに有するケーシング22内に、モータMにより駆動される回転羽根23が収容された構造を有している。このファン2は、適当なブラケット(図示略)を利用して缶体1の下部に取り付けられ、吐出口20から吐出される燃焼用空気を缶体1内に供給可能である。
圧力調整弁Vは、燃料ガス供給路3の上流側の1次圧の変動の影響を受けることなく、下流側の2次圧(ケーシング5内の燃料ガス圧)を、ポート60に入力するシグナル圧Psに対応した値(本実施形態では同一)とする機能を有している。すなわち、シグナル圧Psが高いほど、弁体62の開度が大きくなる。圧力調整弁Vの構造自体は、従来既知のものと同様にすることが可能であり、その詳細な説明は省略する。ポート60に入力するシグナル圧Psは、ファン2の吐出圧のうち、シグナル圧検出部40で検出される圧力である。
補助部材4は、ファン2や缶体1とは別体に構成されて、ファン2に取り付けられている。好ましくは、この補助部材4は、その部品交換を容易に行なうことが可能に、ファン2に対して着脱自在である。補助部材4は、図3および図4に示すように、抵抗板部41、この抵抗板部41の端縁から下向きに延びて抵抗板部41を支持する支持部42、およびこの支持部42に設けられたシグナル圧検出部40を有している。補助部材4は、全体を金属製とすることが可能であるが、これに代えて、たとえば耐久性に優れた樹脂製などとすることもできる。
シグナル圧検出部40は、支持部42に短管部43を貫通させた状態で支持させることにより設けられており、短管部43の一端開口部43aに作用する圧力がシグナル圧Psである。短管部43の一部は、支持部42の外面側に突出した配管接続部43bとして構成されており、この配管接続部43bに、圧力調整弁Vとの接続を図るための配管部材65の一端が接続される。
補助部材4は、ファン2の吐出口20の周縁部24に取り付けられている。より具体的には、吐出口20は、矩形状であり、補助部材4は、吐出口20の4箇所の隅部c1〜c4のうち、1つの隅部c1のみを抵抗板部41によって閉塞するようにファン2に取り付けられている。この取り付け手段としては、たとえば支持部42を平面断面視略L字状に形成しておき、この支持部42の内面側をファン2のケーシング22の外面に接触させた上で、ネジ体90、ネジ体挿通孔49、およびネジ孔29を利用して固定させる手段を採用することができる。ファン2のケーシング22には、切欠き状または非切欠き状の開口部25が設けられており、短管部43は、この開口部25に挿通され、このことによって短管部43とケーシング22との干渉が回避されている。開口部25は、支持部42によって適切に閉塞される。
抵抗板部41は、シグナル圧検出部40の空気流れ方向下流部に位置してシグナル圧Psを高める役割を果たす。この抵抗板部41は、たとえば平面視三角形状に形成され、小サイズ化が図られた状態で吐出口20の隅部c1を効率よく閉塞している。隅部c1は、4箇所の隅部c1〜c4のうち、図2(b)に示すように、ファン2の舌部27とは吐出口20の中心線CLを挟んで反対側に位置する隅部である。また、隅部c1は、同図(a)に示すように、ファン2の吸入口21が設けられている片面26aとは反対の片面26b側に位置する隅部でもある(同図(c)のクロスハッチングで示す部分)。抵抗板部41は、吐出口20の隅部c1以外の領域を開放状態としている。もちろん、シグナル圧検出部40は、隅部c1に位置しており、この隅部c1におけるファン2の吐出圧をシグナル圧Psとして検出し得るように設けられている。ファン2は、図6を参照して後述するファン2Aとは異なり、吐出口20の開口断面積が空気吐出方向(本実施形態では上下方向)において略一様に構成されたものである。
次に、前記した構成の燃焼装置Cの作用について説明する。
ファン2が駆動され、かつバーナBが燃料ガスの供給を受けて駆動燃焼する場合、圧力調整弁Vは、シグナル圧検出部40で検出されたシグナル圧Psを配管部材65を介して受け、バーナBに向けての燃料ガス供給圧をシグナル圧Psと同一圧にするように制御する。このことにより、バーナBにおける空燃比を一定に維持することができる。
抵抗板部41は、既述したように、シグナル圧検出部40の空気流れ方向下流部に位置しているために、このことによりシグナル圧検出部40の付近の圧力が高くなり、シグナル圧Psを高めることができる。一方、抵抗板部41は、小サイズに形成されており、ファン2の吐出口20のうち、1つの隅部c1を閉塞しているに過ぎない。吐出口20の開口面積は、大きなサイズに確保されている。このため、抵抗板部41の存在に起因する圧力損失を補うことを目的としてファン2の回転速度を高速にする必要は少ない。このようなことから、この燃焼装置Cにおいては、ファン2の回転速度を比較的低速にしてその運転騒音を小さくしつつ、バーナBに向けての燃料ガス供給圧Psを高くすることができる。
ファン2は、たとえばシロッコファンであり、吐出口20の開口面積が空気吐出方向において略一様であるために、吐出口20のうち、舌部27側の領域よりもこれとは反対側の領域の方が吐出圧が高くなり易い。これに対し、図2(b)に示したように、シグナル圧検出部40および抵抗板部41は、そのように吐出圧が高くなる領域に設けられている。また、吐出口20のうち、吸入口21が設けられている片面26a側の領域よりもそれとは反対の片面26b側の領域の方が吐出圧が高くなり易い。これに対し、図2(a)に示したように、シグナル圧検出部40および抵抗板部41は、やはりそのような領域に設けられている。これらのことをトータルすると、シグナル圧検出部40および抵抗板部41は、吐出口20の各部のうち、圧力が最も高くなり易い箇所に設けられていることとなる。したがって、ファン2の回転速度を低速にしつつ、高いシグナル圧Psを得るのに最適となる。
この燃焼装置Cにおいては、補助部材4にシグナル圧検出部40および抵抗板部41が設けられているために、シグナル圧検出部40や抵抗板部41をファン2に対して個別に組み付ける必要がなく、それらの組み付け作業が容易となる。また、補助部材4として、シグナル圧検出部40と抵抗板部41との相対的な位置関係が相違するものを複数種類準備しておけば、たとえば燃料ガスの種類が変更されるなどして、シグナル圧検出部40と抵抗板部41との位置関係に変更を加える必要が生じた場合に、補助部材4を他の補助部材と丸ごと交換すればよいこととなる。したがって、そのような仕様変更を容易かつ適切
に行なうことができる利点も得られる。
図5〜図9は、本発明の他の実施形態を示している。これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付している。
図5に示す実施形態においては、補助部材4Aの構成が、既述した補助部材4とは相違している。まず、この補助部材4Aには、ファン2の吐出口20の周縁部24を囲むようにしてこの周縁部24に係止可能な枠部48が設けられている。このような枠部48が設けられていれば、ファン2に対する補助部材4Aの取り付けをより安定させることが可能である。既述した補助部材4においても、枠部48を設けた構成とすることができる。図5においては省略しているが、補助部材4Aをファン2に対して確実に固定させるための手段として、既述した補助部材4と同様なネジ止め手段を用いることができる。
補助部材4Aに設けられている抵抗板部41Aは、平面視矩形状であって、ファン2の吐出口20の2つの隅部c1,c2間に跨がった状態で、これらの領域を閉塞している。換言すると、抵抗板部41Aは、吐出口20の周縁部24の矩形状に繋がった4つの辺24a〜24dのうち、1つの辺24a寄りに位置し、かつこの1つの辺24a寄りの細幅な領域AR1を閉塞している。吐出口20のそれ以外の領域は、開放状態にある。シグナル圧検出部40については、好ましくは、既述したように吐出圧が最も高くなる隅部c1に位置している。ただし、領域AR1であれば、隅部c1以外の配置とすることが可能である。
本実施形態によれば、前記実施形態の抵抗板部41と比較すると、抵抗板部41Aのサイズがやや大きく、その分だけファン2からの吐出圧に対する抵抗も大きくなるものの、抵抗板部41Aは、吐出口20の周縁部24の1つの辺24a寄りの狭い領域AR1のみを塞いでいるに過ぎない。したがって、やはり圧力損失を相当に小さくすることが可能である。また、抵抗板部41Aやシグナル圧検出部40は、ファン2の舌部27とは反対側に位置しているために、前記実施形態の場合と同様に、高いシグナル圧Psを得る上でより好ましい。
図6に示す実施形態において、ファン2Aは、吐出口20の周縁部24が先広がり状に傾斜しており、吐出口20の開口断面積は空気吐出方向下流側(図面の上側)ほど増大している。抵抗板部41Bは、吐出口20の隅部c4のみを閉塞している。この隅部c4は、4箇所の隅部c1〜c4のうち、ファン2の舌部27寄りであって、吸入口21が設けられた片面26aとは反対の片面26b側に位置する部分である(同図(c)のクロスハッチングで示す部分)。シグナル圧検出部40は、隅部c4に位置している。
本実施形態によれば、ファン2Aにおいては、先の実施形態のファン2とは異なり、吐出口20のうち、舌部27側の領域がこれとは反対側の領域よりも吐出圧が高くなり易い。これに対し、シグナル圧検出部40および抵抗板部41Bは、そのように吐出圧が高くなる領域に設けられている。吐出口20のうち、吸入口21が設けられている片面26a側の領域よりもその反対の片面26b側の領域の方が吐出圧が高くなり易く、そのような領域にシグナル圧検出部40および抵抗板部41Bが設けられている点は、図2(a)に示された構成と同様である。したがって、本実施形態においても、ファン2Aの吐出口20の各部のうち、圧力が最も高くなる箇所に、シグナル圧検出部40や抵抗板部41Bが設けられていることとなり、ファン2Aの回転速度を低速にしつつ高いシグナル圧Psを得るのに最適となる。
図7に示す実施形態においては、ファン2Aの吐出口20のうち、2つの隅部c3,c4間に跨がった領域AR2(クロスハッチングの領域)を抵抗板部によって閉塞している
(抵抗板部の図示は省略、この点は後述の図8も同様)。換言すると、本実施形態においては、抵抗板部が、吐出口20の周縁部24の1つの辺24c寄りに位置し、この1つの辺24c寄りの細幅な領域AR2のみを閉塞している。もちろん、シグナル圧検出部も、領域AR2に配置されている。本実施形態の構成は、図5(c)に類しており、図6(c)に示した構成と比較すると、抵抗板部のサイズはやや大きくなるものの、やはり吐出口20の開口面積を大きく確保しつつ、吐出圧が高くなる領域においてシグナル圧Psを適切に検出することが可能である。
図8(a)に示す実施形態においては、ファン2の吐出口20を囲む周縁部24のうち、辺24d寄りの一部の領域AR3に、シグナル圧検出部および抵抗板部(図示略)が設けられている。同図(b)に示す実施形態においては、吐出口20の2つの隅部c1,c2を避けるようにして、辺24a寄りの一部の領域AR4に、シグナル圧検出部および抵抗板部(図示略)が設けられている。シグナル圧検出部で検出されるシグナル圧をできる限り高くする上では、シグナル圧検出部や抵抗板部を隅部c1(図6のファン2Aでは隅部c4)に設けることが好ましいものの、あえてその領域を避けるようにしてもかまわない。本発明において、抵抗板部は、ファンの吐出口の中央位置から吐出口の周縁部の一部分寄りに偏った配置とされて、この周縁部の一部分寄りの領域のみを塞ぎ、これ以外の他の領域を開放状態としていればよい。シグナル圧検出部は、抵抗板部の空気流れ方向上流部に位置していればよい。
図9に示す実施形態においては、シグナル圧検出部40がファン2に設けられているのに対し、抵抗板部41Cは缶体1に設けられている。抵抗板部41Cは、ファン2の吐出口20よりも若干量だけ上方に離れた位置において吐出口20の一部分を閉塞している。このような構成においても、シグナル圧検出部40で検出されるシグナル圧Psを高めて本発明が意図する作用を得ることが可能である。
本実施形態から理解されるように、本発明においては、抵抗板部をファンの吐出口からやや離れた配置とすることが可能であり、抵抗板部がファンの吐出口の内部および外部のいずれに位置するかは問わない。本発明においては、抵抗板部が吐出口の中央位置から周縁部の一部分寄りに偏った配置とされることが要件とされるが、この要件は、ファンの吐出口の対面方向視において満たされていればよい。ここで、「対面方向視」とは、吐出口の対面方向からみた意味であり、たとえばファンの吐出口が上向き開口の場合には平面視であり、吐出口が下向き開口の場合には底面視である。図9に示す構成では、シグナル圧検出部40が、吐出口20内に設けられているが、シグナル圧検出部40についても、抵抗板部41Cと同様に、吐出口20に接近させて吐出口20の外部に設けた構成とすることもできる。また、抵抗板部およびシグナル圧検出部の双方を吐出口の内部に配置した構成とすることもできる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る燃焼装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
たとえば、抵抗板部は、略三角形状や矩形状の平板状でなくてもよく、これらとは異なる形態の平板状、あるいは平板状以外の板状(たとえば、湾曲した板状、ヘの字状などに屈曲した板状)などとすることもできる。シグナル圧検出部は、ファンの吐出圧(シグナル圧)を検出可能であればよく、たとえばファンのケーシングに貫通孔を形成して、この貫通孔の開口部に吐出圧が作用するようにした構成、あるいは圧力調整弁に一端が接続された配管部材の他端を前記貫通孔に挿通し、前記配管部材の他端の開口部に吐出圧が作用するようにした構成などにすることもできる。圧力調整弁は、バーナに向けての燃料供給圧をシグナル圧に対応した圧力に制御する機能を有すればよく、その具体的な構造は限定されない。
ファンとしては、遠心ファン以外のファンを用いることも可能である。余り現実的ではないが、ファンの吐出口を矩形以外の形状、たとえば長円状や円形状に形成することも可能であり、このような場合であっても、本発明を適用することができる。
本発明に係る燃焼装置は、たとえば逆燃焼式(バーナで発生された燃焼ガスを下向きに進行させる方式)に構成することも可能であり、燃焼用空気や燃焼ガスが進行する方向は上向きに限定されない。また、本発明に係る燃焼装置は、給湯装置用である必要もなく、たとえば温風装置用、あるいは焼却用などの燃焼装置として構成することも可能であり、具体的な用途なども限定されない。
C 燃焼装置
B バーナ
V 圧力調整弁
Ps シグナル圧
c1〜c4 隅部(ファンの吐出口の)
2,2A ファン
20 吐出口(ファンの)
21 吸入口(ファンの)
24 周縁部(ファンの吐出口の)
24a〜24d 辺(周縁部の)
26a,26b 片面(ファンの)
40 シグナル圧検出部
41,41A〜41C 抵抗板部

Claims (4)

  1. バーナに燃焼用空気を供給するためのファンと、
    このファンの吐出圧をシグナル圧として検出するためのシグナル圧検出部と、
    前記バーナに向けての燃料供給圧を前記シグナル圧に対応した圧力に制御する圧力調整弁と、
    を備えている、燃焼装置であって、
    前記シグナル圧検出部の空気流れ方向下流部に位置して、前記シグナル圧を高めるための抵抗板部を備えており、
    この抵抗板部は、前記ファンの吐出口の対面方向視において、前記吐出口の中央位置から前記吐出口の周縁部の一部分寄りに偏った配置とされて、この周縁部の一部分寄りの領域のみを塞ぎ、かつこれ以外の他の領域を開放状態としており、
    前記ファンの吐出口は、矩形状であり、
    前記抵抗板部は、前記吐出口の対面方向視において、前記吐出口の4箇所の隅部のうち、いずれか1つの隅部のみを塞ぎ、または前記吐出口の周縁部の矩形状に繋がった4つの辺のうち、いずれか1つの辺寄りの領域のみを塞ぐように設けられていることを特徴とする、燃焼装置。
  2. 前記ファンは、前記吐出口の開口断面積が空気吐出方向において略一様な遠心ファンであり、
    前記シグナル圧検出部および前記抵抗板部は、前記吐出口の中心線を挟んで前記ファンの舌部とは反対側に位置している、請求項に記載の燃焼装置。
  3. 前記ファンは、前記吐出口の開口断面積が空気吐出方向下流側ほど増大する遠心ファンであり、
    前記シグナル圧検出部および前記抵抗板部は、前記ファンの舌部寄りに位置している、請求項に記載の燃焼装置。
  4. 前記ファンは、片面に吸入口を有する遠心ファンであり、
    前記シグナル圧検出部および前記抵抗板部は、前記ファンの前記片面とは反対の片面側に位置している、請求項ないしのいずれかに記載の燃焼装置
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