JP5544281B2 - 減速ギヤの製造方法 - Google Patents
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また、ウォームホイールを、冷間鍛造工程により形成された芯金と、芯金の外周に固定される合成樹脂製のギヤ部とで構成することが提案されている(例えば特許文献2を参照)。
一方、金属素材を用いてウォームホイールを軸方向から鍛造で成形するにしても、アンダーカット部分があるため、成形できない。
そこで、ウォームとウォームホイールを噛み合わせた状態で駆動回転させる、なじみ工程を実施した後、ウォームとウォームホイールのバックラッシ量を調整し、その後、製品として出荷するすることが考えられる。しかしながら、その場合、なじみ工程の追加により製造コストが高くなるという問題や、なじみ工程において歯面に荒れが生じたりするという問題の発生が予想される。
具体的に、上記歯形成形ブロックの凹部成形凸部によって成形された上記歯面の上記凹部の膨出変形を、上記バックアップブロックに設けられたバックアップ凸部(63,64)によって抑制する場合がある(請求項3)。この場合、一旦、成形された歯面の凹部が、例えば次の割り出し位置において、膨出変形して崩れてしまうことを抑制することができる。したがって、精度の良い歯形を形成することができる。
図1は本発明の一実施の形態の製造方法により製造された減速ギヤを含む電動パワーステアリング装置の模式図である。図1を参照して、電動パワーステアリング装置1は、操舵部材としてのステアリングホイール2と、ステアリングホイール2の回転に連動して転舵輪3を操舵する操舵機構4と、運転者の操舵を補助するための操舵補助機構5とを備えている。ステアリングホイール2と操舵機構4とは、ステアリングシャフト6および中間軸7を介して機械的に連結されている。
ステアリングシャフト6は、ステアリングホイール2に連結された入力軸8と、中間軸7に連結された出力軸9とを含む。入力軸8と出力軸9とは、トーションバー10を介して同一軸線上で相対回転可能に連結されている。
ピニオン軸13は、中間軸7に連結されている。ピニオン軸13は、ステアリングホイール2の操舵に連動して回転するようになっている。ピニオン軸13の先端(図1では下端)には、ピニオン16が設けられている。
操舵補助機構5は、操舵補助用の電動モータ18と、電動モータ18の出力トルクを操舵機構4に伝達するための伝達機構としての減速機構19とを含む。減速機構19は、駆動ギヤとしてのウォーム20と、このウォーム20と噛み合う減速ギヤ31とを含む。減速機構19は、ギヤハウジング21内に収容されている。 ウォーム20は、図示しない継手を介して電動モータ18の回転軸(図示せず)に連結されている。ウォーム20は、電動モータ18によって回転駆動される。また、減速ギヤ31は、ステアリングシャフト6とは一体回転可能に連結されている。
図3に示すように、減速ギヤ31の各歯部32は、互いに対向する一対の歯面34,35を有している。一方の歯面34は、基準の歯形形状として、はすば歯形形状をなす主体部36と、歯面34の一部(ウォーム20との歯当たり領域に相当する)に形成されウォームホイール歯形形状をなす凹部37とを有している。同じく、他方の歯面35は、基準の歯形形状として、はすば歯形形状をなす主体部38と、歯面35の一部(ウォーム20との歯当たり領域に相当する)に形成されウォームホイール歯形形状をなす凹部39とを有している。
具体的には、製造用中間体51は、鍛造金型40による鍛造代を確保するため、完成後の減速ギヤ31と比較して、その歯厚を太くされている。
具体的には、鍛造金型40Aとして、歯形成形ブロック42Aと、歯形成形ブロック42Aの両側の一対のバックアップブロック61,62とを設けた。歯形成形ブロック42Aおよび一対のバックアップブロック61,62は、ベース41Aと単一の材料で一体に形成されている。
本実施の形態によれば、歯形成形ブロック42Bの凹部成形凸部47,48により形成された製造用中間体51の歯面の凹部が、次の割り出し位置での鍛造ステップのときに、膨出変形して崩れてしまうことを防止することができる。したがって、精度の高い歯面を成形することができる。
Claims (4)
- 製造用中間体のはすば歯形を有する歯部を鍛造金型を用いて鍛造することにより、上記歯部の歯面の一部に、ウォームホイール歯形形状を成形する減速ギヤの製造方法であって、
上記ウォームホイール歯形形状が形成される上記歯面の上記一部は、ウォームとの歯当たり領域に相当する凹部であり、上記凹部は、上記鍛造金型の歯形成形ブロックに設けられた凹部成形凸部により成形され、
上記歯形成形ブロックに隣接して設けられたバックアップブロックによって、上記歯形成形ブロックによって成形される歯面とは反対側の歯面を受ける減速ギアの製造方法。 - 請求項1において、上記歯形成形ブロックによって成形される歯面とは反対側の歯面への肉の膨出変形を、上記反対側の歯面に当接するバックアップブロックによって抑制する減速ギヤの製造方法。
- 請求項2において、上記歯形成形ブロックの成形凸部によって成形された上記歯面の上記凹部の膨出変形を、上記バックアップブロックに設けられたバックアップ凸部によって抑制する減速ギアの製造方法。
- 請求項1から3の何れか1項において、上記バックアップブロックは、上記歯形成形ブロックとしても機能する減速ギヤの製造方法。
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