JP5016656B2 - ウォームギヤ - Google Patents

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本発明は、ウォームに特徴があるウォームギヤに関するものである。
従来、ウォーム(ねじ状の歯車)とウォームホイール(円板状の歯車)とを組み合わせたウォームギヤは、コンパクトな構造で大きな減速比が得られるため、そのような機能が要求される種々の装置に用いられている。例えば、ウォームホイールをステアリング軸に同軸に設け、ウォームを電動モータ(電動機)により駆動して補助操舵力を発生させるようにした自動車の電動パワーステアリング装置がある(例えば特許文献1参照)。
上記したような電動パワーステアリング装置において、ハンドル操作時の操舵トルクを検出する例えば磁歪式のトルクセンサをステアリングギヤボックス内に設けると共に、上記電動モータ及びウォームギヤからなる減速装置をステアリングギヤボックスに設け、トルクセンサを用いた操舵トルク検出値に基づきかつ車速信号等に応じてモータ駆動力を発生させるようにしたものがある。また、コラムとステアリングギヤボックスとの間を自在継ぎ手で連結した電動パワーステアリング装置では、コラム内に上記と同様のトルクセンサと減速装置とを設けて、上記と同様の制御でモータ駆動力を発生させるようにしたものがある。
特開2005−35513号公報
上記したような電動パワーステアリング装置では、減速装置(電動モータ及びウォームギヤ)が配設された部分の空間に占める大きさが問題となる。例えば、ステアリングギヤボックスに設けた場合には、運転者の足元空間を減少させることになり、コラムに設けた場合には運転者の膝空間を減少させることになるため、減速装置をできるだけ小径化して全体を小型化することが望まれている。
一方、ウォームの形状は、図4に示されるように形成されているものが公知である。図のウォーム31は、その軸線方向中間部分に形成されたねじ状の歯切り部Z2と、歯切り部Z2の軸線方向両側部分に設けられかつ軸受32・33により支持される各軸支部31a・31bとを有し、軸線方向一端部(図の左側)に同軸に結合される電動モータにより駆動される。
図4に示されるようなウォーム31を加工するには種々の加工方法があるが、例えば規定の歯形に対応した形状の歯切り工具を、円柱状素材の半径方向内向きに切り込み量相当分だけ進めかつ素材の回転に同期させて軸線方向(図の二点鎖線の矢印方向)に移動させて、その切削行程を繰り返して歯切りを行うものがある。その場合には、歯切り工具を、歯切り部Z2における切り込み開始位置から軸線方向に移動させつつ、切り込み深さを増していき、所定の切り込み量に達したらその位置を保持して所定長軸線方向に移動させ、切り込み終了位置手前から切り込みを深さを減少させていき、半径方向外側に逃がすようにする。このような歯切り加工では、図4に示されるように、歯切り部Z2における有効歯切り部(ウォームホイール22との噛み合い部分)Z2aの両側に不完全歯切り部Z2bが形成される。
また、有効歯切り部Z2aの範囲が狭い場合には、有効歯切り部Z2aに噛み合った状態のウォームホイール22の歯に不完全歯切り部Z2bが近いため、不完全歯切り部Z2bとウォームホイール22との間に噛み合い干渉が生じる虞がある。そのような噛み合い干渉は、有効歯切り部Z2aの範囲(ウォーム31の軸線方向における長さ)を長くすることで回避可能である。
しかしながら、ウォームギヤの大きさ(ウォームホイール22の径及びウォーム31の全長)に制限を設けて、不完全歯切り部Z2bの一部が軸支部31aに形成されてしまうような場合には、軸受32による十分な支持ができなくなるという問題が生じる。そのため、有効歯切り部Z2aの長さを上記噛み合い干渉が生じないように長くした設計を行う必要が生じ、ウォームギヤを小型化することができないという問題があった。また、有効歯切り部Z2aの歯底円から歯先に至るまで歯切り工具を逃がす場合に軸線方向移動にある程度の長さが生じ、その長さが不完全歯切り部Z2bの軸線方向長さに相当し、有効歯切り部Z2aに不完全歯切り部Z2bの長さを加えた長さがウォーム31の全長に影響する。
ウォーム31の全長が長くなった場合には、両軸支部32・33の支持スパン(図4のLs2)も長くなるため、ウォームホイール22側から荷重を受けた場合のウォーム31の軸線に略直交する向きの曲がり量(たわみ量)が大きくなる。それにより、ギヤの歯打ち音が大きくなるばかりでなく、振動が生じた場合のステアリング軸への振動伝達により操舵フィーリングを悪化させてしまう。そのような問題を回避するためには、剛性アップによりウォームギヤがより大型化するという問題があった。
このような課題を解決して、ウォームギヤの小型化を可能にするために、本発明に於いては、歯先円直径が一定の円筒ウォーム(21)と、前記ウォーム(21)と噛み合うウォームホイール(22)とを備えたウォームギヤであって、前記ウォーム(21)のねじ状の歯切り部(Z1)が、前記ウォームホイール(22)と噛み合う有効歯切り部(Z1a)と、前記ウォームホイール(22)との干渉を避けるべく前記有効歯切り部(Z1a)に隣接して設けられた不完全歯切り部(Z1b)とを有し、前記有効歯切り部(Z1a)が、歯底円直径が一定の中間領域(E1)と、前記中間領域(E1)の両端から前記不完全歯切り部(Z1b)に至る領域(E2)とを有し、前記有効歯切り部(Z1a)の前記中間領域(E1)の両端から前記不完全歯切り部(Z1b)に至る領域(E2)の歯底円直径が、前記ウォームホイール(22)の歯先円と干渉しない範囲で、前記有効歯切り部(Z1a)の中間領域(E1)の歯底円直径(d1)よりも拡径され、前記歯底円直径が拡径された部分(E2・Z1b)の歯底円直径が、前記歯切り部(Z1)の軸線方向端に至るに連れて漸増しているものとした。
ウォームのねじ状の歯切り部における規定歯切り部に隣接する部分に対しては、工具をウォームの軸線に沿う向きとウォームの半径方向との各移動の組み合わせることで、規定歯切り部の歯底円直径より拡径された歯底円の拡径歯底円歯切り部を形成することができる。これにより、規定の歯底円直径で形成された規定歯切り部に隣接する部分に、規定歯切り部の歯底円直径より拡径された歯底円で形成された拡径歯底円歯切り部が設けられ、その拡径歯底円歯切り部にもウォームホイールが何等問題なく噛み合い得るため、ウォームホイールとの噛み合い部分を拡径歯底円歯切り部まで含めることができ、従来の不完全歯切り部を設ける必要が無く、歯切り部の全長を短くすることができる。
特に、前記歯底円直径が拡径された部分(E2・Z1b)の歯底円直径が、前記歯切り部(Z1)の軸線方向端に至るに連れて漸増していると良い。これによれば、ウォームの剛性に大きく関係することになる歯底円を外径とする中実部分が、ウォームの軸線方向端部に設けられている軸支部に至るに連れて拡径されるため、軸線方向に対する拡径の増大率をウォームホイールの歯先円と干渉しない程度にすることにより、歯切り部の長さをできるだけ短くしてウォームの曲げ剛性を高めることができる。なお、例えば歯切り工具を軸線方向移動に応じて半径方向外側への逃がし量を増大させるという簡単な制御で加工することができ、加工が容易である。
また、前記ウォームは、電動機(3)により駆動され、かつ前記電動機(3)側とは相反する側の軸線方向端部に軸受(32・33)により支持される軸支部(21a・21b)を有し、前記歯切り部(Z1)の前記軸支部(21a・21b)との境における歯底円直径(D2)が、前記軸支部(21a・21b)の直径よりも大きいと良い。これによれば、ウォームの曲げ変形における支点となる軸支部との境で歯底円直径が最大となりかつ軸支部の直径よりも大きいことから、ウォームホイールからの荷重によるウォームの軸線に略直交する向きのたわみ量を抑制し得る。
このように本発明によれば、ウォームの歯切り部の長さを短くすることができ、それに伴って両軸支部間の長さも短くすることができるため、ウォームホイールからの荷重によるウォームの軸線に略直交する向きのたわみ量が減少し、ギヤの歯打ち音を小さくすることができると共に、それによる振動低減効果により、例えば電動パワーステアリング装置に適用した場合には良好な操舵フィーリングが得られる装置を提供し得る。また、ウォームの両軸支部間の長さが短いことにより、噛み合い部分に生じる発熱をウォーム両端部から外部へ逃がす熱伝導距離が短くなり、ウォームの歯面温度の上昇を低減できるという効果を奏し得る。
本発明が適用される電動パワーステアリング装置の全体構成図である。 図1に示したギヤボックスをII−II線で切断して示す断面図である。 (a)は本発明に基づくウォームを示す側面図であり、(b)は要部拡大側断面図である。 従来のウォームを示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明が適用された電動パワーステアリング装置の全体構成図である。この電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイール1の手動操舵力を軽減するための補助操舵力を電動モータ3により発生させるものである。
図の電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイール1にステアリング軸2を介して一体的に回転可能に連結されたピニオン4と、このピニオン4に噛合して車幅方向に往復動可能に設けられたラック軸5とを有するラックアンドピニオン機構6を備えている。ラック軸5の両端にはタイロッド7を介して操向車輪としての左右の前輪8のナックルアーム9が連結され、ステアリングホイール1の手動回転操作に応じて左右の前輪8が転舵されるようになっており、電動モータ3の駆動力は、ギアボックス10内にピニオン4と共に収容されたウォームギヤ11を介してステアリング軸2に入力される。
電動モータ3は、ステアリング制御装置(EPS ECU)13により制御される。このステアリング制御装置13には、ステアリングホイール1の操舵角を検出する操舵角センサ14、ピニオン4に作用する手動操舵トルクを検出する操舵トルクセンサ15、及び車速を検出する車速センサ16などの出力信号が入力されており、これらの信号に基づいて所要の補助操舵力が発生するように電動モータ3が制御される。
図2は、図1に示したギアボックス10をII−II線に沿って破断して示す断面図である。このギアボックス10においては、ハウジング20内に、電動モータ3の駆動力を減速してステアリング軸2に伝達するウォームギヤ11と、ステアリング軸2の回転運動をラック軸5の直動運動に変換するラックアンドピニオン機構6と、ステアリング軸2に作用する操舵トルクを検出する操舵トルクセンサ15とが収納されている。
ウォームギヤ11は、電動モータ3の出力軸と同軸的に連結されたウォーム21と、ステアリング軸2に外装された態様で同軸的に固定されたウォームホイール22とを有しており、電動モータ3の駆動力を駆動歯車としてのウォーム21に入力して被動歯車としてのウォームホイール22を回転させるようになっている。
なお、ウォーム21は、歯底円を外周とする芯部23の周囲に1条の歯24を備え、金属材料(例えば炭素鋼など)にて形成されている。このように1条の歯24を用いることによりウォームホイール22の歯数がそのまま減速比となるので、大きな減速比が得られ、トルクの小さい電動モータ3でも大きな倍力トルクが得られる。
他方、ウォームホイール22は、ステアリング軸2に結合される芯金部25と、この芯金部25の周囲を取り囲むように形成されて、外周に歯26が列設された環状の歯形成部27とを備えている。芯金部25は、金属材料にて形成されており、歯形成部27は合成樹脂材料(例えばポリアミド樹脂など)にて形成されており、歯形成部27はインサート成型などにて芯金部25と一体的に結合されている。
次に、本発明に基づくウォーム21について図3を参照して以下に説明する。なお、図3(a)は、従来例の図4に対応する図であり、上記と同様の部分については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
ウォーム21は、歯先円直径が一定(=d)の円筒ウォームに形成されており、ウォーム21の軸線方向両端部には各軸受32・33により支持される各軸支部21a・21bが設けられ、図3(b)に示されるように、両軸支部21a・21b間に所定長の歯切り部Z1を有している。歯切り部Z1は、ウォームホイール22が噛み合い得る歯形に形成されている有効歯切り部Z1aと、有効歯切り部Z1aへの噛み合い状態におけるウォームホイール22との干渉を避けるために有効歯切り部Z1aに隣接して設けられた不完全歯切り部Z1bとを有している。
また、有効歯切り部Z1aの歯底円直径は、中間領域E1で一定(=d1)であるが、中間領域Eの軸線方向両端から各不完全歯切り部Z1bに至る領域(有効歯切り部Z1aの不完全歯切り部Z1bに隣接する側の領域)E2では中間領域E1の歯底円直径d1より拡径されている。図示例では、中間領域E1の端から歯切り部Z1の軸線方向端に至るに連れて歯底円直径が漸増する形状に形成されている。これは、歯切り工具(図示せず)を、歯切り部Z1の軸線方向への移動に応じてウォーム21の半径方向外側に徐々に移動させる(逃がす)ことで簡単に形成することができる。
なお、領域E2では、ウォームホイール22が有効に噛み合い得るが、ウォームホイール22の歯先円は中間領域E1から遠ざかるに連れてウォーム21の半径方向外側に逃げる軌跡になる。それに応じて、領域E2における歯底円直径の変化がウォームホイール22の歯先円と干渉しない範囲で拡径していくことにより、ウォームホイール22との有効な噛み合いを確保しつつ、ウォームホイール22との干渉を回避することができる。
このように、有効歯切り部Z1aの範囲内である領域E2から歯底円直径が拡径するように形成されている。歯切り加工において歯切り工具をウォーム21の軸線方向端部で逃がすのに要する軸線方向移動距離が同一の場合には、従来例では不完全歯切り部Z1bでその移動距離を確保していた。それに対して、上記領域E2から歯切り工具を逃がし始める(拡径変化)加工により、歯切り工具を逃がすのに要する軸線方向移動距離は、領域E2と不完全歯切り部Z1bとで確保することができる。これにより、不完全歯切り部Z1bの軸線方向長さを短くすることができ、ウォーム21の全長も短くすることができる。
また、歯底円直径は、歯切り部Z1の軸線方向端で最大歯底円直径d2となる。図3における右側の不完全歯切り部Z1bの最大歯底円直径d2は、右側の軸支部21aとの境の部分であり、電動モータ3側となる図における左側には軸支部21bと有効歯切り部Z1aとの間に拡径胴部28が設けられており、左側の不完全歯切り部Z1bの最大歯底円直径d2は拡径胴部28と歯切り部Z1との境の部分である。また、図3(b)に示されるように、歯底円直径は、歯切り部Z1においてウォーム21の軸線方向について規定の歯底円直径d1から漸増して最大歯底円直径d2になるようにされており、芯部23の対応する部分は模式的にテーパ面で示されている。なお、図示例の最大歯底円直径d2は、軸支部21a・21bよりも拡径されている。
このように歯切り部Z1において、ウォーム21の軸線方向両端部にいくに従って中実軸に相当する芯部23の太さ(歯底円直径)が太くなることから、従来例の全長に亘って同一径となる歯切り部Z2に対して、本発明によるウォーム21の曲げ剛性は高くなる。なお、ウォーム21の軸線方向(X)についての歯底円直径(Y)の増加率(ΔY/ΔX)を、有効歯切り部Z1aでのウォームホイール22の噛み合い状態でウォーム21の歯底とウォームホイール22の歯先とが干渉せず、かつできるだけ大きくすることにより、ウォーム21の軸線方向に対する長さに対してできるだけ短い範囲で歯底円を大きく拡径することができる。
このようにウォーム21を形成することにより、有効歯切り部Z1aの歯先部分はウォームホイール22が噛み合い得る規定の歯形に形成されているが、有効歯切り部Z1aの歯底円直径が拡径された領域E2におけるウォームホイール22との噛み合い干渉が生じない。有効歯切り部Z1aの範囲内(領域E2)から歯底円直径を拡径することにより、不完全歯切り部Z1bを従来例より短くすることができ(Z1b<Z2b)、有効歯切り部Z1aの必要な長さを確保しつつ、歯切り部Z1を従来例より短くすることができる(Z1<Z2)。したがって、ウォーム21の全長を短くすることができるため、両軸支部21a・21bの支持スパン(図3のLs1)も短くなる(Ls1<Ls2)。
これにより、ウォームホイール22からの同一荷重によるウォーム21の軸線に略直交する向きのたわみ量が従来例のものよりも減少し、それにより、ギヤの歯打ち音を小さくすることができると共に振動も低減することができる。このような歯打ち音の減少及び振動低減効果により、本発明に基づくウォームギヤ11を例えば図示例のように電動パワーステアリング装置に適用した場合には良好な操舵フィーリングが得られる。また、ウォームの両軸支部間の長さが短いことにより、噛み合い部分に生じる発熱をウォーム両端部から外部へ逃がす熱伝導距離が短くなり、ウォームの歯面温度の上昇を低減でき、耐久性等を向上し得る。
なお、上記図示例では歯底円直径が漸増する例について示したが、階段状に拡径するものであっても良く、例えば、有効歯切り部Z1aの不完全歯切り部Z1b側の領域E2に中間領域E1の歯底円直径d1よりも拡径された歯底円直径が同一径で連続する部分を設けるようにしても良い。
本発明にかかるウォームギヤは、ウォームホイールからの荷重によるウォームの軸線に略直交する向きのたわみ量が減少するため、電動パワーステアリング装置に限定されず、ウォームギヤを用いた減速機構を有する装置として有用である。
3 電動モータ(電動機)
21 ウォーム
21a・21b 軸支部
22 ウォームホイール
32・33 軸受
Z1 歯切り部
Z1a 有効歯切り部
Z1b 不完全歯切り部

Claims (3)

  1. 歯先円直径が一定の円筒ウォームと、前記ウォームと噛み合うウォームホイールとを備えたウォームギヤであって、
    前記ウォームのねじ状の歯切り部が、前記ウォームホイールと噛み合う有効歯切り部と、前記ウォームホイールとの干渉を避けるべく前記有効歯切り部に隣接して設けられた不完全歯切り部とを有し、
    前記有効歯切り部が、歯底円直径が一定の中間領域と、前記中間領域の両端から前記不完全歯切り部に至る領域とを有し、
    前記有効歯切り部の前記中間領域の両端から前記不完全歯切り部に至る領域の歯底円直径が、前記ウォームホイールの歯先円と干渉しない範囲で、前記有効歯切り部の中間領域の歯底円直径よりも拡径され
    前記歯底円直径が拡径された部分の歯底円直径が、前記歯切り部の軸線方向端に至るに連れて漸増していることを特徴とするウォームギヤ。
  2. 前記ウォームは、電動機により駆動され、かつ前記電動機側とは相反する側の軸線方向端部に軸受により支持される軸支部を有し、
    前記歯切り部の前記軸支部との境における歯底円直径が、前記軸支部の直径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のウォームギヤ。
  3. 前記ウォームの前記歯底円直径が拡径された部分の歯切り加工において、前記有効歯切り部の前記中間領域の両端から歯切り工具を逃がし始めることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のウォームギヤの製造方法。
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