JP5539143B2 - 積層生地、それを用いてなる医療用被服および医療用資材 - Google Patents
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すなわち、本発明の趣旨は下記の通りである。
(1)トリコット基布がフィルムの両面に接着樹脂を介して積層された三層構造を有し、該トリコット基布がポリエステルフィラメントを含み、且つ生地中の閉じ目の編目が全編目の55%以上であり、該フィルムがポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主成分とし、且つトリコット基布と同系色の光散乱性を有するものであり、接着樹脂がポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主成分とすることを特徴とする積層生地。
(2)フィルムの一方の面にトリコット基布が全面接着され、フィルムの全面接着された面の反対側の面にトリコット基布がドット接着され、且つドット接着における接着面積がフィルム全面中10〜90%であることを特徴とする(1)の積層生地。
(3)フィルムの厚みが5〜50μmであることを特徴とする(1)または(2)の積層生地。
(4)接着樹脂の厚みが片面につき10〜100μmであることを特徴とする(1)から(3)のいずれかの積層生地。
(5)トリコット基布に導電性繊維が含有されることを特徴とする(1)から(4)のいずれかの積層生地。
(6)帯電電荷密度が7μC/m2以下であることを特徴とする(1)から(5)のいずれかの積層生地。
(7)(1)から(6)のいずれかの積層生地を用いてなる医療用被服。
(8)(1)から(6)のいずれかの積層生地を用いてなる医療用資材。
本発明の積層生地は、トリコット基布がフィルムの両面に接着樹脂を介して積層された三層構造を有するものである。
本発明においては、トリコット基布とフィルムの色相は、青系及び緑系であることが好ましい。青系及び緑系の色相は、血液の色目である赤系色の補色であるため、補色による残像を抑制する効果に優れる。その結果、本発明の積層生地を医療用途に用いた場合に、目の疲れが誘発されたり、生地欠点部の補色残像が患部と重なったりすることに起因する誤診が発現したりすることを防止できる。より具体的には、トリコット基布とフィルムの色相は、マンセル色相環における黄緑(GY)、緑(G)、青緑(BG)、青(B)、青紫(PB)の範囲内の色相が好ましく、緑(G)、青緑(BG),青(B)の範囲内の色相であることがより好ましい。
なお、実施例、比較例における各種性能評価は、下記の方法で行った。
ワッシャー型洗濯機を用い、積層生地を温度70℃、pH9、浴比1:30、1g/Lの洗剤で20分間洗濯処理した後、常温の水で4分×5回すすぎを行い、脱水・乾燥した。次いで、オートクレーブを用いて、135℃で8分間湿熱滅菌処理を行う工程を1回の処理とした。上記の処理を100回繰り返した後の、積層生地のタテ方向、ヨコ方向における寸法変化率を以下の式により求めた。
(寸法変化率)(%)=[(洗濯・滅菌処理後の寸法)/(洗濯・滅菌処理前の寸法)]×100
さらに、剥離・破れ等の破損有無、生地の退色状況を目視で確認した。
実施例及び比較例で得られた積層生地において、検反において両面のトリコット基布の欠点箇所数を計測し、該積層生地における単位長さあたりの個数(個/100m)に換算して求めた。
JIS L−1096(剛軟度測定、ハンドルオメーター法)に従って剛軟性の評価を行った。単位をNで示した。
実施例及び比較例で得られた積層生地において、積層加工生地の初期(加工上がり)、洗濯・滅菌処理を50回繰り返した後、および100回繰り返した後に、JIS L−1092(耐水度、低水圧法、10cm/min)に従って測定を行った。単位をcmで示した。
実施例及び比較例で得られた積層生地において、積層生地の初期(加工上がり)、および洗濯・滅菌処理を100回繰り返した後について、JIS L−1089(剥離強さ)に従って測定を行った。単位をN/2.5cmで示した。
実施例および比較例で得られた積層生地において、全面接着側の面、およびドット接着側の面から見た外観状態を目視で確認した。以下の基準で評価した。
○:モアレや編欠点等の外観欠点がなく全く無い。
△:モアレや編欠点等の外観欠点が、多少見受けられる。
×:モアレや編欠点等が、多く見受けられる。
実施例および比較例で得られた積層生地において、JIS L−1094(帯電電荷量測定、生地評価)に従って測定を行った。摩擦布として、アクリル製布およびナイロン製布を用いた。単位をμC/m2で示した。
日本マイヤー社製28ゲージトリコット編機を用い、以下の手順でトリコット基布Aを作製した。ポリエチレンテレフタレートフィラメントの仮撚加工糸56デシテックス/36フィラメント(ユニチカトレーディング社製)に、ポリエチレンテレフタレートフィラメントの仮撚加工糸56デシテックス/36フィラメント(ユニチカトレーディング社製)とポリエチレンテレフタレート導電性フィラメント原糸28デシテックス/2フィラメント(組成:ポリエチレンテレフタレート、導電性セラミック微粒子含有、ユニチカトレーディング社製、商品名「メガーナ(登録商標)E」)とをZ撚300T/Mで合撚した糸を、2本/吋のピッチで配列させた。そして、組織が、1−0/2−1/2−3/1−2である閉じ目のシングルアトラストリコット編地を編立した。次いで、分散染料を用いて、マンセル色相環で5Bに相当する青系の色目に、公知の条件で染色加工を実施し、トリコット基布A(生地密度:44ウェール/2.54cm×65コース/2.54cm)を作製した。
上述の28ゲージトリコット編機を用い、フロントの筬にポリエチレンテレフタレートフィラメント原糸60デシテックス/180フィラメント(ユニチカトレーディング社製)を配し、バックの筬にポリエチレンテレフタレートフィラメント33デシテックス/12フィラメント(ユニチカトレーディング社製)において、ポリエチレンテレフタレート製の導電性フィラメント28デシテックス/2フィラメント(組成:ポリエチレンテレフタレート、導電性セラミック微粒子含有、ユニチカトレーディング社製、商品名「メガーナ(登録商標)E」)を2本/吋のピッチで配列した。そしてフロントの筬組織が2−3/1−0であり、バックの筬組織が1−0/1−2である閉じ目のハーフトリコット編地を編立した。この編地に(分散染料)を用いて、マンセル色相環で5Bに相当する青系の色目で公知の条件で染色加工を実施し、次いで、液流染色浴中処理の条件で吸水加工を施して、生地密度が、35ウェール/2.54cm×52コース/2.54cmであるトリコット基布Bを作製した。
上述の28ゲージトリコット編機を用い、ポリエチレンテレフタレートフィラメントの仮撚加工糸56デシテックス/36フィラメント(ユニチカトレーディング社製)に、ポリエチレンテレフタレートフィラメントの仮撚加工糸56デシテックス/36フィラメント(ユニチカトレーディング社製)とポリエチレンテレフタレート導電性フィラメント原糸28デシテックス/2フィラメント(組成:ポリエチレンテレフタレート、導電性セラミック微粒子含有、ユニチカトレーディング社製、商品名「メガーナ(登録商標)E」)とをZ撚(300T/M)で合撚した糸を、2本/吋のピッチで配列した。そして、組織が、1−0/2−1/2−3/2−1の開き目を25%含んだシングルアトラストリコット編地を編立した。この編地に、分散染料を用いて、マンセル色相環で5Bに相当する青系の色目で公知の条件で染色加工を実施し、生地密度が、44ウェール/2.54cm×65コース/2.54cmのトリコット基布Cを作製した。
上述の28ゲージトリコット編機を用い、ポリエチレンテレフタレートフィラメントの仮撚加工糸56デシテックス/36フィラメント(ユニチカトレーディング社製)のみを用い、組織が、1−0/2−1/2−3/1−2の閉じ目のシングルアトラストリコット編地を編立した。この編地に分散染料を用いて、マンセル色相環で5Bに相当する青系の色目で公知の条件で染色加工を施し、生地密度が44ウェール/2.54cm×65コース/2.54cmのトリコット基布Dを作製した。
ポリプロピレン製押出ラミネート離型紙を用い、ポリカーボネートポリウレタン樹脂に、不透過の顔料を添加した樹脂を用いて、マンセル色相環で5Bに相当する青系の色目で膜厚70μmのフィルムを調製した。このフィルムの両面に、実施例1で得られたトリコット基布Aを、実施例1における全面接着およびドット接着と同様の条件で積層加工し、三層積層生地を作製した。そして、両耳端をカットして巾を揃えた後、表裏両面にフッ素系撥水剤を用いて撥水加工を施し、目付162.4g/m2の本発明の積層生地を得た。
ポリカーボネートポリウレタン樹脂に、不透過の顔料を添加して得られたマンセル色相環で5Bに相当する青系の色目で膜厚12μmのフィルムに、接着面積が全面接着の5%、接着樹脂の厚みが24μmとなるように調整したグラビアロールを用いた以外は、実施例1の全面接着と同様の条件で積層加工を行い、二層積層生地を作製した。
実施例1と同様に調整したポリカーボネートポリウレタンに、不透過の顔料を添加したマンセル色相環で5Bに相当する青系の色目で膜厚12μmのフィルムに、接着面積が全面接着の50%、接着樹脂の厚みが5μmとなるように調整したグラビアロールを用いた以外は実施例1と同様のドット接着と同様の条件でドット接着を行い、二層積層生地を作製した。
ポリカーボネートポリウレタン樹脂に不透過の顔料を添加して得られたマンセル色相環で5Bに相当する青系の色目で膜厚14μmのフィルムの両面に、実施例1のトリコット基布Aのアンダーラップ側を、ドットのないフラットなロールを用いて実施例1における全面接着と同様の条件で積層し、三層積層生地を作製した。この三層積層生地の両耳端をカットして巾を揃えた後、両面にフッ素系撥水剤を用いて撥水加工を施し、目付173.4g/m2の積層生地を得た。
フィルムの両面にトリコット基布Aのループ側を接着した以外は、実施例1と同様にして三層積層生地を作製した。そして、両耳端をカットして巾を揃えた後、両面にフッ素系撥水剤を用いて撥水加工を施し、目付152.5g/m2の積層生地を得た。
上述の28ゲージトリコット編機を用い、ポリエチレンテレフタレートフィラメントの仮撚加工糸56デシテックス/36フィラメント(ユニチカトレーディング社製)に、ポリエチレンテレフタレートフィラメントの仮撚加工糸56デシテックス/36フィラメント(ユニチカトレーディング社製)とポリエチレンテレフタレート導電性フィラメント原糸28デシテックス/2フィラメント(組成:ポリエチレンテレフタレート、導電性セラミック微粒子含有、ユニチカトレーディング社製、商品名「メガーナ(登録商標)E」)とをZ撚(300T/M)で合撚した糸を、2本/吋のピッチで配列した。そして、組織が、1−0/2−1/2−3/1−2/1−0/2−1/2−3/2−1/1−0/2−1/2−3/2−1/1−0/2−1/2−3/2−1の開き目を45%含んだシングルアトラストリコット編地を編立した。この編地に、分散染料を用いて、マンセル色相環で5Bに相当する青系の色目で公知の条件で染色加工を実施し、生地密度が、44ウェール/2.54cm×65コース/2.54cmのトリコット基布Fを作製した。
実施例1と同様に調整したポリカーボネートポリウレタンに、不透過の顔料を添加したマンセル色相環で5Bに相当する青系の色目で膜厚10μmのフィルムに、接着面積が全面接着の10%、接着樹脂の厚みが10μmとなるように調整したグラビアロールを用いた以外は実施例1と同様のドット接着と同様の条件でドット接着を行い、二層積層生地を作製した。
実施例1と同様に調整したポリカーボネートポリウレタンに、不透過の顔料を添加したマンセル色相環で5Bに相当する青系の色目で膜厚50μmのフィルムに、接着面積が全面接着の90%、接着樹脂の厚みが100μmとなるように調整したグラビアロールを用いた以外は実施例1と同様のドット接着と同様の条件でドット接着を行い、二層積層生地を作製した。
ポリカーボネートポリウレタン樹脂に、不透過の顔料を添加して得られたマンセル色相環で5Bに相当する青系の色目で膜厚12μmのフィルムに、接着面積が全面接着の95%、接着樹脂の厚みが24μmとなるように調整したグラビアロールを用いた以外は、実施例1の全面接着と同様の条件で積層加工を行い、二層積層生地を作製した。
ポリプロピレン製押出ラミネート離型紙を用い、ポリカーボネートポリウレタン樹脂に、不透過の顔料を添加した樹脂を用いて、マンセル色相環で5Bに相当する青系の色目で膜厚5μmのフィルムを調製した。このフィルムの両面に、実施例1で得られたトリコット基布Aを、実施例1における全面接着およびドット接着と同様の条件で積層加工し、三層積層生地を作製した。そして、両耳端をカットして巾を揃えた後、表裏両面にフッ素系撥水剤を用いて撥水加工を施し、目付146.8g/m2の本発明の積層生地を得た。
実施例1と同様に調整したポリカーボネートポリウレタンに、不透過の顔料を添加したマンセル色相環で5Bに相当する青系の色目で膜厚12μmのフィルムに、接着面積が全面接着の50%、接着樹脂の厚みが130μmとなるように調整したグラビアロールを用いた以外は実施例1と同様のドット接着と同様の条件でドット接着を行い、二層積層生地を作製した。
上述の28ゲージトリコット編機を用い、ポリエチレンテレフタレートフィラメントの仮撚加工糸56デシテックス/36フィラメント(ユニチカトレーディング社製)に、ポリエチレンテレフタレートフィラメントの仮撚加工糸56デシテックス/36フィラメント(ユニチカトレーディング社製)とポリエチレンテレフタレート導電性フィラメント原糸28デシテックス/2フィラメント(組成:ポリエチレンテレフタレート、導電性セラミック微粒子含有、ユニチカトレーディング社製、商品名「メガーナ(登録商標)E」)とをZ撚(300T/M)で合撚した糸を、2本/吋のピッチで配列した。そして、組織が1−0/1−2/2−3/2−1である開き目を50%含んだシングルアトラストリコット編地を編立した。この編地にこの編地に分散染料を用いて、マンセル色相環で5Bに相当する青系の色目で公知の条件で染色加工を施し、生地密度が、44ウェール/2.54cm×65コース/2.54cmのトリコット基布Eを作製した。
ポリプロピレン製押出ラミネート離型紙を用い、ポリエステル系ポリウレタン樹脂に、不透過の顔料を添加した樹脂を用いて、マンセル色相環で5Bに相当する青系の色目で膜厚14μmのフィルムを作製した。
ポリプロピレン製押出ラミネート離型紙を用い、顔料を含まないポリカーボネートポリウレタン樹脂を用いて、膜厚14μmのフィルムを調製した。
ポリプロピレン製押出ラミネート離型紙を用い、ポリカーボネートポリウレタン樹脂に不透過の顔料を添加した樹脂を用いて、マンセル色相環で5Bに相当する青系の色目で膜厚14μmのフィルムを調製した。このフィルムに、トリコット基布Aのアンダーラップ側を、耐熱性の無いポリウレタン樹脂に芳香族系ポリイソシアネート架橋剤とアミン系促進剤を加えた接着樹脂を用いて、接着面積を全面接着の50%、接着樹脂の厚みが24μmとなるように調整したグラビアロールで、温度100℃×線圧1.5kg/cmの条件で加圧してドット接着し、常温下で48時間放置・熟成して、二層積層生地を作製した。
実施例1と同様に調整した二層積層生地の両耳端をカットして巾を揃えた後、トリコット基布面にフッ素系撥水剤を用いて撥水加工を施し、目付90.8g/m2の積層生地を得た。
日本マイヤー社製24ゲージトリコット編機を用い、ポリエチレンテレフタレート100%紡績糸40番手単糸(ユニチカトレーディング社製)に、ポリエチレンテレフタレート100%紡績糸40番手単糸(ユニチカトレーディング社製)とポリエチレンテレフタレート導電性フィラメント原糸(28デシテックス/2フィラメント)(組成:ポリエチレンテレフタレート、導電性セラミック微粒子含有)(ユニチカトレーディング社製、商品名「メガーナ(登録商標)E」)とをZ撚(300T/M)で合撚した糸を、2本/吋のピッチで配列した。そして、組織が、1−0/2−1/2−3/1−2の閉じ目のシングルアトラストリコット編地を編立した。この編地に、分散染料を用いて、マンセル色相環で5Bに相当する青系の色目で公知の条件で染色加工を実施し、生地密度が、35ウェール/2.54cm×40コース/2.54cmのトリコット基布Gを作製した。
ポリプロピレン製押出ラミネート離型紙を用い、ポリカーボネートポリウレタン樹脂に不透過の顔料を添加した樹脂を用いて、マンセル色相環で5Pに相当する紫系の色目で膜厚12μmのフィルムを調製した。このフィルムの両面に、実施例1で得られたマンセル色相環で5Bに相当する青系の色目のトリコット基布Aを、実施例1における全面接着およびドット接着と同様の条件で積層加工し、三層積層生地を作製した。そして、両耳端をカットして巾を揃えた後、表裏両面にフッ素系撥水剤を用いて撥水加工を施し、目付152.5g/m2の積層生地を得た。
実施例5は、フィルムの厚みが好ましい範囲より過大であったため、柔軟性に改善の余地を残すものであった。
実施例13は、ドット接着における接着面積の割合が高すぎた為、トリコット基布を全面接着したものとほとんど差がなくなり、柔軟性に改善の余地を残すものであった。
実施例15は、接着樹脂の厚みが過大であったため、接着時に余剰の接着樹脂がトリコット基布の表面まで浸透して、外観的に劣るものであった。
比較例2は、フィルムにポリエステル系ポリウレタン樹脂を使用した為、洗濯・滅菌処理を50回繰り返した後にフィルムの劣化を起こし、洗濯・滅菌処理によりフィルムが劣化し、80回の時点でフィルム破れ・剥離が発生した。すなわち、耐久性に劣るものであった。
比較例6は、トリコット基布がフィラメントではなく紡績糸から構成されていた為、生地表面の毛羽立ちが多く、また洗濯回数を増す毎に毛羽立ちの程度が大きくなり、外観上劣るものであった。また、生地から脱落する毛羽・ホコリ等も多く、これらの患部・術部への付着が懸念されるものであった。
Claims (8)
- トリコット基布がフィルムの両面に接着樹脂を介して積層された三層構造を有し、該トリコット基布がポリエステルフィラメントを含み、且つ生地中の閉じ目の編目が全編目の55%以上であり、該フィルムがポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主成分とし、且つトリコット基布と同系色の光散乱性を有するものであり、接着樹脂がポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を主成分とすることを特徴とする積層生地。
- フィルムの一方の面にトリコット基布が全面接着され、フィルムの全面接着された面の反対側の面にトリコット基布がドット接着され、且つドット接着における接着面積がフィルム全面中10〜90%であることを特徴とする請求項1記載の積層生地。
- フィルムの厚みが5〜50μmであることを特徴とする請求項1または2に記載の積層生地。
- 接着樹脂の厚みが片面につき10〜100μmであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の積層生地。
- トリコット基布に導電性繊維が含有されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の積層生地。
- 帯電電荷密度が7μC/m2以下であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の積層生地。
- 請求項1から6のいずれかに記載の積層生地を用いてなる医療用被服。
- 請求項1から6のいずれかに記載の積層生地を用いてなる医療用資材。
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