JP5537780B2 - 軽油組成物 - Google Patents
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一方、流動接触分解(FCC)装置より生成する接触分解軽油(LCO:Light Cycle Oil)留分は、比較的重質(沸点180℃以上)であり、オレフィン分、硫黄分、多環芳香族分がいずれも多く、セタン価が低いことから、ガソリン基材、灯油基材、もしくは、軽油基材として活用することが難しいため、従来は、重油基材として使用されていた。
しかし、近年、環境問題により重油を燃焼機関に使用した場合の排出ガスが問題となっており、その硫黄分、多環芳香族分の低減、セタン価の向上が求められている。このため、LCO留分の有効活用が課題となっている。
特許文献1には、FT合成油に対し、芳香族分が40容量%以上70容量%以下、硫黄分が30質量ppm以下等特定の性状を有するFCC装置より得られる石油系炭化水素混合物を組成物全量基準で10〜30容量%含有した、引火点が45℃以上である燃料組成物が記載されている。
〔1〕流動接触分解(FCC)装置より得られた接触分解軽油(LCO:Light Cycle Oil)留分を少なくとも水素化分解した後、分離して得られた沸点範囲190℃以上の留分からなり、硫黄分が1質量ppm以下である基材を25〜55容量%、及びGTL(Gas to Liquid)軽油を45〜75容量%含有し、下記の性状(1)〜(9)を有する軽油組成物、
(1)硫黄分:1質量ppm以下
(2)セタン指数:60以上
(3)総発熱量:37200J/ml以上
(4)密度(15℃):0.81〜0.84g/cm 3
(5)動粘度(30℃):2.5〜3.5mm 2 /s
(6)芳香族分:25容量%以下
(7)不飽和分:1容量%以下
(8)飽和分:75容量%以上
(9)蒸留性状:10容量%留出温度(T10) 190〜230℃
30容量%留出温度(T30) 230〜260℃
50容量%留出温度(T50) 260〜290℃
70容量%留出温度(T70) 290〜310℃
90容量%留出温度(T90) 310〜340℃
〔2〕上記沸点範囲190℃以上の留分からなる基材が、(b)芳香族分が55容量%以下、かつ(c)多環芳香族分が10容量%以下である、上記〔1〕に記載の軽油組成物、
〔4〕GTL(Gas To Liquid)軽油に、流動接触分解(FCC)装置より得られた接触分解軽油(LCO:Light Cycle Oil)留分を少なくとも水素化分解した後、分離して得られた沸点範囲190℃以上の留分からなり、硫黄分が1質量ppm以下である基材を、全組成物に対し20〜55容量%配合する、軽油の発熱量向上方法、
に関する。
FCC装置より得られるLCO留分は、主に原油から得られる重質軽油、減圧軽油、常圧残油、減圧残油、脱瀝油等の留分並びに沸点が190℃以上の分解留分の一種以上の混合油を減圧軽油水素化脱硫装置や重油水素化脱硫装置等で水素化脱硫処理した留分をFCC装置において流動接触分解して得られるるものであれば、特に制限はないが、一般に、沸点範囲180〜390℃、密度0.88〜0.99g/cm3、硫黄分0.1〜0.6質量%、芳香族分60〜90容量%、多環芳香族分30〜80容量%の性状を有するものである。
また、水素化分解活性成分やリンは、通常水素化分解活性成分やリンを含む化合物を脱イオン水に溶解させた含浸液として耐火性無機酸化物担体に含浸・担持される。含浸液中の水素化分解活性成分やリンの含有量は、目標とする担持量から計算で求める。水素化分解活性成分やリンを含む化合物を脱イオン水に溶解させた後、その含浸液の液量を、担持する耐火性無機酸化物担体の吸水量に等しくなるように調整した後、含浸・担持させることができる。
さらに、水素化分解活性成分やリンを耐火性無機酸化物担体に高分散させるために、界面活性剤等の水溶性有機物を添加するのが好ましい。添加する水溶性有機物としては、分子量が90〜10000のポリエチレングリコールが好適である。上記ポリエチレングリコールを添加する場合、その添加量は耐火性無機酸化物担体に対して2〜20質量%、より好ましくは3〜15質量%である。添加量が上記範囲内であれば、水素化分解活性成分やリンを耐火性無機酸化物担体に高分散でき好ましい。
水素化処理活性(脱窒素活性、脱硫活性)の点から、モリブデン、タングステン、コバルト、ニッケルが好適である。
上記観点から、モリブデンを含む化合物としては、三酸化モリブデン、モリブデン酸アンモニウムが好ましく、タングステンを含む化合物としては、三酸化タングステン、タングステン酸アンモニウムが好ましい。また、コバルトを含む化合物としては、炭酸コバルト、塩基性炭酸コバルト、硝酸コバルトが好ましく、ニッケルを含む化合物としては、炭酸ニッケル、塩基性炭酸ニッケル、硝酸ニッケルが好ましい。
上記水素化分解活性成分やリンの担持量は、触媒体として、酸化物基準で、モリブデン(MoO3)、タングステン(WO3)が10〜30質量%、コバルト(CoO)、ニッケル(NiO)が1〜6質量%、リン(P2O5)は5質量%以下が好適である。
これらの中でも、アルミナやシリカ−アルミナと強い固体酸性を有する耐火性の結晶性アルミノシリケートの組み合わせが好適である。
強い固体酸性を有する結晶性アルミノシリケートとしては、Y型ゼオライト、βゼオライト、モルデナイト等が挙げられる。特にY型ゼオライトを修飾処理ないし安定化処理したものが好ましい。修飾処理したY型ゼオライトとしては、特に鉄イオンでイオン交換したY型ゼオライト(以下、鉄ゼオライトと称することがある。)が好適である。鉄ゼオライトの物性としては、SiO2/Al2O3(モル比)が3.5以上、さらには4.6以上であることが好ましく、2.420〜2.440nmの格子定数を有するものが好適である。
耐火性無機酸化物担体の形状としては特に限定されないが、円柱、三つ葉、四つ葉等の成型体が好適である。
焼成処理は、空気雰囲気下、通常550℃以下の温度で行う。また、焼成処理時間は通常0.5〜48時間、好ましくは1〜24時間である。
また、LCO留分の水素化分解率を上記範囲で行うため、反応温度は320〜430℃、水素分圧は5〜15MPa、液空間速度(LHSV)は0.3〜3.0h-1、水素/油比は1000〜3000Nm3/KLの条件下で行うことが好ましい。
水素化精製活性成分やリンは、通常水素化精製活性成分やリンを含む化合物を脱イオン水に溶解させた含浸液として耐火性無機酸化物担体に含浸・担持される。含浸液中の水素化精製活性成分やリンの含有量は、目標とする担持量から計算で求める。水素化精製活性成分やリンを含む化合物を脱イオン水に溶解させた後、その含浸液の液量を、担持する耐火性無機酸化物担体の吸水量に等しくなるように調整した後、含浸・担持させることができる。
水素化精製活性成分、リン、有機酸、水溶性有機物等の添加量は、水素化分解触媒の調製の場合と同様である。
また、上記水素化精製活性成分やリンの担持量は、触媒体として、酸化物基準で、モリブデン(MoO3)、タングステン(WO3)が10〜40質量%、コバルト(CoO)、ニッケル(NiO)が2〜10質量%、リン(P2O5)は1〜10質量%以下が好適である。
さらに、アルミナに水溶性チタン化合物を含浸・担持したものも好適に使用される。チタンの担持量は、1〜10質量%が好ましく、2〜5質量%がより好ましい。チタンの担持量が1質量%以上であれば水素化精製能向上の効果が大きく、10質量%を超える担持量であっても水素化精製能の向上に更に寄与することはない。
また、シリカ−アルミナ中のシリカ(SiO2)の含有量は1〜20質量%が好適である。
耐火性無機酸化物担体の形状としては特に限定されないが、円柱、三つ葉、四つ葉等の成型体が好適である。
焼成処理は、空気雰囲気下、通常550℃以下の温度で行い、場合によっては300℃以下の比較的低温で焼成処理を行うこともある。また、焼成処理時間は通常0.5〜48時間、好ましくは1〜24時間である。
得られた本発明の基材は、その用途が軽油基材であることから、沸点範囲は190〜400℃であることが好ましく、より好ましくは190〜370℃である。また、低硫黄化の観点からは、(a)硫黄分が20質量ppm以下であることが好ましく、より好ましくは10質量ppm以下、更に好ましくは1質量ppm以下である。
上記本発明の基材は、発熱量や低硫黄化の点から、本発明の軽油組成物中に25〜55容量%含有され、好ましくは30〜50容量%含有され、更に好ましくは35〜50容量%含有される。
ここで、GTL軽油とは、水素及び一酸化炭素を主成分とする混合ガス(合成ガス)に対してFT反応(フィッシャー・トロプシュ反応)を適用させて得られるナフサ、灯油、軽油相当の液体留分、およびこれらを水素化精製及び/又は水素化分解することによって得られる炭化水素混合物、およびFT反応により液体留分およびFTワックスを生成し、これを水素化精製及び/又は水素化分解することにより得られる炭化水素混合物からなる合成油を示す。
上記触媒を用いてFT反応を行う場合の反応温度は、反応性、液体留分およびFTワックスの生成効率の点から、180℃以上320℃以下であることが好ましく、200℃以上300℃以下であることがより好ましい。
反応圧力(一酸化炭素と水素からなる合成ガスの分圧)は特に制限が無いが、液体燃料の収率や経済性などの点から、0.5MPa以上7MPa以下が好ましく、2MPa以上4MPa以下がより好ましい。
水素化精製に用いる触媒は水素化活性金属を無機酸化物(例えば、アルミナ、チタニア、ジルコニア、ボリア、シリカ、ゼオライト)等の多孔質担体に担持したものが一般的であるが、同様の効果が得られる触媒であれば本発明はその形態を何ら限定するものではない。活性金属としては、ルテニウム、ロジウム、イリジウム、パラジウム、白金等の周期表第8族金属から選ばれる少なくとも一種の金属、あるいはコバルト−モリブデン、ニッケル−モリブデン、ニッケル−コバルト−モリブデン、ニッケル−タングステン等の周期表第6族および第8族金属から選ばれる少なくとも一種類の金属等が挙げられる。
上記GTL軽油は、LCO留分由来の基材の燃焼性改善の観点からセタン価を向上させるため、本発明の軽油組成物中に、好ましくは45〜75容量%、より好ましくは50〜70容量%含有されることが好ましい。
(1)硫黄分が5質量ppm以下
(2)セタン指数が60以上
(3)総発熱量が37200J/ml以上
硫黄分が5質量ppm以下であれば、ディーゼル燃料に使用した場合、排ガス中のSOxやPMの排出量が増加することを抑制することができ、また、ディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)やNOx触媒などの後処理装置が劣化することを防ぐこともできる。このような観点から、軽油組成物中の硫黄分は、1質量ppm以下であることがより好ましい。なお、硫黄分の含有量は、上記本発明の基材の場合も含め、JIS K 2541−2の「原油及び石油製品−硫黄分試験方法−微量電量滴定式酸化法」に従って測定した値である。
(4)密度(15℃):0.81〜0.84g/cm3
(5)動粘度(30℃):2.5〜3.5mm2/s
(6)芳香族分:25容量%以下
(7)不飽和分:1容量%以下
(8)飽和分:75容量%以上
(9)蒸留性状:10容量%留出温度(T10) 190〜230℃
30容量%留出温度(T30) 230〜260℃
50容量%留出温度(T50) 260〜290℃
70容量%留出温度(T70) 290〜310℃
90容量%留出温度(T90) 310〜340℃
なお、上記密度は、前記本発明の基材の場合も含め、JIS K 2249の「原油及び石油製品−密度試験方法及び密度・質量・容量換算表」に従って測定した値である。
なお、上記30℃における動粘度は、JIS K 2283の「原油及び石油製品−同粘度試験方法及び粘度指数算出方法」に従って測定した値である。
なお、上記芳香族分は、上記本発明の基材の場合も含め、石油学会規格JPI−5S−49−97「石油製品−炭化水素タイプ試験方法−高速液体クロマトグラフ法」に従って測定した値である。
なお、上記不飽和分及び飽和分は、いずれも上記石油学会規格JPI−5S−49−97「石油製品−炭化水素タイプ試験方法−高速液体クロマトグラフ法」に従って測定した値である。
なお、上記T10ないしT90は、JIS K 2254「石油製品−蒸留試験方法」に基づいて測定した蒸留性状から求めた値である。
ここにおける、基材Aについては、上述の本発明の基材に相当し、その組成、性状及び製造方法等については、前述の通りである。また、GTL軽油についても前述の通りである。軽油組成物の各組成、性状についても前述のとおりである。
〔軽油組成物の性状と組成〕
(1)密度
JIS K 2249に準拠して測定した。
(2)蒸留性状
JIS K 2254により測定した。
(3)動粘度
JIS K 2283に準拠して測定した。
JIS K 2280に準拠して測定した。
(5)芳香族分、不飽和分及び飽和分
石油学会規格JPI−5S−49−97に準拠して測定した。
(6)硫黄分
JIS K 2541−2に準拠して測定した。
(7)総発熱量
JIS K 2279により測定した。
第1表に示した性状及び組成を有する各基材を、第2表に示す割合で混合して、軽油組成物を調製した。その性状及び組成を測定した結果を第2表に示す。
第1表中のDKは脱硫灯油である。また、本発明の基材は以下の方法で製造した。なお、GTL軽油は市販GTLを蒸留により分離した。各々の組成、性状は第1表に示す通りである。
(1)水素化精製触媒の調製
国際公開特許WO2002/049963の記載に基づき、チタン含有水溶液を調製した。500℃で4時間焼成することにより求めたTiO2の割合が85質量%である含水酸化チタンの粉末12.7gと70gの脱イオン水を内容積1Lのガラス製ビーカーに入れ、撹拌し、スラリー化した。次に、35質量%過酸化水素水78.7gと26質量%のアンモニア水26.5gを混合した水溶液を上記含水酸化チタンスラリーに添加した。その後、25℃を維持したまま3時間撹拌し、黄緑色で透明なチタン含有水溶液を得た。そこへクエン酸第1水和物28.4gを添加した。その後、30℃以下の温度で6時間保持した後、80〜95℃で12時間保持することにより透明なチタン含有水溶液120gを得た。得られたチタン含有水溶液58.5gを分取し、脱イオン水で希釈して80mLとし、細孔容量0.8mL/gで四つ葉のアルミナ100gに、常圧下で含浸した。その後、ロータリーエバポレーターを用い、減圧下、70℃で1時間乾燥した後に、120℃で3時間乾燥し、最後に空気雰囲気下500℃で4時間焼成し、TiO2が5質量%担持されたアルミナ担体を得た。
水素化分解触媒は、特許公報第2908959号に基づき、ニッケル−モリブデン含有水溶液をアルミナ担体に含浸・担持して調製した。
まず、Na2O含有量が1.2質量%で、SiO2/Al2O3比(モル比)が5.0である粉末状のNH4Y型ゼオライト2kgをロータリーキルン内に投入し、700℃で3時間セルフスチーミング処理を行い、スチーミング処理Y型ゼオライトを得た。このスチーミング処理Y型ゼオライト400gに濃度1.0モル/Lの硝酸第二鉄水溶液4kgと、スチーミング処理Y型ゼオライト1kg当たりHNO3が10モル量となる量の硝酸(濃度1.5モル/L)を添加し、75℃で2時間撹拌した後、ろ過した。得られた固形分を温水洗浄し、鉄含有Y型ゼオライトを得た。得られた鉄含有Y型ゼオライトのSiO2/Al2O3比(モル比)は40で、鉄の担持量は5.0質量%であった。
高圧固定床流通式のベンチ反応器を2基直列に連結し、前段に水素化精製触媒50mL、後段に水素化分解触媒を50mL充填した。
まず、前処理として、ジメチルジスルフィドを添加して硫黄分濃度を2質量%に調整した中東系軽油をベースとする予備硫化油を水素ガスとともに流通させて、温度240℃で4時間、290℃で9時間予備硫化を行った。予備硫化後、硫黄分濃度1.1質量%、密度0.846g/cm3の中東系原油に切り替え、310℃で24時間硫化を行った。
次に、表1の接触分解軽油(LCO)に切り替えて水素化分解反応を行った。前段の水素化精製反応の反応温度は370℃、後段の水素化分解反応の反応温度は405℃とし、反応圧力は水素化分解反応器出口で8MPa、水素/原料油比は水素化精製反応器入口で2000Nm3/KL、LHSVは水素化精製触媒と水素化分解触媒合計で、0.8h-1の条件に調整して行った。
Claims (4)
- 流動接触分解(FCC)装置より得られた接触分解軽油(LCO:Light Cycle Oil)留分を少なくとも水素化分解した後、分離して得られた沸点範囲190℃以上の留分からなり、硫黄分が1質量ppm以下である基材を25〜55容量%、及びGTL(Gas to Liquid)軽油を45〜75容量%含有し、下記の性状(1)〜(9)を有する軽油組成物。
(1)硫黄分:1質量ppm以下
(2)セタン指数:60以上
(3)総発熱量:37200J/ml以上
(4)密度(15℃):0.81〜0.84g/cm 3
(5)動粘度(30℃):2.5〜3.5mm 2 /s
(6)芳香族分:25容量%以下
(7)不飽和分:1容量%以下
(8)飽和分:75容量%以上
(9)蒸留性状:10容量%留出温度(T10) 190〜230℃
30容量%留出温度(T30) 230〜260℃
50容量%留出温度(T50) 260〜290℃
70容量%留出温度(T70) 290〜310℃
90容量%留出温度(T90) 310〜340℃ - 前記沸点範囲190℃以上の留分からなる基材が、下記性状(b)〜(c)を有する、請求項1に記載の軽油組成物。
(b)芳香族分が55容量%以下
(c)多環芳香族分が10容量%以下 - (イ)流動接触分解(FCC)装置より得られた接触分解軽油(LCO:Light Cycle Oil)留分を少なくとも水素化分解した後、分離して得られた沸点範囲190℃以上の留分からなり、硫黄分が1質量ppm以下である基材Aを得る工程、(ロ)該基材A 25〜55容量%を、GTL(Gas To Liquid)軽油45〜75容量%と混合する工程、を有する、(1)硫黄分が1質量ppm以下、(2)セタン指数が60以上、かつ(3)総発熱量が37200J/ml以上である軽油組成物の製造方法。
- GTL(Gas To Liquid)軽油に、流動接触分解(FCC)装置より得られた接触分解軽油(LCO:Light Cycle Oil)留分を少なくとも水素化分解した後、分離して得られた沸点範囲190℃以上の留分からなり、硫黄分が1質量ppm以下である基材を、全組成物に対し25〜55容量%配合する、軽油の発熱量向上方法。
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