JP5537142B2 - 磁気共鳴イメージング装置及び磁気共鳴撮像方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置及び磁気共鳴撮像方法 Download PDF

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Description

本発明は、磁気共鳴イメージング装置及び磁気共鳴撮像方法に関する。
近年、循環器系の医用画像を撮影する場合などには、被検体の心電信号に同期させて撮影する心電同期撮影の手法が採用されている。例えば、特許文献1には、磁気共鳴イメージング装置による心電同期撮影の手法が開示されている。
もっとも、心電同期撮影の手法では、被検体の動きや不整脈などに起因して心拍に乱れが生ずることがあり、医師は、異常画像(ゴースト画像)や位相ずれの画像を読影せざるを得ない。このため、従来の装置は、不正な同期間隔を検出する構成を備え、不正な同期間隔を検出すると、心電同期撮影を中断し、撮影を初めからやり直すなどしていた。
特開2008−125986号公報
しかしながら、上記した従来の技術では、撮影時間が長くなるという課題があった。すなわち、従来の技術では、不正な同期間隔を検出することはできても、結局、撮影を初めからやり直すより他はなかった。このため、収集していたデータは破棄され、長時間の撮影時間が無駄になるばかりか、撮影を初めからやり直す結果、撮影に要する時間が長くなり、被検者の拘束時間も長くなっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、撮影時間を短縮することが可能な磁気共鳴イメージング装置及び磁気共鳴撮像方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかる磁気共鳴イメージング装置は、被検体の心電信号に同期して該被検体に関する生データを取得する取得部と、前記心電信号について不正な同期間隔を検出する検出部と、前記検出部によって不正な同期間隔が検出されると、該不正な同期間隔と該不正な同期間隔の少し前の同期間隔とを含む所定数の心拍分の同期間隔において前記取得部によって取得された生データを、選択的に再取得するように該取得部を制御する取得制御部とを備える。
また、本発明の他の態様にかかる磁気共鳴撮像方法は、被検体の心電信号に同期して該被検体に関する生データを取得し、前記心電信号について不正な同期間隔を検出する検出し、不正な同期間隔が検出されると、該不正な同期間隔と該不正な同期間隔の少し前の同期間隔とを含む所定数の心拍分の同期間隔において取得された生データを、選択的に再取得するように制御する、ことを含む。
発明によれば、撮影時間を短縮するという効果を奏する。
図1は、実施例1に係るMRI装置の概要を説明するための図である。 図2は、実施例1に係るMRI装置の構成を示すブロック図である。 図3は、心電同期タイミングチャートを示す図である。 図4は、心電同期タイミングチャートを示す図である。 図5は、撮影手法を説明するための図である。 図6は、シーケンス情報を説明するための図である。 図7は、生データの転送制御を説明するための図である。 図8Aは、リアルタイムシーケンサによる処理手順を示すフローチャートである。 図8Bは、リアルタイムシーケンサによる処理手順を示すフローチャートである。 図9は、生データバッファ基板による処理手順を示すフローチャートである。 図10は、生データの転送制御を説明するための図である。 図11は、リアルタイムシーケンサによる処理手順を示すフローチャートである。 図12は、心電同期タイミングチャートを示す図である。 図13は、心電同期タイミングチャートを示す図である。 図14は、生データの転送制御を説明するための図である。 図15は、実施例4に係るMRI装置の構成を示すブロック図である。 図16は、リアルタイムシーケンサによる処理手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置(以下、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置という)及び磁気共鳴撮像方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本発明が限定されるものではない。
[実施例1に係るMRI装置の概要]
まず、図1を用いて、実施例1に係るMRI装置の概要を説明する。図1は、実施例1に係るMRI装置の概要を説明するための図である。
図1に示すように、実施例1に係るMRI装置においては、心電同期部が、被検体の心電信号に同期したゲート信号を生成し、生成したゲート信号をリアルタイムシーケンサに送信する。続いて、リアルタイムシーケンサが、受信したゲート信号に同期するように、傾斜磁場電源やRF(Radio Frequency wave)パルスの送信部などにシーケンス情報(強度やタイミング等を指定する情報)を送信する。すると、傾斜磁場電源や送信部などが受信したシーケンス情報に従ってシーケンスを実行し、被検体が撮影される。
また、実施例1に係るMRI装置においては、生データバッファ基板が、磁気共鳴信号(以下、「MRIエコー信号」という)を取得する受信部と、生データを収集する生データ収集部との間に介在し、受信部によって取得された生データをバッファリングしてから生データ収集部に転送する。
ここで、実施例1に係るMRI装置においては、心電同期部が、心電信号について不正な同期間隔(以下、適宜「BADビート」という)を検出し、BADビートが検出された旨をリアルタイムシーケンサに通知する。
一方、リアルタイムシーケンサは、BADビート検出の通知を受け付けると、その旨を生データバッファ基板に通知する。すると、生データバッファ基板は、バッファリングしている生データを転送しないように制御する。
また、リアルタイムシーケンサは、非転送に制御された生データを再取得するように、傾斜磁場電源や送信部などにシーケンス情報を送信する。例えば、リアルタイムシーケンサは、1TR(繰り返し時間:Repetition Time)前のシーケンス情報を送信することで、非転送に制御された生データを再取得するように制御する。
すると、傾斜磁場電源や送信部などが、受信したシーケンス情報、すなわち1TR前のシーケンス情報に従ってシーケンスを実行し、被検体が再撮影される。
このように、実施例1に係るMRI装置は、取得した生データを生データバッファ基板に一旦バッファリングし、心電信号が正常な同期間隔な場合にのみ後段の生データ収集部に転送し、不正な同期間隔の場合には転送せず、再取得するように制御する。このため、被検体の動きや不整脈などに起因して心拍に乱れが生じても、生データの修復は自動的に行われることになり、撮影を初めからやり直す必要がなくなる。この結果、撮影に要する時間は短縮され、被検者の拘束時間も短縮される。
[実施例1に係るMRI装置の構成]
次に、図2〜図6を用いて、実施例1に係るMRI装置の構成を説明する。図2は、実施例1に係るMRI装置の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、MRI装置100は、主に、静磁場磁石1と、傾斜磁場コイル2と、傾斜磁場電源3と、寝台4と、心電同期部5と、送信RFコイル6と、送信部7と、受信RFコイル8と、受信部9と、リアルタイムシーケンサ10と、生データバッファ基板11と、生データ収集部12と、画像再構成部13と、ホストコンピュータ20とを備える。
静磁場磁石1は、中空の円筒形状に形成され、内部の空間に一様な静磁場を発生する。静磁場磁石1には、例えば、永久磁石、超伝導磁石などが利用される。
傾斜磁場コイル2は、中空の円筒形状に形成され、内部の空間に傾斜磁場を発生する。具体的には、傾斜磁場コイル2は、静磁場磁石1の内側に配置され、傾斜磁場電源3から電流の供給を受けて傾斜磁場を発生する。また、傾斜磁場コイル2は、互いに直交するX、Y、Zの各軸に対応する3つのコイルが組み合わせて形成され、3つのコイルは、傾斜磁場電源3から個別に電流の供給を受けて、X、Y、Zの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生する。なお、Z軸方向は、静磁場と同方向とする。
ここで、傾斜磁場コイル2によって発生するX、Y、Zの各軸の傾斜磁場は、例えば、スライス選択用傾斜磁場Gs、位相エンコード用傾斜磁場Ge及びリードアウト用傾斜磁場Grにそれぞれ対応している。スライス選択用傾斜磁場Gsは、任意に撮像断面を決めるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場Geは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の位相を変化させるために利用される。リードアウト用傾斜磁場Grは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の周波数を変化させるために利用される。
傾斜磁場電源3は、傾斜磁場コイル2に電流を供給する。具体的には、傾斜磁場電源3は、リアルタイムシーケンサ10による制御の下、リアルタイムシーケンサ10から受信したシーケンス情報に従ってシーケンスを実行し、傾斜磁場コイル2に電流を供給する。なお、シーケンス情報については後述する。
寝台4は、被検者Pが載置される天板4aを備え、天板4aを、被検者Pが載置された状態で傾斜磁場コイル2の空洞(撮像口)内へ挿入する。通常、寝台4は、長手方向が静磁場磁石1の中心軸と平行になるように設置される。
心電同期部5は、被検者Pの心電信号に同期したゲート信号を生成する。具体的には、心電同期部5は、ECG(Electrocardiogram)センサと、ECGユニットとを備える。ECGセンサは、被検者Pの体表に付着され、被検者Pの心拍、脈波、呼吸などのECG信号を電気信号として検出する。また、ECGユニットは、ECGセンサによって検出されたECG信号にA/D変換処理やディレー処理を含む各種処理を施してゲート信号を生成し、生成したゲート信号をリアルタイムシーケンサ10に送信する。
ここで、図3を用いて、心電同期のタイミングチャートについて説明する。図3は、心電同期タイミングチャートを示す図である。まず、心電同期部5は、図3に示すECG信号を電気信号として検出し、検出したECG信号にA/D変換処理を施して、図3に示すQRS同期信号を生成する。次に、心電同期部5は、生成したQRS同期信号にディレー処理を施して、図3に示すゲート信号を生成する。そして、心電同期部5は、生成したゲート信号をリアルタイムシーケンサ10に送信する。なお、図3に示すように、その後、リアルタイムシーケンサ10による制御の下、傾斜磁場電源3、送信部7及び受信部9によってシーケンスが実行され、受信部9においてMRIエコー信号が取得され、A/D変換処理が施されて、生データが取得される。
また、心電同期部5は、ECGユニットにおいて、被検者Pの心電信号についてBADビートを検出し、BADビートが検出された旨をリアルタイムシーケンサ10に通知する。
ここで、心電同期部5によるBADビート検出の手法について、例を挙げて説明する。なお、BADビート検出の手法は、以下に説明する手法に限られるものではない。まず、実施例1におけるECGユニットは、ECGセンサによって検出された被検体Pの心電波形において、特徴波が出現する平均間隔(例えば、R波の平均間隔)に基づいて、予め、正常な同期間隔の判定基準を決定する。
例えば、実施例1におけるECGユニットは、撮影を開始する前にECGセンサによって予め検出された心電波形において、R波平均間隔時間を算出し、算出したR波平均間隔時間を正常な同期間隔であると仮定する。例えば、ECGユニットは、R波平均間隔時間「1秒間」を算出し、「1秒間」が正常な同期間隔であると仮定する。次に、ECGユニットは、正常な同期間隔であると仮定したR波平均間隔時間から、1心拍の許容範囲である正常心拍許容範囲時間を算出する。例えば、ECGユニットは、予め設定された設定値(例えば、10%)に基づいて、「1秒間」が正常な同期間隔である場合は、「0.9秒間〜1.1秒間」を正常心拍許容範囲時間として算出する。
そして、実施例1におけるECGユニットは、撮影が開始された後にECGセンサによって検出された心電波形において、R波間隔時間を検出し、検出したR波間隔時間が正常心拍許容範囲時間内である場合には、正常な同期間隔であると判定する。一方、正常心拍許容範囲時間内でない場合には、不正な同期間隔であると判定する。例えば、ECGユニットは、検出したR波間隔時間が「0.95秒間」である場合には、正常な同期間隔であると判定し、「0.5秒間」である場合には、不正な同期間隔であると判定する。
例えば、被検体Pの動きや不整脈などに起因して心拍に乱れが生じ、図4に示すように、R波間隔時間に不正な同期間隔が現れたとする。この時、実施例1におけるECGユニットは、図4に示すように、不正な同期間隔においてシーケンスが実行された後のタイミングでR波間隔時間を検出することになる。なお、図4は、心電同期タイミングチャートを示す図である。
送信RFコイル6は、高周波磁場を発生する。具体的には、送信RFコイル6は、傾斜磁場コイル2の内側に配置され、送信部7からRFパルスの供給を受けて、高周波磁場を発生する。
送信部7は、ラーモア周波数に対応するRFパルスを送信RFコイル6に送信する。具体的には、送信部7は、リアルタイムシーケンサ10による制御の下、リアルタイムシーケンサ10から受信したシーケンス情報に従ってシーケンスを実行し、送信RFコイル6にRFパルスを送信する。なお、シーケンス情報については後述する。
受信RFコイル8は、MRIエコー信号を受信する。具体的には、受信RFコイル8は、傾斜磁場コイル2の内側に配置され、高周波磁場の影響によって被検者Pから放射されるMRIエコー信号を受信する。また、受信RFコイル8は、受信したMRIエコー信号を受信部9に送信する。
受信部9は、MRIエコー信号の生データを生成する。具体的には、受信部9は、リアルタイムシーケンサ10による制御の下、リアルタイムシーケンサ10から受信したシーケンス情報に従ってシーケンスを実行し、受信RFコイル8からMRIエコー信号を受信する。また、受信部9は、受信したMRIエコー信号の生データを生成し、生成した生データを生データバッファ基板11に送信する。例えば、受信部9は、MRIエコー信号について、前置増幅、中間周波変換、位相検波、低周波増幅、フィルタリングなどの各種の信号処理を施した後、A/D変換処理を施して生データを生成する。
リアルタイムシーケンサ10は、ホストコンピュータ20から送信されたシーケンス情報を記憶し、記憶したシーケンス情報に従って、傾斜磁場電源3、送信部7及び受信部9を制御する。具体的には、リアルタイムシーケンサ10は、心電同期部5から受信したゲート信号に同期するように、傾斜磁場電源3、送信部7及び受信部9にシーケンス情報を送信する。また、リアルタイムシーケンサ10は、心電同期部5からBADビート検出の通知を受け付けると、その旨を生データバッファ基板11に通知する。また、リアルタイムシーケンサ10は、心電同期部5からBADビート検出の通知を受け付けると、取得に失敗した生データを再取得するように、傾斜磁場電源3、送信部7及び受信部9にシーケンス情報を送信する。例えば、リアルタイムシーケンサ10は、1TR前のシーケンス情報を送信することで、非転送に制御された生データを再取得するように制御する。
ここで、シーケンス情報について、例を挙げて説明する。なお、シーケンス情報や撮影手法は、以下に説明するものに限られるものではない。シーケンス情報とは、一連のシーケンスに従って傾斜磁場電源3、送信部7及び受信部9を動作させるための情報である。実施例1に係るMRI装置100は、例えば、図5に示すように、撮影手法として高速スピンエコー法を用いるものとする。すなわち、MRI装置100は、1心拍に対して1MRIエコー信号を取得するものであり、取得されたMRIエコー信号は、図5に示すように、第1のMRIエコー信号(echo1)から第9のMRIエコー信号(echo9)まで、k空間の中央部から端の方へ順次配列される。なお、図5は、撮影手法を説明するための図である。
このような撮影手法の下、実施例1におけるリアルタイムシーケンサ10は、図6に示すようなシーケンス情報を記憶する。例えば、リアルタイムシーケンサ10は、傾斜磁場電源3を制御するためのシーケンス情報として、X、Y、Zの各軸に対応する3つのコイルそれぞれに供給する電流の強度や供給タイミングを記憶する。なお、図6においては、説明の便宜上、3つのコイルに供給する電流の強度や供給タイミングを区別していない。また、例えば、リアルタイムシーケンサ10は、送信部7を制御するためのシーケンス情報として、RFパルスの強度や送信タイミングを記憶する。また、例えば、リアルタイムシーケンサ10は、受信部9を制御するためのシーケンス情報として、MRIエコー信号の受信タイミングを記憶する。なお、図6は、シーケンス情報を説明するための図である。
すなわち、実施例1におけるリアルタイムシーケンサ10は、TR1からTR9に示す一連のシーケンスを順に実行するように、現に実行すべきTR番号に対応づけて記憶しているシーケンス情報を、傾斜磁場電源3、送信部7及び受信部9に送信する。例えば、リアルタイムシーケンサ10は、図6に示すように、ポインタを有し、一連のシーケンスを実行する際に、ポインタを1TR分ずつ移動させることで、現に実行すべきTR番号を管理する。
生データバッファ基板11は、受信部9によって取得された生データをバッファリングしてから生データ収集部12に転送する。具体的には、生データバッファ基板11は、受信部9と生データ収集部12との間に介在し、2心拍分に相当する生データをバッファリングするダブルバッファ構造の領域(揮発メモリ)と、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの論理ゲートユニットとを備える。
揮発メモリは、受信部9によって取得された生データを1心拍分ずつ交互にバッファリングする。また、論理ゲートユニットは、揮発メモリにバッファリングされた生データの転送及び非転送を制御する。例えば、実施例1における論理ゲートユニットは、揮発メモリにバッファリングされている生データについて、バッファリングから所定時間が経過すると(例えば、BADビートが検出されていればその旨の通知を受け付けたはずであろう時間が経過すると)、後段の生データ収集部12に転送するように制御する。一方、論理ゲートユニットは、BADビートが検出された旨の通知をリアルタイムシーケンサ10から受け付けると、揮発メモリにバッファリングされている生データについて、後段の生データ収集部12に転送しないように制御する。転送しないように制御された生データは、揮発メモリに後からバッファリングされる生データによって上書きされることになる。
このように、生データバッファ基板11は、被検者Pの心電信号が正常な同期間隔の場合にのみ、正常な同期間隔において取得された生データを後段の生データ収集部に転送し、不正な同期間隔の場合には、不正な同期間隔において取得された生データを転送しないように制御する。なお、生データバッファ基板11が、少なくとも2心拍分に相当する生データをバッファリングするダブルバッファ構造の領域を有する理由は、実施例1において、同期間隔が正常であるか否かは、該同期間隔におけるシーケンスが実行された後のタイミングで検出されるからである。すなわち、同期間隔が正常であるか否かを判定している間に、すでに次のTRのシーケンスが実行され、次のTRのシーケンスに対応する生データが生データバッファ基板11に送信されることになる。このため、実施例1における生データバッファ基板11は、少なくとも2心拍分に相当する生データをバッファリングするダブルバッファ構造の領域を有し、同期間隔が正常であるか否かを判定している間に次の生データを格納する領域を確保しているのである。
生データ収集部12は、生データを収集する。具体的には、生データ収集部12は、生データバッファ基板11から転送された生データを収集し、アベレージング処理、位相補正、並べ替えなどの補正処理を行い、記憶する。また、生データ収集部12によって記憶された生データは、画像再構成部13による再構成処理に利用される。
画像再構成部13は、生データから被検者Pの医用画像データを生成する。具体的には、画像再構成部13は、生データ収集部12によって記憶されている生データに対してフーリエ変換などの再構成処理を施し、被検者Pの医用画像データを生成する。
ホストコンピュータ20は、図2に示すように、記憶部21と、制御部22と、入力部23と、表示部24とを備える。
記憶部21は、MRI装置100の全体制御に必要なデータなどを記憶する。
制御部22は、MRI装置100の全体制御を行う。具体的には、制御部22は、入力部23を介して入力された操作者からの指示に基づいて、リアルタイムシーケンサ10による撮影処理の制御、画像再構成部13による再構成処理の制御などを行う。例えば、制御部22は、操作者によって撮影条件が指示されると、指示された撮影条件に基づいてシーケンス情報を生成し、生成したシーケンス情報をリアルタイムシーケンサ10に送信する。
入力部23は、操作者からの指示などを受け付ける。例えば、入力部23には、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイス、モード切替スイッチなどの選択デバイス、あるいはキーボードなどの入力デバイスなどが利用される。
表示部24は、各種情報や医用画像データなどを表示する。例えば、表示部24には、液晶表示器などの表示デバイスなどが利用される。
[実施例1に係るMRI装置による処理手順]
続いて、図7〜図9を用いて、実施例1に係るMRI装置による処理手順を説明する。図7は、生データの転送制御を説明するための図である。
まず、図7を用いて、心電同期部5と、リアルタイムシーケンサ10と、傾斜磁場電源3と、送信部7と、生データバッファ基板11との間で行われる生データの転送制御を説明する。なお、図7は、4心拍分の心電信号における転送制御を例示しており、心拍2と心拍3との間が不正な同期間隔である場合を例示している。
図7に示すように、心電同期部5は、被検者Pの心拍からゲート信号を生成し、生成したゲート信号をリアルタイムシーケンサ10に送信する。なお、心電同期部5は、図7に示すように、正常な同期間隔であるか不正な同期間隔であるかに関わらず、心拍1〜心拍4のいずれの心拍についてもゲート信号を生成し、生成したゲート信号をリアルタイムシーケンサ10に送信する。
また、図7に示すように、リアルタイムシーケンサ10は、心電同期部5からゲート信号を受信すると、受信したゲート信号に同期するように、傾斜磁場電源3、送信部7及び受信部9にシーケンス情報を送信する。例えば、リアルタイムシーケンサ10は、心拍1において現に実行すべきシーケンスのTR番号はTR1であると管理しており、TR1から順にシーケンス情報を送信する。
すると、図7に示すように、傾斜磁場電源3、送信部7及び受信部9は、リアルタイムシーケンサ10による制御の下、TR1から順にシーケンスを実行する。
一方、生データバッファ基板11は、図7に示すように、シーケンスが実行されると、生データをバッファリングする。例えば、生データバッファ基板11は、TR1のシーケンスが実行されると、生データ(echo1)を取得し、ダブルバッファ構造の一方の領域に、取得した生データ(echo1)を格納する。また、生データバッファ基板11は、バッファリングされている生データについて、バッファリングから所定時間が経過すると、後段の生データ収集部12に転送するように制御する。このため、心拍2と心拍3との間において、生データバッファ基板11は、バッファリングされている生データ(echo1)について、バッファリングから所定時間が経過しているので、後段の生データ収集部12に転送する。
さて、ここで、心拍2と心拍3との間は、不正な同期間隔である。しかしながら、図7に示すように、心拍2と心拍3との間が不正な同期間隔であったことは、TR2が実行された後に検出される。すなわち、心電同期部5においてBADビートが検出され、BADビートが検出された旨が心電同期部5からリアルタイムシーケンサ10に通知されるのは、図7に示すように、心拍3と心拍4との間のタイミングとなる。
このため、心拍2と心拍3との間が不正な同期間隔であるにも関わらず、TR2のシーケンスは実行され、生データバッファ基板11は、図7に示すように、生データ(echo2)を取得し、ダブルバッファ構造の他方の領域に、取得した生データ(echo2)を格納する。
一方、心電同期部5は、心拍3と心拍4との間において、心拍2と心拍3との間が不正な同期間隔であったことを検出し、BADビートが検出された旨をリアルタイムシーケンサ10に通知する。すると、リアルタイムシーケンサ10は、BADビートが検出された旨を生データバッファ基板11に通知するとともに、現に実行すべきTR番号を管理しているポインタを、1TR分前に巻き戻す。すなわち、リアルタイムシーケンサ10は、現に実行すべきTR番号として「TR3」にポインタが位置している場合には、1TR分巻き戻し、「TR2」にポインタを移動させる。なお、「TR3」の実行後に直ぐに「TR4」にポインタが移動し、BADビートが通知された時点で既に「TR4」にポインタが位置しているような実装になっている場合には、2TR分巻き戻すことになる。
一方、生データバッファ基板11は、図7に示すように、心拍3と心拍4との間においてシーケンス3が実行されると、生データ(echo3)を取得し、ダブルバッファ構造の一方の領域に、取得した生データ(echo3)を格納する。すなわち、生データバッファ基板11は、生データ(echo2)と生データ(echo3)とを格納している。なお、生データバッファ基板11は、バッファリングされている生データ(echo2)について、バッファリングから所定時間が経過していないので、生データ(echo2)を後段の生データ収集部12に未だ転送していない。ここで、BADビートが検出された旨の通知を受けると、生データバッファ基板11は、バッファリングされている生データについて、後段の生データ収集部12に転送しないように制御する。なお、転送しないように制御された生データ(echo2)及び生データ(echo3)は、後からバッファリングされる生データによって上書きされることになる。
こうして、続いて、心電同期部5が、被検者Pの心拍4からゲート信号を生成し、生成したゲート信号をリアルタイムシーケンサ10に送信する。すると、リアルタイムシーケンサ10は、心電同期部5からゲート信号を受信すると、受信したゲート信号に同期するように、傾斜磁場電源3、送信部7及び受信部9にシーケンス情報を送信する。この時、リアルタイムシーケンサ10は、ポインタが、現に実行すべきTR番号として「TR2」に位置しているので、「TR2」のシーケンス情報を傾斜磁場電源3、送信部7及び受信部9に送信する。そして、傾斜磁場電源3、送信部7及び受信部9は、TR2のシーケンスを実行する。
この結果、生データバッファ基板11は、TR2のシーケンスが実行されると、生データ(echo2)をバッファリングする。新たにバッファリングした生データ(echo2)は、先ほど転送しないように制御された生データ(echo2)を再取得したものである。
[リアルタイムシーケンサによる処理手順]
次に、図8A及び8Bを用いて、リアルタイムシーケンサによる処理手順を説明する。図8A及び8Bは、リアルタイムシーケンサによる処理手順を示すフローチャートである。
図8Aに示すように、実施例1におけるリアルタイムシーケンサ10は、心電同期部5からゲート信号を受け付けたか否かを判定し(ステップS101)、受け付けた場合には(ステップS101肯定)、現に実行すべきTR番号としてポインタが指定するTR番号のシーケンス情報を、傾斜磁場電源3、送信部7及び受信部9に送信する(ステップS102)。
また、図8Bに示すように、実施例1におけるリアルタイムシーケンサ10は、心電同期部5からBADビートが検出された旨の通知を受け付けた否かも判定しており(ステップS201)、受け付けた場合には(ステップS201肯定)、その旨を生データバッファ基板11に通知する(ステップS202)。そして、リアルタイムシーケンサ10は、1TR分ポインタを巻き戻しておく(ステップS203)。
[生データバッファ基板による処理手順]
次に、図9を用いて、生データバッファ基板による処理手順を説明する。図9は、生データバッファ基板による処理手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、生データバッファ基板11は、リアルタイムシーケンサ10からBADビートが検出された旨の通知を受け付けた否かを判定しており(ステップS301)、受け付けた場合には(ステップS301肯定)、バッファリングしている生データを転送しないように制御する(ステップS302)。
[実施例1の効果]
上記してきたように、実施例1に係るMRI装置100において、受信部9が、被検者Pの心電信号に同期して該被検者Pに関する生データを取得する。また、生データ収集部12が、受信部9によって取得された生データを収集する。ここで、実施例1においては、生データバッファ基板11が、受信部9と生データ収集部12との間に介在し、受信部9によって取得された生データをバッファリングしてから生データ収集部12に転送する。一方、心電同期部5が、心電信号について不正な同期間隔を検出する。そして、心電同期部5によって不正な同期間隔が検出されると、その旨がリアルタイムシーケンサ10を介して生データバッファ基板11に通知され、生データバッファ基板11は、バッファリングされている生データが生データ収集部12に転送されないように制御する。また、心電同期部5によって不正な同期間隔が検出されると、リアルタイムシーケンサ10が、非転送に制御される生データを再取得するように、傾斜磁場電源3、送信部7や受信部9を制御する。
このように、実施例1に係るMRI装置100は、取得した生データを生データバッファ基板11に一旦バッファリングし、心電信号が正常な同期間隔な場合にのみ後段の生データ収集部12に転送し、不正な同期間隔の場合には転送せず、再取得するように制御する。このため、被検者の動きや不整脈などに起因して心拍に乱れが生じても、生データの修復は自動的に行われることになり、撮影を初めからやり直す必要がなくなる。この結果、撮影に要する時間は短縮され、被検者の拘束時間も短縮される。
また、実施例1における生データバッファ基板11は、少なくとも2心拍分に相当する生データをバッファリングする領域を有する。
このため、同期間隔が正常であるか否かを判定している間に次の生データを格納する領域を確保することができる。
また、実施例1に係るMRI装置100は、取得した生データを生データバッファ基板11に一旦バッファリングする手法を採ることにより、再構成処理の前段に行われる補正処理にも適切に対応することが可能である。すなわち、上述したように、実施例1における生データ収集部12は、生データバッファ基板11から転送された生データに対し、アベレージング処理、位相補正、並べ替えなどの補正処理を行う。
仮に、実施例1に係るMRI装置100が、生データバッファ基板11を備えず、BADビートが検出された場合にも、生データ収集部12に生データが転送されるとする。例えば、心拍2と心拍3との間が不正な同期間隔である場合、取得された生データ(echo2)が、直接、生データ収集部12に転送されるとする。ここで、生データ収集部12は、生データ(echo2)が転送されると、例えば、既に取得済みの生データ(echo2)と、現に転送された生データ(echo2)とのアベレージング処理を直ちに実行してしまうことがある。
すると、その後、転送された生データ(echo2)について、不正な同期間隔において取得された生データであった旨が通知されたとしても、生データ収集部12は、既にアベレージング処理を行ってしまったデータに対して、不正な同期間隔において取得された生データを取り除く処理を実行することはもはや難しい。
これに対し、実施例1に係るMRI装置100によれば、不正な同期間隔において取得された生データは、生データ収集部12に転送されることがない。したがって、生データ収集部12が、不正な同期間隔において取得された生データを用いた補正処理を行ってしまうこともない。このように、実施例1に係るMRI装置100は、取得した生データを生データバッファ基板11に一旦バッファリングする手法を採ることにより、再構成処理の前段に行われる補正処理にも適切に対応することができる。
さて、これまで実施例1として、生データバッファ基板11が2心拍分に相当する生データをバッファリングする領域を有し、BADビートが検出された場合に、BADビート時の同期間隔において取得された生データを転送しないように制御する手法を説明してきた。言い換えると、1心拍分巻き戻して生データを再取得する手法であった。しかしながら、本発明はこの手法に限られるものではない。
実施例2では、生データバッファ基板11が、少なくとも2心拍分を超える複数心拍分(例えば、5心拍分)に相当する生データをバッファリングする領域を有し、BADビートが検出された場合に、予め設定された所定数の心拍分の生データを転送しないように制御する手法を説明する。言い換えると、所定数の心拍分巻き戻して生データを再取得する手法である。
図10及び図11を用いて、実施例2に係るMRI装置による処理手順を説明する。図10は、生データの転送制御を説明するための図である。
図7に例示した実施例1に係るMRI装置100との違いに着目して説明すると、実施例2に係るMRI装置100において、生データバッファ基板11は、5心拍分に相当する生データをバッファリングする領域を有する。
また、生データバッファ基板11は、予め設定された所定数の心拍分として、例えば3心拍分に相当する生データをバッファリングした後のタイミングでなければ、生データを転送するように制御しないものとする。すなわち、例えば、図10に示すように、生データバッファ基板11にバッファリングされている生データ(echo1)は、生データ(echo1)、生データ(echo2)及び生データ(echo3)の3心拍分に相当する生データをバッファリングした後のタイミングで初めて、転送制御の対象となる。
これを言い換えると、BADビートが検出された場合に、未だ3心拍分前の生データは転送されていないはずであるので、これら3心拍数分の生データを転送しないように制御した上で、3心拍数分巻き戻して生データを再取得することができることになる。
したがって、例えば、図10に示すように、心拍2と心拍3との間が不正な同期間隔であり、心拍2と心拍3との間が不正な同期間隔であったことが心拍3以降のタイミングで検出された場合に、生データバッファ基板11には、生データ(echo2)から生データ(echo4)(場合によっては、生データ(echo5))までが格納されている。そして、生データバッファ基板11は、不正な同期間隔において取得された生データは生データ(echo4)であるが、生データ(echo4)のみならず、3心拍分前の生データ(echo2)以降の生データを転送しないように制御する。
そして、リアルタイムシーケンサ10は、現に実行すべきTR番号を管理しているポインタを、3TR分前に巻き戻す。すなわち、リアルタイムシーケンサ10は、現に実行すべきTR番号として「TR5」にポインタが位置している場合には、3TR分巻き戻し、「TR2」にポインタを移動させる。
[リアルタイムシーケンサによる処理手順]
次に、図11を用いて、リアルタイムシーケンサによる処理手順を説明する。図11は、リアルタイムシーケンサによる処理手順を示すフローチャートである。
図11に示すように、実施例2におけるリアルタイムシーケンサ10は、心電同期部5からBADビートが検出された旨の通知を受け付けた否かも判定しており(ステップS401)、受け付けた場合には(ステップS401肯定)、その旨を生データバッファ基板11に通知する(ステップS402)。そして、リアルタイムシーケンサ10は、3TR分ポインタを巻き戻しておく(ステップS403)。
[実施例2の効果]
上記してきたように、実施例2に係るMRI装置100においては、生データバッファ基板11は、少なくとも2心拍分を超える複数の心拍分に相当する生データをバッファリングする領域を有する。そして、生データバッファ基板11は、予め設定された所定数の心拍分(例えば、3心拍分)に相当する生データをバッファリングしてから生データ収集部12に生データを転送するように制御する。また、心電同期部5によって不正な同期間隔が検出されると、生データバッファ基板11は、バッファリングされている生データが生データ収集部12に転送されないようにする。また、心電同期部5によって不正な同期間隔が検出されると、リアルタイムシーケンサ10は、非転送に制御される生データを再取得するように、傾斜磁場電源3、送信部7や受信部9を制御する。
このように、実施例2に係るMRI装置100は、被検者の動きや不整脈などに起因して心拍に乱れが生じた際に、BADビートが検出されたその同期間隔に対応する生データのみを自動修復するのではなく、少し前の生データから自動修復する。例えば、BADビートは、正常心拍許容範囲時間に基づいて検出される。このため、正常心拍許容範囲時間に収まってしまったが、実はBADビートになる直前の状態であり、生データの取得にあまり適した状態とはいえない場合もあると考えられる。実施例2に係るMRI装置100によれば、BADビートが検出された際に、少し前の生データから自動修復することになるので、撮影時間を短縮しつつ、より適切に生データを収集することが可能になる。
さて、これまで実施例1及び2においては、1心拍に対して1つのMRIエコー信号を取得する撮影手法を例に説明した。この場合には、図5を用いて説明したように、MRIエコー信号は、第1のMRIエコー信号(echo1)から第9のMRIエコー信号(echo9)まで、k空間の中央部から端の方へ順次配列された。しかしながら、本発明はこれに限られるものではなく、1心拍に対して複数のMRIエコー信号を取得する撮影手法にも同様に適用することができる。
例えば、1心拍に対して3つのMRIエコー信号を取得する撮影手法であれば、MRIエコー信号は、例えば、第1のMRIエコー信号(echo1)から第3のMRIエコー信号(echo3)まで、第4のMRIエコー信号(echo4)から第6のMRIエコー信号(echo6)まで、第7のMRIエコー信号(echo7)から第9のMRIエコー信号(echo9)まで、というように、1心拍ごとに3つのMRIエコー信号ずつ配列される。以下、実施例3として、1心拍に対して3MRIエコー信号を取得する撮影手法に本発明を適用する例を説明する。
まず、図12及び13を用いて、実施例3における心電同期のタイミングチャートについて説明する。図12は、心電同期タイミングチャートを示す図である。まず、心電同期部5は、実施例1や2と同様、ECG信号を電気信号として検出し、検出したECG信号にA/D変換処理を施してQRS同期信号を生成し、生成したQRS同期信号にディレー処理を施して、ゲート信号を生成する。そして、心電同期部5が、実施例1や2と同様、生成したゲート信号をリアルタイムシーケンサ10に送信すると、図12に示すように、その後、リアルタイムシーケンサ10による制御の下、傾斜磁場電源3、送信部7及び受信部9によってシーケンスが実行され、受信部9において1心拍に対して3MRIエコー信号が取得され、取得された3MRIエコー信号それぞれに対してA/D変換処理が施されて、3MRIエコー信号分の生データが取得される。
例えば、被検体Pの動きや不整脈などに起因して心拍に乱れが生じ、図13に示すように、R波間隔時間に不正な同期間隔が現れたとする。この時、実施例3におけるECGユニットは、実施例1や2と同様、図12に示すように、不正な同期間隔においてシーケンスが実行された後のタイミングでR波間隔時間を検出することになるが、この時、再取得の対象となる生データは、一般的には、図13に示すように、3MRIエコー信号分の生データとなる。
続いて、図14を用いて、実施例3における生データの転送制御を説明する。図14は、生データの転送制御を説明するための図である。なお、図14は、実施例1や2と同様、4心拍分の心電信号における転送制御を例示しており、心拍2と心拍3との間が不正な同期間隔である場合を例示している。
図14に示すように、実施例1や2と同様、傾斜磁場電源3、送信部7及び受信部9は、リアルタイムシーケンサ10による制御の下、TR1のシーケンスから順にシーケンスを実行する。
一方、生データバッファ基板11は、図14に示すように、シーケンスが実行されると、生データをバッファリングする。例えば、生データバッファ基板11は、TR1のシーケンスが実行されると、生データ(echo1)、生データ(echo2)、及び生データ(echo3)を取得し、ダブルバッファ構造の一方の領域に、取得した生データ(echo1)、生データ(echo2)、及び生データ(echo3)を格納する。
また、生データバッファ基板11は、バッファリングされている生データについて、バッファリングから所定時間が経過すると、後段の生データ収集部12に転送するように制御する。このため、心拍2と心拍3との間において、生データバッファ基板11は、バッファリングされている生データ(echo1)、生データ(echo2)、及び生データ(echo3)について、バッファリングから所定時間が経過しているので、後段の生データ収集部12に転送する。
さて、ここで、心拍2と心拍3との間は、不正な同期間隔である。しかしながら、図14に示すように、心拍2と心拍3との間が不正な同期間隔であったことは、TR2のシーケンスが実行された後に検出される。すなわち、心電同期部5においてBADビートが検出され、BADビートが検出された旨が心電同期部5からリアルタイムシーケンサ10に通知されるのは、図14に示すように、心拍3と心拍4との間のタイミングとなる。
このため、心拍2と心拍3との間が不正な同期間隔であるにも関わらず、TR2のシーケンスは実行され、生データバッファ基板11は、図14に示すように、生データ(echo4)、生データ(echo5)、及び生データ(echo6)を取得し、ダブルバッファ構造の他方の領域に、取得した生データ(echo4)、生データ(echo5)、及び生データ(echo6)を格納する。
一方、心電同期部5は、心拍3と心拍4との間において、心拍2と心拍3との間が不正な同期間隔であったことを検出し、BADビートが検出された旨をリアルタイムシーケンサ10に通知する。すると、リアルタイムシーケンサ10は、BADビートが検出された旨を生データバッファ基板11に通知するとともに、現に実行すべきTR番号を管理しているポインタを、1TR分前に巻き戻す。すなわち、リアルタイムシーケンサ10は、現に実行すべきTR番号として「TR3」にポインタが位置している場合には、1TR分巻き戻し、「TR2」にポインタを移動させる。なお、「TR3」の実行後に直ぐに「TR4」にポインタが移動し、BADビートが通知された時点で既に「TR4」にポインタが位置しているような実装になっている場合には、2TR分巻き戻すことになる。
一方、生データバッファ基板11は、図14に示すように、心拍3と心拍4との間においてTR3のシーケンスが実行されると、生データ(echo7)、生データ(echo8)、及び生データ(echo9)を取得し、ダブルバッファ構造の一方の領域に、取得した生データ(echo7)、生データ(echo8)、及び生データ(echo9)を格納する。
すなわち、生データバッファ基板11は、生データ(echo4)、生データ(echo5)、及び生データ(echo6)と、生データ(echo7)、生データ(echo8)、及び生データ(echo9)とを格納している。なお、生データバッファ基板11は、バッファリングされている生データ(echo4)、生データ(echo5)、及び生データ(echo6)について、バッファリングから所定時間が経過していないので、生データ(echo4)、生データ(echo5)、及び生データ(echo6)を後段の生データ収集部12に未だ転送していない。
ここで、BADビートが検出された旨の通知を受けると、生データバッファ基板11は、バッファリングされている生データについて、後段の生データ収集部12に転送しないように制御する。なお、転送しないように制御された生データ(echo4)、生データ(echo5)、及び生データ(echo6)と、生データ(echo7)、生データ(echo8)、及び生データ(echo9)とは、後からバッファリングされる生データによって上書きされることになる。
こうして、続いて、心電同期部5が、被検者Pの心拍4からゲート信号を生成し、生成したゲート信号をリアルタイムシーケンサ10に送信する。すると、リアルタイムシーケンサ10は、心電同期部5からゲート信号を受信すると、受信したゲート信号に同期するように、傾斜磁場電源3、送信部7及び受信部9にシーケンス情報を送信する。この時、リアルタイムシーケンサ10は、ポインタが、現に実行すべきTR番号として「TR2」に位置しているので、「TR2」のシーケンス情報を傾斜磁場電源3、送信部7及び受信部9に送信する。そして、傾斜磁場電源3、送信部7及び受信部9は、TR2のシーケンスを実行する。
この結果、生データバッファ基板11は、TR2が実行されると、生データ(echo4)、生データ(echo5)、及び生データ(echo6)をバッファリングする。新たにバッファリングした生データ(echo4)、生データ(echo5)、及び生データ(echo6)は、先ほど転送しないように制御された生データ(echo4)、生データ(echo5)、及び生データ(echo6)を再取得したものである。
さて、実施例1〜3においては、MRI装置100が、生データバッファ基板11を備えることを想定したが、本発明はこれに限られるものではなく、MRI装置100は、必ずしも生データバッファ基板11を備えなくてもよい。以下、実施例4に係るMRI装置100として説明する。
図15は、実施例4に係るMRI装置の構成を示すブロック図である。図15に示すように、実施例4に係るMRI装置100は、生データバッファ基板11を備えない。このため、実施例4における受信部9は、受信したMRIエコー信号の生データを生成すると、生成した生データを、直接、生データ収集部12に送信する。
また、実施例4におけるリアルタイムシーケンサ10は、心電同期部5からBADビート検出の通知を受け付けると、実施例1〜3と同様、取得に失敗した生データを再取得するように、傾斜磁場電源3、送信部7及び受信部9にシーケンス情報を送信するが、実施例1〜3とは異なり、BADビートが検出された旨を、生データ収集部12に直接通知する。
ここで、BADビートが検出された旨を通知された生データ収集部12における処理としては、いくつかの手法が考えられる。例えば、生データ収集部12がタグを付す手法が考えられる。例えば、生データ収集部12が、リアルタイムシーケンサ10から通知を受けた場合に、通知の対象となる生データに、取得に失敗した生データであることを示すタグ(例えば「失敗タグ」)を付すとする。すると、後段の画像再構成部13は、「失敗タグ」が付された生データを再構成処理の対象から除外し、「失敗タグ」が付されていない生データが必要な数分集まった段階で、再構成処理を行う。なお、「失敗タグ」の他に「成功タグ」を付す手法や、「失敗タグ」を付さずに「成功タグ」のみ付す手法など、任意に変更することが可能である。
また、例えば、生データ収集部12が、後段の画像再構成部13に生データを転送するか否かを制御する手法が考えられる。例えば、後段の画像再構成部13は、前段の生データ収集部12から収集された生データ全てを用いて再構成処理を行うものとする。この場合には、生データ収集部12が、リアルタイムシーケンサ10から通知を受けた場合に、通知の対象となる生データを画像再構成部13に転送しないように制御すればよい。
上述した実施例4における手法(生データバッファ基板11を備えない手法)は、実施例1〜3においても同様に適用することができる。すなわち、実施例4における手法は、1心拍分の生データを再取得する手法(実施例1及び3)であるか、予め設定された所定数の心拍分の生データを再取得する手法(実施例2)であるかにかかわらず、同様に適用することができる。また、実施例4における手法は、1心拍に対して1MRIエコー信号を取得する撮影手法(実施例1及び2)であるか、1心拍に対して複数のMRIエコー信号を取得する撮影手法(実施例3)であるかにかかわらず、同様に適用することができる。
なお、これまで本発明の実施例1〜4について説明してきたが、本発明は上記の実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
[取り直し回数の設定]
例えば、MRI装置は、取り直し回数(例えば、許容最大回数など)を設定しておき、設定した回数を超過して取り直しが発生した場合には、操作者に撮影中断を促したり、撮影ポーズやレジューム動作に入ることができるような情報を表示部24に表示してもよい。実施例1〜4において適用することができる。
例えば、図16に示すように、リアルタイムシーケンサ10が、BADビートが検出された旨を受け付けた回数をカウントし(ステップS501)、BADビート検出を受け付けた回数が5回を超過したか否かを判定する(ステップS502)。そして、5回を超過していない場合には(ステップS502否定)、再びカウントする処理に戻るが、5回を超過している場合には(ステップS502肯定)、リアルタイムシーケンサ10は、その旨をホストコンピュータ20に通知する。すると、ホストコンピュータ20の制御部22が、操作者に撮影中断を促したり、撮影ポーズやレジューム動作に入ることができるような情報を、表示部24に表示する(ステップS503)。なお、図16は、リアルタイムシーケンサによる処理手順を示すフローチャートである。
この場合には、MRI装置は、生データの自動修復を実現しつつ、操作者に判断を委ねる構成をも備えることで、利便性を向上することも可能になる。
[取り直しのタイミング]
また、実施例1〜4においては、リアルタイムシーケンサ10は、BADビートが検出された旨を心電同期部5から通知されると、現に実行すべきTR番号を管理しているポインタを1TR分前に巻き戻し、直ちに、取得に失敗した生データの再取得を実行したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、取得に失敗した生データの再取得は、一連のシーケンスの実行が終了した後に行ってもよい。
例えば、図7において、心電同期部5が、心拍3と心拍4との間において、心拍2と心拍3との間が不正な同期間隔であったことを検出し、BADビートが検出された旨をリアルタイムシーケンサ10に通知したとする。すると、例えば、リアルタイムシーケンサ10は、現に実行すべきTR番号を管理しているポインタの1TR分前のTR番号を、再実行するTR番号として記憶する。例えば、リアルタイムシーケンサ10は、現に実行すべきTR番号として「TR3」にポインタが位置している場合には、1TR分前の「TR2」を、再実行するTR番号として記憶する。
ここで、実施例1〜4と異なり、リアルタイムシーケンサ10は、直ちに「TR2」を実行するのではなく、一連のシーケンス(例えば「TR3」〜「TR9」まで)を継続して実行する。そして、リアルタイムシーケンサ10は、一連のシーケンスを実行した後に、先ほど記憶したTR番号「TR2」のシーケンスを実行するように、「TR2」のシーケンス情報を、傾斜磁場電源3、送信部7及び受信部9に送信する。
上述した手法(生データの再取得を一連のシーケンス実行後に行う手法)は、実施例1〜4においても同様に適用することができる。すなわち、この手法は、1心拍分の生データを再取得する手法(実施例1及び3)であるか、予め設定された所定数の心拍分の生データを再取得する手法(実施例2)であるかにかかわらず、同様に適用することができる。また、この手法は、1心拍に対して1MRIエコー信号を取得する撮影手法(実施例1及び2)であるか、1心拍に対して複数のMRIエコー信号を取得する撮影手法(実施例3)であるかにかかわらず、同様に適用することができる。また、この手法は、生データバッファ基板11を備える手法(実施例1〜3)であるか、備えない手法(実施例4)であるかにかかわらず、同様に適用することができる。
[構成]
また、上記の実施例における生データバッファ基板11とリアルタイムシーケンサ10との機能分担は、適宜変更することができる。例えば、生データバッファ基板11が単なる揮発メモリに過ぎない場合には(論理ゲートユニットを備えない場合には)、リアルタイムシーケンサ10が、転送や非転送を制御してもよい。また、例えば、生データバッファ基板11が、心電同期部5から直接BADビート検出通知を受け付けてもよい。
以上のように、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置は、被検体を撮影し、生データを取得することに有用であり、特に、撮影時間を短縮することに適している。
100 MRI装置
1 静磁場磁石
2 傾斜磁場コイル
3 傾斜磁場電源
4 寝台
4a 天板
5 心電同期部
6 送信RFコイル
7 送信部
8 受信RFコイル
9 受信部
10 リアルタイムシーケンサ
11 生データバッファ基板
12 生データ収集部
13 画像再構成部
20 ホストコンピュータ
21 記憶部
22 制御部
23 入力部
24 表示部

Claims (9)

  1. 被検体の心電信号に同期して該被検体に関する生データを取得する取得部と、
    前記心電信号について不正な同期間隔を検出する検出部と、
    前記検出部によって不正な同期間隔が検出されると、該不正な同期間隔と該不正な同期間隔の少し前の同期間隔とを含む所定数の心拍分の同期間隔において前記取得部によって取得された生データを、選択的に再取得するように該取得部を制御する取得制御部と
    を備える、磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記取得部によって取得された生データを収集する収集部と該取得部との間に介在し、該取得部によって取得された生データをバッファリングしてから該収集部に転送するバッファ部と、
    前記検出部によって不正な同期間隔が検出されると、バッファリングされている生データが前記収集部に転送されないように前記バッファ部を制御する転送制御部とをさらに備え、
    前記取得制御部は、前記検出部によって不正な同期間隔が検出されると、前記転送制御部によって転送しないように制御される生データを再取得するように前記取得部を制御する、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記バッファ部は、少なくとも2心拍分に相当する生データをバッファリングする領域を有する、請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記バッファ部は、少なくとも2心拍分を超える複数の心拍分に相当する生データをバッファリングする領域を有し、
    前記転送制御部は、予め設定された所定数の心拍分に相当する生データをバッファリングしてから前記収集部に生データを転送するように制御し、前記検出部によって不正な同期間隔が検出されると、バッファリングされている生データが前記収集部に転送されないように前記バッファ部を制御し、
    前記取得制御部は、前記検出部によって不正な同期間隔が検出されると、前記転送制御部によって転送しないように制御される生データを再取得するように前記取得部を制御する、請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記取得制御部によって再取得するように制御された回数を計上し、計上した回数が予め設定された所定の回数以上になると、撮影中断を選択させる情報および/または再撮影を選択させる情報を出力部に出力する情報出力部をさらに備える、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記取得制御部によって再取得するように制御された回数を計上し、計上した回数が予め設定された所定の回数以上になると、撮影中断を選択させる情報および/または再撮影を選択させる情報を出力部に出力する情報出力部をさらに備える、請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記取得制御部によって再取得するように制御された回数を計上し、計上した回数が予め設定された所定の回数以上になると、撮影中断を選択させる情報および/または再撮影を選択させる情報を出力部に出力する情報出力部をさらに備える、請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記取得制御部によって再取得するように制御された回数を計上し、計上した回数が予め設定された所定の回数以上になると、撮影中断を選択させる情報および/または再撮影を選択させる情報を出力部に出力する情報出力部をさらに備える、請求項4に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 被検体の心電信号に同期して該被検体に関する生データを取得し、
    前記心電信号について不正な同期間隔を検出する検出し、
    不正な同期間隔が検出されると、該不正な同期間隔と該不正な同期間隔の少し前の同期間隔とを含む所定数の心拍分の同期間隔において取得された生データを、選択的に再取得するように制御する、
    ことを含む、磁気共鳴撮像方法。
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