JP5535472B2 - 太陽電池モジュール及び太陽電池の交換方法 - Google Patents

太陽電池モジュール及び太陽電池の交換方法 Download PDF

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Description

本発明は、配線材が接続される太陽電池を備える太陽電池モジュール及び太陽電池の交換方法に関する。
太陽電池は、クリーンで無尽蔵に供給される太陽光エネルギーを直接電気エネルギーに変換することができるため、新しいエネルギー源として期待されている。
一般的に、太陽電池1枚当りの出力は数W程度である。従って、家屋やビル等の電源として太陽電池を用いる場合には、複数の太陽電池を接続配線材によって互いに接続することにより出力を高めた太陽電池モジュールが用いられる。具体的には、接続配線材は、一の太陽電池の受光面上と他の太陽電池の裏面上とに半田接続される。
ここで、第1太陽電池に隣接する隣接太陽電池を第2太陽電池に交換する手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、第1太陽電池の裏面上から隣接太陽電池の受光面上に跨って配置された一の配線材を、第1太陽電池と隣接太陽電池との間で切断する。そして、第2太陽電池の受光面上に接続された他の配線材の一端部を、第1太陽電池と第2太陽電池との間で一の配線材に半田を用いて接着する。このような手法によって、隣接太陽電池に不具合(割れ、出力低下など)が発生した場合に、隣接太陽電池を正常な太陽電池に交換することができる。
特開2002−222978号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の手法では、第1太陽電池と第2太陽電池との間で配線材どうしが接着されるため、第1太陽電池と第2太陽電池との間の距離が広くなる。その結果、太陽電池モジュールの面積当たりでの変換効率が低下してしまう。
そこで、一の配線材を第1太陽電池の裏面端部で切断するとともに、第1太陽電池の裏面端部上において、他の配線材を一の配線材の一端部上に接着することによって、第1太陽電池と第2太陽電池との間の距離を短くすることが考えられる。
しかしながら、他の配線材を一の配線材の一端部上に接着すると、他の配線材からの応力が一の配線材の一端部に集中するため、一の配線材の一端部から剥離が生じやすいという問題があった。
また、他の配線材を一の配線材に半田付けする際の熱により、一の配線材を第1太陽電池の裏面に接着している接着剤の接着力が低下し、一の配線材の一端部から剥離が生じやすいという問題があった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、配線材の剥離を抑制可能な太陽電池モジュール及び太陽電池の交換方法を提供することを目的とする。
本発明の特徴に係る太陽電池モジュールは、第1太陽電池及び第2太陽電池と、第1太陽電池の第1主面上に配置された一の配線材と、第2太陽電池の第2主面上から配線材上に跨って配置された他の配線材とを備え、他の配線材の一端部は、一の配線材のうち第2太陽電池側の一端から離間した離間部分に接着されることを要旨とする。
本発明の特徴に係る太陽電池モジュールにおいて、第1太陽電池は、第1主面上に形成された複数本の細線電極と、第1主面上に形成された連結線とを有し、連結線は、複数本の細線電極のうち離間部分と重なる一の細線電極と、離間部分と重ならない他の細線電極とを電気的に連結していてもよい。
本発明の特徴に係る太陽電池モジュールにおいて、第1太陽電池及び第2太陽電池は、配列方向に沿って配列されており、一の配線材及び他の配線材それぞれは、配列方向に沿って配置されていてもよい。
本発明の特徴に係る太陽電池の交換方法は、第1太陽電池に隣接する隣接太陽電池を第2太陽電池に交換する太陽電池の交換方法であって、第1太陽電池と隣接太陽電池とを電気的に接続する接続配線材を切断することによって、第1太陽電池の主面に配置された一の配線材を形成する切断工程と、一の配線材に、第2太陽電池の第2主面上に配置された他の配線材を接続する接続工程とを備え、接続工程において、他の配線材の一端部を、一の配線材のうち第2太陽電池側の一端から離間した離間部分に接着することを要旨とする。
本発明によれば、配線材の剥離を抑制可能な太陽電池モジュール及び太陽電池の交換方法を提供することができる。
次に、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(太陽電池モジュールの構成)
本発明の実施形態に係る太陽電池モジュールの概略構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る太陽電池モジュール100の側面図である。図2は、実施形態に係る太陽電池ストリング1を裏面側から見た平面図である。
太陽電池モジュール100は、太陽電池ストリング1、受光面側保護材2、裏面側保護材3及び封止材4を備える。
太陽電池ストリング1は、受光面側保護材2と裏面側保護材3との間において、封止材4によって封止される。太陽電池ストリング1は、複数の太陽電池10、接続配線材20、第1接続配線材20A、第2接続配線材20B、第1交換用配線材30A及び第2交換用配線材30Bを備える。
複数の太陽電池10は、配列方向Hに沿って配列される。複数の太陽電池10は、図1に示すように、太陽電池10A〜10Cと交換用太陽電池10Rとを含む。交換用太陽電池10Rは、不具合が発生した被交換用太陽電池10F(図6参照)に替えて接続された太陽電池である。太陽電池の交換方法については後述する。複数の太陽電池10それぞれは、光を受ける受光面と、受光面の反対側に設けられる裏面とを主面として有する。
接続配線材20は、複数の太陽電池10を互いに電気的に接続するための配線材である。例えば、図1に示すように、接続配線材20は、太陽電池10Aの受光面上から太陽電池10Cの裏面上に跨って、配列方向Hに沿って配置される。
第1接続配線材20Aは、交換用太陽電池10Rの一方に隣接する太陽電池10Aの裏面上において、配列方向Hに沿って配置される。第1接続配線材20Aの一端部は、太陽電池10Aの裏面の一端部(交換用太陽電池10R側端部)上に配置される。また、第1接続配線材20Aの他端部は、太陽電池10Aの裏面の他端部(太陽電池10C側端部)上に配置される。このような第1接続配線材20Aは、太陽電池の交換時に、太陽電池10Aと被交換用太陽電池10Fとを接続する接続配線材20を、太陽電池10Aの裏面上で切断することによって形成される。第1接続配線材20Aの一端部上には、第1交換用配線材30Aの一端部が配置される。このように、太陽電池10Aと被交換用太陽電池10Fとを接続する接続配線材20を太陽電池10Aの裏面上で切断するとともに、太陽電池10Aの裏面の一端部上において、第1接続配線材20Aに第1交換用配線材30Aを接続することにより、太陽電池10Aと交換用太陽電池10Rとの間の距離を短くすることができる。
第2接続配線材20Bは、交換用太陽電池10Rの他方に隣接する太陽電池10Bの受光面上から第2交換用配線材30B上に跨って、配列方向Hに沿って配置される。第2接続配線材20Bの一端部は、第2交換用配線材30Bの一端部(太陽電池10B側端部)上に配置される。第2接続配線材20Bの他端部は、太陽電池10Bの受光面上に配置される。このような第2接続配線材20Bは、太陽電池の交換時に、太陽電池10Bと被交換用太陽電池10Fとを接続する接続配線材20を、被交換用太陽電池10Fの裏面上で切断することによって形成される。このように、太陽電池10Bと被交換用太陽電池10Fとを接続する接続配線材20を被交換用太陽電池10Fの裏面上で切断するとともに、交換用太陽電池10Rの裏面の一端部上において、第2交換用配線材30Bに第2接続配線材20Bを接続することにより、太陽電池10Bと交換用太陽電池10Rとの間の距離を短くすることができる。
第1交換用配線材30Aは、交換用太陽電池10Rと太陽電池10Aとを互いに電気的に接続するための配線材である。第1交換用配線材30Aは、交換用太陽電池10Rの受光面上に予め接続してある。第1交換用配線材30Aは、交換用太陽電池10Rの受光面上から第1接続配線材20A上に跨って、配列方向Hに沿って配置される。具体的には、第1交換用配線材30Aの一端部は、第1接続配線材20Aの一端部上に配置される。
第2交換用配線材30Bは、交換用太陽電池10Rの裏面上において、配列方向Hに沿って配置される。第2交換用配線材30Bは、交換用太陽電池10Rの裏面上に予め接続してある。第2交換用配線材30Bの一端部は、交換用太陽電池10Rの裏面の一端部(太陽電池10B側端部)上に配置される。第2交換用配線材30Bの一端部上には、第1交換用配線材30Aの一端部が配置される。
以上の各種配線材は、例えば、薄板状または縒り線状の銅、銀、金、錫、ニッケル、アルミニウム、或いはこれらの合金などによって構成される。また、各種配線材の表面は、導電層によって覆われていてもよい。導電層としては、鉛フリー半田(例えば、SnAg3.0Cu0.5)などを用いることができる。なお、図示しないが、本実施形態では、各種配線材は、導電性を有する樹脂接着剤によって、太陽電池10に接着されるものとするが、樹脂接着剤の代わりに半田を用いてもよい。
受光面側保護材2は、複数の太陽電池10それぞれの受光面側に配置され、太陽電池モジュール100の表面を保護する。受光面側保護材2としては、透光性及び遮水性を有するガラス、透光性プラスチック等を用いることができる。
裏面側保護材3は、複数の太陽電池10それぞれの裏面側に配置され、太陽電池モジュール100の背面を保護する。裏面側保護材3としては、PET(Polyethylene Terephthalate)等の樹脂フィルム、Al箔を樹脂フィルムでサンドイッチした構造を有する積層フィルムなどを用いることができる。
封止材4は、受光面側保護材2と裏面側保護材3との間で太陽電池ストリング1を封止する。封止材4としては、EVA、EEA、PVB、シリコン、ウレタン、アクリル、エポキシ等の透光性の樹脂を用いることができる。
なお、このような太陽電池モジュール100の外周には、Alフレーム(不図示)を取り付けることができる。
(第1接続配線材と第1交換用配線材との接続箇所)
以下において、第1接続配線材20Aと第1交換用配線材30Aとの接続箇所について、図面を参照しながら説明する。図3は、図1のR1部分の拡大図である。
図3に示すように、第1交換用配線材30Aの一端部は、第1接続配線材20Aの一端部上に配置される。ここで、第1交換用配線材30Aは、第1接続配線材20Aの一端部分20Aに接着されていないことに留意すべきである。一端部分20Aは、第1接続配線材20Aのうち交換用太陽電池10R側の一端を含む部分である。一方で、第1交換用配線材30Aは、第1接続配線材20Aのうち交換用太陽電池10R側の一端から離間した離間部分20Aに半田接着されている。
(第2接続配線材と第2交換用配線材との接続箇所)
以下において、第2接続配線材20Bと第2交換用配線材30Bとの接続箇所について、図面を参照しながら説明する。図4は、図1のR2部分の拡大図である。
図4に示すように、第2接続配線材20Bの一端部は、第2交換用配線材30Bの一端部上に配置される。ここで、第2接続配線材20Bは、第2交換用配線材30Bの一端部分30Bに接着されていないことに留意すべきである。一端部分30Bは、第2交換用配線材30Bのうち太陽電池10B側の一端を含む部分である。一方で、第2接続配線材20Bは、第2交換用配線材30Bの太陽電池10B側の一端から離間した離間部分30Bに半田接着されている。
(太陽電池の構成)
以下において、実施形態に係る太陽電池の構成について図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、太陽電池10Aを例に挙げて説明する。
図5は、太陽電池10Aを裏面側から見た平面図である。図5に示すように、太陽電池10Aは、光電変換部11、複数本の細線電極12及び連結線13を備える。
光電変換部11は、光を受ける受光面と、受光面の反対側に設けられる裏面とを有する。光電変換部11は、pn型接合或いはpin接合などの半導体接合を内部に有しており、受光により光生成キャリア(正孔と電子)を生成する。光電変換部11は、単結晶Si、多結晶Si等の結晶系半導体材料、GaAs、InP等の化合物半導体材料等の一般的な半導体材料などを用いて形成することができる。
複数本の細線電極12は、光電変換部11の裏面上において、配列方向Hと略直交する直交方向Tに沿って形成される。複数本の細線電極12は、光電変換部11から光生成キャリアを収集する収集電極である。複数本の細線電極12は、例えば、導電性の樹脂接着剤によって、第1接続配線材20Aと電気的に接続される。
複数本の細線電極12は、例えば、樹脂型導電性ペーストや焼結型導電性ペースト(セラミックペースト)などによって形成することができる。なお、複数本の細線電極12それぞれの寸法及び本数は、光電変換部11の大きさや物性などを考慮して設定することができる。
連結線13は、光電変換部11の裏面上において、交換用太陽電池10R側に位置する5本の細線電極12を電気的に連結する。
ここで、5本の細線電極12は、離間部分20Aと平面視で重なる重複細線電極121と、離間部分20Aと重ならない離間細線電極122とを含む。すなわち、連結線13は、重複細線電極121と離間細線電極122とを含む2本以上の細線電極12に連結される。
なお、図示しないが、太陽電池10Aは、光電変換部11の受光面上に形成された複数本の細線電極12を備える。
また、太陽電池10B,10C及び交換用太陽電池10Rのそれぞれは、太陽電池10Aと同様の構成を有する。特に、交換用太陽電池10Rにおいて、連結線13は、離間部分30Bと平面視で重なる重複細線電極121と、離間部分30Bと重ならない離間細線電極122とに連結されることに留意すべきである。
(太陽電池の交換方法)
以下において、実施形態に係る太陽電池の交換方法について、図面を用いて説明する。太陽電池の交換とは、不具合(故障、破損、特性低下など)のある被交換用太陽電池10Fを太陽電池ストリング1から切り離し、正常な交換用太陽電池10Rを用いて太陽電池ストリング1を再形成することをいう。
まず、図6に示すように、複数の太陽電池10を接続配線材20によって互いに電気的に接続することによって、太陽電池ストリング1を作製する。続いて、太陽電池ストリング1の出力チェック及び外観チェックによって、不具合のある被交換用太陽電池10Fを特定する。
次に、図7に示すように、被交換用太陽電池10Fを、太陽電池ストリング1から切り離す。
具体的には、被交換用太陽電池10Fと被交換用太陽電池10Fの一方に隣接する太陽電池10Aとに接続された接続配線材20を、太陽電池10Aの裏面上の第1切断位置C1にて切断する。これによって、第1接続配線材20Aが形成される。また、被交換用太陽電池10Fと、被交換用太陽電池10Fの他方に隣接する太陽電池10Bとに接続された接続配線材20を、被交換用太陽電池10Fの裏面上の第2切断位置C2にて切断する。これによって、第2接続配線材20Bが形成される。
次に、図8に示すように、被交換用太陽電池10Fの替わりに交換用太陽電池10Rを用いて太陽電池ストリング1を再形成する。
具体的には、第1交換用配線材30Aの一端部を、例えば半田ごてを用いて、第1接続配線材20Aに半田接着する。この際、第1交換用配線材30Aを接着する離間部分20A(図3参照)の両側の領域を直接加熱しないようにする。また、第2接続配線材20Bの一端部を、例えば半田ごてを用いて、第2交換用配線材30Bに半田接着する。この際、第2接続配線材20Bを接着する離間部分30B(図4参照)を直接加熱しないようにする。
(作用及び効果)
実施形態に係る太陽電池モジュール100において、第1交換用配線材30Aは、第1接続配線材20Aの一端部分20Aに接着されていない。
このように、第1交換用配線材30Aは、第1接続配線材20Aの一端部に接着されない。そのため、第1交換用配線材30Aからの応力が第1接続配線材20Aの一端部に集中することを抑制できる。また、離間部分20Aでの接着力が低下したとしても、第1接続配線材20Aの離間部分20Aの両側での接着力を維持することができる。そのため、第1接続配線材20Aが第1太陽電池10Aから剥離することを抑制することができる。 また、実施形態に係る太陽電池モジュール100において、第2接続配線材20Bは、第2交換用配線材30Bの一端部分30Bに接着されていない。
このように、第2接続配線材20Bは、第2交換用配線材30Bの一端部に接着されない。そのため、第2接続配線材20Bからの応力が第2交換用配線材30Bの一端部に集中することを抑制できるとともに、第2交換用配線材30Bの離間部分30Bの両側での接着力を維持することができる。そのため、第2交換用配線材30Bが交換用太陽電池10Rから剥離することを抑制することができる。
ここで、第1接続配線材20Aの離間部分20Aに第1交換用配線材30Aを熱接着すると、離間部分20Aと太陽電池10Aとの接着力が低下し、離間部分20Aが太陽電池10Aから剥離する場合がある。この場合、離間部分20Aに接続されていた細線電極12は、離間部分20Aとの電気的接続を失い、太陽電池10Aにおけるキャリア収集効率が低下してしまう。
実施形態に係る太陽電池10Aにおいて、連結線13は、重複細線電極121と離間細線電極122とを含む2本以上の細線電極12に連結される。従って、第1接続配線材20Aのうち離間部分20Aに剥離が生じたとしても、重複細線電極121と離間細線電極122との電気的接続を確保することができる。すなわち、重複細線電極121と第1接続配線材20Aとの電気的接続を確保することができる。その結果、太陽電池10Aにおけるキャリア収集効率が低下することを抑制することができる。
また、実施形態に係る交換用太陽電池10Rにおいて、連結線13は、重複細線電極121と離間細線電極122とを含む2本以上の細線電極12に連結される。従って、第2交換用配線材30Bのうち離間部分30Bに剥離が生じたとしても、重複細線電極121と離間細線電極122との電気的接続を確保することができる。すなわち、重複細線電極121と第2交換用配線材30Bとの電気的接続を確保することができる。その結果、交換用太陽電池10Rにおけるキャリア収集効率が低下することを抑制することができる。
[その他の実施形態]
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上記実施形態では、第1交換用配線材30Aを第1接続配線材20Aに半田接着することとしたが、これに限られるものではない。例えば、第1交換用配線材30Aは、導電性樹脂接着剤によって第1接続配線材20Aに接着されてもよい。
また、上記実施形態では、第2接続配線材20Bを第2交換用配線材30Bに半田接着することとしたが、これに限られるものではない。例えば、第2接続配線材20Bは、導電性樹脂接着剤によって第2交換用配線材30Bに接着されてもよい。
また、上記実施形態では、接続配線材20は、一の太陽電池10の受光面上から他の太陽電池10の裏面上に跨って配置されることとしたが、これに限られるものではない。接続配線材20は、一の太陽電池10の受光面上から他の太陽電池10の受光面上に跨って、或いは、一の太陽電池10の裏面上から他の太陽電池10の裏面上に跨って配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、第1接続配線材20Aは、太陽電池10Aの裏面上に形成されることとしたが、太陽電池10Aの受光面上に形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、第2交換用配線材30Bは、交換用太陽電池10Rの裏面上に形成されることとしたが、交換用太陽電池10Rの受光面上に形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、連結線13は、5本の細線電極12を電気的に連結することとしたが、これに限られるものではない。連結線13は、複数本の細線電極12の全てを連結していてもよい。
また、上記実施形態では、連結線13は、裏面上に露出されることとしたが、連結線13には、各種配線材が被せられていてもよい。この場合、連結線13は、各種配線材にめり込むことによって、直接電気的に接続される。
また、上記実施形態では、2本の接続配線材20の間に1本の連結線13を設けることとしたが、これに限られるものではない。例えば、1本の接続配線材20の両側方に2本の連結線13を設けてもよい。
また、上記実施形態では特に触れていないが、太陽電池10は、接続配線材20を接続するための接続用電極をさらに備えていてもよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
[確認実験]
樹脂接着剤によって太陽電池に接着された一の配線材上に他の配線材を半田接着する場合における、半田コテの温度と樹脂接着剤の接着力との関係を調べた。なお、樹脂接着剤としては、エポキシ樹脂に架橋促進材を配合したものを用いた。半田コテの温度と樹脂接着剤の接着力との関係を下表に示す。
Figure 0005535472
上表に示すように、半田接着時の温度が高いほど、樹脂接着剤の接着力が低下する。従って、他の配線材を熱接着する場合、接着温度は低いことが好ましいことが確認された。
以下、本発明に係る太陽電池の実施例について具体的に説明するが、本発明は、下記の実施例に示したものに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施することができるものである。
(実施例)
まず、いわゆるHIT構造を有する12枚の光電変換部(125mm角、200μm厚)を準備した。
次に、12枚の光電変換部それぞれの受光面上に、50本の細線電極(線幅100μm、ピッチ2mm、高さ60μm)を形成した。
次に、12枚の光電変換部それぞれの裏面上に、100本の細線電極(線幅100μm、ピッチ1mm、高さ30μm)と、3本の連結線(線幅200μm、高さ60μm)とを形成することによって、12枚の太陽電池を作製した。
次に、接続配線材を3本ずつ用いて、12枚の太陽電池を互いに電気的に接続した。接続配線材としては、銅線(1.5mm幅、200μm厚)にSnAg3.0Cu0.5メッキ(40μm厚)を施した配線材を用いた。接続配線材を太陽電池に接着するための接着剤としては、エポキシ樹脂に架橋促進材を配合することにより180℃、15秒の加熱で硬化完了する樹脂接着剤を用いた。
次に、1枚の太陽電池に接続された6本の接続配線材を切断することによって、当該太陽電池を切り離した(図7参照)。
次に、切り離された太陽電池の替わりに、6本の交換用配線材によって交換用太陽電池を半田接着した。この際、接続配線材のうち一端から離れた部分に交換用配線材を接着した。
次に、交換用太陽電池を含む12枚の太陽電池を、ガラスとPETフィルムの間でEVAによって封止することによって太陽電池モジュールを作製した。
(比較例1)
比較例1では、3本の連結線を形成しなかった。その他の構成は実施例と同様とした。
(比較例2)
比較例2では、交換用太陽電池を用いることなく、12枚の太陽電池を用いて、太陽電池モジュールを作製した。
(温度サイクル試験)
次に、実施例及び比較例について温度サイクル試験(JIS C8917)を行い、試験前後での太陽電池モジュールの光電変換効率を比較した。温度サイクル試験では、JIS規格に準拠して、高温(90℃)から低温(−40℃)に、又は低温から高温に温度を変化させることを1サイクルとして200サイクル行った。
温度サイクル試験後における太陽電池モジュールの出力変化を下表に示す。
Figure 0005535472
上表に示すように、実施例では、出力の低下率を、太陽電池を交換していない比較例2と同等に抑えることができた。これは、交換用配線材を接続配線材の一端から離して接着することによって接続配線材の剥離を抑制するとともに、連結線を形成することによってキャリア収集効率の低下を抑制できたためである。
一方で、連結線を設けなかった比較例1では、実施例よりも大きく出力が低下した。これは、接続配線材の剥離部分との電気的接続を失った細線電極からキャリアを収集できなくなったためである。
本発明の実施形態に係る太陽電池モジュール100の側面図である。 本発明の実施形態に係る太陽電池ストリング1を裏面側から見た平面図である。 図1のR1部分の拡大図である。 図1のR2部分の拡大図である。 本発明の実施形態に係る太陽電池10を裏面側から見た平面図である。 本発明の実施形態に係る太陽電池10の交換方法を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る太陽電池10の交換方法を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る太陽電池10の交換方法を説明するための図である。
符号の説明
1…太陽電池ストリング
2…受光面側保護材
3…裏面側保護材
4…封止材
10…太陽電池
11…光電変換部
12…細線電極
121…重複細線電極
122…離間細線電極
13…連結線
20…接続配線材
20A…第1接続配線材
20B…第2接続配線材
20A…一端部分
20A…離間部分
30A…第1交換用配線材
30B…第2交換用配線材
30B1…一端部分
30B2…離間部分
100…太陽電池モジュール

Claims (4)

  1. 第1太陽電池及び第2太陽電池と、
    前記第1太陽電池の第1主面上に配置された一の配線材と、
    前記第2太陽電池の第2主面上から前記一の配線材上に跨って配置された他の配線材とを備え、
    前記他の配線材の一端部は、前記一の配線材のうち前記第2太陽電池側の一端から離間した離間部分に半田接着され、
    前記一の配線材は、前記離間部分の両側において前記第1太陽電池と樹脂接着剤によって接着されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記第1太陽電池は、
    前記第1主面上に形成された複数本の細線電極と、
    前記第1主面上に形成された連結線と
    を有し、
    前記連結線は、前記複数本の細線電極のうち前記離間部分と重なる一の細線電極と、前記離間部分と重ならない他の細線電極とを電気的に連結することを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記第1太陽電池及び前記第2太陽電池は、配列方向に沿って配列されており、
    前記一の配線材及び前記他の配線材それぞれは、前記配列方向に沿って配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 第1太陽電池に隣接する隣接太陽電池を第2太陽電池に交換する太陽電池の交換方法であって、
    前記第1太陽電池と前記隣接太陽電池とを電気的に接続する接続配線材を切断することによって、前記第1太陽電池の第1主面に配置された一の配線材を形成する切断工程と、
    前記一の配線材に、前記第2太陽電池の第2主面上に配置された他の配線材を接続する接続工程とを備え、
    前記接続工程において、前記他の配線材の一端部を、前記一の配線材のうち前記第2太陽電池側の一端から離間した離間部分に半田接着し、前記離間部分の両側において、前記
    一の配線材と前記第1太陽電池との接着力を樹脂接着剤によって維持することを特徴とする太陽電池の交換方法。
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