JP5533870B2 - 電力増幅装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電力増幅装置、電力増幅方法および記憶媒体に関し、特に無線通信機器に用いられる送信電波の電力を増幅する電力増幅装置、電力増幅方法および記憶媒体に関する。
従来より、無線通信機器に用いられる送信電波の電力を増幅する電力増幅装置(PA)は、無線通信機器を構成する要素の中で多くの電力を消費する。そのために、PAの電力効率を改善することが重要課題とされている。
さらに、近年の無線通信では、利用電波のスペクトル効率改善のために、振幅変調が主流となっている。例えば、デジタル無線通信の変調方式の一つとして用いられているQAM(Quadrature Amplitude Modulation,直交振幅変調)は代表的なものである。
このような変調方式では、送信信号の劣化や隣接チャネルに及ぼす影響を防ぐために、PAに対して歪みが少なく高い線形性を有する特性が要求される。このため、従来では、振幅変調方式による無線通信機器に使用されているPAを、線形性が良好となる高バックオフ(低入力電力)状態で動作させて低歪み特性を実現させていた。
しかしながら、PAを高バックオフ状態、すなわち、PAの飽和電力よりも低い電力領域において動作させると、PAの電力効率が低下してしまうといった問題があった。
そこで、上記のような電力効率と線形性の両立といったPAの特性に対する問題を解決するために、高バックオフ(低入力電力)状態での電力効率を改善する技術の一つである「ポーラ変調」が盛んに研究されており、このポーラ変調を用いることによって高線形性を有し、さらに高電力効率を実現するPAの開発が行われている。
ここで、従来からのポーラ変調の一種であるET(Envelope Tracking)方式による電力増幅装置の概要を示すブロック図を図11に、EER(Envelope Elimination and Restoration)方式による電力増幅装置の概要を示すブロック図を図12に示し、ポーラ変調技術を利用した電力増幅装置の構成と動作について以下に説明する。
図11に示すET方式による電力増幅装置10は、ポーラ変調器11と電源変調器12とRF(Radio Frequency)アンプ13とから構成されており、入力された送信信号の電力増幅を実現する。
ポーラ変調器11は、入力端子11−aに送信信号データが入力されると、出力端子11−bに送信信号の振幅成分信号Aを、出力端子11−cには送信信号データの振幅成分および位相成分を搬送波に重畳したRF変調信号Cを出力する。さらに、ポーラ変調器11は、振幅成分信号AとRF変調信号Cの出力タイミングを個別に所望値に設定できる機能も備えている。
電源変調器12は、振幅成分信号Aを増幅して増幅振幅成分信号Bを生成し、この増幅振幅成分信号BをRFアンプ13の電源端子13−aに入力する。
ポーラ変調器11の出力端子11−cに出力されたRF変調信号Cは、RFアンプ13に入力され、RFアンプ13の電源端子13−aに入力された増幅振幅成分信号Bの変調を行う。RFアンプ13の出力端子13−bには、送信信号データの振幅成分および位相成分が搬送波に載りかつ増幅されたRF変調信号である送出信号Dが出力される。
このようなET方式による電力増幅装置10では、RF変調信号Cの振幅に合わせてRFアンプ13の電源端子13−aに入力する電圧信号を制御する、すなわち、RF変調信号Cが低電力であるときはRFアンプ13に入力する電圧信号の電圧を低下させ、PF変調信号が高電力であるときには電圧信号の電圧を上昇させる。これにより、これまではRFアンプ13が低出力時に消費していた無駄な電力を抑制することができ、電力効率の改善を図ることができる。
また、ET方式による電力増幅装置10と同様の構成である図12に示すEER方式による電力増幅装置20は、ポーラ変調器21の出力端子21−cに送信信号の位相成分を搬送波に重畳したRF位相変調信号Eを出力し、このRF位相変調信号EをRFアンプ13へ入力して送信信号を増幅する技術である。
この場合もRFアンプ13の電源端子13−aを振幅成分信号Bで変調する、すなわち、送信信号の振幅が低いとき(低出力時)はRFアンプ13の電源電圧を下げ、送信信号の振幅が高いとき(高出力時)はRFアンプ13の電源電圧を上げることにより、従来ではRFアンプが低出力時に消費していた無駄な電力を抑制することができ、電力効率の改善を図ることができる。
しかしながら、これらのポーラ変調方式を利用した電力増幅装置10,20では、電源変調器12に広帯域(高速)、広ダイナミックレンジ(大電圧、低ノイズ)、高電力効率といった特性の全てが要求され、従来の技術では、それらの要求を満たすことが困難であった。すなわち、電源変調器12を構成するトランジスタは、高耐圧のものほど動作速度が低下する傾向があるため、大電圧動作と広帯域(高速)特性の両立は一般的に困難であり、無線通信機器において比較的に高い消費電力で動作する電力増幅装置では、広ダイナミックレンジと広帯域(高速特性)を両立させることは困難であるといった問題があった。
例えば、電源変調器12をリニアレギュレータで実装する場合では、広帯域(高速)特性と広ダイナミックレンジ(低ノイズ)特性とを両立することは可能だが、高電力効率の実現をも兼ねることは熱などの損失により困難である。また、電源変調器12をスイッチングレギュレータで実装する場合、高い電力効率を実現することはできるが、広帯域(高速)特性と広ダイナミックレンジ(低ノイズ)特性を実現できないといった問題がある。
上記のようなポーラ変調方式を利用した電力増幅装置の問題に対して、高電力効率のスイッチングアンプによって構成される電源変調器に信号誤差を補正する誤差補正部を設け、高電力効率特性と低ノイズ特性とを両立させた技術(特許文献1)が提案されている。
また、リニアアンプを利用した電圧源とスイッチングアンプを利用した電流源とを並列接続させた構成の電源変調器を用いた技術(特許文献2)や、複数の電圧値をもつ(誤差を含む)電圧源と誤差補正機能を有する電圧源とを直列接続させた構成の電源変調器を用いた技術(特許文献3)により、高電力効率特性と広帯域でかつ低ノイズの特性とを両立させる電力増幅装置が提案されている。
特開2007−215158号公報 特開2002−252524号公報 特開2006−514472号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術は、スイッチングアンプから出力される不要信号帯域内(高周波)の信号歪みを抑制する技術であり、所望の信号帯域内(低周波)の信号歪を抑制することはできない。また、特許文献1の構成において、所望の信号帯域においても信号歪みを抑制するようにすると、不要電流量が増加して電力効率が低下するといった問題があり、信号誤差の低減量(送出信号の精度)と電力効率との両立が困難である。
また、特許文献2に開示されている技術では、電圧源(リニアアンプ)と電流源(スイッチングアンプ)との間に生じる遅延誤差を補正できないために、電圧源(リニアアンプ)の出力電流が増加し消費電力が増大してしまうといった問題がある。
また、特許文献3に開示されている技術では、複数の電圧値をもつ電圧源と同数の電源を用意しなければならないために、回路規模が大きくなり、また、消費電力を抑制するためには、この電圧源をさらに増やす必要があり、回路規模が増大しコストが高くなるといった問題がある。
よって、特許文献1〜3に開示されている技術では、ポーラ変調技術を利用した電力増幅装置において、送出信号の精度を確保し、かつ、電源変調器に要求される特性、すなわち、広帯域(高速)・広ダイナミックレンジ(大電圧、低ノイズ)・高電力効率の特性を実現させようとすると、消費電力が増大し、また、回路規模の拡大に伴いコストが増加してしまうといった問題があった。
したがって、本発明は、上述のような問題を解決すべく、送出信号の精度を確保し、かつ、小規模および低コストの回路構成により消費電力を低減し電力効率を従来より高めることができる電力増幅装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、振幅変調成分と位相変調成分とを含んだ入力信号のうち前記振幅変調成分である振幅信号と前記振幅信号に基づいたパルス変調信号とを生成して出力するとともに、前記入力信号を搬送波に重畳した送信信号を出力する信号源制御部と、この信号源制御部と接続され、前記信号源制御部から出力される前記振幅信号および前記パルス変調信号と前記送信信号とを同期させる遅延調整部と、この遅延調整部と接続され、前記送信信号と同期した振幅信号に応じた電圧信号を出力する電圧信号生成部と、前記遅延調整部と接続され、前記送信信号と同期したパルス変調信号に応じた電流信号を出力する電流信号生成部と、前記遅延調整部、前記電圧信号生成部、前記電流信号生成部と接続され、前記送信信号を増幅するとともに、この増幅後の送信信号を前記電圧信号と前記電流信号とに基づいて振幅変調した送出信号を出力する送信信号増幅部と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、入力信号の振幅変調成分である振幅信号とこの振幅変調成分に基づいたパルス変調信号とを生成し、これら振幅信号およびパルス変調信号を送信信号に同期させてそれぞれを増幅することにより、電圧信号および電流信号を生成する。これにより、電圧信号と電流信号との間に発生する遅延誤差を解消することができ、この遅延誤差により発生する出力信号の精度の劣化や消費電流の増加を抑制し、信号精度を確保しかつ消費電力を抑えることができる。
したがって、本発明の電力増幅装置は、上記のような電圧信号と電流信号とを合成して生成される変調電源信号に基づいて送信信号を振幅変調した送出信号を出力することによって、送出信号の精度を確保し、かつ、消費電力を低減し電力効率を従来より高めることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる電力増幅装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第2の実施の形態にかかる電力増幅装置の構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の第3の実施の形態にかかる電力増幅装置の構成を示すブロック図である。 図4は、第3の実施の形態にかかる電力増幅装置の制御部の構成を示すブロック図である。 図5は、第3の実施の形態にかかる電力増幅装置300の出力信号の隣接チャネル漏洩電力量の一例を示す図である。 図6は、第3の実施の形態にかかる電力増幅装置の電圧信号生成部の構成要素であるリニアアンプの消費電力量の一例を示す図である。 図7は、本発明の第4の実施の形態にかかる電力増幅装置の構成を示すブロック図である。 図8は、本発明の第5の実施の形態にかかる電力増幅装置の構成を示すブロック図である。 図9は、本発明の第6の実施の形態にかかる電力増幅装置の構成を示すブロック図である。 図10は、本発明の第7の実施の形態にかかる電力増幅装置の構成を示すブロック図である。 図11は、ET(Envelope Tracking)方式による電力増幅装置の概要を示すブロック図である。 図12は、EER(Envelope Elimination and Restoration)方式による電力増幅装置の概要を示すブロック図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態にかかる電力増幅装置は、無線通信機器に用いられ、電力増幅装置に入力される入力信号の振幅変調成分に基づいて生成される電源変調信号によってこの入力信号を振幅変調し電力を増幅することにより、無線通信機器から送出される送出信号を出力するものである。
図1に示すように、本実施の形態にかかる電力増幅装置100は、信号源制御部110と遅延調整部120と、電圧信号生成部130と、電流信号生成部140と、送信信号増幅部150とから構成されている。
信号源制御部110は、入力された入力信号の振幅変調成分と位相変調成分とのうち、振幅変調成分を振幅信号として出力するとともに、この入力信号の振幅変調成分に基づいたパルス変調信号を生成して出力する。さらに、この入力信号を搬送波に重畳した送信信号を生成して出力する。
遅延調整部120は、信号源制御部110から出力される振幅信号、パルス変調信号、送信信号のそれぞれに対して遅延時間を調整し、相互間に発生する相対遅延時間を補正する、すなわち、振幅信号およびパルス変調信号と送信信号とを同期させる。
電圧信号生成部130は、遅延調整部120によって遅延時間の調整をされた振幅信号に応じた電圧信号を生成して出力する。
電流信号生成部140は、遅延制御部120によって遅延時間の調整をされたパルス変調信号に応じた電流信号を生成して出力する。
送信信号増幅部150は、信号源制御部110から出力され遅延調整部120によって遅延時間を調整された送信信号を増幅した後に、この増幅後の送信信号を、電圧信号生成部130によって出力された電圧信号と電流信号生成部140によって出力された電流信号とを合成して生成される変調電源信号に基づいて振幅変調した送出信号を出力する。
このように、本実施の形態にかかる電力増幅装置は、入力信号の振幅変調成分である振幅信号とこの振幅変調成分に基づいたパルス変調信号とを生成し、これら振幅信号およびパルス変調信号を送信信号に同期させた後にそれぞれを増幅させた電圧信号および電流信号を生成することにより、電圧信号と電流信号との間に発生する遅延誤差を解消することができ、この遅延誤差により発生する出力信号の精度の劣化や消費電流の増加を抑制することができる。
したがって、本実施の形態にかかる電力増幅装置は、上記のような電圧信号と電流信号とを合成して生成される変調電源信号に基づいて送信信号を振幅変調した送出信号を出力することによって、送出信号の精度を確保し、かつ、消費電力を低減し電力効率を従来より高めることができる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態にかかる電力増幅装置は、第1の実施の形態で説明した電力増幅装置100の電圧信号生成部をリニアアンプで、電流信号生成部をスイッチングアンプで構成したものである。
本実施の形態にかかる電力増幅装置200は、図2に示すように、信号源制御部210と、遅延調整部220と、電圧信号生成部230と、電流信号生成部240と、送信信号増幅部250とから構成されている。
信号源制御部210は、BB信号処理部211と振幅信号発生部212とパルス信号発生部213とRF変調信号発生部214とから構成されている。
BB信号処理部211は、入力されるベースバンド信号からこのベースバンド信号の振幅成分である振幅信号と、この振幅信号をパルス変調したパルス信号と、入力されたベースバンド信号と搬送波とを合成したRF変調信号とを導出する。
振幅信号発生部212は、BB信号処理部211により導出された振幅信号を生成して出力する。
パルス信号発生部213は、BB信号処理部211により導出されたパルス信号を生成して出力する。
RF変調信号発生部214は、BB信号処理部211により導出されたRF変調信号を生成して出力する。
遅延調整部220は、遅延制御部221と第1の遅延回路部222と第2の遅延回路部223と第3の遅延回路部224とから構成されている。
遅延制御部221は、振幅信号発生部212から出力される振幅信号、パルス信号発生部213から出力されるパルス信号、RF変調信号発生部214から出力されるRF変調信号それぞれの遅延時間を決定して、これらの信号の同期タイミングを調整する。
第1の遅延回路部222は、遅延制御部221によって決定された振幅信号に対する遅延時間を、振幅信号へ反映させる。
第2の遅延回路部223は、遅延制御部221によって決定されたパルス信号に対する遅延時間を、パルス信号へ反映させる。
第3の遅延回路部224は、遅延制御部221によって決定されたRF変調信号に対する遅延時間を、RF変調信号へ反映させる。
電圧信号生成部230は、電圧フォロワ型のリニアアンプ231と、このリニアアンプ231に電源を供給する電源部232,233とから構成されており、第1の遅延回路部222によって遅延時間を調整された振幅信号を増幅した電圧信号を出力する。
電流信号生成部240は、インバータ型のスイッチングアンプ241と、インダクタ242と、ハイサイドゲートドライバ243と、ローサイドゲートドライバ244とから構成されており、第2の遅延回路部223によって遅延時間を調整されたパルス信号を増幅した電流信号を出力する。
送信信号増幅部250は、第3の遅延回路部224によって遅延時間を調整されたRF変調信号を増幅するとともに、電圧信号生成部230によって出力された電圧信号と電流信号生成部240によって出力された電流信号とを合成した変調電源信号を電源信号として入力されることで振幅変調し、送出信号を出力する。
次に、本実施の形態にかかる電力増幅装置200の動作について、説明する。
入力信号としてベースバンド信号が信号源制御部210に入力されると、BB信号処理部211は、このベースバンド信号から振幅信号と位相信号とを導出し、導出した振幅信号をパルス変調したパルス信号を導出し、入力されたベースバンド信号と搬送波とからRF変調信号を導出する。
例えば、本実施の形態にかかる電力増幅装置が搭載される無線通信機器が、QPSK方式による変調を実行する場合、ベースバンド信号であるI信号I(t)とQ信号Q(t)とからBB信号処理部211が導出する振幅信号A(t),位相信号θ(t),RF変調信号V(t)のそれぞれは、以下のように表すことができる。
A(t)=sqrt(I(t)2+Q(t)2) …(式1)
θ(t)=arctan{Q(t)/I(t)} …(式2)
V(t)=A(t)cos(ωct+θ(t)) …(式3)
(ωcは搬送波の周波数)
また、BB信号処理部211によって導出されるパルス信号、すなわち、振幅信号A(t)をパルス変調したVg(t)は、電流信号生成部240の出力電流IM(t)と送信信号増幅部250の電源電流(電圧信号生成部230と電流信号生成部240との合成電流)Iout(t)との差分が一定値IMAXを超えないような条件に基づいて決定する。
例えば、電流信号生成部240の入力電圧であるパルス信号Vg(t)と出力電流IM(t)との関係をモデル化した式IM(t)=f[Vg(t)]と、送信信号増幅部250の入力信号であるRF変調信号の振幅成分A(t)と電源電流Iout(t)との関係をモデル化した式Iout(t)=h[A(t)]とを用意する。これらの式は、実測評価結果から導出しても良く、または、回路モデルから解析的に導出しても良い。
これらの2つのモデル化した式から、電流信号生成部240の出力電流IM(t)と送信信号増幅部250の電源電流Iout(t)との差分は、Iout(t)−f[Vg(t)]と表すことができる。これは、電流信号生成部240の出力電流IM(t)と送信信号増幅部250の電源電流Iout(t)との差分量が、パルス信号Vg(t)がハイレベルのときに単調増加し、ローレベルのときに単調減少することを表している。
そこで、BB信号処理部221は、送信信号増幅部250の電源電流Iout(t)をRF変調信号の振幅成分A(t)から計算しておき、Iout(t)−f[Vg(t)]が−IMAXに達したときにVg(t)をローレベルからハイレベルに切り替え、Iout(t)−f[Vg(t)]が+IMAXに達したときにVg(t)をハイレベルからローレベルに切り替えるというアルゴリズムに基づき、|Iout(t)−IM(t)|<IMAXの条件を満たすパルス信号Vg(t)を定めることができる。
このように、BB信号処理部221によって導出された振幅信号A(t)、パルス信号Vg(t)、RF変調信号V(t)は、それぞれ振幅信号発生部212、パルス信号発生部213、RF変調信号発生部214によって出力される。
信号源制御部210から出力される振幅信号、パルス信号、RF変調信号のそれぞれはは、遅延制御部221によって定められるそれぞれの信号に対する遅延時間を、対応する遅延回路部によって反映されることにより、それぞれの信号間の同期タイミングが調整される。すなわち、振幅信号は第1の遅延回路部、パルス信号は第2の遅延回路部、RF変調信号は第3の遅延回路部によって遅延時間が反映され(同期タイミングが調整され)、信号相互間に発生する相対遅延時間が補正される。
遅延調整部220によって信号相互間の相対遅延時間が補正された振幅信号、パルス信号は、それぞれ、電圧信号生成部230、電流信号生成部240によって増幅され、電圧信号,電流信号として出力される。
すなわち、電圧信号生成部230は、同期タイミングの補正がなされた振幅信号を増幅し、送信信号増幅部250の電源を変調する電圧信号(Vc∝A(t))として出力し、同期タイミングの補正がなされたパルス信号(Vg(t))を入力された電流信号生成部240は、このパルス信号に基づいて出力される出力電流IMを送信信号増幅部250に供給し、電流信号を出力する。
送信信号増幅部250は、入力された同期タイミングの補正がなされたRF変調信号を増幅し、この増幅後のRF変調信号を、電圧信号生成部230から出力された電圧信号Vcと電流信号生成部240から出力された電流信号とを合成した変調電源信号によって振幅変調して、ポーラ変調によりRF変調信号(送信信号)を増幅した送出信号を出力する。
このように、本実施の形態にかかる電力増幅装置200によれば、電圧信号と電流信号の間に発生する相対遅延時間を補正することにより、この相対遅延時間により生じる電圧信号生成部230の消費電力の増大を抑制できる効果がある。
また、パルス信号Vg(t)のスイッチング周波数を高め、電流信号生成部240の出力電流IM(t)が送信信号増幅部250の電源電流Iout(t)を正確にトラッキングできるようにすることで、電圧信号生成部230の出力電流および消費電力を低減することができる。
したがって、電圧信号と電流信号の間に発生する相対遅延時間を補正し、かつ、パルス信号Vg(t)のスイッチング周波数を高めるといった回路規模の拡大を伴わない信号処理によって、電力増幅装置から送出される送出信号の精度を確保し、かつ、小規模および低コストの回路構成で消費電力を低減し電力効率を従来より高めることができる。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態にかかる電力増幅装置は、増幅後の送出信号を計測して送出信号の隣接チャネル漏洩電力(ACPR)を導出し、このACPRに基づいて電力増幅装置の構成要素を制御し入力信号を増幅するものである。
なお、本実施の形態にかかる電力増幅装置の構成要素について、第2の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成および機能を有するものには、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施の形態にかかる電力増幅装置300は、図3に示すように、信号源制御部210と遅延調整部320と電圧信号生成部230と電流信号生成部240と送信信号増幅部250と送出信号帰還部360とから構成されている。ここで、送出信号機関部360は、RF信号を2分岐するカプラとすることができる。
図3において、本実施の形態にかかる電力増幅装置300は、送信信号増幅部250より出力された送出信号を、送出信号帰還部360を介して遅延調整部320の遅延制御部321に帰還される構成となっている。
ここで、本実施の形態にかかる電力増幅装置300における遅延制御部321の構成の一例を示すブロック図を図4に示す。
遅延制御部321は、図4に示すように、マイクロコントローラ321−1と、PLL(Phase-Locked Loop)321−2と、ミキサ321−3と、LPF(Low-Pass Filter)321−4と、BPF(Band-Pass Filter)321−5と、ログアンプ321−6と、検波器321−7とから構成されている。
マイクロコントローラ321−1は、入力される各データに基づいて振幅信号,パルス信号,RF変調信号のそれぞれに対する遅延時間を導出し、第1〜第3の遅延回路部222〜224を制御する。
ここで、マイクロコントローラ321−1は、CPU(中央演算装置)や、メモリ、インターフェースを備えたコンピュータなどの演算装置によって構成され、このコンピュータに、コンピュータプログラムをインストールすることにより、このコンピュータのハードウェア資源と上記コンピュータプログラム(ソフトウェア)とが協働して各信号に対する遅延時間を導出する。なお、上記コンピュータプログラムはコンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納された状態で提供されても良い。
PLL321−2は、マイクロコントローラ321−1に接続され、局所発振信号(LO信号)をミキサ321−3に対して出力する。
ミキサ321−3は、一段増幅器を介した後のPLL321−2から出力されたLO信号と、送出信号帰還部360を介して遅延制御部321に入力された送出信号とをミキシングして、中間周波数(IF)信号をLPF321−4に対して出力する。
LPF321−4は、ミキサ321−3によって出力されたIF信号に含まれる不要な高周波成分を除去し、BPF321−5は、LPF321−4を通過したIF信号の所定の周波数成分を通過させる。
ここで、BPF321−5によって送出信号の隣接チャネルに対応する周波数成分を通過させるようにすると、BPF321−5の中心周波数は、IF周波数+オフセット周波数またはIF周波数−オフセット周波数のいずれかに設定される。よって、オフセット周波数およびBPFの通過帯域は通信規格によって定められる。
例えば、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)の規格においては、オフセット周波数を5MHz、通過帯域を3.84MHzに設定すれば良い。
ログアンプ321−6は、BPF321−5を通過した送出信号の隣接チャネルに対応する周波数成分の信号をログスケール変換し検波器321−7へ出力する。
検波器321−7は、ログアンプ321−6から出力された信号をIF帯域からベースバンド帯域へダウンコンバートしてマイクとコントローラ321−1へ出力する。ここで、検波器321−7は、例えば、ダイオードと容量と抵抗とで構成することができる。
このような構成により、マイクロコントローラ321−1は送出信号帰還部360を介して遅延制御部321に入力された送出信号のACPRを検知し、この検知したACPRのデータをメモリに記憶する。
次に、マイクロコントローラ321−1は、電圧信号生成部230のリニアアンプ231に電源を供給する電源部232,233から、電源部232,233によってリニアアンプ231に供給された電力を検知して、この検知した電力のデータをメモリに記憶する。
マイクロコントローラ321−1は、記憶した送出信号のACPRのデータと電源部232,233の供給電力(リニアアンプ231の消費電力)のデータとから、リニアアンプ231の消費電力と送出信号のACPRとを最小化となるように、振幅信号,パルス信号,RF変調信号のそれぞれに対する遅延時間を設定する。
ここで、横軸にRF変調信号V(t)に対する振幅信号A(t)の遅延時間を、縦軸にRF変調信号に対するパルス信号Vg(t)の遅延時間を配した場合の送信信号増幅部250から出力される送出信号のACPRの一例を図5に、リニアアンプ231によって消費される電力の一例を図6に示す。
図5および図6に示すように、RF変調信号V(t)と振幅信号A(t)とパルス信号Vg(t)との相対遅延時間(以下、RF変調信号V(t)と振幅信号A(t)とパルス信号Vg(t)とをまとめて「各信号」とする。)によって、送信信号増幅部250から出力される送出信号のACPRとリニアアンプ231の消費電力は変動し、また、それらは下に凸となる特性曲面を示している。
そのため、マイクロコントローラ321−1は、その特性曲面の最も急に降下している方向を示す勾配ベクトルを算出し、各信号間の相対遅延時間をそのベクトルの示す方向に沿って設定する最急降下法によって、送出信号のACPRとリニアアンプ231の消費電力(電源部232,233の供給電力)とが最小となるよう、各信号間の相対遅延時間を導出して、各信号に対する遅延時間を設定する。
また、送出信号のACPRを最小にする各信号に対する遅延時間と、電源部232,233の供給電力を最小にする各信号に対する遅延時間との間にずれが生ずる場合、マイクロコントローラ321−1は、それぞれを最小にする遅延時間の中間値を各信号に対する遅延時間として設定する。
このように、本実施の形態にかかる電力増幅装置300によれば、遅延制御部321は、送出信号のACPRとリニアアンプ231の消費電力とを測定しこの測定結果に基づいて、これらを最小にする各信号に対する遅延時間を設定することができる。
したがって、電圧信号生成部230と電流信号生成部240と送信信号増幅部250との回路モデル等による各信号の遅延時間量を導出する事前検証などの工程を省略することができ、コストの削減を図ることが可能となる。
また、回路モデル等による事前検証による各信号の遅延時間量を設定するのではなく、実回路の実動作による測定結果に基づいて各信号の遅延時間量を逐次設定しているため、事前検証によって各信号の遅延時間を設定する場合より良好な特性を得ることが可能となる。
[第4の実施の形態]
本発明の第4の実施の形態にかかる電力増幅装置の構成を示すブロック図を図7に示す。
本実施の形態にかかる電力増幅装置400は、測定した送出信号のACPRに基づいて振幅信号A(t)の遅延時間を、リニアアンプ231の消費電力に基づいてパルス信号Vg(t)の遅延時間をそれぞれ導出するものである。
なお、本実施の形態にかかる電力増幅装置の構成要素について、第3の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成および機能を有するものには、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
送信信号増幅部250によって出力される送出信号のACPRは、図5に示すように、パルス信号Vg(t)の遅延時間量に対する変動量が少ないことがわかる。よって、送出信号のACPRを最小にするには、パルス信号Vg(t)の遅延時間をパラメータとして採用せずに振幅信号A(t)の遅延時間のみをパラメータとして調整する。
したがって、本実施の形態にかかる電力増幅装置400は、振幅信号A(t)の遅延時間と送出信号のACPRとの関係を示す1変数関数と、パルス信号Vg(t)の遅延時間と電源232,233の供給電力量との関係を示す1変数関数と、それぞれに対して最急降下法を適用して、遅延制御部(A)421−aによって振幅信号A(t)の遅延時間を、遅延制御部(B)421−bによってパルス信号Vg(t)の遅延時間を導出し設定する。
このように、本実施の形態にかかる電力増幅装置400によれば、第3の実施の形態において説明した2変数関数(遅延特性曲面)の最急降下法によって各信号に対する遅延時間を導出し設定した電力増幅装置300に比べ、1変数関数の最急降下法により各信号に対する遅延時間を導出する本実施の形態にかかる電力増幅装置400のほうが演算量を大幅に低減することができ、回路構成の簡略化を可能とする。
[第5の実施の形態]
本発明の第5の実施の形態にかかる電力増幅装置の構成を示すブロック図を図8に示す。
本実施の形態にかかる電力増幅装置500は、図8に示すように、電流信号生成部540にスイッチ素子541と、トランス542と、ダイオード543,544と、電源545と、ゲートドライバ546とにより構成されたフォワードコンバータ型のスイッチングアンプによって実現するものである。
なお、本実施の形態にかかる電力増幅装置の構成要素について、第3の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成および機能を有するものには、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
このように、本実施の形態にかかる電力増幅装置500は、インバータ型のスイッチングアンプにより構成された電流信号生成部とは異なり、高電圧動作に特化した構成を必要としないために、消費電力を低減するとともに高電圧動作による部品の破損の危険性を抑制することができる。
[第6の実施の形態]
本発明の第6の実施の形態にかかる電力増幅装置の構成を示すブロック図を図9に示す。
本実施の形態にかかる電力増幅装置600は、図9に示すように、第5の実施の形態において説明した電流信号生成部540の構成に電源647が追加されたフォワードコンバータ型のスイッチングアンプによって実現するものである。
なお、本実施の形態にかかる電力増幅装置の構成要素について、第5の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成および機能を有するものには、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
このように、本実施の形態にかかる電力増幅装置600は、電流信号生成部640に電源647を追加することにより、電源647からダイオード543,544を経由する低損失な電力供給経路を構成することができ、送信信号増幅部250に対して供給する電力効率の向上を図ることが可能となる。
[第7の実施の形態]
本発明の第7の実施の形態にかかる電力増幅装置の構成を示すブロック図をず10に示す。
本実施の形態にかかる電力増幅装置700は、図10に示すように、リニアアンプ231の出力に、容量734で構成するハイパスフィルタを設置し、インダクタ735と容量736とで構成されたローパスフィルタを介して電源737をハイパスフィルタの出力(容量734)に接続することで電圧信号生成部730を構成するものである。
なお、本実施の形態にかかる電力増幅装置の構成要素について、第6の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成および機能を有するものには、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
このように、本実施の形態にかかる電力増幅装置700は、電圧信号生成部730を低電圧で高電流である高周波成分を出力するリニアアンプ231と、高電圧で低電流である低周波電圧成分を出力する電源737とに分離した構成とすることにより、高電圧で高電流の全ての周波数電圧成分をリニアアンプで出力する場合に比べ、リニアアンプの消費電力を低減することができる。
なお、本発明の第1〜7の実施の形態おいて説明した電力増幅装置の信号源制御部によって出力される振幅信号は、ポーラ変調器によって抽出したものであっても良い。
また、本発明の第1〜7の実施の形態において説明した電力増幅装置の信号源制御部によって出力される送信信号は、この信号源制御部に入力される入力信号の位相変調成分である位相信号を搬送波に重畳した信号としても良い。
上記の実施の形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)振幅変調成分と位相変調成分とを含んだ入力信号のうち前記振幅変調成分である振幅信号と前記振幅信号に基づいたパルス変調信号とを生成して出力するとともに、前記入力信号を搬送波に重畳した送信信号を出力する信号源制御部と、この信号源制御部と接続され、前記信号源制御部から出力される前記振幅信号および前記パルス変調信号と前記送信信号とを同期させる遅延調整部と、この遅延調整部と接続され、前記送信信号と同期した振幅信号に応じた電圧信号を出力する電圧信号生成部と、前記遅延調整部と接続され、前記送信信号と同期したパルス変調信号に応じた電流信号を出力する電流信号生成部と、前記遅延調整部、前記電圧信号生成部、前記電流信号生成部と接続され、前記送信信号を増幅するとともに、この増幅後の送信信号を前記電圧信号と前記電流信号とに基づいて振幅変調した送出信号を出力する送信信号増幅部とを備えることを特徴とする電力増幅装置。
(付記2)付記1に記載の電力増幅装置において、前記遅延調整部は、前記振幅信号の遅延時間を調整する第1の遅延回路部と、前記パルス変調信号の遅延時間を調整する第2の遅延回路部と、前記送信信号の遅延時間を調整する第3の遅延回路部と、前記第1,第2,第3の遅延回路部によって調整する遅延時間を決定して、前記送信信号と前記振幅信号および前記パルス変調信号との同期タイミングを調整する遅延制御部とを備えることを特徴とする電力増幅装置。
(付記3)付記2に記載の電力増幅装置において、前記遅延制御部は、前記送信信号増幅部の出力信号における所望信号との誤差成分である誤差信号を検知して、この誤差信号に基づいた前記第1および第2の遅延回路部による遅延時間の調整のうち、少なくとも一方の遅延時間を決定して、前記送信信号と前記振幅信号および前記パルス変調信号との同期タイミングの調整を実行することを特徴とする電力増幅装置。
(付記4)付記2に記載の電力増幅装置において、前記遅延制御部は、前記電圧信号生成部の消費電力を検知して、この消費電力に基づいた前記第1の遅延回路部による遅延時間の調整と前記第2の遅延回路部による遅延時間の調整とのうち、少なくとも一方を実行することを特徴とする電力増幅装置。
(付記5)付記1に記載の電力増幅装置において、前記信号源制御部は、入力されたベースバンド信号から前記振幅変調成分と前記位相変調成分とを抽出するベースバンド信号処理部と、このベースバンド信号処理部によって抽出された振幅変調成分から振幅信号を生成して出力する振幅信号生成部と、前記ベースバンド信号処理部によって抽出された振幅変調成分をパルス変調したパルス変調信号を生成して出力するパルス信号生成部と、前記送信信号を生成して出力する送信信号生成部とを備え、前記電流信号生成部は、前記遅延制御部によって同期タイミングを調整されたパルス変調信号を増幅するスイッチングアンプと、前記スイッチングアンプの出力信号を平滑化して電流信号を出力する平滑フィルタとを備え、前記電圧信号生成部は、帰還増幅器を備えることを特徴とする電力増幅装置。
(付記6)付記5に記載の電力増幅装置において、前記パルス信号生成部は、前記電圧信号と前記電流信号とに基づいて供給される前記送信信号増幅部への供給電流と前記スイッチングアンプの出力電流とから前記スイッチングアンプの動作を制御して前記パルス変調信号を出力する事を特徴とする電力増幅装置。
(付記7)付記6に記載の電力増幅装置において、前記スイッチングアンプは、直流電源と接地電源との間に直列に接続される第1および第2のスイッチング素子と、前記第1および第2のスイッチング素子の一端が互いに接続される接続点に設けられる出力端子とを有し、前記第1および第2のスイッチング素子によって、前記直流電源から前記出力端子に出力される電流の制御及び前記出力端子から前記接地電源に引き込まれる電流の制御を行い、前記パルス変調信号を増幅することを特徴とする電力増幅装置。
(付記8)付記6に記載の電力増幅装置において、前記スイッチングアンプは、トランスと、前記トランスの一次側コイルの一端に接続された直流電源端子と、前記トランスの一次側コイルの他端に接続されたスイッチング素子と、前記トランスの二次側コイルの一端に接続された接地電源端子と、前記トランスの二次側コイルの他端に接続された第1の整流素子と、前記第2の直流電源と前記第1の整流素子の出力側端子との間に接続された第2の整流素子とを有し、前記パルス変調信号により前記スイッチング素子を制御することで前記直流電源端子から前記トランスの一次側コイルに流れる電流を制御して前記パルス変調信号を増幅し、前記トランスと前記第1、第2の整流素子を介して前記第2の整流素子の出力端子に増幅した前記パルス変調信号を出力することを特徴とする電力増幅装置。
(付記9)付記6に記載の電力増幅装置において、前記スイッチングアンプは、トランスと、前記トランスの一次側コイルの一端に接続された第1の直流電源端子と、前記トランスの一次側コイルの他端に接続されたスイッチング素子と、前記トランスの二次側コイルの一端に接続された第2の電源端子と、前記トランスの二次側コイルの他端に接続された第1の整流素子と、前記第2の直流電源と前記第1の整流素子の出力側端子との間に接続された第2の整流素子とを有し、前記パルス変調信号により前記スイッチング素子を制御することで前記第2の直流電源端子から前記トランスの二次側コイルに流れる電流を制御して前記パルス変調信号を増幅し、前記トランスと前記第1、第2の整流素子を介して前記第2の整流素子の出力端子に増幅した前記パルス変調信号を出力することを特徴とする電力増幅装置。
(付記10)付記5に記載の電力増幅装置において、前記平滑フィルタは、インダクタ素子であって、低域通過フィルタとして機能することを特徴とする電力増幅装置。
(付記11)付記5に記載の電力増幅装置において、前記電圧信号生成部は、前記遅延制御部によって同期タイミングを調整された振幅信号のうち低周波成分を増幅して第1の電圧を出力する第1の電圧源と、前記遅延制御部によって同期タイミングを調整された振幅信号のうち高周波成分を増幅して第2の電圧を出力する第2の電圧源と、前記第1の電圧源の出力端子に接続され、前記第1の電圧源の高周波ノイズを除去する低域通過フィルタと、前記第2の電圧源の出力端子に接続され、前記第2の電圧源の低周波ノイズを除去する高域通過フィルタとを有し、前記第1の電圧源に接続された低域通過フィルタからの出力電圧と前記第2の電圧源に接続された高域通過フィルタからの出力電圧を合成し出力する事を特徴とする電力増幅装置。
(付記12)付記1に記載の電力増幅装置において、前記送信信号の前記振幅変調成分は、ポーラ変調器によって前記入力信号から抽出することを特徴とする電力増幅装置。
(付記13)付記1に記載の電力増幅装置において、前記送信信号は、前記入力信号のうち位相変調成分を搬送波に重畳した信号であることを特徴とする電力増幅装置。
(付記14)振幅変調成分及び位相変調成分を含む変調信号を入力信号として受信するステップと、受信した前記変調信号の振幅変調成分を増幅して電圧信号を出力するステップと、受信した前記変調信号の振幅変調成分を増幅して電流信号を出力するステップと、前記電圧信号と前記電流信号とを合成して変調電源信号を生成し出力するステップと、前記変調信号を搬送波に重畳した信号と前記電圧源から出力される電圧信号との同期遅延量を設定するステップと、前記変調信号を搬送波に重畳した信号と前記電流源から出力される電流信号との同期遅延量を設定するステップと、前記変調信号を搬送波に重畳した信号を増幅するとともに、この増幅後の信号を前記変調電源信号に基づいて振幅変調した送出信号を出力するステップとを有することを特徴とする電力増幅方法。
(付記15)付記14に記載の電力増幅方法において、前記変調信号の前記振幅変調成分をポーラ変調器によって抽出するステップを有することを特徴とする電力増幅方法。
(付記16)付記14に記載の電力増幅方法であって、前記変調信号の位相変調成分を搬送波に重畳した信号を増幅するとともに、この増幅後の信号を前記変調電源信号に基づいて振幅変調して送出信号を出力するステップを有することを特徴とする電力増幅方法。
(付記17)振幅変調成分及び位相変調成分を含む変調信号の振幅変調成分を増幅した電圧信号と、前記変調信号の振幅変調成分を増幅した電流信号とを合成して変調電源信号を生成し、前記変調信号を搬送波に重畳した信号と前記変調電圧信号の前記電圧信号との同期遅延量を設定するステップと、前記変調信号を搬送波に重畳した信号と前記変調電圧信号の電流信号との同期遅延量を設定するステップとをコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
この出願は、2009年7月31日に出願された日本出願特願2009−178849を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
無線通信機器に用いられる送信用電力増幅機(PA)に利用できる。
100,200,300,400,500,600,700…電力増幅装置、110,210…信号源制御部、120,220,320,420…遅延調整部、130,230,730…電圧信号生成部、140,240,540,640…電流信号生成部、150,250…送信信号増幅部、360…送出信号帰還部。

Claims (10)

  1. 振幅変調成分と位相変調成分とを含んだ入力信号のうち前記振幅変調成分である振幅信号と前記振幅信号に基づいたパルス変調信号とを生成して出力するとともに、前記入力信号を搬送波に重畳した送信信号を出力する信号源制御部と、
    この信号源制御部と接続され、前記信号源制御部から出力される前記振幅信号および前記パルス変調信号と前記送信信号とを同期させる遅延調整部と、
    この遅延調整部と接続され、前記送信信号と同期した振幅信号に応じた電圧信号を出力する電圧信号生成部と、
    前記遅延調整部と接続され、前記送信信号と同期したパルス変調信号に応じた電流信号を出力する電流信号生成部と、
    前記遅延調整部、前記電圧信号生成部、前記電流信号生成部と接続され、前記送信信号を増幅するとともに、この増幅後の送信信号を前記電圧信号と前記電流信号とに基づいて振幅変調した送出信号を出力する送信信号増幅部とを備え
    前記遅延調整部は、
    前記振幅信号の遅延時間を調整する第1の遅延回路部と、
    前記パルス変調信号の遅延時間を調整する第2の遅延回路部と、
    前記送信信号の遅延時間を調整する第3の遅延回路部と、
    前記第1,第2,第3の遅延回路部によって調整する遅延時間を決定して、前記送信信号と前記振幅信号および前記パルス変調信号との同期タイミングを調整する遅延制御部とを備え、
    前記遅延制御部は、前記電圧信号生成部での消費電力を検知し、この消費電力に基づいて、前記第1の遅延回路部による遅延時間の調整と前記第2の遅延回路部による遅延時間の調整のうち、少なくともいずれか一方の調整を実行する
    ことを特徴とする電力増幅装置。
  2. 請求項に記載の電力増幅装置において、
    前記遅延制御部は、前記送信信号増幅部の出力信号から隣接チャネル漏洩電力(ACPR)を検知して、前記消費電力と当該隣接チャネル漏洩電力とに基づいて、前記第1の遅延回路部による遅延時間の調整と前記第2の遅延回路部による遅延時間の調整のうち、少なくともいずれか一方の調整を実行することを特徴とする電力増幅装置。
  3. 振幅変調成分と位相変調成分とを含んだ入力信号のうち前記振幅変調成分である振幅信号と前記振幅信号に基づいたパルス変調信号とを生成して出力するとともに、前記入力信号を搬送波に重畳した送信信号を出力する信号源制御部と、
    この信号源制御部と接続され、前記信号源制御部から出力される前記振幅信号および前記パルス変調信号と前記送信信号とを同期させる遅延調整部と、
    この遅延調整部と接続され、前記送信信号と同期した振幅信号に応じた電圧信号を出力する電圧信号生成部と、
    前記遅延調整部と接続され、前記送信信号と同期したパルス変調信号に応じた電流信号を出力する電流信号生成部と、
    前記遅延調整部、前記電圧信号生成部、前記電流信号生成部と接続され、前記送信信号を増幅するとともに、この増幅後の送信信号を前記電圧信号と前記電流信号とに基づいて振幅変調した送出信号を出力する送信信号増幅部とを備え、
    前記遅延調整部は、
    前記振幅信号の遅延時間を調整する第1の遅延回路部と、
    前記パルス変調信号の遅延時間を調整する第2の遅延回路部と、
    前記送信信号の遅延時間を調整する第3の遅延回路部と、
    前記第1,第2,第3の遅延回路部によって調整する遅延時間を決定して、前記送信信号と前記振幅信号および前記パルス変調信号との同期タイミングを調整する遅延制御部とを備え、
    前記遅延制御部は、前記送信信号増幅部の出力信号から検出した隣接チャネル漏洩電力(ACPR)に基づいて、前記第1の遅延回路部による遅延時間の調整と前記第2の遅延回路部による遅延時間の調整のうち、少なくともいずれか一方の調整を実行する
    ことを特徴とする電力増幅装置。
  4. 振幅変調成分と位相変調成分とを含んだ入力信号のうち前記振幅変調成分である振幅信号と前記振幅信号に基づいたパルス変調信号とを生成して出力するとともに、前記入力信号を搬送波に重畳した送信信号を出力する信号源制御部と、
    この信号源制御部と接続され、前記信号源制御部から出力される前記振幅信号および前記パルス変調信号と前記送信信号とを同期させる遅延調整部と、
    この遅延調整部と接続され、前記送信信号と同期した振幅信号に応じた電圧信号を出力する電圧信号生成部と、
    前記遅延調整部と接続され、前記送信信号と同期したパルス変調信号に応じた電流信号を出力する電流信号生成部と、
    前記遅延調整部、前記電圧信号生成部、前記電流信号生成部と接続され、前記送信信号を増幅するとともに、この増幅後の送信信号を前記電圧信号と前記電流信号とに基づいて振幅変調した送出信号を出力する送信信号増幅部とを備え、
    前記信号源制御部は、
    入力されたベースバンド信号から前記振幅変調成分と前記位相変調成分とを抽出するベースバンド信号処理部と、
    このベースバンド信号処理部によって抽出された振幅変調成分から振幅信号を生成して出力する振幅信号生成部と、
    前記ベースバンド信号処理部によって抽出された振幅変調成分をパルス変調したパルス変調信号を生成して出力するパルス信号生成部と、
    前記送信信号を生成して出力する送信信号生成部と
    を備え、
    前記電流信号生成部は、
    前記遅延調整部から出力された前記パルス変調信号を増幅するスイッチングアンプと、
    前記スイッチングアンプの出力信号を平滑化して電流信号を出力する平滑フィルタとを備え、
    前記電圧信号生成部は、帰還増幅器を備える
    ことを特徴とする電力増幅装置。
  5. 請求項4に記載の電力増幅装置において、
    前記電圧信号生成部は、
    前記遅延調整部によって同期タイミングを調整された振幅信号を増幅出力するリニアアンプと、
    一端が前記リニアアンプの出力端子に接続され他端から前記電圧信号を出力する第1の容量素子からなるハイパスフィルタと、
    一端が前記第1の容量素子の他端に接続され他端が電源に接続されたインダクタと、前記電源に並列接続された第2の容量素子からなるローパスフィルタとを有する
    ことを特徴とする電力増幅装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の電力増幅装置において、
    前記送信信号の前記振幅変調成分は、ポーラ変調器によって前記入力信号から抽出することを特徴とする電力増幅装置。
  7. 振幅変調成分と位相変調成分とを含んだ入力信号のうち前記振幅変調成分である振幅信号と前記振幅信号に基づいたパルス変調信号とを生成して出力するとともに、前記入力信号を搬送波に重畳した送信信号を出力する信号源制御ステップと、
    前記信号源制御ステップから出力された前記振幅信号および前記パルス変調信号と前記送信信号とを同期させる遅延調整ステップと、
    前記送信信号と同期した振幅信号に応じた電圧信号を出力する電圧信号生成ステップと、
    前記送信信号と同期したパルス変調信号に応じた電流信号を出力する電流信号生成ステップと、
    前記送信信号を増幅するとともに、この増幅後の送信信号を前記電圧信号と前記電流信号とに基づいて振幅変調した送出信号を出力する送信信号増幅ステップとを備え、
    前記遅延調整ステップは、
    前記振幅信号の遅延時間を調整する第1の遅延ステップと、
    前記パルス変調信号の遅延時間を調整する第2の遅延ステップと、
    前記送信信号の遅延時間を調整する第3の遅延ステップと、
    前記第1,第2,第3の遅延ステップによって調整する遅延時間を決定して、前記送信信号と前記振幅信号および前記パルス変調信号との同期タイミングを調整する遅延制御ステップとを備え、
    前記遅延制御ステップは、前記電圧信号生成ステップの消費電力を検知し、この消費電力に基づいて、前記第1の遅延ステップによる遅延時間の調整と前記第2の遅延ステップによる遅延時間の調整のうち、少なくともいずれか一方の調整を実行する
    ことを特徴とする電力増幅方法。
  8. 請求項7に記載の電力増幅方法において、
    前記遅延制御ステップは、前記送信信号増幅ステップの出力信号から隣接チャネル漏洩電力(ACPR)を検知して、前記消費電力と当該隣接チャネル漏洩電力とに基づいて、前記第1の遅延ステップによる遅延時間の調整と前記第2の遅延ステップによる遅延時間の調整のうち、少なくともいずれか一方の調整を実行することを特徴とする電力増幅方法。
  9. 振幅変調成分と位相変調成分とを含んだ入力信号のうち前記振幅変調成分である振幅信号と前記振幅信号に基づいたパルス変調信号とを生成して出力するとともに、前記入力信号を搬送波に重畳した送信信号を出力する信号源制御ステップと、
    前記信号源制御ステップから出力される前記振幅信号および前記パルス変調信号と前記送信信号とを同期させる遅延調整ステップと、
    前記送信信号と同期した振幅信号に応じた電圧信号を出力する電圧信号生成ステップと、
    前記送信信号と同期したパルス変調信号に応じた電流信号を出力する電流信号生成ステップと、
    前記送信信号を増幅するとともに、この増幅後の送信信号を前記電圧信号と前記電流信号とに基づいて振幅変調した送出信号を出力する送信信号増幅ステップとを備え、
    前記遅延調整ステップは、
    前記振幅信号の遅延時間を調整する第1の遅延ステップと、
    前記パルス変調信号の遅延時間を調整する第2の遅延ステップと、
    前記送信信号の遅延時間を調整する第3の遅延ステップと、
    前記第1,第2,第3の遅延ステップによって調整する遅延時間を決定して、前記送信信号と前記振幅信号および前記パルス変調信号との同期タイミングを調整する遅延制御ステップとを備え、
    前記遅延制御ステップは、前記送信信号増幅ステップの出力信号から検出した隣接チャネル漏洩電力(ACPR)に基づいて、前記第1の遅延ステップによる遅延時間の調整と前記第2の遅延ステップによる遅延時間の調整のうち、少なくともいずれか一方の調整を実行する
    ことを特徴とする電力増幅方法。
  10. 振幅変調成分と位相変調成分とを含んだ入力信号のうち前記振幅変調成分である振幅信号と前記振幅信号に基づいたパルス変調信号とを生成して出力するとともに、前記入力信号を搬送波に重畳した送信信号を出力する信号源制御ステップと、
    前記信号源制御ステップから出力される前記振幅信号および前記パルス変調信号と前記送信信号とを同期させる遅延調整ステップと、
    前記送信信号と同期した振幅信号に応じた電圧信号を出力する電圧信号生成ステップと、
    前記送信信号と同期したパルス変調信号に応じた電流信号を出力する電流信号生成ステップと、
    前記送信信号を増幅するとともに、この増幅後の送信信号を前記電圧信号と前記電流信号とに基づいて振幅変調した送出信号を出力する送信信号増幅ステップとを備え、
    前記信号源制御ステップは、
    入力されたベースバンド信号から前記振幅変調成分と前記位相変調成分とを抽出するベースバンド信号処理ステップと、
    このベースバンド信号処理ステップによって抽出された振幅変調成分から振幅信号を生成して出力する振幅信号生成ステップと、
    前記ベースバンド信号処理ステップによって抽出された振幅変調成分をパルス変調したパルス変調信号を生成して出力するパルス信号生成ステップと、
    前記送信信号を生成して出力する送信信号生成ステップとを備え、
    前記電流信号生成ステップは、
    前記遅延調整ステップから出力された前記パルス変調信号を増幅するスイッチングアンプと、
    前記スイッチングアンプの出力信号を平滑化して電流信号を出力する平滑フィルタステップとを備え、
    前記電圧信号生成ステップは、帰還増幅ステップを備える
    ことを特徴とする電力増幅方法。
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