JP5529175B2 - バルブ装置及びハルブ装置の製造方法 - Google Patents

バルブ装置及びハルブ装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、内部通路を開閉する弁棒を進退させる弁体と、この弁体の下部における左右両側に張り出す取付脚と、弁体の一側方に突出する機外配管接続部をもつユニオン部とを含み、弁棒の進退により内部通路を開閉し、室内機から延びる機外配管と室外機との間で冷媒を流通又は遮断させる、いわゆる3方弁、2方弁、閉鎖弁、開閉弁等とも呼ばれる、空調機用のバルブ装置及びその製造方法に関する。
この種のバルブ装置は、特許文献1等により知られているように、内部通路を開閉する弁棒を内部ネジに沿って進退させる弁体と、この弁体の下部における左右両側に張り出す取付脚と、弁体の一側方に突出するフレアナット締結用ネジから成る機外配管接続部をもつユニオン部と、サービス作業用のバルブコアを内蔵するサービスポート部とを備え、これら弁体、取付脚、ユニオン部、サービスポート部は、黄銅材等による鍛造品により一体的に成型するのが一般的である。
実開昭57−143480号公報
しかし、黄銅材等による鍛造品により一体成型するものでは、第一に材料費及び加工費が嵩むと共に、第二に各部の精度を一定水準以上に高める仕上加工費も嵩み、全体としてコスト高になる。また、ユニオン部に室内機から延びる機外配管の端部を接続する際、機外配管接続部にフレアナットを強く締め付けた場合、材料歪みによる影響が直接的に弁体側に及び、弁棒の進退軸が倒れたり弁棒の着座部分が変形したりする恐れがあり、据付後の長期信頼性が担保し難い懸念もある。
そこで、本発明者は、第一段階として、比較的材料費が安価で加工性にも優れるアルミ材料による切削加工等により、弁体、取付脚、ユニオン部等をそれぞれ別々に形成すると共に、ユニオン部の機外配管接続部の基部に、フレアナットを締め付ける第1スパナとは別の第2スパナを当てがう工具係合部(2丁スパナ掛け部)を一体に設け、これら弁体、取付脚、ユニオン部を一まとめにして仮組みした後、炉中ロウ付けにより完成させることを考えた。しかしながら、各部の仮組み状態でロウ付けの炉内に入れると、予熱時の加熱した窒素ガスの吹き付けや、ロウ付け時の高温の対流熱等の影響により、正規の仮組み状態が保たれず、取付脚の向きが狂ったり、ユニオン部の工具係合部の向きが個体間でばらつき、室外機での機内配管の接続及び又は室内機から延びる機外配管の接続に支障を来たす問題に遭遇した。
このため、第二段階として、ロウ付けの炉に入れる際に、仮組み状態にある各部品と接触して仮組み状態を正規に保つ治具を工夫することを考えた。しかしながら、この場合、その治具は、取付脚の左右に開口する一対の締結具挿入穴にダミーのピンを挿入する構造としたり、その治具に、ユニオン部の姿勢を決めるための特別なサポータを付加したりする必要が生じ、治具の形状が複雑で且つ大型化するものとなり、その分、ロウ付け時に所定の温度まで上げるのに要する時間が長くかかる新たな問題が生じた。これに対処するには、炉内の滞在時間を長くするか、炉の温度を高めることが考えられるが、これでは、不経済であり、コストダウンの効果はほとんど無くなる結果となった。
本発明の課題は、材料費及び加工費のコストダウンを図りながら、各部の個別及び相互間の仕上がり精度並びに長期信頼性を高め得るバルブ装置及びその製造方法を提供する点にある。
本発明に係るバルブ装置は、内部通路(11,12)を開閉する弁棒(6)を進退させる弁体(1)と、この弁体(1)の下部における左右両側に張り出す取付脚(2)と、前記弁体(1)の一側方に突出し且つ機外配管をフレアナットで締結するフレアナット締結用ネジから成る機機外配管接続部(31)をもつユニオン部(3)とを含み、これら弁体(1)、取付脚(2)、ユニオン部(3)をそれぞれ別体に形成して一体化したバルブ装置であって、
前記ユニオン部(3)に、前記機外配管接続部(31)に機外配管を接続する際に工具を係合可能とする工具係合部(32)を一体に設けていると共に、
前記取付脚(2)に、前記弁体(1)の非円形面(1F)に接触して該弁体(1)に対する前記取付脚(2)の回転方向の位置を規制する第1位置規制部(71)と、前記ユニオン部(3)における前記工具係合部(32)の一部に接触して前記ユニオン部(3)の前記弁体(1)に対する回転方向の位置を規制する第2位置規制部(72)とを一体に設けている特定事項をもつ。
この場合、前記取付脚(2)は、左右両側に締結具挿入穴(21,22)を設けるベース板(2B)と、このベース板(2B)から前記弁体(1)に向けて立設する立上部(2L・・・)と、前記ベース板(2B)から前記ユニオン部(3)の突出方向に向けて延設する舌状部(2T)とを一体に有し、前記立上部(2L・・・)により前記第1位置規制部(71)を、前記舌状部(2T)により前記第2位置規制部(72)を各構成しているのが好ましい。
さらに、前記弁体(1)の下部に、機内配管連絡管(5)を接続する連絡管接続部(16)を突出状に一体に設けると共に、前記取付脚(2)のベース板(2B)に、前記連絡管接続部(16)を挿入させる連絡管接続部挿入穴(20)を設け、前記弁体(1)における前記連絡管接続部(16)の突出始端面(a)と前記工具係合部(32)における前記舌状部(2T)との接触面(b)とを同一高さに設定しているのが好ましい。
また、前記取付脚(2)における前記舌状部(2T)に、前記ユニオン部(3)に向けて立設するユニオン部抜止め(23)を設けていると共に、前記ユニオン部(3)に、前記ユニオン部抜止め(23)に係合して前記ユニオン部(3)の前記弁体(1)に対する軸方向変位を規制するユニオン部抜止め溝(34)を設けているのが好ましい。
さらに、前記弁体(1)、前記取付脚(2)、前記ユニオン部(3)とは別体に、サービス作業用のバルブコア(8)を内蔵するサービスポート部(4)をさらに備え、前記取付脚(2)における前記ベース板(2B)に、前記サービスポート部(4)に向けて立設するサービスポート部抜止め(25)を設けていると共に、前記サービスポート部(4)に、前記サービスポート部抜止め(25)に係合して前記サービスポート部(4)の前記弁体(1)に対する軸方向変位を規制するサービスポート部抜止め溝(44)を設けているのが好ましい。
本発明に係るバルブ装置の製造方法は、内部通路(11,12)を開閉する弁棒(6)を進退させる弁体(1)と、この弁体(1)の下部における左右両側に張り出す取付脚(2)と、前記弁体(1)の一側方に突出する機外配管接続部(31)をもつユニオン部(3)とを含み、これら弁体(1)、取付脚(2)、ユニオン部(3)をそれぞれ別体に形成して一体化するバルブ装置の製造方法であって、
前記ユニオン部(3)に、前記機外配管接続部(31)に機外配管を接続する際に工具を係合可能とする工具係合部(32)を予め一体に設けていると共に、
前記取付脚(2)に、前記弁体(1)の非円形面(1F)に接触して該弁体(1)に対する前記取付脚(2)の回転方向の位置を規制する第1位置規制部(71)と、前記ユニオン部(3)における前記工具係合部(32)の一部に接触して前記ユニオン部(3)の前記弁体(1)に対する回転方向の位置を規制する第2位置規制部(72)とを予め一体に設け、
これら第1及び第2位置規制部(71,72)による位置規制状態で、前記弁体(1)、前記取付脚(2)、前記ユニオン部(3)を含む各部品を仮組みした後、炉中ロウ付けにより各部品間の接合部をロウ付けする特定事項をもつ。
この場合、前記弁体(1)、取付脚(2)、ユニオン部(3)を含む各部品は、それぞれアルミ材料で形成しているのが好ましい。
本発明に係るバルブ装置によれば、ユニオン部と弁体が別体であることと相俟って、ユニオン部に、機外配管接続部に機外配管を接続する際に工具を係合可能とする工具係合部を一体に設けたため、機外配管の接続時に工具係合部に工具を係合させることにより、弁体側に及ぶ歪みを低減できる。しかも、弁体、取付脚、ユニオン部をそれぞれ別体に形成して一体化しているため、黄銅材等による鍛造品で一体形成する場合と異なり、アルミ材料等の安価な材料を使用した切削等により加工が行え、各部の単独の仕上がり精度を向上できると共に、取付脚に、弁体の非円形面に接触して該弁体に対する取付脚の回転方向の位置を規制する第1位置規制部と、ユニオン部における工具係合部の一部に接触してユニオン部の弁体に対する回転方向の位置を規制する第2位置規制部とを一体に設けているため、仮組み状態から完成に至るまでの各部の組付け精度を向上できる。これらにより、全体としてコストダウンが図れながら、各部の個別及び相互間の仕上がり精度並びに長期信頼性を高め得る。
ベース板から弁体に向けて立設する立上部により第1位置規制部を、ベース板からユニオン部の突出方向に向けて延設する舌状部により第2位置規制部を各構成する場合、取付脚に対する簡単かつ無駄のない構造により、所期の目的を効果的に達成できる。
弁体の下部に、機内配管連絡管を接続する連絡管接続部を突出状に一体に設け、かつ、取付脚のベース板に、連絡管接続部を挿入させる連絡管接続部挿入穴を設け、弁体における連絡管接続部の突出始端面と工具係合部における舌状部との接触面とを同一高さに設定する場合、連絡管接続部と連絡管接続部挿入穴との挿入構造により、弁体と取付脚との組付け精度を一層向上できると共に、舌状部を取付脚のベース板にフラットに形成することができ、ユニオン部と取付脚との組付け精度も一層向上できる。
ユニオン部抜止めとユニオン部抜止め溝とを設ける場合、これらの係合により、弁体に対するユニオン部の軸方向変位が規制された状態で組付けられるため、弁体とユニオン部との組付け精度を一層向上できる。
バルブコアを内蔵するサービスポート部を備え、サービスポート部抜止めとサービスポート部抜止め溝とを設ける場合、これら抜止めと溝との係合により、弁体に対するサービスポート部の軸方向変位が規制された状態で組付けられるため、弁体とサービスポート部との組付け精度も向上できる。
本発明に係るバルブ装置の製造方法によれば、完成状態における機外配管の接続時、工具係合部に工具を係合させることにより、弁体側に及ぶ歪みを低減できる。しかも、製造時における組立前は、弁体、取付脚、ユニオン部をそれぞれ別体で形成するため、黄銅材等による鍛造品で一体形成する場合と異なり、アルミ材料等の安価な材料を使用した切削等により加工が行え、各部の単独の仕上がり精度を向上できる。また、取付脚に、弁体の非円形面に接触して該弁体に対する取付脚の回転方向の位置を規制する第1位置規制部と、ユニオン部における工具係合部の一部に接触してユニオン部の弁体に対する回転方向の位置を規制する第2位置規制部とを一体に設け、第1及び第2位置規制部による位置規制状態で、弁体、取付脚、ユニオン部を含む各部品を仮組みした後、炉中ロウ付けにより各部品間の接合部をロウ付けするため、予熱時の加熱した窒素ガスの吹き付けやロウ付け時の高温の対流熱等の影響で各部が位置ずれするのを防止でき、正規の仮組み状態が良好に保たれ、完成時の各部の組付け精度を向上できる。これらにより、全体としてコストダウンが図れながら、各部の個別及び相互間の仕上がり精度並びに長期信頼性を高め得る。
弁体、取付脚、ユニオン部を含む各部品を、それぞれアルミ材料で形成する場合、材料費を抑制しつつ、加工性を向上でき、所期の目的を効果的に達成できる。
本発明バルブ装置を適用する空調機の冷媒回路図。 第1実施例の「部品の仮組」に係る第1工程の分解斜視図。 第1実施例の「炉中ロウ付け」に係る第2工程の説明図。 第1実施例の「付属部品取付」に係る第3工程の断面図。 第1実施例の「完成状態」の斜視図。 第2実施例の「部品の仮組」に係る第1工程の分解斜視図。 第2実施例の「炉中ロウ付け」に係る第2工程の説明図。 第2実施例の「完成状態」の斜視図。 第3実施例の「部品の仮組」に係る第1工程の分解斜視図。 第3実施例の「炉中ロウ付け」に係る第2工程の説明図。 第3実施例の「完成状態」の斜視図。 第4実施例の「部品の仮組」に係る第1工程の分解斜視図。 第4実施例の「炉中ロウ付け」に係る第2工程の説明図。 第4実施例の「付属部品取付」に係る第3工程の断面図。 第4実施例の「完成状態」の斜視図。
図1に示すように、本発明に係るバルブ装置は、室外機100におけるガス側の機内配管101(室外機100から見ての機内配管101)と室内機200から延びるガス側の機外配管201(室外機100から見ての機外配管201)との間を接続するガス側バルブGV、及び、室外機100における液側の機内配管102と室内機200から延びる液側の機外配管202との間を接続する液側バルブLVに適用している。これらガス側バルブGV及び液側バルブLVは、室外機100のフレーム400に並べて締結用ボルトで固定支持している。
室内機200は、室内の冷房時に蒸発器となり同暖房時に凝縮器となる室内側熱交換器500を備える。室外機100は、圧縮機600、一対の固定ポート701,702及び一対の切換ポート703,704をもつ冷・暖房切換用の四路切換弁700、室内の冷房時に凝縮器となり同暖房時に蒸発器となる室外側熱交換器800、及び、膨張弁900を備える。ガス側バルブGVと四路切換弁700との間はガス側の機内配管101で接続し、液側バルブLVと膨張弁900との間は液側の機内配管102で接続している。
液側バルブLVは、ガス側バルブGVと異なり、後記サービスポート部4がなく、全体にやや小型である点を除き、基本的な構造は、ガス側バルブGVと同様である。サービスポート部4のあるガス側バルブGVは3方弁、サービスポート部4のない液側バルブLVは2方弁とも呼ばれる。もっとも、液側バルブLVにもサービスポート部4を設け、ガス側バルブGVと同一構造としてもよい。以下、サービスポート部4を有するガス側バルブGVについて、本発明に係るバルブ装置の実施例を説明する。
[実施例1]
図2に示すように、第1実施例に係るバルブ装置は、四角柱状の非円形面1Fを四外面にもち、軸心部の弁穴10に一次側内部通路11と二次側内部通路12との間を後記弁棒6の弁座13に対する離間又は着座により開閉させる弁体1と、この弁体1の下部における左右両側に張り出し状に設ける板状の取付脚2と、弁体1の一側方である前方に弁体側挿入穴18への挿入部33の隙間嵌め挿入により突出状に設け、機外配管(201)をフレアナット(図示せず)で締結するフレアナット締結用ネジから成る機外配管接続部31をもつ筒状のユニオン部3と、弁体1の他側方である後方に弁体側挿入穴(19;図4参照)への挿入部43の隙間嵌め挿入により突出状に設け、サービス作業用の後記バルブコア8を内蔵する筒状のサービスポート部4とを含む。
弁体1、ユニオン部3、サービスポート部4は、アルミブロック材を切削加工することによりそれぞれ別体で形成しており、取付脚2は、アルミ板金材をプレス成型及び又は切削加工することにより別体で形成している。弁体1とユニオン部3との挿入部分及び弁体1とサービスポート部4との挿入部分を隙間嵌めとしているのは、後の炉中ロウ付け時のロウ材のまわりを良くするためである。隙間嵌めとせずに圧入とする場合は、圧接面にロウ材がまわりにくく、ロウ付けの強度が十分に確保できない恐れがあるのである。以下、隙間嵌めとしている部分も、同様の趣旨でロウ材のまわりを良くするのが狙いである。
弁体1の上部には、後記弁蓋91をネジ込む弁蓋取付ネジ14を一体に備える。弁体1の下部には、円筒形の連絡管接続部16を突出状に一体に備える。連絡管接続部16の内部には一次側内部通路11に連通する連通穴17を設けており、この連通穴17に、機内配管連絡管5の接続端部51を隙間嵌め挿入している。機内配管連絡管5は、アルミ管等を曲げた曲管から成り、外端部に機内配管(101)をロウ付けする拡管状の管継手52を一体に備える。
取付脚2は、左右に長く前後に短い矩形のベース板2Bを有し、このベース板2Bの左右両側に、室外機100のフレーム400に締結するボルトを挿入する締結具挿入穴21,22を、中央に連絡管接続部16を隙間嵌め挿入させる連絡管接続部挿入穴20を各設けている。
ベース板2Bには、その後端から弁体1の後面に向けて立設する後立上部2L12と、その前端から弁体1の前面に向けて立設する左前立上部2L3及び右前立上部2L4をプレス成型等により一体に有し、これら立上部2L12,2L3,2L4により、弁体1の四角柱状の非円形面1Fの下部前後面に接触(前後から強い力で圧接するのではなく、隙間嵌めによる接触)して弁体1に対する取付脚2の回転方向(弁体1の軸心回り)の位置を規制する第1位置規制部71を構成している。これら後立上部2L12並びに左前立上部2L3及び右前立上部2L4は、取付脚2の左右両端部に達する長さに形成しており、取付脚2の強度を高め、取付脚2の板厚をさほど厚くしなくても、十分な剛性が確保されるようにしている。
さらに、ベース板2Bには、左前立上部2L3と右前立上部2L4との間においてユニオン部3の突出方向に向けて延設する舌状部2Tを一体に有し、この舌状部2Tにより、ユニオン部3における次記工具係合部32の下面一部に接触してユニオン部3の弁体1に対する回転方向(ユニオン部3の筒軸回り)の位置を規制する第2位置規制部72を構成している。舌状部2Tを工具係合部32の下面一部に接触するものとしているのは、工具の係合を極力妨げない趣旨である。
ユニオン部3の機外配管接続部31は、機外配管の端部をラッパ形に整形したシール端面部分を押し当てる円錐台形のテーパ面部31Tと、フレアナットを締結するネジ部31Nとから成る。そのネジ部31Nと挿入部33との間には、機外配管接続時に工具(フレアナットを締め付ける第1スパナとは別の2丁スパナ掛け用の第2スパナ)を係合可能とする6角ボルト形の工具係合部32を一体に設けている。工具係合部32において舌状部2Tと接触することとなる下辺側の接触面bと、弁体1における連絡管接続部16の突出始端面aとは同一高さに設定しており、舌状部2Tは取付脚2のベース板2Bにフラットに延設している。なお、30は、二次側内部通路12に連通するユニオン部側連通路である。
サービスポート部4の内部には、二次側内部通路12に連通するサービスポート部側連通路40を有する。また、サービスポート部4の外方には、後記仕切蓋92を取付ける仕切蓋取付部41を備える。この仕切蓋取付部41は、据付時のサービス作業時、室内配管側の真空引きをする際に仕切蓋92に代えて接続するチャージホースのシール端面部分、又は、仕切蓋92の内方シール部分(92S;図4参照)を押し当てる円錐台形のテーパ面部41Tと、仕切蓋92又はチャージホースをネジ込むネジ部41Nとから成る。
製造時、切削加工等により、弁体1、取付脚2、ユニオン部3、サービスポート部4、機内配管連絡管5をそれぞれ別体に形成した後、各部品を完成状態と同じ状態に仮組みする。この仮組み状態では、弁体1の連絡管接続部16が取付脚2の連絡管接続部挿入穴20に隙間嵌め挿入され、弁体1に対する取付脚2の中心位置が決まる。これと共に、弁体1の四角柱状の非円形面1Fの下部前後面に立上部2L12,2L3,2L4の各対向面が前後から面接触し、この非円形面1Fと立上部2L・・・との面接触による第1位置規制部71での位置規制により、弁体1に対する取付脚2の回転方向の位置が規制される。これらにより、弁体1に対する取付脚2の正規位置が適正に保たれる。
また、取付脚2におけるベース板2Bの舌状部2Tにはユニオン部3における工具係合部32の下面bの一部が面接触し、この舌状部2Tでの面接触による第2位置規制部72での位置規制により、ユニオン部3の弁体1に対する回転方向の位置が正規位置に保持される。
図3に示すように、各部品の仮組み後、機内配管連絡管5を接地又は浮かせた状態で取付脚2の下面等を治具に支持させ、ロウ付けの炉内に搬送して、炉中ロウ付けをする。治具には、弁体1を上から下に向けて押さえ、ユニオン部3を機外配管接続部31側(前)から後ろに向けて押さえ、サービスポート部4を仕切蓋取付部41側(後ろ)から前に向けて押さえ、機内配管連絡管5を下から上に向けて押さえる比較的に単純なエンド押えによるサポータ機能を付加している。
炉中ロウ付けにより、弁体1と取付脚2とが実際に接触する部分とその近傍を含む弁体1と取付脚2との接合部、ユニオン部3と弁体1及び取付脚2とが実際に接触する部分とその近傍を含むユニオン部3と弁体1及び取付脚2との接合部、サービスポート部4と弁体1とが実際に接触する部分とその近傍を含むサービスポート部4と弁体1との接合部、機内配管連絡管5と弁体1とが実際に接触する部分とその近傍を含む機内配管連絡管5と弁体1と接合部にそれぞれロウ材がまわり、これら接合部の全部がロウ付けにより固定され、弁体1、取付脚2、ユニオン部3、サービスポート部4、機内配管連絡管5の5つの部品が一体化される。
このとき、各部の仮組み状態でロウ付けの炉内に入れても、予熱時の加熱した窒素ガスの吹き付けやロウ付け時の高温の対流熱等の影響により各部品が位置ずれを起こすことはほとんど無く、正規の仮組み状態が良好に保たれる。これにより、弁体1に対する取付脚2の向きが狂ったり、ユニオン部3の工具係合部32の向きが個体間でばらつくことも防止できる。したがって、室外機100での機内配管(101)の接続及び又は室内機200から延びる機外配管(201)の接続に支障を来たす恐れも未然に回避できる。
なお、弁体1と取付脚2とが実際に接触する部分は、弁体1における連絡管接続部16の突出始端面aと取付脚2のベース板2Bとの面接触部分、弁体1の連絡管接続部16と取付脚2の連絡管接続部挿入穴20との隙間嵌め接触部分、弁体1の四角柱状の非円形面1Fの下部前後面と立上部2L12,2L3,2L4の各対向面との隙間嵌め接触部分であり、これら各接触部分の全部又は一部、並びに、これら各接触部分の外側において外気に触れる近傍部分にロウ材がまわり、冷えてロウ材が固化することにより、弁体1と取付脚2とが一体に固定される。
また、ユニオン部3と弁体1及び取付脚2とが実際に接触する部分は、ユニオン部3の挿入部33と弁体側挿入穴18との隙間嵌め接触部分、ユニオン部3における工具係合部32の下面bと取付脚2におけるベース板2Bの舌状部2Tとの面接触部分であり、これら各接触部分の全部又は一部、並びに、これら各接触部分の外側において外気に触れる近傍部分にロウ材がまわり、冷えてロウ材が固化することにより、ユニオン部3と弁体1及び取付脚2とが一体に固定される。
さらに、サービスポート部4と弁体1とが実際に接触する部分は、サービスポート部4の挿入部43と弁体側挿入穴19との隙間嵌め接触部分であり、該接触部分の全部又は一部、並びに、この接触部分の外側において外気に触れる近傍部分にロウ材がまわり、冷えてロウ材が固化することにより、サービスポート部4と弁体1とが固定される。
さらにまた、機内配管連絡管5と弁体1とが実際に接触する部分は、機内配管連絡管5の接続端部51と弁体1における連絡管接続部16の連通穴17との隙間嵌め接触部分であり、該接触部分の全部又は一部、並びに、この接触部分の外側において外気に触れる近傍部分にロウ材がまわり、冷えてロウ材が固化することにより、機内配管連絡管5と弁体1とが一体に固定される。
図4に示すように、炉中ロウ付けの後、各部品の外表面の洗浄及び必要に応じた仕上げ調整を経た後、弁体1の弁穴10に弁棒6を挿入する。弁棒6の上部外周に設ける環状溝6HにはOリングからなるシールリング6Sを嵌合している。弁棒6の中心部に設ける6角レンチ穴6Lに6角レンチを挿入して回し、弁穴10に連続して設けるネジ穴10Nに弁棒6のネジ6Nを螺合させて下方に進出させ、弁棒6の先端に設ける円錐台形の弁頭6Tを円環状の弁座13に着座させ、一次側内部通路11を二次側内部通路12に対して閉鎖しておく。また、弁蓋取付ネジ14の上部に連続して設けるカシメ筒部15を、絞り加工等により出口側が狭くなるように変形させる。
また、サービスポート部4にバルブコア8を内蔵する。バルブコア8は、サービスポート部4に設けるバルブコア取付ネジ4Nに螺合するスイベル(SWIVEL)8Sと、バルブコア取付ネジ4Nに連続する筒穴42に挿入し且つスイベル8Sに対して回転方向の変位は許容しつつ軸方向に結合する筒状のバレル(BARREL)8Bとを備え、これらの中心部に、先端がサービスポート部側連通路40すなわち二次側内部通路12に臨むコアピン(CORE PIN)8Cを軸方向変位可能に通している。コアピン8Cの先端側途中部に一体化する大径部8Aと、先端に圧入するプランジャーカップ(PLUNGER CUP)8Pとの間には、環状のカップガスケット(CUP GASKET)8Gを保持させている。コアピン8Cは、スプリング止め輪8Rと、バレル8Bの内方段部8Dとの間で突っ張らせるコイルスプリング8Jにより常時退避側に付勢され、バレル8Bの先端のシール筒部8Tにカップガスケット8Gを押し当てている。
なお、完成出荷後の据付時の真空引き作業では、仕切蓋取付部41のネジ部41Nにチャージホースの先端をネジ込み、チャージホース先端の虫押しによりコアピン8Cの操作端8Fを押す。これにより、バレル8Bの先端のシール筒部8Tとカップガスケット8Gとが離間し、二次側内部通路12の系内を、バレル8Bの筒内及びスイベル8Sに設ける開放路8Hを経てチャージホース側に開き、真空引きにより、室内側熱交換器500及び機外配管201,202の内部の空気を除去できる。真空引きの後、チャージホースを取り外して6角ナット形の仕切蓋92をネジ込み、弁棒6を6レンチにより上方に引き上げて、一次側内部通路11と二次側内部通路12とを連通させ、6角ナット形の弁蓋91をネジ込む。弁棒6の引き上げにより、室外機100と室内機200との間で冷媒が循環される。運転中は、コイルスプリング8Jの付勢力と、シール筒部8Tの面積に相当する部分に作用する差圧により、カップガスケット8Gはシール筒部8Tに強く押し当てられ、二次側内部通路12の系内は外界と確実に遮断される。バレル8Bの中間部には、輪状のバレルガスケット(BARREL GASKET)8Kを介装しており、筒穴42を介した漏れも阻止される。
製造過程における最終段階では、弁棒6により一次側内部通路11を二次側内部通路12に対して閉鎖した状態にして、弁蓋取付ネジ14に弁蓋91を緩めにネジ込んでおく。また、サービスポート部4の仕切蓋取付部41におけるネジ部41Nに仕切蓋92を緩めにネジ込んでおく。
こうして、図5に示す完成状態(室外機に組込む前のバルブ装置としての完成状態)に至る。液側バルブLVは、ガス側バルブGVに具備するサービスポート部4はなく、当然、バルブコア8もないし、弁体1にサービスポート部4を挿入する挿入穴19もない。ただし、サービスポート部4を除く各部品の接合部分の構造、並びに、炉中ロウ付けによる接合原理は、液側バルブLVもガス側バルブGVと同様である。
[実施例2]
図6に示すように、第2実施例に係るバルブ装置は、取付脚2の構造が第1実施例と異なる。他の部分の構造は、同一であり、重複した説明は避ける。取付脚2は、中央部から左右に遠退くに連れて前後の幅が狭くなるベース板2Bを有し、ベース板2Bの左右両側に、室外機100のフレーム400に締結するボルトを挿入する締結具挿入穴21,22を、中央に弁体1の連絡管接続部16を隙間嵌め挿入させる連絡管接続部挿入穴20を各設けている。
ベース板2Bには、その中央部後端から弁体1の後面に向けて立設する部分的な後立上部2L11のみをプレス成型等により一体に有し、この立上部2L11により、弁体1の四角柱状の非円形面1Fの下部後面に接触して弁体1に対する取付脚2の回転方向(弁体1の軸心回り)の位置を規制する第1位置規制部71を構成している。
さらに、ベース板2Bには、その中央部前端からユニオン部3の突出方向に向けてフラットに延設する舌状部2Tを一体に有し、この舌状部2Tにより、ユニオン部3における工具係合部32の下面一部に接触してユニオン部3の弁体1に対する回転方向(ユニオン部3の筒軸回り)の位置を規制する第2位置規制部72を構成している。
図7に示すように、各部品の仮組み後、機内配管連絡管5を接地又は浮かせた状態で取付脚2の下面等を治具に支持させ、ロウ付けの炉内に搬送して、炉中ロウ付けをする。この場合も、弁体1を上から下に向けて押さえ、ユニオン部3を機外配管接続部31側(前)から後ろに向けて押さえ、サービスポート部4を仕切蓋取付ネジ41側(後ろ)から前に向けて押さえ、機内配管連絡管5を下から上に向けて押さえている。
炉中ロウ付けの後、付属部品の取付、すなわち、弁体1への弁棒6の挿入、カシメ筒部15の絞り加工、弁蓋91のネジ込み、サービスポート部4へのバルブコア8の内蔵、仕切蓋92のネジ込みを経た後、
図8の完成状態(室外機に組込む前のバルブ装置としての完成状態)に至る。
[実施例3]
図9に示すように、第3実施例に係るバルブ装置は、取付脚2の構造が第1実施例等と異なる。他の部分の構造は、同一であり、重複した説明は避ける。取付脚2は、中央部から左右に遠退くに連れて前後の幅が狭くなるベース板2Bを有し、ベース板2Bの左右両側に、室外機100のフレーム400に締結するボルトを挿入する締結具挿入穴21,22を、中央に弁体1の連絡管接続部16を隙間嵌め挿入させる連絡管接続部挿入穴20を各設けている。
ベース板2Bには、後端側左右にわたり所定高さで立設する左後立上部2L1aと中後立上部2L1bと右後立上部2L1cとを角部e1,e2を境に連ねた後立上部2L13と、前端において左端から中央寄りに所定高さで立設する左前立上部2L3a及び左中前立上部2L3bを角部e3を境に連ねた左前立上部2L30と、前端において右端から中央寄りに所定高さで立設する右前立上部2L4c及び右中前立上部2L4bを角部e4を境に連ねた右前立上部2L40とをプレス成型等により一体に有する。
これら立上部2L13(2L1a,2L1b,2L1c)、2L30(2L3a,2L3b)、2L40(2L4c,2L4b)により、弁体1の四角柱状の非円形面1Fの下部前後面に接触(前後から強い力で圧接するのではなく、隙間嵌めによる接触)して弁体1に対する取付脚2の回転方向(弁体1の軸心回り)の位置を規制する第1位置規制部71を構成している。また、4つの角部e1,e2,e3,e4により、弁体1の連絡管接続部16と取付脚2の連絡管接続部挿入穴20との隙間嵌め挿入と併用して或は代替して、弁体1に対する取付脚2の中心の位置決めをしている。
さらに、ベース板2Bには、左前立上部2L30と右前立上部2L40との間においてユニオン部3の突出方向に向けて延設する舌状部2Tを一体に有し、この舌状部2Tにより、ユニオン部3における工具係合部32の下面一部に接触してユニオン部3の弁体1に対する回転方向(ユニオン部3の筒軸回り)の位置を規制する第2位置規制部72を構成している。
図10に示すように、各部品の仮組み後、機内配管連絡管5を接地又は浮かせた状態で取付脚2の下面等を治具に支持させ、ロウ付けの炉内に搬送して、炉中ロウ付けをする。この場合も、弁体1を上から下に向けて押さえ、ユニオン部3を機外配管接続部31側(前)から後ろに向けて押さえ、サービスポート部4を仕切蓋取付ネジ41側(後ろ)から前に向けて押さえ、機内配管連絡管5を下から上に向けて押さえている。
炉中ロウ付けの後、付属部品の取付、すなわち、弁体1への弁棒6の挿入、カシメ筒部15の絞り加工、弁蓋91のネジ込み、サービスポート部4へのバルブコア8の内蔵、仕切蓋92のネジ込みを経た後、
図11の完成状態(室外機に組込む前のバルブ装置としての完成状態)に至る。
[実施例4]
図12に示すように、第4実施例に係るバルブ装置は、取付脚2の構造、並びに、ユニオン部3及びサービスポート部4の一部構成が第1実施例等と異なる。他の部分の構造は、同一であり、重複した説明は避ける。取付脚2は、左右に長く前後に短い矩形のベース板2Bを有し、ベース板2Bの左右両側に、室外機100のフレーム400に締結するボルトを挿入する締結具挿入穴21,22を、中央に連絡管接続部16を隙間嵌め挿入させる連絡管接続部挿入穴20を各設けている。
ベース板2Bには、後端において左端から中央寄りに比較的長めのスパンにわたり所定高さで立設する左後立上部2L1と、後端において右端から中央寄りに同じく長めのスパンにわたり所定高さで立設する右後立上部2L2と、前端において左端から中央寄りに後ろ側の長めのスパンに比べると短めのスパンにわたり所定高さで立設する左前立上部2L3と、前端において右端から中央寄りに同じく短めのスパンにわたり所定高さで立設する右前立上部2L4とをプレス成型等により一体に有する。
これら立上部2L1,2L2,2L3,2L4により、弁体1の四角柱状の非円形面1Fの下部前後面に接触(前後から強い力で圧接するのではなく、隙間嵌めによる接触)して弁体1に対する取付脚2の回転方向(弁体1の軸心回り)の位置を規制する第1位置規制部71を構成している。
また、ベース板2Bには、左前立上部2L3と右前立上部2L4との間においてユニオン部3の突出方向に向けて延設する舌状部2Tを一体に有し、この舌状部2Tにより、ユニオン部3における工具係合部32の下面一部に接触してユニオン部3の弁体1に対する回転方向(ユニオン部3の筒軸回り)の位置を規制する第2位置規制部72を構成していると共に、舌状部2Tの先端に、ユニオン部3に向けて立設するユニオン部抜止め23を設けている。
さらに、ベース板2Bには、左後立上部2L1と右後立上部2L2との間においてサービスポート部4の突出方向に向けて延設する小幅な延長部24を一体に有し、この延長部24の先端に、サービスポート部4に向けて立設するサービスポート部抜止め25を設けている。
ユニオン部3の工具係合部32における弁体1に近い側には、ユニオン部抜止め23に係合してユニオン部3の弁体1に対する軸方向変位を規制するユニオン部抜止め溝34を設けている。
サービスポート部4における仕切蓋取付部41のネジ41Nが始まらない弁体1に近い側には、サービスポート部抜止め25に係合してサービスポート部4の弁体1に対する軸方向変位を規制するサービスポート部抜止め溝44を設けている。
図13に示すように、各部品の仮組み後、機内配管連絡管5を接地又は浮かせた状態で取付脚2の下面等を治具に支持させ、ロウ付けの炉内に搬送して、炉中ロウ付けをする。この場合、弁体1を上から下に向けて押さえ、機内配管連絡管5を下から上に向けて押さえるだけでよく、ユニオン部抜止め23とユニオン部抜止め溝34との係合及びサービスポート部抜止め25とサービスポート部抜止め溝44との係合により、ユニオン部3を機外配管接続部31側(前)から後ろに向けて押さえるサポートも、サービスポート部4を仕切蓋取付ネジ41側(後ろ)から前に向けて押さえるサポートも不要となる。ユニオン部抜止め23とユニオン部抜止め溝34との係合部分、並びに、サービスポート部抜止め25とサービスポート部抜止め溝44との係合部分にもロウ材がまわり固定される。
図14に示すように、炉中ロウ付けの後、付属部品の取付、すなわち、弁体1への弁棒6の挿入、カシメ筒部15の絞り加工、弁蓋91のネジ込み、サービスポート部4へのバルブコア8の内蔵、仕切蓋92のネジ込みを経た後、
図15の完成状態(室外機に組込む前のバルブ装置としての完成状態)に至る。
1;弁体
1F;非円形面
11;一次側内部通路
12;二次側内部通路
16;連絡管接続部
2;取付脚
2B;ベース板
2L1,2L2,2L11,2L12,2L13;後立上部
2L3,2L4,2L30,2L40;前立上部
2T;舌状部
20;連絡管接続部挿入穴
23;ユニオン部抜止め
25;サービスポート部抜止め
3;ユニオン部
31;機外配管接続部
32;工具係合部
34;ユニオン部抜止め溝
4;サービスポート部
44;サービスポート部抜止め溝
5;機内配管連絡管
6;弁棒
71;第1位置規制部
72;第2位置規制部
8;バルブコア
91;弁蓋
92;仕切蓋
GV;ガス側バルブ
LV;液側バルブ。

Claims (7)

  1. 内部通路を開閉する弁棒を進退させる弁体と、この弁体の下部における左右両側に張り出す取付脚と、前記弁体の一側方に突出し且つ機外配管をフレアナットで締結するフレアナット締結用ネジから成る機外配管接続部をもつユニオン部とを含み、これら弁体、取付脚、ユニオン部をそれぞれ別体に形成して一体化したバルブ装置であって、
    前記ユニオン部に、前記機外配管接続部に機外配管を接続する際に工具を係合可能とする工具係合部を一体に設けていると共に、
    前記取付脚に、前記弁体の非円形面に接触して該弁体に対する前記取付脚の回転方向の位置を規制する第1位置規制部と、前記ユニオン部における前記工具係合部の一部に接触して前記ユニオン部の前記弁体に対する回転方向の位置を規制する第2位置規制部とを一体に設けていることを特徴とするバルブ装置。
  2. 前記取付脚は、左右両側に締結具挿入穴を設けるベース板と、このベース板から前記弁体に向けて立設する立上部と、前記ベース板から前記ユニオン部の突出方向に向けて延設する舌状部とを一体に有し、前記立上部により前記第1位置規制部を、前記舌状部により前記第2位置規制部を各構成していることを特徴とする請求項1記載のバルブ装置。
  3. 前記弁体の下部に、機内配管連絡管を接続する連絡管接続部を突出状に一体に設けると共に、前記取付脚のベース板に、前記連絡管接続部を挿入させる連絡管接続部挿入穴を設け、前記弁体における前記連絡管接続部の突出始端面と前記工具係合部における前記舌状部との接触面とを同一高さに設定していることを特徴とする請求項2記載のバルブ装置。
  4. 前記取付脚における前記舌状部に、前記ユニオン部に向けて立設するユニオン部抜止めを設けていると共に、前記ユニオン部に、前記ユニオン部抜止めに係合して前記ユニオン部の前記弁体に対する軸方向変位を規制するユニオン部抜止め溝を設けていることを特徴とする請求項2又は3記載のバルブ装置。
  5. 前記弁体、前記取付脚、前記ユニオン部とは別体に、サービス作業用のバルブコアを内蔵するサービスポート部をさらに備え、前記取付脚における前記ベース板に、前記サービスポート部に向けて立設するサービスポート部抜止めを設けていると共に、前記サービスポート部に、前記サービスポート部抜止めに係合して前記サービスポート部の前記弁体に対する軸方向変位を規制するサービスポート部抜止め溝を設けていることを特徴とする請求項2又は3若しくは4記載のバルブ装置。
  6. 内部通路を開閉する弁棒を進退させる弁体と、この弁体の下部における左右両側に張り出す取付脚と、前記弁体の一側方に突出する機外配管接続部をもつユニオン部とを含み、これら弁体、取付脚、ユニオン部をそれぞれ別体に形成して一体化するバルブ装置の製造方法であって、
    前記ユニオン部に、前記機外配管接続部に機外配管を接続する際に工具を係合可能とする工具係合部を予め一体に設けていると共に、
    前記取付脚に、前記弁体の非円形面に接触して該弁体に対する前記取付脚の回転方向の位置を規制する第1位置規制部と、前記ユニオン部における前記工具係合部の一部に接触して前記ユニオン部の前記弁体に対する回転方向の位置を規制する第2位置規制部とを予め一体に設け、
    これら第1及び第2位置規制部による位置規制状態で、前記弁体、前記取付脚、前記ユニオン部を含む各部品を仮組みした後、炉中ロウ付けにより各部品間の接合部をロウ付けすることを特徴とするバルブ装置の製造方法。
  7. 前記弁体、取付脚、ユニオン部を含む各部品は、それぞれアルミ材料で形成していることを特徴する請求項6記載のバルブ装置の製造方法。
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